Dr.ヒネラー

「Dr.ヒネラー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Dr.ヒネラー - (2020/08/19 (水) 21:52:30) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2014/06/09 (月) 09:34:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&font(#994c00){我が名はDr.ヒネラー。ネジレジアを束ねる者。}}} #center(){&sizex(6){&b(){&font(#994c00){今こそ我ら悪魔科学の真の力を見せてやる!}}}} Dr.ヒネラーとは『[[電磁戦隊メガレンジャー]]』に登場する敵組織・[[邪電王国ネジレジア]]の地球攻略軍司令官。演じるのは森下哲夫。名前の由来は「&ruby(ひね){捻}る」。 &bold(){&size(20){【概要】}}  ネジレ次元に位置する円盤状の要塞、デスネジロを拠点に三次元世界の征服を狙い、ネジレ科学を用いて地球侵略の指揮を執る科学者であり、ネジレジアのトップではなく、国王ジャビウス1世の部下であり、彼の命により司令官の座に就いている。  巨大戦艦ネジクラッシャーを使って地球侵攻を試みたが、[[ギャラクシーメガ]]に撃沈され失敗する。 以降は従来のスーパー戦隊シリーズの怪人に該当する「ネジレ獣」を送り、メガレンジャーに戦いを挑む。  このネジレ獣はネジレ魔方陣に卵(様々な生物や植物を組み合わせたネジレ獣の遺伝子)を置き、ネジレエネルギーを注いで誕生する(中にはビビデビや[[ギレール]]が製作した個体もあるので、毎回ヒネラーが送り出しているわけではない)。  第3話でサイネジレを倒したメガレンジャーの前に初めて姿を見せ、冒頭のセリフと共に宣戦布告。この時自分がネジレジアのトップであるかのように語っていたが、まさか実現するとは(本人を除いて)誰も思わなかっただろう。  基本的に冷酷非道で、人間を&font(#994c00){「不完全な存在」}と蔑んで見下している。理由は後述。    ユガンデやシボレナの生みの親でもあり、彼らに関しては&font(#994c00){「最高傑作」}と称し、実の息子・娘の如く深い愛情を持って接しており、彼らが傷つけられる事を決して許しはしない。 &bold(){&size(20){【物語中盤より】}}  上記の具体例として、テコ入れのためネジレジア本国から派遣されてきたギレールの例が挙げられる。  当初はヒネラーも部下の一人としてギレールに対し接していたが、ギレールがユガンデを道具として利用するに等しい作戦を実行した上、最終的に自身の盾として捨て駒同様に扱う様に激昂することとなった。  そして、次話においてギレールに対し自身の開発した&font(#994c00){「潜在能力を最大限に引き出す」}効果を持つネジレゲンカプセルを投与させメガレンジャー抹殺を命じ、ギレールはメガレンジャーを圧倒したが、あと一歩のところで体液を撒き散らし苦しみ始める。  実はカプセルは開発途上のものであり、「身体を変形させ、その意思も奪ってしまう」という重大な副作用を有していた。  開発者であるヒネラーは当然その副作用について知っていたが、ユガンデを重体にしたギレールに対して、意図的に副作用を隠し、副作用に苦しむギレールをシボレナと共に高笑いしながら、自我の消滅過程を見届け、謀殺に追い込むことで復讐を果たした。 &font(l){もっとも&font(#800000){建前の発言とはいえ「どんな手を使ってでも〜」}と言い出したのは他ならぬギレール本人であるため、ギレールの死に様について、ジャビウスがヒネラーに詰問した際も、上記発言を盾にされてしまっていた。}  33話以降(37話は出かけていて留守だった)はネジレ獣に金属粒子を加えより強力となったサイコネジラーを生み出すこととなり、38話からは悪の戦隊[[邪電戦隊ネジレンジャー>邪電戦隊ネジレンジャー(電磁戦隊メガレンジャー)]]を創り出し、より一層メガレンジャーを苦しめた。  しかし、ネジレンジャーは戦闘能力こそメガレンジャーを上回っていたが、同じ色のメガレンジャーを意図的に狙うよう擦り込まれていることで、チームワークが最悪(41話のネジブルーの行動が典型的)という短所があり、その欠点を見抜かれた結果、作戦はことごとく失敗し、純粋な過去の戦闘力に劣るメガレンジャーに全員撃破されてしまった。  この際ヒネラーは、久保田博士をして「理論的に最強」と言わしめるほどの強化スーツを纏うネジレンジャーの戦力に大きな期待を寄せていた分、焦りを見せることも多くなった。  もっとも、ネジレンジャーを作成した理由はメガレンジャー打倒だけではなかった。実は、ネジレンジャーをジャビウス1世の細胞から創ることで、彼らのエネルギーの消耗とジャビウスの体力の消耗を連動させることにより、ジャビウス1世を消滅させるのが、ヒネラーの真の狙いであった。無論、母体たるジャビウスのエネルギーが尽きれば、ネジレンジャーもそのエネルギーの拠り所を失い、死する運命であることから、彼らは捨て駒である。  だが、この目論見の達成とメガレンジャー打倒の一挙両得を狙った結果、ジャビウスの弱体化に気を配り過ぎて、メガレンジャーを葬るチャンスを幾度も逃してしまうことになった。  その後、メガレンジャー打倒の目的は果たせなかったが、ジャビウスの殺害には成功したことで、ヒネラーはジャビウス1世の心臓となる機械核ジャビウスハートを入手、自身の目的を果たすべく動き出す。  彼の真の目的……それはジャビウスハートの力で人類をカードに変換し、データとして管理、そして思いのままに作り変えることであった。  一時は[[メガシルバー>メガシルバー/早川裕作]]を除く五人をカード化することに成功したが、幽体となっていたネジレンジャーがジャビウスハートで復活するという予想外の事態が発生する。  結果、決着をつけるために元に戻されたメガレンジャーにより作戦は失敗に終わり、ヒネラーシティは壊滅、辛くも脱出する。 その過程で偶然にも彼らの正体を知ることになり、それは後述の恐ろしい出来事に繋がってしまう。  ちなみに、第2話で健太たちのインストール(変身)シーンをモニターで目撃しているにも関わらず、ヒネラーシティ編で初めて知ったという矛盾が生じてしまった。  ネジレンジャーの最期とヒネラーシティ編の間に起きたと思われる『[[電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー]]』では、一つの星につき願い事を5つ叶える力を持つ宇宙妖精ピコットを強奪しようとした際に、『[[激走戦隊カーレンジャー]]』に計画を邪魔されたことから、宇宙暴走族ヘルメドーと手を組んだが、ユガンデ、シボレナ共々、カーレンジャーの存在は知らなかった様子である。  また、同作ではヘルメドーをシボレナの洗脳で忠実な配下にするなど、相変わらずの狡猾さも発揮していた。 &bold(){&size(20){【物語終盤】}}  ヒネラーシティを潰されたヒネラーは、この頃から地球征服よりもメガレンジャー打倒に執念を燃やすようになる。  その手始めとして、諸星高校に[[ジゴクネジラー>絶望! 俺たちは嫌われ者!?(電磁戦隊メガレンジャー)]]を差し向け、メガレンジャーの正体を世間に知らしめ、彼らの家を破壊しそして彼らの家族や友人といった周囲の人々に危害を加えることで、高校から追放に追い込み精神的にも追い詰めた。  &font(l){何故か彼らは何も悪くないのに「お前らがいるから襲われるんだ!」「出て行けよ!」と言わんばかりに、教師や生徒や市民から不当であまりにも理不尽な非難及び罵詈雑言暴言そして迫害を受けた。}「一応校長以外納得のいく理由はあるが」  ジゴクネジラーが倒された後、ヒネラーは自身の最高傑作の開発に注力するようになる。  そして、この頃から原因不明(一説にはネジレ次元に長期間いたことによる副作用)の体が捻じれる症状が現れはじめた。  開発に取り組んで入る間、シボレナによってI.N.E.Tの本拠地を特定され、決死の覚悟でバーニングユガンデと化したユガンデの猛攻で月面基地を崩壊させるに至ったが、この戦いでユガンデとシボレナを失ってしまう。  一人取り残された彼は怪物となって久保田を襲うが、上記の症状が祟って元の姿に戻ってしまった。  ヒネラーの正体は久保田博士の友人である鮫島博士であり、彼は誰からも期待の目で注目を浴びた天才科学者であった。そして、彼は宇宙開発のために、どんな環境にも耐えうるよう、人間の肉体を強化させる実験を進めていた。  しかし、進んで実験台となった娘の静香が失敗により命を落とすと、期待の目を向けていた人間も含め、世間は「殺人科学者」「悪魔」だと鮫島を責め立てた上、学会は永久追放、自身の理論は、久保田の提唱したメガスーツ理論に取って変えられた。  これらの事情により鮫島は地位、名声、今後の研究発表の機会、そして愛する娘など全てを失い、久保田を含む人間への憎しみを募らせることになり、その後、鮫島は「鮫島の(理想とする)科学を完成させてやる」というジャビウスの言葉により、久保田の制止を振り切り、人間に復讐すべくネジレ次元へ飛び、Dr.ヒネラーとしてネジレジアに協力することとなった……。 &bold(){【そして最終決戦へ……】}  体が捻じれる病が更に進行し、死期が近いことを悟りながらも、ヒネラーはデスネジロを変形させた巨大[[ロボット]]、グランネジロスと一体化して[[最終決戦>つかむぜ!俺たちの卒業証書(電磁戦隊メガレンジャー)]]に挑む。  その戦闘力の高さと再生能力で[[メガボイジャー]]を窮地に追い込み、更に自分と同様に世間から責められたメガレンジャーに上記の真実を明かして、  人間たちに裏切られても幸せなのかという疑問をぶつけることで精神的にもメガレンジャーを追い詰め、遂には変身を解除させるに至る。  しかし、危険を承知で諸星学園に残って声援を送る大岩先生とクラスメイトや生徒たちの姿に奮起したメガレンジャーによって、武器を奪われたことで形勢が逆転。  戦いの長期化で病の疲弊は進み、グランネジロスの頭部への致命的な一撃が災いし、先に自身の体の限界が来てしまう。 それでもなお、ヒネラーの執念は消えず、メガレンジャーを道連れに自爆しようとする。 地上を自爆の被害から防ぐため、上空へと飛ぶメガボイジャーによって抱えられたグランネジロスも、共に上空へと飛び上がる中で久保田の研究成果の現れであるメガスーツとその装着者でもあり、久保田自身の大切な存在でもある健太たち5人が道連れとなることから自身の勝利を確信、久保田に勝利を宣言し、ユガンデとシボレナの幻に語り掛けながら、最期はグランネジロス、そしてメガボイジャーと共に地上から遠く離れた上空で自爆、彼の野望はその命と共に潰えるのであった。 実験で娘を亡くし、そのために人々から激しい非難、批判を浴びたことから、悲劇の科学者としての一面は否めない部分があるが、自身の研究において実験の失敗により、実の娘が命を失ったことは確固たる事実であり、批判を受けることもやむを得ない。 また、娘の死を受け入れず謝罪の気持ちが見受けられない、親身になってくれる友人の久保田の研究が脚光を浴びたことに嫉妬し、人類を見限った上、ネジレジアに迎え入れ、鮫島をそれなりに評価していたジャビウス1世を謀殺したことなどから、ヒネラーは、逆恨みと八つ当たりから悪に堕ちた救いようがない人物とする厳しい意見もある。 しかしながら、以下の如く一概には断定できない。 娘の死について たしかに、自身が娘を死なせてしまった非について後悔している直接の描写は劇中でなされておらず、メガイエローからの「(鮫島の科学者としての姿勢の正当性につき)善悪の問題ではなく、娘まで犠牲にして鮫島自身は幸せなのか?」という趣旨の問いかけについても自身が幸せか否かの回答はしていなかったことからも、自分の行いや研究の正当性ばかり口にしているマッドサイエンティストに一見見えなくもない。 しかし、彼は上述の如くユガンデを捨て駒扱いしたギレールに対し強い怒りを感じ、ネジレゲンカプセルの副作用を知らないシボレナが、ギレールに手柄を与えるような真似をした鮫島に失望と怒りを表したときも(自身の製作した最高傑作であるとはいえ)ユガンデやシボレナらを傷つける者は許さない旨の発言をしており他者に対する愛情がないわけではない。 もちろん、ユガンデやシボレナは鮫島の作品であることから、最高の科学者たる己の最高傑作に対しての愛情である可能性も否定できない部分はあるが、ネジレ獣・サイコネジラーはもとより、自身の製作したスーツを纏うネジレンジャーでさえも消耗品扱いとする点からユガンデ・シボレナは鮫島にとって作品を超えた特別な存在だと思われる。 特に、シボレナ及びVSギンガマンに登場するヒズミナの存在は、鮫島が、己と己の科学の生み出した作品に対する愛情しか感じない無味乾燥な人間などではなく、娘の静香へのたしかな愛情とその死に対する悲しみを表しているのではないだろうか。 例えば、地球侵略などの戦闘的活動を行うネジレジアにおいて、ユガンデのような戦闘力が高い個体を製作することは合理的であると考えられるが、シボレナ、ヒズミナはユガンデと比較して明らかに戦闘力において劣る。(特に防御力や攻撃に対する耐久性) もっとも、人間タイプの彼女たちが情報収集や人間社会への潜入等の諜報活動を目的に製作されたことから戦闘力に重きをおいていない可能性もゼロではないが、両者はカラーリングを除き外見は完全に同一(静香以外の外見で製作することも第十話「さよなら 哀しみのアンドロイド」におけるアンドロイドの存在から可能と思われる)であり、その正体を隠匿し、他者からの注意を惹かれないことを良しとする諜報活動の目的から考えるといささか不合理である。更に彼女らの外見は静香そのものであることからも、外見情報により、鮫島静香(実験失敗による死亡記事が新聞に顔写真とともに掲載)、ひいては鮫島博士にたどり着く蓋然性から、諜報活動の実効性及び戦闘力に比重を置いて制作したというよりは、やはり鮫島の静香に対する愛情や実験の失敗による死の後悔・罪悪感から鮫島自身が救われるためにシボレナ、ヒズミナを制作したと考えるのが自然であろう。 ジャビウスの謀殺について また、ジャビウスが絶望した鮫島をネジレジアに迎え入れたにもかかわらず謀殺したことは、いわば恩を仇で返す行いであるとするが、そもそも、ジャビウスの劇中での目的は地球侵略であり、天才的な鮫島の科学の才能に目をつけたのか、地球人でありながら人間を憎悪している点に目をつけたのかは定かではないが、決して善意から鮫島を救おうとしたわけではなく、地球侵略の道具として利用するためにネジレジアに勧誘したと考えるのが自然である。(実際に鮫島は地球侵略の最前線で指揮を執る立場に抜擢されている。) メガスーツ理論  鮫島が天才科学者であることはもはや言うまでもないが、鮫島は当初その溢れる才を人類のためにこそ捧げようとしていた。 そして、天才の鮫島が考える理論は完璧な理論であり、実際に劇中においても久保田から鮫島理論の強化スーツ(ネジレンジャー)は理論的に最強とまで称されることになる。 そして、自らの科学者としての才能を発揮することは、人類の発展に役立ち、自らの研究により人々が幸せになれ、人々もそれを望んでいると信じて疑わなかった彼の才能は宇宙開発へと注がれることとなる。しかし、結果は既に述べているように大失敗であり、鮫島は愛する娘を失い、世間からは手のひらを返されるかのごとくバッシングを受けた。追い打ちをかけるように学会からの永久追放が決定し、彼は研究者としての誇りすらも奪われることになる。 しかし、特に天才鮫島が許せなかったのは、久保田の掲げるメガスーツ理論が人間の身体強化を内容とする鮫島理論に変わり脚光を浴びたことである。 メガスーツ理論は人間の弱点を高性能のスーツ纏うことで補い宇宙開発の目的を達しようとする研究であるが、問題点として弱点の補強をスーツに依存することにより、人間の有する弱点そのものには何の手も打たない点であった。そのため、鮫島の研究は、メガスーツ理論を一歩進め、弱点の多い人間の身体をあらゆる環境に耐えうる強靭な身体にする研究、いわば弱点をなくすことで宇宙開発の目的を達しようとしていた。また、この理論は人間の弱さ脆さを克服することで人類をさらなる高みに昇らせる、すなわち「人間を神に近づける」ことが可能になる。人類のために科学を使おうとする鮫島の理念から考えれば、弱点を克服し、宇宙開発のみならず、人類全体のレベルを一段階上昇させる己の理論と比較し、対症療法として強化スーツで身を守り、人間の弱点を放置してしまうメガスーツ理論は人類のことを思えばこそ、科学者として是認できない欠陥のある研究である。メガスーツ理論への嫉妬というよりは自らの理論に劣る理論を持て囃した世間の人間たちの愚かさに驚愕したといえよう。 また、メガスーツ理論が脚光を浴び、鮫島理論が誤りであると世間が認識することは、実験の失敗によりこの世を去った愛娘は、誤った理論に基づく危険な実験による被害者であり、彼女の死が無駄だったことを意味してしまうため、鮫島は自らの理論の正当性を曲げるわけにはいかなかったのではないだろうか。 愛する娘と天才科学者の地位、文字通りすべてを人類のために捧げたにも拘わらず、その人類は鮫島の実験の失敗の側面のみをとらえ、鮫島理論の正当性を考慮することもなく「悪魔」「殺人科学者」のレッテル貼り、鮫島を排除へと追い込んだことからすれば、娘を亡くしたばかりの鮫島が信じるべき存在であった人間に深い絶望を感じるであろうことは察するに余りある。上記の通り、鮫島は確かに理論面にのみ傾注し、理論の実践に関する危険性への認識が甘かったことは否定できないが、このことのみをもって、一概に逆恨みや嫉妬から悪に堕ちた救いようのない人物であるとすることは早計かと思われる。 鮫島は科学者としての才能に溢れるあまり、数値や理論などのデジタルな科学的な情報でしか人間を見ておらず、人間の感情や心の動きなどアナログな情報を軽視していたのかもしれない。人間を不完全な存在であると称し、友人である久保田の制止もいとわずネジレ次元に飛び込んだ姿や38話において心の重要性を語った久保田を一笑に付したことからもそれが伺えよう。 もし、彼が理論上の完璧さにとらわれることなく、久保田をはじめとする他者の言葉に耳を傾けていたならば、もし、彼が純粋すぎなければ、Dr.ヒネラーは誕生せず、健太、耕一郎、瞬、千里、みく、裕作、久保田博士の7人に味方する8人目の仲間が生まれていたのかもしれない。 人間の心を持つがゆえに絶望し、人間を誰よりも憎悪し、最後にはその命を散らした天才科学者もまた一人の人間であった。 #center(){&b(){&font(#994c00){見ろ…ユガンデ!シボレナ!&br()項目の追記・修正だ!ハッハッハッハ……!}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この人と仮面ライダースーパー1やフォーゼの仮面ライダー部の面々の絡みがちょっと見たいと思ってる。 -- 名無しさん (2014-06-09 10:24:50) - ゴセイジャーのロボゴーグとは色々と正反対な元人間の科学者だな -- 名無しさん (2014-06-09 11:08:54) - この人の研究の目指すところって要するにメガノイドだよね。・・・でもって息子同然のユガンデの声が破嵐万丈という・・・ -- 名無しさん (2014-06-09 11:22:30) - メガレンジャーの世界では大物だが元人間であるが故に他の戦隊シリーズの悪の組織連中(<script id="gpt-impl-0.39217766626301886" src="http://partner.googleadservices.com/gpt/pubads_impl_78.js"></script>特に幹部級)からすれば雑魚でしかないという悲しい現実・・・ -- 名無しさん (2014-06-09 22:55:25) - ロボゴーグとは大違いの部下思い -- 名無しさん (2014-06-10 01:37:36) - 時間切れでやむなく自爆しただけで最後まで負けてないんだよな。むしろ体の限界が来なきゃ余裕で勝ってた感もある。勿論ユガンデが命を捨ててメガレンの戦力削ってくれたからっていうのもあるけども -- 名無しさん (2014-06-10 11:16:49) - ケイブンシャから出ていた大百科では、彼が怪人に評価を付けるコーナーがあったが、マッドギレールに対しては「ギレールよ、それがお前の望んだ姿だ…」とコメントしていた。 -- 名無しさん (2014-07-19 22:08:38) - ↑4しかもやってることが結構けち臭くて女々しいから尚更な…娘を実験台にして失敗して迫害されたからってのがもう既に自業自得だし。だからもうこの時点で精神的には敗北を喫していたんだよな。 -- 名無しさん (2014-09-22 20:53:59) - 年代考慮すると、マスクマン・ダイレンジャー・オーレンジャーよりオウム事件の香り漂う人物だった。そう思うと、終盤の陰湿さも時代風刺だったのかも。 -- 名無しさん (2014-11-11 18:46:22) - 人間は不完全と言ってるがシボレナやユガンデとはマジの親子愛があり道具にするような真似はせずその人間らしい感情がヒネラーを強くしてるという皮肉。ロックマンエグゼのワイリーは自分が生み出したカーネルやアイリスへの愛はありながらも道具として扱う真似もしてたというのに。 -- 名無しさん (2015-04-19 16:04:18) - 終盤の怪演っぷりはガチ。特に自爆シーンのユガンデ、シボレナに語りかけるシーンはすげーインパクトあったと思う -- 名無しさん (2015-09-07 16:35:26) - ↑×2 仮面ライダードライブの蛮野は、ぶっちゃけ親子愛と人間らしさを捨て去ったヒネラーって感じだな -- 名無しさん (2015-09-07 18:46:22) - ちなみにメガレンジャーと同時期に放送されたビーロボカブタックのオリジナルビデオにて津田沼博士という人物が登場しており、鮫島博士同様自分より優れたものを開発した科学者に一泡吹かせるために悪の道に走った科学者がおり、最後はヒーローたちを道連れに自爆しようとした点も共通しているが、彼の場合は鮫島博士のような悲しい過去があるわけでもなく、自分を改造したわけでもないので、最後は警察に逮捕されるというオチを遂げている。 -- 名無しさん (2015-11-29 12:39:31) - 発明した物に「強大な力と引き換えに命を削る」という欠陥が最後まであったようにも見える気が。追放される事件からグランネジロスまで -- 名無しさん (2016-10-19 13:30:00) - そう考えるととことん反省しないで他人のせいにするまったく成長しない科学者としては失格な人だったな。 -- 名無しさん (2017-01-20 00:03:14) - やっぱ大切なのは安全性だな。使用者の命を削ったり死亡するような発明が世間に許容されるとは思えんし。死ぬリスクがあるならその隠ぺい工作ぐらい完璧にやって見せてこその天才だろうに。 -- 名無しさん (2017-02-10 23:24:17) - ↑4 カブタックで死人を出すわけにはいかないからな(幽霊は出たけど) -- 名無しさん (2017-07-05 22:55:44) - ↑ちなみにメガレンジャーの傲慢な校長の人はカブタックでは同じく傲慢な荻窪専務を演じている(2回しか出ていないけど初登場時にものすごい傲慢さを見せた) -- 名無しさん (2018-01-21 01:11:44) - ゴーカイジャーの世界観を考えれば、ライブマンの大原丈も鮫島博士の存在を知っているのかもしれんな -- 名無しさん (2018-02-19 15:30:59) - しかし、命の危険がある実験に文字通り命を捧げた娘をモデルに悪のシボレナやヒズミナを開発して悪行させている辺り、仮面ライダードライブの蛮野とは別ベクトルの父親失格な人。 -- 名無しさん (2018-04-04 12:58:22) - シボレナやユガンデと静かに暮らせばよかったのにね。名誉欲や私怨に溺れて子供を犠牲にし続けたとしか -- 名無しさん (2018-07-24 18:40:25) - 権力者と手を組んで研究してたら死人が出しても揉み消してくれるだろうに -- 名無しさん (2018-08-02 14:48:35) - 危険性からスポンサーになってくれるとこが無くて見かねた娘が実験台に志願。研究所にも独断でした結果、失敗でマスコミなどに知られてバッシングという感じだったのかもな。 -- 名無しさん (2018-08-20 17:54:19) - 後に鮫島博士同様、戦隊が民間人に迫害されるような作戦を立案した幹部としてスコルピオが登場している。しかし彼には力づくでも自分の暴走を止めるために戦った家族がいたのに対し、鮫島博士にはその家族がいなかった・・・。 -- 名無しさん (2018-12-12 09:26:50) - ↑その家族の命を自分で奪ってしまいさらにその家族に似せたアンドロイドを作ってる辺り、また救いようがないよな。 -- 名無しさん (2018-12-15 10:55:55) - 荒らしコメントとそれに触るコメントを削除 -- 名無しさん (2019-02-28 23:35:27) - 最終決戦では久保田博士が自分で作ったものに敗北していない(メガボイジャーは早川の設計、メガスーツは解除されている、とどめの一撃はグランネジロスの剣)というのが印象的。ユガンデの散り方もそうなのだが、全てをかけた最終決戦でありながら本来の敵とみなした相手以外の敵に敗れる、というのは”人を人以外の何かに強化する”彼の夢想の愚かさを感じさせる印象深い決着だった。 -- 名無しさん (2019-04-17 20:34:50) - こと -- 名無しさん (2019-06-04 03:05:49) - 亡くなられてたのか…全然知らなかったわ。にしてもgoogle検索しても「訃報」を足してもニュース検索しても一つもヒットしないのはおかしすぎる -- 名無しさん (2019-06-04 03:08:02) - ↑、今年の2月に亡くなったそうです -- 名無しさん (2019-11-26 19:54:20) - 死亡のソースどこなんだ?探しても一次ソースが出てこないし、ウィキペディアにも出典が書いてない -- 名無しさん (2019-12-05 22:23:28) - ぶっちゃけた話、娘をモルモットに使わなければよかったよね。はした金でホームレスでもそそのかして使えばよかったのに。 -- 名無しさん (2020-07-27 23:56:40) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2014/06/09 Mon 09:34:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&b(){&font(#994c00){我が名はDr.ヒネラー。ネジレジアを束ねる者。}}} &sizex(6){&b(){&font(#994c00){今こそ我ら悪魔科学の真の力を見せてやる!}}}} Dr.ヒネラーとは『[[電磁戦隊メガレンジャー]]』に登場する敵組織・[[邪電王国ネジレジア]]の地球攻略軍司令官。 名前の由来は「&ruby(ひね){捻}る」から。 演:森下哲夫 *【概要】 ネジレ次元に位置する円盤状の要塞デスネジロを拠点に三次元世界の征服を狙い、ネジレ科学を用いて地球侵略の指揮を執る科学者。 ただし、ネジレジアのトップではなく、国王ジャビウス1世の部下であり、彼の命により司令官の座に就いている。 当初は巨大戦艦ネジクラッシャーを使って地球侵攻を試みたが、[[ギャラクシーメガ]]に撃沈され失敗。 以降はネジレ獣を送り、メガレンジャーに戦いを挑む。 第3話でサイネジレを倒したメガレンジャーの前に初めて姿を見せ、冒頭のセリフと共に宣戦布告。 この時自分がネジレジアのトップであるかのように語っていたが、まさか実現するとは(本人を除いて)誰も思わなかっただろう。 *【人物像】 後述の経緯故に基本的に冷酷非道な性格の持ち主で、人間を&bold(){&font(#994c00){「不完全な存在」}}と蔑み、見下している。 しかしながら、自身が生み出した幹部のユガンデ、シボレナに関しては&bold(){&font(#994c00){「最高傑作」}として実の子同然に愛情を持って接しており、彼らが傷つけられる事を決して許しはしない。 *【物語中盤より】 テコ入れとして本国から送られてきたギレールに関しては部下の一人として接していたが、ユガンデを捨て駒同然に扱う様に激昂。 &font(#994c00){「潜在能力を引き出す」}と称して、強力な副作用を持つネジレゲンカプセルで暴走させた末、謀殺に追い込んだ。 &font(l){そもそも&font(#800000){「どんな手を使ってでも~」}と言い出したのは他ならぬギレール本人であるが} 第33話以降はネジレ獣に金属粒子を加え、より強力な怪人となったサイコネジラー、第38話からは悪の戦隊[[邪電戦隊ネジレンジャー>邪電戦隊ネジレンジャー(電磁戦隊メガレンジャー)]]を創り出し、より一層メガレンジャーを苦しめた。 しかし、ネジレンジャーは戦闘能力こそメガレンジャーを上回っていたが、同じ色のメガレンジャーしか狙わないこととチームワークが最悪という短所があり、その欠点を見抜かれた結果、作戦はことごとく失敗し、全員撃破されてしまった。 ネジレンジャーの戦力は大きな期待を寄せていた分、焦りを見せることも多くなった。 しかし、ネジレンジャーを作成した理由はメガレンジャー打倒だけではなかった。 ネジレンジャーをジャビウス1世の細胞から創ることで、彼らのエネルギーの消耗とジャビウスの体力の消耗を連動。 それによってジャビウス1世を消滅させるのが、ヒネラーの狙いであった。要するに捨て駒である。 だが、この目論見の達成とメガレンジャー打倒の一挙両得を狙った結果、ジャビウスの弱体化に気を配り過ぎて、メガレンジャーを葬るチャンスを幾度も逃してしまうことになった。 そしてヒネラーはジャビウス1世の心臓となる機械核ジャビウスハートを入手、自分の目的を果たすべく動き出す。 彼の真の目的……それはジャビウスハートの力で人類をカードに変換し、データとして管理、そして思いのままに作り変えることであった。 一時は[[メガシルバー>メガシルバー/早川裕作]]を除く五人をカード化することに成功したが、幽体となっていたネジレンジャーがジャビウスハートで復活するという予想外の事態が発生。 結果、決着をつけるために元に戻されたメガレンジャーにより作戦は失敗に終わり、ヒネラーシティは壊滅、辛くも脱出する。 その過程で偶然にも彼らの正体を知ることになり、それは後述の恐ろしい出来事に繋がってしまう。 ちなみに、第2話で健太たちのインストール(変身)シーンをモニターで目撃しているにもかかわらず、ヒネラーシティ編で初めて知ったという矛盾が生じたが、 同話で搭乗していたネジクラッシャーを破壊された際に大爆発から命からがら脱出したのと引き換えに、爆発のショックで「メガレンジャーの正体」に関する記憶を失ったのかもしれない。 ネジレンジャーの最期とヒネラーシティ編の間に起きたと思われる『[[電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー]]』では、 宇宙妖精ピコットを強奪しようとした際に、『[[激走戦隊カーレンジャー]]』に計画を邪魔されたことに腹を立てており、宇宙暴走族ヘルメドーと手を組んだが、ユガンデ、シボレナ共々、カーレンジャーの存在は知らなかった様子。 ただし、ヘルメドーをシボレナの洗脳で忠実な配下にするなど、相変わらずの狡猾さも発揮していた。 *【物語終盤】 ヒネラーシティを潰されたヒネラーは、この頃から地球征服よりもメガレンジャー打倒に執念を燃やすようになる。 その手始めとして、諸星高校に[[ジゴクネジラー>絶望! 俺たちは嫌われ者!?(電磁戦隊メガレンジャー)]]を差し向け、メガレンジャーの正体を世間に知らしめ、彼らの家を破壊しそして彼らの家族や友人といった周囲の人々に危害を加えることで、高校から追放に追い込み精神的にも追い詰めた。 &font(l){何故か彼らは何も悪くないのに「お前らがいるから襲われるんだ!」「出て行けよ!」と言わんばかりに、教師や生徒や市民から不当であまりにも理不尽な非難及び罵詈雑言暴言そして迫害を受けた。}「一応校長以外納得のいく理由はあるが」 ジゴクネジラーが倒された後、ヒネラーは自身の最高傑作の開発に注力するようになる。 この頃から原因不明の体が捻じれるという現象が出始めた。 開発に取り組んで入る間、シボレナによってI.N.E.Tの本拠地を特定され、 決死の覚悟でバーニングユガンデと化したユガンデの猛攻で月面基地を崩壊させるに至ったが、この戦いでユガンデとシボレナを失ってしまう。 一人取り残された彼は怪物となって久保田を襲うが、上記の症状が祟って元の姿に戻ってしまった。 ヒネラーの正体は久保田博士の友人である&bold(){鮫島博士}。 彼は宇宙開発用スーツの研究で注目を浴びており、不完全な人間の肉体を強化し、宇宙環境にも耐えうる肉体へ進化させる実験を進めていた。 しかし娘である静香は自ら進んで人体実験に参加したものの、実験に失敗してこの世を去ることになった。 この失敗を理由に世間やマスコミから&b(){「殺人科学者」}、&b(){「悪魔の研究」}と叩かれ学会を追放され全てを失い、人間への憎しみを覚え、 さらに強化スーツ理論は久保田の提唱したメガスーツ理論((ヒネラー曰く、メガスーツ理論は人間の弱点はそのままに、高性能のスーツ纏うことで弱点を補い宇宙開発の目的を達しようとする研究で、ヒネラーこと鮫島の研究は、それを一歩進め、弱点の多い人間の身体をあらゆる環境に耐えうる強靭な身体にする研究、いわば弱点をなくすことで宇宙開発の目的を達しようとしていた。これは、人間の欠点を無くし、さらなる高みに発展させる、すなわち「人間を神に近づける」とする鮫島の理念からきている。それ故、人間の弱点に何の手も加えないメガスーツ理論は彼にとって是認できない欠陥のある研究でもあった。))が採用され、鮫島は久保田をも憎むことになった。 その後鮫島は久保田の制止を振り切り、人間に[[復讐]]すべくネジレ次元へ飛び、Dr.ヒネラーとしてネジレジアに協力することとなった……。 *【そして最終決戦へ……】 体が捻じれる現象が更に進行し、死期が近いことを悟りながらも、ヒネラーはデスネジロを変形させた巨大[[ロボット]]、グランネジロスと一体化して[[最終決戦>つかむぜ!俺たちの卒業証書(電磁戦隊メガレンジャー)]]に挑む。 その戦闘力の高さと再生能力で&font(l){月面基地崩壊のダメージで出力が70%に低下していた}[[メガボイジャー]]を窮地に追い込み、更に自分と同様に世間から責められたメガレンジャーに上記の真実を明かして、 人間たちに裏切られても幸せなのかという疑問をぶつけることで精神的にもメガレンジャーを追い詰め、遂には変身を解除させるに至る。 しかし、危険を承知で諸星学園に残って声援を送る大岩先生とクラスメイトや生徒たちの姿に奮起したメガレンジャーによって、武器を奪われたことで形勢が逆転。 戦いの長期化とグランネジロスの頭部への致命的な一撃が災いし、先に自身の体の限界が来てしまう。 それでもなお、ヒネラーの執念は消えず、メガレンジャーを道連れに自爆しようとする。 メガボイジャーによって安全な高度まで運ばれる中、久保田博士に自身の勝利を宣言し、 ユガンデとシボレナの幻に語り掛けながら、狂ったように高笑いし最期はグランネジロス、そしてメガボイジャーと共に爆死。 彼の野望は潰えるのであった。 *【総括】 実験で娘を失い、人々から激しい非難を浴びたことで復讐に走ったと聞くと、一見悲劇の科学者と思えるが、 娘が死んだのは娘も了承していたとは言え自身の研究による人体実験の失敗が原因。 現代で人体実験、しかも失敗して人間一人の命を失わせ更にその死んだ人物が実の娘というのなら、世間が「娘を実験台に使った挙句死なせた鮫島博士を厳しく糾弾しなければ!」と思うのもあまりに当然の話で尚更である。 もしかして鮫島は「博士。大切な娘さんがお亡くなりになりましたが大丈夫ですか?」「今回の件はしょうがない」と慰めてもらえたり励ましてもらえると思ってたのだろうか? そして、友人であり自分を心配してくれる久保田の研究が評価されたことで、 &b(){&font(#994c00){「自身が絶望に追い込まれた後に、友人の強化スーツの方が評価され自身とは逆に脚光を浴びたから」}}というあまりに身勝手な理由で彼に嫉妬し、人類を見限った((当然だが久保田に責められる非など全くない。))。 さらには自分をネジレジアに高待遇で迎え入れてくれた恩があり、ヒネラーに対して特に酷い仕打ちなどもしていないジャビウス1世を、自らがヒネラーシティの支配者になるためだけに謀殺((ジャビウス1世は彼をそれなりに信頼していたので、ギレールの件に関しても相談するなり「ギレールとユガンデ片方が作戦に参加するときはもう片方を参加させない」等の処置は頼めば取ってくれただろうしヒネラーシティ製造時の提案はある程度受けてくれた可能性が高い。実際、無礼な態度を取った時もお咎めなしだった上、サイコネジラーを作った時はヒネラーを称賛していた))。 当然、娘が自身の研究の失敗で死んだことについても全く受け入れられていない。 肝心の娘に対しては&b(){「自分が実験台にしなければ娘は死ななかった。娘に申し訳ないことをした」&font(#ff0000){という感情すら持ってない}}事がわかる。 その証拠に自分を非難した人々や、自分よりも評価された久保田に対する恨み言((ジゴクネジラーを作ったのも久保田博士への逆恨みにメガレンジャーを巻き込むため。))ばかりで、 自身が娘を死なせてしまった非についてはまったく触れておらず、自分の行いや研究の正当性ばかり口にしている((実際、メガレンジャーからは「善悪の問題ではなく、娘を殺しておいて幸せなのか?」と自分の問題に向き合っていない点を指摘されている。))。 ただ上に書いてある通り、娘をモチーフとしたシボレナに対して確かな愛情をもっていたのは事実。 しかし、自分の人体実験にその身を捧げ命を落とした娘をモチーフとしたアンドロイドに悪行を行わせ、さらに制作時期は不明だが同型のアンドロイドのヒズミナを開発していることから、娘に対する愛情は歪んだ……いや、捻くれたものと言わざるを得ない。 結局のところ、彼が受けたという他者の悪意は元より彼自身の中や彼自身の行動の結果にあるものであり、その姿はまさに彼が嫌悪し見下した醜悪な人間そのものと言える。 過去のシリーズにも様々な理由から悪に堕ちた科学者たちもいたが彼らと比べてもヒネラーはまさに名前の通り、捻くれた人物である。 逆恨みと八つ当たりから悪に堕ち、最期には自分の望みを幻覚という形で見て勝利宣言し、自爆しながらも結局はメガレンジャーを倒せず、&font(l){ジャビウスとギレール、ネジレンジャーが手ぐすねを引いて待っている}地獄へ堕ちていったヒネラー。 それは救いようがない一人の人間の姿であった。 #center(){&b(){&font(#994c00){見ろ…ユガンデ!シボレナ!&br()項目の追記・修正だ!ハッハッハッハ……!}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この人と仮面ライダースーパー1やフォーゼの仮面ライダー部の面々の絡みがちょっと見たいと思ってる。 -- 名無しさん (2014-06-09 10:24:50) - ゴセイジャーのロボゴーグとは色々と正反対な元人間の科学者だな -- 名無しさん (2014-06-09 11:08:54) - この人の研究の目指すところって要するにメガノイドだよね。・・・でもって息子同然のユガンデの声が破嵐万丈という・・・ -- 名無しさん (2014-06-09 11:22:30) - メガレンジャーの世界では大物だが元人間であるが故に他の戦隊シリーズの悪の組織連中(<script id="gpt-impl-0.39217766626301886" src="http://partner.googleadservices.com/gpt/pubads_impl_78.js"></script>特に幹部級)からすれば雑魚でしかないという悲しい現実・・・ -- 名無しさん (2014-06-09 22:55:25) - ロボゴーグとは大違いの部下思い -- 名無しさん (2014-06-10 01:37:36) - 時間切れでやむなく自爆しただけで最後まで負けてないんだよな。むしろ体の限界が来なきゃ余裕で勝ってた感もある。勿論ユガンデが命を捨ててメガレンの戦力削ってくれたからっていうのもあるけども -- 名無しさん (2014-06-10 11:16:49) - ケイブンシャから出ていた大百科では、彼が怪人に評価を付けるコーナーがあったが、マッドギレールに対しては「ギレールよ、それがお前の望んだ姿だ…」とコメントしていた。 -- 名無しさん (2014-07-19 22:08:38) - ↑4しかもやってることが結構けち臭くて女々しいから尚更な…娘を実験台にして失敗して迫害されたからってのがもう既に自業自得だし。だからもうこの時点で精神的には敗北を喫していたんだよな。 -- 名無しさん (2014-09-22 20:53:59) - 年代考慮すると、マスクマン・ダイレンジャー・オーレンジャーよりオウム事件の香り漂う人物だった。そう思うと、終盤の陰湿さも時代風刺だったのかも。 -- 名無しさん (2014-11-11 18:46:22) - 人間は不完全と言ってるがシボレナやユガンデとはマジの親子愛があり道具にするような真似はせずその人間らしい感情がヒネラーを強くしてるという皮肉。ロックマンエグゼのワイリーは自分が生み出したカーネルやアイリスへの愛はありながらも道具として扱う真似もしてたというのに。 -- 名無しさん (2015-04-19 16:04:18) - 終盤の怪演っぷりはガチ。特に自爆シーンのユガンデ、シボレナに語りかけるシーンはすげーインパクトあったと思う -- 名無しさん (2015-09-07 16:35:26) - ↑×2 仮面ライダードライブの蛮野は、ぶっちゃけ親子愛と人間らしさを捨て去ったヒネラーって感じだな -- 名無しさん (2015-09-07 18:46:22) - ちなみにメガレンジャーと同時期に放送されたビーロボカブタックのオリジナルビデオにて津田沼博士という人物が登場しており、鮫島博士同様自分より優れたものを開発した科学者に一泡吹かせるために悪の道に走った科学者がおり、最後はヒーローたちを道連れに自爆しようとした点も共通しているが、彼の場合は鮫島博士のような悲しい過去があるわけでもなく、自分を改造したわけでもないので、最後は警察に逮捕されるというオチを遂げている。 -- 名無しさん (2015-11-29 12:39:31) - 発明した物に「強大な力と引き換えに命を削る」という欠陥が最後まであったようにも見える気が。追放される事件からグランネジロスまで -- 名無しさん (2016-10-19 13:30:00) - そう考えるととことん反省しないで他人のせいにするまったく成長しない科学者としては失格な人だったな。 -- 名無しさん (2017-01-20 00:03:14) - やっぱ大切なのは安全性だな。使用者の命を削ったり死亡するような発明が世間に許容されるとは思えんし。死ぬリスクがあるならその隠ぺい工作ぐらい完璧にやって見せてこその天才だろうに。 -- 名無しさん (2017-02-10 23:24:17) - ↑4 カブタックで死人を出すわけにはいかないからな(幽霊は出たけど) -- 名無しさん (2017-07-05 22:55:44) - ↑ちなみにメガレンジャーの傲慢な校長の人はカブタックでは同じく傲慢な荻窪専務を演じている(2回しか出ていないけど初登場時にものすごい傲慢さを見せた) -- 名無しさん (2018-01-21 01:11:44) - ゴーカイジャーの世界観を考えれば、ライブマンの大原丈も鮫島博士の存在を知っているのかもしれんな -- 名無しさん (2018-02-19 15:30:59) - しかし、命の危険がある実験に文字通り命を捧げた娘をモデルに悪のシボレナやヒズミナを開発して悪行させている辺り、仮面ライダードライブの蛮野とは別ベクトルの父親失格な人。 -- 名無しさん (2018-04-04 12:58:22) - シボレナやユガンデと静かに暮らせばよかったのにね。名誉欲や私怨に溺れて子供を犠牲にし続けたとしか -- 名無しさん (2018-07-24 18:40:25) - 権力者と手を組んで研究してたら死人が出しても揉み消してくれるだろうに -- 名無しさん (2018-08-02 14:48:35) - 危険性からスポンサーになってくれるとこが無くて見かねた娘が実験台に志願。研究所にも独断でした結果、失敗でマスコミなどに知られてバッシングという感じだったのかもな。 -- 名無しさん (2018-08-20 17:54:19) - 後に鮫島博士同様、戦隊が民間人に迫害されるような作戦を立案した幹部としてスコルピオが登場している。しかし彼には力づくでも自分の暴走を止めるために戦った家族がいたのに対し、鮫島博士にはその家族がいなかった・・・。 -- 名無しさん (2018-12-12 09:26:50) - ↑その家族の命を自分で奪ってしまいさらにその家族に似せたアンドロイドを作ってる辺り、また救いようがないよな。 -- 名無しさん (2018-12-15 10:55:55) - 荒らしコメントとそれに触るコメントを削除 -- 名無しさん (2019-02-28 23:35:27) - 最終決戦では久保田博士が自分で作ったものに敗北していない(メガボイジャーは早川の設計、メガスーツは解除されている、とどめの一撃はグランネジロスの剣)というのが印象的。ユガンデの散り方もそうなのだが、全てをかけた最終決戦でありながら本来の敵とみなした相手以外の敵に敗れる、というのは”人を人以外の何かに強化する”彼の夢想の愚かさを感じさせる印象深い決着だった。 -- 名無しさん (2019-04-17 20:34:50) - こと -- 名無しさん (2019-06-04 03:05:49) - 亡くなられてたのか…全然知らなかったわ。にしてもgoogle検索しても「訃報」を足してもニュース検索しても一つもヒットしないのはおかしすぎる -- 名無しさん (2019-06-04 03:08:02) - ↑、今年の2月に亡くなったそうです -- 名無しさん (2019-11-26 19:54:20) - 死亡のソースどこなんだ?探しても一次ソースが出てこないし、ウィキペディアにも出典が書いてない -- 名無しさん (2019-12-05 22:23:28) - ぶっちゃけた話、娘をモルモットに使わなければよかったよね。はした金でホームレスでもそそのかして使えばよかったのに。 -- 名無しさん (2020-07-27 23:56:40) - なんじゃこの項目、めちゃんこ見づらくなってるし、内容もかなり偏っているんじゃないか?ひどいにも程があるぞ -- 名無しさん (2020-09-04 14:06:23) - 項目が元のやつに戻ってる。こっちの方が読みやすいわ -- 名無しさん (2020-09-22 08:33:21) - 自律意思を持つアンドロイド作成と全人類のデータ化&amp;管理の野望って改めて見ると仮面ライダードライブの蛮野みたいな事してたんだなしてたんだな -- 名無しさん (2020-09-22 11:04:57) - 前の項目も解釈は面白いし悪くはなかったけどな、文章は固すぎるけど -- 名無しさん (2020-10-15 12:24:04) - ↑ 同じく。 -- 名無しさん (2020-10-15 17:03:42) - 自業自得の悪人だけどメガレンジャーに投げかけた「ならば、お前たちは幸せか?」「人間どもに裏切られて、それでも幸せか!?」という問いは好き -- 名無しさん (2023-01-22 13:25:38) - まあ、それも「娘、死なせてあんた幸せなん?」という問いに対しての論点ずらしでしかないんだよな。まさにタグの現実を見れないが的を得ている。 -- 名無しさん (2023-10-14 22:20:51) - 自分の非を省みず正当性の主張と他人の非難ばかりしてるし自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪と言っても過言じゃないな -- 名無しさん (2023-11-13 13:54:28) - ↑26~28 最終話で「人間の弱さ脆さに何の手も加えず、ただスーツで人間を守ろうとした浅はかな理論より人間を神に近づけようとした私が正しいだろ!」と言ってたしな… -- 名無しさん (2023-11-14 15:56:13) - 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-11-14 17:47:46) - カギ爪みたいな性格だな。自分の非を全く認めずに己のする事が全て正しいと思い込む所など -- 名無しさん (2024-03-30 03:23:36) - Dr.ヒネラーは、ユガンデとシボレナを我が子として愛していたのに、ユガンデとシボレナがDr.ヒネラーに抱いていたのは忠誠心であったという悲劇が忘れられない。 -- 名無しさん (2024-04-23 00:07:03) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: