Roman

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&font(#6495ED){登録日}:2010/11/13(土) 23:48:41 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- Romanとは、2006年11月22日に発売された、[[Sound Horizon]]の5枚目のアルバムである。 今作は前作『Elysion』まで参加していたあらまり脱退後の初のアルバムであり、作り手である[[Revo]](に似て非なる人)のボーカル参加、声優の起用などの新しい挑戦が盛り込まれた作品でもある。 故に、『Elysion』以前のファンからの不評もあるが、同時に初めてサンホラを聞く人には聞きやすく、入門用のアルバムとしても人気が高い。 また、今作も謎かけが豊富で、特に最大の謎・嘘つき探しは様々な説があり、現在でも熱く議論がされている。 コンサート版は2016年12月・2007年1月に『Roman 僕達が繋がる物語』として上演され(DVD化)、 オープニングではなぜかRevoの&bold(){国王戴冠式}が執り行われた。 これが「Sound Horizon Kingdom」の始まりであり、彼が「国王陛下」、ファンが「ローラン」となった始まりでもある。 2007年にはウルトラジャンプにて、桂遊生丸によって[[コミック化>Roman(漫画版)]]されている。 全2巻。ファンからの評価は高い。 2016年には十文字青による小説版も発売されており、本編の他にシングル『ヴァニシング・スターライト』の「Interview with Noel」を原作とした物語が挿入されている。 以下楽曲一覧 1.朝と夜の物語 「其処に物語は在るのだろうか?」 生きも死にもしない存在、イヴェール・ローランが、双児の人形・&font(#800080){ヴィオレット}と&font(#0000ff){オルタンス}に、自分が生まれて来るに至る物語を探しに行かせる。 サンホラの曲の中でも特に人気が高い曲のひとつで、ファンクラブの人気投票では見事1位を獲得した。 ライブ版ではイヴェールがギターを携えてシャウトしている。 またこれと次作『Moira』での描写から、サンホラ内で&font(#0000ff){青}は&font(#0000ff){生}、&font(#800080){紫}は&font(#800080){死}を暗示しているといわれる様になった。 後にコンサート版『[[Moira>Moira(Sound Horizon)]]』で替え歌「朝と夜の運命(ミラ)」が創られ、同作のエレフセウス(ギター装備)とレオンティウス(マイクスタンド装備)によるデュエットで歌われた。 2.焔 「生まれぬ君に贈ろう…」 戦乱時にお腹に宿った我が子を亡くした母親が、その子を弔う。 コンサート版「Roman」・「国王生誕祭2010」・コンサート版「Nein」アンコールそれぞれで演出が異なり、 「Roman」・国王生誕祭版ではイヴェールが無言で彼女を見つめ、国王生誕祭・「Nein」版では夫(Jimang)が彼女と共に子を弔った。 『[[Nein>Nein(Sound Horizon)]]』では彼女の心が「改竄」された可能性として『涙では消せない焔』が創られた。 3.見えざる腕 「誰が加害者で誰が被害者だ…」 戦で片腕を失った男・ローランの復讐劇。 コンサート版『Roman』DVDにPVが収録されている。 4.呪われし宝石 「失うまでは逃がさない…」 世界最大級の赤色金剛石、レーヌ・ミシェルの誕生に纏わる、知られざる物語。 「国王生誕祭2010」版で新解釈が入るなどアルバム内で最も謎が多い曲。『Nein』の「西洋骨董屋根裏堂」では髑髏に入れられていた。 5.星屑の革紐 「こん0502ちは、初めまして!」 殆ど視力の無い少女・エトワールと、黒く大きな犬・プルーの交流と成長、そして母の愛の物語。 漫画版では1巻最大の涙腺崩壊話でもある。 6.緋色の風車 「廻る廻る《緋色の風車》…」 街を襲った『奴等』から逃げる、少年と少女の物語。 『少年は剣を…』にも収録されているが、それとは歌詞の一部やメロディーなどが異なっている。 ライブでは定番の曲となっており、公演によっては会場が一体となり、緋色のマフラータオルや緋色のサイリウムがぐるぐる廻る。 7.天使の彫像 「やっと笑ってくれたね…」 後の世に語り継がれる彫刻家、オーギュスト・ローランの後悔とその一生が語られる。 歌い手はJimangだが、胡散臭くはない。 8.美しきもの 「私は、世界で一番美しい焔を見た…」 少女・モニカが唄う、病で亡くなった弟(あるいは妹)・ロランとの思い出。 曲もそうだが、漫画版2巻では多くの読者が涙でページが見れなくなったとか。 9.歓びと哀しみの葡萄酒 「そして…それこそが《人生》」 今は葡萄畑に立つかつての貴族、ロレーヌ・ド・サン・ローランの愛に生きた半生が描かれる。 他の曲もそうだが、別の地平線と物語が続いていることがよく分かる曲でもある。 10.黄昏の賢者 「こんばんは、お嬢0301ん」 お腹に宿った子を生むべきか否か迷う『お嬢さん(クロエ)』と、そこに現れた『賢者(サヴァン)』の物語。 この曲に登場する賢者は、隠された伝言へのメッセンジャーでもある。 ちなみにサンホラキャラの中でも人気が高い。 胡散臭い 11.11文字の伝言 「愚かな母の唯一の願0102です…」 死に行く母が、最愛の我が子へ向けた11文字の伝言。 母の愛が溢れる曲。 また、曲が途中で切れているように聞こえるが、これには仕掛けがある。繰り返し聞いてみよう。 以下ネタバレ ・truemessage 「あなたは―――」 ブックレット内に隠されたURLにアクセスし、伝言を入力すると聞くことができる。 11文字の伝言の完全版。『Chronology[2005-2010]』では「11文字の伝言 [Le vrai message]」と改題され収録された。 ・yaneuraroman 「さあ…生まれておいでなさい、Hiver…」 もうひとつの伝言を入力すると聞くことができ、『Chronology[2005-2010]』に「屋根裏物語」と改題され収録された。 「ハズレ」でもあり「正解」でもある。ちなみに小説版では上巻ラストの「Extra」として収録された。 なお『呪われた宝石』から続いて意味深な台詞を担当した深見梨加は、『国王生誕祭2009』版「屋根裏の少女」でも同様の台詞を放ち、『Nein』の「西洋骨董屋根裏堂」にもミシェルを彷彿とさせる店主役で声参加した。 ・朝と夜の物語~Another Roman Mix~ 「壊れた人形、骸の男…」 タワレコで予約すると初回特典で貰えたCDに入っている曲。「yaneuraroman」ラストの台詞が冒頭に挿入されている。 『朝と夜の物語』が退廃的にアレンジされており、まさに「もうひとつの物語」となっている。 ・冬の伝言 「それだけで僕は 幸せでした…」 『6th Story Concert Moira~其れでもお往きなさい、仔等よ~』の追加公演で初披露された、『11文字の伝言』のアンサーソング。 イヴェールから母へ、感謝の気持ちが込められている。 『国王生誕祭2009』でも披露されており、1日目のDVDに収録されている。…その後に「屋根裏の少女」が続いたけどね。 0403 0102 0202 0302 0803 0103 0304 0102 0805 0905 0302 0203 ■定説 ・ミシェル関連の説 「屋根裏の少女」→「檻の中の遊戯」→「屋根裏物語」→「黄昏の賢者」→「檻の中の花」の順番だといわれる。 最近ではさらに『Nein』(1曲目が「檻の中の箱庭」)の「西洋骨董屋根裏堂」女店主との関連も指摘されており、それを示すように「涙では消せない焔」でも店主は登場している。 ・エトワール関連の説 「澪音の世界」のレイン=エトワールだとか。 「黄昏の賢者」のクロエが母、「見えざる腕」のローランが父で、「腕」→「賢者」→「伝言」→「革紐」→「澪音」と続いているらしい。 ちなみに漫画・小説版では「見えざる腕」ローラン=エトワール父説を採用したが、母はあくまで「ローランの元彼女」でありクロエではないとしている(クロエのその後こそ描かれるが、相手や道行きが異なる)。 ・イヴェール関連の説 「生まれて来る前に死んでいく~」というのは「死んでから生まれ変わる」ではなく「生まれることなく死んでいる」という意味だとか。 だから賢者は「輪になりなさい」→それに気づくまで堂々巡りすればいい、と言っている。 同じ理由で「伝言」はエトワール宛。「あなたが今、生きている」と明言されているのだから、生まれていないイヴェール宛の曲だとおかしい。 …だが2014年に発売された『ヴァニシング・スターライト』の描写から、イヴェールに関する新しい可能性が浮上している。 ■公認2次創作等での仮説 ●緋色の風車 漫画版・小説版共に『「緋色の風車」の「僕」』=『「見えざる腕」で赤髪のローランを殺したローランサン」』、『最後に復讐劇を見つめていた少年=赤髪のローランの息子』と設定している。 ●イヴェールとノエル 十文字青の小説版、及び漫画版『ヴァニシング・スターライト』・『Nein』ではシングル盤ヴァニスタ付属の「手紙」からの連想からか形は違えど、 「母から望まれながらも生まれえなかったイヴェール」と「母から誕生を望まれなかったのではと疑いを抱く『ヴァニシング・スターライト』のノエル」に関連性を持たせるような演出がされていた。 なお二人には「フランス系で冬っぽい名前の青年」・「ライブでは歌兼ギター演奏」・「後ろで長い銀髪を結んだ髪型」という共通点があり、 小説版上巻表紙でイヴェールはヴィオレット・下巻表紙でノエル(公式イメージカラーが青)はオルタンスの肩を抱くという意味深な絵が描かれた。 無論公式が言及していない以上憶測の域を出ないが&footnote(ただ『ヴァニシング・スターライト』デラックス版付属のRevo×ノエル対談では、「(自分は)イヴェールが生まれてくる地平線を探している」という趣旨の発言を作中のRevoがしている。)、ファンの考察にはさらに『Nein』の「輪∞廻」(生まれる前の双子の上の方が弟の聴覚障害を引き受け…)とヴァニスタ付属手紙とも繋げる解釈も存在している。 追記・修正は自分のロマンを見つけてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
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