E・HERO フェザーマン(エレメンタルヒーロー)
通常モンスター
星3/風属性/戦士族/攻1000/守1000
風を操り空を舞う翼を持ったE・HERO。
天空からの一撃、フェザーブレイクで悪を裁く。
ステータスの低い通常モンスターであるため、単体では殆ど役に立たない。
このカードを融合素材として指定する融合モンスターやサポートカードは豊富に存在するので、それらを駆使した上で融合素材として扱うのが基本となる。
ただ、このカードを必要とする融合モンスターはどれも力不足が目立ち、それに伴ってこのカードを採用する価値も殆どないのが現状である。
とはいえ、このカードならではの利点が全くないということはなく、
フェザー・ショットや
フェザー・ウィンドといった専用サポートカードも存在するため、いっそのことこのカードに特化したデッキを作ってみるのもいいだろう。
通常モンスターのサポートカードに対応するというのも、
E・HERO エアーマンにはない強みである。
遊戯王デュエルモンスターズGXの主人公、遊城十代が使用する「E・HERO」の1体。
エドや覇王十代が使用したこともあるが、彼らの使うこのカードは全体的に暗い色調になっており、見た目が若干異なる。
初登場は第1話で行われた「十代vsクロノス」戦(1戦目)。
先攻1ターン目に守備表示で通常召喚されたものの、返しのターンに
古代の機械巨人の攻撃で破壊されてしまった。
その後はしばらく墓地にいたが、5ターン目に
戦士の生還によって回収され、
E・HERO フレイム・ウィングマンの融合素材になっている。
その後も十代が行ったデュエルの大半で登場しており、結果として作中で最も多く登場したモンスターカードになった。
融合素材になるだけの出番も多いものの、召喚・特殊召喚された回数も、先鋒で出ることの多い
スパークマン、1度のデュエルで何度も特殊召喚される
ネオス、便利なドロー効果を持つ
バブルマンに次ぐ4番手であり、こちらも中々多い。
攻撃名は「フェザー・ブレイク」。
初めて攻撃した時には左手にある鉤爪で敵を斬り裂いていたが、羽を飛ばす攻撃や突風を起こす攻撃がこう呼ばれることもあり、統一はされていない。
貧弱な攻撃力でありながら作中では頻繁に攻撃を行っており、フィニッシャーになったことも4回ある。(
デュース、
ヒーローフラッシュ!!、
ヒーロー・マスクの捉え方次第で回数は変わる)
他にも
フェザー・ショットの効果で怒涛の連続攻撃を行ったり
パワー・チャージャーの効果で攻撃力が4800まで上昇したりと、その活躍はとても下級モンスターとは思えない。
反面、守勢に回ると途端に活躍できなくなるモンスターであり、このカードを守るためにセットされた罠カード諸共あっさり破壊されてしまうこともしばしば。
サイバー・ドラゴンには丸焼きに、
ドローラーにはペチャンコに、
死者への手向けにはミイラにされ、
スチームジャイロイドの煙に咳き込んだり
D-HERO ドレッドガイの効果の巻き添えを食らったりと、碌な目に遭わないシーンも目立つ。
ダーク・カタパルターのコストになった時には、十代に手裏剣のように投げられたことで偽物の千年パズルに突き刺さってしまっていた。
このような扱いもあってか、視聴者からはギャグキャラとして見做されることもある。
特に「十代vsレイ」戦では、
恋する乙女に
魅了されフェミニズムに目覚めるというシュールなシーンが見られた。
恋する乙女の言うがままに十代を攻撃したり
スパークマンを同じ道に引きずりこもうとしたり
結婚したりとやりたい放題だったが、
姉御に
一喝されたことで目が覚め、最終的には
その姉御と交わっている。
ただ、それでも懲りていなかったようであり、後に彼は「十代vsタニヤ」戦でも
アマゾネスの聖戦士に
魅了され頬を赤く染めていた。
「恋に現を抜かすなんてヒーローにあるまじき行為」ではなかったのだろうか。
尤も、そういう俗な所も彼の魅力なのかもしれない。
ちなみに、「十代vsレイ」戦での担当声優は平野貴裕氏。
つまり、万丈目長作や
N・ブラック・パンサーと同じ声である。