さんさん録

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さんさん録 - (2014/03/28 (金) 13:16:04) の最新版との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2012/09/30 (月) 18:14:12 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#666633){「この世でわたしの愛したすべてが}  &font(#666633){どうかあなたに力を貸してくれますように」} } 『さんさん録』とは、漫画アクションにて連載されていたホームコメディ漫画。単行本は全2巻。 作者は、のちに『夕凪の街 桜の国』で有名となる[[こうの史代]]。 【あらすじ録】 妻を交通事故で亡くした老人・奥田参平(参さん)は、失意の日々を送っていた。 見かねた息子・詩郎の勧めで息子一家との同居を始めるものの、どことなく緊張して落ち着けない。 そんなある日、荷物の整理をしていた参さんは、妻・おつうが遺した一冊の分厚いノート、『奥田家の記録』を見つける。 おつうは自分が死んだ後も参さんが生活に困らないよう、さまざまな家事や生活の知恵をノートに書きしるしていたのだった。 参さんはこの『奥田家の記録』を頼りに、少しずつ主夫として第二の人生をスタートさせてゆく。 【概要録】 主人公・参さんが慣れない家事に悪戦苦闘する様子を中心として、息子一家や周囲の人々との交流を描く日常系ホームドラマ。 「老い」や「死」、「恋の切なさ」をしみじみと感じさせるような、ほろ苦い描写もあるにはあるものの、基本的には作者の得意とするノーテンキなコメディである。 トーンを極力使わず、ほぼペンのみで作画されていることも大きな特徴。 全編を通じて、どこか牧歌的でノスタルジックな雰囲気が漂っている。 また、作中に登場する「生活の知恵」は、初歩的ながらも非常に実用性がある。 肉じゃがや酢の物、チョコレートケーキの作り方をはじめとして、アイロンのかけ方、ボタン付けや手編みマフラーのやり方などなど……。 単にその手順を図と文で紹介するだけではなく、各話のストーリーに沿って展開されてゆくため、違和感なく読み進めることができる。 【登場人物録】 ◆奥田参平 主人公。妻のおつうからは「参さん」と呼ばれていた。 仕事一筋で趣味も無く、家庭を顧みることも少なかったため、おつうの死後は味気ない日々を過ごしていた。 しかし『奥田家の記録』との出会いを期に、ゆっくりと新しい人生を歩み始めていく。 自分にチョコを用意してくれている女性の前で、知らずにバレンタイン批判を行うなど、抜けた行動を取ることも多いが、根は真面目で実直な人物である。 この時の参さんによるバレンタイン考察は一見の価値あり。  「パンツの柄が知りたきゃおのれから正々堂々言わんかい!!!」 ◆奥田詩郎 参さんの息子。妻と娘を抱える若手サラリーマン。 仕事一辺倒だった参さんへの反感からか、家族との時間を大切にする良い父親となった。 礼花とは10年前に知り合って以来のおしどり夫婦だが、主人としての責任感ゆえに、彼女が職場へ復帰することにはあまり賛成していない。  「うまくてあたり前だ 十一時まで待たされりゃ」 ◆奥田礼花 詩郎の嫁。昔は花屋で働いていたが、結婚を機に専業主婦となる。旧姓は「遠野」。 常に優しい笑顔を浮かべた、和やかな雰囲気の美人。が、参さんと同じく天然ボケ気味な一面も。 故郷は広島の港町で、帰省するたびに強烈な訛りが全開となる。  「おどれらみんなしごうして お好み焼きん入れちゃろか?」 ◆奥田乃菜 詩郎と礼花の娘。つまりは参さんの孫。7歳。 明るく可愛い幼女……では決してなく、参さんにすら「わが孫ながらほんとに薄気味悪いガキだな」と思われてしまうほど無口で無表情。 感情の起伏も少なく、ときどき達観したようなセリフを吐くこともあるが、本質的には家族のことが大好きないい子。 虫を集めるのが趣味で、たびたびカマキリの卵やダンゴムシをポケットに入れては礼花に叱られている。  「……じいさん ぼけかけてるって本当か?」 ◆仙川イオリ 人材派遣会社「双葉人材」で働く、若いキャリアウーマン。この漫画の真のヒロイン。 気の強い美人で、詩郎とは同い年。詩郎のヘッドハンティングを目論んでおり、会社の前で待ち伏せるほどに執心している。 この現場を参さんに目撃され、詩郎の浮気相手だと勘違いされてしまった。 その後も参さんとは奇妙な縁があり、会うたびに一悶着を起こしながら、しだいに何とも言えない仲へと発展していくが……。  「わたしは少しは奥様に似てますか? 参さん」 ◆遠野夫妻 広島に住む、礼花の両親。豪放磊落な夫妻で、乃菜を非常に可愛がっている。 夫の方はとある理由で入院し、礼花が治療費のために職場へ復帰しようと思い立つきっかけとなった。 礼花以上に訛りが全開。  「またきてつかーさい」  「おくださんはむくちでしぶいのお」 ◆奥田鶴子 参さんの妻。愛称は「おつう」。 『奥田家の記録』に残された彼女の面影と、今を生きる参さんとの関係性は、この漫画の重要な縦軸となっている。    「参さん わたしのしそこねた事をうんとしてください    わたしの出会いそこねた人を うんと大切にしてください」 【追記・修正録】 参さん  追記修正をする時は、まず落ち着いて 右上の黒い帯の中にある、白い文字の『編集』にマウスを合わせて、『ページ編集』をクリック 編集し終わったら、ちゃんと認証キーを入力してるのを確認して、『ページ保存』を押して下さいね #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - ちーん(笑) -- 名無しさん (2013-09-30 19:23:06) - なんでや! -- 名無しさん (2014-03-28 13:16:04) #comment
&font(#6495ED){登録日}:2012/09/30 (月) 18:14:12 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#666633){「この世でわたしの愛したすべてが}  &font(#666633){どうかあなたに力を貸してくれますように」} } 『さんさん録』とは、漫画アクションにて連載されていたホームコメディ漫画。単行本は全2巻。 作者は、のちに『夕凪の街 桜の国』『[[この世界の片隅に]]』で有名となるこうの史代。 【あらすじ録】 妻を交通事故で亡くした老人・奥田参平(参さん)は、失意の日々を送っていた。 見かねた息子・詩郎の勧めで息子一家との同居を始めるものの、どことなく緊張して落ち着けない。 そんなある日、荷物の整理をしていた参さんは、妻・おつうが遺した一冊の分厚いノート、『奥田家の記録』を見つける。 おつうは自分が死んだ後も参さんが生活に困らないよう、さまざまな家事や生活の知恵をノートに書きしるしていたのだった。 参さんはこの『奥田家の記録』を頼りに、少しずつ主夫として第二の人生をスタートさせてゆく。 【概要録】 主人公・参さんが慣れない家事に悪戦苦闘する様子を中心として、息子一家や周囲の人々との交流を描く日常系ホームドラマ。 「老い」や「死」、「恋の切なさ」をしみじみと感じさせるような、ほろ苦い描写もあるにはあるものの、基本的には作者の得意とするノーテンキなコメディである。 トーンを極力使わず、ほぼペンのみで作画されていることも大きな特徴。 全編を通じて、どこか牧歌的でノスタルジックな雰囲気が漂っている。 また、作中に登場する「生活の知恵」は、初歩的ながらも非常に実用性がある。 肉じゃがや酢の物、チョコレートケーキの作り方をはじめとして、アイロンのかけ方、ボタン付けや手編みマフラーのやり方などなど……。 単にその手順を図と文で紹介するだけではなく、各話のストーリーに沿って展開されてゆくため、違和感なく読み進めることができる。 【登場人物録】 ◆奥田参平 主人公。妻のおつうからは「参さん」と呼ばれていた。 仕事一筋で趣味も無く、家庭を顧みることも少なかったため、おつうの死後は味気ない日々を過ごしていた。 しかし『奥田家の記録』との出会いを期に、ゆっくりと新しい人生を歩み始めていく。 自分にチョコを用意してくれている女性の前で、知らずにバレンタイン批判を行うなど、抜けた行動を取ることも多いが、根は真面目で実直な人物である。 この時の参さんによるバレンタイン考察は一見の価値あり。  「パンツの柄が知りたきゃおのれから正々堂々言わんかい!!!」 ◆奥田詩郎 参さんの息子。妻と娘を抱える若手サラリーマン。 仕事一辺倒だった参さんへの反感からか、家族との時間を大切にする良い父親となった。 礼花とは10年前に知り合って以来のおしどり夫婦だが、主人としての責任感ゆえに、彼女が職場へ復帰することにはあまり賛成していない。  「うまくてあたり前だ 十一時まで待たされりゃ」 ◆奥田礼花 詩郎の嫁。昔は花屋で働いていたが、結婚を機に専業主婦となる。旧姓は「遠野」。 常に優しい笑顔を浮かべた、和やかな雰囲気の美人。が、参さんと同じく天然ボケ気味な一面も。 故郷は広島の港町で、帰省するたびに強烈な訛りが全開となる。  「おどれらみんなしごうして お好み焼きん入れちゃろか?」 ◆奥田乃菜 詩郎と礼花の娘。つまりは参さんの孫。7歳。 明るく可愛い幼女……では決してなく、参さんにすら「わが孫ながらほんとに薄気味悪いガキだな」と思われてしまうほど無口で無表情。 感情の起伏も少なく、ときどき達観したようなセリフを吐くこともあるが、本質的には家族のことが大好きないい子。 虫を集めるのが趣味で、たびたびカマキリの卵やダンゴムシをポケットに入れては礼花に叱られている。  「……じいさん ぼけかけてるって本当か?」 ◆仙川イオリ 人材派遣会社「双葉人材」で働く、若いキャリアウーマン。この漫画の真のヒロイン。 気の強い美人で、詩郎とは同い年。詩郎のヘッドハンティングを目論んでおり、会社の前で待ち伏せるほどに執心している。 この現場を参さんに目撃され、詩郎の浮気相手だと勘違いされてしまった。 その後も参さんとは奇妙な縁があり、会うたびに一悶着を起こしながら、しだいに何とも言えない仲へと発展していくが……。  「わたしは少しは奥様に似てますか? 参さん」 ◆遠野夫妻 広島に住む、礼花の両親。豪放磊落な夫妻で、乃菜を非常に可愛がっている。 夫の方はとある理由で入院し、礼花が治療費のために職場へ復帰しようと思い立つきっかけとなった。 礼花以上に訛りが全開。  「またきてつかーさい」  「おくださんはむくちでしぶいのお」 ◆奥田鶴子 参さんの妻。愛称は「おつう」。 『奥田家の記録』に残された彼女の面影と、今を生きる参さんとの関係性は、この漫画の重要な縦軸となっている。    「参さん わたしのしそこねた事をうんとしてください    わたしの出会いそこねた人を うんと大切にしてください」 【追記・修正録】 参さん  追記修正をする時は、まず落ち着いて 右上の黒い帯の中にある、白い文字の『編集』にマウスを合わせて、『ページ編集』をクリック 編集し終わったら、ちゃんと認証キーを入力してるのを確認して、『ページ保存』を押して下さいね #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ちーん(笑) -- 名無しさん (2013-09-30 19:23:06) - なんでや! -- 名無しさん (2014-03-28 13:16:04) - こうの史代さんはほんとに素敵な日常コメディを描かれるなあと読んでて思いました(小並感)。トーンが使われない画風も相まって気分がほっこりする -- 名無しさん (2020-10-14 10:19:51) #comment #areaedit(end) }

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