10式戦車

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&font(#6495ED){登録日}: 2010/06/02(水) 13:21:12 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 10式戦車は陸上自衛隊で現在配備されている74式戦車の後継機種であり、戦後国産4代目。 開発及び製造元である三菱重工では世界唯一の第4世代戦車と主張しているが、 世界の戦車の区分では第3、5世代主力戦車とされることもある。 というよりまだ第4世代主力戦車の定義が決まっていないため、 今後世界中で10式のような「性能向上しつつ軽量化」が進めば第4世代になる可能性有。 読みはヒトマルシキ 英訳はType10 コードネームはTK-Xであった。 &blankimg(10式.jpg,width=102,height=76) |>|BGCOLOR(silver):~要目| |全長|~9.42 m| |全幅|~3.24 m| |全高|~2.30 m| |重量|~約44 t| |最高速度|~約70 km/h| |人員|~3名搭乗| |武装|~44口径120mm滑腔砲| |~|~12.7mm重機関銃M2| |~|~74式車載7.62mm機関銃| |価格|~約10億円(1両)| //重量については公式文書(http://www.epco.mod.go.jp/about/pdf/23lifecyclecost_houkokusyo.pdf)に明記された数字である ・概要 現有戦車(計画当時は74式戦車と90式戦車)の後継として、現在主力の90式戦車よりも上回る戦闘能力を有する他に、 本土でも運用できるように小型軽量化し、戦略機動性を高めC4Iシステムによる情報共有および指揮統制能力の付加、 火力・防護力・機動力の向上、従来の対機甲戦闘・機動打撃に加えてゲリラ・コマンド攻撃対処能力が求められた。 コストの関係上、他国主力戦車の採用、陸自現有戦車の改修が案にあがったが、 前者は陸自のC4Iシステムを搭載するのが非常に困難、後者は改修する余地が残っていない、 以上の理由により廃案になった。 ・外観 90式はドイツのレオパルトに似ていたが、10式はイスラエルのメルカバに似ている。 他国の戦車に比べ小型である &blankimg(leopard_2a7.jpg,width=102,height=76)&blankimg(Merkava.jpg,width=102,height=76) 左がレオパルト、右がメルカバである ・火力 主砲は新開発された軽量高腔圧砲身の日本製鋼所製の国産44口径120mm滑腔砲を装備、 砲弾は発射薬や飛翔体構造を最適化した国産の新型徹甲弾が開発され、弾丸の高威力化を達成している。 90式の砲と口径が変わらないが、現在の戦車の防護力でも十分打撃を与える事が出来、 これからの時代は砲を改良するのではなく砲弾を改良していく時代であるため (現状反動や重量の関係でこれ以上の砲の大型化が困難と言うのが理由)。 将来的に必要であれば55口径120mm戦車砲への換装を可能。 //135mm砲は試験用 また自動装填装置を搭載しており、戦車用自動装填装置の多くは装填時の角度が決まっており、装填のたびに主砲をその角度に戻す形式だが、 新戦車の自動装填装置は主砲にある程度の仰俯角がかかっていても装填が可能とされ、装填時間の短縮を図っている。 これ以外にも車外からの弾薬装填が90式の砲塔上面から背面式となっており、補給作業のワークロード低減に努められている。 ・防護力 新たに複合装甲を開発し、防御力を向上させつつも軽量化を図っている。 90式戦車に採用されている複合装甲が開発されてから20年近く経過した現在、 当時と同じ材質を用いた場合70%、最新の理論と素材を用いた場合30%の重量で90式戦車と同じ防御能力が得られるとの意見がある。 炭素繊維やセラミックスの装甲板への使用や、小型化などにより、全備重量は90式戦車より約12%ほど軽量になったとされる。 増加装甲を最大限取り付けると全備重量が48tとする説がある。 砲塔側面前方には発煙弾発射装置が取り付けられている。 なお、90式戦車の発煙弾発射装置はレーザー検知装置と連動するようになっており、新戦車も同様の機能を有している考えられる。 既存の戦車には見られなかった新戦車の特徴として、全周囲を走査可能なよう砲塔の四隅に配置されたセンシング装置がある。 詳細な性能については非公開だが、レーザー検知器と、MEMS技術を用いた赤外線イメージセンサー、 パッシブ方式のミリ波レーダー検知器とする説がある。 ・機動力 水冷4サイクル8気筒1200馬力ディーゼルと油圧機械式無段階自動変速操向機、油気圧式懸架装置を組み合わせている。 一見エンジン出力、パワーウェイトレシオが90式より低下したように見えるが、油圧機械式無段階自動変速操向機と新型懸架装置、 軽量高効率ディーゼルにより常に最適に近いトルクを引き出すことが可能で、実効機動力は大きく向上している。 航続距離は公表されていないが最大速度は70km/hとされている。 この速度自体は90式と大差ないものの本車は油圧機械式無段階自動変速操向機の恩恵により、後進でも最大70km/hを発揮可能。 上述した高度なFCSと自由角度装填主砲により前後機動を問わないスラローム射撃。 つまり蛇行しつつの行進間射撃さえ可能としている。現在するMBTの中では最良の機動力を有しておりと考えられる。 ・輸送について 全国主要国道にある橋(17,920箇所)のうち10式戦車が通過できる箇所は84%ときわめて高く、 90式戦車の65%、M1など60t級では40%程度という数値に比べるとどれだけ全国での運用に注意を払ったかがうかがい知れる。 長距離輸送にも配慮されており、モジュラー装甲を取り外せば40tトレーラーで輸送できる (同じトレーラーに載せる場合、90式は砲塔と車体を分離する必要がある)。 ・配備 平成23年度におけるライフサイクルコストの算定では平成50年代(2038年~2047年)までに400両の取得と30年の使用を想定していたが、 これは将来の防衛力整備を定めるものではないと注意書きされており、実際の配備構想が反映されたものではない。 平成26年度以降に係る防衛計画の大綱では、平成25年度末定数で約700両保有する戦車を約300両の規模にすると定めている。 本州における戦車部隊の廃止と機動戦闘車部隊の新編が予定されているため、今後は九州や北海道を中心に配備されると思われる。 |BGCOLOR(silver):COLOR(green):~予算成立年度|BGCOLOR(silver):COLOR(red):~購入価格|BGCOLOR(silver):COLOR(blue):~調達数|BGCOLOR(silver):~導入部隊| |COLOR(green):2010年(平成22年)度|RIGHT:COLOR(red):約124億円|RIGHT:COLOR(blue):13両|第1機甲教育隊第2陸曹教育中隊(所属:第1教育団→東部方面混成団)など| |COLOR(green):2011年(平成23年)度|RIGHT:COLOR(red):約132億円|RIGHT:COLOR(blue):13両|戦車教導隊第1中隊(所属:富士教導団)| |COLOR(green):2012年(平成24年)度|RIGHT:COLOR(red):約132億円|RIGHT:COLOR(blue):13両|第1戦車大隊第1中隊(所属:第1師団)| |COLOR(green):2013年(平成25年)度|RIGHT:COLOR(red):約139億円|RIGHT:COLOR(blue):14両|第2戦車連隊第4中隊(所属:第2師団)| |COLOR(green):2014年(平成26年)度|RIGHT:COLOR(red):約134億円|RIGHT:COLOR(blue):13両|第8戦車大隊第2中隊(所属:第8師団)| |COLOR(green):2015年(平成27年)度|RIGHT:COLOR(red):約102億円|RIGHT:COLOR(blue):10両|?| 追記修正は頼んだ #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 昨日NHKの7時のニュースで女子アナがじっしきせんしゃとか言って吹いた -- チハたん最高 (2013-07-14 10:27:51) - そういやなんで78、90ときて10なん?完成した頃の年の数字? -- 名無しさん (2013-07-14 10:32:03) - ↑その通り。自衛隊の○○式は採用された年(西暦)の下2桁。旧軍の場合は皇紀の下2桁(例外として一○○式) -- 名無しさん (2013-07-14 14:39:47) - この性能で44tというのが凄い! 最強戦車!! -- 名無し (2013-08-31 18:47:32) - 韓国の戦車のように、「欠陥見つかりました、てへ♪」ってことにならないのを期待; -- 名無しさん (2013-09-11 12:36:38) - チハタン作っていた我が国がとうとうここまでこれたのか・・・ -- 名無しさん (2013-09-19 17:29:31) - でも『軽い戦車』ってデメリット無いのかね?こう、ぶっ放した時の反動とか -- 名無しさん (2013-09-19 17:32:46) - ある、だからサスペンションと姿勢制御でうける -- 名無しさん (2013-09-19 17:35:30) - ↑そういうデメリットを考慮した、90式との使い分け方ってのが有るなら教えて欲しい。なんか何もかも10式の方が優れてるみたいに見えて90さんが不憫 -- 名無しさん (2013-09-19 19:33:37) - ↑そりゃおめぇ20年も先の技術の戦車である10式より90式のほうが優れている部分があったらそっちのほうが問題じゃねぇか? -- 名無しさん (2013-10-12 19:49:59) - 74式戦車の更新は機動戦闘車が担うようで…。10式は90式の更新が狙いだった? -- 名無しさん (2013-12-26 22:50:07) - ↑機動戦闘車は和製ストライカーみたいなもんだから、そうとはいいづらいな -- 名無しさん (2013-12-31 00:41:32) - 普通の人はじっしき読みするよな…まぁヒトマルシキと言ってもそう伝わらんだろうけど -- 名無しさん (2013-12-31 00:48:47) - メタルマックスにチハタンと仲良く参戦したよ。 -- 名無しさん (2014-01-03 18:27:18) - XK2がライバルとか冗談だろ?現状第Ⅲ世代じゃん -- 名無しさん (2014-01-20 23:57:11) - あんな欠陥車と一緒にしてもらっても困る… -- 名無しさん (2014-02-14 20:35:50) - ↑4 なれてないとそう言う言い方なかなかしないしね。自分も普段はつい「じっしきせんしゃ」って言っちゃうわ -- 名無しさん (2014-05-17 20:10:57) - これと90式みてると本当戦前のグダグダは何だったんだろ…十分な国力を蓄える時間を時代が許さなかったのか… -- 名無しさん (2014-08-11 21:37:33) - ↑人間には、「一度ある存在に恐怖を植え付けられた後、その存在の力を欲するようになる」という性質があるらしい。戦時中、よほど米軍戦車に恐ろしい目に合わされたのだろう。 -- 名無しさん (2014-08-11 21:41:04) - 陸自がやたら戦車をほしがるのは第二次大戦のトラウマが染み付いてるってのはよく云われる話 -- 名無しさん (2014-08-11 21:55:15) - 近年では多種多様なハイテク兵装を扱える歩兵の育成がトレンドみたいだけどな。どうもここ20年基礎技術以外の戦車の発展がみられないだけに…… -- 名無しさん (2014-08-11 22:08:50) - ↑2-4、戦前の日本は別にグダってないぞ?チハで戦わないといけないのは国力とリソース配分の問題で全然違うし。主力戦車を揃えるのは陸としては当たり前だからトラウマ以前の話だし -- 名無しさん (2014-08-11 23:28:46) - ↑それをグダってるって言うんでは -- 名無しさん (2014-09-04 03:49:35) - ↑グダる(グダグダ)ていうのは「つまらない事をいつまでもくどくど繰り返す」とか「無気力でやる気がない、気分がゆるんでだらしない」という意味 &br()帝国軍がやったのは「選択と集中」という明確な意識のもと実行したリソース配分 -- 名無しさん (2014-09-04 09:57:43) - せ、戦車は当時のアメリカとイギリスとソ連が凄すぎただけだよ! え? じゃあなんでそんな奴らと戦争なんかしたんだって? -- 名無しさん (2014-09-14 09:30:53) - ↑19世紀終盤から近代化初めて植民地得ようとしたから -- 名無しさん (2014-09-14 09:35:51) - ↑ペリーさえこなけりゃ… -- 名無しさん (2014-09-14 11:33:38) - ↑ そもそも南北戦争であの国が分裂でもしない限り何をやっても詰む -- 名無しさん (2014-09-15 09:50:06) - 防衛大綱の改定に伴い記述変更 -- 名無しさん (2014-12-02 12:15:19) - オマケの近隣諸国の戦車いらなくね?10とは直接関係ないし -- 名無しさん (2015-03-30 14:12:52) - ↑削除しました -- 名無しさん (2015-05-05 15:30:22) - 結局140mmガンランチャーを(多少の改修で)載せ換え出来るというのはガセネタだったん? -- 名無しさん (2015-05-05 15:42:27) - 次の主力戦車では、四足歩行で、本体下部にガトリング砲を増設したものを開発してくれると信じてる!w -- 名無しさん (2015-10-01 11:35:19) - 正面以外装甲薄くてゲリラに弱いってマジ? -- 名無しさん (2015-11-11 22:29:03) - 基本状態ならそうだろうね ただ10式は増加装甲パッケージを使うから、それつければゲリラ程度じゃ撃破は難しい -- 名無しさん (2015-11-11 23:23:33) - 色々な意味で、日本国内の運用に特化してるんだろうね -- 名無しさん (2015-11-23 21:44:06) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}: 2010/06/02(水) 13:21:12 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 10式戦車は陸上自衛隊で現在配備されている74式戦車の後継機種であり、戦後国産4代目。 開発及び製造元である三菱重工では世界唯一の第4世代戦車と主張しているが、 世界の戦車の区分では第3、5世代主力戦車とされることもある。 というよりまだ第4世代主力戦車の定義が決まっていないため、 今後世界中で10式のような「性能向上しつつ軽量化」が進めば第4世代になる可能性有。 読みはヒトマルシキ 英訳はType10 コードネームはTK-Xであった。 &blankimg(10式.jpg,width=102,height=76) |>|BGCOLOR(silver):~要目| |全長|~9.42 m| |全幅|~3.24 m| |全高|~2.30 m| |重量|~約44 t| |最高速度|~約70 km/h| |人員|~3名搭乗| |武装|~44口径120mm滑腔砲| |~|~12.7mm重機関銃M2| |~|~74式車載7.62mm機関銃| |価格|~約10億円(1両)| //重量については公式文書(http://www.epco.mod.go.jp/about/pdf/23lifecyclecost_houkokusyo.pdf)に明記された数字である ・概要 現有戦車(計画当時は74式戦車と90式戦車)の後継として、現在主力の90式戦車よりも上回る戦闘能力を有する他に、 本土でも運用できるように小型軽量化し、戦略機動性を高めC4Iシステムによる情報共有および指揮統制能力の付加、 火力・防護力・機動力の向上、従来の対機甲戦闘・機動打撃に加えてゲリラ・コマンド攻撃対処能力が求められた。 コストの関係上、他国主力戦車の採用、陸自現有戦車の改修が案にあがったが、 前者は陸自のC4Iシステムを搭載するのが非常に困難、後者は改修する余地が残っていない、 以上の理由により廃案になった。 ・外観 90式はドイツのレオパルトに似ていたが、10式はイスラエルのメルカバに似ている。 他国の戦車に比べ小型である &blankimg(leopard_2a7.jpg,width=102,height=76)&blankimg(Merkava.jpg,width=102,height=76) 左がレオパルト、右がメルカバである ・火力 主砲は新開発された軽量高腔圧砲身の日本製鋼所製の国産44口径120mm滑腔砲を装備、 砲弾は発射薬や飛翔体構造を最適化した国産の新型徹甲弾が開発され、弾丸の高威力化を達成している。 90式の砲と口径が変わらないが、現在の戦車の防護力でも十分打撃を与える事が出来、 これからの時代は砲を改良するのではなく砲弾を改良していく時代であるため (現状反動や重量の関係でこれ以上の砲の大型化が困難と言うのが理由)。 将来的に必要であれば55口径120mm戦車砲への換装を可能。 //135mm砲は試験用 また自動装填装置を搭載しており、戦車用自動装填装置の多くは装填時の角度が決まっており、装填のたびに主砲をその角度に戻す形式だが、 新戦車の自動装填装置は主砲にある程度の仰俯角がかかっていても装填が可能とされ、装填時間の短縮を図っている。 これ以外にも車外からの弾薬装填が90式の砲塔上面から背面式となっており、補給作業のワークロード低減に努められている。 ・防護力 新たに複合装甲を開発し、防御力を向上させつつも軽量化を図っている。 90式戦車に採用されている複合装甲が開発されてから20年近く経過した現在、 当時と同じ材質を用いた場合70%、最新の理論と素材を用いた場合30%の重量で90式戦車と同じ防御能力が得られるとの意見がある。 炭素繊維やセラミックスの装甲板への使用や、小型化などにより、全備重量は90式戦車より約12%ほど軽量になったとされる。 増加装甲を最大限取り付けると全備重量が48tとする説がある。 砲塔側面前方には発煙弾発射装置が取り付けられている。 なお、90式戦車の発煙弾発射装置はレーザー検知装置と連動するようになっており、新戦車も同様の機能を有している考えられる。 既存の戦車には見られなかった新戦車の特徴として、全周囲を走査可能なよう砲塔の四隅に配置されたセンシング装置がある。 詳細な性能については非公開だが、レーザー検知器と、MEMS技術を用いた赤外線イメージセンサー、 パッシブ方式のミリ波レーダー検知器とする説がある。 ・機動力 水冷4サイクル8気筒1200馬力ディーゼルと油圧機械式無段階自動変速操向機、油気圧式懸架装置を組み合わせている。 一見エンジン出力、パワーウェイトレシオが90式より低下したように見えるが、油圧機械式無段階自動変速操向機と新型懸架装置、 軽量高効率ディーゼルにより常に最適に近いトルクを引き出すことが可能で、実効機動力は大きく向上している。 航続距離は公表されていないが最大速度は70km/hとされている。 この速度自体は90式と大差ないものの本車は油圧機械式無段階自動変速操向機の恩恵により、後進でも最大70km/hを発揮可能。 上述した高度なFCSと自由角度装填主砲により前後機動を問わないスラローム射撃。 つまり蛇行しつつの行進間射撃さえ可能としている。現在するMBTの中では最良の機動力を有しておりと考えられる。 ・輸送について 全国主要国道にある橋(17,920箇所)のうち10式戦車が通過できる箇所は84%ときわめて高く、 90式戦車の65%、M1など60t級では40%程度という数値に比べるとどれだけ全国での運用に注意を払ったかがうかがい知れる。 長距離輸送にも配慮されており、モジュラー装甲を取り外せば40tトレーラーで輸送できる (同じトレーラーに載せる場合、90式は砲塔と車体を分離する必要がある)。 ・配備 平成23年度におけるライフサイクルコストの算定では平成50年代(2038年~2047年)までに400両の取得と30年の使用を想定していたが、 これは将来の防衛力整備を定めるものではないと注意書きされており、実際の配備構想が反映されたものではない。 平成26年度以降に係る防衛計画の大綱では、平成25年度末定数で約700両保有する戦車を約300両の規模にすると定めている。 本州における戦車部隊の廃止と機動戦闘車部隊の新編が予定されているため、今後は九州や北海道を中心に配備されると思われる。 |BGCOLOR(silver):COLOR(green):~予算成立年度|BGCOLOR(silver):COLOR(red):~購入価格|BGCOLOR(silver):COLOR(blue):~調達数|BGCOLOR(silver):~導入部隊| |COLOR(green):2010年(平成22年)度|RIGHT:COLOR(red):約124億円|RIGHT:COLOR(blue):13両|第1機甲教育隊第2陸曹教育中隊(所属:第1教育団→東部方面混成団)など| |COLOR(green):2011年(平成23年)度|RIGHT:COLOR(red):約132億円|RIGHT:COLOR(blue):13両|戦車教導隊第1中隊(所属:富士教導団)| |COLOR(green):2012年(平成24年)度|RIGHT:COLOR(red):約132億円|RIGHT:COLOR(blue):13両|第1戦車大隊第1中隊(所属:第1師団)| |COLOR(green):2013年(平成25年)度|RIGHT:COLOR(red):約139億円|RIGHT:COLOR(blue):14両|第2戦車連隊第4中隊(所属:第2師団)| |COLOR(green):2014年(平成26年)度|RIGHT:COLOR(red):約134億円|RIGHT:COLOR(blue):13両|第8戦車大隊第2中隊(所属:第8師団)| |COLOR(green):2015年(平成27年)度|RIGHT:COLOR(red):約102億円|RIGHT:COLOR(blue):10両|?| |COLOR(green):2016年(平成28年)度|RIGHT:COLOR(red):約76億円|RIGHT:COLOR(blue):6両|?| 追記修正は頼んだ #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 昨日NHKの7時のニュースで女子アナがじっしきせんしゃとか言って吹いた -- チハたん最高 (2013-07-14 10:27:51) - そういやなんで78、90ときて10なん?完成した頃の年の数字? 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じゃあなんでそんな奴らと戦争なんかしたんだって? -- 名無しさん (2014-09-14 09:30:53) - ↑19世紀終盤から近代化初めて植民地得ようとしたから -- 名無しさん (2014-09-14 09:35:51) - ↑ペリーさえこなけりゃ… -- 名無しさん (2014-09-14 11:33:38) - ↑ そもそも南北戦争であの国が分裂でもしない限り何をやっても詰む -- 名無しさん (2014-09-15 09:50:06) - 防衛大綱の改定に伴い記述変更 -- 名無しさん (2014-12-02 12:15:19) - オマケの近隣諸国の戦車いらなくね?10とは直接関係ないし -- 名無しさん (2015-03-30 14:12:52) - ↑削除しました -- 名無しさん (2015-05-05 15:30:22) - 結局140mmガンランチャーを(多少の改修で)載せ換え出来るというのはガセネタだったん? -- 名無しさん (2015-05-05 15:42:27) - 次の主力戦車では、四足歩行で、本体下部にガトリング砲を増設したものを開発してくれると信じてる!w -- 名無しさん (2015-10-01 11:35:19) - 正面以外装甲薄くてゲリラに弱いってマジ? -- 名無しさん (2015-11-11 22:29:03) - 基本状態ならそうだろうね ただ10式は増加装甲パッケージを使うから、それつければゲリラ程度じゃ撃破は難しい -- 名無しさん (2015-11-11 23:23:33) - 色々な意味で、日本国内の運用に特化してるんだろうね -- 名無しさん (2015-11-23 21:44:06) #comment #areaedit(end) }

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