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「無情」の極 シャングリラ - (2015/03/19 (木) 13:17:12) の１つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}：2014/07/17 (木) 19:52:03
&font(#6495ED){更新日}：&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}：約 8 分で読めます
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#center(){&bold(){&font(#808080){矛盾した心の苦しみが行き着く先、それは無感動。}}}
**概要
「無情」の極 シャングリラとは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。
DMR-08「エピソード2 グレイト・ミラクル」にて収録。レアリティはビクトリー。
背景ストーリーでは、ラスボスを務めたクリーチャーである。
まさかの古参種族であるガーディアンのラスボス化であり、DMのベテランプレイヤーは度肝を抜かれる形となった。
背景ストーリーでの誕生までに、不死鳥編を初めとする旧シリーズから伏線が張られていたことも有名。
そういう意味ではある意味、&bold(){DMにおける総決算}とも呼べるクリーチャー。
**解説
|&font(#808080){「無情」の極 シャングリラ} &bold(){≡V≡} 無色 (11)|
|進化クリーチャー：ガーディアン/ゼニス 17000|
|超無限進化・Ω－ガーディアンを1体以上自分の墓地、マナゾーン、またはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|メテオバーン－このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがタップされている時、相手のクリーチャーは攻撃できない。|
|エターナル・Ω|
進化方法は、新能力『&bold(){超無限進化・Ω}』で進化する。
現在のところ、シャングリラとイギー・スペシャルズしか所持していない進化方法でもある。
進化元は、ガーディアンの指定となっている。
なんと、指定枚数は、1体以上、つまり可能な限りの枚数を進化元と出来る。
しかも、バトルゾーンだけではなく、墓地やマナゾーンからも進化元を提供できるという優秀な進化。
主な能力としては、アタック時のメテオバーンを所持している。
メテオバーンを使用すると、相手クリーチャーを山札に送り込む。
当然ながら破壊能力ではないので、モヤシなどの破壊耐性や、破壊時に能力を発動するクリーチャーは一切通用しない。
つまり、《&font(#800080){悪魔神デスモナーク}》などの効果は発揮が出来ないということである。
バウンスでもないので《&font(#ff0000){時空の喧嘩屋キル}》も意味を成さない。
正に、この能力に対抗できるのは、シャングリラと同じゼニスが持つ『エターナル・Ω』だけ、ということなのだ。
当然、メテオバーンの弱点として『使い切ってしまう』という点がある。
しかし、超無限進化であるシャングリラは、あまり進化元の枚数で困ることは無い。
仮にシャングリラがバトルゾーンから離れても、エターナル・Ωで再び召喚されると、進化元も回復して帰ってくるということもある。
そして、シャングリラ最大の能力がある。
それは、シャングリラがタップされていると『相手クリーチャーは攻撃できない』のだ。
プレイヤーに攻撃できないので、シールドは割れない。クリーチャーを攻撃することも叶わないのである。
正に『封殺の力』と表現するにふさわしい。
対策としては、相手がシャングリラをなんらかの方法で除去したり、アンタップさせる必要がある。
ゼニスであるため、『エターナル・Ω』は完備。
よほどのことをされない限り、完全に除去されることは無い。
しかし、見過ごせない弱点もある。
最大の弱点は、なんと言っても、11コストと重いコストである。
シャングリラはゼニスである。そのため、高速ブーストをすれは召喚には困らないと思うかもしれない。
しかし、シャングリラは、種族がガーディアンであるため、そこのところを考慮せねばならない。
シャングリラは、能力的な面から見ると、使うデッキは当然ガーディアンを多く使うデッキに限られていく。
しかし、ガーディアンは光文明が多くを占める。なので、シャングリラ自身が無色ということもあり、デッキカラーの調整が重要になる。
闇文明ガーディアンを入れて、進化元貯蓄の為に墓地肥しをしたい場合は、なおさら色事故に注意せねばならない。
また、上記でも述べたように、使うデッキはガーディアンデッキがほとんどであろう。
他のゼニスのように、ターボゼニスに使うなどと言ったことはできない。
シャングリラを使う場合は、無理な構築はせずに、しっかりとマナブーストの出来るガーディアンデッキを作ってあげよう。
後は、《&font(#ffdc00){ダイヤモンド・ソード}》相手には注意したい。
何しろ、シャングリラの攻撃を封じる能力も、ダイヤモンド・ソードまでは封じることが不可能となっている。
相手のマナゾーンにダイヤモンド・ソードが見える場合は、とっとと決着をつけたい。
まとめると、エピソード2のラスボスとしては、十分すぎるほどの性能を持っている。
バトルゾーンに、シャングリラを出せば、相手の動きは相当鈍くなることは間違いない。
攻撃力に関しても十分な性能であり、ガーディアンとしてもゼニスとしても最高レベルである。
ただし、ガーディアンという種族やコストの関係から、使うデッキは限られてくる。
他のゼニスのように、マナブーストの出来るデッキに刺しておけば、万能な働きが出来るという訳ではない。
ただ、それを考慮しても、十分な魅力を持ったカードであることは間違いない。
専用デッキを組んで、文字通り相手のバトルゾーンを『無』そのものにするかのように焼き払ってしまおう。
**関連カード
|&font(#808080){無情秘伝 LOVE×HATE（ラブアンドヘイト）} R 無色 (9)|
|呪文|
|アタック・チャンス－《「無情」の極 シャングリラ》（自分の《「無情」の極 シャングリラ》が攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。)|
|クリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。|
|バトルゾーンに自分のゼニスがあれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。|
無色の呪文。
リアニメイト性能と自分のゼニスの存在によって、相手の山札へのバウンスを行うことができる。
アタック・チャンスの効果から、シャングリラの専用呪文としての側面も持つ。
そのため、シャングリラとの相性は抜群。シャングリラをリアニメイトし、同時に山札へのバウンスを決めてしまおう。
|&font(#ffdc00){守護聖天タース・ケルケルヨ} VR 光文明 (6)|
|進化クリーチャー：ガーディアン 9500|
|進化-自分のガーディアン1体の上に置く。|
|自分の他のガーディアンが破壊される時、墓地に置くかわりにこのクリーチャーの下に置いてもよい。|
|このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるクリーチャーを1体選び、表向きにして自分の山札の上に置いてもよい。そうした場合、そのクリーチャーをバトルゾーンに出す。|
|W・ブレイカー|
進化ガーディアン。
ガーディアンが墓地送りされるときに、代わりにこのカードの下に仕込む上に、攻撃時には下のカードを踏み倒すことができる。
エピソード2からの、ガーディアンデッキの切り札的存在。
その能力から、様々なコンボや専用デッキが組まれるなど、優秀な存在。
当然、シャングリラも踏み倒すことがきでる。同じガーディアンなので相性も良い。
シャングリラの専用デッキを構築するなら、とにかく入れておきたい存在である。
|&font(#808080){逆転王女(プリンセス)プリン} UC 無色 (5)|
|クリーチャー：ハンター/エイリアン 2000|
|S・トリガー|
|ガチンコ・ジャッジでこのクリーチャーを見せた時、またはこのクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、タップまたはアンタップする。|
場に出した時や、GJによりめくられた場合には、バトルゾーンのクリーチャーをタップかアンタップ出来る優秀なカード。
背景ストーリーでは、シャングリラと激突する鬼羅丸の援軍として参上。
その力で、シャングリラが優勢だった形勢を見事に逆転してしまった。
そのため、このカードは、シャングリラに対する対策が出来る能力になっている。
しかし、アンタップだけではなく、タップも出来るその能力は、皮肉にもシャングリラとの相性が良い。
色んな意味で『逆転』なカードと言える。
|&font(#808080){超絶奇跡（グレイト・ミラクル）鬼羅丸} &bold(){≡V≡} 無色 (12)|
|クリーチャー：ヒューマノイド/ハンター/エイリアン/ゼニス 17000|
|このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手と3回ガチンコ・ジャッジする。クリーチャーを見せて自分が勝つたび、そのクリーチャーを山札の一番下に置くかわりにバトルゾーンに出す。呪文を見せて自分が勝つたび、その呪文を山札の一番下に置くかわりにコストを支払わずに唱える。|
|バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。|
|T・ブレイカー|
|エターナル・Ω|
エピソード2の主役カード。
背景ストーリーでは、シャングリラと激突した。
シャングリラとは、別方向に強力なカード。
シャングリラデッキを使っていて、相手に出された場合は、ある意味デュエルが盛り上がるかもしれない。
|&font(#808080){「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー} SR 無色 (12)|
|クリーチャー：ガーディアン/アンノウン/ゼニス 17000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、次の相手のターン、相手のクリーチャーはすべて可能であれば攻撃する。|
|自分の他のクリーチャーが相手のクリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーがバトルする。|
|バトルゾーンにある自分のクリーチャーを相手が選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。（ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい）|
|T・ブレイカー|
|エターナル・Ω（このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す）|
シャングリラ同様に、ガーディアン/ゼニスを兼ね備えている。
名前の由来も、シャングリラと意味が近い。
背景ストーリーでは、終盤頃に登場。
このクリーチャーが登場したことと、シャングリラの降臨により、不穏な動きを見せていた、ガーディアンの目的がついに明らかになる。
|[[「終」の極 イギー・スペシャルズ]] VR 無色 (13)|
|進化クリーチャー：アンノウン/ゼニス 21000|
|超無限進化・Ω－無色クリーチャーを1体以上自分の墓地、マナゾーンまたはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下に重ねたカード1枚につき、次のうちいずれかひとつを選ぶ。|
|▼バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。|
|▼相手の手札を見ないで1枚選び、持ち主のマナゾーンに置く。|
|Q・ブレイカー|
|エターナル・Ω|
エピソード2で登場した進化ゼニス。
シャングリラと同様に、超無限進化・Ωを所持している。
『始まり』のゼニスであるシャングリラとは逆に『終わり』を示す名前を司るゼニス。
そのため、何らかの関連性を疑われているが、詳細は不明。
エピソード3では、シャングリラと同じように、オラクルによって神として崇められている。
|&font(#808080){神人類 ヨミ} &bold(){≡V≡} 無色 (8)|
|クリーチャー：ゴッド・ノヴァ/オラクル 12000+|
|このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、カードを3枚まで引いてもよい。|
|T・ブレイカー|
|中央G・リンク（このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを「右G・リンク」または「左G・リンク」とあるゴッドにリンクしてもよい）|
|このクリーチャーがカード3枚でリンクしていれば、自分のシールドはブレイクされない。|
エピソード3で登場したクリーチャー。
シャングリラを神として崇めている種族、オラクルのトップに立つ存在である。
ヨミ自身も、シャングリラ自身に影響を受けたのか、シールドのブレイクを封じる能力を持っている。
これも、シャングリラと同じ封殺の力と言っても過言ではない。
もっとも、攻撃そのものを封じるシャングリラよりは、能力面では劣る部分も多い。
シャングリラが、背景世界でどれだけの力を持っていたのかが分かるだろう。
|&font(#008000){樹脈の守護者エバード・ゼノム} C 自然文明 (3)|
|クリーチャー：ガーディアン 2500|
|バトルゾーンに自分のガーディアンが他に1体でもあれば、このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。|
不死鳥編時期に登場した、初の自然単色ガーディアン。
残念ながら、自然ガーディアンということ以外に特徴が無く、能力はあまり実用性があるとは言い難い。
しかし、背景ストーリーでは、&bold(){シャングリラ誕生を示唆する重要な存在}だった。
当時のデュエリストは気が付く訳が無い。5年以上の時間をかけた壮大な伏線である。
何故、光文明の守護者だったガーディアンが自然文明となることが可能だったのか。
天空の守護者の彼らが、何故地上に適応して、他の文明の為に活動を行っていたのか。
**背景ストーリー
背景ストーリーでは、エピソード2のラスボスとして登場。
悩んだ末に、歪んだ愛情から『世界を無にする』ことを目的に活動(つまり世界滅亡である)。
それを阻止しようとする《&font(#808080){超絶奇跡 鬼羅丸}》と激突し、引き分けの末に世界から消滅した。
しかし、その後のエピソード3の背景世界にも影響を与えた。
■誕生経緯
転生編で、進化クロスギアの暴走の末に引き起こされた、世界滅亡。
当然、従来の光文明の天空都市もその被害に巻き込まれることになる。
その滅亡の未来を預言してしまった、シルヴァー・グローリーは、無情な決断を選択する。
それは、光文明の種族を天空都市から切り離し(つまり追放)、自身にしか行えない絶対防御体制の準備に入る。
ちなみに、戦国編までシルヴァー・グローリーが存在しているのを考えるに、この防御体制は成功したらしい。
多くの光文明の種族は、天空都市から切り離され、文明が意味を持たない世界で生きていかねばならなくなった。
光文明の種族であるガーディアンも、当然の如く、絶対防御体制の準備のためへの犠牲となり、天空都市を追放された。
それから一万年を経過した超獣世界。
不死鳥編の世界でも、ガーディアンは活動をしていた。
アーク・セラフィムの本拠地で主に活動しており、そのアーク・セラフィムやワイルド・ベジーズと手を組み、地上の生き物を守護していた。
天空都市から追放され、文明の意味を持たなくなった世界では、ガーディアンは本能のまま誰かを守ることに務めたのであった。
やがて、地上に適応した彼らの中には、《&font(#008000){樹脈の守護者エバード・ゼノム}》のように、従来の光文明を捨てた存在も現れ始める。
不死鳥編の世界で栄えた新種族も、やがて世界の覇権を争い始めた。
そして、新種族は結束した末に、不死鳥と激突をし、とりあえずはフェニックス軍を撃退する。
そして不死鳥編終了直後の世界が舞台である、極神編。
ここでも、ゴッド軍と闇文明軍が激突を繰り広げた。両者の激突後、五元神が世界の修復を行う。
超獣世界は、不死鳥編以前の世界に姿を戻すことになった。
世界には、長い平和が訪れ、ガーディアンの防衛も終わるかと思いきや…それは許されなかった。
そう、極神編終了からしばらくの時を経た、戦国編である。
戦国編では、世界では戦争が起きておらず、戦国武闘会が開催されていた。
世界の平和を象徴するはずのこの大会が、ついにシャングリラを生み出す直接の原因を生み出す。
戦国編の背景ストーリーで行われていた第百回戦国武闘会は、次第にヒートアップしていく。
その光景は『大会』ではなく『戦争』となっており、大会は確実に狂気へと向かっていった。
そして悪夢が、決勝戦で引き起こされる。
決勝戦まで残った《&font(#800080){暗黒皇グレイテスト}&font(#ff0000){・シーザー}》が、禁断の兵器《[[超銀河弾 HELL]]》を使用。
結果的にシーザーさんは瞬殺されるが、HELLの威力は時空の裂け目を作り出してしまう。
時空の裂け目からは、古代の軍勢が出現。
一夜にして、超獣世界に残虐極まりない侵攻という悪夢を引き起こし、大規模な戦争が繰り広げられる。これが神化編である。
ガーディアンは、結局平和という物を目の当たりにすることが出来ずに、地上の生き物の防衛に努める。
しかし、ガーディアンには(推測するにおそらくこのころから)自己矛盾が生まれていった。
地上のクリーチャーを守っているうちに、ガーディアンにある思想が芽生えてくる。
何かを守護したいという『愛』の心と、侵入者を排除したいという『憎』の心。
『&bold(){誰でも良いから守ってあげたい}』という気持ちと『&bold(){攻撃してくる侵入者は撃退してやりたい}』という気持ち。
『誰でも守る』ということは、相反する二つの思想が同時に存在してしまうのだ。
この自己矛盾は、やがてある時(時期は不明だが、おそらく神化編終盤～覚醒編初期のころ)『はじまりのゼニス』を誕生させた。
そのゼニスは、ガーディアンの自己矛盾の思念が生み出したクリーチャー、《&font(#808080){「無情」の極 シャングリラ}》である…
そしてシャングリラは、自己矛盾を解決するために、ゼロの力に目覚める。ゼロ文明の誕生である。
■行動開始～消滅へ
存在自体がガーディアンの自己矛盾であるシャングリラ。
シャングリラは、ガーディアンのそういった自己矛盾を解決する考えをした。それは
全てを『無』にすれは苦しみがなくなる→無にするには、世界の滅亡が必要
といった、&bold(){気の狂った結論}を出す。
自己矛盾は、歪んだ思想を生み出してしまったのだった。
彼は、エピソード2の戦いの裏で行動を開始する。
まず、世界を破壊するために、自身の種族であるガーディアンから手を付ける。
光文明の種族であるガーディアンを、闇文明に産み落としたのだった。
そして、ガーディアンをアンノウン&ゼニス軍側に加勢させる。
もっとも、闇エンジェル・コマンドからは『頼りない』として、感謝すらされていなかったが…
次に、戦いの中で、主の《&font(#808080){「祝」の頂 ウェディング}》を失った闇エンジェル・コマンドを自身の手下に付けた。
&del(){まさか、闇天使も馬鹿にしていたガーディアンの親玉を頼りにするとは、まぁ皮肉なものである…}
一方、ゴールデン・エイジ側は、ついに希望の双子が、戦闘の末に、再会を果たす。
しかし、この希望の双子の激突時には《&font(#808080){「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー}》が出現するなど、ガーディアンの怪しさはピークに達する。
ウェディングやサスペンスも撃破され、ようやく戦争が終わるかと思われたその時、シャングリラはついに姿を現す。
シャングリラの圧倒的な力の前に、従来の超獣世界のクリーチャーは、手も足も出ない。
ゴールデン・エイジ軍は、シャングリラの力の前に、一瞬にして、犠牲者の山を築くこととなった。
鬼丸と修羅丸も奮戦したが、二人の力をもってしてもシャングリラを倒すことはできない。
そこで兄弟は《&font(#0000ff){絆の戦士ペッパー}》の提案により、兄・修羅丸がその力と魂全てを弟・鬼丸に託すことで融合することになった。
兄弟は《&font(#808080){超絶奇跡 鬼羅丸}》となった。
しかし、鬼羅丸へと姿を変えても、シャングリラ相手に対しては、劣勢を覆すことができない。
だが、彼のもとに、とうとうゼロの力に目覚めた双子たちの姉《&font(#808080){逆転王女プリン}》達が救援に駆けつける。
そのプリンの『&bold(){自由}』の力が、シャングリラの『&bold(){封殺}』の力を打ち破る。
鬼羅丸を苦しめた封殺の力が破られたことにより、鬼羅丸はシャングリラと何とか相打ちになった。
シャングリラは消滅し、ゼニスも超獣世界の一部として、消え去ったのだった…
■その後
シャングリラが消滅した後も、彼の存在は超獣世界に影響を与えてしまった。
エピソード2から一万年ほどが経過したエピソード3の世界。
彼はその世界で、オラクルという種族によって、至高神という神として崇めまつられることとなった。
シャングリラと鬼羅丸の激突は、オラクルによって神話として語り継がれていたのだ。
そして皮肉なことに、彼の考えは、オラクルに大きい影響を与えた。
そのことが遠因となり、エピソード3の世界でも争いが引き起こされることになったのだった…
なお、基本セット～エピソード3までの世界とは別世界のドラゴン・サーガでも、物語開始前にゼニスは出現していることが明らかになっている。
ここから考えるに、ドラゴン・サーガ世界でも、シャングリラは出現している可能性がある。
しかし、ドラゴン・サーガ世界のゼニスは、エピソードシリーズとは異なり、ドラゴン達に一瞬で全滅させられている。
このことを考慮すると、シャングリラもすぐに撃破されたのかもしれない…
■補足
おそらくではあるが、彼が結果的に、戦国編から緩い時間経過で進んだエピソード2のラスボスである。
それと『&font(#ff0000){シリーズの黒幕の上に次シリーズの新種族}』というエピソードシリーズの背景ストーリーの法則を照らし合わせると
・覚醒編のラスボスであるZ軍を操っていたエイリアン
・そのエイリアンを操っていたアンノウン
・アンノウンの上位種的存在であるゼニス
・そのゼニスの頂点であるシャングリラ
つまり、神化編の騒動以外は、彼の手元で踊っていたともいえる。ある意味&bold(){真の黒幕}である。
しかも、エピソード3の争いも、間接的に引き起こしている。
また、シャングリラという存在自体を超獣世界の争いの被害者としてみる意見もある。
確かに、超獣世界の住人の争いを好む性質が、この存在を生み出してしまったことは間違いない。
しかし彼は、覚醒編以降の戦いを、自身の手で広げているようなものなのである。
超銀河弾によって引き起こされた戦争の傷口をさらに広げたことは、決して許されることではない。
…もっとも、シャングリラの誕生を引き起こした、&bold(){全ての騒動の原因はシーザーさんなのだが。}
&font(#808080){アニヲタWikiを追記・修正すれば、間違いもなくなる。}
#include(テンプレ２)
#right(){この項目が面白かったなら……＼ポチッと/
#vote3(time=600,4)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 「みんなを守らなきゃいけない」「敵を倒さなくちゃいけない」どっちもやらなきゃいけなくて、覚悟出来ずに無情に逃げた存在 -- 名無しさん (2014-07-17 20:01:26)
- こうして見てみると悲しいラスボスと言えなくもないけど、シーザーさんがHELL打たなきゃ生まれなかったんだよなあ・・・・ -- 名無しさん (2014-07-17 20:05:53)
- やっぱり〆はシーザーさんか -- 名無しさん (2014-07-17 20:07:07)
- 背景ストーリーが壮大すぎて、アニメでの活躍を語る余地は無いね。 -- 名無しさん (2014-07-17 20:10:56)
- DS世界には登場していない可能性もあるよね -- 名無しさん (2014-07-17 20:22:31)
- シャングリラの生まれた経緯と不死鳥編云々はプレイヤーの想像がだんだんと誇張していったものだと聞いたが -- 名無しさん (2014-07-17 21:18:39)
- よもや当時のカードデザイナーもシーザーさんも今なお背景ストーリーで引き合いに出されてるとは夢に思ってないだろう。 -- 名無しさん (2014-07-17 23:09:37)
- 公開領域どこからでも進化元を引っ張ってこれるため、ガーディアン5枚程度でもホイホイ出てくる。 -- 名無しさん (2014-07-17 23:15:56)
- 安定のシーザーさん -- 名無しさん (2014-07-18 00:01:52)
- もうシーザーさん許してやれよ -- 名無しさん (2014-07-18 08:39:21)
- 回り回って全部シーザーさんが悪い -- 名無しさん (2014-07-18 18:36:45)
- 僕らは目指したShangri-La… -- 名無しさん (2014-07-18 18:48:29)
- シャングリラ以外のゼロ文明はゼロ文明が誕生したことに引き寄せられて誕生したんだろうけど、シャングリラはゼロ文明を誕生させた張本人だから想像を絶するほどの思念を持っていたに違いない -- 名無しさん (2014-07-18 22:14:25)
- DS世界はあくまで超獣世界とのパラレルであるから、別次元のパンドラスペースとかかわりあるシャングリラは出てない可能性は確かにあるな。 -- 名無しさん (2014-07-19 08:07:57)
- 結局はなんだかんだで全部シーザーさんが悪いんだ。エピソードシリーズまでの争いも、これから始まるDSシリーズの争いも全部全部シーザーさんのせいなんだ！（極論） -- 名無しさん (2014-07-20 17:43:46)
- まさか子供向けのカードゲームにこんなラスボスらしいキャラが居たとは… -- 名無しさん (2014-07-26 07:25:55)
- 「武」を極めようとする想いも、「俺」が一番だという想いも、「勝利」や「必勝」を願う想いも、そして超絶的な「奇跡」を呼び起こした想いすらも遥かに届かない苦しみがガーディアン達にはあったんだよなぁ -- 名無しさん (2015-01-05 21:48:13)
- カード指定除去には強い？ -- 名無しさん (2015-03-07 13:34:26)
- ↑進化元を全部進化クリーチャーにしておかないとカード指定除去でエターナル・Ωが発動しないというジレンマ -- 名無しさん (2015-03-07 13:37:18)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}：2014/07/17 (木) 19:52:03
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#center(){&bold(){&font(#808080){矛盾した心の苦しみが行き着く先、それは無感動。}}}
**概要
「無情」の極 シャングリラとは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。
DMR-08「エピソード2 グレイト・ミラクル」にて収録。レアリティはビクトリー。
背景ストーリーでは、ラスボスを務めたクリーチャーである。
まさかの古参種族であるガーディアンのラスボス化であり、DMのベテランプレイヤーは度肝を抜かれる形となった。
背景ストーリーでの誕生までに、不死鳥編を初めとする旧シリーズから伏線が張られていたことも有名。
そういう意味ではある意味、&bold(){DMにおける総決算}とも呼べるクリーチャー。
**解説
|&font(#808080){「無情」の極 シャングリラ} &bold(){≡V≡} 無色 (11)|
|進化クリーチャー：ガーディアン/ゼニス 17000|
|超無限進化・Ω－ガーディアンを1体以上自分の墓地、マナゾーン、またはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|メテオバーン－このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがタップされている時、相手のクリーチャーは攻撃できない。|
|エターナル・Ω|
進化方法は、新能力『&bold(){超無限進化・Ω}』で進化する。
現在のところ、シャングリラとイギー・スペシャルズしか所持していない進化方法でもある。
進化元は、ガーディアンの指定となっている。
なんと、指定枚数は、1体以上、つまり可能な限りの枚数を進化元と出来る。
しかも、バトルゾーンだけではなく、墓地やマナゾーンからも進化元を提供できるという優秀な進化。
主な能力としては、アタック時のメテオバーンを所持している。
メテオバーンを使用すると、相手クリーチャーを山札に送り込む。
当然ながら破壊能力ではないので、モヤシなどの破壊耐性や、破壊時に能力を発動するクリーチャーは一切通用しない。
つまり、《&font(#800080){悪魔神デスモナーク}》などの効果は発揮が出来ないということである。
バウンスでもないので《&font(#ff0000){時空の喧嘩屋キル}》も意味を成さない。
正に、この能力に対抗できるのは、シャングリラと同じゼニスが持つ『エターナル・Ω』だけ、ということなのだ。
当然、メテオバーンの弱点として『使い切ってしまう』という点がある。
しかし、超無限進化であるシャングリラは、あまり進化元の枚数で困ることは無い。
仮にシャングリラがバトルゾーンから離れても、エターナル・Ωで再び召喚されると、進化元も回復して帰ってくるということもある。
そして、シャングリラ最大の能力がある。
それは、シャングリラがタップされていると『相手クリーチャーは攻撃できない』のだ。
プレイヤーに攻撃できないので、シールドは割れない。クリーチャーを攻撃することも叶わないのである。
正に『封殺の力』と表現するにふさわしい。
対策としては、相手がシャングリラをなんらかの方法で除去したり、アンタップさせる必要がある。
ゼニスであるため、『エターナル・Ω』は完備。
よほどのことをされない限り、完全に除去されることは無い。
しかし、見過ごせない弱点もある。
最大の弱点は、なんと言っても、11コストと重いコストである。
シャングリラはゼニスである。そのため、高速ブーストをすれは召喚には困らないと思うかもしれない。
しかし、シャングリラは、種族がガーディアンであるため、そこのところを考慮せねばならない。
シャングリラは、能力的な面から見ると、使うデッキは当然ガーディアンを多く使うデッキに限られていく。
しかし、ガーディアンは光文明が多くを占める。なので、シャングリラ自身が無色ということもあり、デッキカラーの調整が重要になる。
闇文明ガーディアンを入れて、進化元貯蓄の為に墓地肥しをしたい場合は、なおさら色事故に注意せねばならない。
また、上記でも述べたように、使うデッキはガーディアンデッキがほとんどであろう。
他のゼニスのように、ターボゼニスに使うなどと言ったことはできない。
シャングリラを使う場合は、無理な構築はせずに、しっかりとマナブーストの出来るガーディアンデッキを作ってあげよう。
後は、《&font(#ffdc00){ダイヤモンド・ソード}》相手には注意したい。
何しろ、シャングリラの攻撃を封じる能力も、ダイヤモンド・ソードまでは封じることが不可能となっている。
相手のマナゾーンにダイヤモンド・ソードが見える場合は、とっとと決着をつけたい。
まとめると、エピソード2のラスボスとしては、十分すぎるほどの性能を持っている。
バトルゾーンに、シャングリラを出せば、相手の動きは相当鈍くなることは間違いない。
攻撃力に関しても十分な性能であり、ガーディアンとしてもゼニスとしても最高レベルである。
ただし、ガーディアンという種族やコストの関係から、使うデッキは限られてくる。
他のゼニスのように、マナブーストの出来るデッキに刺しておけば、万能な働きが出来るという訳ではない。
ただ、それを考慮しても、十分な魅力を持ったカードであることは間違いない。
専用デッキを組んで、文字通り相手のバトルゾーンを『無』そのものにするかのように焼き払ってしまおう。
**関連カード
|&font(#808080){無情秘伝 LOVE×HATE（ラブアンドヘイト）} R 無色 (9)|
|呪文|
|アタック・チャンス－《「無情」の極 シャングリラ》（自分の《「無情」の極 シャングリラ》が攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。)|
|クリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。|
|バトルゾーンに自分のゼニスがあれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。|
無色の呪文。
リアニメイト性能と自分のゼニスの存在によって、相手の山札へのバウンスを行うことができる。
アタック・チャンスの効果から、シャングリラの専用呪文としての側面も持つ。
そのため、シャングリラとの相性は抜群。シャングリラをリアニメイトし、同時に山札へのバウンスを決めてしまおう。
|&font(#ffdc00){守護聖天タース・ケルケルヨ} VR 光文明 (6)|
|進化クリーチャー：ガーディアン 9500|
|進化-自分のガーディアン1体の上に置く。|
|自分の他のガーディアンが破壊される時、墓地に置くかわりにこのクリーチャーの下に置いてもよい。|
|このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるクリーチャーを1体選び、表向きにして自分の山札の上に置いてもよい。そうした場合、そのクリーチャーをバトルゾーンに出す。|
|W・ブレイカー|
進化ガーディアン。
ガーディアンが墓地送りされるときに、代わりにこのカードの下に仕込む上に、攻撃時には下のカードを踏み倒すことができる。
エピソード2からの、ガーディアンデッキの切り札的存在。
その能力から、様々なコンボや専用デッキが組まれるなど、優秀な存在。
当然、シャングリラも踏み倒すことがきでる。同じガーディアンなので相性も良い。
シャングリラの専用デッキを構築するなら、とにかく入れておきたい存在である。
|&font(#808080){逆転王女(プリンセス)プリン} UC 無色 (5)|
|クリーチャー：ハンター/エイリアン 2000|
|S・トリガー|
|ガチンコ・ジャッジでこのクリーチャーを見せた時、またはこのクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、タップまたはアンタップする。|
場に出した時や、GJによりめくられた場合には、バトルゾーンのクリーチャーをタップかアンタップ出来る優秀なカード。
背景ストーリーでは、シャングリラと激突する鬼羅丸の援軍として参上。
その力で、シャングリラが優勢だった形勢を見事に逆転してしまった。
そのため、このカードは、シャングリラに対する対策が出来る能力になっている。
しかし、アンタップだけではなく、タップも出来るその能力は、皮肉にもシャングリラとの相性が良い。
色んな意味で『逆転』なカードと言える。
|&font(#808080){超絶奇跡（グレイト・ミラクル）鬼羅丸} &bold(){≡V≡} 無色 (12)|
|クリーチャー：ヒューマノイド/ハンター/エイリアン/ゼニス 17000|
|このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手と3回ガチンコ・ジャッジする。クリーチャーを見せて自分が勝つたび、そのクリーチャーを山札の一番下に置くかわりにバトルゾーンに出す。呪文を見せて自分が勝つたび、その呪文を山札の一番下に置くかわりにコストを支払わずに唱える。|
|バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。|
|T・ブレイカー|
|エターナル・Ω|
エピソード2の主役カード。
背景ストーリーでは、シャングリラと激突した。
シャングリラとは、別方向に強力なカード。
シャングリラデッキを使っていて、相手に出された場合は、ある意味デュエルが盛り上がるかもしれない。
|&font(#808080){「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー} SR 無色 (12)|
|クリーチャー：ガーディアン/アンノウン/ゼニス 17000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、次の相手のターン、相手のクリーチャーはすべて可能であれば攻撃する。|
|自分の他のクリーチャーが相手のクリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーがバトルする。|
|バトルゾーンにある自分のクリーチャーを相手が選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。（ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい）|
|T・ブレイカー|
|エターナル・Ω（このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す）|
シャングリラ同様に、ガーディアン/ゼニスを兼ね備えている。
名前の由来も、シャングリラと意味が近い。
背景ストーリーでは、終盤頃に登場。
このクリーチャーが登場したことと、シャングリラの降臨により、不穏な動きを見せていた、ガーディアンの目的がついに明らかになる。
|[[「終」の極 イギー・スペシャルズ]] VR 無色 (13)|
|進化クリーチャー：アンノウン/ゼニス 21000|
|超無限進化・Ω－無色クリーチャーを1体以上自分の墓地、マナゾーンまたはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下に重ねたカード1枚につき、次のうちいずれかひとつを選ぶ。|
|▼バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。|
|▼相手の手札を見ないで1枚選び、持ち主のマナゾーンに置く。|
|Q・ブレイカー|
|エターナル・Ω|
エピソード2で登場した進化ゼニス。
シャングリラと同様に、超無限進化・Ωを所持している。
『始まり』のゼニスであるシャングリラとは逆に『終わり』を示す名前を司るゼニス。
そのため、何らかの関連性を疑われているが、詳細は不明。
エピソード3では、シャングリラと同じように、オラクルによって神として崇められている。
|&font(#808080){神人類 ヨミ} &bold(){≡V≡} 無色 (8)|
|クリーチャー：ゴッド・ノヴァ/オラクル 12000+|
|このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、カードを3枚まで引いてもよい。|
|T・ブレイカー|
|中央G・リンク（このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを「右G・リンク」または「左G・リンク」とあるゴッドにリンクしてもよい）|
|このクリーチャーがカード3枚でリンクしていれば、自分のシールドはブレイクされない。|
エピソード3で登場したクリーチャー。
シャングリラを神として崇めている種族、オラクルのトップに立つ存在である。
ヨミ自身も、シャングリラ自身に影響を受けたのか、シールドのブレイクを封じる能力を持っている。
これも、シャングリラと同じ封殺の力と言っても過言ではない。
もっとも、攻撃そのものを封じるシャングリラよりは、能力面では劣る部分も多い。
シャングリラが、背景世界でどれだけの力を持っていたのかが分かるだろう。
|&font(#008000){樹脈の守護者エバード・ゼノム} C 自然文明 (3)|
|クリーチャー：ガーディアン 2500|
|バトルゾーンに自分のガーディアンが他に1体でもあれば、このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。|
不死鳥編時期に登場した、初の自然単色ガーディアン。
残念ながら、自然ガーディアンということ以外に特徴が無く、能力はあまり実用性があるとは言い難い。
しかし、背景ストーリーでは、&bold(){シャングリラ誕生を示唆する重要な存在}だった。
当時のデュエリストは気が付く訳が無い。5年以上の時間をかけた壮大な伏線である。
何故、光文明の守護者だったガーディアンが自然文明となることが可能だったのか。
天空の守護者の彼らが、何故地上に適応して、他の文明の為に活動を行っていたのか。
**背景ストーリー
背景ストーリーでは、エピソード2のラスボスとして登場。
悩んだ末に、歪んだ愛情から『世界を無にする』ことを目的に活動(つまり世界滅亡である)。
それを阻止しようとする《&font(#808080){超絶奇跡 鬼羅丸}》と激突し、引き分けの末に世界から消滅した。
しかし、その後のエピソード3の背景世界にも影響を与えた。
■誕生経緯
転生編で、進化クロスギアの暴走の末に引き起こされた、世界滅亡。
当然、従来の光文明の天空都市もその被害に巻き込まれることになる。
その滅亡の未来を預言してしまった、シルヴァー・グローリーは、無情な決断を選択する。
それは、光文明の種族を天空都市から切り離し(つまり追放)、自身にしか行えない絶対防御体制の準備に入る。
ちなみに、戦国編までシルヴァー・グローリーが存在しているのを考えるに、この防御体制は成功したらしい。
多くの光文明の種族は、天空都市から切り離され、文明が意味を持たない世界で生きていかねばならなくなった。
光文明の種族であるガーディアンも、当然の如く、絶対防御体制の準備のためへの犠牲となり、天空都市を追放された。
それから一万年を経過した超獣世界。
不死鳥編の世界でも、ガーディアンは活動をしていた。
アーク・セラフィムの本拠地で主に活動しており、そのアーク・セラフィムやワイルド・ベジーズと手を組み、地上の生き物を守護していた。
天空都市から追放され、文明の意味を持たなくなった世界では、ガーディアンは本能のまま誰かを守ることに務めたのであった。
やがて、地上に適応した彼らの中には、《&font(#008000){樹脈の守護者エバード・ゼノム}》のように、従来の光文明を捨てた存在も現れ始める。
不死鳥編の世界で栄えた新種族も、やがて世界の覇権を争い始めた。
そして、新種族は結束した末に、不死鳥と激突をし、とりあえずはフェニックス軍を撃退する。
そして不死鳥編終了直後の世界が舞台である、極神編。
ここでも、ゴッド軍と闇文明軍が激突を繰り広げた。両者の激突後、五元神が世界の修復を行う。
超獣世界は、不死鳥編以前の世界に姿を戻すことになった。
世界には、長い平和が訪れ、ガーディアンの防衛も終わるかと思いきや…それは許されなかった。
そう、極神編終了からしばらくの時を経た、戦国編である。
戦国編では、世界では戦争が起きておらず、戦国武闘会が開催されていた。
世界の平和を象徴するはずのこの大会が、ついにシャングリラを生み出す直接の原因を生み出す。
戦国編の背景ストーリーで行われていた第百回戦国武闘会は、次第にヒートアップしていく。
その光景は『大会』ではなく『戦争』となっており、大会は確実に狂気へと向かっていった。
そして悪夢が、決勝戦で引き起こされる。
決勝戦まで残った《&font(#800080){暗黒皇グレイテスト}&font(#ff0000){・シーザー}》が、禁断の兵器《[[超銀河弾 HELL]]》を使用。
結果的にシーザーさんは瞬殺されるが、HELLの威力は時空の裂け目を作り出してしまう。
時空の裂け目からは、古代の軍勢が出現。
一夜にして、超獣世界に残虐極まりない侵攻という悪夢を引き起こし、大規模な戦争が繰り広げられる。これが神化編である。
ガーディアンは、結局平和という物を目の当たりにすることが出来ずに、地上の生き物の防衛に努める。
しかし、ガーディアンには(推測するにおそらくこのころから)自己矛盾が生まれていった。
地上のクリーチャーを守っているうちに、ガーディアンにある思想が芽生えてくる。
何かを守護したいという『愛』の心と、侵入者を排除したいという『憎』の心。
『&bold(){誰でも良いから守ってあげたい}』という気持ちと『&bold(){攻撃してくる侵入者は撃退してやりたい}』という気持ち。
『誰でも守る』ということは、相反する二つの思想が同時に存在してしまうのだ。
この自己矛盾は、やがてある時(時期は不明だが、おそらく神化編終盤～覚醒編初期のころ)『はじまりのゼニス』を誕生させた。
そのゼニスは、ガーディアンの自己矛盾の思念が生み出したクリーチャー、《&font(#808080){「無情」の極 シャングリラ}》である…
そしてシャングリラは、自己矛盾を解決するために、ゼロの力に目覚める。ゼロ文明の誕生である。
■行動開始～消滅へ
存在自体がガーディアンの自己矛盾であるシャングリラ。
シャングリラは、ガーディアンのそういった自己矛盾を解決する考えをした。それは
全てを『無』にすれは苦しみがなくなる→無にするには、世界の滅亡が必要
といった、&bold(){気の狂った結論}を出す。
自己矛盾は、歪んだ思想を生み出してしまったのだった。
彼は、エピソード2の戦いの裏で行動を開始する。
まず、世界を破壊するために、自身の種族であるガーディアンから手を付ける。
光文明の種族であるガーディアンを、闇文明に産み落としたのだった。
そして、ガーディアンをアンノウン&ゼニス軍側に加勢させる。
もっとも、闇エンジェル・コマンドからは『頼りない』として、感謝すらされていなかったが…
次に、戦いの中で、主の《&font(#808080){「祝」の頂 ウェディング}》を失った闇エンジェル・コマンドを自身の手下に付けた。
&del(){まさか、闇天使も馬鹿にしていたガーディアンの親玉を頼りにするとは、まぁ皮肉なものである…}
一方、ゴールデン・エイジ側は、ついに希望の双子が、戦闘の末に、再会を果たす。
しかし、この希望の双子の激突時には《&font(#808080){「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー}》が出現するなど、ガーディアンの怪しさはピークに達する。
ウェディングやサスペンスも撃破され、ようやく戦争が終わるかと思われたその時、シャングリラはついに姿を現す。
シャングリラの圧倒的な力の前に、従来の超獣世界のクリーチャーは、手も足も出ない。
ゴールデン・エイジ軍は、シャングリラの力の前に、一瞬にして、犠牲者の山を築くこととなった。
鬼丸と修羅丸も奮戦したが、二人の力をもってしてもシャングリラを倒すことはできない。
そこで兄弟は《&font(#0000ff){絆の戦士ペッパー}》の提案により、兄・修羅丸がその力と魂全てを弟・鬼丸に託すことで融合することになった。
兄弟は《&font(#808080){超絶奇跡 鬼羅丸}》となった。
しかし、鬼羅丸へと姿を変えても、シャングリラ相手に対しては、劣勢を覆すことができない。
だが、彼のもとに、とうとうゼロの力に目覚めた双子たちの姉《&font(#808080){逆転王女プリン}》達が救援に駆けつける。
そのプリンの『&bold(){自由}』の力が、シャングリラの『&bold(){封殺}』の力を打ち破る。
鬼羅丸を苦しめた封殺の力が破られたことにより、鬼羅丸はシャングリラと何とか相打ちになった。
シャングリラは消滅し、ゼニスも超獣世界の一部として、消え去ったのだった…
■その後
シャングリラが消滅した後も、彼の存在は超獣世界に影響を与えてしまった。
エピソード2から一万年ほどが経過したエピソード3の世界。
彼はその世界で、オラクルという種族によって、至高神という神として崇めまつられることとなった。
シャングリラと鬼羅丸の激突は、オラクルによって神話として語り継がれていたのだ。
そして皮肉なことに、彼の考えは、オラクルに大きい影響を与えた。
そのことが遠因となり、エピソード3の世界でも争いが引き起こされることになったのだった…
なお、基本セット～エピソード3までの世界とは別世界のドラゴン・サーガでも、物語開始前にゼニスは出現していることが明らかになっている。
ここから考えるに、ドラゴン・サーガ世界でも、シャングリラは出現している可能性がある。
しかし、ドラゴン・サーガ世界のゼニスは、エピソードシリーズとは異なり、ドラゴン達に一瞬で全滅させられている。
このことを考慮すると、シャングリラもすぐに撃破されたのかもしれない…
■補足
おそらくではあるが、彼が結果的に、戦国編から緩い時間経過で進んだエピソード2のラスボスである。
それと『&font(#ff0000){シリーズの黒幕の上に次シリーズの新種族}』というエピソードシリーズの背景ストーリーの法則を照らし合わせると
・覚醒編のラスボスであるZ軍を操っていたエイリアン
・そのエイリアンを操っていたアンノウン
・アンノウンの上位種的存在であるゼニス
・そのゼニスの頂点であるシャングリラ
つまり、神化編の騒動以外は、彼の手元で踊っていたともいえる。ある意味&bold(){真の黒幕}である。
しかも、エピソード3の争いも、間接的に引き起こしている。
また、シャングリラという存在自体を超獣世界の争いの被害者としてみる意見もある。
確かに、超獣世界の住人の争いを好む性質が、この存在を生み出してしまったことは間違いない。
しかし彼は、覚醒編以降の戦いを、自身の手で広げているようなものなのである。
超銀河弾によって引き起こされた戦争の傷口をさらに広げたことは、決して許されることではない。
…もっとも、シャングリラの誕生を引き起こした、&bold(){全ての騒動の原因はシーザーさんなのだが。}
&font(#808080){アニヲタWikiを追記・修正すれば、間違いもなくなる。}
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- 「みんなを守らなきゃいけない」「敵を倒さなくちゃいけない」どっちもやらなきゃいけなくて、覚悟出来ずに無情に逃げた存在 -- 名無しさん (2014-07-17 20:01:26)
- こうして見てみると悲しいラスボスと言えなくもないけど、シーザーさんがHELL打たなきゃ生まれなかったんだよなあ・・・・ -- 名無しさん (2014-07-17 20:05:53)
- やっぱり〆はシーザーさんか -- 名無しさん (2014-07-17 20:07:07)
- 背景ストーリーが壮大すぎて、アニメでの活躍を語る余地は無いね。 -- 名無しさん (2014-07-17 20:10:56)
- DS世界には登場していない可能性もあるよね -- 名無しさん (2014-07-17 20:22:31)
- シャングリラの生まれた経緯と不死鳥編云々はプレイヤーの想像がだんだんと誇張していったものだと聞いたが -- 名無しさん (2014-07-17 21:18:39)
- よもや当時のカードデザイナーもシーザーさんも今なお背景ストーリーで引き合いに出されてるとは夢に思ってないだろう。 -- 名無しさん (2014-07-17 23:09:37)
- 公開領域どこからでも進化元を引っ張ってこれるため、ガーディアン5枚程度でもホイホイ出てくる。 -- 名無しさん (2014-07-17 23:15:56)
- 安定のシーザーさん -- 名無しさん (2014-07-18 00:01:52)
- もうシーザーさん許してやれよ -- 名無しさん (2014-07-18 08:39:21)
- 回り回って全部シーザーさんが悪い -- 名無しさん (2014-07-18 18:36:45)
- 僕らは目指したShangri-La… -- 名無しさん (2014-07-18 18:48:29)
- シャングリラ以外のゼロ文明はゼロ文明が誕生したことに引き寄せられて誕生したんだろうけど、シャングリラはゼロ文明を誕生させた張本人だから想像を絶するほどの思念を持っていたに違いない -- 名無しさん (2014-07-18 22:14:25)
- DS世界はあくまで超獣世界とのパラレルであるから、別次元のパンドラスペースとかかわりあるシャングリラは出てない可能性は確かにあるな。 -- 名無しさん (2014-07-19 08:07:57)
- 結局はなんだかんだで全部シーザーさんが悪いんだ。エピソードシリーズまでの争いも、これから始まるDSシリーズの争いも全部全部シーザーさんのせいなんだ！（極論） -- 名無しさん (2014-07-20 17:43:46)
- まさか子供向けのカードゲームにこんなラスボスらしいキャラが居たとは… -- 名無しさん (2014-07-26 07:25:55)
- 「武」を極めようとする想いも、「俺」が一番だという想いも、「勝利」や「必勝」を願う想いも、そして超絶的な「奇跡」を呼び起こした想いすらも遥かに届かない苦しみがガーディアン達にはあったんだよなぁ -- 名無しさん (2015-01-05 21:48:13)
- カード指定除去には強い？ -- 名無しさん (2015-03-07 13:34:26)
- ↑進化元を全部進化クリーチャーにしておかないとカード指定除去でエターナル・Ωが発動しないというジレンマ -- 名無しさん (2015-03-07 13:37:18)
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