Linux

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&font(#6495ED){登録日}:2012/04/22(日) 21:05:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- linuxとはOSの1つである。 読みがなは、『リナックス』が一般的だけど、『リヌックス』『ライナックス』でも間違いではない。というか公式な発音は決まっていないらしい。 ■そもそもOSって何だよ? 今パソコンでこの記事を見てる人たちは殆どがwindowsと呼ばれる奴を使ってるだろう。 まさにそれがOSである。 ちゃんと書くとOS(オペレーションシステム)とは、 「キーボードからの入力やディスプレイ、プリンタへの出力といった入出力機能、 ディスクやメモリの管理などパソコン全体を管理するソフトウェア」の事を指す。 まぁ分からんな。 ということで単純に書くと&bold(){「OSっていう奴をインストールしないとPCを使うことは出来ない」}となる。 厳密には昔はOSなんて代物はなかったり、特定分野のPCではあえてOSを入れていなかったりするが、気になるなら学んでみるのも一興だろう。 一般的にOSを大きく分けると ・windows ・Mac OS ・PC-UNIX の3つである。 windowsに関してはもう説明不要である。 Mac OSに関しては知ってる人も多いが、如何せん高かったりソフトが対応していなかったりで昔は所有者が限られていたが、iPadなる物がヒットして以降は意外に持ってる人が多い。 実はMac OS Xと呼ばれる物になった以降はUNIXの仲間みたいなものだが。 本記事で紹介するのはその中で一番馴染みがないPC-UNIXと呼ばれる奴。 ……の仲間に当たるLinuxについて説明したいと思う。   ■では本編、linuxについて linuxとはPC-UNIXの仲間の1つというか、UNIXを参考にしてフィンランドの学生が真似て作ったもので、元々はマニアックなOSである。 ちなみに開発の動機はPCが安価になってきていて割と容易に入手出来た。 しかし、OSとして商用UNIXを使いたかったのだが、これが高価だったので独自に似たOSを作ってしまったという流れらしい。 このOSの強みとしては何と&font(#ff0000){無料}である事なのだ。 当然割れとかそういう事ではなく、本当に&font(#ff0000){無料}なのだ。 無料と書くと「どうせ機能的にカスなんだろwハイハイ糞OS糞OSww」と思われるがそんな事はない。 何せ今諸君が見てるであろう「アニヲタの集い」もlinuxで動いているのだ。 またニコニコ動画や2chもlinuxで動いている。 最近だとAndroidという奴を聞くようになったが、これもlinuxの一種であるのだ。 こう考えてみると結構linuxは馴染み深いものなのである。 ちなみに最初は違ったのだが途中でGNU GPLというライセンスにしたため、 流行りだす前はUNIX互換OSの中では低品質だったのだが、 権利問題がクリアとなっていたこと・linux自身でlinuxを開発することが出来る事などから加速的に普及していった。 ただし、GPLは長所もかなり大きいが『GPL汚染』という問題も抱えているため、 製作物にGPLを適用したくない場合はソフト開発時にlinuxの一部でも含めたりしない様、細心の注意が必要となる。 linuxより他のモノでひっかかりやすいとは思うが。 ■linuxの用途 ・サーバーとして使う これが一番多い理由である。 企業のサーバーから個人のサーバーまでこのlinuxが使われており、実績も信頼性も十分ある。 windowsにもサーバー用途のOSがあり、そっちはそっちでかなり便利なのだが、何せお高い。色々と。 小規模ならケチケチすんなよと言えるかもしれないが、サーバーの数や規模が大きくなると費用がやばいことになる。 ちなみにpro系のエディションで代用する場合、制限の関係でかなり小規模なオフィスのファイルサーバーを上回る仕事は難しい。 ・プログラムの勉強として使う 一応windowsでも使うこともできるが、科学計算としてプログラムを使う場合はlinuxの方が使いやすい。 元々はUNIXがよく使われていた分野であり、UNIXライクなOSを使いたいというある意味linux本命の用途と言える。 ・壊れたPCの起動 無料であることとlinuxの種類によってはCDやUSBからブート出来ることを利用して、 OSのブート部分などが壊れてセーフモードすら立ち上がらなくなったPCの起動に使い、HDDのバックアップを取ったりする。 他のOSでも同じことが可能だったりするが、代表的なのはlinuxだろう。 ちなみに壊れたPCと言ってもブート部分の復旧を試みるなど、症状によって出来ることが色々とあるので策の一つである。 ・&font(#ff0000){自己満足} ぶっちゃけこれが本音である。 サーバーもプログラムもwindowsで使うことが出来るため、あえてlinuxにするのは結構自己満足で済まされてしまう。 無料という強みがあるので、サーバの他にルーターやNASなどの一般向けの商品では大抵採用されるのだが、 値段を度外視するならlinuxでなければならない理由は薄い。 ■linuxって使いにくいの? ぶっちゃけ&font(#ff0000){使いにくい。} というのもインストールするだけでも自分で命令文を打ってやる必要があるので、windowsの用にスイッチポチッでインストール出来るもんでは無い。 その為ズブの初心者がlinuxを使うと絶対に後悔する。 昨今ではパッケージなどが用意されていて、ずいぶん初心者にも優しい仕様になっているが、 それに関しても必要な物を必要なだけインストールしてねという趣である。 どのパッケージがどういう物なのかは一つ一つ調べるべきである。当然手間がかなりかかる。 そしてやはりシェルスクリプト(バッチ)やコマンドを自分で入力する必要があることもよくある。 個人ならそこらは自己責任なので良いとして、 企業だとセキュリティ対策で必要なパッケージを手軽に入れられないということも多く(そこらの規定がなければやりやすいが企業態度には不安を感じる)、 その場合、PC熟練者であっても途端に難儀な状態に陥る。 他にもDRMやゲーム絡みはかなり敷居が高い。 最近ではlinux対応のゲームもちらほら出てきてはいるが、linuxでハードを十分に生かせているか?という問題もある(これらの理由についてはすごく長くなるので割愛)。 逆に&font(#ff0000){命令文を打てばほぼなんでも出来る}という長所があるので、かなり自分好みに改造できる事が出来る。 それこそ「これで無料かぁ?!」という感じにも出来る。 とは言え、他OS向けのアプリを動かすのには手間がかかったりパフォーマンスに影響が出やすかったりするため、 個人用途では『OSを動かすこと自体が趣味』という具合になりやすい。 業務用途で見ても、人が触ることの少ないサーバー用途ならばともかく、 無料であることを知っている会社の上司から、「新しい社員の個人PCはlinuxにしてくれない?」みたいなことを言われて対応せざるを得ないという場合は、 導入の手間・マニュアルの整備・使用者に教える……などが必要になったりするため、中々元が取れなかったりするし、 対応させられる側としてはたまったものではなかったりすることが多い。 またOS自体は無償でも、サポートは有償であることが多い。 linuxはコンピューターウィルスにかかりづらいため、脆弱性が少ないなんて宣伝されていることも目立っていた。 確かにOSSなので情報さえあればユーザー側でも早急に対策するということはしやすいのだが、 単にマイナーOSだから眼中になく、狙われづらいという話でしかない。 セキュリティ対策を徹底してなお安全だと言い切れないことは、全てのOS(windows、Mac OSにも言える)、どのlinuxのディストリビューションでも変わらない。 ちなみに更新停止していたり更新の遅いディストリビューションにおいても自力での対策が可能だが、当然とても苦労するので現実的とは言い難い。 ちなみにwindowsサーバーから切り替えたいという場合も結構な手間がかかったりする。 やれることは概ね同じなのだが、windowsサーバーを使っていたということはwindowsと連携していることが多いため(Active Directoryなど)、 些細なことでひっかかりやすい。 完全に熟知していれば問題にならないが、そこまでの知識と経験を積んでいる人はそんなに居ないだろう。 また、サーバーOSだけ見てもサーバー用途のwindowsOSはGUIなどは概ねwindowsと同じなので、 お金はかかるが、サーバー管理初心者でも操作やシステムの把握がしやすいという違いがある。 ■有名なディストリビューション ディストリビューションってなんぞや?という話や詳細な解説は[[Linuxディストリビューション]]の項を参照。 Redhat系 ・Redhat Linux Redhat社が販売するLinux。 主にサーバ用に使われている。このLinuxの中の多くがオープンソースで公開されており、そこから多くのRedhatクローンが誕生した。 サーバであるため超安定思考であり、パッケージのバージョンの更新が遅い。 パッケージはRPM。 ・Oracle Linux Oracle社の販売するLinux。 Redhatクローンで、さらに独自の機能を加えている。 あとRedhatよりも安い。 ・Fedora Redhatクローンの一種。 最新技術を実験的に組み込んでいるが、それゆえやや不安定。 無料なので多くのユーザーがデスクトップ用途に使っている。 ・CentOS Redhatクローンの一種。 無料で使える安定したサーバ用途のLinux。 無料サーバば格安レンタルサーバでもよく使われている。 Redhatと同じく安定思考であり、クローンでもあるため更新が非常に遅い。 debian系 ・debian ・Ubuntu 「Ubuntu」とは、南アフリカの言葉で「他者への思いやり」を意味する。 その名前は見掛け倒しではなく、使い勝手が悪いと言われるLinuxの中では普段使いとしても比較的使いやすい部類。 ただ、デスクトップのインターフェイスであるUnityは評価が割れているようだ。 派生として、デスクトップインターフェイスをKDEに置き換えた「Kubuntu」などがある。 ・Linux mint ・backtrack5 ・Ecolinux 現在東京大学に通う学生が高校の時に開発したLinux。 ubuntuをベースとしており、デスクトップ用途としては徹底した軽量化をしており低スペックでもある程度使える。   slackwave系 ・slackwave SUSE系 ・SUSELinux ・OpenSUSE その他 ・Gentoo Linux 非常にシンプルなLinux。 シンプル故は&font(#ff0000){最初はほとんど何も入ってない。} また、プログラムは自分でコンパイルすることが前提。 教育や軽量な構成のマシンによく使われている。 ただプロジェクトがgdgdになったため今後はどうなるか不明。 ・arch linux 主に開発用に使われているLinux。 gentooと同じく最初はシンプルだが、コミュニティで作成されたパッケージにより最初技術に割りと楽にありつける。 他のディストリビューションと違ってバージョン名、リリース日を持たないローリング・リリースを行っている。 現在ではGCC依存を解消する為LLVM/ClangでLinuxをコンパイルできるようにするLLVMLinuxというプロジェクトも立ち上げられているようである。 追記・修正はlinux使いがお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - Revolution OSはおもしろい。Linuxが嫌いな人にこそ見てほしい。 -- 名無しさん (2014-05-23 16:53:40) - 俺はUbuntuにLXDE入れたの使っている -- 名無しさん (2015-01-16 05:20:06) - セキュリティに強いイメージがある。 -- 名無しさん (2015-01-16 07:25:32) - プログラム組むときに必要になるから入れておけって言われてwindowsとデュアルOSにしてるけど、今のところ一度も使ってない -- 名無しさん (2015-01-25 13:50:01) - Knoppixとかの1CD Linuxは、一枚あると緊急時の保険になる。 -- 名無しさん (2015-01-25 13:51:47) - LinuxにWineと言う互換レイヤーを入れておくと一部のソフト(東方とか)が動かせるから古いWindowsのセキュリティに不安があるならお試しあれ -- 名無しさん (2017-04-05 20:06:14) - リナクスと読むと「こいつ…KURAUのファンか!?」と極々一部の人を驚かせる事ができるかもしれない -- 名無しさん (2018-06-06 01:49:25) - Chromebookに導入されて来て徐々にパソコンの立場が無くなって来たな。それでも創作にはWindowsが必須なんだけど -- 名無しさん (2018-09-27 14:35:38) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/04/22(日) 21:05:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- linuxとはOSの1つである。 読みがなは、『リナックス』が一般的だけど、『リヌックス』『ライナックス』でも間違いではない。というか公式な発音は決まっていないらしい。 ■そもそもOSって何だよ? 今パソコンでこの記事を見てる人たちは殆どがwindowsと呼ばれる奴を使ってるだろう。 まさにそれがOSである。 ちゃんと書くとOS(オペレーションシステム)とは、 「キーボードからの入力やディスプレイ、プリンタへの出力といった入出力機能、 ディスクやメモリの管理などパソコン全体を管理するソフトウェア」の事を指す。 まぁ分からんな。 ということで単純に書くと&bold(){「OSっていう奴をインストールしないとPCを使うことは出来ない」}となる。 厳密には昔はOSなんて代物はなかったり、特定分野のPCではあえてOSを入れていなかったりするが、気になるなら学んでみるのも一興だろう。 一般的にOSを大きく分けると ・windows ・Mac OS ・PC-UNIX の3つである。 windowsに関してはもう説明不要である。 Mac OSに関しては知ってる人も多いが、如何せん高かったりソフトが対応していなかったりで昔は所有者が限られていたが、iPadなる物がヒットして以降は意外に持ってる人が多い。 実はMac OS Xと呼ばれる物になった以降はUNIXの仲間みたいなものだが。 本記事で紹介するのはその中で一番馴染みがないPC-UNIXと呼ばれる奴。 ……の仲間に当たるLinuxについて説明したいと思う。   ■では本編、linuxについて linuxとはPC-UNIXの仲間の1つというか、UNIXを参考にしてフィンランドの学生が真似て作ったもので、元々はマニアックなOSである。 ちなみに開発の動機はPCが安価になってきていて割と容易に入手出来た。 しかし、OSとして商用UNIXを使いたかったのだが、これが高価だったので独自に似たOSを作ってしまったという流れらしい。 このOSの強みとしては何と&font(#ff0000){無料}である事なのだ。 当然割れとかそういう事ではなく、本当に&font(#ff0000){無料}なのだ。 無料と書くと「どうせ機能的にカスなんだろwハイハイ糞OS糞OSww」と思われるがそんな事はない。 何せ今諸君が見てるであろう「アニヲタの集い」もlinuxで動いているのだ。 またニコニコ動画や2chもlinuxで動いている。 最近だとAndroidという奴を聞くようになったが、これもlinuxの一種であるのだ。 こう考えてみると結構linuxは馴染み深いものなのである。 ちなみに最初は違ったのだが途中でGNU GPLというライセンスにしたため、 流行りだす前はUNIX互換OSの中では低品質だったのだが、 権利問題がクリアとなっていたこと・linux自身でlinuxを開発することが出来る事などから加速的に普及していった。 ただし、GPLは長所もかなり大きいが『GPL汚染』という問題も抱えているため、 製作物にGPLを適用したくない場合はソフト開発時にlinuxの一部でも含めたりしない様、細心の注意が必要となる。 linuxより他のモノでひっかかりやすいとは思うが。 ■linuxの用途 ・サーバーとして使う これが一番多い理由である。 企業のサーバーから個人のサーバーまでこのlinuxが使われており、実績も信頼性も十分ある。 windowsにもサーバー用途のOSがあり、そっちはそっちでかなり便利なのだが、何せお高い。色々と。 小規模ならケチケチすんなよと言えるかもしれないが、サーバーの数や規模が大きくなると費用がやばいことになる。 ちなみにpro系のエディションで代用する場合、制限の関係でかなり小規模なオフィスのファイルサーバーを上回る仕事は難しい。 ・プログラムの勉強として使う 一応windowsでも使うこともできるが、科学計算としてプログラムを使う場合はlinuxの方が使いやすい。 元々はUNIXがよく使われていた分野であり、UNIXライクなOSを使いたいというある意味linux本命の用途と言える。 ・壊れたPCの起動 無料であることとlinuxの種類によってはCDやUSBからブート出来ることを利用して、 OSのブート部分などが壊れてセーフモードすら立ち上がらなくなったPCの起動に使い、HDDのバックアップを取ったりする。 他のOSでも同じことが可能だったりするが、代表的なのはlinuxだろう。 ちなみに壊れたPCと言ってもブート部分の復旧を試みるなど、症状によって出来ることが色々とあるので策の一つである。 ・&font(#ff0000){自己満足} ぶっちゃけこれが本音である。 サーバーもプログラムもwindowsで使うことが出来るため、あえてlinuxにするのは結構自己満足で済まされてしまう。 無料という強みがあるので、サーバの他にルーターやNASなどの一般向けの商品では大抵採用されるのだが、 値段を度外視するならlinuxでなければならない理由は薄い。 ■linuxって使いにくいの? ぶっちゃけ&font(#ff0000){使いにくい。} というのもインストールするだけでも自分で命令文を打ってやる必要があるので、windowsの用にスイッチポチッでインストール出来るもんでは無い。 その為ズブの初心者がlinuxを使うと絶対に後悔する。 昨今ではパッケージなどが用意されていて、ずいぶん初心者にも優しい仕様になっているが、 それに関しても必要な物を必要なだけインストールしてねという趣である。 どのパッケージがどういう物なのかは一つ一つ調べるべきである。当然手間がかなりかかる。 そしてやはりシェルスクリプト(バッチ)やコマンドを自分で入力する必要があることもよくある。 個人ならそこらは自己責任なので良いとして、 企業だとセキュリティ対策で必要なパッケージを手軽に入れられないということも多く(そこらの規定がなければやりやすいが企業態度には不安を感じる)、 その場合、PC熟練者であっても途端に難儀な状態に陥る。 他にもDRMやゲーム絡みはかなりハードルが高い。 最近ではlinux対応のゲームもちらほら出てきてはいるが、linuxでハードを十分に生かせているか?という問題もある(これらの理由についてはすごく長くなるので割愛)。 逆に&font(#ff0000){命令文を打てばほぼなんでも出来る}という長所があるので、かなり自分好みに改造できる事が出来る。 それこそ「これで無料かぁ?!」という感じにも出来る。 とは言え、他OS向けのアプリを動かすのには手間がかかったりパフォーマンスに影響が出やすかったりするため、 個人用途では『OSを動かすこと自体が趣味』という具合になりやすい。 業務用途で見ても、人が触ることの少ないサーバー用途ならばともかく、 無料であることを知っている会社の上司から、「新しい社員の個人PCはlinuxにしてくれない?」みたいなことを言われて対応せざるを得ないという場合は、 導入の手間・マニュアルの整備・使用者に教える……などが必要になったりするため、中々元が取れなかったりするし、 対応させられる側としてはたまったものではなかったりすることが多い。 またOS自体は無償でも、サポートは有償であることが多い。 linuxはコンピューターウィルスにかかりづらいため、脆弱性が少ないなんて宣伝されていることも目立っていた。 確かにOSSなので情報さえあればユーザー側でも早急に対策するということはしやすいのだが、 単にマイナーOSだから眼中になく、狙われづらいという話でしかない。 セキュリティ対策を徹底してなお安全だと言い切れないことは、全てのOS(windows、Mac OSにも言える)、どのlinuxのディストリビューションでも変わらない。 ちなみに更新停止していたり更新の遅いディストリビューションにおいても自力での対策が可能だが、当然とても苦労するので現実的とは言い難い。 ちなみにwindowsサーバーから切り替えたいという場合も結構な手間がかかったりする。 やれることは概ね同じなのだが、windowsサーバーを使っていたということはwindowsと連携していることが多いため(Active Directoryなど)、 些細なことでひっかかりやすい。 完全に熟知していれば問題にならないが、そこまでの知識と経験を積んでいる人はそんなに居ないだろう。 また、サーバーOSだけ見てもサーバー用途のwindowsOSはGUIなどは概ねwindowsと同じなので、 お金はかかるが、サーバー管理初心者でも操作やシステムの把握がしやすいという違いがある。 ■有名なディストリビューション ディストリビューションってなんぞや?という話や詳細な解説は[[Linuxディストリビューション]]の項を参照。 Redhat系 ・Redhat Linux Redhat社が販売するLinux。 主にサーバ用に使われている。このLinuxの中の多くがオープンソースで公開されており、そこから多くのRedhatクローンが誕生した。 サーバであるため超安定思考であり、パッケージのバージョンの更新が遅い。 パッケージはRPM。 ・Oracle Linux Oracle社の販売するLinux。 Redhatクローンで、さらに独自の機能を加えている。 あとRedhatよりも安い。 ・Fedora Redhatクローンの一種。 最新技術を実験的に組み込んでいるが、それゆえやや不安定。 無料なので多くのユーザーがデスクトップ用途に使っている。 ・CentOS Redhatクローンの一種。 無料で使える安定したサーバ用途のLinux。 無料サーバは格安レンタルサーバでもよく使われている。 Redhatと同じく安定思考であり、クローンでもあるため更新が非常に遅い。 debian系 ・debian ・Ubuntu 「Ubuntu」とは、南アフリカの言葉で「他者への思いやり」を意味する。 その名前は見掛け倒しではなく、使い勝手が悪いと言われるLinuxの中では普段使いとしても比較的使いやすい部類。 ただ、デスクトップのインターフェイスであるUnityは評価が割れているようだ。 派生として、デスクトップインターフェイスをKDEに置き換えた「Kubuntu」などがある。 ・Linux mint ・backtrack5 ・Ecolinux 現在東京大学に通う学生が高校の時に開発したLinux。 ubuntuをベースとしており、デスクトップ用途としては徹底した軽量化をしており低スペックでもある程度使える。   slackwave系 ・slackwave SUSE系 ・SUSELinux ・OpenSUSE その他 ・Gentoo Linux 非常にシンプルなLinux。 シンプル故は&font(#ff0000){最初はほとんど何も入ってない。} また、プログラムは自分でコンパイルすることが前提。 教育や軽量な構成のマシンによく使われている。 ただプロジェクトがgdgdになったため今後はどうなるか不明。 ・arch linux 主に開発用に使われているLinux。 gentooと同じく最初はシンプルだが、コミュニティで作成されたパッケージにより最初技術に割りと楽にありつける。 他のディストリビューションと違ってバージョン名、リリース日を持たないローリング・リリースを行っている。 現在ではGCC依存を解消する為LLVM/ClangでLinuxをコンパイルできるようにするLLVMLinuxというプロジェクトも立ち上げられているようである。 追記・修正はlinux使いがお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - Revolution OSはおもしろい。Linuxが嫌いな人にこそ見てほしい。 -- 名無しさん (2014-05-23 16:53:40) - 俺はUbuntuにLXDE入れたの使っている -- 名無しさん (2015-01-16 05:20:06) - セキュリティに強いイメージがある。 -- 名無しさん (2015-01-16 07:25:32) - プログラム組むときに必要になるから入れておけって言われてwindowsとデュアルOSにしてるけど、今のところ一度も使ってない -- 名無しさん (2015-01-25 13:50:01) - Knoppixとかの1CD Linuxは、一枚あると緊急時の保険になる。 -- 名無しさん (2015-01-25 13:51:47) - LinuxにWineと言う互換レイヤーを入れておくと一部のソフト(東方とか)が動かせるから古いWindowsのセキュリティに不安があるならお試しあれ -- 名無しさん (2017-04-05 20:06:14) - リナクスと読むと「こいつ…KURAUのファンか!?」と極々一部の人を驚かせる事ができるかもしれない -- 名無しさん (2018-06-06 01:49:25) - Chromebookに導入されて来て徐々にパソコンの立場が無くなって来たな。それでも創作にはWindowsが必須なんだけど -- 名無しさん (2018-09-27 14:35:38) #comment #areaedit(end) }

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