Bazaar of Baghdad(MtG)

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&font(#6495ED){登録日}:20??/??/??(日) ??:??:?? &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 《Bazzar of Bagdhad》は、[[Magic the Gathering]]の黎明期に存在した土地の一枚。収録されたのはマジック最初のエキスパンション・アラビアンナイト。 >Bazaar of Baghdad >土地 > >(T):カードを2枚引き、その後カードを3枚捨てる。 ドロー能力を持っているが、2枚引いてその後3枚捨てる必要があるため、単純に使ってもディスアドバンテージにしかならない。 しかし、デッキによっては墓地も重要なリソースであり(特にカード・プールが広いほどそれは顕著である)、そのようなデッキにとっては単純な[[ドローカード>ドローソース(TCG)]]より効果的である。 そして土地であるため破壊されにくく、能力を[[打ち消される>対抗呪文(MtG)]]こともないのが最大の利点である。 …が、登場当初はまだそれほど墓地利用が盛んでなかったため、このカードはさほど注目されていなかった。 実は同じアラビアンナイト内にも《ルフ鳥の卵/Rukh Egg》([[エラッタ>エラッタ(MtG)]]前)という最高の相棒がいたのだが、それが活用された形跡もない。 (同じエキスパンションに[[なぜかノーコストで毎ターンドローできるインチキ土地>Library of Alexandria(MtG)]]があったことも原因の一つかもしれない。) だが、リアニメイトに代表される墓地活用戦術が組み上げられることにより、このカードも次第に頭角を現してゆく。 古い例としては、《伏魔殿/Pandemonium》+《はじける子嚢/Saproling Burst》のコンボを《[[補充/Replenish>補充/Replenish(MTG)]]》で揃える&bold(){パンデバースト}コンボで活躍。 また、この手のカードの女房役としてお馴染みの《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》もメルカディアン・マスクスで加わった。 その後墓地活用に長けたオデッセイ・ブロックが登場、このカードの性能もさらに増すことに。 同ブロックで登場した「フラッシュバック」や「マッドネス」といったシステムとの相性は抜群であり、《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》・《尊大なワーム/Arrogant Wurm》を利用した&bold(){青緑マッドネス}も組まれた。 また[[カスレア]]と考えられていた《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》に活用方法が判明するや一転、[[ワールドゴージャー (MtG)]]というリアニメイト系瞬殺[[コンボデッキ>コンボデッキ(TCG)]]が組まれ、特に《納墓/Entomb》[[制限>制限カード(MtG)]]後に活躍した。 単純にコンボパーツを探しつつ墓地に送れるだけでなく、《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》を利用したループを引き起こすことでライブラリーを全て墓地に送り、フィニッシャー(《シヴのヘルカイト/Shivan Hellkite》や《ラクァタス大使/Ambassador Laquatus》あたり)を《動く死体/Animated Dead》で釣り上げて発生した無限マナで瞬殺、といった芸当も可能だった。 また、ミラディンでの《[[精神隷属器/Mindslaver>精神隷属器/Mindslaver(MtG)]]》登場後は《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》で使い回すためにヴィンテージの&bold(){スタックス}で採用された例もあるようだ。 そして、その真価を発揮したのはラヴニカ・ブロックで「発掘」というシステムが加わった時である。 これら発掘カードは共通して「あなたがカードを引く場合、代わりにあなたは自分のライブラリーの一番上からN枚のカードを自分の墓地に置いてもよい。そうしたならこのカードをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。」効果を持っている。 これと《Bazzar of Bagdhad》を組み合わせると、手札の発掘カードを墓地に落とし、さらにドローを発掘に変換することで&color(red){ライブラリーを一気に大量に墓地に送る}ことができるのだ。 後は《ナルコメーバ/Narcomoeba》などの自力で勝手に戦場に蘇れるクリーチャーや《戦慄の復活/Dread Return》などの墓地から唱えられる呪文を組み合わせれば、そのまま1キルまで持って行ける。 つまり、初動のほとんど全てをこの《Bazzar of Bagdhad》に任せることができるため、「発掘デッキはこのカードが引ければ勝てる=&color(red){引けなきゃ勝てないから引けるまでマリガンする}」とまで言われている。手札1枚スタートでもこれがあれば良いのだ。その他、マリガン回数を増やせる《血清の粉末/Serum Powder》もよく採用される。 このデッキ(発掘の英語名からそのまま&bold(){ドレッジ}と呼ばれる)は現在でもヴィンテージのメタゲームの一角を占めるが、その最大の特徴の一つは、デッキの構造上&color(red){マナをほとんど必要としない}点である。(そのため&bold(){マナレス・ドレッジ}/&italic(){Manaless Dredge}などと呼ばれる) マナを必要としない都合上、[[パワー9>パワー9(MtG)]]も一枚も入れる必要がないため、ドレッジはヴィンテージにおける[[貧乏デッキ>貧乏デッキ/Budget Deck(TCG)]]の一種とされている。 …このバカ高い《Bazzar of Bagdhad》が4枚積み必須なデッキを貧乏デッキ呼ばわりとは、&bold(){&color(red){ヴィンテージプレイヤーの金銭感覚はどうなってやがるんだ!?}} なお、これらのデッキが活躍した背景も踏まえてかレガシーではType1.5からの移行に伴い[[禁止カード>禁止カード(MtG)]]に指定されている。 亜種(というかリメイク)は次元の混乱に登場した《バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar》。[[青>青/Blue(MtG)]]のクリーチャーになっており、色の役割的にはちょうどピッタリ(なお、時のらせんブロックでは過去の強力カードのクリーチャー化リメイクが複数行われており、このカードもその一枚。これらは大魔術師[[サイクル>サイクル(TCG)]]を形成している)。 クリーチャーであるため破壊されやすく、召喚酔いもあるためカードパワーはかなり抑えられ気味なのだが、出た時期がちょうどさっきの発掘カードたちと同じころだったため、スタンダードの&bold(){ナルコブリッジ}の他、下の環境の発掘デッキでも採用されている。 >Bazaar of Aniwota / アニヲタのバザール >土地 > >(T):項目内に2つ追記し、その後項目内を3つ修正する。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
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