Steam

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Steam - (2023/09/14 (木) 11:59:31) の最新版との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2011/06/30(木) 18:08:28 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- *◆概要 &bold(){Steam}(スチーム)とは、PCゲームのダウンロード販売、マルチプレイのサポート、ユーザーの交流、著作権管理などを目的にしたプラットフォームである。運用開始は2003年9月13日。((ソースは公式サイトの記述によるもの。同日にクライアントソフトの正式版もリリースされている。)) 大体ストア自体もそう呼ばれている。開発・運営はValve Software。 日本ではPCゲームが浸透していなかった頃から、既に海外ではPCゲームのDL販売サービスは非常に大きな市場・業界となっており、なかでも飛び抜けて売り上げを伸ばした最大手といえるのがSteamである。 ゲームを販売するサイトにログインするのではなく、専用のクライアントアプリをインストールして、そこから購入・プレイを行うというシステムを採用している。 最大手だけあってゲームの質・量ともに充実しており、&bold(){配信・発売しているゲームは52,000本を超える}(2021年4月時点)。 Valve社自作のゲームを始め、Activision(CoDシリーズ等)、Bethesda(FallOut,TES等)、Rockstar(GTAシリーズ等)、他多数の大手、 日本からもコーエー、カプコン、スクエニ、セガなど有名処がそろっている。 なお、エロゲーは一部だが販売されている。特に『屋上の百合霊さん』((タイトル通りの百合ゲーであり18禁。マイノリティに関するあれこれが厳しい海外向け販売ということもあって。))が販売された際には結構な話題となった。 まだ数は少ないものの、無修正のエロゲーの販売が公式に許可された。ただ日本では……(後述) また、制度が変わる前からも元18禁の作品を外部サイトの公式パッチで18禁化するなどの抜け道も用意されており、この形は運営側からも黙認されている。 *◆説明 ゲームの購入にはアプリケーションをインストールした後にアカウントを作成する必要がある。 購入したゲームはすぐにそのアカウントの「ライブラリ」に登録され、ダウンロード終了後にプレイできる。 すぐダウンロードしなくてもライブラリ一覧に並んでいていつでもDLできるため、とりあえず入手だけしておく「積みゲー」も可能。 この管理方法により、Steamをインストールして自分のアカウントにログインすれば、異なるPCからでも一度購入したゲームはダウンロード、プレイ可能である。 クラウドセーブ対応ゲームならセーブデータの引き継ぎも可能。 一応規約上は「2つのPCで同時にログインしなければOK」となっている。 (アカウントの売買は規約で禁止されている) 通常のPCゲームでは面倒なインストール・アップデート作業をSteamクライアント側で全部やってくれる上に、プレイヤー同士のフレンド、コミュニティ、[[実績>実績(ゲーム)]]機能など、現代の他の家庭用ゲーム機もこぞって採用している機能はだいたい持っている。 (もちろん各ゲームに対してのPCスペック条件は満たさなきゃダメだが) また発売前のゲームをプリロード(起動に必要な一部を除き、ほとんどのデータをダウンロードしておく)することにより、 発売日が来た瞬間に残りの少しをダウンロードしてすぐにプレイすることも可能である。 ただ予約しても(結構ギリギリまで)プリロード不可のタイトルもかなり多い。 最近のPCゲームはパッケージ版でもSteamなどのオンラインサービスに登録と認証を済まさないとプレイできないなものも相当増えてきたため、PCゲーマーには不可欠なオンラインサービスとなっている。 *◆価格 Steamストアはかつては米ドル(USD)建てだったが、2014年8月あたりから日本からの購入は円(JPY)建てになっている。 現在は(主に後述の理由で)&bold(){販売元が個別に価格を設定している場合は別}だが、1USDは101JPY~105JPYで設定されており、換算手数料も掛からない分市場レートより若干有利。「2,050円」とかいう中途半端な値段設定はその証拠(USDだと$19.99)。 2018年4月からドル円レートが120~130円以上と年々円安ドル高になってきているので、常に2~3割引販売と考えるとかなり太っ腹だった。 Steamの値段設定は基本的に新しいものほど高価と言う傾向にあり、リリースから半年もたてば割引セールが行われるようになる。 最終的には定価が永続的に半額以下になることもあり、セール時は更に安価で購入が可能。 いわゆる往年の名作は1000円切るレベルで購入可能な物も少なくないため一般的な店舗で購入するより格安である。 特にValve自社ゲームはセール時にとんでもない割引をかけることも多く、いわゆるAAA級タイトルでも75%以上割引されることも。 またサマーセール・ウィンターセールでは上記よりももっと大規模にセールを行う。 この規模のセールとなると、発売から相応の年月がたったり、オンラインの旬が過ぎ去った古いタイトルには「-90%」や「-95%」等の滅茶苦茶な値引きがつくことも。 会社やシリーズとかの複数タイトルをまとめたお得パックも存在する。このセット販売には大抵多少の割引がついている。 例えばValve Complete Packと呼ばれるValve社製ゲーム全部入りパックでは、単品で個別に買うよりも約169USDくらい割安になる。さらにこれらの収録作は上述の大型セールで凄まじい値引きが行われるものも多いので…。 近年から、パックの一部をすでに持っている場合その分の値段が差し引かれる「バンドル」というタイプも追加導入されている。 セット販売とは別の制度として、新発売の製品に強気なおまけをつけるとか、予約/早期購入特典として一部DLCなどの製品を同梱するということにも対応している。(例:Portal2は予約特典として前作Portalがタダでついてきていた) ちなみにすでに持っている場合に重複購入をやってしまったとか、あるいは友達に超おすすめのゲームを投げつけたい場合はギフトアイテムの一つとして購入し、フレンドにプレゼント(ゲームの所有権を譲渡)することも可能。 かつてはゲーム本体とそのコピーのギフトアイテム×1~3個をセット販売するようなマルチ対応タイトルもあったが、今の新作には殆ど見かけない。 さらに外部サイトでSteamゲームのキーのみを正規に販売や配布などをしていることもあり、場合によっては格安で購入できる場合もある。 (中には一部怪しい販売サイトもあるため信頼のできる所を選ぶ必要があるが) *◆問題点 便利さを強調してきたがダウンロード専売やPCゲーム故の問題点も多々あり、 ・ネットに接続しないとオフ専ゲームでも起動できない場合がある(現在は「一度オンラインでゲームを起動して認証すればオフラインでも起動可能」に緩和された、もちろんクラウドセーブは使用不可) ・ゲームのアップデート・パッチを自動かつ強制的に行うため、新パッチがクソだった場合問題を食い止めることが困難 ・地雷をつかんでも中古販売不可(ただし購入2週間以内かつプレイ時間2時間未満なら返金可) ・ログインIDとパスワードが漏れるとアカウントを乗っ取られる危険性がある(スマホ二段階認証などでセキュリティを上げることが可能) ・PCへの最適化が出来ておらずプレイに支障が出るゲームの存在(家庭用ハードの移植作やマルチプラットフォームに顕著) ・(今のところ心配はなさそうだが)Valveが倒産した場合(またはSteamのサービスが終了した場合)買ったゲームはどうなるのか など。 また販売(メーカー)側のモラルの問題でもあるが、「アセットフリップ」に代表される粗製濫造なゲームも多数販売されている。 このようなゲームはValve側からも悪質と判断されて、結構な数が削除されたが根絶には至っていない。 **◆おま国 「売ってるがお前の国が気に入らない」もしくは「お前の国には売ってやんねーよ」などの略。「おまくに」と読む かなり有名なタイトルはおろか、むしろ国産タイトルにも平気でかかっている(CoDWaW,BFBC2、テイルズやNARUTO、ドラゴンボールなど)リージョン規制によって日本からのみ購入ができないゲームタイトルがある事を揶揄する言葉として定着している。 更に派生があり、 ・お前の国にはDLCだけ売ってやる/DLCは売るけど本編は売ってやらない ・お前の国には絵だけ見せてやる(※セール開催のバナーがあるのに肝心の対象ソフト掲載数が0) ・お前の国にも売ってやるただし割高で ・お前の国の言語だけ抜いてやる(※日本語版は家庭機用のみ) ・お前の国の言語はアプデで消してやる ・お前の国の言語だけ有料追加DLCで売ってやる ・お前の国の言語でPVは流すけどゲームには入れねー(同人ゲームの海外パブリッシャに顕著) といった多数のバリエーションがある。 おま国については外部キー購入などで突破できる場合もあるが、この場合もリージョン制限が掛かっている場合も少なからずあり、リスクはある。 CoD MW2のキーが通らない、VPNでごまかしてギリギリ、そして強制アップデートで日本語化という事件は深い闇を残した。 &i(){英語しか分からない在日米軍の人がガチギレした}とか…(日本か海外かはIPでしか判断されなかったため)。 この手の問題はバンナムとセガが悪名高く、日本発のゲームなのに日本では買えない、無理矢理キーを通しても日本語が入っていない等がザラだった。 今ではテイルズオブアライズやスパロボ30、ソニックとかの代表シリーズ新作はCSと同時発売、同価格になっているとかでだいぶ緩和されてはいるが、定期的に出てくる&b(){中身が空っぽのドラゴンボールのセールページ}はもはや風物詩。%%というかバンナム絡みの集英社版権ゲーはほとんど日本人締め出し仕様である%% コエテクは結構前からSteamに参加している。老舗PCゲーの意地といったところだが、PS4/PS5版と同時発売しない、PCだけやたら不具合が多い等結構微妙なとこが今ほど増えてきて、やる気が無いとか言われる事も。 それ以外の国産大手企業のタイトルも十中八九、為替相対的な値段が軒並み相当高めになる「おま値」が日常茶飯事である。 家庭用ハードとSteamでのソフトの価格観の違いや、国内市場における様々な利権などから来る[[しがらみ>大人の事情]]が影響しているとされるが、これによって国内のユーザーが損を被るとして、多くのユーザーから批判されている。 また販売側に非はないためおま国とは少々異なるが、無修正アダルトゲームが許可され、意外な事に日本からも購入できるが「日本では&b(){刑法175条の影響で無修正の販売が不可}のため日本からは商品として登録できない」という新たな問題が浮上した。 そういう作品にレビューなどで公式パッチへの外部リンクが貼られているのはだいたいそのせい。 追記・修正はマイゲームが数百本ある方にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 日本語字幕と音声を別売にした企業が日本にいるらしい -- 名無しさん (2014-07-31 04:03:54) - おま国って価格差別じゃねえの -- 名無しさん (2014-08-20 23:39:10) - steamが円表記に対応したらさっそくスクエニが8倍以上も値上げしててワロタ -- 名無しさん (2014-08-23 02:05:44) - uplayが必須なのは今すぐやめろ -- 名無しさん (2015-01-11 10:44:46) - オフラインで出来るようにしてくれないかなあ… -- 名無しさん (2016-02-01 17:06:57) - バンナムさんテイルズシリーズ日本語版出してくださいよ -- 名無しさん (2017-03-05 16:44:35) - ほんと便利すぎて困る -- 名無しさん (2018-05-03 23:21:26) - おま国って、本文では海外タイトルが例として上がってるけど、実態としてはむしろ日本メーカーのほうが目立つよな……だからこそ余計に腹が立つんだが -- 名無しさん (2018-05-04 01:08:45) - ↑どうして、そんなことするんだか……。外国の奴らを見下さないと気が済まないのかね、おま国なんてやってる連中は。実は開発スタッフが全員極右とか? -- 名無しさん (2018-05-04 12:37:20) - ↑もしかして思い違いしてる? 「日本メーカーがSteamで海外に売らない」じゃないんだ、「日本メーカーなのにSteamでは日本向けに売らない」なんだよ。↑3にあるようにテイルズなんかも海外向けでしか買えない。 -- 名無しさん (2018-05-04 13:29:41) - ↑あぁ、そうなのかー。思い違いしてた; でも、どうしてそんなことするんだか……; -- 名無しさん (2018-05-04 13:39:48) - 単純な採算性の問題 ゲームハードメーカーとの契約問題 あたりがよくある話かな ファルコムは明確に採算が取れないからって言ってた気がする とはいえ日本語字幕をわざわざ抜く意味も分からんけど -- 名無しさん (2018-05-04 13:54:22) - ↑うーむむむ……; -- 名無しさん (2018-05-04 14:13:45) - 海外メーカーの日本語非対応は仕方ないで諦めもつくが、国内メーカーのタイトルから日本語が抜かれているのは全く意味が分からない。 -- 名無しさん (2018-06-30 23:16:03) - まさかドラクエまでこれとはスクエニ救えんな -- 名無しさん (2018-11-29 14:50:08) - 日本のソフト市場は世界的に見ても価格設定が異常に高いのでSteamみたいにバンバンセールするプラットフォームで売っちゃうとCSのユーザーがある程度安い方に流れるからだろうな -- 名無しさん (2020-06-02 08:17:56) - パソコン版の三国無双7を購入してディスクをインストールしたけど、パソコンを買えたらSteamにログインしてもプレイできなくなったんだけど何故だろう・・・ -- 名無しさん (2020-09-23 21:24:25) - なぜだ、なぜドラクエ11Sはおま国なんや……OTL 頼む、日本語版をどうか……ぐふ(まぁ、近くのゲオに1500円くらいで3DS版(Sがつかないほう)売ってたからそっちを買えばいいんやけど -- 名無しさん (2021-03-30 18:18:25) - 問題なのは、開発者登録するのに色々手続きやお金がかかって、自分のようなフリゲをSteamで配信したい人にとっては、敷居が高すぎるってことなんだよなぁ……。まぁ、セキュリティのためというのはわかるけど…… -- 名無しさん (2021-06-19 14:25:53) - アセットをツギハギしただけのゲーム未満を有料販売という魔境でもある。小説家になろうで例えれば『他人の文章をコピペしただけの小説もどきを有料販売している』と書くと狂気そのものだけど、今はなんか規制されたんかね -- 名無しさん (2022-02-14 12:35:35) - 「これができる携帯機が出るからSwitchは用無しになって廃れる」という記事を見た時は需要の方向性が違いすぎて有り得んわとツッコミ入れた。 -- 名無しさん (2022-02-14 12:47:22) - ↑2そのための返金制度。あとは複数アカウント使いまわしてそういうゲーム未満のを販売する悪質な奴は、有志がブラックリスト作ってたりとか -- 名無しさん (2022-02-20 03:55:11) - セガ(多分アメリカ支部だろうけど)がBLMを掲げておきながらおま国継続してたのは流石に変な笑いが出た。日本人は黒人じゃないから差別していいってか。 -- 名無しさん (2023-07-06 16:16:54) - ↑販売戦略に則した「区別」であって「差別」ではないんだろうな。ユーザ側からすれば殆ど変わらないけどな。別の会社だけど前作を持っていれば新作が安くなるってキャンペーンやってたのに前作のページはおま国で弾かれるとかもあったし -- 名無しさん (2023-09-14 11:59:31) #comment #areaedit(end) }
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また、制度が変わる前からも元18禁の作品を全年齢向け((当該シーンを削除したもの。))に販売し、外部サイトの公式パッチで18禁化するなどの抜け道も用意されており、この形は運営側からも黙認されている。 *◆説明 ゲームの購入にはアプリケーションをインストールした後にアカウントを作成する必要がある。 購入したゲームはすぐにそのアカウントの「ライブラリ」に登録され、ダウンロード終了後にプレイできる。 すぐダウンロードしなくてもライブラリ一覧に並んでいていつでもDLできるため、とりあえず入手だけしておく「積みゲー」も可能。 この管理方法により、Steamをインストールして自分のアカウントにログインすれば、異なるPCからでも一度購入したゲームはダウンロード、プレイ可能である。 クラウドセーブ対応ゲームならセーブデータの引き継ぎも可能。 一応規約上は「2つのPCで同時にログインしなければOK」となっている。 (アカウントの売買は規約で禁止されている) 通常のPCゲームでは面倒なインストール・アップデート作業をSteamクライアント側で全部やってくれる上に、プレイヤー同士のフレンド、コミュニティ、[[実績>実績(ゲーム)]]機能など、現代の他の家庭用ゲーム機もこぞって採用している機能はだいたい持っている。 (&bold(){もちろん各ゲームに対してのPCスペック条件は満たす必要はある}) また発売前のゲームをプリロード(起動に必要な一部を除き、ほとんどのデータをダウンロードしておく)することにより、 発売日が来た瞬間に残りの少しをダウンロードしてすぐにプレイすることも可能である。 ただ予約しても(結構ギリギリまで)プリロード不可のタイトルもかなり多い。 最近のPCゲームはパッケージ版でもSteamなどのオンラインサービスに登録と認証を済まさないとプレイできないなものも相当増えてきたため、PCゲーマーには不可欠なオンラインサービスとなっている。 *◆価格 Steamストアはかつては米ドル(USD)建てだったが、2014年8月あたりから日本からの購入は円(JPY)建てになっている。 現在は(主に後述の理由で)&bold(){販売元が個別に価格を設定している場合は別}だが、1USDは101JPY~105JPYで設定されており、換算手数料も掛からない分市場レートより若干有利。「2,050円」とかいう中途半端な値段設定はその証拠(USDだと$19.99)。 2018年4月からドル円レートが120~130円以上と年々円安ドル高になってきているので、常に2~3割引販売と考えるとかなり太っ腹だった。 Steamの値段設定は基本的に新しいものほど高価と言う傾向にあり、リリースから半年もたてば割引セールが行われるようになる。 最終的には定価が永続的に半額以下になることもあり、セール時は更に安価で購入が可能。 いわゆる往年の名作は1000円切るレベルで購入可能な物も少なくないため一般的な店舗で購入するより格安である。 特にValve自社ゲームはセール時にとんでもない割引をかけることも多く、いわゆるAAA級タイトルでも75%以上割引されることも。 またサマーセール・ウィンターセールでは上記よりももっと大規模にセールを行う。 この規模のセールとなると、発売から相応の年月がたったり、オンラインの旬が過ぎ去った古いタイトルには「-90%」や「-95%」等の滅茶苦茶な値引きがつくことも。 会社やシリーズとかの複数タイトルをまとめたお得パックも存在する。このセット販売には大抵多少の割引がついている。 例えばValve Complete Packと呼ばれるValve社製ゲーム全部入りパックでは、単品で個別に買うよりも約169USDくらい割安になる。さらにこれらの収録作は上述の大型セールで凄まじい値引きが行われるものも多いので…。 近年から、パックの一部をすでに持っている場合その分の値段が差し引かれる「バンドル」というタイプも追加導入されている。 セット販売とは別の制度として、新発売の製品に強気なおまけをつけるとか、予約/早期購入特典として一部DLCなどの製品を同梱するということにも対応している。(例:Portal2は予約特典として前作Portalがタダでついてきていた) ちなみにすでに持っている場合に重複購入をやってしまったとか、あるいは友達に超おすすめのゲームを投げつけたい場合はギフトアイテムの一つとして購入し、フレンドにプレゼント(ゲームの所有権を譲渡)することも可能。 かつてはゲーム本体とそのコピーのギフトアイテム×1~3個をセット販売するようなマルチ対応タイトルもあったが、今の新作には殆ど見かけない。 さらに外部サイトでSteamゲームのキーのみを正規に販売や配布などをしていることもあり、場合によっては格安で購入できる場合もある。 (中には一部怪しい販売サイトもあるため信頼のできる所を選ぶ必要があるが) *◆問題点 便利さを強調してきたがダウンロード専売やPCゲーム故の問題点も多々あり、 ・ネットに接続しないとオフ専ゲームでも起動できない場合がある(現在は「一度オンラインでゲームを起動して認証すればオフラインでも起動可能」に緩和された、もちろんクラウドセーブは使用不可) ・ゲームのアップデート・パッチを自動かつ強制的に行うため、新パッチに問題があった場合問題を食い止めることが困難 ・地雷をつかんでも中古販売不可(ただし購入2週間以内かつプレイ時間2時間未満なら返金可、またレビューなどを参考にして購入の判断が可能) ・ログインIDとパスワードが漏れるとアカウントを乗っ取られる危険性がある(スマホ二段階認証などでセキュリティを上げることが可能) ・PCへの最適化が出来ておらずプレイに支障が出るゲームの存在(家庭用ハードの移植作やマルチプラットフォームに顕著) ・(今のところ心配はなさそうだが)Valveが倒産した場合(またはSteamのサービスが終了した場合)買ったゲームはどうなるのか など。 また販売(メーカー)側のモラルの問題でもあるが、「アセットフリップ」に代表される粗製濫造なゲームも多数販売されている。 このようなゲームはValve側からも悪質と判断されて、結構な数が削除されたが根絶には至っていない。 SteamやValveの問題点とは言えないが、古いオンラインゲームやマイナーなオンラインゲームの場合は過疎化が進行しているケースもある。 **◆おま国 上記の問題はユーザー側で対処できる場合も多いのだが、特に問題視されるのがこれ。 「売ってるがお前の国が気に入らない」もしくは「お前の国には売ってやんねーよ」などの略。「おまくに」と読む かなり有名なタイトルはおろか、むしろ国産タイトルにも平気でかかっている(CoDWaW,BFBC2、テイルズやNARUTO、ドラゴンボールなど)リージョン規制によって日本からのみ購入ができないゲームタイトルがある事を揶揄する言葉として定着している。 更に派生があり、 ・お前の国にはDLCだけ売ってやる/DLCは売るけど本編は売ってやらない ・お前の国には絵だけ見せてやる(※セール開催のバナーがあるのに肝心の対象ソフト掲載数が0) ・お前の国にも売ってやるただし割高で ・お前の国の言語だけ抜いてやる(※日本語版は家庭機用のみ) ・お前の国の言語はアプデで消してやる ・お前の国の言語だけ有料追加DLCで売ってやる ・お前の国の言語でPVは流すけどゲームには入れねー(同人ゲームの海外パブリッシャに顕著) といった多数のバリエーションがある。 おま国については外部キー購入などで突破できる場合もあるが、この場合もリージョン制限が掛かっている場合も少なからずあり、リスクはある。 CoD MW2のキーが通らない、VPNでごまかしてギリギリ、そして強制アップデートで日本語化という事件は深い闇を残した。 &i(){英語しか分からない在日米軍の人がガチギレした}とか…(日本か海外かはIPでしか判断されなかったため)。 この手の問題はバンナムとセガが悪名高く、日本発のゲームなのに日本では買えない、無理矢理キーを通しても日本語が入っていない等がザラだった。 今ではテイルズオブアライズやスパロボ30、ソニックとかの代表シリーズ新作はCSと同時発売、同価格になっているとかでだいぶ緩和されてはいるが、定期的に出てくる&b(){中身が空っぽのドラゴンボールのセールページ}はもはや風物詩。%%というかバンナム絡みの集英社版権ゲーはほとんど日本人締め出し仕様である%% コエテクは結構前からSteamに参加している。老舗PCゲーの意地といったところだが、PS4/PS5版と同時発売しない、PCだけやたら不具合が多い等結構微妙なとこが今ほど増えてきて、やる気が無いとか言われる事も。 それ以外の国産大手企業のタイトルも十中八九、為替相対的な値段が軒並み相当高めになる「おま値」が日常茶飯事である。 家庭用ハードとSteamでのソフトの価格観の違いや、国内市場における様々な利権などから来る[[しがらみ>大人の事情]]が影響しているとされるが、これによって国内のユーザーが損を被るとして、多くのユーザーから批判されている。 また販売側に非はないためおま国とは少々異なるが、無修正アダルトゲームが許可され、意外な事に日本からも購入できるが「日本では&b(){刑法175条の影響で無修正の販売が不可}のため日本からは商品として登録できない」という新たな問題が浮上した。 そういう作品にレビューなどで公式パッチへの外部リンクが貼られているのはだいたいそのせい。 また、ユーザー側も作品のスクリーンショットなどを(Steam内も含む)SNSなどにアップロードすると、アカウントの凍結や最悪わいせつ画像の頒布として取り締まられる可能性があるので注意すること。 追記・修正はマイゲームが数百本ある方にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 日本語字幕と音声を別売にした企業が日本にいるらしい -- 名無しさん (2014-07-31 04:03:54) - おま国って価格差別じゃねえの -- 名無しさん (2014-08-20 23:39:10) - steamが円表記に対応したらさっそくスクエニが8倍以上も値上げしててワロタ -- 名無しさん (2014-08-23 02:05:44) - uplayが必須なのは今すぐやめろ -- 名無しさん (2015-01-11 10:44:46) - オフラインで出来るようにしてくれないかなあ… -- 名無しさん (2016-02-01 17:06:57) - バンナムさんテイルズシリーズ日本語版出してくださいよ -- 名無しさん (2017-03-05 16:44:35) - ほんと便利すぎて困る -- 名無しさん (2018-05-03 23:21:26) - おま国って、本文では海外タイトルが例として上がってるけど、実態としてはむしろ日本メーカーのほうが目立つよな……だからこそ余計に腹が立つんだが -- 名無しさん (2018-05-04 01:08:45) - ↑どうして、そんなことするんだか……。外国の奴らを見下さないと気が済まないのかね、おま国なんてやってる連中は。実は開発スタッフが全員極右とか? -- 名無しさん (2018-05-04 12:37:20) - ↑もしかして思い違いしてる? 「日本メーカーがSteamで海外に売らない」じゃないんだ、「日本メーカーなのにSteamでは日本向けに売らない」なんだよ。↑3にあるようにテイルズなんかも海外向けでしか買えない。 -- 名無しさん (2018-05-04 13:29:41) - ↑あぁ、そうなのかー。思い違いしてた; でも、どうしてそんなことするんだか……; -- 名無しさん (2018-05-04 13:39:48) - 単純な採算性の問題 ゲームハードメーカーとの契約問題 あたりがよくある話かな ファルコムは明確に採算が取れないからって言ってた気がする とはいえ日本語字幕をわざわざ抜く意味も分からんけど -- 名無しさん (2018-05-04 13:54:22) - ↑うーむむむ……; -- 名無しさん (2018-05-04 14:13:45) - 海外メーカーの日本語非対応は仕方ないで諦めもつくが、国内メーカーのタイトルから日本語が抜かれているのは全く意味が分からない。 -- 名無しさん (2018-06-30 23:16:03) - まさかドラクエまでこれとはスクエニ救えんな -- 名無しさん (2018-11-29 14:50:08) - 日本のソフト市場は世界的に見ても価格設定が異常に高いのでSteamみたいにバンバンセールするプラットフォームで売っちゃうとCSのユーザーがある程度安い方に流れるからだろうな -- 名無しさん (2020-06-02 08:17:56) - パソコン版の三国無双7を購入してディスクをインストールしたけど、パソコンを買えたらSteamにログインしてもプレイできなくなったんだけど何故だろう・・・ -- 名無しさん (2020-09-23 21:24:25) - なぜだ、なぜドラクエ11Sはおま国なんや……OTL 頼む、日本語版をどうか……ぐふ(まぁ、近くのゲオに1500円くらいで3DS版(Sがつかないほう)売ってたからそっちを買えばいいんやけど -- 名無しさん (2021-03-30 18:18:25) - 問題なのは、開発者登録するのに色々手続きやお金がかかって、自分のようなフリゲをSteamで配信したい人にとっては、敷居が高すぎるってことなんだよなぁ……。まぁ、セキュリティのためというのはわかるけど…… -- 名無しさん (2021-06-19 14:25:53) - アセットをツギハギしただけのゲーム未満を有料販売という魔境でもある。小説家になろうで例えれば『他人の文章をコピペしただけの小説もどきを有料販売している』と書くと狂気そのものだけど、今はなんか規制されたんかね -- 名無しさん (2022-02-14 12:35:35) - 「これができる携帯機が出るからSwitchは用無しになって廃れる」という記事を見た時は需要の方向性が違いすぎて有り得んわとツッコミ入れた。 -- 名無しさん (2022-02-14 12:47:22) - ↑2そのための返金制度。あとは複数アカウント使いまわしてそういうゲーム未満のを販売する悪質な奴は、有志がブラックリスト作ってたりとか -- 名無しさん (2022-02-20 03:55:11) - セガ(多分アメリカ支部だろうけど)がBLMを掲げておきながらおま国継続してたのは流石に変な笑いが出た。日本人は黒人じゃないから差別していいってか。 -- 名無しさん (2023-07-06 16:16:54) - ↑販売戦略に則した「区別」であって「差別」ではないんだろうな。ユーザ側からすれば殆ど変わらないけどな。別の会社だけど前作を持っていれば新作が安くなるってキャンペーンやってたのに前作のページはおま国で弾かれるとかもあったし -- 名無しさん (2023-09-14 11:59:31) - 最近は日本メーカーのおま国は少なくなってきた印象だけど、その代わり「コンシューマーと同時ではなく一日遅れで発売」というパターンが多いな。まあおま国されるよりかは何万倍もマシだけどもさ -- 名無しさん (2023-11-04 20:22:19) - ↑ある意味環境の前提が違う大人の事情。 -- greatioprey (2023-11-04 23:06:43) #comment #areaedit(end) }

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