No.44 白天馬スカイ・ペガサス

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&font(#6495ED){登録日}:2014/05/06 00:48:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){「現れろ、No.44!悠久の大義よ、今こそ古の眠りから目覚め、天空を駆ける翼となれ!」} #center(){「白天馬スカイ・ペガサス!!」} No.44 白天馬スカイ・ペガサスとは[[遊戯王オフィシャルカードゲーム]]のカード。 アニメ[[遊戯王ZEXAL]]にてマッハが使用した。 【カード概要】 No. 44 白天馬スカイ・ペガサス #blockquote(){エクシーズ・効果モンスター ランク4/光属性/獣族/攻1800/守1600 レベル4モンスター×2 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。 相手は1000ライフポイントを払う事でこのカードの効果を無効にできる。 払わなかった場合、選択したモンスターを破壊する。} 【解説】 遊戯王ZEXAL放送当時、通常パックの抜けの[[No.>No.(遊戯王)]]を埋める為に発売されたパック。 コレクターズパックZEXAL編と名付けられた海外先行のそれは、いくつもの新規No.を引っ提げ発売された。 ……実際にはミッシングソードとかブリキンギョ等の一部再録カード以外だと ギミパペ組みたい人以外だとそれほど中身は良くはなかったのだが、コレクションアイテムとしては中々面白いカードが揃っていた。 白天馬スカイ・ペガサスはその内の看板カードの一枚。 ウルトラレアで収録(特殊仕様のコレクターレア版も有り)と言う豪華な仕様で収録された。 さてさて、前置きはこの辺にし早速このカードの解説に移りたいと思う。 カードの評価を先に言ってしまおう。 &big(){&font(#800080){[[CV.細谷>IV(遊戯王ZEXAL)]]「4は特別な数字だ、何が悲しくてこんな産廃に44の数字を付けなきゃならねぇんだ!!!」}} ……とまあ、どっかの次男がブチキレそうな悲しい効果である。 まず、ステータス。 攻撃力1800守備力1600。及第点以下である。 ランク4の攻撃力1800という数値は、耐性が高い[[交響魔人マエストローク>交響魔人マエストローク(遊戯王OCG)]]、墓地調整用の[[ダイガスタ・エメラル>ダイガスタ・エメラル(遊戯王OCG)]]、デッキ操作用の[[ラヴァルバル・チェイン]]などサポートや戦線維持のカードでは普通のライン。 なのでスカイ・ペガサスだけがスペックが低い訳ではない。 肝心のモンスター効果だが、こちらが&font(#ff0000,b){あらゆる意味で不安定過ぎる}のだ。 平たく言うと破壊か1000バーンかを無理矢理選択させて、相手にこちらのアドを要求させると言う効果である。 パッと見悪くなさそうだろう、それこそがマッハの仕掛けた遺跡の罠である。 とりあえず、&font(#0000ee){セットモンスターに対応しない}事は無視するとしよう、これは別に問題にはならない。 例えば自分が相手ライフポイントを1000以下まで削ったメイン2にこのカードを出してこのカードの効果を使用したとしよう。 相手は余程の事でも無い限り躊躇無くその対象に取られたモンスターを捨てるだろう。 逆に相手の切り札を破壊しようとしてこのカードの効果で対象に取ったとする、 相手は余程ライフポイントが減っていない限りライフポイントを躊躇無く払うだろう。 つまり、相手に選択を迫る以上&font(#ff0000){こちらのして欲しい流れと逆を選択されるのは明白}なのだ。 そもそも遊戯王OCGにおいては一部例外を除けば相手に効果の選択権を渡すカードは弱いのである。 更に除去カードとして考えた場合だと ・特殊召喚の攻撃表示なら的に取れる[[No.101 S・H・Ark Knight]] ・表側表示なら的に取れる[[鳥銃士カステル]] ・攻撃力が自身以下なら除去+1000バーンの[[No.50 ブラック・コーン号]] ・発動条件が難しいが全体除去出来る[[励輝士 ヴェルズビュート]] と言う、同ランク内の激戦区かつ極悪な壁を越える力はこのカードには無い。 特にペガサスが片方しか出来ないことをコーン号は一度に両方出来る。いじめか? 種族を活かして差別化しようにも「恐牙狼ダイヤウルフ」が居る。 こっちはアドを損してるとは言え、セットカードを狙える上に互いに破壊できる。 「エクシーズ・ダブル・バック」や「補給部隊」とのコンボでそのアド損すらフォローできることも。 獣族デッキは自然に地属性軸になりやすいので、やっぱりダイヤウルフに軍配が上がる。 光属性なんでダイヤウルフとは違って[[オネスト]]等に対応するが、だからどうした。 と言うかそれは完全に専用サポートに恵まれ過ぎな[[ホープ>No.39 希望皇ホープ]]で充分過ぎるだろう。 逆にバーンカードとして見たら &big(){&font(#778899){[[CV.平川>ドルベ(遊戯王ZEXAL)]]「(ライフ1000)ポイント制!!?」}} と言いたくなるバーンカードとして高い数値だが少し待ってもらおうか。 エクシーズモンスターのバーンカードは、守備表示なだけで発動でき、バーン値も800と200しか違わない[[ガガガガンマン>ガガガガンマン(遊戯王OCG)]]が存在する。 こっちはアタッカーとして運用可能かつ守備力も高い戦士族と、汎用性が段違い過ぎる。 さらには除去とバーンが一度に出来る[[コーン号>No.50 ブラック・コーン号]]。 攻撃力が2100より高ければコーン号では対応不能だが、ライフが残ってるか他のモンスターがいたらペガサスだって対応不能。 とどのつまり、ペガサスが勝てる状況とは「相手のライフが801以上1000以下」&「相手モンスターの攻撃力が2101以上」かつ「相手のモンスターが1体のみの場合」。 限定的にもほどがある。 スカイ・ペガサスが出た当初ですらこんな状況だったが[[No.101 S・H・Ark Knight]]の登場により「守備表示or通常召喚されたモンスター」という条件が加わる。 [[鳥銃士カステル]]の登場により&font(#ff0000,b){その超限定的な場面ですら活躍の場を奪われた。} 果てはNo.82 ハートランドラコまで登場。相手のライフ2000以下ならダイレクトアタック効果で相手にモンスターが何体いようがトドメを刺せる。 &font(#ff0000,b){バーン要員としての立場も無くなった。}&small(){最初から無かったが} 総じてスカイ・ペガサスに出来る事はスカイ・ペガサス以外のカードで更に十全にこなせてしまうのだ。 ステータスが低くても能力が弱くても、種族と属性で差別化…と行きたい所だが、光属性獣族と中途半端に噛み合わないのもソス化に拍車をかけてしまった。 &font(#778899){CV.平川「非力なペガサスを許してくれ……」} つまり一言でまとめたらこうである。 ついでに、オネスト以外[[光天使>光天使(遊戯王OCG)]]にも噛み合わない。 属性が同じなことと、もともとネタな光天使の更なるネタ要員として採用される例もあったが、新規光天使で向こうがネタを脱却してしまった。%%この裏切り者ォ!%% ちなみに同パックでは[[虚構王アンフォームド・ボイド]]というこのカード以上に扱いに困る産廃が存在する。 そのため、&font(#ff0000){産廃としても中途半端}というなんとも言えない位置になってしまった。 底辺を争う争いではあるが、エクシーズ最下位クラスの産廃だったため相手が悪すぎた。 あちらはノーマルなのでレア枠を潰さないためウルトラレア(コレクターズレア)のこちらの方が凶悪かもしれない。 DSのデュエルカーニバルでは[[ドルべ>ドルベ(遊戯王ZEXAL)]]に関連するカードでありドルべのかばんに入っているが専用ボイスはない。 ドルべが使っていないせいかもしれないが、ゲームでの待遇も不遇である。 【アニメにて】 [[九十九遊馬]]が遺跡編において出会ったマッハが操る[[ナンバーズ>No.(遊戯王)]]。 ちなみにドルべが皇の鍵の船に吹き飛ばされた伝説の回でもある。 アニメ版の効果はこんな感じ。 #blockquote(){このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。 このカードは装備カード扱いとして自分フィールド上に存在する「No.」と名のつくモンスター1体に装備することができる。 装備モンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。 相手がライフポイントを払う時、その数値分のダメージを相手に与える。 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動できる。 相手モンスター1体を選択して破壊する。相手は500ライフポイントを払うことで、この効果を無効にする事ができる。 } ナンバーズの耐性に加え、2回攻撃の装備カードになる効果、さらにライフコストを払ったときの追加バーン効果があった。こいつを前に神宣なぞしようものなら即死である。 アニメらしいバーンと破壊の2択、さらにはライフコストを押し付けて効果でバーンと言う戦法で遊馬を追い詰めた。 アニメでのライフコストは500、OCGではアニメの初期ライフポイントの2倍なので、その辺りはOCGにおいて修正されたのだろう。 もしくはアニメのコストの500とそれによるダメージの500で合計1000ということか。 ちなみに装備化の効果だが、&font(#ff0000){アニメでも完全にスルーされた。} ライフコストを疑似的に増やすバーン効果は%%面倒なので%%省かれると予想されていたが、自身を装備カードとして扱う効果もなかったことにされ、&font(#ff0000){一番扱いに困る効果だけが残った}。 有用な効果を散々省かされた挙句、効果の改悪まで受けた[[機皇神龍アステリスク]]よりはマシなのだろうが…… せめてこの効果が残っていれば上記の連中と差別化できた……[[のかなぁ?>No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク]] 余談だが[[ドルべ>ドルベ(遊戯王ZEXAL)]]の伝説にまつわるNo.なのだが、他の遺跡のNo.とは違って最終章では殆ど絡みはなかった。 ベクターに吸収されたドルベを前に見ても何の反応もしなかったり、 遺跡でもジンロンやアビスのように転生したドルベに一切気が付かないで罠にはめたことから &bold(){実はドルベのこと嫌ってたんじゃね?} と邪推……というか揶揄されている。 擁護するとしたらドルベが人間ではなくバリアンだったので他人の空似として認識してたとも思われる。 追記・修正はバリアンの面白き盾によろしくお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 装備効果がついてれば 差別化出来る、と思ったけどNo.80というライバルが…… -- 名無しさん (2014-05-06 01:34:53) - ユニオン効果はなぜ削除されたし。でもアニメ本編でも使われなかったからしゃーないか。 -- 名無しさん (2014-05-06 02:27:02) - 我が書き換えたのだ -- 名無しさん (2014-05-06 02:29:23) - 支払うライフ数値を倍にする効果さえ残っていれば…… -- 名無しさん (2014-05-06 04:56:27) - ↑3 むしろOCG化で消えたからアニメでのカット組に入れられた可能性が微レ存……? -- 名無しさん (2014-05-06 10:37:18) - ↑×3ブルーノ!お前だったのか!! -- 千早さん (2014-05-06 10:41:16) - 装備カード効果ぇ……てか流れからしてホープが装備するものとばかり思ってたなぁ…アニメで出た当初は…… -- 名無しさん (2014-05-06 11:27:39) - そもそもライフ2000以下ならハートランドラゴで殴る手筈も生まれたな… -- 名無しさん (2014-05-06 18:48:07) - 強いて使い道を探すとするなら、獣族統一デッキでのダイヤウルフの4枚目以降か……使われねぇー… -- 名無しさん (2014-05-07 09:45:44) - ハーフorストップも使いにくいからなー -- 名無しさん (2014-05-25 07:52:32) - 装備効果はカオス化の際に欲しい。絶望的だが。 -- 名無しさん (2014-06-08 19:31:34) - ダイヤウルフとの最大の違いは場の獣族の数を減らさないのでチェーンドッグ -- 名無しさん (2014-07-01 23:40:55) - 苦渋の選択「僕も相手が選択するから弱いよ!制限解除しようよ!」 -- 名無しさん (2014-07-25 19:16:54) - ↑おう、マジキチ墓地肥やしは黙ってろやw 装備効果さえあればまだ価値はあったんだろうけどねぇ。 -- 名無しさん (2014-07-25 19:24:27) - 装備効果あるなら攻撃力0にするなりナッシュで吸うなり除去して攻撃とまだ有用だったかもね -- 名無しさん (2014-09-02 15:40:42) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2014/05/06 Tue 00:48:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){「現れろ、No.44!悠久の大義よ、今こそ古の眠りから目覚め、天空を駆ける翼となれ!」} #center(){「白天馬スカイ・ペガサス!!」} No.44 白天馬スカイ・ペガサスとは[[遊戯王オフィシャルカードゲーム]]のカード。 アニメ[[遊戯王ZEXAL]]にてマッハが使用した。 【カード概要】 No. 44 白天馬スカイ・ペガサス #blockquote(){エクシーズ・効果モンスター ランク4/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[獣族>獣族(遊戯王OCG)]]/攻1800/守1600 レベル4モンスター×2 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 相手は1000LPを払ってこの効果を無効にできる。 払わなかった場合、対象のモンスターを破壊する。 } 【解説】 遊戯王ZEXAL放送当時、通常パックの抜けの[[No.>No.(遊戯王)]]を埋める為に発売されたパック。 コレクターズパックZEXAL編と名付けられた海外先行のそれは、いくつもの新規No.を引っ提げ発売された。 ……実際には[[ミッシングソード>No.74 マジカル・クラウン-ミッシング・ソード]]とかブリキンギョ等の一部再録カード以外だと ギミパペ組みたい人以外だとそれほど中身は良くはなかったのだが、コレクションアイテムとしては中々面白いカードが揃っていた。 白天馬スカイ・ペガサスはその内の看板カードの一枚。 ウルトラレアで収録(特殊仕様のコレクターレア版も有り)と言う豪華な仕様で収録された。 さて、前置きはこの辺にし早速このカードの解説に移りたいと思う。 カードの評価を先に言ってしまおう。 &big(){&font(#800080){[[CV.細谷>IV(遊戯王ZEXAL)]]「4は特別な数字だ、何が悲しくてこんな産廃に44の数字を付けなきゃならねぇんだ!!!」}} ……とまあ、どっかの次男がブチキレそうな悲しいスペックをお持ちである。 まず、ステータス。 攻撃力1800守備力1600。及第点以下である。 ランク4の攻撃力1800という数値は、耐性が高い[[交響魔人マエストローク>交響魔人マエストローク(遊戯王OCG)]]、墓地調整用の[[ダイガスタ・エメラル>ダイガスタ・エメラル(遊戯王OCG)]]、デッキ操作用の[[ラヴァルバル・チェイン]]など直接的な戦闘以外のサポートや戦線維持のカードが持つ普通のライン。 なので一応の汎用除去カードであるスカイ・ペガサスだけが特別低い訳ではない、 が同系統のブラックコーン号の存在や後述する問題の効果を考えるともう少し高くてもいい筈なのだが...。 肝心のモンスター効果だが、こちらが問題で&font(#ff0000,b){あらゆる意味で不安定過ぎる}のだ。 平たく言うと破壊か1000バーンかを無理矢理選択させて、相手にこちらのアドを要求させると言う効果である。 パッと見悪くなさそうだろう、それこそがマッハの仕掛けた遺跡の罠である。 とりあえず、&font(#0000ee){セットモンスターに対応しない}事は無視するとしよう、これは別に問題にはならない。 次に例えば自分が相手ライフポイントを1000以下まで削ったメイン2にこのカードを出してこのカードの効果を使用したとしよう。 相手は余程の事でも無い限り躊躇無くその対象に取られたモンスターを捨てるだろう。 逆に相手の切り札を破壊しようとしてこのカードの効果で対象に取ったとする、 相手は余程ライフポイントが減っていない限りライフポイントを躊躇無く払うだろう。 つまり、相手に選択を迫る以上&font(#ff0000){こちらのして欲しい流れと逆を選択されるのは明白}なのだ。 そもそも遊戯王OCGに限らず、殆どのTCGにおいて([[リスクに対してリターンが異常に大きい一部例外>苦渋の選択(遊戯王OCG)]]を除けば)相手に効果の選択権を渡すカードは弱いのである。 更に除去カードとして考えた場合だと ・特殊召喚の攻撃表示なら的に取れるしエクシーズ素材にして封じる[[No.101 S・H・Ark Knight]] ・表側表示なら的に取れるしデッキに戻す[[鳥銃士カステル]] ・モンスターなら誰でもバウンスできる[[エクソシスター・アソフィール>エクソシスター(遊戯王OCG)]] ・攻撃力が自身以下なら破壊ではない墓地送り+1000バーンの[[No.50 ブラック・コーン号]] ・発動条件がやや難しいがフリーチェンの全体除去が出来る[[励輝士 ヴェルズビュート]] ・相手依存ではあるがバウンス⁺ドローロックの他にドローや疑似的な破壊耐性が得られる[[クロノダイバー・リダン>クロノダイバー(遊戯王OCG)]] と言う、同ランク内の激戦区かつ極悪なこの壁を越える力はこのカードには無い。 特にペガサスが片方しか出来ないことをコーン号は一度に両方出来るし対策の少ない破壊ではない墓地送りのオマケ付き。いじめか? ちなみに当然のように全員スカイ・ペガサスより攻撃力が高い。いじめだろ!? 種族を活かして差別化しようにも「恐牙狼ダイヤウルフ」が居る。 こっちはアドを損してるとは言え魔法・罠にセットカード、フィールド魔法まで狙える。 さらに自分もカードを一枚失うデメリットも最近流行りの破壊されるとアドを生む「エクシーズ・ダブル・バック」や「補給部隊」とのコンボでそのアド損すらフォローできることも。 獣族デッキは自然に地属性軸になりやすいので、やっぱり地属性のダイヤウルフに軍配が上がる。 光属性なんでダイヤウルフとは違って[[オネスト]]等に対応するが、だからどうした。 と言うかそれは完全に専用サポートに恵まれ過ぎな[[ホープ>No.39 希望皇ホープ]]で充分過ぎるだろう。 逆にバーンカードとして見たら &big(){&font(#778899){[[CV.平川>ドルベ(遊戯王ZEXAL)]]「(ライフ1000)ポイント制!!?」}} と言いたくなるバーンカードとして高い数値だが少し待ってもらおうか。 エクシーズモンスターのバーンカードは、守備表示なだけで発動でき、バーン値も200しか違わない800バーン効果を持つ[[ガガガガンマン>ガガガガンマン(遊戯王OCG)]]が存在する。 しかもこっちは疑似3000ラインのアタッカーとして運用可能かつ、バーン効果使用後も守備力2400と絶妙に高い戦士族と、汎用性が段違い過ぎる。 さらには先に述べた除去とバーンが一度に出来る[[コーン号>No.50 ブラック・コーン号]]。 攻撃力が2100より高ければコーン号では対応不能だが、ライフが残ってるか他のモンスターがいたらペガサスだって対応不能。 とどのつまり、ペガサスが勝てる状況とは「相手のライフが800を越えてかつ1000以下」&「相手モンスターの攻撃力が2100を越える」かつ「相手のモンスターが1体のみの場合」。 限定的にもほどがある。 スカイ・ペガサスが出た当初ですらこんな状況だったが[[No.101 S・H・Ark Knight]]の登場により「守備表示or通常召喚されたモンスター」という条件が加わる。 [[鳥銃士カステル]]の登場により&font(#ff0000,b){その超限定的な場面ですら活躍の場を奪われた。} 果ては[[No.82 ハートランドラコ]]まで登場。相手のライフ2000以下ならダイレクトアタック効果で相手にモンスターが何体いようがトドメを刺せる。 &font(#ff0000,b){バーン要員としての立場も無くなった。}&small(){最初から無かったが} 総じてスカイ・ペガサスに出来る事はスカイ・ペガサス以外のカードで更に十全にこなせてしまうのだ。 ステータスが低くても能力が弱くても、種族と属性で差別化…と行きたい所だが、光属性獣族と中途半端に噛み合わないのもソス化に拍車をかけてしまった。 &font(#778899){CV.平川「非力なペガサスを許してくれ……」} つまり一言でまとめたらこうである。 ついでに、オネスト以外[[光天使>光天使(遊戯王OCG)]]にも噛み合わない。 属性が同じなことと、もともとネタな光天使の更なるネタ要員として採用される例もあったが、 後に新規光天使の登場で向こうがネタを脱却してしまった。しかも恩恵を預かるにはエクシーズ素材×3枚が必要なため×2枚のペガサスは恩恵を&bold(){全く}受けない。%%この裏切り者ォ!%% ちなみに同パックでは[[虚構王アンフォームド・ボイド]]というこのカード以上に扱いに困る産廃が存在する。 そのため、&font(#ff0000){産廃としても中途半端}というなんとも言えない位置になってしまった。 底辺を争うしょうもない争いではあるが、ランク4内どころか全エクシーズ最下位クラスの産廃だったため相手が悪すぎた。 むしろあちらはノーマルなのでレア枠を潰さないためウルトラレア(コレクターズレア)のこちらの方が凶悪かもしれない。 DSのデュエルカーニバルでは[[ドルべ>ドルベ(遊戯王ZEXAL)]]に関連するカードでありドルべのかばんに入っているが専用ボイスはない。 ドルべが使っていないせいかもしれないが、ゲームでの待遇も不遇である。 ただ、腐っても汎用ランク4の獣族。 チェーンドッグを投入したエクシーズ軸の獣デッキならば独自の動きができる。 墓地にドッグ2体、場に獣の通常モンスター2体を用意すれば、リンクモンスターを挟むことでコイツを3回呼び出し、3回効果を使うことができる。手順は以下。 +ドッグを1体を自己再生 +通常モンスター1体でリンク・スパイダーSS +ドッグ2体目を自己再生し、ドッグ2体でスカイ・ペガサスSS +ペガサスの効果発動 +素材として墓地に落ちたドッグを自己再生 +ペガサスとリンク・スパイダーでリンク召喚 +3から繰り返し こうすることで最終的に、コイツの効果を3回使用しつつ、リンク4のモンスターと通常モンスター、チェーンドッグ×2という盤面が出来上がる。 スカイ・ペガサスの効果は確かにショボイが、除去できればそれでよし、ライフを払ってきたとしても1ターンで3000ポイントなくなるのは割とシャレにならない損失である。ダイヤウルフでも似たようなムーブはできるが、チェーンドッグがもう一枚必要になるため実質の手間は倍。 また、リンクモンスターを使わずとも、通常モンスターがレベル4ならばドッグを自己再生した時点でこのカードを2体並べられるので、あっさりヌメロン・ドラゴンが呼べるし、片方が別のNo.ならホープ・カイザーになれる。 現状「獣族で」「ランク4の」「縛りなし」「No.」はこいつしかいないため、これは明確な利点と言える。ついでに効果を使って相手のモンスターなりライフなりを削っておけば、素材になる前の置き土産としては割といい仕事ができるだろう。 【遊戯王デュエルリンクスにて】 OCGと同様の性能で登場している。 他のランク4に[[コーン号>No.50 ブラック・コーン号]]なども登場していたのだが、これらには初期ライフがOCGの半分であるリンクスの事情により、補正が入った。 それは「バーン効果の半減調整」であり、ZEXALワールド実装以降に収録されるバーン効果を持つカードのダメージは半分になるように弱体化補正が入ることとなった。 そのためコーン号のダメージは500となったのだが、このスカイ・ペガサスに関してはライフコストを払わせる効果のためか半減がなく、1000のまま。 つまり相対的に強化されて実装されたのである。 加えてモンスターゾーンが3つしかなく、モンスターを失うと大抵即座に直接攻撃されるルールも味方し、あちらよりも採用されるデッキが多くなっている。 【アニメにて】 [[九十九遊馬]]が遺跡編において出会ったマッハが操る[[ナンバーズ>No.(遊戯王)]]。 ちなみにドルべが皇の鍵の船に吹き飛ばされた伝説の回でもある。 アニメ版の効果はこんな感じ。 #blockquote(){このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。 このカードは装備カード扱いとして自分フィールド上に存在する「No.」と名のつくモンスター1体に装備することができる。 装備モンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。 相手がライフポイントを払う時、その数値分のダメージを相手に与える。 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動できる。 相手モンスター1体を選択して破壊する。相手は500ライフポイントを払うことで、この効果を無効にする事ができる。 } ナンバーズの耐性に加え、2回攻撃の装備カードになる効果、さらにライフコストを払ったときの追加バーン効果があった。こいつを前に神宣なぞしようものなら即死である。 アニメらしいバーンと破壊の2択、さらにはライフコストを増やす二重のバーンと言う戦法で遊馬を追い詰めた。 アニメでのライフコストは500、OCGではアニメの初期ライフポイントの2倍なので、その辺りはOCGにおいて修正されたのだろう。 もしくはアニメのコストの500とそれによるダメージの500で合計1000ということか。 ちなみに装備化の効果だが、&font(#ff0000){アニメでも完全にスルーされた。} 2回攻撃とか如何にもアニメ映えする効果なのに...No.が十分存在する組織のカードなのに...。 ライフコストを疑似的に増やすバーン効果の方は%%面倒なので%%省かれるであろうことはおおかた予想されていたが、 まさかの&bold(){目玉だと思われた自身を装備カードとして扱う効果もなかったことにされ}、&font(#ff0000){一番扱いに困る効果だけが残った}。 有用な効果を散々省かされた挙句、効果の改悪まで受けた[[機皇神龍アステリスク]]よりはマシなのだろうが…… せめて2回攻撃の装備カード化効果が残っていれば、あくまで装備効果がメインのカードとして他エクシーズと差別化できた。 特に同じランクで共有しやすい殺意の塊こと、希望皇との夢のロマンコンボとしての余地もあった。 ……[[のかなぁ?>No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク]] 余談だが[[ドルべ>ドルベ(遊戯王ZEXAL)]]の伝説にまつわる重要なNo.の筈、なのだが、他の遺跡のNo.とは違って最終章では殆ど絡みはなかった。 他No.と絡める装備効果は飾りか!? ベクターに吸収されたドルベを前に見ても何の反応もしなかったり、 遺跡でもジンロンやアビスのように転生したドルベに一切気が付かないで罠にはめたことから &bold(){実はドルベのこと嫌ってたんじゃね?} と邪推……というか揶揄されている。 擁護するとしたらドルベが人間ではなくバリアンだったので他人の空似として認識してたとも思われる。((ジンロンはミザエルと対面した直後は別人と認識していたため、バリアンとなったことで判別が困難になったと考えられる。なおアビスの場合はナッシュを凌牙に転生させた本人であるため知らない方が不自然。)) 元のドルベはマッハと一緒に殺されてしまったため、眼前のバリアン人がドルベだと気づくのは難しかったとも考えられる。 また、ミザエル同様人間への憎しみを強く植え付けられた状態で殺害された事を考えると、遺跡に立ち入った人間らしき者を見境なく罠にハメにかかるのは(マッハの精神状態的には)おかしい事ではないかも知れない。 寧ろそれが「ドルベと自身を惨たらしく殺した人間共への復讐なのだ」と。 まあドルべ自身ネタキャラなのだから許してくれ……。 追記・修正はバリアンの面白き盾によろしくお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 装備効果さえあれば他の効果が無くても既存のランク4と十分に差別化可能だったのに・・・ホープデッキでは相性良かったのに・・・ -- 名無しさん (2015-02-05 09:45:57) - 2回攻撃さえあればバーン効果が無くてもなんとかなるって言われてたのに一番どうしようもない効果がどうしようもない形でしかもどうしようもないレアリティ(ハズレア)で残ったのがなあ… -- 名無しさん (2015-04-07 11:21:08) - イラストは好きだけどな。効果だけじゃないぞ遊戯王は。ま、ドルベのせいにしとけばなんとかなるさ。 -- 名無しさん (2015-11-12 01:30:46) - アニメ効果のままなら、相手が神の〇〇シリーズを使わせるのをある程度戸惑わせただろうに -- 名無しさん (2020-04-16 22:20:50) - デュエルリンクスだとバーン効果は半減してるから相手のライフを1000削れるのはかなり優秀。まさに塞翁が馬ですわ -- 名無しさん (2021-07-05 21:21:17) - 装備効果を残すか、バーンor除去をプレイヤーが選択できるかしたらかなり話は違ったんだろうな。割と絶妙のバランスでダメになった部類のカードだと思う -- 名無しさん (2023-10-04 04:34:49) #comment #areaedit(end) }

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