EXAMシステム

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&font(#6495ED){登録日}:2011/02/09(水) 23:01:26 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- EXAMシステム スタンバイ EXAMシステムとはガンダムシリーズに登場するシステムのことである。 なお、EXAMは「イグザム」では無く「エグザム」と発音する。 ※ネタバレ含む EXAMシステム第一人者であるクルスト・モーゼス博士が開発したシステム。"裁き"を意味する「examination」からきている。 ニュータイプの動きをデジタル化し、OSとして使用することにより、オールドタイプでもニュータイプに近い動作を可能にするシステムである。搭乗者はケーブル付きのメットをかぶって搭乗する。 起動中は機体をコンピュータの反応に追従できるように限界状態で運用し、機体の得た情報(相手の脳波など)をパイロットに直接伝達し擬似的にニュータイプすることができる。 「ニュータイプの存在を感知した際に暴走を意図的に引き起こし人間をニュータイプに対抗できる殺戮機械にする事」が真の目的とされている。 搭載機にかなりの負荷をかけるため、搭載できる機体は限られており、起動中は常にリミッターの外れた状態で運用するので、いつオーバーヒートするかわからない非常に不安定なシステムである。もともとこのシステムの役割はアルフ曰く、「機体の得た情報をパイロットにフィードバックさせることで、飛躍的に戦闘能力を向上させる」というだけであったようだが、クルスト博士がニュータイプを危険視したため、対ニュータイプ殲滅システムに変更された。 ニュータイプの殲滅という目的を優先し過ぎるあまり、パイロットの安全面は全く考慮されておらず、実験中にコクピットより頭部の損傷回避をシステムが優先した結果、攻撃がコクピットに直撃しパイロットが死亡するケースが見られた。 BD-1の頭部が前の実験機のジムから移植されたことから、簡単に移せる物ではなく、実体のあるハードウェア的な物を含むシステムであると予想される。 ガンプラのBD1の1/144HGの説明書によると 頭部に内蔵されているMS用のOSでソフトウェアとハードウェアの双方がクルスト博士独自のノウハウによって構成されているとある ◇開発経緯 ジオン公国のフラナガン機関でニュータイプの研究をしていたクルスト博士は、あるときから 「ニュータイプが人類に代わる新たな存在ならば、かつて現人類に滅ぼされた旧人類のように、我々も滅ぼされるのではないだろうか」 という、一種の強迫観念とも言える考えを持つようになってしまった。このことは博士の著書でも述べられている。 ニュータイプの存在を危惧した博士は、対ニュータイプ殲滅システムとしてのEXAM開発に着手する。 しかし研究は難航し、最終的に被験者であるニュータイプと目される14歳の少女、マリオン・ウェルチの精神パターンをコピーすることで完成した。 このときマリオンは実験後すぐに意識不明となってしまう。 彼女を人柱にすることにより生み出されたEXAMシステムだが、ジオンの機体ではEXAMの高負荷に耐えきれず、システムを十分に運用できなかった。 そのため博士はシステムを手土産に地球連邦に亡命し、連邦内部で再び開発を続行することとなった。博士にとって、ニュータイプを倒すためには、連邦もジオンも関係無かったのである。 そしてついに、陸戦型ガンダムをベースとすることでクルスト博士の思う"完成"となったのであった。 こうしてこの禁忌というべきシステムはジオンと連邦、計4機のMSに搭載されたが、最終的に全機大破し、博士も完成後のニムバス・シュターゼンによる襲撃で亡くなったので、システムは永遠に失われることとなった。 システムは公式の記録にはのせられず、歴史の闇に葬られた。 ちなみにマリオンはBD-2とBD-3の死闘の後、意識を回復している。 ◇発動条件 システム発動条件は主に @ニュータイプの脳波を感知する A多数の人間の死と殺気を感知する の二つである。 一応、コクピット内のボタンで任意の発動も可能のようだが、ここではこの二つについて記述する。 @の場合 これはクルスト博士の意図した発動であり、本システムが「対ニュータイプ殲滅システム」たりえる由縁である。 ニュータイプの脳波を感知した時点で自動で発動し、機体が大破するか、対象の殲滅を完了するまで動作し続ける。 この時パイロットの戦闘の意思の有無は無視され、たとえパイロットが死亡しても停止することは無い。 搭載機同士でも同様の反応が起こってしまうため、作戦区域に一機が適当。 Aの場合 これは博士の意図していないモノであり、真の意味での「暴走」である。 ニュータイプの感覚の敏感さまでコピーしてしまったためか、多数の死や殺意などの脳波を感知することで発動し、敵・味方問わず周囲を無差別に攻撃する。 上記と同様にシステムが「敵」と判断したものが全て消滅するまで動作し続け、パイロットが死亡しても止まることはない。 戦場において「多数の死と殺意」がある状況は頻繁なので、搭載機は味方に被害がでないよう、敵陣の中で単機、狂戦士的に戦うのが効果的であると思われる。 ◇EXAM搭載機一覧 ・イフリート改 ・ブルーディスティニー1号機(ジム・ブルーディスティニー) ・ブルーディスティニー2号機 ・ブルーディスティニー3号機 ・ブルーディスティニー3号機改(特定の作品のみ) ・ゲルググEXAM搭載型(〃) ・ギャンEXAM搭載型(〃)   ・ブルーディスティニー3号機改(ジムヘッド) ・ブルーディスティニーΩ(漫画「ガンダムKATANA」内で『妖刀』システムの参考機体として登場。二号機をベースに復元された機体だが、完全なEXAMは搭載されていない) (補足)※推測含む ◇NT-Dシステムとの違い 本システムに近い性質を持つものとして、同じガンダムシリーズの「機動戦士ガンダムUC」に登場するユニコーンガンダムが搭載している「NT-Dシステム」がある。 NT-Dシステムについて詳しく知りたい方は「ユニコーンガンダム」の記事を参照。 「ニュータイプの駆逐」という非常に似たコンセプトを持つため、同一視されることが多いが、この二つは異なる性質を持っている。 主にその本質とも言える殲滅対象のニュータイプの範囲である。 殲滅するニュータイプの範囲についてだが、この二つは 「ニュータイプという存在の消滅」 という同じ概念を持つものの、NT-Dが"敵"、つまりはジオンのニュータイプを攻撃するのに対し、EXAMは"敵"だけでなく"味方"である連邦のニュータイプまでもを襲う、という点で違いが生じている。 これは開発した理由である「現人類をニュータイプから守る」と「ニュータイプ論の否定を通してジオンの存在自体を否定する」の違いによって生じたと思われる。 他の違いとしては、発動後においてNT-Dシステムがパイロットの意思で操縦できるのに対し、EXAMシステムは強制的に戦うよう自動で操作される、という点などがあげられる。 (余談) ・EXAM搭載機はBD-3を除き青く塗装されているが、ニュータイプには宇宙が青く見えるから。3号機は塗装する時間がなかったため青ではない。 一応博士の趣味、という理由もある。 ゲームにもよるが、EXAMを起動すると普段はゴーグルで見えないジムのカメラアイも見える。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/02/09(水) 23:01:26 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- EXAMシステム スタンバイ EXAMシステムとはガンダムシリーズに登場するシステムのことである。 なお、EXAMは「イグザム」では無く「エグザム」と発音する。 ※ネタバレ含む EXAMシステム第一人者であるクルスト・モーゼス博士が開発したシステム。"裁き"を意味する「examination」からきている。 ニュータイプの動きをデジタル化し、OSとして使用することにより、オールドタイプでもニュータイプに近い動作を可能にするシステムである。搭乗者はケーブル付きのメットをかぶって搭乗する。 起動中は機体をコンピュータの反応に追従できるように限界状態で運用し、機体の得た情報(相手の脳波など)をパイロットに直接伝達し擬似的にニュータイプすることができる。 「ニュータイプの存在を感知した際に暴走を意図的に引き起こし人間をニュータイプに対抗できる殺戮機械にする事」が真の目的とされている。 搭載機にかなりの負荷をかけるため、搭載できる機体は限られており、起動中は常にリミッターの外れた状態で運用するので、いつオーバーヒートするかわからない非常に不安定なシステムである。もともとこのシステムの役割はアルフ曰く、「機体の得た情報をパイロットにフィードバックさせることで、飛躍的に戦闘能力を向上させる」というだけであったようだが、クルスト博士がニュータイプを危険視したため、対ニュータイプ殲滅システムに変更された。 ニュータイプの殲滅という目的を優先し過ぎるあまり、パイロットの安全面は全く考慮されておらず、実験中にコクピットより頭部の損傷回避をシステムが優先した結果、攻撃がコクピットに直撃しパイロットが死亡するケースが見られた。 BD-1の頭部が前の実験機のジムから移植されたことから、簡単に移せる物ではなく、実体のあるハードウェア的な物を含むシステムであると予想される。 ガンプラのBD1の1/144HGの説明書によると 頭部に内蔵されているMS用のOSでソフトウェアとハードウェアの双方がクルスト博士独自のノウハウによって構成されているとある ◇開発経緯 ジオン公国のフラナガン機関でニュータイプの研究をしていたクルスト博士は、あるときから 「ニュータイプが人類に代わる新たな存在ならば、かつて現人類に滅ぼされた旧人類のように、我々も滅ぼされるのではないだろうか」 という、一種の強迫観念とも言える考えを持つようになってしまった。このことは博士の著書でも述べられている。 ニュータイプの存在を危惧した博士は、対ニュータイプ殲滅システムとしてのEXAM開発に着手する。 しかし研究は難航し、最終的に被験者であるニュータイプと目される14歳の少女、マリオン・ウェルチの精神パターンをコピーすることで完成した。 このときマリオンは実験後すぐに意識不明となってしまう。 彼女を人柱にすることにより生み出されたEXAMシステムだが、ジオンの機体ではEXAMの高負荷に耐えきれず、システムを十分に運用できなかった。 そのため博士はシステムを手土産に地球連邦に亡命し、連邦内部で再び開発を続行することとなった。博士にとって、ニュータイプを倒すためには、連邦もジオンも関係無かったのである。 そしてついに、陸戦型ガンダムをベースとすることでクルスト博士の思う"完成"となったのであった。 こうしてこの禁忌というべきシステムはジオンと連邦、計4機のMSに搭載されたが、最終的に全機大破し、博士も完成後のニムバス・シュターゼンによる襲撃で亡くなったので、システムは永遠に失われることとなった。 システムは公式の記録にはのせられず、歴史の闇に葬られた。 ちなみにマリオンはBD-2とBD-3の死闘の後、意識を回復している。 ◇発動条件 システム発動条件は主に @ニュータイプの脳波を感知する A多数の人間の死と殺気を感知する の二つである。 一応、コクピット内のボタンで任意の発動も可能のようだが、ここではこの二つについて記述する。 @の場合 これはクルスト博士の意図した発動であり、本システムが「対ニュータイプ殲滅システム」たりえる由縁である。 ニュータイプの脳波を感知した時点で自動で発動し、機体が大破するか、対象の殲滅を完了するまで動作し続ける。 この時パイロットの戦闘の意思の有無は無視され、たとえパイロットが死亡しても停止することは無い。 搭載機同士でも同様の反応が起こってしまうため、作戦区域に一機が適当。 Aの場合 これは博士の意図していないモノであり、真の意味での「暴走」である。 ニュータイプの感覚の敏感さまでコピーしてしまったためか、多数の死や殺意などの脳波を感知することで発動し、敵・味方問わず周囲を無差別に攻撃する。 上記と同様にシステムが「敵」と判断したものが全て消滅するまで動作し続け、パイロットが死亡しても止まることはない。 戦場において「多数の死と殺意」がある状況は頻繁なので、搭載機は味方に被害がでないよう、敵陣の中で単機、狂戦士的に戦うのが効果的であると思われる。 ◇EXAM搭載機一覧 ・イフリート改 ・ブルーディスティニー1号機(ジム・ブルーディスティニー) ・ブルーディスティニー2号機 ・ブルーディスティニー3号機 ・ブルーディスティニー3号機改(特定の作品のみ) ・ゲルググEXAM搭載型(〃) ・ギャンEXAM搭載型(〃)   ・ブルーディスティニー3号機改(ジムヘッド) ・ブルーディスティニーΩ(漫画「ガンダムKATANA」内で『妖刀』システムの参考機体として登場。二号機をベースに復元された機体だが、完全なEXAMは搭載されていない) (補足)※推測含む ◇NT-Dシステムとの違い 本システムに近い性質を持つものとして、同じガンダムシリーズの「機動戦士ガンダムUC」に登場するユニコーンガンダムが搭載している「NT-Dシステム」がある。 NT-Dシステムについて詳しく知りたい方は「ユニコーンガンダム」の記事を参照。 「ニュータイプの駆逐」という非常に似たコンセプトを持つため、同一視されることが多いが、この二つは異なる性質を持っている。 主にその本質とも言える殲滅対象のニュータイプの範囲である。 殲滅するニュータイプの範囲についてだが、この二つは 「ニュータイプという存在の消滅」 という同じ概念を持つものの、NT-Dが"敵"、つまりはジオンのニュータイプを攻撃するのに対し、EXAMは"敵"だけでなく"味方"である連邦のニュータイプまでもを襲う、という点で違いが生じている。 これは開発した理由である「現人類をニュータイプから守る」と「ニュータイプ論の否定を通してジオンの存在自体を否定する」の違いによって生じたと思われる。 他の違いとしては、発動後においてNT-Dシステムがパイロットの意思で操縦できるのに対し、EXAMシステムは強制的に戦うよう自動で操作される、という点などがあげられる。 (余談) ・EXAM搭載機はBD-3を除き青く塗装されているが、ニュータイプには宇宙が青く見えるから。3号機は塗装する時間がなかったため青ではない。 一応博士の趣味、という理由もある。 ゲームにもよるが、EXAMを起動すると普段はゴーグルで見えないジムのカメラアイも見える。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 「EXAM搭載機にニュータイプが乗るとどうなる?」というのが度々話題になる。 -- 名無しさん (2014-03-02 15:41:49) #comment #areaedit(end) }

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