Library of Alexandria(MtG)

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&font(#6495ED){登録日}:20??/??/??(日) ??:??:?? &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 《Library of Alexandria》は、[[Magic the Gathering]]の黎明期に存在したカード。収録されたのはマジック最初のエキスパンション、アラビアンナイト。 時に「土地ゲー」とも揶揄されるMtGの歴史上でも、&color(red){五指に入るほどに強力な土地の一枚}でもある。 >Library of Alexandria >土地 > >(T):あなたのマナ・プールに(◇)を加える。 >(T):カードを1枚引く。この能力は、あなたの手札にカードがちょうど7枚ある場合にのみ起動できる。 起動条件こそあるとはいえ、土地1枚=1マナで&color(red){毎ターンカードを引く}ことができるというとんでもない効果を有する。 でも「手札がピッタリ7枚じゃないと駄目なんだし、意外と大したこと無いんじゃね」とか思ってはいけない。 MtGの初期手札は7枚。なので例えばパーミッションとかのコントロールデッキで後攻の場合、初手にこれをセットすると次のターンのドローフェイズで手札は7枚になり、もう能力を起動できてしまう。 (こういった「カードドロー→土地セット→ターンエンド」という動きを繰り返すデッキを特に&bold(){ドロー・ゴー}と呼んだりもする) 一度起動させてしまえば、それ以降は次なるドローカードが手札に来る確率も高まるため、ますます楽に手札七枚を維持することができる。 しかも土地であるため破壊される危険が少なく(当時は《露天鉱床/Strip Mine》、現在は《不毛の大地/Wasteland》があるため意外にパリンパリンと割られるが)、ついでのようにマナ能力まで持っているため最悪は無色土地としても運用可能と、隙が見当たらない。 およそ全ての[[トレーディングカードゲーム(TCG)]]は[[アドバンテージ(TCG)]]を稼ぐことが勝利に直結するが、それをこれほど容易く得られたのではゲームにならない。 実質「引いた者勝ち」であり、&bold(){"I Win"}なんてニックネームがつけられた。 その余りの強さから、かのパワー9に匹敵する力を持つとされ、黎明期のプレイヤーたちに特別に仲間入りを許された。これをひっくるめて、特に&bold(){パワー10}と称したりもする。 これはパワー9に属する他のカードとの相性が抜群だったことも大きい。&color(red){1マナ3枚ドロー}の《Ancestral Recall》や&color(red){3マナ7枚ドロー}の《Timetwister》は《Library of Alexandria》の能力の起動を大きく助け、《[[Black Lotus]]》や[[モックス>Mox(MtG)]]といったマナ・アーティファクトが失ったテンポを回復させてくれる。 [[パワー9(MtG)]]自体の項目も参照してほしいが、"パワー9"という呼称は、本来「&bold(){デッキに入れなければならない}9枚のパワーカード」を意味している。そして、そのパワー9と相性がよく、引けば勝てるこのカードもまた&color(red){デッキに入れなければならない}のである。だからこそ唯一例外的に仲間入りが許された訳である。 それに加えて、このカードが収録されたのがマジック最初のエキスパンション・アラビアンナイトだったことも影響しているのだろう。マジック最初のカードセットはパワー9も収録されたアルファ版であるが、これらは基本セットとして扱われ、エキスパンションセットとは区別される。 (なお、マジックの長い歴史では土地というジャンルに限っても単純なカードパワーではこれと同等以上なカードも生まれてはいるが、それらのパワー9加入は許されていない。) カード・プールの都合上、現在このカードが構築環境で使用可能なフォーマットはエターナルに限られ、そのうちレガシーでは当然の如く[[禁止カード>禁止カード(MtG)]]だが、ヴィンテージでは[[制限カード>制限カード(MtG)]]に止まっている(基本的には禁止カードの存在しないレギュレーションであるため)。 そのヴィンテージは先述した《Black Lotus》やMoxenの影響もあって超高速環境であり、比較的悠長なこのカードの採用率は他の制限カードと比較してもそれほど高くない。 だが、この環境であっても古典的なヘビー・パーミッションは少数ながら存在し、そうしたデッキが見事引き当てたならゲームは終わってしまう。 &bold(){I Win}は未だ健在なり、である。 *余談 このカード、名前からも分かる通りエジプトのアレクサンドリアに建てられた実在の図書館、「アレクサンドリア図書館」をモデルにしている。 能力や土地柄を考えても「伝説の土地」に相応しい感じがするのだが、普通の土地である。 これはレジェンド・ルールが初登場したのがもっと後のレジェンドというエキスパンションだからである。 ちなみに、[[デュエル・マスターズ(漫画)]]がマジックを扱っていた当時、栄えある第一回目に主人公[[切札勝舞>切札家]]がプレイした最初のカードがコレ。 ギャラリーから「禁止カードだ!」と総ツッコミが入った。 …[[コロコロコミック]]に掲載されたTCG販促漫画でやるようなことなんだろうか?(しかも勝負の決まり手が《[[天秤/Balance>天秤/Balance(MtG)]]》と《Zuran Orb》のコンボ) 対象年齢層を考えたとしても、理解できたとは到底思えないのだが…。 追記・修正は《Library of Alexandria》をセットして"I Win"と呟いたことのある人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }

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