DRAGONBALL EVOLUTION

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&font(#6495ED){登録日}:2015/07/05 Sun 21:23:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(green){&sizex(5){その1. 伝説は、現実のものとなる。}}} #center(){&color(green){&sizex(5){その2. 今まで見たことのない「ドラゴンボール」が待っている!}}} #center(){&color(green){&sizex(5){別次元の「ドラゴンボール」を目撃せよ。}}} 『DRAGONBALL EVOLUTION』とは、2009年に日本の人気漫画『[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』を原作として、 アメリカ合衆国で実写化された映画作品。 *概要 配給元は設立70年を越え、数多くの名作を世に提供してきた20世紀フォックス。 監督はパニック映画『[[ファイナル・デスティネーション>ファイナル・デスティネーション(映画)]]』で成功を収めたジェームズ・ウォンが起用され、プロデューサーには『少林サッカー』で脚光を浴びたチャウ・シンチーが参加。 さらに製作総指揮を原作者である[[鳥山明]]が執ることになり、製作費1億ドルの大作映画として製作されることが明らかとされた。 完成度を高めるため、2008年8月に予定していた全米公開を半年以上延期するなど、製作陣の本気が伺える作品となっている。 日本では全米公開に先駆けて、2009年3月13日に公開された。 主題歌は浜崎あゆみの「Rule」。 *ストーリー 7つ集めるとどんな願いも叶えてくれるという&bold(){ドラゴンボール}。 ある日、何者かに殺された祖父の遺言に従い、主人公・&bold(){孫悟空}はドラゴンボールを探す旅に出る。 旅の途中で出会った&bold(){ブルマ}、&bold(){ヤムチャ}、&bold(){亀仙人}と共に修行し、悪の権化&bold(){ピッコロ大魔王}を打倒するべく、悟空が立つ。 #center(){&bold(){&color(orange){&sizex(6){カァ~メェ~ハァ~メェ~波ァアーーーーーーッ}}}} ・登場人物 &bold(){[[孫悟空>孫悟空(ドラゴンボール)]]}(演:ジャスティン・チャットウィン/吹替:[[山口勝平]]) 主人公。&color(red){高校三年生}。学校では目立たない落ちこぼれでいじめられっ子。 ピッコロに殺された祖父の仇を討つため、ドラゴンボールを探す旅に出る。 &bold(){チチ}(演:ジェイミー・チャン/吹替:[[小清水亜美]]) ヒロインその1。悟空の同級生で&color(red){高校のアイドル}。 修行中に悟空と&color(pink){アーン}な展開になる。 &bold(){[[ブルマ・ブリーフ>ブルマ(ドラゴンボール)]]}(演:エミー・ロッサム/吹替:[[平野綾]]) ヒロインその2。20代のインテリ科学者。ドラゴンレーダーでドラゴンボールを探している。 &bold(){エロカワイイ}。その一言に尽きる。原作にはないファミリーネームが追加。&font(l){つーかこれ親父の名前じゃん} &bold(){[[亀仙人]]}(演:チョウ・ユンファ/吹替:磯部勉) 悟空の師。サングラスを掛けずスキンヘッドでもなく髭も生やしていない&bold(){ただの中年のオッサン}。悟空に「かめはめ波」を伝授する。 &bold(){[[ヤムチャ>ヤムチャ(ドラゴンボール)]]}(演・パク・ヒュジョン/吹替:江川央生) 砂漠に住む盗賊。悟空らを襲って荷物を奪おうとするが、その力にビビって仲間になる。 何気に役回りが原作と最も似ているといっても過言ではない。 &bold(){[[ピッコロ大魔王]]}(演:ジェームズ・マースターズ/吹替:[[大塚芳忠]]) 本作の悪役。2000年ぶりに復活した魔族で、はるか昔に地球にやってきたナメック星人。 ドラゴンボールを集めて世界征服を企んでいる。 &bold(){マイ}(演:田村英里子/吹替:[[甲斐田裕子]]) ピッコロ大魔王の部下。変身能力を有する冷酷な女武闘家。厚化粧。 #center(){&color(red){脚本やキャラクター造りは&bold(){原作者としては「え?」って感じはあります}が、}} #center(){&color(red){監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。}} #center(){&color(red){ボクやファンの皆さんは&bold(){別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解}かもしれません。}} #center(){&color(red){もしかしたら現場のパワーで&bold(){大傑作になっているかもしれません}。}} #center(){&color(red){おおいに期待しています!!}} #right(){(原作者:鳥山明氏のコメントより)} 追記・修正は映画を見てからお願いします。 ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) #center(){&color(aqua){某日、カプセルコーポレーション――――}} #center(){&color(blue){ベジータ「よし、今日のトレーニングはこのくらいにしておくか…」}} #center(){&color(blue){ベジータ「ん?なんだこれは?ドラゴンボール…エボリューション?」}} #center(){&color(blue){ベジータ「む、この中央に映っている男は…カカロットか?なんだかまるで似ていない気がするが」}} #center(){&color(blue){ベジータ「フン、どうやら俺たちの戦いの記録を、どこかの誰かが撮影して映画にしたってところか。面白そうだな」}} #center(){&color(blue){ベジータ「それじゃあ早速観てやるとするか。どれ…」}} #center(){&blankimg(20121216043533ad6.jpg,width=351,height=245)} #center(){&color(blue){「・・・・・・!?な、なんだこれは・・・・・・!?」}} ※注意!以降ネタバレが含まれます!!!! *概要(真) &bold(){「制作総指揮に鳥山明を迎えての製作」}と銘打った本作だが、&bold(){実際は20世紀フォックス側が製作の主導権をほぼ握っており、鳥山氏の意見が反映されることはほとんどなかった。} 公開当初こそ、上述のような応援コメントを寄せているものの、後に自身が本当の意味で製作総指揮を執った映画『神と神』公開時のインタビューでは、映画製作当時について真逆のコメントをしている。 さらに『神と神』の出来具合と比較して、かなり辛辣に本作を批判している。 鳥山氏がここまで激しく批判するという行為は、非常に珍しいことである。 一説には、鳥山先生は『EVO』以前のDB映画に関しては「ちゃんと面白かった+[[ブロリー]]とかの映画初出キャラがカッコよかった」のでほとんど現場に任せていたが、 『EVO』の出来を知りそのスタンスを改め、『神と神』『復活のF』の製作総指揮をやることを決意したとも(真相は不明)。 何はともあれ『神と神』『復活のF』、あと映画ではないが『[[改>ドラゴンボール改]]』『超』などの比較対象が出てしまったのも今作の酷評に拍車をかけているだろう。 さらにプロデューサーとして招かれたはずのチャウ・シンチーも実際に自分の意見が殆ど採用されなかったことに不満を抱き、&bold(){試写会をボイコットする}までに発展している。 後に同氏は&bold(){日本の}『ドラゴンボール』から影響を受けて映画『西遊記~はじまりのはじまり~(原題:西遊 降魔篇)』を製作しており、こちらは鳥山氏からも「銀河系最強のおもしろさ!!」と絶賛されている。 また、広報開始当初は1億ドルの製作費をかけていると豪語していたが、実際はその半分にも満たない約4500万ドル(日本円で約40億円)で収まった。 別に特別に低予算というわけではない。日本で対抗馬として製作された実写映画『[[ヤッターマン]]』の製作費だって20億円、しかもそれで&bold(){いつものノリを完全再現+当時やってたリメイクアニメとタイアップ+アニメ版の声優さんが何人かカメオ出演}((滝口さんと山寺さんはカメオじゃないが))というファンも喜んだ出来だったのだ。 *原作との相違点 まず、舞台設定の「悟空とチチがハイスクールの同級生で悟空は本当の力を隠して生活している」という設定は、&bold(){原作の[[孫悟飯]]と[[ビーデル]]の設定そのもの}である。 原作の山奥で野性的な暮らしをしていた悟空を知るファンからすると、この展開はまず想像もしていなかっただろう。 また、大猿になった悟空に誤って殺されるのは、原作では養父の孫悟飯だったが、本作では&bold(){亀仙人}になっている。 ちなみに&bold(){亀}仙人なのに&bold(){甲羅を背負ってないし[[杖]]も持っていない。}(このスタンスは初期の頃だけであり、原作のピッコロ大魔王編では普通の服装である) 挙句の果てに、プロモーションPVのキャラ紹介でも、英名は「ROSHI(老師)」となっている。ただ原作でも武天老師と呼ばれることもあり制作者側がこちらを採用した可能性もある。 ちなみに悟空に&bold(){尻尾も生えてない}。 で、当の祖父ちゃんもちゃっかり登場するが、冒頭でドラゴンボールを狙うピッコロ一味により殺される。 その時に彼を殺したのが&bold(){マイ}。 原作ではピッコロに利用されるだけされてポイされた[[ピラフ一味]]の彼女が、何故いきなりピッコロの部下になっているのか、首を傾げた方も多いだろう。 ちなみに設定ではピッコロの部下で最も有能らしいが、純粋な戦闘能力は&bold(){チチより低い}。 原作におけるマイのボスであるピラフ、同僚のシュウは出てこない。 そしてピッコロ大魔王。 何故か&bold(){当初からナメック星人という呼称が悟空側にも知られていた}。 原作ではサイヤ人編の途中まで&bold(){ピッコロ本人ですら知らないこと}だったはずなのに・・・。 元の面影は禿頭にとんがった耳と緑の体色のみ残っており、&bold(){他は全て削除}。 //ついでにラストカットでは悟空に敗れながらも生きていたことになっているが、何故か&bold(){主婦の格好で薬草を煮込んでいる}。 //↑煮込んでたのはマイ。 &del(){どういうことなの・・・} その他、登場人物が悟空やチチも含め全員標準語で喋ったり、 かめはめ波で心臓マッサージしたりと色々ツッコミどころが満載となっている。 *各国での評価 前述した通り、全米公開に先駆けてまず原作出身国である日本で公開された。 2009年3月11日に日本武道館でプレミアム上映会が行われ、お笑い芸人の次長課長が司会を務めた。 しかしその内容が明らかになると一気に客足は遠のき、公開三日目にして興行収入は3億円。最終的には9億円足らずで打ち止めとなった。 対抗馬として公開された『ヤッターマン』には大きく差をつけられ、最終的に20億円の収入差をつけられている。 当初の予定公開期間は約2か月だったが、最初の1か月目にして早くも公開を終了する映画館も後を絶たなかった。 翌日には中国でも公開されたが、興行収入はまずまずであった。 そして本場のアメリカでも4月10日より公開されたが、日本での不振が大きく響いたのか、試写会やプレスなどは一切行われなかった。 &bold(){実際に本編を見た原作を知る大人のファンや批評家からは多くの批判が殺到し、製作サイドもこれに反論する}という一触即発の状態となる。 最終的な売上は1000万ドルにも満たない惨状となってしまい、公開前の批判を避けようとしたのが裏目に出る結果となった。 日本では本作が原因で、[[デビルマン>デビルマン(実写)]]のころから度々言われていた&bold(){「漫画原作の[[実写化]]は地雷」}という偏見を確固たるものにしてしまった。 *余談 日本で公開された一週間後には、バンナムから同作をモチーフにした格ゲーが売り出された。 また、映画は3部作として製作される構想となっており、悟飯や[[ベジータ]]、[[トランクス>トランクス(ドラゴンボール)]]の登場も見込まれていた。 しかし本作が不振に終わった後、その話題はぷっつりと途切れている。 ちなみに続編では冒頭で&bold(){悟空が死ぬ}ストーリーだったらしい。 主役を演じたジャスティン・チャットウィンは、映画公開後様々な場所でマスコミから「かめはめ波」のポーズをやってほしいとせがまれたが、結局一度としてその要望に応えたことはなかった。 また、脚本を手掛けたベン・ラムジーは、本作公開後から7年後の2016年にファンに対して謝罪している。 脚本やキャラクター造りは原作者としては『え?』って感じはありますが、 監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、アニヲタWikiは超優秀な人達ばかりです。 ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。 もしかしたら追記・修正のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ! おおいに期待しています!! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,17) } #include(テンプレ3) ''現在この項目は[[加筆・修正依頼]]が出ています。'' ''依頼内容は「内容が過激」です。'' ''加筆・修正できる方は協力をお願いします。'' #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 誹謗中傷だらけだったのでリセット -- 名無しさん (2017-04-13 18:07:13) - こういう映画ってのは、友人を集めてみんなでツッコミを入れながら楽しむのが正当な楽しみ方 -- 名無しさん (2018-08-22 21:11:15) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2015/07/05 Sun 21:23:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(green){&sizex(5){その1. 伝説は、現実のものとなる。}}} #center(){&color(green){&sizex(5){その2. 今まで見たことのない「ドラゴンボール」が待っている!}}} #center(){&color(green){&sizex(5){別次元の「ドラゴンボール」を目撃せよ。}}} *概要 『DRAGONBALL EVOLUTION』とは、2009年に[[日本>日本国]]の人気[[漫画]]『[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』を原作として、 [[アメリカ合衆国]]で実写化された映画作品。 配給元は設立70年を越え、数多くの名作を世に提供してきた20世紀フォックス。 監督はパニック映画『[[ファイナル・デスティネーション>ファイナル・デスティネーション(映画)]]』で成功を収めたジェームズ・ウォンが起用され、プロデューサーには『[[少林サッカー]]』で脚光を浴びたチャウ・シンチーが参加。 さらに製作総指揮を原作者である[[鳥山明]]が執ることになり、製作費1億ドルの大作映画として製作されることが明らかとされた。 完成度を高めるため、2008年8月に予定していた全米公開を半年以上延期するなど、製作陣の本気がうかがえる作品となっている。 日本では全米公開に先駆けて、2009年3月13日に公開された。 主題歌は浜崎あゆみの「Rule」。 小説版は2009年2月13日発売。 ゲーム版は2009年3月19日発売。 *ストーリー 7つ集めるとどんな願いも叶えてくれるという&bold(){ドラゴンボール}。 ある日、何者かに殺された祖父の遺言に従い、主人公・&bold(){孫悟空}はドラゴンボールを探す旅に出る。 旅の途中で出会った&bold(){ブルマ}、&bold(){ヤムチャ}、&bold(){亀仙人}と共に修行し、悪の権化&bold(){ピッコロ大魔王}を打倒するべく、悟空が立つ。 #center(){&bold(){&color(orange){&sizex(6){カァ~メェ~ハァ~メェ~波ァアーーーーーーッ}}}} *登場人物 ・&bold(){[[孫悟空>孫悟空(ドラゴンボール)]]}(演:ジャスティン・チャットウィン/吹替:[[山口勝平]]) 主人公。&color(red){高校三年生}。学校では目立たない落ちこぼれでいじめられっ子。 ピッコロに殺された祖父の仇を討つため、ドラゴンボールを探す旅に出る。田舎育ちでもないので標準語で喋る。 ・&bold(){[[チチ・マクロバーツ>チチ(ドラゴンボール)]]}(演:ジェイミー・チャン/吹替:[[小清水亜美]]) ヒロインその1。悟空の同級生で&color(red){高校のアイドル}。悟空の憧れの存在。もちろんこっちも標準語。 武術経験があり戦えるヒロインでもある。修行中に悟空と&color(pink){アーン}な展開になる。 劇場版では「チチ」としか言及がないが、小説版・ゲーム版では「チチ・マクロバーツ」とフルネームが出る。 ・&bold(){[[ブルマ・ブリーフ>ブルマ(ドラゴンボール)]]}(演:エミー・ロッサム/吹替:[[平野綾]]) ヒロインその2。20代のインテリ科学者。ドラゴンレーダーでドラゴンボールを探している。 &bold(){エロカワイイ}。その一言に尽きる。原作にはないファミリーネームが追加。&font(l){つーかこれ親父の名前じゃん} 一方、小説版・ゲーム版ではフルネームが「&bold(){ブルマ・エンチャント}」になっている。 原作のぶりっ子系ワガママじゃじゃ馬娘ではなく、男勝りのタフな二丁拳銃使い。ランチさん? 吹き替えの中の人はアニメ版ドラゴンボールの改以降から2代目デンデを演じる。 ・&bold(){[[亀仙人]]}(演:チョウ・ユンファ/吹替:磯部勉) 悟空の師。サングラスを掛けずスキンヘッドでもなく髭も生やしていない&bold(){ただの中年のオッサン}。 もちろんトレードマークの亀甲羅もない。悟空に「かめはめ波」を伝授する。 ・&bold(){[[ヤムチャ>ヤムチャ(ドラゴンボール)]]}(演:パク・ジュンヒョン/吹替:江川央生) 砂漠に住む盗賊。悟空らを襲って荷物を奪おうとするが、その力にビビって仲間になる。 何気に役回りが原作と最も似ているといっても過言ではない。ドリルと飛行形態に変形可能な車を所持している。 ・&bold(){[[クリリン]]}(演:クー・リーリン/吹替:[[田中真弓]]) &bold(){そんな奴はいない。}いいね? ・&bold(){[[ピッコロ大魔王]]}(演:ジェームズ・マースターズ/吹替:[[大塚芳忠]]) 本作の悪役。2000年ぶりに復活した魔族で、はるか昔に地球にやってきたナメック星人。 ドラゴンボールを集めて世界征服を企んでいる。 ・&bold(){マイ}(演:田村英里子/吹替:[[甲斐田裕子]]) ピッコロ大魔王の部下。変身能力を有する冷酷な女武闘家。厚化粧。ピラフ様と犬はいない。 ・&bold(){シフ・ノリス}(演:アーニー・ハドソン/吹替:[[内海賢二]]) 亀仙人の師匠。亀仙人に「マフーバ」を授けた原作における武泰斗に当たる人物。 ・&bold(){孫悟飯}(演:ランダル・ダク・キム/吹替:[[石丸博也]]) 悟空の祖父であり孤児だった悟空を拾い育てた優しい老人。 同時に熟練した武道家であり、幼き頃から悟空に武術を教えていた。たまに夢枕に立つ。 #center(){&color(red){脚本やキャラクター造りは&bold(){原作者としては「え?」って感じはあります}が、}} #center(){&color(red){監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。}} #center(){&color(red){ボクやファンの皆さんは&bold(){別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解}かもしれません。}} #center(){&color(red){もしかしたら現場のパワーで&bold(){大傑作になっているかもしれません}。}} #center(){&color(red){おおいに期待しています!!}} #right(){(原作者:鳥山明のコメントより)} 追記・修正は映画を見てからお願いします。 #include(テンプレ2) #include(テンプレ3) #center(){&color(aqua){某日、カプセルコーポレーション――――}} #center(){&color(blue){ベジータ「よし、今日のトレーニングはこのくらいにしておくか…」}} #center(){&color(blue){ベジータ「ん?なんだこれは?ドラゴンボール…エボリューション?」}} #center(){&color(blue){ベジータ「む、この中央に映っている男は…カカロットか?なんだかまるで似ていない気がするが」}} #center(){&color(blue){ベジータ「フン、どうやら俺たちの戦いの記録を、どこかの誰かが撮影して映画にしたってところか。面白そうだな」}} #center(){&color(blue){ベジータ「それじゃあ早速観てやるとするか。どれ…」}} #center(){&color(blue){「・・・・・・!?な、なんだこれは・・・・・・!?」}} ※注意!以降ネタバレが含まれます!!!! #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要(真) &bold(){「制作総指揮に鳥山明を迎えての製作」}と銘打った本作だが、&bold(){実際は20世紀フォックス側が製作の主導権をほぼ握っており、鳥山の意見が反映されることはほとんどなかった。} 公開当初こそ、上述のような応援コメントを寄せているものの、後に自身が本当の意味で製作総指揮を執った映画『[[神と神>ドラゴンボールZ 神と神]]』公開時のインタビューでは、映画製作当時と真逆のコメントをしている。 さらに『神と神』の出来具合と比較して、かなり辛辣に本作を批判している。 鳥山がここまで激しく批判するという行為は、非常に珍しいことである。 一説には、鳥山先生は『EVO』以前のDB映画に関しては「(特に原作連載中は)多忙で映画まで手が回らなかった」ことや「ちゃんと面白かった+[[ブロリー]]とかの映画初出キャラがカッコよかった」のでほとんど現場に任せていたが、 『EVO』の出来を知りそのスタンスを改め、『神と神』『復活のF』の製作総指揮をやることを決意したとも(真相は不明)。 何はともあれ『神と神』『[[復活のF>ドラゴンボールZ 復活の「F」]]』『ブロリー』、あと映画ではないが『[[改>ドラゴンボール改]]』『[[超>ドラゴンボール超]]』などの比較対象が出てしまったのも今作の酷評に拍車をかけているだろう。 特に歴代最高の興行収入を記録し、米国はもちろん世界的に盛り上がった『[[ドラゴンボール超 ブロリー]]』の存在は大きい。 さらにプロデューサーとして招かれたはずのチャウ・シンチーも実際に自分の意見が殆ど採用されなかったことに不満を抱き、&bold(){試写会をボイコットする}までに発展している。 後に同氏は&bold(){日本の}『ドラゴンボール』から影響を受けて映画『西遊記~はじまりのはじまり~(原題:西遊 降魔篇)』を製作しており、こちらは鳥山からも「銀河系最強のおもしろさ!!」と絶賛されている。 また、広報開始当初は1億ドルの製作費をかけていると豪語していたが、実際はその半分にも満たない約4500万ドル(日本円で約40億円)で収まった。 別に特別に低予算というわけではない。日本で対抗馬として製作された実写映画『[[ヤッターマン]]』の製作費だって20億円、しかもそれで&bold(){いつものノリを完全再現+当時やってたリメイクアニメとタイアップ+アニメ版の声優さんが何人かカメオ出演}((ドロンジョ役の小原さんとトンズラー役のたてかべさん、ヤッターワン役の山寺さん))というファンも喜んだ出来だったのだ。 *原作との相違点 まず、舞台設定の「悟空とチチがハイスクールの同級生で悟空は本当の力を隠して生活している」という設定は、&bold(){原作の[[孫悟飯]]と[[ビーデル]]の設定そのもの}である。 原作の山奥で野性的な暮らしをしていた悟空を知るファンからすると、この展開はまず想像もしていなかっただろう。 また、大猿になった悟空に誤って殺されるのは、原作では養父の孫悟飯だったが、本作では&bold(){亀仙人}になっている。 ちなみに&bold(){亀}仙人なのに&bold(){甲羅を背負ってないし[[杖]]も持っていない。}(一応フォローしておくと、このスタンスは初期の頃だけであり、原作のピッコロ大魔王編では普通の服装である) 挙句の果てに、プロモーションPVのキャラ紹介でも、英名は「ROSHI(老師)」となっている。ただ原作でも武天老師と呼ばれることもあり制作者側がこちらを採用した可能性もある。 ちなみに悟空に&bold(){尻尾も生えてない}。 で、当の祖父ちゃんもちゃっかり登場するが、冒頭でドラゴンボールを狙うピッコロ一味により殺される。 その時に彼を殺したのが&bold(){マイ}。 原作ではピッコロに利用されるだけされてポイされた[[ピラフ一味]]の彼女が、何故いきなりピッコロの部下になっているのか、首を傾げた方も多いだろう。 ちなみに設定ではピッコロの部下で最も有能らしいが、純粋な戦闘能力は&bold(){チチより低い}。 原作におけるマイのボスであるピラフ、同僚のシュウは出てこない。 そしてピッコロ大魔王。 何故か&bold(){当初からナメック星人という呼称が悟空側にも知られていた}。 原作ではサイヤ人編の途中まで&bold(){ピッコロ本人ですら知らないこと}だったはずなのに・・・。 元の面影は禿頭にとんがった耳と緑の体色のみ残っており、&bold(){他は全て削除}。 //ついでにラストカットでは悟空に敗れながらも生きていたことになっているが、何故か&bold(){主婦の格好で薬草を煮込んでいる}。 //↑煮込んでたのはマイ。 &del(){どういうことなの・・・} その他、登場人物が悟空やチチも含め全員標準語で喋ったり、 かめはめ波で心臓マッサージしたりと色々ツッコミどころが満載となっている。 *各国での評価 前述した通り、全米公開に先駆けてまず原作出身国である日本で公開された。 2009年3月11日に日本武道館でプレミアム上映会が行われ、お笑い芸人の次長課長が司会を務めた。 しかしその内容が明らかになると一気に客足は遠のき、公開三日目にして興行収入は3億円。最終的には9億円足らずで打ち止めとなった。 対抗馬として公開された『ヤッターマン』には大きく差をつけられ、最終的に20億円の収入差をつけられている。 当初の予定公開期間は約2か月だったが、最初の1か月目にして早くも公開を終了する映画館も後を絶たなかった。 翌日には中国でも公開されたが、興行収入はまずまずであった。 そして本場のアメリカでも4月10日より公開されたが、日本での不振が大きく響いたのか、試写会やプレスなどは一切行われなかった。 &bold(){実際に本編を見た原作を知る大人のファンや批評家からは多くの批判が殺到し、製作サイドもこれに反論する}という一触即発の状態となる。 最終的な売上は1000万ドルにも満たない惨状となってしまい、公開前の批判を避けようとしたのが裏目に出る結果となった。 日本では本作が原因で、[[デビルマン>デビルマン(実写)]]のころから度々言われていた&bold(){「漫画原作の[[実写化]]は地雷」}という偏見を確固たるものにしてしまった。 この後も、[[巨人が人間を襲う漫画>進撃の巨人(実写版)]]((もっとも、こちらは「原作に忠実だった初期の脚本を原作者自らがボツにし、まだ世に出ていない部分のプロットまで全て伝えた上で別物にするよう要望した」というとんでもない裏話が後々になって判明し、現在ではむしろスタッフに同情する声も多かったりする))や[[火星を舞台に繰り広げたゴキブリとのバトル漫画>テラフォーマーズ(漫画)]]においても継承されることに…。 *余談 ・映画に先駆け、小説版が先行発売。ストーリー展開は概ね劇場版と同じだが、キャラクター名が実際の映画と微妙に表記ゆれがある、映画と違いラストはピッコロが完全に倒される等の違いがある。 ・日本で公開された一週間後には、バンナムから同作をモチーフにした[[格闘ゲーム>2D対戦型格闘ゲーム]]が売り出された。&br()製作は『Zシリーズ』を手掛けたディンプス。システムも『真武道会』をベースにしたものとなっている。 ・また、映画は3部作として製作される構想となっており、悟飯や[[ベジータ]]、[[トランクス>トランクス(ドラゴンボール)]]の登場も見込まれていた。しかし本作が不振に終わった後、その話題はぷっつりと途切れている。&br()ちなみに続編では冒頭で&bold(){悟空が死ぬ}ストーリーだったらしい。(サイヤ人編の原作通りっちゃあ通りなのだが。) ・本作で悟空の吹き替えを担当した山口勝平は『ドラゴンボールゼノバース2』及び、『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場する重要キャラクター、フュー役を担当している。&br()また、ブルマ役の平野綾は『ドラゴンボール改』以降におけるデンデ役を担当している。 ・主役を演じたジャスティン・チャットウィンは、映画公開後様々な場所でマスコミから「かめはめ波」のポーズをやってほしいとせがまれたが、結局一度としてその要望に応えたことはなかった。 ・造形に携わった片桐裕司氏によると、悟空は大猿にしたくない子供がなりたいと思えるかっこいいエイリアン「オザール」にしたい、ピッコロは子供が怖がらないデザインにして子供が気持ち悪がらないよう緑色ではなく肌色にしてくれ、とプロデューサーが要求していたという。(しかし制作中に情報がリークされてバッシングを受けたため急遽、エイリアン「オザール」は人間が着るスーツによる撮影ではなくCGで描写される「大猿」に変更され、ピッコロも緑色に変更された。)&br()なお彼はフーラム・アサシン(ピッコロが生み出す魔族ポジションのオリジナルキャラクター)の造形を担当していたが、監督や複数のプロデューサーが互いに話し合うことなく別々の要求を重ねてデザインは日々変わっていったとのこと。 ・のちに[[シティーハンター(CITY HUNTER)]]のフランスリメイク版「ニッキー・ラルソン」(日本吹き替え版タイトルは『[[シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション]]』)を自ら監督主演で製作したフランスの俳優フィリップ・ラショーは本作をみて非常にがっかりしたことから、「シティーハンターのファンには同じ思いをさせたくない」と自らの肉体改造も含めた役作りや演出にこだわり大好評を得るというまさに「他山の石」となった。 ・脚本を手掛けたベン・ラムジーは、本作公開後から7年後の2016年にファンに対して謝罪している。また、主演のチャットウィンも2024年に原作者の鳥山明先生が逝去したことを受けInstagramのストーリーで故人を偲び、実写版の失敗を謝罪するコメントを発表した。 脚本やキャラクター造りは原作者としては『え?』って感じはありますが、 監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、アニヲタWikiは超優秀な人達ばかりです。 ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。 もしかしたら追記・修正のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ! おおいに期待しています!! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,30) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 誹謗中傷だらけだったのでリセット -- 名無しさん (2017-04-13 18:07:13) - こういう映画ってのは、友人を集めてみんなでツッコミを入れながら楽しむのが正当な楽しみ方 -- 名無しさん (2018-08-22 21:11:15) - 内容が過激だから修正してとは言うけど、これでも最初の頃よりは大分マイルドになってると思うゾ… -- 名無しさん (2018-08-26 01:33:26) - ベジータのセリフとAAに一番笑ったwww 確かに、この映画に出てこない代表的なDBキャラクターだし。 -- 名無しさん (2018-09-25 20:15:13) - なんでカプセルコーポレーションに円盤が置いてあるんだよw -- 名無しさん (2018-12-29 15:04:20) - 吹き替えがだいぶ豪華だけど原作アニメと少しもかすってないのはどうなんだ -- 名無しさん (2018-12-29 15:43:58) - ナッパ役とかすでに決まってたけど続編企画自体ポシャったってのは噂だけ? -- 名無しさん (2018-12-29 22:09:27) - 黒歴史を見届けてこそファンというが、こればっかりは無理 -- 名無しさん (2018-12-29 22:29:54) - ↑×3 吹き替えの人達がどんな気分でアフレコしたのか気になる -- 名無しさん (2018-12-29 22:42:34) - 内容が過激ってどこら辺が?って思う。品行方正で中立的な記事が読みたいならウィキペディアでも読んでろよと。 -- 名無しさん (2019-01-26 21:58:34) - 長期に渡って出典未記載・うち一点は使用されていなかったこと、また画像が記事にとって必要ないことから集英社系なので削除しました -- 名無しさん (2019-02-20 20:56:31) - ↑↑たぶん今の内容が加筆修正されたやつで、依頼文(?)だけそのまま残っちゃってるのでは -- 名無しさん (2019-05-23 09:58:43) - ドラクエの映画がドラエボン並って話聞いたが -- 名無しさん (2019-08-07 00:25:22) - タグが荒らされてましたので戻しておきました -- 名無しさん (2019-11-26 09:57:46) - ↑2一緒にすんな、良い所はちゃんとあるんだから -- 名無しさん (2020-01-14 17:35:48) - ドラクエの奴は最後ですべて台無しにしたってだけでそこまでの話は評価高い -- 名無しさん (2020-01-14 17:56:39) - あっちはネタばらしが直球すぎてオチの付け方を間違っただけだからな。最終戦の勢いのまま普通にラスボス倒してたら、短い尺で上手くまとめた良作扱いだっただろうよ。 -- 名無しさん (2020-01-15 23:52:05) - 百歩譲って他の要素を許すとしても原作の孫悟飯とビーデルのエピソードを悟空とチチの出会いのエピソードに使っている時点でダメだな。これなら素直に冒頭をハイスクール編にして、その後の青年悟飯と少年悟空が入れ替わったというコンセプトでやったほうが何倍もよかった。 -- 名無しさん (2020-02-22 13:45:46) - ピッコロ役の人(俳優の方)は海外版の超でザマス役だったらしい。本家に出られてよかったね(?) -- 名無しさん (2020-03-24 20:18:29) - ゲームは結構よかったりする。空中戦と飛び道具がない超武道会というのが独特のゲーム性を生み出してる -- 名無しさん (2020-07-08 19:18:29) - ゲームの方はバカゲーみたいな雰囲気だね -- 名無しさん (2020-07-23 18:34:24) - 当時のトロステでもネタにされてたなー、トロが鳥山先生のコメントに素直に喜んで、クロがそれに「バカめ、あれがどういう技か判らんのか……!」って返したり -- 名無しさん (2021-05-17 13:28:03) - ↑5 ドラゴンボールの悟飯主人公になってた時期って一旦旧設定をリセットして再始動するアメコミのやり方にそっくりなんだよね(新主人公があんまり受けずに旧主人公が再登場するのもそっくり)。そしてアメコミを一本の映画にする際に旧設定と新設定のちゃんぽんにして両方のファンに応える、という手法を取るのもよくあるパターン。だからこういう構成になるのはある種必然なんだよ。それが面白いかどうかは別。 -- 名無しさん (2021-09-23 21:39:31) - 吹き替えでもせめて悟空は野沢雅子にしてほしかった… -- 名無しさん (2021-10-01 20:10:43) - これが最後の作品のようで、脚本のベン・ラムジーは干されてるっぽいな -- 名無しさん (2022-03-25 09:21:06) - まあわざわざ謝罪文出してる時点で冷や飯食わされてるのは間違いないだろうな。制作陣が後年インタビューで悪かった点を愚痴交じりに語るのは珍しくないがそれにしても脚本家が原作ファンに向かって謝罪文を出すって相当だし。 -- 名無しさん (2022-05-16 03:12:23) - 脚本家に責任が全く無い訳では無いけど、権限なんて無かっただろうし他スタッフがああな時点でどんな名脚本家でも酷い出来になってただろうなぁ… こういうのはもっと指揮権持つ奴が謝罪するべき -- 名無しさん (2022-05-16 10:40:44) - ハリウッドの実写化なら安パイ…とは行かないと証明されてしまった一作 -- 名無しさん (2022-05-16 18:33:22) - 概要をよんでDBよく知らない勢ですら悟空と悟飯の設定が入れ代わっているじてんで何かを察した -- 名無しさん (2022-09-07 17:15:17) - おかげで神と神が生まれたと考えればある意味感謝 -- 名無しさん (2022-09-17 21:42:06) - 制作者側は売れると思ってたんかな -- 名無しさん (2022-11-27 01:36:13) - 某クソゲーハンターがゲーム版プレイしててワロタ -- 名無しさん (2024-01-10 19:35:50) #comment #areaedit(end) }

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