第二次二次キャラ聖杯戦争@ ウィキ内検索 / 「そして、もう誰にも頼らないのか?」で検索した結果

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  • そして、もう誰にも頼らないのか?
    そして、もう誰にも頼らないのか? ◆IbPU6nWySo 『以上でニュースを終わります』 テレビから以上の言葉が流れいる中。 アサシンこと吉良吉影が何をしているのかと問えば、彼は昼食を作っていた。 まずは簡単なコンソメ風味を加えた、野菜と茹でたウインナーを入れたスープ。 シンプルで質素だが主食と共にいただくには申し分ない。 あまりはマスター・乙哉との夕食に使える。 主食となるのはサンドイッチだ。 様々な具材を入れて、たまごサンドや野菜サンドを作った。 これは生前、アサシンが通い詰めていた人気店にあったサンドイッチを再現したもの。 几帳面なアサシンはソースの味まで事細かに再現している。 本来ならばサンドイッチを片手に公園で食事を取りたかったのだ。 しかし、あのアーチャーの襲撃に警戒してアサシンの計画は崩壊してしまった。 黙々と行っていた作業を終え、アサ...
  • ◆IbPU6nWySo
    ...nWySo 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆IbPU6nWySo 111 シュレディンガーの性別 真玉橋孝一&セイバーアサシン(ベルク・カッツェ) B-5/住宅街B-5 夕方 ◆IbPU6nWySo 115 俺はお前で、私はあなた ジナコ・カリギリアレクサンド・アンデルセン&ランサー電人HAL&アサシン B-10/住宅街のはずれC-6/錯刃大学・春川研究室 夕方 ◆IbPU6nWySo 123 現実なのに夢のよう ジョンス・リー&アーチャー D-9 夜間 ◆IbPU6nWySo 132 名探偵れんちょん/迷宮の聖杯戦争 ホシノ・ルリ&ライダー宮内れんげ B-9/喫茶店 夜間 ◆IbPU6nWySo 152 命蓮寺肝試しツアー 聖白蓮&セイバー武智乙哉&吉良...
  • 暁美ほむら
    ...utBfo 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆IbPU6nWySo 114 days/bugs disillusiondays/knights of holy lancedays/best friend 暁美ほむら&キャスターミカサ・アッカーマン&ランサーキャスター(シアン・シンジョーネ)シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスター言峰綺礼&セイバー武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園C-4/街中(東) 夕方 ◆Ee.E0P6Y2U
  • 暁美ほむら(叛逆の物語)
    ...utBfo 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆IbPU6nWySo 114 days/bugs disillusiondays/knights of holy lancedays/best friend 暁美ほむら&キャスターミカサ・アッカーマン&ランサーキャスター(シアン・シンジョーネ)シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスター言峰綺礼&セイバー武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園C-4/街中(東) 夕方 ◆Ee.E0P6Y2U
  • 武智乙哉
    ...utBfo 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆IbPU6nWySo 095 吉良吉影/武智乙哉は動かない 武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆QyqHxdxfPY 114 days/bugs disillusiondays/knights of holy lancedays/best friend 暁美ほむら&キャスターミカサ・アッカーマン&ランサーキャスター(シアン・シンジョーネ)シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスター言峰綺礼&セイバー武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園C-4/街中(東) 夕方 ◆Ee.E0P6Y2U
  • さ行の用語
    ...フーリン 081[そして、もう誰にも頼らないのか?]吉良吉影 082[最初の使者]少佐(ホットドッグ) 58人中11人。実に、参加者の約2割がサンドイッチを食べている。 なお、サーヴァントは食事を必要としないことを改めて追記しておく。 【セイバー】 『剣士』のクラス。参戦数は三体。 高いステータスと対魔力が保証されることから最優のクラスと呼ばれる。聖杯戦争の花形サーヴァント。 その能力値からどんな状況にも対応できる万能さがウリとされている。 初代セイバーであり今や型月一のドル箱アイドルのアルトリアの原作での(諸々の制約による)苦戦続きから一時最優の称号が疑問視されていたが、他セイバーの数が増えるにつれその評価も改められ、相対的にアルトリアさんの名誉も守られるに至っている。 今回選ばれた三体のセイバーもいずれも劣らぬ強力な英霊で、現実での知名度も相応のもの...
  • SSタイトル元ネタ
    ...風タイトル 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 東方紅魔郷Exボスフランドール・スカーレットのスペルカード。そして誰も居なくなるのか? 082 最初の使者 新世紀エヴァンゲリオンサブタイトル。最後のシ者 083 end of hypnosis 「Standing for Defend You」 漫画「BLEACH」のサブタイトル「end of hypnosis」「BLEACH」阿散井恋次のキャラソン「Standing to defend you」 088 ヒーローズ・オン・ザ・マッポー・ワールド ニンジャスレイヤー風タイトル 089 バカばっか 「機動戦艦ナデシコ」の登場人物、ホシノ・ルリの口癖 090 健全ロボダイミダラー 第X話 悲劇! 生徒会副会長の真実! 健全ロボダイミダラー風タイトル 091 ひとりぼっち ジナコ=カリギリの二つ目のSG(シークレットガーデン)。ひとり...
  • 対話(物理)
    ...達 投下順 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 079 第一回定時通達 時系列順 081 そして、もう誰にも頼らないのか? BACK 登場キャラ:追跡表 NEXT 072 Devil Flamingo 聖白蓮&セイバー(勇者ロト) 104 殺人考察(前兆) 066 テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって ジョンス・リー&アーチャー(アーカード) 106 闘争弓兵クロニクル ▲上へ
  • 最初の使者
    ... NEXT 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 投下順 083 end of hypnosis 「Standing for Defend You」 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 時系列順 083 end of hypnosis 「Standing for Defend You」 BACK 登場キャラ:追跡表 NEXT 070 ソラの政治家達 本田・正純 090 健全ロボダイミダラー 第X話 悲劇! 生徒会副会長の真実! ライダー(少佐) 109 ライク・トイ・ソルジャーズ シャア・アズナブル&アーチャー(雷) ▲上へ
  • 【051~100】
    ...9RMfA 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆IbPU6nWySo 082 最初の使者 本多・正純&ライダーシャア・アズナブル&アーチャー C-3/月海原学園C-6/シャアの後援会が行われるホテルの一室C-5/シャアの支援事務所 午後 ◆OSPfO9RMfA 083 end of hypnosis 「Standing for Defend You」 ホシノ・ルリ&ライダー美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/住宅街(とあるビルの屋上) 午後 ◆DpgFZhamPE 084 信じる テンカワ・アキト&バーサーカー東風谷早苗&アーチャー D-9/廃教会周辺 午後 ◆holyBRftF6 085 シオン・エルトナムと純血のロード シオン・エルトナム・アトラ...
  • 吉良吉影
    ...mo9LE 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆IbPU6nWySo 095 吉良吉影/武智乙哉は動かない 武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆QyqHxdxfPY 104 殺人考察(前兆) アサシン(吉良吉影)聖白蓮&セイバー C-4/街中(東)C-4/街中(中央) 夕方 ◆DpgFZhamPE 114 days/bugs disillusiondays/knights of holy lancedays/best friend 暁美ほむら&キャスターミカサ・アッカーマン&ランサーキャスター(シアン・シンジョーネ)シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャス...
  • 鋏とおさげ
    ...の物語)) 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 033 新しい朝が来た、戦争の朝だ 武智乙哉 アサシン(吉良吉影) 061 戦場に立つ英雄/台所という名の戦場 ▲上へ
  • 吉良吉影/武智乙哉は動かない
    ... NEXT 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 武智乙哉 114-c days/best friend アサシン(吉良吉影) 104 殺人考察(前兆) ▲上へ
  • 暁美ほむら・キャスター
    暁美ほむら・キャスター ◆holyBRftF6 「まだだめよ」  少女は世界を見つめている。書き換えられた世界。理を破損させた世界。 「まだだめよ」  少女は少女を見つめている。本当の姿を取り戻さないように。理へ立ち戻らないように。 「まだだめよ」  少女は月を見つめている。彼女の世界にはない月。理をも書き換えられる月。 「――――見つけた」  ■ ■ 「……あの夢、なんだったのかな」  私は朝に見た夢を思い返しながら、学校の廊下を歩いていた。  まだだめよという声の中、木の上で何かを見つめている。そんなよくわからない夢だった。  ぼんやりと考え込んでいたせいでずり落ちそうになった眼鏡を慌てて支える。  今日は私が初めて学校に行く日だ。不安はある。でもきっと大丈夫。私はもう変わった――何に?――んだから。...
  • そして夜が来る
    そして夜が来る ◆tHX1a.clL.   ◇◇◇†◇◇◇   踊るように軽やかに。   刻むように鮮やかに。   楽しげに、道を跳ねるヒールの音。   奏でる音色は昼の高い空に響き渡り、帰宅途中の学生の、買い物途中の主婦の、追い込みに入ったサラリーマンの間をすり抜けていく。   愉快な音色。喜色の音色。誰にも聞こえぬ嘲りの音色。   音色が止まる。   電気店のショーウィンドウの前で止まる。   ショーウィンドウの向こう側、客引き用のテレビで流れているのは新都の怪事件。   狂った女が狂った笑顔で狂ったことを叫ぶ映像。   音色の奏者はその映像を見て、大いに笑った。笑いながら囃し立てた。 「wwwwwwwwwwwwwね、見て、見て見てwwwwwwwwジナコさんめっちゃニュースになっとるぅwwwwwww  怖いでェすねぇwwwwwwwww...
  • 戦場に立つ英雄/台所という名の戦場
    ...吉良吉影) 081 そして、もう誰にも頼らないのか? ▲上へ
  • 久世響希・キャスター
    「思い、出したんだ」 夜の街、眠らない都会の喧騒は輝く月すら沈むほど。 チカチカと灯るネオンサインは下品で、路上には汚らしい塵が散らかっている。 馬鹿みたいに笑う声がする。その一方で、暴力的な響きを籠った怒号がどこかで聞こえる。 厭な臭いのする街。 そこに一人の少年がいた。 パーカーを羽織った癖毛の少年だ。歩く度にマフラーがゆらりと舞い、フードにはうさぎを思わせる飾りがある。身にまとった服は嘘みたいに白かった。 僅かに顔を俯かせ、彼は歩を進める。 すれ違う人々はどこまで能天気で、馬鹿みたいで、来る明日をただただ貪っている。 そんな人ごみにあって、彼は思い出していた。 人々の日常はどこまでも愚かで、でも――だからこそ取り戻さなくてはならない、と。 欲したのは、やり直しだと。 「僕は生き残った。生き残ろうとしていた。  あの……人類最後の七日間...
  • days/bugs disillusion
    ... NEXT 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター(暁美ほむら(叛逆の物語)) 114-b days/knights of holy lance 094 蟲のキャスターは餌を撒く ミカサ・アッカーマン&ランサー(セルベリア・ブレス) キャスター(シアン・シンジョーネ) ▲上へ
  • 『憎悪の魔王』/『敗者の王』
    『憎悪の魔王』/『敗者の王』 ◆OSPfO9RMfA  尼公聖白蓮との会合により、言峰綺礼の心は揺さぶられていた。  神父である彼は、神の教えに帰依し、神の教えを信仰している。  だが、その教えを『素晴らしい』と感じたことはない。  あの会合で、聖は仏の教えを説いた。  『人と魔を分かつことなく同じ輪の中に住まわす』  それは、神父の立場を考えないとすれば、おそらく素晴らしい事なのだろう。  素晴らしい事なのだろう。  素晴らしい事に違いない。  素晴らしい事のはずである。  なのに、綺礼の心に響かない。  ――神の教えにも、仏の教えにも、私の感性は同調しないというのか。  綺礼の感性はよほどの天の邪鬼なのか。頑なに拒絶するその様は、己が異端者であることを強く自覚させる。 『キレイ、300m先に強い憎悪が存在...
  • 裁定する者、裁定しなければならない者
    裁定する者、裁定しなければならない者 ◆OSPfO9RMfA 「ところでカレン、通達はどのようにするのですか?」  教会に着いたルーラー、ジャンヌ・ダルクは監督役のカレン・オルテンシアに問いかける。  正午の通達に関しては、ジャンヌに知らされていなかった。 「正午になれば、『方舟』により自動的にマスターは残生存数を知った状態になります」 「知った状態?」 「えぇ、“知った”状態です」  オウム返しをするジャンヌ・ダルクに、カレンはオウム返しで返す。 「記憶を取り戻したときに聖杯戦争のルールを知っていたのと同じように、正午になった瞬間に、現在の残生存数をマスターが“知った”ことになります。“知る”訳では無いので、その時に気を失っていようが、寝ていようが問題はありません。起きたときに思い出すことが出来ます」 「なるほど」 「ちなみに、残生存数はマ...
  • 狂い咲く人間の証明(後編)
    狂い咲く人間の証明(後編) ◆WRYYYsmO4Y  ◇◇◇  遠くからでも伝わってくる殺気が、急激に縮まっていく。  闘いは終わったのだと、アンデルセンは直感で理解した。  どちらが勝ったにせよ、勝者の姿をこの目で確かめる必要がある。  二人の決着がついた以上、最早この場に留まる理由はない。  踵を返し、戦場跡へと向かおうとするアンデルセン。  そんな彼の脚に、あの男の声が掴みかかった。 「……待て、よ」  ジョンス・リーの、掠れた声だった。  声の方向に目を向ければ、倒れ伏した彼の姿を認知できる。  つい先程まで、この男は地面に突っ伏したままだった。  何故彼が斃れているか。理由は簡単、魔力の過剰消費である。  アーカードが発動した死の河は、発動に膨大な魔力を必要としている。  たかだか令呪一画を使った程度では、その量は...
  • 【1日目】
    ...9RMfA 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) ◆IbPU6nWySo 082 最初の使者 本多・正純&ライダーシャア・アズナブル&アーチャー C-3/月海原学園C-6/シャアの後援会が行われるホテルの一室C-5/シャアの支援事務所 ◆OSPfO9RMfA 083 end of hypnosis 「Standing for Defend You」 ホシノ・ルリ&ライダー美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/住宅街(とあるビルの屋上) ◆DpgFZhamPE 084 信じる テンカワ・アキト&バーサーカー東風谷早苗&アーチャー D-9/廃教会周辺 ◆holyBRftF6 085 シオン・エルトナムと純血のロード シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーケイネス...
  • ルイズ&ランサー
     サモン・サーヴァントの呪文を唱えたら、自分の手にルーンが刻まれていた。  何が起きてるのか解らない。 「あたし、レジーナ!ランサーよ。マスターの名前は?」  いや、本当は解っている。  聖杯戦争の事も、目の前の少女が自らのサーヴァントだという事も、何故か知識にある。 「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ……」 「長い名前~」  夜空を見上げる。 「月が一つ足りないじゃない」 「あっ、違う世界からきたのね!トランプ王国って知ってる?」 「知らないわよ」 「そう。それで、ルイズの願いは何?」 「え……」 「あるんでしょ?」 「ある、けど……」 「なら、優勝目指して頑張るのよっ!」  優勝の言葉に、体が震えた。 「だっ、駄目よ!人を殺すなんて!」 「じゃあ、優勝は止めね」 「へ……?」  何を言ってる...
  • 狂い咲く人間の証明(前編)
    狂い咲く人間の証明(前編) ◆WRYYYsmO4Y  吸血鬼は思い出していた。自分がかつて見た夢を。  自分が敗北する夢だった。それは過去の焼き直しであった。  ヘルシング教授とその仲間達に、己が心臓を杭で穿たれる夢。  人間によって化物が打倒された、遥か遠きあの日の記憶。  彼等はただの人間にも関わらず、死の河を乗り越えてみせた。  彼等は肉体を変化させず、力持ちという訳でも無ければ、魔法使いでもない。  だが、それでも彼等は、アーカードという怪物を打ち倒したのだ。  アーカードは思う。人間とはなんと強い生命なのだ、と。  強くないのであれば、自分の様な怪物を滅ぼせる訳が無い。  まさしく彼等こそ、化物を打倒するに相応しい存在なのだろう。  人間である事に耐えられなかった、弱い化物を滅ぼす者達なのだろう。  これからアーカードが出会...
  • 門矢士&セイバー
    門矢士&セイバー ◆LuuKRM2PEg  世界の破壊者、ディケイド。  いくつもの世界を巡り、その瞳は何を見る。 「聖杯戦争……か」  門矢士は呟いた。  その手元には『ゴフェルの木片』が握られている。  旅の途中で訪れたとある世界で、たまたま見つけた謎のアイテムを手に取ったら……いつの間にか、この世界に流れ着いていた。  どうやら、ここは戦いの世界らしい。ライダー大戦のように、各々が生き残りを賭けたバトルロワイアルをやるようだ。  もしかしたら、また世界の崩壊が始まっているのかと思ったが、どうやらそういう訳でもない。世界ではなく、自分の願いを叶える為に戦うようだ。 「それにしても、まさかまたお前と出会うとはな。シンケンレッド……いや、志葉丈瑠」  士の前に立っているのは、かつて訪れた『シンケンジャーの世界』で出会った侍戦隊の一人。  外...
  • うまくはいかない『聖杯戦争』
    うまくはいかない『聖杯戦争』 ◆Ee.E0P6Y2U 君らしく 愛らしく 笑ってよ ◇ 月明かりが妙に明るく、不気味なものに感じられた。 住宅街は、しん、と静まり返っていた。零時を回り街行く人は誰もおらず、静寂が道に漂っている。 灰色の壁がひんやりと冷たい。アキトはコンクリートに寄り掛かりながら息を吸い、吐いた。熱を持った身体が幾分か冷えた気がした。 昼間はなんてことのない風景も、夜になれば違う顔を見せるものだった。 蜘蛛の巣のように張り巡らされた電線。すすり泣くような虫の声がどこからともなく聞こえてくる。 街の狭間を縫うように伸びた道は途切れることなく、どこまでも続いていた。辺りに並ぶ民家の列はどれも同じぬっぺりとした外観に見える…… 夜の街は闇の濃淡にしか見えない。不気味な月明かりもまた、闇の一部なのだ。 そんな街に、不...
  • 角笛(届かず)
    角笛(届かず) ◆ysja5Nyqn6  世界は広いが  世間は狭い  配点(偶然、必然、運命)   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      01/ 聖杯問答(門前払い)  バスを乗り継ぎ、新都から深山町へと移動する。  目指す場所はエリア【D-5】の一角――裁定者たちが拠点とする、もう一つの教会だ。  そこにいるはずのルーラー達に、東風谷早苗は聖杯の是非を問おうとしていた。  そんなマスターの隣に座りながら、アーチャーのサーヴァント、アシタカは窓の外を眺めていた。  その理由は二つ。  一つは警戒のため。そしてもう一つは、今自分たちが乗っているバスについて考えていたからだ。  このバスという乗り物は、移動手段としては非常に優秀だ。  一度に十人以上の人間が乗車でき、移動時の振動も少なく、その速度も速い。そして何より疲れ知らずだ。 ...
  • 話【こうしょうのじかん】
     ああ、楽しい。とても楽しい。  闘争だよ、考えてもみたまえ、君。 配点(戦争・平和)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【1】  交渉をする際にまず必要なものは、言い分を聞かせる為の土壌だ。  相手がこちらと同じ土俵に建つ事で、初めて交渉というものは成立する。  逆に言ってしまえば、相手に聞く気が無いのなら、それは交渉以前の問題という事で。 (五分五分、だよなぁ)  五分五分とは、相手が交渉に応じる確率を指している。  アーカードとアンデルセンの事は、既にライダーから聞き及んでいる。  片や闘争の狗、片や狂信者。どちらも人の話を聞かない暴れ馬だ、と。  もし彼等がそっぽを向いて飛び去ってしまえば、この交渉は失敗に終わる。  まだ本題にさえ入っていないというのに、膝を付く羽目になってしまうのだ。  正純としては、そればっかりは何として...
  • このそうびは のろわれていて はずせない! ▽
    このそうびは のろわれていて はずせない! ▽ ◆EAUCq9p8Q. 「そうですか」   聖白蓮が目を覚ますと、そこはすでに街中ではなく命蓮寺の聖白蓮の私室だった。   体中に鈍い痛みが走っている。   気がついたら布団の中で眠っていた。   そして、思い出せる限りでの最後の記憶は、ジョンス・リーの後ろ姿。 「では、やはり私は負けたのですね」   >はい   いいえ   街中で無様に敗北し気絶。   それからずっとロトの世話になり、なんとか命蓮寺に帰ってきたということだろう。   説明されなくても、それくらいならだいたい想像が付く。 「……まず最初に謝らせてください。不甲斐ない姿を見せてしまって申し訳ありませんでした」   はい   >いいえ   深々と首を垂れる白蓮に、セイバーはそっけなくそう返す。 ...
  • 忍【ころすべきもの】
    忍【ころすべきもの】◆WRYYYsmO4Y ◆◆◆◆◆◆  禍津冬木市。  青い筈の空は赤黒く、活気づく筈の街には瓦礫が散乱する。  そしてこの空間には、本来の冬木に無数にある"命"が欠如していた。  虚無的な廃墟の街は、見た者に人類滅亡後の世界を彷彿とさせる。  そんな街の中を、韋駄天の如く駆け抜ける主従がいた。  忍殺のメンポを被ったアサシンと、そのマスターたる足立透である。  二人はどういう偶然か、この謎めいた空間に飛び込んでいたのであった。  彼等が探しているのは、この街からへの脱出手段である。  この怪しげな空間では、何が起こるのか皆目見当もつかない。  最悪、この街に足を踏み入れた事自体が、聖杯戦争のルール違反になりかねないのだ。  もしそうであれば、どんな罰が下されるか分かったものではなかった。  そ...
  • ひとりぼっち
    ひとりぼっち ◆tHX1a.clL.   鉄パイプを持って暴れる女の姿をスコープ越しに追いかける。   ぼさぼさの髪を振り乱し、片手に構えた鉄パイプを振り回す女。   右手には赤黒い痣が刻まれている。   凶行を繰り返す女の姿が消え、別の場所に現れては再び凶行を起こす。   スコープは彼女の姿を見失わない。   まるで未来予測のような精度で『瞬間移動』を行う女を追い続ける。   彼女が天を仰ぎ『メシウマ』という意味の分からない言葉を発したその瞬間。   利き手の人差し指に力が篭る。   ゆっくりと、ゆっくりと、引き絞り。   深い深い呼吸音。   そして視界が、黒に染まる。   人差し指で器用に蓋を閉じた単眼鏡をしまい、深く息を吐く。   撃てば当たる。確実に。   頭だろうと、右腕の礼呪だろうと、鉄パイ...
  • 吉良吉影&バーサーカー
    吉良吉影&バーサーカー 「どうして、わたしが“こんな目”に遭わなくちゃあいけないんだっ!?」 男は複雑に曲がりくねった路地の中を走っていた。床の金網を踏む度にガシャンガシャンと耳障りな音が響く。 目に映るのは何もかもが錆びついた真っ赤な世界だ。壁も床も錆びて朽ち、得体の知れない滲みが不規則に蠢いている。 気味が悪いだなんて一言では言い表せないほどに奇妙で酷く精神が不安になる世界だった。 「『聖杯戦争』、いいだろうッ。それは理解したッ! だが、これはどういうことなんだ……っ!」 男は追われていた。不気味な正体不明に。 この奇妙な光景だって少し前は違った。聖杯戦争に参加していると“気づく前まで”は、男は普通の日常の中にいたのだ。 日がな街中をテキトーに歩き回って風景を何時間も見続けたり、どこかから漏れ聞こえてくる音楽に耳を傾けるだけという生活ではあったが、...
  • 俺とお前はよく似てる/少年よ我に帰れ
    俺とお前はよく似てる/少年よ我に帰れ  ◆EAUCq9p8Q. 「今すぐ乳を揉ませろ!!!!! セイバァァァァ――――――!!!!!」   夕闇に染まっていく街に、そんな声が木霊した。   B-5地区、賃貸マンションの上で遠く、B-4地区高級マンションのある辺り眺めていた男も勿論、その声を聞いた。   そして、不安にかられて一気に飛び退る。   階段と自身の間に割りこませないよう、自身の背中を取られぬよう。   一気に逃げられればどれだけ良かったか。男は少し歯噛みした。   退路を潰されなかっただけ、運がよしと取るべきだろうか。   逃げるよりも早く、『それ』は現れた。   ピンク色のオーラを身にまとい、怒気を感じさせる表情をした青年。   ヤクザことアサシン、ゴルゴ13は初めて自身のマスター以外のマスターと敵対する。   青年、真玉橋孝一...
  • 早乙女正美&バーサーカー
    早乙女正美 バーサーカー 「これは、本来ならばあり得ない、潰えるしかない可能性――」 ……アンジェリカケージ、ジャイロサイブレータ、あるいは何処でもない領域の、その狭間に少女が漂っている。 どこまでも穏やかで、自然で、透き通っていて――。 そして、四月に降る雪のように、積もることなく溶けていくしかない“儚さ”が、少女にはあった。 「けれど、どんなにささやかで、限りなく叶う事のないような夢であっても、いつの日か“突破”できると信じている――」 「錆びた屑でも本物になる――想像力〈イマジネーション〉さえあれば」 「彼は――あのやり方で“突破”する事ができるのかしら、ね……」      1. 月海原学園一年D組の早乙女正美が“それ”に気が付いたのは、放課後の掃除が終わって教室から出た、丁度その時の事である。 (む……) それは“...
  • 戦争考察
    戦争考察 ◆F3/75Tw8mw (……嫌……嘘……) 潜り込んだ布団の中。 震えの止まらぬ手で頭を押さえながら、ジナコは脳内に反響するルーラーの『声』を必死に消そうとしていた。 全ての参加者へと齎される、管理者からの放送。 それは有益な情報に他ならず、事実その内容から次の行動方針を打ち立てた主従も大勢いる。 しかし……ジナコにとってそれは、決して有益では非ず。 もはや極限状態にあるその精神に更なる傷をつける、残酷な追い討ちにしかならなかった。 (27組……それだけの相手が……アタシを、殺しに……!) この聖杯戦争には、28組……自身を除き27組の主従が参加していると言う。 即ち……それだけの数が、自身の脱落を願っている。 命を奪おうと、殺そうとして行動しているという事実だ。 他にもルーラーから齎された情報はあるのだが、それらは彼女...
  • 遠坂時臣&ライダー
    つらつらと景色が流れていく。 夜の街。煌めくネオン、若い女の嬌声、若い男の怒鳴り声、すえた臭い。 優雅とは程遠い、まさしく混沌と評する以外にない光景が、目の前をスクロールしていく。 「……で、答えは出たか?」 問いを投げかけられる。 その主は、斜め前に座ってハンドルを握っている男。 何の因果か自分は今、機械文明の手先たるこの鉄の箱に乗って走っているのだ。 聖杯戦争御三家の一角である遠坂家、その当主であるこの遠坂時臣が。 「悩むのは構わんが、目的のないドライブにそう長くは付き合えん。  やるならやる、やらないならやらない。ここらではっきりさせろ」 時折りハンドルを切り、信号に止まり、法定速度を決して違反しようとしないこの男。 見た目はいかにもなタクシードライバーだが、これでもれっきとしたサーヴァントなのだ。 ライダー。それが今回の、時臣のサーヴ...
  • 善悪アポトーシス
    善悪アポトーシス ◆y0PHxpnZqw テンカワ・アキトは春紀との会話の後、少しの休憩を経て外に出た。 聖杯戦争が始まった現状、これから先に余裕が生まれるかはわからない。 否、この一日が最後となり、安寧とした時間はもう訪れない可能性は高い。 故に、時間が空いている今、やるべきことを済ましておく必要があったのだ。 この手を血で染める前に、後戻りを許さぬ状況を作り出す。 聖杯を手にし、恒久の願望を叶える為にも、アキトは進む。 ――今はまだ、雌伏の時だ。機が熟すまで、慌てるな。 そして、彼は戦闘時に纏う黒衣ではない普段着を着て、バイクに跨った。 食堂の出前に使っていたのか、駐車場に停められていたものだ。 自分が所有しているものであるので、遠慮なく使うことができる。 ……できれば、来たくなかったんだがな。 バイクを飛ばし、寂れた街道を駆け抜け、辿...
  • 覚醒するのが一人とは限らない
    覚醒するのが一人とは限らない ◆qB2O9LoFeA 燃え盛る家の中、その少女は助けを求めていた。 炎は彼女の行く手を阻むように悪意を持って迫り、またその足は倒壊した建物に挟まれ身動きはとれない。 くわえて、その胸は焼けつくように痛み頭は割れるように痛んで思考を邪魔する。 それでも、否、それだからこそ少女は生きるための道を見つけた。部屋に赤々と火事によるものではない光が満ち、絶体絶命のこの状況をひっくり返すヒーローを呼び寄せる。 そして、そのヒーローが目の前に現れたとき。 「――さん!こっちです!」 思いもよらない他のマスターとサーヴァントの接近を招いた。 「具合はどうだ?マスター。」 「‥‥いいわけないでしょ。」 冬木市にある某病院。そこにアサシンのマスターである九重凛は入院していた。 所々に火傷があるがいずれも軽く、足...
  • リップル&アーチャー
                      輝 く も の は                    星 さ え も                   貴 き も の は                     命 す ら                    森 羅 万 象                  た ち ま ち 盗 む                   王 ド ロ ボ ウ 「思い出し、た……」 あまりにも唐突に細波華乃がマスターとしての産声を上げた時、 彼女と昼食を共にしていた彼女の友人は、突然に変質した華乃の雰囲気に戸惑い、何を――とだけ聞いた。 華乃からの返事はない、ただ哀しそうな目で友人を一瞥し、 「ごめん、早退するね」 とだけ言って、足早に教室から出ようとする。 「待って、華乃」 何を、言おう――そう考えるより先に彼女の口は...
  • 籠を出た鳥の行方は?
    籠を出た鳥の行方は? ◆QyqHxdxfPY 『春紀ちゃん?』 『もしもし。皆、元気か?』 過去の記憶が脳裏に蘇る。 そこにいたのは、家族に電話を掛ける自分だ。 一番上の妹の声がスピーカー越しに耳に入ってくる。 『姉ちゃんいないからみんな寂しいだろ?なんちゃって』 そんな風に軽く戯けてみる。 直後にスピーカーから聞こえてきたのは弟や妹達の賑やかな声。 『おーい!』 『姉ちゃん、学校楽しい?』 『はーちゃん!はーちゃん!』 『オレもしゃべりたい!』 電話相手に気付いて皆すぐさま飛びついてきたらしい。 スピーカー越しに姉ちゃん、姉ちゃんと何度も元気な声が聞こえてくる。 元気そうな家族の様子が解っただけで、自然と口元が綻んでしまう。 『はは、うるせーよ。おまえら落ち着けって』 憎まれ口を叩きつつも、満更...
  • 会談場の決意者
    君は 刻の涙を見る 配点(人の心の光) ――――――――――  本日の最後の授業は、特に問題もなく終わった。  最初は武蔵アリアダスト教導院とは勝手の違う授業に戸惑いもしたが、思いの他すんなりと慣れる事ができた。  それは正純本人の適応力もあるかもしれないが、それよりも『日常』の中で覚醒を待っていたあの予選期間、その記憶によるものが大きい。  ……もしかするとあの予選期間は、この聖杯戦争における日常生活に慣れさせるためにもあるのか?  自分のようにこの世界の常識からは遠く離れた世界に住む人間を呼び出しても、どうしても齟齬が生じる。  同じ時代の人間であったとしても、住む地域の違いなどでやはり生活の違いは現れるだろう。  そこで記憶を奪い、この世界の人間としての生活を経験させることで異世界の常識を頭の中に刷り込む。  推理としては筋は通っている、と考え...
  • 七原秋也&キャスター
     その時、少年は十五歳だった。  十五歳。  まだ音楽や、スポーツや、勉強や、友人とのたわいない会話が世界の全てで、  そうであることを許されるはずの年頃だった。  少年には幼い頃から共に育った親友がいた。  共に学園生活を送ってきた、心許せる級友達がいた。  彼自身は知らなかったけれど、自分へと想いを寄せている異性だっていた。  あまり付き合いがない連中だって、掛け替えのない存在には違いがなかった。  だけど。  そんな生活は、たった一日で、何もかもぶち壊しにされた。  あの日、バスに充満したガスの中で遠のいていったのは彼の意識であり、日常だった。  そして離れていったものは、もう二度と戻っては来なかった。  ――戦闘実験第六十八番プログラム、通称『プログラム』。  少年――『七原秋也』の全てを奪い去った悪...
  • 体調管理には注意しよう
    体調管理には注意しよう ◆k7RtnnRnf2      01/ 選択……そして帰還 『へえ、今から帰っちゃうんだ?』 「そうだ。万全とは言えない今の状態では、聖杯戦争に勝てるとは限らない」 『マスターってそんなに消耗してたっけ?』 「…………君が私にしたことを忘れたのか? 忘れたとは言わせないぞ」 『ああ……そういえば、色々と気持ちよくなってたわよね。ごめんなさい!』 「ごめんなさい、の一言で済ませる気なのか? 君が……!」 『わかってるよ! 今度からはもうちょっと気を付けるわ……きっと』  ライダーとして召喚されたサーヴァント・鏡子は、マスターである狭間偉出夫の決定に頷く。  彼の選択は、一旦拠点に戻ることだった。理由は単純。明日に向けて体力を回復する事に努めることが、現状では最適の判断だから……らしい。  狭間が体力を消耗した理由に心当たりが...
  • オルテガ&アサシン
    オルテガ&アサシン ◆5FR2vTtitI それは夕食時を少しばかり過ぎた時間帯の話。 薄暗い路地にて、物陰に隠れた一人の男が気配を絶っていた。 目深に被られたキャップの奥に光る目は、猛禽類のように鋭い。 ネックウォーマーによって隠された口がどうなっているのかは傍目には分からないが、きっと真剣に噤んでいることだろう。 当然だ。彼は今、目と鼻の先にいる相手をどう仕留めるべきかと考えている最中なのだから。 故にニヤニヤと笑っている暇など無いに等しいのだ。というか、そもそも彼はそんな性格ではない。 彼の名はエイデン・ピアース。 アサシンのサーヴァントである。 『おい、見つけたのか? どうだ? 殺せそうか?』 『見つけました。マスター……ですが、相手は子どもです』 『子どもぉ? マスターがぁ?』 『はい……サーヴァントは出払っているようですが……』 ...
  • 俺とお前はよく似てる/アリアドネの幸運
    俺とお前はよく似てる/アリアドネの幸運  ◆EAUCq9p8Q.      ◎   マンションの一室で耳をそばだてる。   「最高だ」という叫び声、続き爆音。   手榴弾が爆発した。無効化されず、爆発を完了した。 (……ならば、追ってこない、か)   もしも手榴弾を何らかの方法で無効化されたなら、確実に追ってくるだろうと思っていた。   奇襲・強襲を行って追撃を行わずに逃げる相手。   手の内の二つを晒して逃げる相手。   傍目に見れば言うまでもなく『手詰まりで引き分けに持ち込もうとする弱者』だ。   三騎士が一・セイバーとあの超人的な身体能力のマスターなら追わない理由がない。   そのため、いくつかの手は打っておいた。   まず弾倉に残った一発の弾丸で階段に続く扉をひしゃげさせ、開閉を多少困難にした。   サーヴァントなら霊体化で通過で...
  • 弓塚さつき・バーサーカー
    弓塚さつき・バーサーカー ◆holyBRftF6 「……ここまで、なんだな」  ベッドの上で、男は呟いた。  男は老人であり、英雄であり、忍者であった。  死にゆく男に悔いはない。その死は天寿をまっとうする大往生だ。  人生も満ち足りたものだった。  醜悪な野望の元、数多の可能性を奪ってきた男を好敵手との連携で討ち果たし。  諸悪の根源たる邪神と対峙する魔を断つ剣を助け。  世界を閉じる神にさえも、若き仕事人と共に抗った。  これらを成し遂げた上で人生を悔いることなど、できるはずがない。 「どうせ、みんなとは……また会えるんだからな……  話せなくなるのは、ちょっと……残念だけどよ」  いや――悔いはあるのかもしれない。  だが、死してなお男にはやる事がある。そして、その役割に不満はない。  魂を機械に宿らせ、自らの可能性を受け継がせ無くては...
  • diverging point
    diverging point ◆ysja5Nyqn6      01/ 予想外の遭遇  ―――自分なりに、急いで走ってきたつもりだったが、     どうやら、遅刻は確定したらしい―――。  時刻は八時半ば……ごく一般的な、SHR(ショートホームルーム)開始時間。  酸素を求めて喘ぐ息と、激しく跳ねまわる心臓をどうにか宥めながら、岸波白野は現在の状況にそう諦めた。  なぜなら目の前には、鮮血のように紅い髪を靡かせる少女――ランサーの白い背中があり、  その向こうには、しなやかに引き締まった肉体を青い戦装束に包んだ男――ランサーの姿があったからだ。       †  アーチャーと思われるサーヴァントの狙撃を振り切ってから、岸波白野はそのまま学校への道を急いでいた。  理由は主に三つ。  一つ目は、学生ならば学校に行くべきだ、という、NP...
  • カイロスの前髪は掴むべきか?
    カイロスの前髪は掴むべきか? ◆7DVSWG.5BE 夕焼けで赤く染め上げられていた校舎の色が薄くなり始めた夕暮れ時。 普段であれば吹奏楽部の演奏、運動部の掛け声で学校周辺はある程度賑やかだ。 しかしそれらは聞こえない。 耳をすませば代わりに集団下校をする生徒達の話し声が聞こえる。 「しかし爆発って化学室かどこかで何か実験でもしてたのかよ。なんかマンガみたいだな」 「でも爆発したのは中等部の3-Dの教室らしいぜ」 「マジかよ。じゃあテロか何か?それってヤバくね」 「でもここまで大事になったから二三日は休校かもよ?」 「そうなったらいいけどな」 紫髪の女性はすれ違った男子生徒ふたりの雑談に聞き耳を立てるが特に有益な情報を含んでいるわけでもないので、二人の会話を聞くのはやめ下校する別の生徒へ観察の意識を向ける。 視覚で、聴覚で、嗅覚で、それらを総動員させる。...
  • 伝説を呼ぶマジカル聖杯戦争!
    伝説を呼ぶマジカル聖杯戦争!◆IbPU6nWySo 「しんのすけ!こっちこっち」 集まっていた『かすかべ防衛隊』の風間トオル、ネネ、マサオ、ボーちゃん。 トオルがしんのすけに気づき声をかけたことで、残りのネネたちもしんのすけに振り返る。 彼らはしんのすけの知る『かすかべ防衛隊』のメンバーを模したNPCに過ぎない。 しかし、しんのすけは違和感すら覚えず、いつも通りに接している。 「どうしたの?皆、集まってぇ~」 ボーちゃんが途切れ途切れの口調で話す。 「今日、あった火事。家から見えた」 「カジ?」 「しんのすけはニュース見てないのか?倉庫で原因不明の火災があったって奴!  ボーちゃんの家の近くだったんだ」 「ほうほう、なるほど?もしかして犯人見たの?」 「犯人……見た!」 ボーちゃんが言うとさすがの全員が「えー!?」と口を揃えて叫...
  • テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって
    テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって ◆IbPU6nWySo 「ジナコや……おきなさい、ジナコや…」 「う、ううーん…?」 謎の声に呼びかけられる。 確か自分はかわいい少女と共にお昼寝していたはず…… まさか再びあの気味の悪い夢を見るのだろうか… ジナコは恐る恐る目を開けた。 そこには肥満体質な男性がはぁーはぁーと息を荒げながらフワフワと浮いている。 まったくもって信じがたい光景が広がっている。 ジナコは怖い夢ではないと分かると安堵はしたが… 男に対してはギョッとして、嫌な汗を浮かべながら訊ねた。 「だ………誰ッスか……?」 「私はあなたの剣『魔剣アヴェンジャー』の精です(ネットで装備しているでしょ?)」 ……… 「擬人化したらこんなおっさんになるとか嘘ッス~!!!!!!」 「あぁっ!逃げないで!!逃げないでっ、っていう...
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