「GOSICK -ゴシック-」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
GOSICK -ゴシック- - (2012/11/28 (水) 10:30:10) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
&font(#6495ED){登録日}:2010/09/09(木) 18:07:42
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます
----
▽タグ一覧
&tags()
----
レーベル:富士見ミステリー文庫→角川文庫
作者:桜庭一樹
イラスト:武田日向
既刊:9巻
漫画:天乃咲哉
2011年1月から7月までアニメが放映されていた。
漫画版もあり、作者の画風のおかげで全体的に登場人物が幼くてかわいい。
≪あらすじ≫
時は1924年、第一次世界大戦後のヨーロッパ。ソヴュール王国の貴族の子弟の為の寄宿学校・聖マルグリット学園に在籍する日本からの留学生・久城一弥は、天才的な頭脳を持つ同級生の少女・ヴィクトリカと共に様々な事件に遭遇する。
登場人物
●ヴィクトリカ・ド・ブロワ(CV:[[悠木碧]])
金の髪と碧の瞳、そして人形か妖精と見紛うほどの美しい容姿をした少女。一弥と同級生だが見た目は幼く、背も低い反面、老婆のようなしわがれた声で話す。……が、アニメでは歳相応の可愛らしい声になっている。
本、お菓子とフリル、綺麗なモノ、そしてお風呂が大好き。痛がりであり、自分が痛みを感じることや、退屈、硬い食べ物を嫌う。日帰り旅行でも必要ない物(簡易ベッド、カップ等)を大量に持っていく(本人は最低限のつもり)。
ある事情で、図書館塔の頂上にある植物園で本を読んで一日を過ごしている。
一弥が集めた情報から事件の全貌を推理する安楽椅子探偵。曰く、『「混沌(カオス)の欠片」を彼女の溢れる「知恵の泉」が再構成する』らしい。
一弥があげた物は大切にしている。例えば着物を貰った時は、一弥がいなくなった後に笑顔で頬擦りして、さっそくその日に寝間着に使ってたりする。
つまるところ、めちゃくちゃツンデレさんなのだ。
が、着物は最終的には“知恵の泉”によってカーテンになった。
アニメでは規制の為カットされているが原作では飲酒も喫煙もする。
●久城 一弥(くじょう かずや)(CV:[[江口拓也]])
日本から聖マルグリッド学園に留学してきた『帝国軍人一家の三男』。非常に真面目な性格で、立派な軍人となるために日々勉強に励む。ただし超鈍感。
家族は父と母、兄2人と姉1人。厳格な父や優秀な兄達にコンプレックスを抱いており、それから逃れるように国を離れ留学する道を選ぶ。
その容姿と学園に伝わる怪談から「春来る死神」と噂されてしまい、学園内での付き合いは噂を恐れないヴィクトリカとアヴリル以外皆無。
美しいもの(特に金色)や花が好きで、そうしたものを見たときに不意に心奪われることがある。また、中々に歌が上手い。しかし当人はこうした趣味や特技を男子にとって恥じるべきことだと考えており、父や兄たちに知られたら叱られると思っているため、他人には隠している。
●グレヴィール・ド・ブロワ(CV:木内秀信)
ソヴュールの有力貴族・ブロワ侯爵の嫡男にして、ヴィクトリカの腹違いの兄。数々の難事件を解決したソヴュール警察の名警部。
容姿、服装、立ち居振る舞いなど、どれをとっても見事な好青年なのだが、前髪だけがドリルのように鋭く尖っているという奇抜なヘアスタイルが玉に瑕。
実は彼の功績ほとんどはヴィクトリカの推理による物であり、力を借りるたびに“二人組の部下の手を繋ぎっぱなしにさせる”などの微妙な代償を払い続けている。
奇抜なドリルヘアも幼なじみのジャクリーヌを冤罪から救った際の代償であり、後に別件でジャクリーヌを助けるため二股に増やす(曰わく「アホウドリの嘴みたい」)ハメに。
●アブリル・ブラッドリー(CV:下屋則子)
一弥の同級生で、高名な冒険家であるサー・ブラッドリーを祖父に持つイギリスからの留学生。ショートカットの金髪と、すらりとした手足が特徴な怪談好きな美少女。
転入直後に巻き込まれた事件で一弥に助けられて以来好意を抱き、かなり積極的にアピールし続けているが、なかなか気付いてもらえない。
怪談のオチで大声を上げて驚かせ悲鳴を上げさせてからかったり、垣根の隙間から学園を抜け出したり結構お転婆である。
機嫌が悪いと頭に物を載せてバランスをとる変わった癖がある。
●セシル・ラフィット(CV:鹿野優以)
一弥やヴィクトリカ、アヴリルの担任。童顔で小柄、大きな丸眼鏡とふわふわのブルネットが特徴。生徒思いで優しいが、若干頼りない。ついでに少々お金にルーズ。
マルグリッド学園の卒業生で、ゾフィとは在学当時からの友人であり、休日に二人で過ごしたりしている。
怖いことがあると眼鏡を置いたまま走って逃げ出してしまうが、眼鏡がないと基本的に何も出来ない本末転倒な人。
作者の友人の狛犬泥棒略してコマドロがモデル。
●ゾフィ(CV:根谷美智子)
一弥のいる男子寮の赤毛の色っぽい寮母さん。一弥にお使いを頼んだりする代わりに、読み終わった新聞を提供したりする。
セシルと知り合った頃は女子寮のメイドをしていた。オリエンタルなものを好み、一弥の部屋から度々服や小物を失敬している。(一弥曰く「強奪に近い」)
●コルデリア・ギャロ(CV:沢城みゆき)
「名もなき村」出身の“灰色狼”でヴィクトリカの母。
ヴィクトリカによく似た外見だが、ヴィクトリカに比べて声は高く、どこか怪しく妖艶な感じの女性。
幼い頃は名もなき村の村長宅でメイドをしていたが、無実の罪で村を追放されてしまう。
追放された後は踊り子として各地を転々とし大変な人気を集め、“灰色狼”の血を望むブロワ公爵と結婚してヴィクトリカを生むことになる。
村から追放された事が判明して以降は公爵と袂を分かち、現在はブライアンと行動を共にしている。
塔の上で幽閉されていた幼いヴィクトリカに金貨のペンダントを渡すなど、ヴィクトリカを常に見守っている。
●ブライアン・ロスコー(CV:大川透)
燃えるような赤毛が印象的な、ヨーロッパ各地で人気の売れっ子マジシャン。かつて「名もなき村」を去った灰色狼の子孫だという。コルデリアにヴィクトリカを産ませたブロワ公爵を毛嫌いしており、コルデリアと行動を共にしているもののブロワ公爵の娘でもあるヴィクトリカには少々冷淡。
マルグリッド学園で一弥と会話したその日に遠く離れたイギリスで公演をこなすなど、謎が多い。
小説はⅥで止まっていたが、2011年に角川文庫より、sⅣ・Ⅶ・Ⅷが刊行され、Ⅷをもって無事大団円を迎えた。
Ⅵから3年も音沙汰がなく、続刊を諦めていた読者がほとんどだったため、感動もひとしおであった。
小説版ネタバレ↓
&color(white){結婚後の久城とヴィクトリカがN.Y.に移住し、GRAY WOLF探偵事務所を開業し、周りのゴロツキに恐れられるようになる}
【余談】
・九条の中の人の身長が187cmもあるのに対しヴィクトリカの中の人は144cmと小柄で、そのため番宣などで2人が並んだ画は身長差が凄いことになっていた。
・アニメにて、マリーの脚本の段階では、最終回でヴィクトリカと再開したとき九条は足を悪くしているという設定だったのだが、難波監督が「ラストは二人で共に歩いて欲しくて」ボツにした。
ありがとうございます監督。
久城、追記・修正したまえ。