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ロックマンXシリーズの登場人物
発見されたエックスをもとに世界で初めてレプリロイドを開発した天才科学者、つまりシグマの生みの親である。
ツルツル頭にフサフサの白髭をたくわえた老人。
イレギュラーハンターの司令官としての顔も持っており、エックスやゼロに的確な指示を与えるなど、まだまだ現役バリバリなようだ。
開発者として今まで生み出してきたレプリロイドたちを我が子のように思っており、特にもっとも信頼していたシグマやドップラーの反乱には心を痛めていた。
また、イレハンではレプリロイドの未来を見届けるために延命装置に繋がれているという設定が為されている。声優は宮澤正。
カセット時代のハツラツとした姿に見慣れたファンにはショックを受けた者も多いのではなかろうか。
本編にはX3を最後に登場しなくなったが、その後ケイン博士がどうなったかは不明。
まあ、あのじいちゃんなら水戸黄門みたいに気ままな隠居生活でも送っていることだろう。
しかし、イレハン版ではシグマの反乱時、最後までレプリロイドの未来を案じながら、シグマが放った大量破壊ミサイルの光の中へ消えていった。
是非とも続編を出して安否を確認したいものである。
岩本佳浩による漫画版では、より快活さが強調されており、とても天才科学者とは思えないようなやんちゃじじいとして描かれている。
性格は子供そのもので、出てくるたびに何かしら悪戯を仕掛けたり、ドップラーと大人げない張り合いをしては、エックスやゼロに呆れられていた。
特にゼロは格好の弄り相手で、こっそり髪の毛を密編みにしたときはゼロにブチ切れられていたりした。(ただし後でしっかりと報復を受けている)
エックスからは敬意をこめて「博士」「ドクター」等と呼ばれ、ゼロからは「じじい」だの「クソじじい」だの呼ばれている。
とはいえ、何だかんだ言いながら二人ともじじいが大好きなのだ。
本人もからかいながらも二人のことを大切に思っており、無事生還したエックスにクッソまずい青汁を飲ませながらこっそり涙を流したこともあった。
ちなみに、X3終盤でエックスとゼロのピンチや仲間の裏切りのショックのあまり光り輝くゲロをぶちまけたことがあるが、作者いわく「某ボクシング漫画」のオマージュらしい。
もっとも元ネタのほうはもはやキラキラ光る何かにしか見えないのだが。
X3の4巻、ケインとドップラーのシーンは胸が熱くなることだろう。
漫画版X3こそ、Dr.ケインが最も輝く作品と言えなくもない。
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