ΖΖガンダムのバリエーション

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&font(#6495ED){登録日}:2012/05/01(火) 01:04:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- この項目では「[[ΖΖガンダム]]」のバリエーション機体について紹介する。 以下の機体は個別項目を参照。 ・[[フルアーマーΖΖガンダム/強化型ΖΖガンダム]] ・[[FAZZ]] *■プロトタイプΖΖガンダム 型式番号:MSZ-009 「M-MSV」に登場。 [[アナハイム・エレクトロニクス(AE)社>アナハイム・エレクトロニクス社]]がΖプロジェクトで造ったエゥーゴの[[試作機]]。開発担当はレシル博士。 [[Ζガンダム]]の可変機構を発展させた分離・[[合体]]機構を採用していて、上半身はGトップ0型、下半身はGベース0型になる。 武装は基本的に背中のビームキャノンだけで、この時点ではまだハイメガキャノンはない。 [[エゥーゴ]]の旗機として開発されたΖガンダムは高い戦果を挙げていたが、大火力・多機能化したMSが台頭し始めると徐々に苦戦を強いられるようになった。 そこでエゥーゴ上層部はAEに新型機の開発を要請。その際、「50MW級のビーム砲の搭載」と「高さは20m以内」という要求が出された。 しかし、当時の技術力を考えるとこれらの両立はかなりの無茶ぶりであった。 なんとか達成しようと博士は開発に着手。 通常のジェネレーターだと高出力ビーム砲を使うためには複数搭載せねばならず、しかも機体サイズが最低25mは必要であった。そのため、博士はジェネレーターを小型化して二つ搭載するが、実際には出力が足らず、更にもう一つ積まねばならないことが判明。 これ以上積むと20mを超えるため、結局この問題は解決できなかったが、とりあえず2機が完成した。 早速1号機に[[テストパイロット]]のイブンを乗せ、MS形態での試験運用を開始。 …が、制御不能に陥って機体が暴走。イブンはスタッフとして参加していた兄アーサーに助けられたが、機体は自爆した。 この結果から、更にパイロットの安全性も考慮しなければならなくなったが、博士は新たにコアブロックシステムの採用を発案。 これならば生存率が高まる上、三つ目のジェネレーターも積めるため、まさに一石二鳥であった。 こうして開発コード「θガンダム」は完成し、新たに「ΖΖガンダム」と名付けられ、実戦投入されることとなった。 ちなみに頭頂高もギリギリ20m以内に収まっている。 一方、2号機はアイン・ラベルとマイク・シュミットが搭乗。 [[ティターンズ]]の部隊とテスト中に遭遇してほぼ丸腰での戦闘を余儀なくされ、新型[[ビームライフル]]を受け取って応戦したものの、4発撃っただけで右腕ごと吹っ飛んでしまった。 *■プロトタイプΖΖガンダムB型 型式番号:MSZ-009B(MSZ-009-2) 2号機の改修型で、各種武装のテスト機。 ジェネレーターを新型に換装したことで出力が倍以上まで跳ね上がった。 頭部にはハイメガキャノンが追加されるなど、ΖΖガンダムにかなり近くなった。 月面における動作試験中、謎のモビルスーツ墓場でゾンビー[[プロトタイプサイコガンダム大型化試作機>サイコガンダムのバリエーション]]と死闘を繰り広げたという戦闘記録が存在するらしいが、詳細は不明。 *■ZZ-GR(ズィーズィー・ジーアール) 型式番号:MSZ-010S 『[[EVOLVE>GUNDAM EVOLVE]]』に登場。 [[ハマーン>ハマーン・カーン]]の[[キュベレイ>キュベレイ(MS)]]との戦闘で大破したΖΖガンダムを改修。 コアベースはなく、代わりにあり合わせのパーツで造った下半身とバックパックを装着している。なお、下半身は[[ジムⅢ>ジムⅢ/ヌーベル・ジムⅢ]]の物をベースにしているらしい。 コアトップは全体的なシルエットこそほとんど変わってないが、改修の影響で細部が変更されている。 [[ジュドー>ジュドー・アーシタ]]がジュピトリスⅡに乗り込んだ際に持ち込んでおり、ネオ・ジオン軍残党から亡命者のキュベレイを守るために出撃。 途中で推進剤が切れてしまうが、リィナ達から送られてきた新たなコアベースと合体して難を逃れた。 *■スーパーGフォートレス 型式番号:FX-010A、FA-010X(MS形態時) ΖΖガンダムの強化案の一つ。 高速巡洋艦に匹敵する戦闘力を持たせるべく、ハイパーメガランチャーと[[ミサイル]]ランチャーを増設して火力を上げると共にプロペラントタンクも追加することで航続距離を延伸させている。 MS形態にも変形可能だが、その場合はミサイルランチャーをパージする必要がある。 ΖΖガンダムは主にMS形態で戦闘を行っていたため、そちらの方を強化した方が良いと判断されてフルアーマープランが採用されることとなり、こちらは廃案とされた。 *■量産型ΖΖガンダム 型式番号:MSZ-013 『M-MSV』に登場。 ΖΖガンダムの[[量産>量産機]]仕様。 可変及び分離・合体機構、コアブロックシステムをオミットしてコスト低減を図っている。 バックパックは小型化され、バイザー型を採用したことで顔はジムっぽくなった。 デコには簡易型ハイメガキャノンを内蔵するなど、ベース機をも凌駕する火力が与えられているが、高出力ビーム兵器を使うために高出力ジェネレーターを積まざるを得なかったせいでせっかく下げたコストが再び上がってしまった。 結局量産はされず、4機だけ造られた。 その内の1機が[[漫画]]『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』で登場。パイロットのブレイア・リュードの操縦で高い性能を生かしたが、あまりの無茶な乗り方をしている事へ整備員が苦労している。 その後、戦闘中にブレイアが[[ガンダムデルタカイ]]に乗り換えた為、乗り捨て同然で放置されてしまった。そして、デルタカイのパイロットであったイング・リュードが搭乗し、暴走するナイトロ搭載型のサイコガンダムを最大出力の簡易型ハイメガキャノンとメガ粒子砲で撃破するものの、出力に耐え切れなかった頭部及びコクピットが跡形もなく[[消滅]]した。 *■メガゼータ 型式番号:MSZ-009M 『[[逆襲のギガンティス>機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]]』に登場。 プロトタイプΖΖ(恐らくB型)の改装型。 恐ろしいことに[[アムロ>アムロ・レイ]]曰く「出力はΖΖのゆうに2倍」らしい。それが本当なら、本機の出力は&font(#ff0000){15,000kW}近いということに…。[[V2ガンダム]]もびっくりである。 事実かなりのじゃじゃ馬機体のようで、ΖΖに乗り慣れているはずのジュドーですら振り回される程。 分離・変形機構はそのままで、上半身はGソニック、下半身はGアタッカーになる。 ちなみに各コクピットは副座式だが、MS形態ならどっちか一つに一人乗ってれば動かせる。 武装面で注目出来る所は、アホな程高い出力のお陰か頭のハイメガキャノンがかなり短い間隔で連射可能な点。 更にΖ系列としては初の本格的サイコミュ兵器を搭載し、両腕をサイコミュ・ハンドとして飛ばせる。 パイロットによっては、鍔ぜり合いしている相手をそのまま吹っ飛ばす等応用が利くようだ。 木星で確認された100メートル級の超巨大MS「[[伝説巨神>伝説巨神イデオン]]」に対抗するため用意し、ジュドーとアムロが搭乗した。 巨神が木星に集まった戦力を壊滅させた後は[[シャア>シャア・アズナブル]]と共闘。 巨神の中核となっていた[[ミネバ>ミネバ・ラオ・ザビ]]と彼女を助けに行ったジュドーのいるコクピットを引きずり出し、なんとか破壊に成功する。 *■ガンプ 『[[スカルハート>機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』、『機動戦士Vガンダム外伝 プロジェクト・エクソダス』に登場。 木星船団及びダンディ・ライオンで運用されているMS。 幾度とない戦いの損傷や経年劣化をジャンクパーツや規格外品で補修している((『エクソダス』時点ではMSの小型化が進んでいるためにサイズが合うパーツ自体見つけるのが難しくなっており、メカニック解説ではパイロットの創意工夫が伺えるとコメントされている。))影響で、元になった機体の原形をほとんど留めておらず、 そのシルエットも左右非対称のアンバランスなものになっているため、U.C.0120年代では、パイロット以外元がどんなMSだったのか分からなくなっている。 [[ウッソ>ウッソ・エヴィン]]曰く「でたらめのつぎはぎ」。よく見るとフロントアーマーに[[ドーベン・ウルフ]]のパーツが使われている。 頭部に付けられたセンサーカバーの下にはメガゼータの頭が隠れている((作中では頭部の正体は言及されないが、作者の長谷川裕一氏が書籍『オタクの遺伝子』(太田出版)で明言している。))。 武装はダブルビームライフルが右腕に固定され、左腕はそれ自体がバタラを容易く握り潰す万力のような大型クロ―になっている。 当然、分離・合体・変形機構はもはや機能していない。 「木星じいさん」こと[[グレイ・ストーク>ジュドー・アーシタ]]が搭乗し、[[トビア>トビア・アロナクス]]や[[ウッソ>ウッソ・エヴィン]]と共に木星帝国やザンスカール帝国と戦った。 『エクソダス』時点では機体の各部にガタが来ており、ウッソ達を援護すべくハイメガキャノンを発射した後、反動や戦闘での損傷で自壊してその役目を終えた。 特段に替えの利くパーツが見つからなかったであろうハイメガキャノンはもはや廃棄寸前レベルまでヘタってしまっており、目くらまし程度の出力しか出なかったが、その光が 幻影を見せるジョングの「影」を映し出す事でウッソが本体を見抜く事に成功し、突破口を開く切欠となった。 そのハイメガキャノン発射時のストークの台詞は、作中の経過時間も相俟って非常に感慨深いものがあり、幾つもの戦いを(彼の言によれば)60年間共に潜り抜け、 ガンプと呼び名が変わり、既に時代遅れのMSになっても、出来る限りの補修をして使い続けた彼のこの機体への強い愛着が伺えるシーンとなっている。 *■ΖΖガンダム試作機 『G-STRATEGY』に登場。 最初に製造されたΖΖらしいが、詳細は不明。 アムロ専用らしき機体も存在し、肩のバインダーが簡易型に換えられ、ビームライフルは[[百式>百式(MS)]]と同じ物を装備している。 *■スーパーΖΖガンダム 型式番号:SSMS-010 『Gの伝説』に登場。 可変機構がオミットされていて、40m以上の全高とかなりの大型機。なので、戦場までは専用輸送機で運ばれる。 核融合炉が全く遮蔽されていないせいで&font(#ff0000){常に放射線がバラ撒かれていて}非常に危険。 「耐放射能ニュータイプ」なる存在がパイロットを務めている。 *■ΖΖⅡ(ダブルゼータ・ツヴァイ) 型式番号:MSZZ-000 地上用の大型機。こちらも全高は40m以上で変形はしない。 その巨体を活かして多数の兵員を運べる。 換装すれば宇宙でも運用可能。 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ガンプって今だと公式的にはオリジナルZZっていうより系列機パーツの寄せ集めって扱いでいいのか? -- 名無しさん (2014-02-16 20:40:57) - ↑サンライズのルールでは「映像化されてないので存在自体が非公式」。 -- 名無しさん (2014-02-16 20:59:19) - ↑ あー…、うん。公式っていうか漫画での扱いについてね?V外伝だとオリジナルじゃないって断言されちゃったから -- 名無しさん (2014-02-16 21:08:00) - サンライズの公式設定基準って一部分しか知らない人多いよな。映像化されてるものだけじゃなくて公式と銘打った作品(OO外伝やアストレイ)も公式設定だし富野御大が関わった作品は問答無用で公式(ただし小説版初代は御大がなかったことにしていいと発言)とも言ってるんだけどね -- 名無しさん (2014-02-16 21:29:17) - 今だとって言うか元から長谷川先生としてはガンプの正体はメガゼータ(頭だけプロト)のつもりだったらしいが -- 名無しさん (2014-06-30 03:03:37) - プロトタイプZZA型がシンプルで好き -- 名無しさん (2016-02-14 20:40:20) - 種以降の連動企画は外伝も正史扱いって聞いた -- 名無しさん (2017-09-29 19:47:22) - そこらは作品毎の匙加減だから結局解らん -- 名無しさん (2017-09-29 21:02:41) - 描写が食い違う場合後から出たほうが公式、くらいのアバウトさでもいい気もするが -- 名無しさん (2019-02-12 17:11:16) - ガンダムの名を冠して世に出ている(サンライズがチェックしている)からには全部公式だよ ただ映像作品と設定が食い違ったら基本映像優先ってだけで サイバーコミックス系はちょっと怪しいけど -- 名無しさん (2019-10-23 14:11:42) - フルアーマーや量産型などのマイナーチェンジ版はともかく、試作機はバリエーションと言えるのだろうか? -- 名無しさん (2019-10-23 14:25:20) - ↑一番最初に世に出たのがTVのΖΖであり、その試作機として逆算したデザインで後から生まれたのがプロトタイプなのでΖΖのバリエーション扱いでOK -- 名無しさん (2019-10-23 15:03:38) - さてムーンガンダムのシータプラスも来るかな? -- 名無しさん (2021-01-29 00:19:19) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/05/01(火) 01:04:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- この項目では「[[ΖΖガンダム]]」のバリエーション機体について紹介する。 以下の機体は個別項目を参照。 ・[[フルアーマーΖΖガンダム/強化型ΖΖガンダム]] ・[[FAZZ]] *■プロトタイプΖΖガンダム 型式番号:MSZ-009 「M-MSV」に登場。 [[アナハイム・エレクトロニクス(AE)社>アナハイム・エレクトロニクス社]]がΖプロジェクトで造ったエゥーゴの[[試作機]]。開発担当はレシル博士。 [[Ζガンダム]]の可変機構を発展させた分離・[[合体]]機構を採用していて、上半身はGトップ0型、下半身はGベース0型になる。 武装は基本的に背中のビームキャノンだけで、この時点ではまだハイメガキャノンはない。 [[エゥーゴ]]の旗機として開発されたΖガンダムは高い戦果を挙げていたが、大火力・多機能化したMSが台頭し始めると徐々に苦戦を強いられるようになった。 そこでエゥーゴ上層部はAEに新型機の開発を要請。その際、「50MW級のビーム砲の搭載」と「高さは20m以内」という要求が出された。 しかし、当時の技術力を考えるとこれらの両立はかなりの無茶ぶりであった。 なんとか達成しようと博士は開発に着手。 通常のジェネレーターだと高出力ビーム砲を使うためには複数搭載せねばならず、しかも機体サイズが最低25mは必要であった。そのため、博士はジェネレーターを小型化して二つ搭載するが、実際には出力が足らず、更にもう一つ積まねばならないことが判明。 これ以上積むと20mを超えるため、結局この問題は解決できなかったが、とりあえず2機が完成した。 早速1号機に[[テストパイロット]]のイブンを乗せ、MS形態での試験運用を開始。 …が、制御不能に陥って機体が暴走。イブンはスタッフとして参加していた兄アーサーに助けられたが、機体は自爆した。 この結果から、更にパイロットの安全性も考慮しなければならなくなったが、博士は新たにコアブロックシステムの採用を発案。 これならば生存率が高まる上、三つ目のジェネレーターも積めるため、まさに一石二鳥であった。 こうして開発コード「θガンダム」は完成し、新たに「ΖΖガンダム」と名付けられ、実戦投入されることとなった。 ちなみに頭頂高もギリギリ20m以内に収まっている。 一方、2号機はアイン・ラベルとマイク・シュミットが搭乗。 [[ティターンズ]]の部隊とテスト中に遭遇してほぼ丸腰での戦闘を余儀なくされ、新型[[ビームライフル]]を受け取って応戦したものの、4発撃っただけで右腕ごと吹っ飛んでしまった。 *■プロトタイプΖΖガンダムB型 型式番号:MSZ-009B(MSZ-009-2) 2号機の改修型で、各種武装のテスト機。 ジェネレーターを新型に換装したことで出力が倍以上まで跳ね上がった。 頭部にはハイメガキャノンが追加されるなど、ΖΖガンダムにかなり近くなった。 月面における動作試験中、謎のモビルスーツ墓場でゾンビー[[プロトタイプサイコガンダム大型化試作機>サイコガンダムのバリエーション]]と死闘を繰り広げたという戦闘記録が存在するらしいが、詳細は不明。 *■ZZ-GR(ズィーズィー・ジーアール) 型式番号:MSZ-010S 『[[EVOLVE>GUNDAM EVOLVE]]』に登場。 [[ハマーン>ハマーン・カーン]]の[[キュベレイ>キュベレイ(MS)]]との戦闘で大破したΖΖガンダムを改修。 コアベースはなく、代わりにあり合わせのパーツで造った下半身とバックパックを装着している。なお、下半身は[[ジムⅢ>ジムⅢ/ヌーベル・ジムⅢ]]の物をベースにしているらしい。 コアトップは全体的なシルエットこそほとんど変わってないが、改修の影響で細部が変更されている。 [[ジュドー>ジュドー・アーシタ]]がジュピトリスⅡに乗り込んだ際に持ち込んでおり、ネオ・ジオン軍残党から亡命者のキュベレイを守るために出撃。 途中で推進剤が切れてしまうが、リィナ達から送られてきた新たなコアベースと合体して難を逃れた。 *■スーパーGフォートレス 型式番号:FX-010A、FA-010X(MS形態時) ΖΖガンダムの強化案の一つ。 高速巡洋艦に匹敵する戦闘力を持たせるべく、ハイパーメガランチャーと[[ミサイル]]ランチャーを増設して火力を上げると共にプロペラントタンクも追加することで航続距離を延伸させている。 MS形態にも変形可能だが、その場合はミサイルランチャーをパージする必要がある。 ΖΖガンダムは主にMS形態で戦闘を行っていたため、そちらの方を強化した方が良いと判断されてフルアーマープランが採用されることとなり、こちらは廃案とされた。 *■量産型ΖΖガンダム 型式番号:MSZ-013 『M-MSV』に登場。 ΖΖガンダムの[[量産>量産機]]仕様。 可変及び分離・合体機構、コアブロックシステムをオミットしてコスト低減を図っている。 バックパックは小型化され、バイザー型を採用したことで顔はジムっぽくなった。 デコには簡易型ハイメガキャノンを内蔵するなど、ベース機をも凌駕する火力が与えられているが、高出力ビーム兵器を使うために高出力ジェネレーターを積まざるを得なかったせいでせっかく下げたコストが再び上がってしまった。 結局量産はされず、4機だけ造られた。 その内の1機が[[漫画]]『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』で登場。パイロットのブレイア・リュードの操縦で高い性能を生かしたが、あまりの無茶な乗り方をしている事へ整備員が苦労している。 その後、戦闘中にブレイアが[[ガンダムデルタカイ]]に乗り換えた為、乗り捨て同然で放置されてしまった。そして、デルタカイのパイロットであったイング・リュードが搭乗し、暴走するナイトロ搭載型のサイコガンダムを最大出力の簡易型ハイメガキャノンとメガ粒子砲で撃破するものの、出力に耐え切れなかった頭部及びコクピットが跡形もなく[[消滅]]した。 *■メガゼータ 型式番号:MSZ-009M 『[[逆襲のギガンティス>機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]]』に登場。 プロトタイプΖΖ(恐らくB型)の改装型。 恐ろしいことに[[アムロ>アムロ・レイ]]曰く「出力はΖΖのゆうに2倍」らしい。それが本当なら、本機の出力は&font(#ff0000){15,000kW}近いということに…。[[V2ガンダム]]もびっくりである。 事実かなりのじゃじゃ馬機体のようで、ΖΖに乗り慣れているはずのジュドーですら振り回される程。 分離・変形機構はそのままで、上半身はGソニック、下半身はGアタッカーになる。 ちなみに各コクピットは副座式だが、MS形態ならどっちか一つに一人乗ってれば動かせる。 武装面で注目出来る所は、アホな程高い出力のお陰か頭のハイメガキャノンがかなり短い間隔で連射可能な点。 更にΖ系列としては初の本格的サイコミュ兵器を搭載し、両腕をサイコミュ・ハンドとして飛ばせる。 パイロットによっては、鍔ぜり合いしている相手をそのまま吹っ飛ばす等応用が利くようだ。 木星で確認された100メートル級の超巨大MS「[[伝説巨神>伝説巨神イデオン]]」に対抗するため用意し、ジュドーとアムロが搭乗した。 巨神が木星に集まった戦力を壊滅させた後は[[シャア>シャア・アズナブル]]と共闘。 巨神の中核となっていた[[ミネバ>ミネバ・ラオ・ザビ]]と彼女を助けに行ったジュドーのいるコクピットを引きずり出し、なんとか破壊に成功する。 *■ガンプ 『[[スカルハート>機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』、『機動戦士Vガンダム外伝 プロジェクト・エクソダス』に登場。 木星船団及びダンディ・ライオンで運用されているMS。 幾度とない戦いの損傷や経年劣化をジャンクパーツや規格外品で補修している((『エクソダス』時点ではMSの小型化が進んでいるためにサイズが合うパーツ自体見つけるのが難しくなっており、メカニック解説ではパイロットの創意工夫が伺えるとコメントされている。))影響で、元になった機体の原形をほとんど留めておらず、 そのシルエットも左右非対称のアンバランスなものになっているため、U.C.0120年代では、パイロット以外元がどんなMSだったのか分からなくなっている。 [[ウッソ>ウッソ・エヴィン]]曰く「でたらめのつぎはぎ」。よく見るとフロントアーマーに[[ドーベン・ウルフ]]のパーツが使われている。 頭部に付けられたセンサーカバーの下にはメガゼータの頭が隠れている((作中では頭部の正体は言及されないが、作者の長谷川裕一氏が書籍『オタクの遺伝子』(太田出版)で明言している。))。 武装はダブルビームライフルが右腕に固定され、左腕はそれ自体がバタラを容易く握り潰す万力のような大型クロ―になっている。 当然、分離・合体・変形機構はもはや機能していない。 「木星じいさん」こと[[グレイ・ストーク>ジュドー・アーシタ]]が搭乗し、[[トビア>トビア・アロナクス]]や[[ウッソ>ウッソ・エヴィン]]と共に木星帝国やザンスカール帝国と戦った。 『エクソダス』時点では機体の各部にガタが来ており、ウッソ達を援護すべくハイメガキャノンを発射した後、反動や戦闘での損傷で自壊してその役目を終えた。 特段に替えの利くパーツが見つからなかったであろうハイメガキャノンはもはや廃棄寸前レベルまでヘタってしまっており、目くらまし程度の出力しか出なかったが、その光が 幻影を見せるジョングの「影」を映し出す事でウッソが本体を見抜く事に成功し、突破口を開く切欠となった。 そのハイメガキャノン発射時のストークの台詞は、作中の経過時間も相俟って非常に感慨深いものがあり、幾つもの戦いを(彼の言によれば)60年間共に潜り抜け、 ガンプと呼び名が変わり、既に時代遅れのMSになっても、出来る限りの補修をして使い続けた彼のこの機体への強い愛着が伺えるシーンとなっている。 *■ΖΖガンダム試作機 『G-STRATEGY』に登場。 最初に製造されたΖΖらしいが、詳細は不明。 アムロ専用らしき機体も存在し、肩のバインダーが簡易型に換えられ、ビームライフルは[[百式>百式(MS)]]と同じ物を装備している。 *■スーパーΖΖガンダム 型式番号:SSMS-010 『Gの伝説』に登場。 可変機構がオミットされていて、40m以上の全高とかなりの大型機。なので、戦場までは専用輸送機で運ばれる。 核融合炉が全く遮蔽されていないせいで&font(#ff0000){常に放射線がバラ撒かれていて}非常に危険。 「耐放射能ニュータイプ」なる存在がパイロットを務めている。 *■ΖΖⅡ(ダブルゼータ・ツヴァイ) 型式番号:MSZZ-000 地上用の大型機。こちらも全高は40m以上で変形はしない。 その巨体を活かして多数の兵員を運べる。 換装すれば宇宙でも運用可能。 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ガンプって今だと公式的にはオリジナルZZっていうより系列機パーツの寄せ集めって扱いでいいのか? -- 名無しさん (2014-02-16 20:40:57) - ↑サンライズのルールでは「映像化されてないので存在自体が非公式」。 -- 名無しさん (2014-02-16 20:59:19) - ↑ あー…、うん。公式っていうか漫画での扱いについてね?V外伝だとオリジナルじゃないって断言されちゃったから -- 名無しさん (2014-02-16 21:08:00) - サンライズの公式設定基準って一部分しか知らない人多いよな。映像化されてるものだけじゃなくて公式と銘打った作品(OO外伝やアストレイ)も公式設定だし富野御大が関わった作品は問答無用で公式(ただし小説版初代は御大がなかったことにしていいと発言)とも言ってるんだけどね -- 名無しさん (2014-02-16 21:29:17) - 今だとって言うか元から長谷川先生としてはガンプの正体はメガゼータ(頭だけプロト)のつもりだったらしいが -- 名無しさん (2014-06-30 03:03:37) - プロトタイプZZA型がシンプルで好き -- 名無しさん (2016-02-14 20:40:20) - 種以降の連動企画は外伝も正史扱いって聞いた -- 名無しさん (2017-09-29 19:47:22) - そこらは作品毎の匙加減だから結局解らん -- 名無しさん (2017-09-29 21:02:41) - 描写が食い違う場合後から出たほうが公式、くらいのアバウトさでもいい気もするが -- 名無しさん (2019-02-12 17:11:16) - ガンダムの名を冠して世に出ている(サンライズがチェックしている)からには全部公式だよ ただ映像作品と設定が食い違ったら基本映像優先ってだけで サイバーコミックス系はちょっと怪しいけど -- 名無しさん (2019-10-23 14:11:42) - フルアーマーや量産型などのマイナーチェンジ版はともかく、試作機はバリエーションと言えるのだろうか? -- 名無しさん (2019-10-23 14:25:20) - ↑一番最初に世に出たのがTVのΖΖであり、その試作機として逆算したデザインで後から生まれたのがプロトタイプなのでΖΖのバリエーション扱いでOK -- 名無しさん (2019-10-23 15:03:38) - さてムーンガンダムのシータプラスも来るかな? -- 名無しさん (2021-01-29 00:19:19) - WW2の時にフィンランド軍はソ連から奪った機体が予備パーツがないからと自分達でソ連の純正パーツより質の良いのを作ってソ連を打ち破ったけど、ジュドーはジャンク屋だから開発者ではないにしろダブルゼータに合うパーツを特別に作ってもらおうと考えてもおかしくないとは思うが -- 名無しさん (2021-10-04 23:47:50) #comment #areaedit(end) }

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