OVER THE MIND(藤岡建機)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/07/15(日) 21:57:41 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#0000ff){昔 人がまだ宇宙に出たてのころ・・・ある宇宙飛行士は自分はカモメになったと言った}} #center(){&font(#0000ff){僕ももうすぐなる}} #center(){&font(#0000ff){僕は ガンダムになるよ}} 藤岡建機による漫画作品。ガンダムエース2003年7月号に掲載された読み切り作品である。 [あらすじ] 宇宙世紀0087年、ティターンズとスペースノイドの対立は激化しており強化人間計画さえ発動していた。そんな中、「3号作戦」なる計画が発動し、護衛任務に就いていたユスラ中尉はその積荷に機体を損傷させられる。積荷のパイロットにひとこと言おうと中尉が向かったが、乗っていたのは子供であった・・・。 [登場人物] ・僕 この話の主人公。彼のモノローグで物語は進んでいく。いわゆる強化人間の少年だが、それ以上の秘密が・・・   ・ユスラ中尉 ティターンズの女性パイロット。「3号作戦」の護衛任務に就いた際に「僕」と出会う。そして彼をある目的のために連れ出すが・・・ 彼女もまたティターンズの正義を信じていたが、それ故連邦のパイロットからは煙たがられていた。また「僕」からはオバサン呼ばわりされていた。 ・教授 ある計画の考案者。ユスラ中尉とは顔見知りで、彼女が3号作戦の護衛に就いた際には、ある頼み事をする。自身の計画が発動した時には、苦々しい表情を浮かべていた。その理由は・・・。 ・少女 教授を待っていた少女。冒頭では「実験体」とされ、脱走していた。彼女も強化人間のようだが・・・。 以下、ネタバレ 教授が研究していたもの、それは軍の次期主力量産機に搭載される自己判断システムの開発計画であった。そのシステムは被験者となった強化人間の心を戦闘を通じてデータとして蓄積し、&font(#ff0000){強化人間の命が潰えた瞬間完成する、文字通りパイロットの命を完全に吸い出してしまう非人道的なものであった}。教授もこの事から計画を中止したはずだったが、軍は密かに続けておりその最初の実験体が少女であり、そして3番目が「僕」だったのである。 「3号作戦」の発動は宇宙での実験、それはシステムを完成させるためであり、同時に「僕」の死も意味していた。 ユスラ中尉もこのことは知っていたが、彼女はティターンズの正義を信じるしかなかった。その際、彼女が教授に頼まれたこと−それはもし実験体の子供たちに会ったら、夕日を見せてやって欲しい、というものであった。   そして作中のトラブルが発生し、積荷にいた「僕」を見て実験体の子供だと気付いた彼女は彼に夕日を見せるためアッシマーに乗って出撃。自分に干渉してくるユスラ中尉をジャマに思う「僕」。そこに正規の連邦部隊が八つ当たりも兼ねて襲ってくる。操縦を代わり圧倒的な力を発揮して他のアッシマーを潰していく「僕」だったが、彼とMSは文字通り一心同体であったため、機体がオーバーロードを起こした瞬間、自分も大量に吐血してしまった。 墜落したアッシマーから中尉は「僕」に夕日を見せていた。彼女は泣きながら「僕」に何度も謝り、「僕」は意味が解らなかったが、彼女を哀れに思っていた・・・。   そして、宇宙で新型のガンダムの起動テストが開始。ガンダムと対面したユスラ中尉に、そのガンダムは腕を動かした。まるで握手を求めるかのように・・・。   [余談] ・作中で「僕」が乗っていた機体は明確に描かれていないが、シルエット等からサイコガンダム、あるいはそれを利用した新型機と思われる。 ・『[[AOZ>ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗の下に]]』の小説版で[[TR-6>ガンダムTR-6(ウーンドウォート,ハイゼンスレイⅡ) ]]がビームを撃ったら勝手に敵を追尾して撃破してしまったという信じられない描写があるが、これは本作で作られた強化人間人格OSを搭載したためらしい。 最後TR-6は破壊されたため「僕」も完全に死んでしまったと思われるが、戦闘を殆どせず解放されたと思うとある意味では幸せだったのかもしれない・・・。 ・作中に出てくる[[アッシマー]]は、氏のデザインに合わせてかキハールそっくりのデザインになっている。   ・「AOZ」ではティターンズは連邦の正規軍に煙たがられているという描写が多かったが、本作ではそれ以上に強化人間である「僕」に対して正規軍のほうがむしろ粗悪に扱っており、「人じゃないから殺しても罪にならない」とまで発言していた。 「僕」自身は諦観した性格からかまったく気にしていなかったが。 #center(){&font(#0000ff){僕の姿が僕でなくなっても 僕の心は飛べる}} #center(){&font(#0000ff){僕は ガンダムに なるよ。}} #center(){&font(#0000ff){心はどこへでも行けるから。}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=コメント欄){ - これ、めっちゃ読みたいわ。 -- 名無しさん (2013-12-04 16:15:40) - 建機さんの書く作品ってどうしてこう涙腺に訴えかけてくるかな… -- 名無しさん (2013-12-04 16:18:19) #comment }
&font(#6495ED){登録日}:2012/07/15(日) 21:57:41 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#0000ff){昔 人がまだ宇宙に出たてのころ・・・ある宇宙飛行士は自分はカモメになったと言った}} #center(){&font(#0000ff){僕ももうすぐなる}} #center(){&font(#0000ff){僕は ガンダムになるよ}} 藤岡建機による[[漫画]]作品。[[ガンダムエース]]2003年7月号に掲載された[[読み切り]]作品である。 その後2018年発売の『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』第1巻に収録された。 [あらすじ] [[宇宙世紀>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]0087年、[[ティターンズ]]とスペースノイドの対立は激化しており[[強化人間>強化人間(宇宙世紀)]]計画さえ発動していた。そんな中、「3号作戦」なる計画が発動し、護衛任務に就いていたユスラ中尉はその積荷に機体を損傷させられる。積荷のパイロットにひとこと言おうと中尉が向かったが、乗っていたのは子供であった・・・。 [登場人物] ・僕 この話の主人公。彼のモノローグで物語は進んでいく。いわゆる強化人間の少年だが、それ以上の秘密が・・・   ・ユスラ中尉 ティターンズの女性パイロット。「3号作戦」の護衛任務に就いた際に「僕」と出会う。そして彼をある目的のために連れ出すが・・・ 彼女もまたティターンズの[[正義]]を信じていたが、それ故[[連邦>地球連邦(宇宙世紀)]]のパイロットからは煙たがられていた。また「僕」からはオバサン呼ばわりされていた。 ・教授 ある計画の考案者。ユスラ中尉とは顔見知りで、彼女が3号作戦の護衛に就いた際には、ある頼み事をする。自身の計画が発動した時には、苦々しい表情を浮かべていた。その理由は・・・。 ・少女 教授を待っていた少女。冒頭では「実験体」とされ、脱走していた。彼女も強化人間のようだが・・・。 以下、ネタバレ 教授が研究していたもの、それは軍の次期主力[[量産機]]に搭載される自己判断システムの開発計画であった。そのシステムは被験者となった強化人間の心を戦闘を通じてデータとして蓄積し、&font(#ff0000){強化人間の命が潰えた瞬間完成する、文字通りパイロットの命を完全に吸い出してしまう非人道的なものであった}。教授もこの事から計画を中止したはずだったが、軍は密かに続けておりその最初の実験体が少女であり、そして3番目が「僕」だったのである。 「3号作戦」の発動は宇宙での実験、それはシステムを完成させるためであり、同時に「僕」の死も意味していた。 ユスラ中尉もこのことは知っていたが、彼女はティターンズの正義を信じるしかなかった。その際、彼女が教授に頼まれたこと−それはもし実験体の子供たちに会ったら、夕日を見せてやって欲しい、というものであった。   そして作中のトラブルが発生し、積荷にいた「僕」を見て実験体の子供だと気付いた彼女は彼に夕日を見せるため[[アッシマー]]に乗って出撃。自分に干渉してくるユスラ中尉をジャマに思う「僕」。そこに正規の連邦部隊が八つ当たりも兼ねて襲ってくる。操縦を代わり圧倒的な力を発揮して他のアッシマーを潰していく「僕」だったが、彼とMSは文字通り一心同体であったため、機体がオーバーロードを起こした瞬間、自分も大量に吐血してしまった。 墜落したアッシマーから中尉は「僕」に夕日を見せていた。彼女は泣きながら「僕」に何度も謝り、「僕」は意味が解らなかったが、彼女を哀れに思っていた・・・。   そして、宇宙で新型のガンダムの起動テストが開始。ガンダムと対面したユスラ中尉に、そのガンダムは腕を動かした。まるで握手を求めるかのように・・・。   [余談] ・作中で「僕」が乗っていた機体は明確に描かれていないが、シルエット等から[[サイコガンダム]]、あるいはそれを利用した新型機と思われる。 ・『[[AOZ>ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗の下に]]』の小説版でTR-6が[[ビーム>ビーム/レーザー]]を撃ったら勝手に敵を追尾して撃破してしまったという信じられない描写があるが、これは本作で作られた強化人間人格OSを搭載したためらしい。 最後TR-6は破壊されたため「僕」も完全に死んでしまったと思われるが、戦闘を殆どせず解放されたと思うとある意味では幸せだったのかもしれない・・・。 ・作中に出てくる[[アッシマー]]は、氏のデザインに合わせてかキハールそっくりのデザインになっている。   ・「AOZ」ではティターンズは連邦の正規軍に煙たがられているという描写が多かったが、本作ではそれ以上に強化人間である「僕」に対して正規軍のほうがむしろ粗悪に扱っており、「人じゃないから殺しても罪にならない」とまで発言していた。 「僕」自身は諦観した性格からかまったく気にしていなかったが。 #center(){&font(#0000ff){僕の姿が僕でなくなっても 僕の心は飛べる}} #center(){&font(#0000ff){僕は ガンダムに なるよ。}} #center(){&font(#0000ff){心はどこへでも行けるから。}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - これ、めっちゃ読みたいわ。 -- 名無しさん (2013-12-04 16:15:40) - 建機さんの書く作品ってどうしてこう涙腺に訴えかけてくるかな… -- 名無しさん (2013-12-04 16:18:19) - TR-6がインレの様な化け物兵器にならなくて良かったな… -- 名無しさん (2014-01-12 23:55:04) - せっさんは彼を見て何を思うだろうか… -- 名無しさん (2014-01-13 03:10:30) - 昔、ガンダムの情報を集める本(ファクトファイルだっけ?)の強化人間の項目にこの作品と思われるイラストが載ってたな。 &br()書き下ろしで幸せそうに二人が笑ってたのが印象的だった。 -- 名無しさん (2014-01-13 06:07:37) - AOZ3に出るらしい -- 名無しさん (2014-03-09 19:32:12) - キハールにそっくりというかツノ以外は普通のアッシマー準拠のデザインに見える…逆に言えばツノだけが明らかにキハールのそれなんだが -- 名無しさん (2017-02-08 03:54:05) #comment #areaedit(end) }

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