ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR

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&font(#6495ED){登録日}:2010/11/24(水) 17:52:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(2){2005年11月25日 国境紛争の近く}} #center(){&font(white,black){25 NOV. , 2005 NEAR A DISPUTED BODOER}} #center(){&font(#ff0000){「あいつか。あぁ知ってる。話せば長い」}} #center(){&font(#ff0000){「そう。古い話だ」}} #center(){&font(#ff0000){「知ってるか。エースは3つに分けられる」}} #center(){&font(#ff0000){「強さを求める奴、プライドに生きる奴、戦況が読める奴。この3つだ。奴は――確かにエースだった」}} #center(){そして――『片羽』の言葉で物語の幕は上がる} #center(){&font(#ff0000){「あれは雪の降る寒い日だった」}} #center(){&sizex(2){1995年4月2日 ウスティオ ヴァレー航空基地}} #center(){&font(white,black){2 APR. , 1995 VALAIS AIR BAS USTIO}} ナムコのフライトシューティングゲーム・エースコンバットシリーズの第6作。 エースコンバット5の15年前のベルカ戦争を描いた物で、5では少し触れる程度だったベルカ戦争で何があったのかが明かされる。 また5のハートブレイク・ワンやフッケバイン、グラーバクやオヴニル、空母ケストレルが(チョイ役だけど)登場したり、 SPミッションでは条件を満たすとあのメビウスの名を冠するF-22と戦えたりと、シリーズファンには嬉しい演出も。 テーマは「エースによって語られる、エースの生き様」 であり、空戦の割合が大きく敵のエース部隊が多数登場するのが特徴。 その分ストーリーを通して活躍する名有りキャラは少なく、主人公と戦ったエースたちへのインタビューという形のムービーが挿入される。 また、ミッション中の行動によって「マーセナリー」「ソルジャー」「ナイト」の三つのスタイルに分類され、各ルートで登場する敵エース隊やセリフが変化する。 楽曲はお馴染みのオーケストラやギターサウンドに加え、フラメンコの要素を取り入れている。 相変わらずクオリティが高く、特にラスボス戦で流れる『ZERO』は名曲と名高い。   今まで特別塗装入手目的でしかなかったネームド機も数多く登場し、敵エース部隊の隊員と共にレコードで多くのパイロットの経歴などが閲覧できる。 中には後述のような前作に登場したキャラも登場していたりとファンをにやりとさせる要素も。 *《あらすじ》 ベルカ連邦――かつての雄武国家。 1980年代、長年の領土拡張と軍拡が祟り未曽有の経済危機に陥ったベルカは、連邦法を改正し東部諸国を独立させる事で状況改善を図っていた。 更に西からは領土拡張を続ける巨大国家オーシア連邦が少しずつベルカに迫る。 オーシアとベルカはかねてから関係が悪かったが、オーシアはベルカ西部に位置する五大湖周辺に豊富な地下資源が埋蔵されている事を報告し、 採掘資源をベルカ有利に配当する事を条件に五大湖周辺を割譲させる。 しかしオーシアは埋蔵資源量を過大に報告していた事が発覚、ベルカ内でオーシアへの不満が蓄積されて行く。 領土を少しずつ失い、しかしそれでも経済恐慌は収まらない不安と混乱の最中、正統国家復古を掲げる極右政党が政権を獲得する。 1995年3月25日、80年代にベルカから独立した事で生まれたウスティオ共和国に眠る膨大な天然資源発見を機に、 ベルカはウスティオ、そして独立させた周辺諸国やオーシアへ割譲した旧領土への侵攻作戦を開始する。 「&bold(){ベルカ戦争}」の開幕である。 精強なベルカ軍を前に、ウスティオは僅か1週間で正規軍が壊滅、山岳地を除いた国土の大半を制圧されてしまう。 ウスティオは最後の望みをオーシアを始めとした周辺国で結成された「連合軍」と、ウスティオ軍残存戦力と傭兵パイロットで構成された外人部隊に託す。 「片羽の妖精」と、後に「円卓の鬼神」として恐れられる一人のパイロットも、ウスティオの傭兵として戦争に臨む。 *《登場人物》 ・サイファー(Cipher) 主人公。相変わらず無口で素性不明な主人公だが、どうやら若い男であるらしい。 ウスティオ空軍第6航空師団第66飛行隊所属、ガルム隊の1番機。 戦況をひっくり返すほどの凄まじい活躍を見せ、敵味方から畏怖と敬意を込めて『円卓の鬼神』と呼ばれるようになる。 TACのサイファーはヒンドゥー語で0の意味。 パケなどで描かれているF-15Cの塗装は航空自衛隊飛行教導隊((現在は改編され飛行教導群))の「そとあお」と酷似している。((主翼や尾翼は同じだが垂直尾翼や機首の塗装が違うなど全く同一ではない)) なお意外にも主人公が傭兵というのは初代と2((リメイク作品の3Dでは傭兵ではなく04のように同盟軍のパイロットであるため正規の軍人である))・ZEROだけであり主人公が傭兵なのは2020年時点でサイファーが最後だったりする。((順に説明すると3・X2は民間企業所属ただし前者は当初は国際機関治安維持部隊所属なため軍人、後者はPMC所属なため傭兵とも言えるがPMCは傭兵と似たものと定義されているため厳密には傭兵ではない))((3D.04.5.6.7.X.Xi.AHは軍人、日本未販売のAdvance・NORTHERN WINGSについては情報不足で割愛)) ・&font(#ff0000){&u(){[[ピクシー>ラリー・フォルク(pixy)]]}} 本名ラリー・フォルク。CVは 『彼』の相棒であり、敵であった男。彼の言葉で物語は幕を上げる。 片方の翼を失いながらも生還した経験を持ち、『片羽の妖精』の二つ名で呼ばれる腕利きのパイロット。ちなみに乗機はF-15Cである。 ガルム隊の2番機としてサイファーと共に活躍するが、次第に戦争の意義を見失っていき…。   ・&font(#ff0000){&u(){[[PJ>PJ(エースコンバット)]]}} パトリック・ジェームズ・ベケット、略してPJ。趣味はポロ。 ウスティオ空軍第6航空師団第4飛行隊、クロウ隊3番機。後にピクシーの後釜のガルム2となる。F-16Cに搭乗。 ガルムの二人の活躍に憧れ、戦争を終わらせるために戦うという理想主義者。 そんな彼は基地で待っている彼女に戦争が終わったらプロポーズするつもりのナイスガイである。 バグなのか、どういう訳か対地攻撃をしない。そのため特殊兵装に爆弾を積んでも無意味。 関連項目:死亡フラグ   *《敵エース部隊》 本作最大の特徴は敵対するエース部隊である。 最新作まで含めたシリーズでも最多数となっており、登場演出も全て違うものが用意されている。 ***ベルカ 部隊名はほとんどが「ドイツ語の色」となっている。(部隊名後のM〇は登場するミッション) ●ロト隊(第2航空師団第52戦闘飛行隊)M3 デトレフ・フレイジャーが率いる部隊、機体はEF-2000×4・機首の赤い塗装が特徴。 隊長デトレフは若年ながら中佐の肩書を持つが顔立ち・家柄の良さからプロパガンダに利用されていたため。 撃墜後は基地司令官として空を飛ぶことなく終戦、戦後は大学の教授となっている。 使用機体の性能とこちらが1週目で使用できる機体の性能差から初心者の鬼門でもある。 ●グリューン隊(第10航空師団第8戦闘飛行隊)M3 ベルンハルト・シュミッドが率いる部隊、機体はF/A-18C×4・緑を基調とした迷彩。 ベルカ空軍内でも厄介者が集う部隊だが隊長が輪にかけて厄介者なためうまく統制ができている。 隊長は戦後故郷に戻りバーの店長になっている。 ゲーム中の戦闘ではデコイ(フレア)を使用してミサイルを逸らしてくるのが特徴。 ●インディゴ隊(第7航空師団第51戦闘飛行隊)M3 デミトリ・ハインリッヒが率いる部隊、機体はJAS-39C×4・塗装は藍のラインが特徴。 隊長がベルカ騎士団の末裔のため騎士道に重んじた戦いをする。 エース部隊の中で唯一戦中は全員生存している部隊でもある。((戦後に内乱に巻き込まれて死亡している隊員がいる)) ただし隊長は昏睡状態になっており覚めた時には終戦、その後は実家の稼業を継ぎ貿易会社を経営している。 ●ゲルプ隊(第5航空師団第23戦闘飛行隊)M6 オルベルト・イェーガーが率いる部隊、機体はSu-37×2・緑迷彩に翼端などは黄色塗装。 誘導性能は高くないがミサイルを後方に発射するため背後を取っても油断は禁物。 ライナー・アルトマンとの2機編成で息の合った戦法と部隊章から「番のカワウ」と呼ばれる。 後述の同じ2機編成のエスパーダ共々隊長が戦死するため作中では2番機がインタビューに応じている。 なおライナーは撃墜後未亡人の妻子に救われ結婚しウスティオに残留、軍役時に趣味で書いていた戦記物小説が当たったことで作家として活動している。 ●シュヴァルツェ隊(第13夜間戦闘航空団第6戦闘飛行隊)M10 ドミニク・ズボフが率いる部隊、機体はMig-31×8・黒と赤のツートン塗装。 敵前逃亡を図った者を狩る督戦部隊であり、味方機への無条件攻撃権限を与えられている。 そのような任務にベルカ人を充てることが忌避されていた為、隊長のドミニクはユークトバニア出身の傭兵。 他の隊員も傭兵で構成され正規の軍人は皆無、また公にできない任務が多かったようで大半の情報が抹消、隊員の中には身分偽造で入隊したものまでいる。 インタビューは隊長のドミニクが応じているがその時の職業は密輸業者でありこの名前すらも偽名の可能性が高いという。 登場ミッションではフッケバイン・ハートブレイクワンが登場し、難易度ACEではグラーバクも登場するなどファン要素が盛り沢山である。 ●シュネー隊(第22航空師団第4戦闘飛行隊)M10 唯一部隊名が色に由来しない隊。シュネーとはドイツ語で「雪」の意味。 エリッヒ・ヒレンベランド率いる部隊、使機体はF-14D×4とEA-6B×1・グレー基調で一部白塗装。 開幕からミサイルが飛んでくるだけでなく電子戦機でレーダーをつぶして更にロングレンジ攻撃を行ってくる。 多くの戦果を挙げている部隊であるがエリッヒ自身も被撃墜王であり、B7Rで撃墜された後も三日かけて基地に戻ったり 出世欲がなく部下からの信頼も厚く、ジョギングが趣味など[[某空の魔王>ハンス・ウルリッヒ・ルーデル]]のような人物でもある。 戦後は軍を辞めたものの航空学校の教官として空を飛び続けている。 登場ミッションはACEでオブニルが登場するが5のグラーバクの塗装や機体は元々はオブニルのものであったことが判明。 ●ズィルバー隊(第51航空師団第126戦闘飛行隊)M10 ディトリッヒ・ケラーマン率いる部隊、機体はケラーマンのみF-4E他はF-16C×4・白のトラ柄迷彩。 ケラーマンは現役には「銀色のイヌワシ」の異名で馳せていたが訓練教官として一線を退いていた。 戦況悪化に伴いアカデミー出たての生徒と共に前線へと駆り出される。 なおこのズィルバーは3代目であり初代は現役時代にケラーマンが率いていた部隊。 2代目は彼が退いたあと残った隊員たちが引き継いだ部隊だが戦死者や負傷者増加によって解隊されている。 最後の1機をケラーマンにするとF-4とは思えない回避行動をとり始めるためケラーマンは先に落とした方がいい。 戦後は軽く刑を受けたのちオーシアから勧誘を受けるも辞退し牧畜業を営んでいる。 難易度ACEではReiherというネームド機が登場するがこちらは余談で解説。 ●ゴルト隊(元第18航空師団第5戦闘飛行隊)M16 アントン・カプチェンコ率いる部隊、機体は[[Su-47]]×8・黒いトラ柄迷彩に一部黄色塗装。 相手を囲い込み翻弄する「ゴルトの巣」という戦術を得意とし、機体特性も相まってかなりの強敵。 戦闘中の無線も独特で、あくまで無感情に冷淡に指示を出す様が印象的。 隊長以外のゴルト隊員も同様に無感情で、部隊丸ごとなんとも表現しがたい不気味さがある。 カプチェンコはかつて「金色の啄木鳥」の異名をとったエースだったが、一線を退いた後は軍の技術開発者になっていた。 隊長は戦死、隊員も軒並み戦死・戦後死亡・服役・行方不明((この隊員は重巡航爆撃機の技術者と共にエストバキアに亡命したことが判明))となっているため唯一隊関係者のインタビューが一切なく、墓碑の一文が紹介されるにとどまっている。 カプチェンコは技術者になった後は作中でも猛威を振るうエクスキャリバーやXB-0、V2などの開発に関わるだけでなく、 ケラーマン同様戦況悪化で前線復帰後率いた部隊共々戦中に行方不明になったことから、クーデター組織の中心人物とされている。 なお上記のケラーマンとは同じトラ柄でも色の違いや部隊名・異名など色が対極なもの、両者の年齢も近いことから((ゲームではケラーマン45、カプチェンコ48・攻略本ではケラーマン48、カプチェンコは47))ライバル関係にあったのではないかとされている。 ***オーシア どちらもオーシア国防空軍所属時はF/A-18Cを使用していた ●ウィザード隊(元第8航空団第32戦闘飛行隊)M16 ジョシュア・ブリストー率いる部隊、機体はYF-23×4、XF-16XL×4・塗装は寒色迷彩に青のライン。 青い魔術師と称されるエースでガルム2のラリーとは旧知の仲で彼の手引きによって離反する。 登場デモでは他の部隊と違ってXF-16XL4機しか登場せず、一定時間経過後YF-23が奇襲してくる。 YF-23はステルス性能が高く後方では一切レーダーに映らないため注意が必要。 隊員の多くは戦後死亡や服役しているためインタビューはテロ容疑で逮捕された服役中のブリストーが受けている。 この部隊と交戦すると次のアヴァロンダム戦ではアンソニーが演説を行う。 ●ソーサラー隊(元第8航空団第32戦闘飛行隊)M16 アンソニー・パーマー率いる部隊、機体はF-15S/MTD×8・実機のNASA塗装を黒・白・藍の三色にしたような塗装。 ツーマンセルで攻めてくるが機体性能が高いため処理が遅れるとあっという間に囲まれてしまう。 ジョシュアと共にクーデターに参加しており組織の中心人物の一人とされていた。 クーデターの中心人物のなかでは唯一一般社会に復帰し保険外交員となっている。 なおM16はいずれも試験機・試作機ばかりだったりする。 ***サピン ベルカ戦争時は友軍だったが終結後クーデターに参加 ●エスパーダ隊(第9航空陸戦旅団第11戦闘飛行隊)M15 アルベルト・ロペズ率いる部隊、機体はJ35、Rafale Mの2機・赤基調に黄色のラインと黒 隊長機と僚機がズィルバー以上に世代が異なっているのが特徴、回避機動を主にしておりその機動からロペズは灼熱の荒牛とも呼ばれる。 僚機マルセラ・バスケスとは恋仲であったことが匂わせており、ロペズがブリストーと意気投合したことでクーデターに参加。 スタイルによって要因が異なるがロペズは死亡するため戦後ダンサーとして活動しているマルセラがインタビューを受けている。 なお先にJ35を落とすと性能的にも上なRafale Mが鬼機動をする。 *《用語》 ・ウスティオ共和国 旧ベルカ連邦領だったが縮小政策を受け独立した。小国ながら高い工業力を持っている。 モデルはチェコと思われる。 現実とストレンジリアルの世界地図を見比べると分かりやすいが、ベルカとウスティオの位置関係は&bold(){ドイツ/チェコの位置関係とほぼ同じ}である。 ベルカの侵攻を受けて一週間で国土の3/4が制圧され、国軍が壊滅するというシリーズでも類を見ない崖っぷち状態からスタートする。 オーシア、サピンとの連合作戦と、急遽再編した外国人傭兵部隊に一縷の望みをかける。 ・ベルカ連邦 オーシア大陸北東部にあるオーシアやウスティオの隣の軍事国家。モデルはドイツ、特にナチスドイツと思われる((後の5で、国土が南北に分断されていたり他国の首相・大統領を拉致したりするので北朝鮮もモデルとも))。 5でも重要な役割を果たした国だが、今作ではそこに至るまでの経緯がクローズアップされる。 5ではベルカ公国となっているが、この当時は「ベルカ連邦」であった。 長年続いた領土拡張政策と軍拡の代償により80年代から深刻な経済恐慌に見舞われ、この頃からウスティオを始めとした一部の東部領土を独立させ始める。 しかしそれでも財政難は好転せず、この混乱のドサクサに紛れる形で極右政党が政権を握り、「伝統の強いベルカ」を再現すべく、 1995年4月、独立したりオーシアに割譲したかつての自国領土へ向けて侵攻を開始する。 その精強な国軍の奇襲攻撃により、各国は一度は壊滅的被害を被ることになる。 纏めると、 拡張主義→経済危機→連邦の一部切り離し→相変わらずの不況→極右政党の台頭→周辺に攻め込む と、泥沼コースまっしぐらな国。その高い工業力、軍事力により本編開始時はかなり優勢。 騎士団をルーツとする軍、とりわけ「伝統のベルカ空軍」と評される空軍は非常に精強で、多数のエースたちを擁する。   ・B7R ベルカが絶対防衛戦略空域と設定している、ウスティオ北西部に位置する直径200kmの円形のエリア。 ミッションで訪れるのはあくまでこのB7Rの外縁部であり、上記の通り本来は非常に広大。 埋蔵資源を巡って昔から争いが絶えず、今作でも最も激しい戦場の一つとなる。 地下に埋蔵される鉱物資源が発する磁場によって多発する通信障害でベイルアウトした際の救出は望めず、また、その地形から陸路からの自力での帰還も困難。オマケに敵同士で会話が出来るほどに通信が混線してしまう。 ……といった状況から、普段以上にパイロットの技量が試される。 そこには上座も下座も無い。所属も階級も関係なくただ実力だけが全てを決める世界。故に『円卓』の通称で呼ばれる。 「交戦規定はただ一つ、“生き残れ”」 *《超兵器》 シリーズ定番の超兵器も多く登場し、ベルカの技術力もあってかその幅は広い ●エクスキャリバー 弾道ミサイル防衛構想の下考案されたもので全高1,000mにも及ぶ超高層レーザー兵器。 6基もの照準施設で的確な攻撃が可能で反射鏡を搭載した人工衛星や航空機を介することで1200kmにもおよぶ射程を確保している。 一時は連合軍の侵攻を抑えることが出来たもののガルム隊によって破壊された。 ●XB-0 ベルカ軍で建造されたがクーデター組織に強奪・運用された重巡航管制機。 全幅約500mという巨大さを生かして空中空母や空中管制機、輸送機としての利用も計画されていた。 クーデター組織によって停戦協定が結ばれた都市を爆撃した後、ガルム隊のホームであるヴァレー空軍基地も爆撃し損害を与えたが 被害を免れたガルム隊によって直掩のエスパーダ隊が撃墜された後、XB-0も撃墜された。 なおその後XB-0開発に関わった技術者は[[エストバキア>ACE COMBAT 6 解放への戦火]]へと渡りアイガイオンなどの開発に携わっている。 ●V1 5のプロローグなどで解説されたベルカ国内で使用された核兵器でM12で使用される。 だが後年手りゅう弾型のレディオアクティブ・デトネイターという兵器があることも判明し使用されたのがどちらかはっきりしていない。 凶鳥フッケバインの異名を取ったヴォルフガング・ブフナー大佐はこの兵器使用を拒否し脱走している。 ●V2 初出は5であるが今作でベルカが開発していた核搭載大量報復兵器で戦後クーデター組織によって開発が続けられていたことが判明。 劇中ではアヴァロンダムから発射されADFX-02が管制をしていた、最終的にはADFX-02が撃墜され空中で爆発した。 ●ADFX-01/02 モルガン 戦時中ベルカによって試験開発した全天候多目的戦闘攻撃機で01はオーシアによって、02はクーデター組織によって完成された。 戦闘機搭載可能なレーザー兵器(TLS)、多用途炸裂弾頭ミサイル(MPBM)、電子妨害ポッド(ECMP)など多彩な装備を搭載可能で TLSは後に発展型のADF-01ファルケンに、MPBMは改良されシンファクシ級潜水艦のSDBMになっている。 01はいずれか1つの装備しか搭載しかできないが02はクーデター組織とはいえゴルト1のようなベルカの技術者が携わったことから全ての搭載が可能なうえTLSは正面以外にも照射可能 ECMPに至っては電波妨害どころかミサイル、&bold(){機銃}ですら逸らせる超兵器と化している。 *《余談》 ・PVの反響 PVの完成度の高く当時匿名掲示板では異例の速さでスレを消化しており絶賛する声が多かった。 大半の部分がゲーム本編OP映像と共通しており後半部分の一部が異なるくらいである。 エース別の説明台詞が改編しやすかったのかその部分の字幕を変えたMADも多く[[嫁のメシがまずい]]などがある。 ・立体化 04から展開されたPS2エースコンバットは本作が最終作となるが、どの作品も違った特性を持っており何れも人気が高いため このPS2三部作を黄金期と称するファンもいるほど、事実三部作で登場した主人公機の立体化は他に比べて多い。 事実本作の主人公機として扱われる[[F-15]]は日本の[[航空自衛隊>自衛隊]]の主力戦闘機であり立体化も多く 世界最強戦闘機として名高い[[F-22>F-22(戦闘機)]]が代表機のメビウス1、今でも人気の高いF-14が代表機のラーズグリーズ の3部隊は立体化の機会は多くシリーズでも特に人気が高い。 一方敵エース部隊の立体化は乏しく、ハセガワから1/72でエスパーダ隊のドラケンやグラーバクのSu-47が発売されたくらいである。 モルガンは[[%%リアルノースオーシア・グランダーI.G.な変態企業%%>コトブキヤ]]によって名義はADFX-01になっているものの事実02であるラリー機やダークグレー成型の物の2種が発売。 しかもオンラインショップ限定先着順に1つ買うごとに1枚もらえるガルム隊や敵エース部隊を網羅したデカールも特典として付属。 ・Reiher ズィルバーの解説で触れたReiherはエーリッヒ・クリンスマンというパイロットが搭乗するが経歴が不明となっている。 だが塗装・機体は黄色中隊のSu-37で年齢も25と若く、ベルカ戦争時はドミニクの様なベルカ人以外の傭兵などもベルカ空軍に属していた。 後年2のリメイクである3Dはベルカ戦争後の1997年が舞台でエルジアのエースが自国に若いエース候補がいると発言していること。 そのエースの死後エルジアでは部隊名に鳥にちなんだ名前が付けることが流行し、黄色中隊の正式名は鷲座を意味する「アクウィラ」である。 Reiherは和訳するとサギ科を示す言葉であり鳥に関連している。 更に敵機撃墜数よりも部下を連れて帰ることを誇りにするという黄色の13のポリシーは、現実で撃墜王として有名なエーリッヒ・ハルトマン と同じでありそのハルトマンと名前が似ているこのパイロットが黄色の13の可能性がある。 ただし公式からの回答はなく前作の5でも黄色中隊の機体は出ており、黄色の13というのも黄色の14として有名な[[ハンス・ヨアヒム・マルセイユ]] が元ネタであり他にも多くのエースの逸話が混ざっているのであくまでファンサービスで憶測の域をでないものではある。 #center(){『円卓の鬼神』} #center(){ベルカ戦争を駆け抜け} #center(){畏怖と敬意の狭間で生きた戦士} #center(){『彼』はたった数ヶ月の間だけ} #center(){空に存在していた} #center(){その後の消息は不明} #center(){ついにその人間性までは} #center(){迫る事が出来なかった} #center(){ただ『彼』の話をするとき} #center(){皆少し嬉しそうな顔をしていた} #center(){それが答えなのかもしれない}   「知ってるか?Wiki籠もりは3つに分けられる 項目を立てる奴、新たに加筆する奴、内容を修正する奴 この3つだ」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - せっかくのベルカ戦争なのにバートレットや親父さんがストーリーに関わらないのが残念だ &br()ベルカの電磁波兵器とはなんだったのか -- 名無しさん (2013-12-26 15:21:42) - 画面分割対戦が復活した作品でもあったよね -- 名無しさん (2014-04-25 01:03:39) - サイファー、結局本作以降空を駆けることはなかったのかな  ラリーとの戦いがいい区切りだったんだろうか -- 名無しさん (2015-02-14 16:55:42) - PS3かVitaでリメイクしねえかな。 -- 名無しさん (2015-03-15 16:58:02) - メビウス1も大概だけど、単機で負け寸前の状況下をひっくり返したサイファーも相当怪物だわな  そら鬼神って恐れられるわ -- 名無しさん (2015-05-11 23:37:20) - とにかく、ZEROの曲がかっこ良すぎる。もちろんゲームやストーリーも良いのだが、曲よすぎ! -- 名無しさん (2015-05-12 01:18:12) - ↑あの一騎打ちイメージした感じいいよな -- 名無しさん (2015-05-12 01:34:20) - エンディング最後に映るヘルメットと写真、あの終わりがけのギターが……(泣 -- 名無しさん (2015-05-18 11:21:46) - 後にこのベルカの残党が、5で二大国の戦争を引き起こしかけるんだっけ? -- 名無しさん (2017-05-12 20:02:01) - 敵となる各エース部隊もキャラが立ってて好き、余裕があったら追記したい・・・ -- 名無しさん (2019-01-18 11:22:46) - この戦争を経済的に分析した動画好き -- 名無しさん (2020-06-09 13:55:20) - 間違いなく神ゲー -- 名無しさん (2020-08-08 11:49:25) - ストレンジリアル世界の2つの火種の片方、ベルカとオーシア騒乱の始まり。だいたいベルカ人過激派が悪いでストーリーは説明できる。 -- 名無しさん (2020-10-09 11:03:28) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/11/24(水) 17:52:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(2){2005年11月25日 国境紛争の近く}} #center(){&font(white,black){25 NOV. , 2005 NEAR A DISPUTED BODOER}} #center(){&font(#ff0000){「あいつか。あぁ知ってる。話せば長い」}} #center(){&font(#ff0000){「そう。古い話だ」}} #center(){&font(#ff0000){「知ってるか。エースは3つに分けられる」}} #center(){&font(#ff0000){「強さを求める奴、プライドに生きる奴、戦況が読める奴。この3つだ。奴は――確かにエースだった」}} #center(){そして――『片羽』の言葉で物語の幕は上がる} #center(){&font(#ff0000){「あれは雪の降る寒い日だった」}} #center(){&sizex(2){1995年4月2日 ウスティオ ヴァレー航空基地}} #center(){&font(white,black){2 APR. , 1995 VALAIS AIR BAS USTIO}} ナムコのフライトシューティングゲーム・エースコンバットシリーズの第6作。 エースコンバット5の15年前のベルカ戦争を描いた物で、5では少し触れる程度だったベルカ戦争で何があったのかが明かされる。 また5のハートブレイク・ワンやフッケバイン、グラーバクやオヴニル、空母ケストレルが(チョイ役だけど)登場したり、 SPミッションでは条件を満たすとあのメビウスの名を冠するF-22と戦えたりと、シリーズファンには嬉しい演出も。 テーマは「エースによって語られる、エースの生き様」 であり、空戦の割合が大きく敵のエース部隊が多数登場するのが特徴。 その分ストーリーを通して活躍する名有りキャラは少なく、主人公と戦ったエースたちへのインタビューという形のムービーが挿入される。 また、ミッション中の行動によって「マーセナリー」「ソルジャー」「ナイト」の三つのスタイルに分類され、各ルートで登場する敵エース隊やセリフが変化する。 楽曲はお馴染みのオーケストラやギターサウンドに加え、フラメンコの要素を取り入れている。 相変わらずクオリティが高く、特にラスボス戦で流れる『ZERO』は名曲と名高い。   今まで特別塗装入手目的でしかなかったネームド機も数多く登場し、敵エース部隊の隊員と共にレコードで多くのパイロットの経歴などが閲覧できる。 中には後述のような前作に登場したキャラも登場していたりとファンをにやりとさせる要素も。 *《あらすじ》 ベルカ連邦――かつての雄武国家。 1980年代、長年の領土拡張と軍拡が祟り未曽有の経済危機に陥ったベルカは、連邦法を改正し東部諸国を独立させる事で状況改善を図っていた。 更に西からは領土拡張を続ける巨大国家オーシア連邦が少しずつベルカに迫る。 オーシアとベルカはかねてから関係が悪かったが、オーシアはベルカ西部に位置する五大湖周辺に豊富な地下資源が埋蔵されている事を報告し、 採掘資源をベルカ有利に配当する事を条件に五大湖周辺を割譲させる。 しかしオーシアは埋蔵資源量を過大に報告していた事が発覚、ベルカ内でオーシアへの不満が蓄積されて行く。 領土を少しずつ失い、しかしそれでも経済恐慌は収まらない不安と混乱の最中、正統国家復古を掲げる極右政党が政権を獲得する。 1995年3月25日、80年代にベルカから独立した事で生まれたウスティオ共和国に眠る膨大な天然資源発見を機に、 ベルカはウスティオ、そして独立させた周辺諸国やオーシアへ割譲した旧領土への侵攻作戦を開始する。 「&bold(){ベルカ戦争}」の開幕である。 精強なベルカ軍を前に、ウスティオは僅か1週間で正規軍が壊滅、山岳地を除いた国土の大半を制圧されてしまう。 ウスティオは最後の望みをオーシアを始めとした周辺国で結成された「連合軍」と、ウスティオ軍残存戦力と傭兵パイロットで構成された外人部隊に託す。 「片羽の妖精」と、後に「円卓の鬼神」として恐れられる一人のパイロットも、ウスティオの傭兵として戦争に臨む。 *《登場人物》 ・サイファー(Cipher) 主人公。相変わらず無口で素性不明な主人公だが、どうやら若い男であるらしい。 ウスティオ空軍第6航空師団第66飛行隊所属、ガルム隊の1番機。 戦況をひっくり返すほどの凄まじい活躍を見せ、敵味方から畏怖と敬意を込めて『円卓の鬼神』と呼ばれるようになる。 TACのサイファーはヒンドゥー語で0の意味。 パケなどで描かれているF-15Cの塗装は航空自衛隊飛行教導隊((現在は改編され飛行教導群))の「そとあお」と酷似している。((主翼や尾翼は同じだが垂直尾翼や機首の塗装が違うなど全く同一ではない)) なお意外にも主人公が傭兵というのは初代と2((リメイク作品の3Dでは傭兵ではなく04のように同盟軍のパイロットであるため正規の軍人である))・ZEROだけであり主人公が傭兵なのは2020年時点でサイファーが最後だったりする。((順に説明すると3・X2は民間企業所属ただし前者は当初は国際機関治安維持部隊所属なため軍人、後者はPMC所属なため傭兵とも言えるがPMCは傭兵と似たものと定義されているため厳密には傭兵ではない))((3D.04.5.6.7.X.Xi.AHは軍人、日本未販売のAdvance・NORTHERN WINGSについては情報不足で割愛)) ・&font(#ff0000){&u(){[[ピクシー>ラリー・フォルク(pixy)]]}} 本名ラリー・フォルク。CVは 『彼』の相棒であり、敵であった男。彼の言葉で物語は幕を上げる。 片方の翼を失いながらも生還した経験を持ち、『片羽の妖精』の二つ名で呼ばれる腕利きのパイロット。ちなみに乗機はF-15Cである。 ガルム隊の2番機としてサイファーと共に活躍するが、次第に戦争の意義を見失っていき…。   ・&font(#ff0000){&u(){[[PJ>PJ(エースコンバット)]]}} パトリック・ジェームズ・ベケット、略してPJ。趣味はポロ。 ウスティオ空軍第6航空師団第4飛行隊、クロウ隊3番機。後にピクシーの後釜のガルム2となる。F-16Cに搭乗。 ガルムの二人の活躍に憧れ、戦争を終わらせるために戦うという理想主義者。 そんな彼は基地で待っている彼女に戦争が終わったらプロポーズするつもりのナイスガイである。 バグなのか、どういう訳か対地攻撃をしない。そのため特殊兵装に爆弾を積んでも無意味。 関連項目:死亡フラグ   *《敵エース部隊》 本作最大の特徴は敵対するエース部隊である。 最新作まで含めたシリーズでも最多数となっており、登場演出も全て違うものが用意されている。 ***ベルカ 部隊名はほとんどが「ドイツ語の色」となっている。(部隊名後のM〇は登場するミッション) ●ロト隊(第2航空師団第52戦闘飛行隊)M3 デトレフ・フレイジャーが率いる部隊、機体はEF-2000×4・機首の赤い塗装が特徴。 隊長デトレフは若年ながら中佐の肩書を持つが顔立ち・家柄の良さからプロパガンダに利用されていたため。 撃墜後は基地司令官として空を飛ぶことなく終戦、戦後は大学の教授となっている。 使用機体の性能とこちらが1週目で使用できる機体の性能差から初心者の鬼門でもある。 ●グリューン隊(第10航空師団第8戦闘飛行隊)M3 ベルンハルト・シュミッドが率いる部隊、機体はF/A-18C×4・緑を基調とした迷彩。 ベルカ空軍内でも厄介者が集う部隊だが隊長が輪にかけて厄介者なためうまく統制ができている。 隊長は戦後故郷に戻りバーの店長になっている。 ゲーム中の戦闘ではデコイ(フレア)を使用してミサイルを逸らしてくるのが特徴。 ●インディゴ隊(第7航空師団第51戦闘飛行隊)M3 デミトリ・ハインリッヒが率いる部隊、機体はJAS-39C×4・塗装は藍のラインが特徴。 隊長がベルカ騎士団の末裔のため騎士道に重んじた戦いをする。 エース部隊の中で唯一戦中は全員生存している部隊でもある。((戦後に内乱に巻き込まれて死亡している隊員がいる)) ただし隊長は昏睡状態になっており覚めた時には終戦、その後は実家の稼業を継ぎ貿易会社を経営している。 ●ゲルプ隊(第5航空師団第23戦闘飛行隊)M6 オルベルト・イェーガーが率いる部隊、機体はSu-37×2・緑迷彩に翼端などは黄色塗装。 誘導性能は高くないがミサイルを後方に発射するため背後を取っても油断は禁物。 ライナー・アルトマンとの2機編成で息の合った戦法と部隊章から「番のカワウ」と呼ばれる。 後述の同じ2機編成のエスパーダ共々隊長が戦死するため作中では2番機がインタビューに応じている。 なおライナーは撃墜後未亡人の妻子に救われ結婚しウスティオに残留、軍役時に趣味で書いていた戦記物小説が当たったことで作家として活動している。 ●シュヴァルツェ隊(第13夜間戦闘航空団第6戦闘飛行隊)M10 ドミニク・ズボフが率いる部隊、機体はMig-31×8・黒と赤のツートン塗装。 敵前逃亡を図った者を狩る督戦部隊であり、味方機への無条件攻撃権限を与えられている。 そのような任務にベルカ人を充てることが忌避されていた為、隊長のドミニクはユークトバニア出身の傭兵。 他の隊員も傭兵で構成され正規の軍人は皆無、また公にできない任務が多かったようで大半の情報が抹消、隊員の中には身分偽造で入隊したものまでいる。 インタビューは隊長のドミニクが応じているがその時の職業は密輸業者でありこの名前すらも偽名の可能性が高いという。 登場ミッションではフッケバイン・ハートブレイクワンが登場し、難易度ACEではグラーバクも登場するなどファン要素が盛り沢山である。 ●シュネー隊(第22航空師団第4戦闘飛行隊)M10 唯一部隊名が色に由来しない隊。シュネーとはドイツ語で「雪」の意味。 エリッヒ・ヒレンベランド率いる部隊、使機体はF-14D×4とEA-6B×1・グレー基調で一部白塗装。 開幕からミサイルが飛んでくるだけでなく電子戦機でレーダーをつぶして更にロングレンジ攻撃を行ってくる。 多くの戦果を挙げている部隊であるがエリッヒ自身も被撃墜王であり、B7Rで撃墜された後も三日かけて基地に戻ったり 出世欲がなく部下からの信頼も厚く、ジョギングが趣味など[[某空の魔王>ハンス・ウルリッヒ・ルーデル]]のような人物でもある。 戦後は軍を辞めたものの航空学校の教官として空を飛び続けている。 登場ミッションはACEでオブニルが登場するが5のグラーバクの塗装や機体は元々はオブニルのものであったことが判明。 ●ズィルバー隊(第51航空師団第126戦闘飛行隊)M10 ディトリッヒ・ケラーマン率いる部隊、機体はケラーマンのみF-4E他はF-16C×4・白のトラ柄迷彩。 ケラーマンは現役には「銀色のイヌワシ」の異名で馳せていたが訓練教官として一線を退いていた。 戦況悪化に伴いアカデミー出たての生徒と共に前線へと駆り出される。 なおこのズィルバーは3代目であり初代は現役時代にケラーマンが率いていた部隊。 2代目は彼が退いたあと残った隊員たちが引き継いだ部隊だが戦死者や負傷者増加によって解隊されている。 最後の1機をケラーマンにするとF-4とは思えない回避行動をとり始めるためケラーマンは先に落とした方がいい。 戦後は軽く刑を受けたのちオーシアから勧誘を受けるも辞退し牧畜業を営んでいる。 難易度ACEではReiherというネームド機が登場するがこちらは余談で解説。 ●ゴルト隊(元第18航空師団第5戦闘飛行隊)M16 アントン・カプチェンコ率いる部隊、機体は[[Su-47]]×8・黒いトラ柄迷彩に一部黄色塗装。 相手を囲い込み翻弄する「ゴルトの巣」という戦術を得意とし、機体特性も相まってかなりの強敵。 戦闘中の無線も独特で、あくまで無感情に冷淡に指示を出す様が印象的。 隊長以外のゴルト隊員も同様に無感情で、部隊丸ごとなんとも表現しがたい不気味さがある。 カプチェンコはかつて「金色の啄木鳥」の異名をとったエースだったが、一線を退いた後は軍の技術開発者になっていた。 隊長は戦死、隊員も軒並み戦死・戦後死亡・服役・行方不明((この隊員は重巡航爆撃機の技術者と共にエストバキアに亡命したことが判明))となっているため唯一隊関係者のインタビューが一切なく、墓碑の一文が紹介されるにとどまっている。 カプチェンコは技術者になった後は作中でも猛威を振るうエクスキャリバーやXB-0、V2などの開発に関わるだけでなく、 ケラーマン同様戦況悪化で前線復帰後率いた部隊共々戦中に行方不明になったことから、クーデター組織の中心人物とされている。 なお上記のケラーマンとは同じトラ柄でも色の違いや部隊名・異名など色が対極なもの、両者の年齢も近いことから((ゲームではケラーマン45、カプチェンコ48・攻略本ではケラーマン48、カプチェンコは47))ライバル関係にあったのではないかとされている。 ***オーシア どちらもオーシア国防空軍所属時はF/A-18Cを使用していた ●ウィザード隊(元第8航空団第32戦闘飛行隊)M16 ジョシュア・ブリストー率いる部隊、機体はYF-23×4、XF-16XL×4・塗装は寒色迷彩に青のライン。 青い魔術師と称されるエースでガルム2のラリーとは旧知の仲で彼の手引きによって離反する。 登場デモでは他の部隊と違ってXF-16XL4機しか登場せず、一定時間経過後YF-23が奇襲してくる。 YF-23はステルス性能が高く後方では一切レーダーに映らないため注意が必要。 隊員の多くは戦後死亡や服役しているためインタビューはテロ容疑で逮捕された服役中のブリストーが受けている。 この部隊と交戦すると次のアヴァロンダム戦ではアンソニーが演説を行う。 ●ソーサラー隊(元第8航空団第32戦闘飛行隊)M16 アンソニー・パーマー率いる部隊、機体はF-15S/MTD×8・実機のNASA塗装を黒・白・藍の三色にしたような塗装。 ツーマンセルで攻めてくるが機体性能が高いため処理が遅れるとあっという間に囲まれてしまう。 ジョシュアと共にクーデターに参加しており組織の中心人物の一人とされていた。 クーデターの中心人物のなかでは唯一一般社会に復帰し保険外交員となっている。 なおM16はいずれも試験機・試作機ばかりだったりする。 ***サピン ベルカ戦争時は友軍だったが終結後クーデターに参加 ●エスパーダ隊(第9航空陸戦旅団第11戦闘飛行隊)M15 アルベルト・ロペズ率いる部隊、機体はJ35、Rafale Mの2機・赤基調に黄色のラインと黒 隊長機と僚機がズィルバー以上に世代が異なっているのが特徴、回避機動を主にしておりその機動からロペズは灼熱の荒牛とも呼ばれる。 僚機マルセラ・バスケスとは恋仲であったことが匂わせており、ロペズがブリストーと意気投合したことでクーデターに参加。 スタイルによって要因が異なるがロペズは死亡するため戦後ダンサーとして活動しているマルセラがインタビューを受けている。 なお先にJ35を落とすと性能的にも上なRafale Mが鬼機動をする。 ***ISAF 本作の時系列では結成前だが…? ●メビウス隊(ISAF空軍第118戦術航空隊メビウス)MSP クリア後のおまけミッションで登場する本作最後のエースパイロットにしてご存じ04の主人公 …だと思われるがゲーム中ではMOBIUSとしか表示されないため果たして [[メビウス1>メビウス1(エースコンバット)]]なのかは不明。 戦闘能力からしてもメビウス1当人であることは間違いないとは思われるが。 上記の通り本編時点ではISAFは結成前だが、『THE GAUNTLET』で一定条件を満たすと最後に登場。 機体はもちろん[[F/A-22A>F-22(戦闘機)]]で、本来のターゲットであるソーサラー隊4機をXMAAで瞬殺するという衝撃的な登場を果たす。 その戦闘能力は群を抜いており、特にモビウスターンと称される変態機動は圧巻である。 付け入るスキが無いわけでは無いが、連戦の最後であるという点や耐久力の高さ(通常ミサイル4発分)からも「リボン付きの死神」の恐ろしさはたっぷり味わうことが出来るだろう。 *《用語》 ・ウスティオ共和国 旧ベルカ連邦領だったが縮小政策を受け独立した。小国ながら高い工業力を持っている。 モデルはチェコと思われる。 現実とストレンジリアルの世界地図を見比べると分かりやすいが、ベルカとウスティオの位置関係は&bold(){ドイツ/チェコの位置関係とほぼ同じ}である。 ベルカの侵攻を受けて一週間で国土の3/4が制圧され、国軍が壊滅するというシリーズでも類を見ない崖っぷち状態からスタートする。 オーシア、サピンとの連合作戦と、急遽再編した外国人傭兵部隊に一縷の望みをかける。 ・ベルカ連邦 オーシア大陸北東部にあるオーシアやウスティオの隣の軍事国家。モデルはドイツ、特にナチスドイツと思われる((後の5で、国土が南北に分断されていたり他国の首相・大統領を拉致したりするので北朝鮮もモデルとも))。 5でも重要な役割を果たした国だが、今作ではそこに至るまでの経緯がクローズアップされる。 5ではベルカ公国となっているが、この当時は「ベルカ連邦」であった。 長年続いた領土拡張政策と軍拡の代償により80年代から深刻な経済恐慌に見舞われ、この頃からウスティオを始めとした一部の東部領土を独立させ始める。 しかしそれでも財政難は好転せず、この混乱のドサクサに紛れる形で極右政党が政権を握り、「伝統の強いベルカ」を再現すべく、 1995年4月、独立したりオーシアに割譲したかつての自国領土へ向けて侵攻を開始する。 その精強な国軍の奇襲攻撃により、各国は一度は壊滅的被害を被ることになる。 纏めると、 拡張主義→経済危機→連邦の一部切り離し→相変わらずの不況→極右政党の台頭→周辺に攻め込む と、泥沼コースまっしぐらな国。その高い工業力、軍事力により本編開始時はかなり優勢。 騎士団をルーツとする軍、とりわけ「伝統のベルカ空軍」と評される空軍は非常に精強で、多数のエースたちを擁する。   ・B7R ベルカが絶対防衛戦略空域と設定している、ウスティオ北西部に位置する直径200kmの円形のエリア。 ミッションで訪れるのはあくまでこのB7Rの外縁部であり、上記の通り本来は非常に広大。 埋蔵資源を巡って昔から争いが絶えず、今作でも最も激しい戦場の一つとなる。 地下に埋蔵される鉱物資源が発する磁場によって多発する通信障害でベイルアウトした際の救出は望めず、また、その地形から陸路からの自力での帰還も困難。オマケに敵同士で会話が出来るほどに通信が混線してしまう。 ……といった状況から、普段以上にパイロットの技量が試される。 そこには上座も下座も無い。所属も階級も関係なくただ実力だけが全てを決める世界。故に『円卓』の通称で呼ばれる。 「交戦規定はただ一つ、“生き残れ”」 *《超兵器》 シリーズ定番の超兵器も多く登場し、ベルカの技術力もあってかその幅は広い ●エクスキャリバー 弾道ミサイル防衛構想の下考案されたもので全高1,000mにも及ぶ超高層レーザー兵器。 6基もの照準施設で的確な攻撃が可能で反射鏡を搭載した人工衛星や航空機を介することで1200kmにもおよぶ射程を確保している。 一時は連合軍の侵攻を抑えることが出来たもののガルム隊によって破壊された。 ●XB-0 ベルカ軍で建造されたがクーデター組織に強奪・運用された重巡航管制機。 全幅約500mという巨大さを生かして空中空母や空中管制機、輸送機としての利用も計画されていた。 クーデター組織によって停戦協定が結ばれた都市を爆撃した後、ガルム隊のホームであるヴァレー空軍基地も爆撃し損害を与えたが 被害を免れたガルム隊によって直掩のエスパーダ隊が撃墜された後、XB-0も撃墜された。 なおその後XB-0開発に関わった技術者は[[エストバキア>ACE COMBAT 6 解放への戦火]]へと渡りアイガイオンなどの開発に携わっている。 ●V1 5のプロローグなどで解説されたベルカ国内で使用された核兵器でM12で使用される。 だが後年手りゅう弾型のレディオアクティブ・デトネイターという兵器があることも判明し使用されたのがどちらかはっきりしていない。 凶鳥フッケバインの異名を取ったヴォルフガング・ブフナー大佐はこの兵器使用を拒否し脱走している。 ●V2 初出は5であるが今作でベルカが開発していた核搭載大量報復兵器で戦後クーデター組織によって開発が続けられていたことが判明。 劇中ではアヴァロンダムから発射されADFX-02が管制をしていた、最終的にはADFX-02が撃墜され空中で爆発した。 ●ADFX-01/02 モルガン 戦時中ベルカによって試験開発した全天候多目的戦闘攻撃機で01はオーシアによって、02はクーデター組織によって完成された。 戦闘機搭載可能なレーザー兵器(TLS)、多用途炸裂弾頭ミサイル(MPBM)、電子妨害ポッド(ECMP)など多彩な装備を搭載可能で TLSは後に発展型のADF-01ファルケンに、MPBMは改良されシンファクシ級潜水艦のSDBMになっている。 01はいずれか1つの装備しか搭載しかできないが02はクーデター組織とはいえゴルト1のようなベルカの技術者が携わったことから全ての搭載が可能なうえTLSは正面以外にも照射可能 ECMPに至っては電波妨害どころかミサイル、&bold(){機銃}ですら逸らせる超兵器と化している。 *《余談》 ・PVの反響 PVの完成度の高く当時匿名掲示板では異例の速さでスレを消化しており絶賛する声が多かった。 大半の部分がゲーム本編OP映像と共通しており後半部分の一部が異なるくらいである。 エース別の説明台詞が改編しやすかったのかその部分の字幕を変えたMADも多く[[嫁のメシがまずい]]などがある。 ・立体化 04から展開されたPS2エースコンバットは本作が最終作となるが、どの作品も違った特性を持っており何れも人気が高いため このPS2三部作を黄金期と称するファンもいるほど、事実三部作で登場した主人公機の立体化は他に比べて多い。 事実本作の主人公機として扱われる[[F-15]]は日本の[[航空自衛隊>自衛隊]]の主力戦闘機であり立体化も多く 世界最強戦闘機として名高い[[F-22>F-22(戦闘機)]]が代表機のメビウス1、今でも人気の高いF-14が代表機のラーズグリーズ の3部隊は立体化の機会は多くシリーズでも特に人気が高い。 一方敵エース部隊の立体化は乏しく、ハセガワから1/72でエスパーダ隊のドラケンやグラーバクのSu-47が発売されたくらいである。 モルガンは[[%%リアルノースオーシア・グランダーI.G.な変態企業%%>コトブキヤ]]によって名義はADFX-01になっているものの事実02であるラリー機やダークグレー成型の物の2種が発売。 しかもオンラインショップ限定先着順に1つ買うごとに1枚もらえるガルム隊や敵エース部隊を網羅したデカールも特典として付属。 ・Reiher ズィルバーの解説で触れたReiherはエーリッヒ・クリンスマンというパイロットが搭乗するが経歴が不明となっている。 だが塗装・機体は黄色中隊のSu-37で年齢も25と若く、ベルカ戦争時はドミニクの様なベルカ人以外の傭兵などもベルカ空軍に属していた。 後年2のリメイクである3Dはベルカ戦争後の1997年が舞台でエルジアのエースが自国に若いエース候補がいると発言していること。 そのエースの死後エルジアでは部隊名に鳥にちなんだ名前が付けることが流行し、黄色中隊の正式名は鷲座を意味する「アクウィラ」である。 Reiherは和訳するとサギ科を示す言葉であり鳥に関連している。 更に敵機撃墜数よりも部下を連れて帰ることを誇りにするという黄色の13のポリシーは、現実で撃墜王として有名なエーリッヒ・ハルトマン と同じでありそのハルトマンと名前が似ているこのパイロットが黄色の13の可能性がある。 ただし公式からの回答はなく前作の5でも黄色中隊の機体は出ており、黄色の13というのも黄色の14として有名な[[ハンス・ヨアヒム・マルセイユ]] が元ネタであり他にも多くのエースの逸話が混ざっているのであくまでファンサービスで憶測の域をでないものではある。 #center(){『円卓の鬼神』} #center(){ベルカ戦争を駆け抜け} #center(){畏怖と敬意の狭間で生きた戦士} #center(){『彼』はたった数ヶ月の間だけ} #center(){空に存在していた} #center(){その後の消息は不明} #center(){ついにその人間性までは} #center(){迫る事が出来なかった} #center(){ただ『彼』の話をするとき} #center(){皆少し嬉しそうな顔をしていた} #center(){それが答えなのかもしれない}   「知ってるか?Wiki籠もりは3つに分けられる 項目を立てる奴、新たに加筆する奴、内容を修正する奴 この3つだ」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - せっかくのベルカ戦争なのにバートレットや親父さんがストーリーに関わらないのが残念だ &br()ベルカの電磁波兵器とはなんだったのか -- 名無しさん (2013-12-26 15:21:42) - 画面分割対戦が復活した作品でもあったよね -- 名無しさん (2014-04-25 01:03:39) - サイファー、結局本作以降空を駆けることはなかったのかな  ラリーとの戦いがいい区切りだったんだろうか -- 名無しさん (2015-02-14 16:55:42) - PS3かVitaでリメイクしねえかな。 -- 名無しさん (2015-03-15 16:58:02) - メビウス1も大概だけど、単機で負け寸前の状況下をひっくり返したサイファーも相当怪物だわな  そら鬼神って恐れられるわ -- 名無しさん (2015-05-11 23:37:20) - とにかく、ZEROの曲がかっこ良すぎる。もちろんゲームやストーリーも良いのだが、曲よすぎ! -- 名無しさん (2015-05-12 01:18:12) - ↑あの一騎打ちイメージした感じいいよな -- 名無しさん (2015-05-12 01:34:20) - エンディング最後に映るヘルメットと写真、あの終わりがけのギターが……(泣 -- 名無しさん (2015-05-18 11:21:46) - 後にこのベルカの残党が、5で二大国の戦争を引き起こしかけるんだっけ? -- 名無しさん (2017-05-12 20:02:01) - 敵となる各エース部隊もキャラが立ってて好き、余裕があったら追記したい・・・ -- 名無しさん (2019-01-18 11:22:46) - この戦争を経済的に分析した動画好き -- 名無しさん (2020-06-09 13:55:20) - 間違いなく神ゲー -- 名無しさん (2020-08-08 11:49:25) - ストレンジリアル世界の2つの火種の片方、ベルカとオーシア騒乱の始まり。だいたいベルカ人過激派が悪いでストーリーは説明できる。 -- 名無しさん (2020-10-09 11:03:28) #comment #areaedit(end) }

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