くれいどるそんぐ~昨日に奏でる明日の唄~

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&font(#6495ED){登録日}:2013/11/01(金) 00:56:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 2004年2月27日に発売された[[ういんどみる]]制作のエロゲー作品。 タイトルのくれいどるとは「ゆりかご」の意味。 デビュー作結い橋に続く第二作目であり、どみる作品としては古い方である。 同ブランドの名を上げるきっかけとなった[[はぴねす!]]よりも前ということもあって、お世辞にも知名度は高いとは言い難い。 とはいえ、どみる作品特有のキャラの可愛さと温かな世界観、そして&font(#ff0000){エロシーンへの力の入れ具合}はしっかり表現されている。 [[&color(whitesmoke){そしてシナリオ面では粗があるという難点さえも……}>そしてシナリオ面では粗があるという難点さえも……]] 魔法だの神通力だのといった要素を取り入れることの多いういんどみる作品の世界ではあるが 本作は[[祝福のカンパネラ]]と同様の世界設定の根幹そのものがファンタジー物となっている。 ◆あらすじ 遥か昔、人間を脅かす魔族と呼ばれる異質の力を持つ者たちが存在していた。 そこに手を差し伸べたのが伝説の存在と呼ばれる『竜』 人間たちを守るように魔族を打倒していった、突如として眠りにつき 残された人間たちが世界の発展を担う存在となった。 そして千年以上の月日が流れ、とある国の王都で竜族の長とされる聖竜の遺骨と謎のメッセージが発見される。 かつてないほどの大発見に国中の人々の心が湧き上がっていた。 そんな中、主人公である冒険者クロイスは街中である一人の少女と出会う。 その少女が抱えていた小さな生物こそが、滅んだとされる竜族の子供であった。 ◆登場人物(キャラごとのラストの行にネタバレステルス含む場合あり) ○クロイス・ターニア 主人公。元王国騎士団第五部隊隊長という経歴を持つ冒険者。 幼い頃に両親を亡くし最愛の妹ティーテと二人暮らしだったが、その妹も三年前の戦争によって死亡。 そのことがトラウマとなり騎士団を脱退。以降は冒険者としてその日暮らしの生活を送っている。 ノリの軽いどこか掴みの所の無い性格をしており、基本的に仕事の無い時間は惰眠を貪っている。 (ヒロインの言葉と生活スタイルを考えると、最低でも10時間以上は寝て昼に起きることが殆ど) 加えて行きつけの酒場Oasisで食事代を年単位でツケてもらっているなど、どことなくダメ人間臭がする。 しかし、いい加減ですっとぼけているとはいえ困っている人間を基本的に見捨てず、やる時はやる辺りはエロゲ主人公といったところだろうか。 あと、元騎士団の部隊長ということもあって腕はかなり立つ。というか冒険者稼業で衰えているどころか成長しているという有様。 &font(#ff0000){歴代どみる作品の主人公の中でも最強クラスといっても過言ではないほど。} ○レア・ティータ ひょんなことからクロイスが出会った13の歳少女。その容姿は彼の妹ティーテによく似ているらしい。 彼女が連れていた竜の子供が本作の騒動の全ての始まりである。 天真爛漫純真無垢で見た目相応の子供っぽい立ち振る舞いをしているが、本人は度々大人ぶった物言いをする。 というより、どう考えても13という年齢には似つかわしくない危ない発言がしょっちゅう出てきたりもする。 仔竜と一緒になってトラブルばかり起こす彼女にはクロイスも頭を悩ませているが、 自分のために色々と手を回してくれるクロイスのことを、彼女も兄のように慕うようになっていく。 [[&color(whitesmoke){実質的なメインヒロインでありながら攻略はラストまでお預けとなる。}>実質的なメインヒロインでありながら攻略はラストまでお預けとなる。]] ○メティス・ゼウ・ジュピス クロイスの幼馴染その1、王国の第一王位継承者でやんごとなき身分の紛うことなきお姫様。 小さな頃、窮屈な王城での生活に嫌気がさして外の世界に飛び出したはいいものの どうすればいいのかわからずに不安で縮こまっていたところをクロイスに助けられ、以来彼と親友になる。 そういった関係でクロイスとその他幼馴染と行動を共にすることが多くなっていった結果 お姫様らしい立ち振る舞いからは程遠い、気さくな庶民派少女へとなった。故になのか国民からの人気も高い。 親友とは言ったがクロイスに向けているそれはほぼ恋愛感情に近いものがある。 ○セレニア・ラスムーン クロイスの幼馴染その2、王都でも特に人気の高い酒場Oasisの看板娘。 酒場に大勢集まる酔っ払い客を制し、テキパキと仕事をこなせて料理も上手いというかなりの器量良し。 恋愛ごとで他の女性人をからかったり、クロイスへの食事は容赦なくツケにしたりといった強かな一面も。 が、自分がクロイスとの仲について言及されると途端に少女らしい恥じらいを見せたりもする。 常にニコニコと明るい笑顔を絶やさず、周りの空気を読みながらうまい具合に立ち回ることが多い。 [[&color(whitesmoke){しかしそれには理由があり、クロイスの妹ティーテは自分を庇って命を落としたことに対する後悔から、クロイスに対する恋愛ごとでは一歩引いた立場でいる。}>しかしそれには理由があり、クロイスの妹ティーテは自分を庇って命を落としたことに対する後悔から、クロイスに対する恋愛ごとでは一歩引いた立場でいる。]] ○アルテ・ラスムーン クロイスの幼馴染その3、王国騎士団第八部隊隊長という肩書を持つ凄腕の剣士。 上述したセレニアとは双子の姉妹の関係にあたる。(セレニアが姉でアルテが妹) 王国騎士団所属ではあるが、寧ろ女性らしい服装や立ち振る舞いの似合う真面目で大人しい性格の美女。 姉と同様にクロイスのことは昔から知っており、両親を失い妹を守るために強くなってきた彼の姿はアルテにとっての目標である。 避けるという確信があるとはいえ、執拗にからかわれるとすぐにクロイスに向けて剣を向けてくるなかなかにデンジャラスな一面も持ち合わせている。 ○ミル・リゼット クロイスの幼馴染その4、名門ネーヴル家に仕えているメイド。 明るく元気いっぱいで気の強い性格をしているが、意外と体が弱くふとした弾みで貧血で倒れてしまうことも多い。 同年代の他の幼馴染と比べて幼女体型であり、そのことでからかわれるとどこからともなく箒を取り出しで暴れまわる。 主人であるネーヴル卿にはその暴走の所為でよく怒られているが、家族を失い行き場の無かった自分を引き取ってくれたこともあって強い信頼を寄せている。 何故かナルトが好物で、他に王国の外れにある秘密の湖でよく月光浴をするという趣味があった。 [[&color(whitesmoke){このことが本人の個別ルートラストで大きな意味を持つことになる。}>このことが本人の個別ルートラストで大きな意味を持つことになる。]] ○フィアナ・ファウファウ レアが仔竜とはぐれた時に仔竜をかくまってくれた少女。 同じく謎めいた生き物であるパートナーのパンニャと共に放浪生活を送っていた。 控え目であまり自分から他人と関わろうとはしないが、何事にも一生懸命で他人からの厚意に常人以上に感謝を見せる。 特殊な出自故に少々世間知らずな面もあり、個別で見せるドジッ子な面もまた可愛らしい。 クロイスとの出会いを経て段々と明るくなっていくものの、どこか不思議な雰囲気も漂わせる謎の多い存在でもある。 [[&color(whitesmoke){個別ルートで判明したその正体は竜の血を身に宿す一族の生き残りであり、クロイスすらも遥かに上回る凄まじい力の数々を見せつける。}>個別ルートで判明したその正体は竜の血を身に宿す一族の生き残りであり、クロイスすらも遥かに上回る凄まじい力の数々を見せつける。]] ○ラウス・カイル 王国騎士団団長でクロイスの親友兼ライバルといった存在。 イケメンで性格も良く部下や国民からの信頼も厚い。 部隊を抜けた後もクロイスの身を案じており、何かと気を回してくれる。 騎士としての誇り、王国への忠誠心からクロイスと敵対することもあるが そこまで頭の固い人間というわけでもなく、寧ろ事態を平和的に解決する為に尽くしてくれることも多い、文字通りでの良いヤツである。 ○ガライ・ラスムーン 酒場Oasisのオーナーでセレニア、アルテ姉妹の実の父親。 副業として斡旋業もやっており、冒険者となったクロイスに仕事を紹介したりと彼のことを気にかけている。 筋骨隆々で熊を思わせるガタイの良さと豪快な性格、面倒見の良さが売り。 娘である双子姉妹のことは大切に思っており、生半可な男が相手なら拳で一日中語り合わせてもらうと豪語する程。 ○ヘンリー・ネーヴル ミルが仕えている名門ネーヴル家の現当主。スーツとモノクルと咥えパイプの似合う正に老紳士そのものな外見。 が、ミルの話によればメイドの歌なるものを作っていたり、少々怪しげな趣味が垣間見えることも…… 魔法研究機関の最高責任者としての地位も持ち合わせており、その権力は国王に次ぐとまで言われている。 [[&color(whitesmoke){大半の人間が予想したであろう通り、ミルルートでの事件の全ての元凶である。}>大半の人間が予想したであろう通り、ミルルートでの事件の全ての元凶である。]] ○リシア・ゼウ・ジュピス メティスの父親、つまりは国王。優れた政治手腕と懐の深さで国民の多くに慕われている稀代の名君とのこと。 だが、国と国民のことを第一とし、権力の行使にも躊躇せず、かといって力だけで全て収まるとも思っていない公平さと柔軟性を併せ持った人物。 娘であるメティスのことになると途端にファザコン振りを発揮するらしいが、本編ではあまりそういった面は見られない。 ○仔竜 レアが見つけてきたという伝説上の存在となっている竜の子供。 この仔竜の存在が本作の事件の全ての始まりと言っていい。 まだ幼いからなのかやんちゃで落ち着きのない悪戯好きな性格。 拾い主であるレアと一緒になってはしゃぎ回り、クロイスを困らせている。 ○パンニャ フィアナと一緒にいる白と黒の配色が特徴的な二足歩行の謎生物。 「もあー!」という鳴き声からレアからは「モアモア」という名前で呼ばれている。 ○リト・リゼット ミルの弟で故人。中性的な見た目をしており引っ込み思案な性格。 姉であるミルの前では素直になる一方、外見のことでからかってきたクロイスのことは苦手としていた。 彼が死亡する原因となった「ヤナトス病」がミルの個別ルートでの鍵となる。 ○魔術書(ハッチャン) ミルルートにて登場した意志を持つ封印された古代の魔術書。 かーなーり長ったらしい本名があるのだが、ミルの命名によってハッチャンと呼ばれることに。 関西弁口調でかなりのお調子者。時間移動以外なら死者蘇生に死の呪いから何でもござれと語る。 実態は多数の欠陥を抱えた曰くつきの書物なのだが、この欠陥が意外に形で役立つことも。 ◆余談……というか難点? ほのぼのとした世界観とキャラの可愛さと萌えを売りにしているどみる作品としてはシリアス度が高めの作品。 特にセレニアの抱えている本心やミルルートでの全体的な話の流れはなかなかに重たい。 とはいっても飽くまで「ういんどみるの中では」という話であり、本格的なソレと比較したら十分に平和ではあるが。 それでもってやはりというかシナリオ面は良い意味でも悪い意味でもういんどみるらしさが表れており 良く言えばハッピーエンドに溢れた、悪く言えばご都合主義が鼻につく内容となっている。 ご都合主義と称したシナリオ面では特に根幹である仔竜とレアの扱いについて難があり 各ヒロインとの触れ合いが主となって、肝心の仔竜の扱いがおざなりになっていることに不満を示す人も少なくはない。 ミルルートでは特にそれが顕著で、仔竜の存在自体が彼女を取り巻く事件の引き立て役になっている感もある。 他に、パッケージやホームページのストーリー紹介では主人公が国に対して無謀な戦いを挑むかのようなシリアスな文面が書かれているが 実際のその内容はあまり大したことはなかったりで、やはりトントン拍子で話が片付くことが多い。 とはいえそういったご都合主義な面も含めてこそがういんどみる作品らしいとも言える。 元よりシナリオよりもキャラの可愛さと萌えとエロスを売りにしたメーカーであるので あまりそういった欠点を気にしなければ十分に楽しめる内容となっている。 各ヒロインのルートを一通りクリアした後に解放されるアフターストーリーは短いながらも 今まで明かされることの無かった聖竜の遺骨とそこに添えられたメッセージに関する真相が判明する。 その真実とタイトルの意味に気付いた時、きっと温かな気持ちになれる筈である。 #center(){&font(#ff0000){遥かな昔の彼らに送った、遥かな未来を望む唄。}} #center(){&font(#ff0000){遥かな昔に彼らが歌った、遥かな未来へ続く唄。}} #center(){&font(#ff0000){昨日に奏でる明日の唄。}} #center(){&font(#ff0000){愛すべきものへと送る、遥かなる子守唄。}} #center(){&font(#ff0000){大いなる揺りかごに抱かれながら、今日も俺達は生きている。}} #center(){&font(#ff0000){明日もきっと、生きていく。}} #center(){&font(#ff0000){確かな想いと無数の思い出を胸に、遥かな今を生きていく。}} 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=コメント欄){ - 何がすごいって公式のあらすじだけでメインストーリーの8割を語っていること -- 名無しさん (2013-11-01 07:50:16) #comment }
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ほのぼのとした世界観とキャラの可愛さと萌えを売りにしているどみる作品としてはシリアス度が高めの作品。 特にセレニアの抱えている本心やミルルートでの全体的な話の流れはなかなかに重たい。 とはいっても飽くまで「ういんどみるの中では」という話であり、本格的なソレと比較したら十分に平和ではあるが。 それでもってやはりというかシナリオ面は良い意味でも悪い意味でもういんどみるらしさが表れており 良く言えばハッピーエンドに溢れた、悪く言えばご都合主義が鼻につく内容となっている。 ご都合主義と称したシナリオ面では特に根幹である仔竜とレアの扱いについて難があり 各ヒロインとの触れ合いが主となって、肝心の仔竜の扱いがおざなりになっていることに不満を示す人も少なくはない。 ミルルートでは特にそれが顕著で、仔竜の存在自体が彼女を取り巻く事件の引き立て役になっている感もある。 他に、パッケージやホームページのストーリー紹介では主人公が国に対して無謀な戦いを挑むかのようなシリアスな文面が書かれているが 実際のその内容はあまり大したことはなかったりで、やはりトントン拍子で話が片付くことが多い。 とはいえそういったご都合主義な面も含めてこそがういんどみる作品らしいとも言える。 元よりシナリオよりもキャラの可愛さと萌えとエロスを売りにしたメーカーであるので あまりそういった欠点を気にしなければ十分に楽しめる内容となっている。 各ヒロインのルートを一通りクリアした後に解放されるアフターストーリーは短いながらも 今まで明かされることの無かった聖竜の遺骨とそこに添えられたメッセージに関する真相が判明する。 その真実とタイトルの意味に気付いた時、きっと温かな気持ちになれる筈である。 #center(){&font(#ff0000){遥かな昔の彼らに送った、遥かな未来を望む唄。}} #center(){&font(#ff0000){遥かな昔に彼らが歌った、遥かな未来へ続く唄。}} #center(){&font(#ff0000){昨日に奏でる明日の唄。}} #center(){&font(#ff0000){愛すべきものへと送る、遥かなる子守唄。}} #center(){&font(#ff0000){大いなる揺りかごに抱かれながら、今日も俺達は生きている。}} #center(){&font(#ff0000){明日もきっと、生きていく。}} #center(){&font(#ff0000){確かな想いと無数の思い出を胸に、遥かな今を生きていく。}} 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=コメント欄){ - 何がすごいって公式のあらすじだけでメインストーリーの8割を語っていること -- 名無しさん (2013-11-01 07:50:16) #comment }

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