VF-19 エクスカリバー

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VF-19 エクスカリバー - (2021/10/26 (火) 19:23:40) の1つ前との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2010/03/25(木) 21:15:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[マクロスシリーズ]]に登場する[[可変戦闘機>可変戦闘機(VF)]]。 [[マクロスプラス]]の主役機の一つ『YF-19』の正式採用型。 *主要スペック ペットネーム:エクスカリバー 設計:新星インダストリー 全長:ファイター:18.47m 全幅:ファイター:14.87m(主翼展開時) 全高:ファイター:3.94m(主脚含まず) 重量:8,750kg(YF-19)、8,620kg(S型)、8,550kg(F型)、8,400kg(C型) 推力:主機:56,500kg×2(YF-19)、67,500kg×2 最高速度:高度1万m:マッハ5.1+(19改はマッハ5.5+)      高度3万m:マッハ21.0+(19改はマッハ25.0+) ノーマル仕様のまま衛星軌道上に進出可能 航続距離:20光年(フォールドブースター使用時) 推進機関:主機:新星/P&W/RR熱核バーストタービン×2 FF2200(YF-19初期型)、FF2500E(YF-19)、FF2550J(S型)、FF2550F(F型) 副機:P&W高機動バーニアスラスター    HMM-6J(YF-19)、HMM-7(S型、F型)、HMM-6R(C型) 装甲材質:エネルギー転換装甲SWGAシステム一式 武装 ・マウラーREB-30G対空レーザー機銃(S / C型×2、F型×1) ・マウラーREB-23半固定レーザー機銃×2(腰部装備) ・マイクロミサイル×24(内装式標準兵装、他の兵装パックに交換可能) ・中距離ミサイル×6 他多数 ・ハワードGU-15 ガトリングガンポッド×1 防御装備 ・左腕防弾シールド×1 ・ピンポイントバリアシステム一式 ・アクティブステルスシステム一式 *概要 AVF(Advanced Variable Fighter:次世代全領域可変戦闘機)開発計画である「スーパー・ノヴァ計画(Project Super Nova)」に基づき開発された、新統合軍の主力可変戦闘機。 開発主任は当時17歳の天才技師ヤン・ノイマン。   AVF計画のコンセプト「少数精鋭による敵拠点ピンポイント攻略」に対応するための基本スペックである次世代型熱核バーストタービンエンジン、単独フォールド能力、ピンポイントバリアを備えた上で、従来技術を更に煮詰めることによって開発された。 これは最新技術を多用したYF-21(後のVF-22 シュトゥルムフォーゲルⅡ)とは真逆の発想。 このためYF-21より信頼性と完成度は高く、コストも比較的安価なものとなり、これらが最終的に採用を勝ち取る大きな要因となった。 外見上の最大の特徴は、大気圏内での機動に優れる前進翼を採用している点。 可変機構も備えているため、従来の後退翼やデルタ翼にすることも可能。 また、主翼を完全に折りたたみ偏向ノズルだけで姿勢制御する高速移動形態もある。一部の型にはカナード前翼も装備されている。 この他にもアクティブ空力制御装置など、大気圏内での空力運動性能を極限まで追求した設計となっている。 これらによって名機[[VF-11 サンダーボルト]]に匹敵する汎用性とそれを遥かに上回るハイスペックを得ることに成功した。 が、 &bold(){“機体の性能にパイロットの身体がついていけない”}という本末転倒な事態が発生。 加えて、高性能機故に反乱に使用された場合大きな脅威となると判断した新統合政府の思惑から主力機認定されながら普及しなかった。 また、無人戦闘機ゴーストが改良され本格投入されるに伴い、早々に主力機の座を[[VF-171 ナイトメアプラス]]に明け渡すことになる。 *バリエーション -YF-19 テスト機。 “じゃじゃ馬”の異名を持ち、腕自慢のテストパイロットをあの世or病院送りにし続けていた恐ろしい機体。 [[イサム・アルヴァ・ダイソン]]がテストパイロットに着任すると評価は一転し、凄まじいまでの運動性能を発揮した。  一号機から三号機まで存在しており、イサムが駆ったのは二号機。一号機は二度目の飛行で大破、パイロットは死亡している。三号機は模造試験用。 その凄さを端的に表現するなら、「エデンから地球へフォールドして無数の防衛システムを突破し、[[SDF-1 マクロス]]にタッチダウンを決めた機体」 -A型 特殊部隊用先行量産型。 パーツ選別などの改良を加えているものの、ぶっちゃけYF-19そのまま。 あまりの高性能故に輸出規制が掛けられており、新統合政府本部直下の組織以外では殆ど見られない。 最も違うのはバイザー内のカメラアイを排し、レール可動式センサーになっているところ。 特殊部隊レイヴンズのものが有名。 -F型 一般量産型。S型と共にブレイザーバルキリーの通称を持つ。 エンジン換装、空力デバイスの撤廃などで宇宙戦重視の仕様に。 翼も可変機構を無くしてデルタ翼に近い形状になり、安定性が増してピーキーさは抑えられている。 [[マクロス7]]劇中ではエメラルドフォースの隊員が使用。   -S型 F型の指揮官機仕様。 慣例に倣って頭部レーザー機銃を増設。 『7』劇中ではエメラルドフォース隊長のドッカー大尉が使用。 なお、[[スパ>スーパーロボット大戦D]][[ロボ>第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]ではエメラルドフォースが結成されずドッカーがダイヤモンドフォースにずっといるため、 隊長機であるS型は金竜orガムリンorフォッカーの専用機になってしまい、執拗なまでにドッカーが原作の愛機に乗れない事でも知られる。((やろうと思えばドッカーをS型に乗せ換える事はできるが、合体攻撃が使えないので実用性が薄い。)) -P型 導入評価試機。 ゾラ星パトロール隊に一機だけ配備された機体。パトロール隊の操縦技術向上のため配備されたものの、スペックがA型と同レベルだったため誰も乗れなかった。装備はパトロール隊のものに準拠している。 [[マクロス ダイナマイト7]]にてローレンスが考案した歌エネルギー変換型小型スピーカーシステムが装備され、[[熱気バサラ]]が強引にレンタルした。 -E型 量産機としてのVF-19の最終形。 A型と同様、新統合政府によって移民船団・移民惑星への輸出が規制されている。 -E/MF型 E型をもとにA型へ外見、性能などを近づけた特殊仕様のカスタムメイド、ワンオフ機。 天才美(少)女アイシャ・ブランシェットちゃん御用達のピンクのVF-19。カッコ位置は正しい。 彼女好みに改造されているが、それにしたってE型からA型へと先祖返りさせるとは天才過ぎである。 -EF型 E型のモンキーモデル(性能低下版)。ペットネームはカリバーン。 E型を入手できなかった移民船団にて、新星インダストリー・フロンティア支社とLAI技研の共同開発という建前で製作された。 S.M.Sフロンティア支社仕様の機体はEX-ギアのプロトタイプが導入されている。 -ACTIVE NOTHUNG ペットネームはノートゥング。 EF型をもとに制作されたバリエーション。逆進翼を持たず、YF-21に採用されたOTM自由変形素材が使われているハイブリッドモデル。生産数は極少数。 YF-21とVF-19のミックスとも言える異色のVF-19。 しかしBDI(脳波コントロールシステム)を使用することなく可変翼をコントロールするため、ハイエンドAIの支援とEXギアを併用、さらにチェルシー・スカーレットのような熟練パイロットの手腕を必要としているため、A型とはまた別の意味で乗り手を選ぶ機体となってしまっている。 バンキッシュレースにて実戦データを収集していたのも次世代可変戦闘機開発のためのデータ収集であった。 従来のVF-19とは一線を画す頭部、脚部エンジン、装甲形状、SMSの機体であるため、ガンポッドは従来品と違い、VF-25と同一のものを使用するなど、相違点が非常に多いバリエーション機体。 ちなみにノートゥングは北欧神話のジークフリートが持つ巨人殺しの剣の名前である。 -EF/A型 通称:エクスカリバー・アドバンス イサムスペシャル S.M.Sに転属したイサムはYF-19直系の量産型であるVF-19Aを所望したが輸出規制のため却下され、パーツだけでもとヤンに頼み込むがこれも却下。 代替案として提示されたEF型にS.M.S技術部とヤン・ノイマン研究室で魔改造を施す「&bold(){VF-19ADVANCEプロジェクト}」によって誕生した機体。予備機合わせて2機のみの生産。 ヤンのプライベートプランという形のため予算が確保しきれず、イサムが私費を投じて完成にこぎつけた。 補助AIや空戦プログラムはYF-19から引き継がれており、そのピーキーな操縦性を再現している。 スペックはVF-19系最高峰で何と[[YF-29 デュランダル]]に匹敵する程だが、あまりのイカレ具合故にイサム以外では扱えない。   -改 熱気バサラスペシャル 通称:ファイヤーバルキリー ご存じ7の主役機にして、“本当の意味で”歌で戦争を終結させた真紅のバルキリー。 YF-19やA型と同様のピーキーなチューニングに加え、バサラの卓越した操縦技術に沿った様々な改良を施されたスペシャル機。 ギター式操縦桿を装備しており、演奏しながらの操縦が可能。 敵機にスピーカーポッドを撃ち込むことで、宇宙空間でも敵パイロットに歌を聴かせることができる。 元軍属のレイ・ラブロックが軍とのコネを利用して入手し、バサラに与えた代物。バサラ本人は知らされていなかったが、マクロス7船団におけるVF-19の性能評価試験と歌エネルギーを戦闘に利用する「プロジェクトM(ミンメイ)」の実験機としての役割を兼ねており、極秘に軍の全面バックアップとデータ収集を受けていた。  原型機の具体的言及は無いがYF-19やそれ以外の固有型名の有る19系列とも異なる為一部のファンの間では「現状欠番となっているB型からD型のいずれかが原型機では?」と目されている。 *追加装備 -フォールドブースター VF-22と共用タイプ。ファイター形態の機体上部に接続され、片道分の使用後は分離される。 -ガンポッドΓ 巨大スピーカー内蔵弾と大型ランチャーから成る対艦用スピーカーポッド。 -スーパーパック 所謂ファストパック。 YF-19、A型用とF、S型用が存在。 -VF-19改用ドラマ版ファストパック ドラマ『リン・ミンメイ物語』に一条輝役で出演することになったバサラにあわせて、ファイヤーバルキリーに装着された張りぼて。 後退翼状態でこれを装着することで、VF-1 バルキリーっぽく見せていた。 -YF-19用陸戦パック スーパー・ノヴァ計画時に登場した陸戦用オプション。 内蔵火器で標的機のデストロイド・モンスターを一撃で破壊した。 -サウンドブースター 歌エネルギーをサウンドエナジーに変換、歌ビームを発射する。バトロイド形態で背中に背負う形で装備。 使用するには10万チバソングの歌エネルギーが必要とされるが、バサラは余裕で20万を超える。 -アドバンスパック EF/A用の改造ファストパック。 メインブースターにはVF-25用スーパーパックのものが流用されている。 追記・修正よろしくお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 乗ってる奴とあわせて人の可能性を感じさせてくれる機体 -- 名無しさん (2013-10-07 23:12:34) - 最も多くの化け物達が愛用した化け物機体だよな -- 名無しさん (2013-10-08 01:09:56) - 歴代VFの中で一番すきだな。因みに以前、VF-19AにS型の頭部を付けた仕様を作ったな -- 無銘の兵士 (2013-11-19 19:06:56) - 確か、フルメタでレーバテインの名前付ける時に候補としてエクスカリバーがあったらしいけど、こいつがいたからやめたらしいな -- 名無しさん (2014-01-16 09:21:42) - バン○イさん、今の技術でYF-19を完全変形プラモで出してくれないかな…。 -- 名無しさん (2014-04-02 23:26:11) - とにかく高性能を目指したのはいいけど操縦性その他を無視しすぎたせいでろくに配備されなかった失敗作 -- 名無しさん (2014-08-04 01:12:56) - ろくに配備されないまま一般機は171に、エース機は25系列にポジションを奪われてしまってイサム、バサラの愛機っていう以外は残らなかった悲運の機体 -- 名無しさん (2014-10-31 12:26:30) - 本機とその系列機は2040年代の地球圏及び銀河系を支えたと言っても、過言ではないね。 -- 名無しさん (2015-06-10 00:10:49) - VF-25に乗った新兵=VF-19に乗ったベテランくらいの性能・技術格差がFの頃にはある。ただ逆を言えば乗り手次第でどうとでもなるくらいのスペックは秘めているという事 -- 名無しさん (2015-06-10 01:02:01) - 実はフルメタの後期主人公機レーヴァテインの初期の名称はエクスカリバーだったがちゃんとした名機が存在することから名称を変更した逸話がある -- 名無しさん (2015-08-06 09:49:13) - バサラって操縦が上手いすぎてやばい… -- 名無しさん (2015-10-27 19:25:24) - バルキリーの中じゃVF-19改 バサラスペシャル 一番好きだわ -- 名無しさん (2016-01-30 21:17:16) - 「従来技術を煮詰めることによって開発された」「最新技術を多様したYF21とは真逆の発想」・・・・某ゲシュペンストmk3連想してしまった。そういえばあちらも「機体がじゃじゃ馬」「パイロットが変人」だよなw -- 名無しさん (2016-01-30 22:09:43) - 関連小説(準公式?)ではAIまでチートレベルで、もはや笑うしかないというねw……て言うか、フォールドクォーツの供給量次第では25・27配備以降も一線を張ってる可能性があるんだよな -- 名無しさん (2016-02-06 21:17:30) - エピソードアーカイブだったらはっきりと実話を元にしたフィクションと言い切られてるんであんまり参考にしないほうがいいぞ -- 名無しさん (2016-02-23 19:53:03) - VF-171に主力機の座から奪われなければ、アルトやハヤテが搭乗した可能性があったのか。特に後者によるブレイクダンスをするVF-19の姿を拝めた可能性も。 -- 名無しさん (2016-04-08 21:27:30) - 一部の人間しかフルの性能を発揮させられないって、兵器としては致命的だよね -- 名無しさん (2016-04-08 21:40:10) - その分十全に使いこなす事ができるパイロットが乗れば万全の状態かつ大気圏内という条件ありだけどゴースト落とせるっていうのがええねん -- 名無しさん (2016-04-10 04:46:01) - こいつを近代改修したら性能が第五世代、VF-25クラスのできになったみたい。とんでもない。ありゃイサムの腕があるならYF27も堕とせるはずだわ。 -- 名無しさん (2018-02-07 08:20:31) - 素の状態でもベテランの19と新人の25がほぼ互角だしね -- 名無しさん (2018-07-18 19:26:45) - 昔、ダチに「何で前進翼は機動性が良いのか?」って聞いたら「フォークリフトとかと同じ原理。常にバックで走ってるような物」って教えられて納得した。 そりゃ地上から成層圏まで60秒足らずで行けるようなエンジン積んでて常にバックで飛んでたら、並みのパイロットなら使いこなせんわw -- 名無しさん (2018-07-18 21:15:35) - シリーズナンバー1の人気を誇る機体なのが総選挙で明らかに。媒体と出番の時間を考えたら凄い人気だよな。 -- 名無しさん (2019-05-21 12:06:36) - EXギアとフォールドクォーツのインチキ具合でVF25が優位なわけで、イサムカスタムとなるとYF27瞬殺なのが有り得そう 前進翼と劇中の活躍で一位になったのかな、私も好き -- 名無しさん (2020-08-24 16:29:14) - ヒコーキ乗りの夢とロマンが絶対正義の世界観だから性能と腕前という項目が合ったら後者が上の方が勝つって決まってるんだよな。マクロスプラスも人の意地がハイテクを制したわけだし -- 名無しさん (2020-08-24 16:37:47) - UC世界ガンダムならアムロがトップの腕前だけど、マクロス世界ならやっぱイサムがトップになるのかね 主人公勢じゃなくてマックスとは争うか -- 名無しさん (2021-06-22 05:06:56) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/03/25(木) 21:15:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[マクロスシリーズ]]に登場する[[可変戦闘機>可変戦闘機(VF)]]。 [[マクロスプラス]]の主役機の一つ『YF-19』の正式採用型。 *主要スペック ペットネーム:エクスカリバー 設計:新星インダストリー 全長:ファイター:18.47m 全幅:ファイター:14.87m(主翼展開時) 全高:ファイター:3.94m(主脚含まず) 重量:8,750kg(YF-19)、8,620kg(S型)、8,550kg(F型)、8,400kg(C型) 推力:主機:56,500kg×2(YF-19)、67,500kg×2 最高速度:高度1万m:マッハ5.1+(19改はマッハ5.5+)      高度3万m:マッハ21.0+(19改はマッハ25.0+) ノーマル仕様のまま衛星軌道上に進出可能 航続距離:20光年(フォールドブースター使用時) 推進機関:主機:新星/P&W/RR熱核バーストタービン×2 FF2200(YF-19初期型)、FF2500E(YF-19)、FF2550J(S型)、FF2550F(F型) 副機:P&W高機動バーニアスラスター    HMM-6J(YF-19)、HMM-7(S型、F型)、HMM-6R(C型) 装甲材質:エネルギー転換装甲SWGAシステム一式 武装 ・マウラーREB-30G対空レーザー機銃(S / C型×2、F型×1) ・マウラーREB-23半固定レーザー機銃×2(腰部装備) ・マイクロミサイル×24(内装式標準兵装、他の兵装パックに交換可能) ・中距離ミサイル×6 他多数 ・ハワードGU-15 ガトリングガンポッド×1 防御装備 ・左腕防弾シールド×1 ・ピンポイントバリアシステム一式 ・アクティブステルスシステム一式 *概要 AVF(Advanced Variable Fighter:次世代全領域可変戦闘機)開発計画である「スーパー・ノヴァ計画(Project Super Nova)」に基づき開発された、新統合軍の主力可変戦闘機。 開発主任は当時17歳の天才技師ヤン・ノイマン。   AVF計画のコンセプト「少数精鋭による敵拠点ピンポイント攻略」に対応するための基本スペックである次世代型熱核バーストタービンエンジン、単独フォールド能力、ピンポイントバリアを備えた上で、従来技術を更に煮詰めることによって開発された。 これは最新技術を多用したYF-21(後のVF-22 シュトゥルムフォーゲルⅡ)とは真逆の発想。 このためYF-21より信頼性と完成度は高く、コストも比較的安価なものとなり、これらが最終的に採用を勝ち取る大きな要因となった。 外見上の最大の特徴は、大気圏内での機動に優れる前進翼を採用している点。 可変機構も備えているため、従来の後退翼やデルタ翼にすることも可能。 また、主翼を完全に折りたたみ偏向ノズルだけで姿勢制御する高速移動形態もある。一部の型にはカナード前翼も装備されている。 この他にもアクティブ空力制御装置など、大気圏内での空力運動性能を極限まで追求した設計となっている。 これらによって名機[[VF-11 サンダーボルト]]に匹敵する汎用性とそれを遥かに上回るハイスペックを得ることに成功した。 が、 &bold(){“機体の性能にパイロットの身体がついていけない”}という本末転倒な事態が発生。 加えて、高性能機故に反乱に使用された場合大きな脅威となると判断した新統合政府の思惑から主力機認定されながら普及しなかった。 また、無人戦闘機ゴーストが改良され本格投入されるに伴い、早々に主力機の座を[[VF-171 ナイトメアプラス]]に明け渡すことになる。 *バリエーション -YF-19 テスト機。 “じゃじゃ馬”の異名を持ち、腕自慢のテストパイロットをあの世or病院送りにし続けていた恐ろしい機体。 [[イサム・アルヴァ・ダイソン]]がテストパイロットに着任すると評価は一転し、凄まじいまでの運動性能を発揮した。  一号機から三号機まで存在しており、イサムが駆ったのは二号機。一号機は二度目の飛行で大破、パイロットは死亡している。三号機は模造試験用。 その凄さを端的に表現するなら、「エデンから地球へフォールドして無数の防衛システムを突破し、[[SDF-1 マクロス]]にタッチダウンを決めた機体」 -A型 特殊部隊用先行量産型。 パーツ選別などの改良を加えているものの、ぶっちゃけYF-19そのまま。 あまりの高性能故に輸出規制が掛けられており、新統合政府本部直下の組織以外では殆ど見られない。 最も違うのはバイザー内のカメラアイを排し、レール可動式センサーになっているところ。 特殊部隊レイヴンズのものが有名。 -F型 一般量産型。S型と共にブレイザーバルキリーの通称を持つ。 エンジン換装、空力デバイスの撤廃などで宇宙戦重視の仕様に。 翼も可変機構を無くしてデルタ翼に近い形状になり、安定性が増してピーキーさは抑えられている。 [[マクロス7]]劇中ではエメラルドフォースの隊員が使用。   -S型 F型の指揮官機仕様。 慣例に倣って頭部レーザー機銃を増設。 『7』劇中ではエメラルドフォース隊長のドッカー大尉が使用。 なお、[[スパ>スーパーロボット大戦D]][[ロボ>第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]ではエメラルドフォースが結成されずドッカーがダイヤモンドフォースにずっといるため、 隊長機であるS型は金竜orガムリンorフォッカーの専用機になってしまい、執拗なまでにドッカーが原作の愛機に乗れない事でも知られる。((やろうと思えばドッカーをS型に乗せ換える事はできるが、合体攻撃が使えないので実用性が薄い。)) -P型 導入評価試機。 ゾラ星パトロール隊に一機だけ配備された機体。パトロール隊の操縦技術向上のため配備されたものの、スペックがA型と同レベルだったため誰も乗れなかった。装備はパトロール隊のものに準拠している。 [[マクロス ダイナマイト7]]にてローレンスが考案した歌エネルギー変換型小型スピーカーシステムが装備され、[[熱気バサラ]]が強引にレンタルした。 -E型 量産機としてのVF-19の最終形。 A型と同様、新統合政府によって移民船団・移民惑星への輸出が規制されている。 -E/MF型 E型をもとにA型へ外見、性能などを近づけた特殊仕様のカスタムメイド、ワンオフ機。 天才美(少)女アイシャ・ブランシェットちゃん御用達のピンクのVF-19。カッコ位置は正しい。 彼女好みに改造されているが、それにしたってE型からA型へと先祖返りさせるとは天才過ぎである。 -EF型 E型のモンキーモデル(性能低下版)。ペットネームはカリバーン。 E型を入手できなかった移民船団にて、新星インダストリー・フロンティア支社とLAI技研の共同開発という建前で製作された。 S.M.Sフロンティア支社仕様の機体はEX-ギアのプロトタイプが導入されている。 -ACTIVE NOTHUNG ペットネームはノートゥング。 EF型をもとに制作されたバリエーション。逆進翼を持たず、YF-21に採用されたOTM自由変形素材が使われているハイブリッドモデル。生産数は極少数。 YF-21とVF-19のミックスとも言える異色のVF-19。 しかしBDI(脳波コントロールシステム)を使用することなく可変翼をコントロールするため、ハイエンドAIの支援とEXギアを併用、さらにチェルシー・スカーレットのような熟練パイロットの手腕を必要としているため、A型とはまた別の意味で乗り手を選ぶ機体となってしまっている。 バンキッシュレースにて実戦データを収集していたのも次世代可変戦闘機開発のためのデータ収集であった。 従来のVF-19とは一線を画す頭部、脚部エンジン、装甲形状、SMSの機体であるため、ガンポッドは従来品と違い、VF-25と同一のものを使用するなど、相違点が非常に多いバリエーション機体。 ちなみにノートゥングは北欧神話のジークフリートが持つ巨人殺しの剣の名前である。 -EF/A型 通称:エクスカリバー・アドバンス イサムスペシャル S.M.Sに転属したイサムはYF-19直系の量産型であるVF-19Aを所望したが輸出規制のため却下され、パーツだけでもとヤンに頼み込むがこれも却下。 代替案として提示されたEF型にS.M.S技術部とヤン・ノイマン研究室で魔改造を施す「&bold(){VF-19ADVANCEプロジェクト}」によって誕生した機体。予備機合わせて2機のみの生産。 ヤンのプライベートプランという形のため予算が確保しきれず、イサムが私費を投じて完成にこぎつけた。 補助AIや空戦プログラムはYF-19から引き継がれており、そのピーキーな操縦性を再現している。 スペックはVF-19系最高峰で何と[[YF-29 デュランダル]]に匹敵する程だが、あまりのイカレ具合故にイサム以外では扱えない。   -改 熱気バサラスペシャル 通称:ファイヤーバルキリー ご存じ7の主役機にして、“本当の意味で”歌で戦争を終結させた真紅のバルキリー。 YF-19やA型と同様のピーキーなチューニングに加え、バサラの卓越した操縦技術に沿った様々な改良を施されたスペシャル機。 ギター式操縦桿を装備しており、演奏しながらの操縦が可能。 敵機にスピーカーポッドを撃ち込むことで、宇宙空間でも敵パイロットに歌を聴かせることができる。 元軍属のレイ・ラブロックが軍とのコネを利用して入手し、バサラに与えた代物。バサラ本人は知らされていなかったが、マクロス7船団におけるVF-19の性能評価試験と歌エネルギーを戦闘に利用する「プロジェクトM(ミンメイ)」の実験機としての役割を兼ねており、極秘に軍の全面バックアップとデータ収集を受けていた。  原型機の具体的言及は無いがYF-19やそれ以外の固有型名の有る19系列とも異なる為一部のファンの間では「現状欠番となっているB型からD型のいずれかが原型機では?」と目されている。 *追加装備 -フォールドブースター VF-22と共用タイプ。ファイター形態の機体上部に接続され、片道分の使用後は分離される。 -ガンポッドΓ 巨大スピーカー内蔵弾と大型ランチャーから成る対艦用スピーカーポッド。 -スーパーパック 所謂ファストパック。 YF-19、A型用とF、S型用が存在。 -VF-19改用ドラマ版ファストパック ドラマ『リン・ミンメイ物語』に一条輝役で出演することになったバサラにあわせて、ファイヤーバルキリーに装着された張りぼて。 後退翼状態でこれを装着することで、VF-1 バルキリーっぽく見せていた。 -YF-19用陸戦パック スーパー・ノヴァ計画時に登場した陸戦用オプション。 内蔵火器で標的機のデストロイド・モンスターを一撃で破壊した。 -サウンドブースター 歌エネルギーをサウンドエナジーに変換、歌ビームを発射する。バトロイド形態で背中に背負う形で装備。 使用するには10万チバソングの歌エネルギーが必要とされるが、バサラは余裕で20万を超える。 -アドバンスパック EF/A用の改造ファストパック。 メインブースターにはVF-25用スーパーパックのものが流用されている。 追記・修正よろしくお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 乗ってる奴とあわせて人の可能性を感じさせてくれる機体 -- 名無しさん (2013-10-07 23:12:34) - 最も多くの化け物達が愛用した化け物機体だよな -- 名無しさん (2013-10-08 01:09:56) - 歴代VFの中で一番すきだな。因みに以前、VF-19AにS型の頭部を付けた仕様を作ったな -- 無銘の兵士 (2013-11-19 19:06:56) - 確か、フルメタでレーバテインの名前付ける時に候補としてエクスカリバーがあったらしいけど、こいつがいたからやめたらしいな -- 名無しさん (2014-01-16 09:21:42) - バン○イさん、今の技術でYF-19を完全変形プラモで出してくれないかな…。 -- 名無しさん (2014-04-02 23:26:11) - とにかく高性能を目指したのはいいけど操縦性その他を無視しすぎたせいでろくに配備されなかった失敗作 -- 名無しさん (2014-08-04 01:12:56) - ろくに配備されないまま一般機は171に、エース機は25系列にポジションを奪われてしまってイサム、バサラの愛機っていう以外は残らなかった悲運の機体 -- 名無しさん (2014-10-31 12:26:30) - 本機とその系列機は2040年代の地球圏及び銀河系を支えたと言っても、過言ではないね。 -- 名無しさん (2015-06-10 00:10:49) - VF-25に乗った新兵=VF-19に乗ったベテランくらいの性能・技術格差がFの頃にはある。ただ逆を言えば乗り手次第でどうとでもなるくらいのスペックは秘めているという事 -- 名無しさん (2015-06-10 01:02:01) - 実はフルメタの後期主人公機レーヴァテインの初期の名称はエクスカリバーだったがちゃんとした名機が存在することから名称を変更した逸話がある -- 名無しさん (2015-08-06 09:49:13) - バサラって操縦が上手いすぎてやばい… -- 名無しさん (2015-10-27 19:25:24) - バルキリーの中じゃVF-19改 バサラスペシャル 一番好きだわ -- 名無しさん (2016-01-30 21:17:16) - 「従来技術を煮詰めることによって開発された」「最新技術を多様したYF21とは真逆の発想」・・・・某ゲシュペンストmk3連想してしまった。そういえばあちらも「機体がじゃじゃ馬」「パイロットが変人」だよなw -- 名無しさん (2016-01-30 22:09:43) - 関連小説(準公式?)ではAIまでチートレベルで、もはや笑うしかないというねw……て言うか、フォールドクォーツの供給量次第では25・27配備以降も一線を張ってる可能性があるんだよな -- 名無しさん (2016-02-06 21:17:30) - エピソードアーカイブだったらはっきりと実話を元にしたフィクションと言い切られてるんであんまり参考にしないほうがいいぞ -- 名無しさん (2016-02-23 19:53:03) - VF-171に主力機の座から奪われなければ、アルトやハヤテが搭乗した可能性があったのか。特に後者によるブレイクダンスをするVF-19の姿を拝めた可能性も。 -- 名無しさん (2016-04-08 21:27:30) - 一部の人間しかフルの性能を発揮させられないって、兵器としては致命的だよね -- 名無しさん (2016-04-08 21:40:10) - その分十全に使いこなす事ができるパイロットが乗れば万全の状態かつ大気圏内という条件ありだけどゴースト落とせるっていうのがええねん -- 名無しさん (2016-04-10 04:46:01) - こいつを近代改修したら性能が第五世代、VF-25クラスのできになったみたい。とんでもない。ありゃイサムの腕があるならYF27も堕とせるはずだわ。 -- 名無しさん (2018-02-07 08:20:31) - 素の状態でもベテランの19と新人の25がほぼ互角だしね -- 名無しさん (2018-07-18 19:26:45) - 昔、ダチに「何で前進翼は機動性が良いのか?」って聞いたら「フォークリフトとかと同じ原理。常にバックで走ってるような物」って教えられて納得した。 そりゃ地上から成層圏まで60秒足らずで行けるようなエンジン積んでて常にバックで飛んでたら、並みのパイロットなら使いこなせんわw -- 名無しさん (2018-07-18 21:15:35) - シリーズナンバー1の人気を誇る機体なのが総選挙で明らかに。媒体と出番の時間を考えたら凄い人気だよな。 -- 名無しさん (2019-05-21 12:06:36) - EXギアとフォールドクォーツのインチキ具合でVF25が優位なわけで、イサムカスタムとなるとYF27瞬殺なのが有り得そう 前進翼と劇中の活躍で一位になったのかな、私も好き -- 名無しさん (2020-08-24 16:29:14) - ヒコーキ乗りの夢とロマンが絶対正義の世界観だから性能と腕前という項目が合ったら後者が上の方が勝つって決まってるんだよな。マクロスプラスも人の意地がハイテクを制したわけだし -- 名無しさん (2020-08-24 16:37:47) - UC世界ガンダムならアムロがトップの腕前だけど、マクロス世界ならやっぱイサムがトップになるのかね 主人公勢じゃなくてマックスとは争うか -- 名無しさん (2021-06-22 05:06:56) #comment #areaedit(end) }

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