Fate/strange Fake

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&font(#6495ED){登録日}:2009/06/21(日) 13:49:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 23 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- //1巻発売・2巻発売・3巻発売時の継ぎ足しを整理しました。(2016/7/29) 『[[Fate/stay night]]』の十数年後の偽りの[[聖杯戦争>聖杯戦争(Fate)]]を描いたスピンオフ作品。 2017年4月現在、小説4巻、コミック2巻刊行。 原典は2008年に[[成田良悟]]のホームページに掲載されていたエイプリルフール企画二次創作『Fake/states night』。 2009年に[[TYPE-MOON]]エースVOL.2の小冊子付録「Fate/strange fake」として書籍化。『[[Fate/Zero]]』と共通の装丁。 さらに2014年に「Fate/strange &u(){F}ake」と改題して成田良悟本人によって書籍刊行されることが発表された。 デザインに関しては森井しづき氏が小説版の挿絵・コミックス版の作画の両方を担当している。 余談ながら小説版は成田の根城である電撃文庫レーベルで、これはFate作品としては初の一般流通スタートとなる。 (Fate/Zeroや[[空の境界]]などは同人作品としての特殊な流通でスタートしており、一般書店では取り扱われなかった) #openclose(show=●目次){ #contents() } *ストーリー 第五次聖杯戦争から数年後、アメリカ西部に位置する地スノーフィールドにて聖杯発現の予兆が見られた。 [[魔術協会>魔術協会(TYPE-MOON)]]の調査の結果、これは何者かがオリジナルの聖杯戦争の技術を模倣した「偽の聖杯戦争」であるらしい。 不完全な模倣ゆえにシステムには欠陥が存在し、在るはずのクラスが欠け、選ばれるはずのないサーヴァントが呼び出される。 そしてアメリカのとある国家機関の思惑により、都市の外からも多くの魔術師達が流れ込む… 本ストーリーは、そんな一触即発のスノーフィールドに一人の旅行者がやってくるところから始まる。 この聖杯戦争は「偽りの聖杯戦争」「真なる聖杯戦争」の二重構造となっており、最初に偽の聖杯戦争のサーヴァント6体を呼び出した状態でセイバー(偽にして真)を呼び出すことで『呼び水』とし、 残りの真の聖杯戦争のサーヴァント6体を召喚する計画であった。 *登場人物 **【マスター】 ***【偽の聖杯戦争】 ・「プレイヤー」(Fake/states night版) この架空のゲームの主人公。欠けたセイバーのクラスを補完する存在。 かつて、[[冬木市]]に住んでいた。 「エレベーターのある建物に入れない」 「時折、血塗れの女の子の幻影を見る」 という制約があり、5体の英霊と5本の[[令呪]]をもつ。 令呪を消費する事で1人の英霊を30分間召喚し使役出来る。 5人を6分間同時召喚というような分割も可能。 但し[[宝具>宝具(Fate)]]を使用した場合は召喚時間が減る。 『[[Fate/hollow ataraxia]]』のプロローグの怪談話に登場したAさん本人と思われる。 ・[[アヤカ・サジョウ>沙条綾香]](Fate/strange Fake版) 書籍化に伴い「プレイヤー」の代役となった人物その1。 沙条綾香そっくりの容姿の金髪の少女。 大人しめだが蝉菜マンションの一件から自分を無価値に思っているネガティブな性格。 偽と真の2つの聖杯戦争の架け橋としてセイバー召喚後に殺害される予定だったが、セイバーに命を救われる。 エルメロイ2世の教え子「沙条綾香」とは異なる存在であり、アヤカ本人の記憶も曖昧。 セイバーのポジティブな人格から色々なものを得ていくことになる。 メタ的には原典の「プレイヤー」から『蝉菜マンション』『複数のサーヴァントを使役(セイバーの能力として)』という要素を受け継いだキャラクター。名前もAyakaで『A氏』。 ・ティーネ・チェルク 偽アーチャーのマスター。 スノーフィールドの原住民たちを束ねる少女。 アーチャーを召喚した魔術師を殺害し、その令呪を奪取・再契約を果たす。 スノーフィールドの霊脈を利用した[[魔術>魔術(TYPE-MOON)]]を使用する。 彼女の扱う魔術は強力であり、その詠唱は無音にして一瞬。 ただしスノーフィールドから出ると一転し、魔術も一切使えないただの人へと成り下がってしまう。 ギルガメッシュを偉大な王として敬っており、その態度やティーネがまだ子供であることなどから、ギルガメッシュも割と好意的に接している。 主従と言うよりは王と臣下の関係であり、どこぞの[[優雅たれな人>遠坂時臣]]と違い裏もないので相性は抜群。不要になったからとはいえ彼から財宝を下賜されたことも。 一族の悲願として魔術師たちから土地を奪還することを目的としており、命も捨てる覚悟を持っているが、 それが「自分の意思」なのか「運命の濁流に押し流されたもの」なのか本人にも分かっておらず、それをギルガメッシュから指摘され悩んでいる。 他にもギルガメッシュの無駄に自信満々な言葉にも「よく分からないけど、本当に凄い人なんだ…」と純粋に敬意を抱いている。 ・フラット・エスカルドス 偽バーサーカーのマスター。 ロード・エルメロイⅡ世の研究室において、現役最古参にあたる弟子。馬鹿でアホの子。年齢は成人前後だが性格は子供っぽい。 性格は壊滅的に魔術師に向いていないが、その才能と技能はまさに天賦の才と言って良いレベルというややこしい魔術師。 人前で魔術を平然と使うなど、魔術師としての道徳が著しく欠落しており、なおかつ一切改善が見込まれない。 地中海に居を構える古い魔術師の家系を出自に持ち、時計塔の教師陣を上回る魔術の才能を持った神童。 と、かつては呼ばれていたが、その性格と才能から数多の教授の胃を破壊し、最終的にエルメロイⅡ世の研究室に落ち着く。 その問題児っぷりにはエルメロイⅡ世も悩まされているが、「一度引き受けたからには最後まで付き合う」という心意気で面倒を引き受け続けている。 本来なら卒業レベルの実力を持つが、致命的な性格面から卒業を見送られ続けている。 聖杯戦争にも「英雄を友達にできたらかっこいいから」という好奇心で参加した。 出自・性格・才能など全てにおいて第四次のウェイバーと対極に位置する青年で、エルメロイⅡ世とはしばしばどつき漫才をしている。 フラットの言動に血が上りすぎてエルメロイⅡ世が卒倒するのが、彼と同じくエルメロイⅡ世の教えを受ける女子生徒曰く「いつものこと」らしい辺り、その苦労がうかがい知れる。 ただ、フラット本人はエルメロイⅡ世を非常に慕っており、説教された時には自分が原因で忙しい彼の時間を割かせてしまったことを反省していた。 サーヴァントのバーサーカーとの関係は良好だが、彼の性格にバーサーカーの方も悩まされている。 若い魔術師らしく現代技術や機械には関心があり、聖堂教会の神父とも心を通わせるなど魔術師としての面以外では割と常識的だったりする。 一方で魔術師という枠を逸脱した、不気味な発言をすることもある。 [[キシュア翁>キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]曰く「エスカルドス家1800年の大望が成した」という事らしいが……? 『[[Fate/Apocrypha]]』や『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』でも[[魔術協会>魔術協会(TYPE-MOON)]]側の人間として登場し、Fakeと変わらずの振る舞いを見せている。 ・ジェスター・カルトゥーレ 偽アサシンのマスター。 スノーフィールド郊外に別荘を持つ魔術師であり死徒。 「六連男装(弾装)」の異名を持ち、その魂をリボルバーのように入れ替える事によって体を6種類に変換し、使い分ける事ができる。 アサシンを召喚して早々に心臓をぶち抜かれたが、この能力のおかげで生き延びた。 退屈から聖杯の力で[[ORT>死徒二十七祖]]を起こして世界を滅ぼそうと思い、聖杯戦争に参加するが、 アサシンの純粋な信仰心に感動し、それを打ち砕くためアサシンを付け狙うようになる。 感動するほどのアサシンの信仰心を「けがしつくしたい((『けがし』の部分には様々な字が当てられている))」 という願望を持っていることで察することが出来るが、かなりの性格破綻者である。 死徒としての実力もかなり高く、1mはあるコンクリートの破片をカノン砲でぶっ放したかのように射出したり、 パイルバンカーのような強烈な手刀を叩きこんだりと身体能力は高い。 死徒特有の「人類史の否定」により英霊に対して相性がいい。(サーヴァント自体ならまだしも宝具を持った人間などには非常に強い) いわば「死徒>英霊>代行者>死徒」の三すくみ。 また魔力量も凄まじく、5体のサーヴァントを同時に使役できると本人は豪語している。 アサシンとの関係は最悪。 ジェスターは彼女を好いているがそれは上述の通り歪んだものであり、アサシンの方はジェスターの魔力で現界していることすら許せないほど嫌悪しており、可能な限り迅速に抹殺したいと思っている。 因みに六連男装と名がつく能力の通り、その正体はオンナノコ。 %%ぶっちゃけきのこが「最終的にアサシンと百合百合させたいから」と女の子にしただけで本編ではただの変態死徒である%% ・オーランド・リーヴ 偽キャスターのマスター。スノーフィールド市の警察署長。 警察の情報網を最大限に活用し、スノーフィールド市中の情報を掌握している。 警察官としての部下であり、魔術師としての弟子でもある直属の戦闘集団「二十八人の怪物(クラン・カラティン)」を率い、キャスターに全員分の宝具を造らせ「人間による英霊の打倒」を目指す。 性格は堅物で、目的のためなら手段を選ばない冷酷なもの。 しかし目的以外での犠牲を嫌悪し、理由もなく民間人を巻き込む輩がいるなら真っ先に排除するべきだという考えも持つ。 彼が持つ宝具は日本刀で、2巻時点では最も真名解放に近いらしい。 また警察署自体を自身の魔術工房に改造しており、結界のほか使い魔を使った攻撃なども出来る。 キャスターとはマスターとサーヴァントとして特に問題のない関係を築いている。 一時は食事や女ばかり要求し不真面目なキャスターを見下していたが、彼が自分の知らない情報収集手段を持っていることを知ってからは猛省し、態度を改めてキャスターの力を評価している。 自由過ぎる彼の性格に頭を痛めるのは変わらないが。 今回の聖杯戦争の黒幕側の人間だが、同じく黒幕側のフランチェスカやファルデウスとは目的が違い、 必要ならば裏切るつもりであるし、向こうも裏切ってくるだろうと信用は全くしていない。 ・繰丘椿(くるおか つばき) 偽ライダーのマスター。10歳の少女。 間桐の「蟲使い」の術を流用した両親によって、細菌を用いた魔術回路の増大を図られた。 しかしその細菌が脳内で暴走して意識不明となり、現在はスノーフィールド中央病院で入院中。 夢の中で「現実の光景を夢の中に投影する」という魔術を開花させる。 元々この夢には無生物以外が存在しなかったが、ライダーの能力によって徐々に住人が加えられることとなる。 本人には聖杯戦争に参加している自覚どころか悪気すら無いのだが、彼女が夢の中で何かを「まっくろさん」ことライダーに告げる度に、斜め上の方向に解釈したライダーにより現実世界が大変なことになっている。 ・銀狼の合成獣 偽ランサーのマスター。触媒として造られた合成獣(キメラ)。わんこ。モフモフ。 触媒のはずが合成獣自体に令呪が宿ってしまい、創造主によって処分されかけたところでランサーを召喚する。 合成獣のため寿命が短いが、並の魔術師以上の魔術回路を保有する。 わんこなので聖杯への願いなどあるはずがなく、ランサーと一緒に森でのんびりしている。 ***【真の聖杯戦争】 ・ファルデウス・ディオランド 真アサシンのマスター。 偽りの聖杯戦争を設定した人物の一人。二十代半ばの青年。 魔術協会や聖堂教会より市民団体が怖いととぼける黒幕風公務員。 時計塔の人形師であるランガルの弟子として魔術協会にスパイ活動を行っていた。 第三次聖杯戦争に参加していた人形師の縁者で、人形を使い記憶を代々受け継いできた。 魔術世界に関する知識は豊富で、地の文によると裏の裏にまで精通しているらしい。 他には近代兵器を装備した私設軍隊を率いており、他人を殺害する時は専らこっちを利用している。 私立刑務所の裏の顔である監視施設を根城にしており、警察署長とは違った方面で優れた情報網を持つ。 黒幕側ではあるが不測の事態が多発しており、既に彼の予想とは大きく違った状況になっているので頭を痛めている。 ・フランチェスカ 真キャスターのマスター。 ゴシックロリータ風の衣装に身を包む、10代半ばほどの少女。 偽りの聖杯戦争の主催者側に身を置いている人外。 オーランドと手を組んでいるが彼を「若造」と呼び、彼からも「老害」と疎まれている。 服の下の肌には人間の歯のような物でできたファスナーがある。 享楽的な性格で不測の事態を期待しているようなふしがある。 正体はフランソワ・プレラーティ、[[ジル>キャスター(Zero)]]の親友である錬金術師その人。 型月恒例の女体化ではなく何度も殺されておりそのたびに何らかの方法で新しい肉体で復活して現代まで存在している。 長い年月を生きているためか物凄いところに顔が知られており、[[キシュアの御老体>キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]や享楽主義者のサンジェルマン、 悠久の時を生きた御伽の魔女やモナコの金持ち吸血種、[[ゴドーワード使いの先生>玄霧皐月]]や[[傷んだ赤色>蒼崎橙子]]といった、 知る人なら何の冗談だと言いたくなるような人物の名前を、自分をギャフンと言わせた人間としてあげている。 ・シグマ 書籍化に伴い「プレイヤー」の代役となった人物その2。 ウォッチャー(真ランサー枠)のマスター。 黒幕側に雇われた傭兵。 産まれてすぐに魔術的に肉体を弄られ、少年兵として育てられた。外見は若いが成長はしばらく止まっている。 [[母>久宇舞弥]]と呼ぶべき女性も、衛宮切嗣という魔術師の助手として聖杯戦争に参戦していたという。 悲惨な境遇で育った故か感情が欠落している。 一方で、自分が周りと比べて&b(){少し}おかしいと感じており、周囲は普通に持っている「自分の意志」に関心を抱いている。 聖杯にかける願いは考えておらず、敷いて言えば願望器を目の前にしたら自分がどのような行動に移るか知りたいと思っている程度 ウォッチャーからは、現在空席の「ランサー」になる存在と言われている。 メタ的には原典の「プレイヤー」から『無個性』『複数のサーヴァントと相談』『彼自身が英霊枠となる』という要素を受け継いだキャラクター。 作中での彼の「自分は『一般人A』でも『兵士A』でもなく『Σ』だ」というセリフは『A氏』にかかっている。 ウォッチャーを召喚したことを誤魔化す際に「ランサーのチャップリンを召喚した」と咄嗟に口にするなど、喜劇を好んでいる模様。 ・ハルリ・ボルザーク 真バーサーカーのマスター。 政府に雇われた魔術師の一人。 異端の魔術系譜として追放された過去を持ち、神秘の隠匿を排して魔術の普遍化を目論んでいる。 「マズダ」なるものを使用して真バーサーカーを召喚する。 マズダとはとある宗教の最高神の名前の一部であり、ある発明家がその名を冠する電球を作ったりしている。 ・バズディロット・コーデリオン 真アーチャーのマスター。 政府に雇われた魔術師の一人。 多くの魔術師を擁するマフィア・スクラディオファミリーの忠実な幹部。 「機械に殺意だけが宿っている」と称されるほどの目をした危険人物。 魔術・体術ともに桁外れの戦闘能力を有している。 加えて、アトラムの魔術鉱石技術を盗用・改良して作った「電池」で膨大な魔力を補っている。 令呪3画と聖杯の『泥』で、真アーチャーにアヴェンジャーのクラスを付加した。 **【[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]】 ・セイバー(Fake/states night版) 欠番。主人公がこれに該当する。 ・セイバー(Fate/strange Fake版) 真名は獅子心王リチャード1世。 荘厳な装束を身にまとった若い金髪だがところどころ赤毛の混じった男。 約束や職務など騎士道を気に掛けるが、天然かつポジティブで現代の音楽や娯楽について興味津々。 諸事情によりマスターになってしまったアヤカに「黙って助けられてろ」という極度のおせっかい焼き。 召喚のオペラハウスが半壊してそれの弁償をするとテレビの前で宣言。 そのまま警察におとなしく逮捕されるなど突飛な行動をとる。(本人的な騎士道に従っている) 生前は十字軍として中東遠征に赴き、戦場に現れた魔物に対して当時のハサン・サッバーハと一時共同戦線を張ったという。 その武勇は敵側であった中東勢力から恐れられ、次代以降のハサンにも語り継がれている。 宝具は2つあり、一つは「&ruby(エクスカリバー){永久に遠き勝利の剣}」。 手にしたものすべてを疑似[[エクスカリバー>約束された勝利の剣]]にする能力で、木の枝ですら可能((アーサー王を好きすぎて手に持てるものは日用品にすら「エクスカリバー」と名づけた逸話から))。 もう一つは召喚時に縁のある英霊に呼び掛け、それに同意した魂を同行させる能力。 流石に現界させることはできないが、それぞれのスキルや魔術で手助けしてもらえる。 年代的にはイングランドがまだギリギリ神秘の世界であったころの最後の英雄である。 なお開催者は[[アルトリア>セイバー(Fate)]]を呼び出したかったが[[触媒>触媒(Fate)]]の手違いからか、実際に召喚されたのは彼だった。 ・[[アーチャー>黄金のサーヴァント]] 英雄王ギルガメッシュ。金ぴか。 当初はやる気がなく若返って片手間に済ませるつもりだったが、無二の友であるランサーが召喚された事を察知した途端かつてないノリを見せた。 どれぐらいやる気なのかと言うと、初戦でいきなり最強宝具の[[乖離剣>乖離剣エア]]を全力ブッパする程である。 自身を召喚した魔術師には心底うんざりした様子で接していたが、ティーネに対してはその臣下の礼と彼女がまだ子供であることから割と優しく接している。 やる気が出て必要ではなくなったからとはいえ、若返りの秘薬をティーネにぽいと下賜する辺り、子供に優しいのはそれがマスターでも変わらない様子。 今作でも[[王の財宝]]から様々な宝具を取り出している。 ・[[バーサーカー>バーサーカー(Fake)]] 紳士的で性格の軽い、正体不明の英霊。 真名は不明だが、歴史上の通称は『[[ジャック・ザ・リッパー]]』。 しかし伝承が形を持っただけであり、かつて犯行を行っていた切り裂きジャック本人ではない。 「誰も正体を知らない」の逆説で「どんな人物にでもなれる」スキルを持つ。 ただし、少女に変身しようとすると[[ヘソと太腿が丸出しな黒い水着のような服装>ジャック・ザ・リッパー(Apocrypha)]]になってしまう。 今回の戦争では切り裂きジャック固有の狂気とクラス固有の狂気が干渉しあい、奇跡的にバーサーカーでありながら正気を保った人格を得た。 望みは「切り裂きジャックの正体を知ること」。 宝具は「悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて(フロム・ヘル)」と「其は惨劇の終焉に値せず(ナチュラルボーンキラーズ)」 ・[[アサシン>アサシン(Fake)]] ハサンと同じく暗殺教団に在籍していた、無銘の暗殺者。 褐色の肌の美女であり、ハサンの名を継げなかったために白い髑髏の仮面は着用していない。 実力はあるのだが「ハサン・サッバーハ」の名前を継いでいない無銘の暗殺者という点ではイレギュラーなサーヴァントであり、召喚者も困惑していた。 宝具「&ruby(ザバーニーヤ){幻想血統}」は強い信仰心と克己心の果てに彼女が手にした技で、彼女が生きた自体より前に存在した十八人のハサンの&ruby(ザバーニーヤ){奇跡}の全てを使う事が出来る((ただしその効果は同一ではなく、オリジナルより劣化しているモノもあれば、逆にオリジナルより強力なモノもある))。 その強い信仰心から、聖杯そのものと聖杯を求めるものを殺そうとする((聖杯はキリスト教由来の物であるため))。 詳細は個別項目にて。 ・キャスター アレクサンドル・デュマ・ペール((同じ名前を持つ息子は「アレクサンドル・デュマ・フィス」と呼ばれ、「椿姫」を執筆したことで有名))。 やたらテンション高い兄ちゃん。呼吸をするように大言壮語や嘘を撒き散らす。 サーヴァントの能力として、オリジナル以上の能力を持った贋作宝具を生み出す事が出来る。 しかし本人はマスターと殴り合って負けるレベルの身体能力しかなく、どこかのホテルの一室で潜伏(という名の豪遊)している。 聖杯に望む願いは無く、周囲の人物が聖杯を求めることで生まれるドラマを楽しんでいる。 大体の発言が軽口だが、その辺は腐っても英霊。時々極めて重要な情報をマスターに伝えることもある。 また贋作宝具の作成の他に何らかの情報収集手段を持っているようで、本人はインターネットを使ったと言っているが、そんなものでは得られるはずがない情報も得ている。 マスターのことを兄弟と呼び、あちらが堅物なこともあり最初は若干軽蔑されていたが、能力の高さを認められ特に問題のない関係を結んでいる。 ちなみに[[アンデルセン>キャスター(EXTRA CCC)]]とは生前からの友人関係、[[シェイクスピア>シェイクスピア(Apocrypha)]]とは彼のハムレットを観て劇作家を志したという間柄。 [[巌窟王>巌窟王 エドモン・ダンテス(Fate)]]の生みの親であり、思い入れがあったとかなかったとか。 ・[[ライダー>ライダー(fake)]] 真名は病(ペイルライダー)。 恐らく過去最悪のサーヴァント。 「病気という概念」がサーヴァントという形を持った物で、姿は黒い影ののっぺらぼう。 [[黒死病>ペスト]]、ある時はスペイン風邪とも呼ばれ、風に乗り、水に乗り、鳥に乗り、人に乗り、世界を制覇した『災厄』という名の騎手。 ヨハネ黙示録における病という災厄を擬人化したペイルライダーに由来する。 詳細は個別項目にて。 ・[[ランサー>ランサー(fake)]] 生前のギルガメッシュにとって唯一無二であった親友。 まるで人形のように中性的な雰囲気と美貌を持つ青年。獣の言葉を理解し、高度の「気配察知」スキルで水源やサーヴァントの存在を判別する。 実力も出鱈目で、ギルガメッシュと対等に渡り合えるレベル。 あまりにも可愛かったため本家のエイプリルフールネタ『[[戦車男]]』にも出演。 詳細は個別項目にて。 ・[[真アーチャー>真アーチャー(Fake)]] 身長2メートル越えの細見の弓兵だが体全体に縦に柄付きの長布を覆いかぶせている。 弓一つでギルガメッシュと交戦して、雷撃の自動防御を突破し、王の財宝の数千丁の全力発射を防ぎ切った超技量の持ち主。 更に王の財宝の奥にある[[乖離剣エア]]の存在を見抜き、それを持ってようやく対等と言い放つほどの実力者。 ギルガメッシュの[[王の財宝]]を防ぎ切ったのは本人の技量もあるが装備している宝具、神獣もしくは魔獣の皮のおかげ。 (神獣、魔獣は人の文明そのものを拒絶する生物として人の道具すべてが効かない特性を持つ) 本来は高潔な大英雄なのだが、マスターであるコーデリオンの魔術と聖杯の泥、[[令呪]]三画の重ね掛けにより暗黒面が押し出されオルタ化し、 半ばアヴェンジャー化している。 そのため敵対勢力とはいえ本来ならやらないような幼子(ティーネ)狙いの攻撃もしている。 ・真ライダー 真名はヒッポリュテ。 10代後半の少女で馬に騎乗している。 ギリシャ神話のアマゾネスの女王にして真アーチャーと生前からの因縁の持ち主。 さらに真アーチャーの持っている布と全く同じ布の宝具を所有している。 オルタ化している真アーチャーの変わりように義憤し、かなわないと知りつつも戦いを挑む。 ・真アサシン 真名はハサン・サッバーハ。過去に存在した十九人のハサンの一人……のハズ。 ファルデウスが新たに召喚したサーヴァント。 影灯篭というスキルにより影そのものと同化している。 気配遮断EXで攻撃に転じても気配遮断A+というハサン界にあらわれたチート新星。 マスターに対して「人を殺めるに足るだけの信念を持っているか」ということに拘っている。 ・真キャスター フランソワ・プレラーティ。 フランチェスカそっくりの少年の姿をしたサーヴァント。というか本人。 [[どこぞの弓兵>アーチャー(Fate)]]のようにまさかの自分自身を英霊として召喚。 「最初に死んだ時点」をベースに英霊化しており、現在のフランチェスカよりもやや知識が少ない。 土地そのものを騙すほどの強力な幻術を使用する。 製作者なので螺湮城教本を宝具として所持しているが、ジルから直接返してもらわないと使えないらしい。 ・真バーサーカー 真名不明。 黒魔術師ハルリに召喚されたサーヴァント。 4本足の蜘蛛、もしくは異形の獅子のような外見をしている。 魔力の代わりに、電力をエネルギーに現界できる能力を持つ。 [[ニコラ・テスラ>ニコラ・テスラ(Fate)]]と因縁があり、キャスターの適性も持っているらしい。 獅子を模した風貌といい、電気を自在に操れる所といい、キャスター適正といい、ニコラとの因縁といい、[[遠い未来でカルデアのマスターに使役される事になるとあるキャスター>トーマス・エジソン(Fate)]]を思わせるが…。 ・番人(ウォッチャー) シグマに召喚されたエクストラクラスのサーヴァント。本来は置き換わることのないランサーの枠と置き換わって召喚された。 ただし、当人&b(){達}は召喚されたのではなく脱獄囚と語っている。 姿は不定で、片足の船長、絡繰り仕掛けの翼を持つ少年、蛇が絡んだ杖の使い手などがある。 戦闘力も宝具も持たない代わりに全てのサーヴァントを「監視」する力を持つ。 **【その他の人物】 ・ロード・エルメロイⅡ世 本名は[[ウェイバー・ベルベット]]。 『[[Zero>Fate/Zero]]』で相棒だった[[イスカンダル>ライダー(Zero)]]の影響で趣味となったTVゲームを未だに続けている。 『氷室の天地』に登場した、アカウント名『ロンドン☆スター』ではないかと言われていたが、 本作では「勝手にアカウント名をそれに登録された」ことが明かされており、同一人物とされている。 彼が日本のゲーム会社に出したアンケート葉書が抽選に当たり、届いた景品のナイフを自分の為に用意してくれた物と勝手に思い込んだフラットに持ち出され、 バーサーカー召喚の触媒にされた。 ちなみに、彼自身も過去に[[師>ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]からサーヴァント召喚の触媒を無断で拝借している事を考えると因果は廻ると言った所か。 本作は何かと胃が痛むような事態に見舞われる(だいたいフラットのせい)。 ・ランガル 魔術協会の魔術師。 偵察に優れた人形師で、常に姿を現さずに人形を介してコミュニケーションをとる。 普段は人形の動作をカムフラージュするために老人型人形をもちいて各種人形を使役している。 魔術協会の指示による偽の聖杯戦争の下調べ中に、ファルデウスらに偵察用人形を破壊される。 裏切られて以降はスパイへの警戒を強め既存の人形を使わず、急ごしらえのカカシじみた人形で助手を従えて活動する。 現代の技術に詳しくない典型的な時計塔講師で、インターネットなどを魔術の一種と勘違いしたり可愛い面も。 ・フィリア 「プレイヤー」をスノーフィールドへと差し向けた「白い女」。 アインツベルン出身のホムンクルスだが、現在は決別してでも何かを成そうとしている。 英霊以上の力を持つ『[[女神>イシュタル(Fate)]]』の器になってしまうという特級のイレギュラーと化す。 ・ハンザ・セルバンテス [[聖堂教会>聖堂教会(TYPE-MOON)]]の代行者でありこの聖杯戦争の監督役として派遣された。 型月作品ではよくある「山育ち」であり、その例に洩れず彼自身も凄まじい戦闘能力を有している。 山育ちで培われた身体能力に加え、武闘派のデルミオ神父に鍛えられた体術により高い格闘能力を持ち、さらに体の七割を聖別済み義体へ交換したサイボーグ神父であり、明らかに人間を止めた挙動やギミックが多数仕込まれている。 代行者であるため死徒に対して有利な装備・戦法を持つ。 ・獅子劫界離 「[[Fate/Apocrypha]]」に登場したマスターの一人で本作には名前のみの登場。 オーランド・リーヴに依頼されある物を届ける。 「噂通りの仕事の速さ」「出来れば身内のマスターに引き入れたかった程」と賞賛されるあたり、こっちの世界でも優秀な魔術師のようだ。 *舞台:スノーフィールド アメリカ大陸西部の架空の都市。ラスベガスからやや北の位置に存在する。現在の人口は約80万人。 都市を中心に、北には広大な渓谷、西には森、東には湖沼地帯、南には砂漠地帯が広がり異様なバランスをとっている。 記録によれば20世紀初頭までは先住民族が住むだけの土地であったが、70年ほど前から急激な発展を遂げ、都市の姿をとった。 その影には政府やスクラディオファミリーによる介入があったとされている。 *余談 一部の設定は[[奈須きのこ]]が監修し、特にエルキドゥとアサシンについてはきのこが詳しい設定の説明をしたらしい。 文庫版のあとがきでは成田氏を武内崇氏と共に奈須氏が呼び出したところ、「怒られると思っていたのに続き書いていいんですね! ヤッター!」という喜びと共に、 「とりあえず5巻分くらいのプロットあるんですけど」と[[どこかのZero作家>虚淵玄]]のようにドサっとプロットを渡され、 武内氏と共にドン引きしたというエピソードが明かされている。 ちなみにFateシリーズや型月作品のファンならニヤリとできる描写もあるので興味がある人は本作を読んでみてほしい ……そして今作だが、Fateシリーズの中でも特に&bold(){戦闘力のインフレが凄まじい}作品となっている。 作品発表の時点からして、本家チートのギルガメッシュにそれと対等のエルキドゥ、過去最悪のライダーであるペイルライダー、ZEROアサシン以外の全てのアサシンの宝具を使えるハサン候補など、 ぶっ飛んだレベルの鯖が多かったのだが…… いざ蓋を開けてみると、実際にとんでもない様相だった。 まず1巻の時点で、ギルガメッシュとエルキドゥが本気で互角のタイマンを&b(){開幕初戦}((此度の聖杯戦争における、サーヴァント同士の第1戦目))で行い&b(){周囲の砂漠を半径云kmに渡りガラス化させる}という暴挙をやらかし、それだけでも読者の度肝が抜かれてしまったのだが…… 次いでの2巻では、(英霊ですらない)''変態死徒''vs&b(){YAMASODACHIで八極拳を使うサイボーグ代行者}という大激戦が勃発。 更には&b(){気配遮断EX}持ちの真アサシン、ギルガメッシュの王の財宝を無傷で凌ぎ切り「&b(){弱い。エアを出してこい、それで対等だ}」と信じられない挑発をぶちかました真アーチャー((上述したとおりギルガメッシュは今回の聖杯戦争に関しては相当乗り気であるため、エルキドゥ以外相手でも割と本気であるにも関わらず))、&b(){その真アーチャーを軽々と殴り飛ばす}別サーヴァントが出現するという事態が起きてしてしまった。 この上でまだ姿を見せてなかったり宝具を見せてないサーヴァント達もいるので、なお勢いは加速しそうであるのが恐ろしいところ。 現時点最新の3巻では英霊以上の力を持つ『何か』がホムンクルスを器として召喚されるなどインフレが更に加速している。 作者曰く「チートvsチート」 一応成田本人もあんまりやりすぎると「ぼくのかんがえたさいきょうのサーヴァント(=メアリー・スー)」と揶揄されると思っていたようだが、 原作者である奈須きのこに「インフレだのはこっち(本編)がなんとかするから、そういうのにビビって縮こまったものを書くのは止めるんだボーイ!」等と発破をかけられたり、 エルキドゥなどのステータスを決める相談できのこ当人から「オールAで」などのインフレ気味な回答をされたりしたことで、現在のようなイレギュラーだらけの様相を呈しているらしい。 また、適当にインフレしているわけではなく、真アーチャーが最強のサーヴァントたるギルガメッシュとやりあえる理由などはきちんと考えられており、それを知れば読者も納得してもらえるんじゃないかなと語っている。 そして、そんな真アーチャーやペイルライダーにしても五次のあるサーヴァントと戦うと相性で全く歯が立たずに敗れる可能性があるらしく、帳尻もちゃんと考えているらしい。 (※ちなみに本作だけではなくFateシリーズ全般は相性によって勝負が左右されるパターンが多々ある) なお、本作を執筆するにあたって作者の成田氏が一番恐れているのが『FGO』である。 関係者とはいえFGOに追加されるシナリオやサーヴァントについては知らされていない様で、ネタ被りしないかとビクビクしているらしい。 追記、修正よろしく。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,52) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-12-06 22:26:32) - 成田が第七章プレイして設定一部練り直しするって言ってたが、その練り直し箇所はギル&エルキ周りだろうけど、もしかしたらハサン周りって事も有り得るんかねぇ……第七章で明らかになった部分もそこそこある訳だし。 -- 名無しさん (2016-12-12 09:06:15) - あるいは、ペイルライダーをビーストにする予定だったのかも? -- 名無しさん (2016-12-27 04:49:43) - ↑あるえそうだな、エルキがペイルと聖杯(もしくは泥)が合体したら星が危ないとか言ってたし。 -- 名無しさん (2017-01-12 19:07:38) - 真アチャは兄貴、ペイルはメデューサかな? ゲイボルグ喰らえば(当たるとは言ってない)さすがに -- 名無しさん (2017-01-21 22:19:11) - よし! 4月に4巻刊行予定だ!! -- 名無しさん (2017-02-08 22:56:07) - 大デュマの声小野坂昌也にやって欲しい -- 名無しさん (2017-02-21 11:34:41) - ひむてん世界線の延長線上ほぼ確定っぽいね。二世の知り合いとしての綾香が存在する世界線はひむてん系列のみっぽいから -- 名無しさん (2017-03-08 05:38:38) - 悲報:聖杯戦争でアメリカがやばい。 -- 名無しさん (2017-04-11 20:51:01) - マスターも英霊も底が見えない奴らばかり…… -- 名無しさん (2017-04-12 00:38:46) - ネタバレにならないように書くけどあの金星の女神の牛がfgoでいなくなったって聞いて何らかの理由でこの世界に来た。って感じかなぁ -- 名無しさん (2017-04-13 18:50:46) - 竹箒日記見るに、人類史を守る為の人理定礎、そして人理を否定する死徒、その双方が力を失わぬままごった煮になった世界線って事かな? ……ある意味厄介度はGOの世界線並だなオイ -- 名無しさん (2017-04-15 10:58:56) - ↑2 あの頃ならぎり権能使えるから何とかなるでしょって言ってるから女神の方がそれぞれの世界の存在で牛くんだけパチって来たんだよ -- 名無しさん (2017-04-15 11:18:57) - 今卷もFGOネタ(主にウルク)出てたな、ここまで来てまだ脱落者なしかどう落とし前つけるのだろうか?もはや聖杯戦争どころではなくなった、最もまともにやったケースが少ない気もするけど -- 名無しさん (2017-04-17 01:15:26) - どの陣営が最初に脱落するか分からないが、ファルデウスがそろそろ胃痛で死ぬのはよくわかった。署長以上に苦労人やな… -- 名無しさん (2017-04-17 23:03:31) - シドゥリさんらしき人についても触れてたね -- 名無しさん (2017-04-17 23:04:14) - 「全5巻といったな、あれは嘘だ」「知ってた」「むしろなぜ3巻時点で気づかなかった?」クソワロタwww -- 名無しさん (2017-04-18 09:43:38) - ↑13ゲイボルグはネメアで通じんだろう。ギルの蔵に同じよう効果の武器くらい幾つかあるだろうし -- 名無しさん (2017-04-18 21:58:35) - フラットって実は「根源」に接続してるのかな?何か四巻を読んでるとフラグメンツの沙条愛歌とどこか印象が被るんだが -- 名無しさん (2017-04-26 10:37:51) - ↑フラットくん「根元接続者」か、人間を「資源」みたいに言ってたからレフ教授みたいに魔神柱の化身かと思った。 -- 名無しさん (2017-04-26 13:07:49) - ↑すみません、根元じゃなく根源ですね。 -- 名無しさん (2017-04-26 13:09:28) - 以前のエイプリルでネタバレ?気味のことしてたけど、天恵の忌み子スキルや、異界接触、カレイドスコープとの接続などの単語から平行世界とかが見えると思われる。愛歌の根源接続も認識してたので大分近いものを持っているようだ -- 名無しさん (2017-04-27 00:26:23) - 真アーチャーが相性が悪いサーヴァントは五次バーサーカー……つまり「自分自身」と言う考察があるな。 -- 名無しさん (2017-05-19 10:22:20) - そもそも五次バーサーカーと相性の良いサーヴァント自体が限られるような -- 名無しさん (2017-05-20 02:04:01) - それはないわ。弓や斧や素手のナインライブズがあるしヒュドラ毒が致命的だし。その考察とやらは10割の人がヒュドラ毒のことを考慮してない人ばかりだよ -- 名無しさん (2017-05-20 03:19:31) - 4巻まで読んでふと思ったんだが、この作品のテーマって「自己の確立」なのかね?偽物だらけの聖杯戦争で主人公格のアヤカ、ティーネ、シグマを始めとして、登場人物の多くがそれぞれ違う理由で「自分が無い(無かった)」キャラだし -- 名無しさん (2017-06-12 15:38:27) - ギルとティーネ好きだから、偽アーチャー組応援してます。 -- 名無しさん (2017-06-12 18:23:00) - あとがきまで面白すぎる -- 名無しさん (2017-06-12 18:25:49) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/06/21(日) 13:49:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 24 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- //1巻発売・2巻発売・3巻発売時の継ぎ足しを整理しました。(2016/7/29) //簡易的にですが真名を隠しました。問題があれば遠慮なく戻しちゃってください。(2017/10/15) #center(){&bold(){&color(darkred){真実は、時に世界の偽りを叩き潰す。}} &bold(){&color(darkred){だが、『偽りがそこに存在していた』という『真実』を消すことはできない。}} &bold(){&color(darkred){たとえ、聖杯の力を借りたとしても。}}} 『&bold(){Fate/strange Fake}』とは、『[[Fate/stay night]]』の十数年後の偽りの[[聖杯戦争>聖杯戦争(Fate)]]を描いたスピンオフ作品。 原典は2008年に[[成田良悟]]のホームページに掲載されていたエイプリルフール企画二次創作『Fake/states night』。 2009年に[[TYPE-MOON]]エースVOL.2の小冊子付録「Fate/strange fake」として『[[Fate/Zero]]』と共通の装丁で書籍化。 さらに2014年に「Fate/strange &u(){F}ake」と改題して成田良悟本人によって書籍刊行されることが発表された。 ストーリー的には「stay night」から続いているのだが、「&b(){なぜか}全く違う世界」の出来事であるとされており、 「限りなく本筋に近い偽物の物語」という立ち位置になっている。 その一例として、&b(){本作では[[死徒二十七祖]]と英霊召喚がどちらも存在している}。ディープなファンにはその異質さが分かるだろう。((英霊召喚ができるFate世界には死徒二十七祖が存在せず、死徒二十七祖が存在する月姫世界では英霊召喚が出来ない為)) これは、作品作りで邪魔になる諸々の制約を&b(){あえて}取っ払い、成田良悟という作家がイキイキと作品を作れる環境作りを行ったためである。 結果的にこの判断が功を奏し(?)、Fateシリーズではダントツで&b(){濃い}作品となっている。 **【原作(小説版)】 電撃文庫から刊行されている。2024年現在9巻。イラストは森井しづき。 Fate作品のみならず、他の型月作品のネタも絡められて描かれるため、コアなファンほど喜べる作品となっている。 中には「それいる?」と言いたくなるような細かい情報やネタまであるが、それもまたこの作品の魅力と言えよう。 基本的に年一ペースで刊行されているが、一時期刊行がストップしていた。原因は作者の持病(指定難病)と思われる。 なお前述の通り成田の根城である電撃文庫からの刊行だが、これはFate作品としては初の一般流通スタートとなる。 (『Zero』や『[[空の境界]]』などは同人作品としての特殊な流通でスタートしており、一般書店では取り扱われなかった) **【漫画版】 TYPE-MOON BOOKSから刊行されている。2023年現在5巻。原作イラストと同じ森井しづきが手掛ける。 同じ人が書いているだけあって原作との親和性は非常に高い。 絵が付いたからこそわかる新たな情報や、原作にはなかった詠唱などが追加されている。 もちろんコミカライズなので原作から削られている部分もあるが、基本的には同じ流れなのでこちらでも話は十分分かるだろう。 原作と漫画版を両方読むことで情報量を増やすというぜいたくな楽しみ方も可能である。 **【アニメ版】 2023年の夏に原作第1巻収録分を単発作品『Whispers of Dawn』としてアニメ化され、第2巻以降のエピソードもTVシリーズ化が予定されている。 制作は「[[Apocrypha>Fate/Apocrypha]]」と同じA-1ピクチャーズ。 キャラデザは原作や漫画版の森井デザインに寄せられており、これまでのFateアニメより全体的に大人っぽく見えるかもしれない。 #openclose(show=●目次){ #contents()} *ストーリー 第五次聖杯戦争から数年後、[[アメリカ>アメリカ合衆国]]西部に位置する地スノーフィールドにて聖杯発現の予兆が見られた。 [[魔術協会>魔術協会(TYPE-MOON)]]の調査の結果、これは何者かがオリジナルの聖杯戦争の技術を模倣した「偽の聖杯戦争」であるらしい。 不完全な模倣ゆえにシステムには欠陥が存在し、在るはずのクラスが欠け、選ばれるはずのないサーヴァントが呼び出される。 そしてアメリカのとある国家機関の思惑により、都市の外からも多くの魔術師達が流れ込む… 本ストーリーは、そんな一触即発のスノーフィールドに一人の旅行者がやってくるところから始まる。 この聖杯戦争は「偽りの聖杯戦争」「真なる聖杯戦争」の二重構造となっており、最初に偽の聖杯戦争のサーヴァント6体を呼び出した状態でセイバー(偽にして真)を呼び出すことで『呼び水』とし、 残りの真の聖杯戦争のサーヴァント6体を召喚する計画であった。 *登場人物 **【マスター】 ・「プレイヤー」(Fake/states night版) この架空のゲームの主人公。欠けたセイバーのクラスを補完する存在。かつて、[[冬木市]]に住んでいた。 「エレベーターのある建物に入れない」「時折、血塗れの女の子の幻影を見る」という制約があり、5体の英霊と5本の[[令呪]]をもつ。 令呪を消費する事で1人の英霊を30分間召喚し使役出来る。5人を6分間同時召喚というような分割も可能。但し[[宝具>宝具(Fate)]]を使用した場合は召喚時間が減る。 『[[hollow ataraxia>Fate/hollow ataraxia]]』のプロローグの怪談話に登場したAさん本人と思われる。 ・&bold(){アヤカ・サジョウ}(Fate/strange Fake版) CV:[[花澤香菜]] セイバーのマスター。書籍化に伴い「プレイヤー」の代役となった人物その1。沙条綾香そっくりの容姿の金髪の少女。 かつて[[冬木市]]にいた頃、同地の蝉菜マンションで&bold(){何か}があったらしく、その一件から自分を無価値に思っているネガティブな性格。 本編では日本を流離っていた所、謎の女性フィリアに無理やり令呪や仕事を押しつけられスノーフィールドに行かされるも、 ある魔術師に捕まり偽と真の2つの聖杯戦争の架け橋としてセイバー召喚後に殺害される予定だったが、セイバーに命を救われ、成り行きでセイバーのマスターとなる。 当初はセイバーのお節介を嫌々受け止めていたが、彼のポジティブな人柄から色々なものを得ていくことになる。 一時期エルメロイ教室に居た「[[沙条綾香]]」とは異なる存在であり、アヤカ本人の記憶も蝉菜マンション絡みを含めかなり曖昧。 非魔術師ながら&bold(){サーヴァント複数分の維持費を賄える異常な程の魔力量}を誇るが、その理由は…。 メタ的には原典の「プレイヤー」から『蝉菜マンション』『複数のサーヴァントを使役(セイバーの能力として)』『複数の令呪を所持』という要素を受け継いだキャラクター。 名前も&b(){A}yakaで『A氏』。 ***【偽の聖杯戦争】 ・&bold(){ティーネ・チェルク} CV:[[諸星すみれ]] アーチャーのマスター。スノーフィールドの原住民たちを束ねる少女。アーチャーを召喚した魔術師を殺害し、その令呪を奪取・再契約を果たす。 スノーフィールドの霊脈を利用した[[魔術>魔術(TYPE-MOON)]]を使用する。彼女の扱う魔術は強力であり、その詠唱は無音にして一瞬。 ただしスノーフィールドから出ると一転し、魔術も一切使えないただの人へと成り下がってしまう。 アーチャーを偉大な王として敬っており、その態度やティーネがまだ子供であることなどから、アーチャーも割と好意的に接している。 主従と言うよりは王と臣下の関係であり、どこぞの[[優雅たれな人>遠坂時臣]]と違い裏もないので相性は抜群。不要になったからとはいえ彼から財宝を下賜されたことも。 一族の悲願として魔術師たちから土地を奪還することを目的としており、命も捨てる覚悟を持っているが、 それが「自分の意思」なのか「運命の濁流に押し流されたもの」なのか本人にも分かっておらず、それをアーチャーから指摘され悩んでいる。 アーチャーの無駄に自信満々な言葉に「よく分からないけど、本当に凄い人なんだ…」と純粋に敬意を抱いており、素は割と子供っぽい。年齢を考えれば当然だが。 ・&bold(){[[フラット・エスカルドス]]} CV:[[松岡禎丞]] バーサーカーのマスター。ロード・エルメロイⅡ世の研究室において、留年し続け現役最古参の弟子。 馬鹿でアホの子。年齢は成人前後だが中身は子供っぽい。 性格は壊滅的に魔術師に向いていないが、才能と技能はまさに天賦の才と言って良いレベルというややこしい魔術師。 その問題児っぷりにはエルメロイⅡ世も悩まされているが、「一度引き受けたからには最後まで付き合う」という心意気で面倒を引き受け続けている。 聖杯戦争には「英雄を友達にできたらかっこいいから」という好奇心で参加した。 魔術師としての出自・性格・才能など全てにおいてエルメロイⅡ世の対極に位置する青年で、しばしばどつき漫才をしている。 フラットの言動に血が上りすぎてエルメロイⅡ世が卒倒するのが、とある女生徒曰く「いつものこと」らしいあたりその苦労がうかがい知れるだろう。 ただ、フラット本人はエルメロイⅡ世を非常に慕っており、彼の教室の一員としての誇りを持っている。 若い魔術師らしく現代技術や機械には関心があり、聖堂教会の神父とも心を通わせるなど魔術師としての面以外では割と常識的だったり。 一方で魔術師という枠を逸脱した、不気味な発言をすることも…… 『[[Apocypha>Fate/Apocrypha]]』や『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』でも[[魔術協会>魔術協会(TYPE-MOON)]]側の人間として登場し、本作と変わらずの振る舞いを見せている。 ちなみに外部出演の際は作者の成田氏がセリフやキャラの監修を行っているらしい。 ・&bold(){ジェスター・カルトゥーレ} CV:橘龍丸 アサシンのマスター。スノーフィールド郊外に別荘を持つ魔術師であり高位の死徒。 「六連男装(弾装)」の異名を持ち、魂をリボルバー銃のように入れ替える事によって体を6種類に変換し、使い分ける事ができる。 アサシンを召喚して早々に心臓をぶち抜かれたが、この能力のおかげで生き延びた。 魔力量は凄まじいようで、5体のサーヴァントを同時に使役できると本人は豪語している。 退屈から聖杯の力で[[大蜘蛛>ORT(オルト)]]を起こして世界を滅ぼそうと思い聖杯戦争に参加するが、アサシンの純粋な信仰心に感動し、それを打ち砕くためアサシンを付け狙うようになる。 感動するほどのアサシンの信仰心を「けがしつくしたい((『けがし』の部分には様々な字が当てられている))」という願望を持っていることで察することが出来るが、かなりの性格破綻者である。 死徒としての実力はかなり高く、1mはあるコンクリートの破片をカノン砲でぶっ放したかのように射出したり、パイルバンカーのような強烈な手刀を叩きこんだりと英霊並みの身体能力を持つ。 死徒特有の「人類史の否定」により人間に対して相性がいい((絶対的な相性として「死徒(怪物)>人間>英雄>死徒」という構図が存在している。))ため、英霊の力を借りただけの人間にはめっぽうに強い。一方で死徒らしく代行者は天敵。 アサシンとの関係は最悪。ジェスターは彼女を好いているがそれは上述の通り歪んだものであるため、アサシンの方はジェスターの魔力で現界していることすら許せないほど嫌悪しており、可能な限り迅速に抹殺したいと思っている。 なお、六連男装と名がつく能力の通り、その正体はオンナノコ。%%ぶっちゃけきのこが「最終的にアサシンと百合百合させたいから」と女の子にしただけで本編ではただの変態死徒である。%% ・&bold(){オーランド・リーヴ} CV:[[羽多野渉]] キャスターのマスター。スノーフィールド市の警察署長。 警察の情報網を最大限に活用し、スノーフィールド市中の情報を掌握している。 警察官としての部下であり、魔術師としての弟子でもある直属の戦闘集団「&ruby(クラン・カラティン){二十八人の怪物}」を率い、キャスターに全員分の宝具を造らせて「人間による英霊の打倒」を目指す。 彼自身も日本刀の宝具を持っており、2巻時点では最も真名解放に近いらしい。 性格は堅物で、目的のためなら手段を選ばない冷酷なもの。しかし目的以外での犠牲を嫌悪し、理由もなく民間人を巻き込む輩がいるなら真っ先に排除するべきだという考えも持つ。 また警察署自体を自身の魔術工房に改造しており、結界のほか使い魔を使った攻撃や無数の罠を張り巡らせている。 キャスターとはマスターとサーヴァントとして特に問題のない関係を築いている。 一時は食事や女ばかり要求し不真面目なキャスターを見下していたが、彼が自分の知らない情報収集手段を持っていることを知ってからは猛省し、態度を改めてキャスターの力を評価している。自由過ぎる彼の性格に頭を痛めるのは変わらないが。 今回の聖杯戦争の黒幕側の人間だが、同じく黒幕側のフランチェスカやファルデウスとは目的が違い、必要ならば裏切るつもりであるし、向こうも裏切ってくるだろうと信用は全くしていない。 ・&bold(){繰丘椿}(くるおか つばき) CV:古賀葵 ライダーのマスター。10歳の幼女。 両親によって間桐の「蟲使い」の術を改造した細菌を移植され、魔術回路の増大を図られていたが、細菌が脳内で暴走して意識不明となり、現在はスノーフィールド中央病院で入院中。 そんな最中、本来なら彼女の両親が宿すはずだった令呪を彼女が宿してしまい、無意識のうちにライダーを召喚してしまう。 夢の中で「現実の光景を夢の中に投影する」という魔術を開花させる。 元々この夢には無生物以外が存在しなかったが、「まっくろさん」ことライダーの能力によって徐々に住人が加えられることとなる。 しかし彼女が夢の中で何かをライダーに告げる度に、斜め上の方向へ解釈したライダーにより現実世界が大変なことになっているが、6巻後半でその事実を知ってしまい…。 ・&bold(){銀狼の合成獣} ランサーのマスター。ある魔術師によって、触媒として造られた合成獣(キメラ)。わんこ。モフモフ。 合成獣のため寿命が短いが、並の魔術師以上の魔術回路を保有する。 触媒のはずが合成獣自体に令呪が宿ってしまい、創造主の魔術師によって処分されかけたところでランサーを召喚。 わんこなので聖杯への願いなどあるはずがなく、ランサーと一緒に森でのんびりしている。 人間に対してあまり懐かないが、アヤカには素直に撫でられていた。 ***【真の聖杯戦争】 ・&bold(){シグマ} ウォッチャー(真ランサー枠)のマスター。黒幕側に雇われた魔術使いの傭兵。書籍化に伴い「プレイヤー」の代役となった人物その2。 ウォッチャーからは、現在空席の「(真)ランサー」になる存在と言われ、彼ら(彼女ら?)からは試練を与えられている。 産まれてすぐに魔術的に肉体を弄られ、少年兵として育てられた。外見は若いが成長はしばらく止まっているとのことで、寿命も短いらしい。 悲惨な境遇で育った故か感情が欠落しているが、表には出さないだけで内面で浮き沈みはあったりする。 ウォッチャーを召喚したことを誤魔化す際に「チャップリン!」と咄嗟に口にするなど、プライベートでは喜劇ものの映像視聴を好んでいる。 自分が周りと比べて&b(){少し(本人談)}おかしいと感じており、周囲は普通に持っている「自分の意志」に関心を抱いている。 聖杯にかける願いは考えておらず、強いて言えば願望器を目の前にしたら自分がどのような行動に移るか知りたいと思っている程度。 だがウォッチャーから「目的を得る」事を勧められ、錯綜する事態や様々な人々との出会いから、6巻最後で「&bold(){聖杯戦争を破壊する}」という目的と、ある存在から依頼された「繰丘椿の守護」、2つの行動理由を得る事になる。 メタ的には原典の「プレイヤー」から『無個性』『複数のサーヴァントと相談』『彼自身が英霊枠となる』という要素を受け継いだキャラクター。 作中での彼の「自分は『一般人A』でも『兵士A』でもなく『Σ』だ」というセリフは『A氏』にかかっている。 なお、彼の母親は[[衛宮切嗣]]という魔術師の[[助手として>久宇舞弥]]聖杯戦争に参戦していたという。ただ生まれてすぐに引き離されているので、特に思うところは無いらしい。 ・&bold(){ファルデウス・ディオランド} CV:榎木淳弥 真アサシンのマスター。偽りの聖杯戦争を設定したアメリカ政府側の青年。魔術協会や聖堂教会より市民団体が怖いととぼける黒幕風公務員。 当初は時計塔の人形師であるランガルの弟子として魔術協会にスパイ活動を行っていたが、聖杯戦争の開幕に伴い協会への宣戦布告を行った。 第三次聖杯戦争にアサシンのマスターとして参加していた人形師の縁者で、人形を使い記憶を代々受け継いできた。 魔術世界に関する知識は豊富で、地の文によると裏の裏にまで精通しているらしい。 近代兵器を装備した私設軍隊を率いており、他人を殺害する時は専らこっちを利用している。 私立刑務所の裏の顔である監視施設を根城にしており、警察署長とは違った方面で優れた情報網を持つ。 だが、やることなすこと裏目に出まくるドジっ子。 ・&bold(){フランチェスカ} CV:[[内田真礼]] 真キャスターのマスター。ゴシックロリータ風の衣装に身を包む、(外見は)10代半ばほどの少女。 偽りの聖杯戦争の主催者側に身を置いている人外。オーランドと手を組んでいるが彼を「若造」と呼び、逆に彼からは「老害」と疎まれている。 服の下の肌には人間の歯のような物でできたファスナーがある。 享楽的な性格で、不測の事態を期待しているようなふしがある。 正体はフランソワ・プレラーティ。[[ジル>キャスター(Zero)]]の親友である錬金術師で、彼を狂わせた一因でもある。 型月恒例の女体化ではなく、何度も殺されておりそのたびに何らかの方法で新しい肉体で復活して現代まで存在している。 長い年月を生きているためか物凄いところに顔が知られており、[[キシュアの御老体>キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]や享楽主義者のサンジェルマン、 悠久の時を生きた御伽の魔女やモナコの金持ち吸血種、[[ゴドーワード使いの先生>玄霧皐月]]や[[傷ん(ry>蒼崎橙子]]といった、 知る人なら何の冗談だと言いたくなるような人物の名前を、自分をギャフンと言わせた人間として挙げている。 ・&bold(){ハルリ・ボルザーク} 真バーサーカーのマスター。政府に雇われた魔術師の一人。 父が異端の魔術系譜として協会から追放、殺害された過去を持ち、協会への復讐として神秘の隠匿を排し、魔術の普遍化を目論んでいる。 「マズダ((とある宗教における最高神の名前の一部であり、ある発明家がその名を冠する電球を作った))」なるものを使用して真バーサーカーを召喚するが、呼び出されたそれはハルリの想像とは違う、異形の何かであった。 その後は真バーサーカーを手懐けたイシュタルと行動を共にし、彼女の協力者――というよりは信者となっている。 祖父と同じく蜂の使い魔を使役する。当初はそこまで強力なものではなかったが、イシュタルの影響を受けてからは大きく強化された。 ・&bold(){バズディロット・コーデリオン} 真アーチャーのマスター。政府に雇われた魔術師の一人。 多くの魔術師を擁するマフィア・スクラディオファミリーの忠実な幹部。「機械に殺意だけが宿っている」と称されるほどの目をした危険人物。 魔術・体術ともに桁外れの戦闘能力を有しており、さらにアトラム・ガリアスタ((第五次聖杯戦争でキャスターを召喚した人物))の魔術鉱石技術を盗用・改良して作った「電池」で膨大な魔力を蓄えている。 令呪3画と聖杯の『泥』で、真アーチャーにアヴェンジャーのクラスを付加した。 主であるスクラディオからピアノの腕を褒められており、作中でも冷凍室の中でその腕前を披露していた。 ・&bold(){ドリス・ルセンドラ} 真ライダーのマスター。 強化系魔術の極北とも言われる家系の末裔で、すでに絶滅したとされる『鬼』を目指して幾多の魔の存在を喰らって血肉にしながら血を強くしてきた。 戦闘時には肉体を鬼へと変質させ、圧倒的な速度と物理破壊力を誇る。しかも戦えば戦うほど周囲を自身に有利なフィールドへと変化させるというおまけ付き。 しかし、最強とも謳われた先代当主が日本で[[本物の鬼>軋間紅摩]]と出会って惨殺されてしまい一気に没落。 フランチェスカに声をかけられ、高位の魔である英霊との出会いで良い影響があることを期待して聖杯戦争に参加する。 だが、素性の異なる複数人の真ライダーのマスターが姿を見せ始めるという不可解な事態になり… #region(以下、7巻エンディングのネタバレに付き注意!) その正体は師匠に代わって同門のフラットを連れ戻すため、ドリスを叩きのめしてマスター権を勝ち取った&bold(){エルメロイ教室学生&卒業生一同30名}という斜め上のもの。ちなみに[[遠坂凛]]とのタイマンに敗れたドリスもマスターの末席として陣営に取り込まれている。 メンバーは凛の他、スヴィン・グラシュエートや[[カウレス・フォルヴェッジ>カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]、[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]等多彩な天才たちの連合チームであり、魔術を介して全員で令呪を共有している(裏切り癖のある約1名と実質捕虜のドリスを除く)。偽物に過ぎない聖杯に興味はなく、特に凛は「&bold(){聖杯戦争の解体}」を目的に掲げている。 また一同は揃って「冬木市の魔術師沙条綾香」と面識があり、8巻でアヤカと邂逅した際、今ルーマニアにいる綾香そっくりなのに匂いから別人な謎の彼女の素性を訝しむ事に。 ちなみに、ドリスがマスター権を奪われたのは真ライダーの召喚直後なので、単独マスターであった期間はほぼ無い。 #endregion **【[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]】 ・セイバー(Fake/states night版) 欠番。主人公がこれに該当する。 ・&bold(){[[セイバー>セイバー(Fake)]]}(Fate/strange Fake版) CV:[[小野友樹]] 荘厳な装束を身に纏った、ところどころ赤毛の混じった金髪の若い男。 約束や職務など騎士道を気に掛けるが、天然かつポジティブで現代の音楽や娯楽について興味津々。 諸事情によりマスターになってしまったアヤカに「黙って助けられてろ」という極度のおせっかい焼き。 召喚前後の騒動で召喚場所のオペラハウスが半壊し、それの弁償をするとテレビカメラの前で宣言。そのまま警察におとなしく逮捕されるなど突飛な行動をとる(本人的には騎士道に従っているだけだが)。 &b(){『神速』}スキルによって異様な速さを持つ足自慢。 #region(真名) 真名は''獅子心王リチャード1世''。 十字軍として中東遠征に赴いたり、自分の留守中に好き勝手やった弟を成敗したりした勇猛な王。 十字軍遠征の際に、戦場に現れた魔物(死徒)に対して好敵手のサラディーン、当時のハサン・サッバーハと一時共同戦線を張ったという。 その武勇は敵側であった中東勢力から恐れられ、次代以降のハサンにも語り継がれている。 アーサー王大好き勢の一人だが、その中でも多分ダントツでアーサー王への憧れが強い。基本的にアーサー王の事は全肯定。 また7巻では&bold(){過去にやらかした惨事}と思しき光景をアヤカが幻視しており、ゆえに8巻で アヤカは&bold(){良くも悪くも躊躇と後悔をせず突き進む}彼の行動に対し、マスターとして責任を負い、彼を「濁らせない」覚悟を決めている。 宝具は二つあり、一つは&b(){『&ruby(エクスカリバー){永久に遠き勝利の剣}』}。 手にしたものすべてを疑似[[エクスカリバー>約束された勝利の剣]]にする能力で、木の枝すらエクスカリバーと化す((アーサー王を好きすぎて手に持てるものは日用品にすら「エクスカリバー」と名づけた逸話から))。 ただし、どんなことがあってもオリジナルのエクスカリバーにその威力が届くことは無い。 もう一つは&b(){『&ruby(ラウンズ・オブ・レオンハート){円き十字に獅子を奏でよ}』} 生前縁があった者たちに呼び掛け、それに同意した魂を同行させる能力。魔力消費の関係から流石に現界させることはできないが、それぞれのスキルや魔術で手助けしてもらえる。 4巻現在で同行が確認できているのは、弓の名手''ロクスレイ''、リチャードの死因となった弓兵''ピエール''、生前の部下である''ウィリアム''の3人。他にも4人(?)の魂を同行させている模様。 なお開催者は[[アルトリア>セイバー(Fate)]]を呼び出したかったが、[[触媒>触媒(Fate)]]の手違いからか実際に召喚されたのは彼だった。 #endregion ・&bold(){[[アーチャー>ギルガメッシュ(Fate)]]} CV:[[関智一]] Fateシリーズ恒例の金ぴか我様アーチャー。 当初はやる気がなく若返りの薬を使って片手間に済ませるつもりだったが、無二の友であるランサーが召喚された事を察知した途端、かつてないノリを見せた。 どれぐらいやる気なのかと言うと、無二の親友との初戦でいきなり最強宝具を全力ブッパする程である。 自身を召喚した魔術師には心底うんざりした様子で接していたが、ティーネに対してはその臣下の礼と彼女がまだ子供であることから割と優しく接している。 やる気が出て必要ではなくなったからとはいえ、若返りの秘薬をティーネにぽいと下賜する辺り、子供に優しいのはそれがマスターでも変わらない様子。 セイバーと同じく現代生活をエンジョイしており、カジノで大勝して車を手に入れたり、ホテルの内装を金ぴかで統一するなど、相変わらずのやりたい放題。 #region(真名) (今更隠す必要も無いが)真名は''英雄王ギルガメッシュ''。あらゆる英雄譚は彼を元に派生したと言われている。 前述の通り、生前の友であるエルキドゥが召喚されているため、かつてないほどのやる気を出している。 #endregion 詳細は個別項目にて。 ・&bold(){[[バーサーカー>バーサーカー(Fake)]]} CV:[[堀内賢雄]] 紳士的で性格の軽い、正体不明の英霊。「どんなものにでもなれる」能力を持つ。 実体を持たず、何かの姿になっていないときはフラットの脳内に響く声としてしか存在しない。 クラスはバーサーカーなのだが、彼自身が狂気の象徴という存在であり、元々持っている狂気とクラススキルの狂化がかち合って、逆に理性が付与されている。 マスターのフラットに何かと振り回されており、基本的にツッコミ役。 当初は実体の無いままフラットに同行しようとしたが、フラットの提案によって腕時計の姿となり、フラットの左腕に収まっている。 #region(真名) 真名は不明だが、歴史上の通称は&b(){『&ruby(ジャック・ザ・リッパー){[[切り裂きジャック>ジャック・ザ・リッパー]]}』}。 切り裂きジャックに纏わる様々な『狂気の伝説』が形を持っただけであり、かつて犯行を行っていた切り裂きジャック本人ではなく、そもそも人ですらない。 「どんなものにでもなれる」のは「誰も正体を知らない」の逆説であり、バーサーカー本人ですら『切り裂きジャック』の素性は分からない。 変身レパートリーは『切り裂きジャックの犯人とされた対象』だが、因果を繋ぐことさえできればサーヴァントにも神にも化ける事が出来る。 聖杯にかける望みは「切り裂きジャックの正体を知ること」。 一つ目の宝具は&b(){『&ruby(フロム・ヘル){悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて}』} 人が思い描く悪魔の姿と化す、対人特攻宝具。 周囲に居る人の数に応じてその強さは変化し、街中ならば武闘派サーヴァント並みの強さとなる。 二つ目の宝具は&b(){『&ruby(ナチュラルボーンキラーズ){其は惨劇の終焉に値せず}』} マスターの魔力量に応じた数の分身を作る。 変身やもう一つの宝具と組み合わせて、同じ姿を持つ無数のバーサーカーを生み出すことが出来る。 #endregion 詳細は個別項目にて。 ・&bold(){[[アサシン>アサシン(Fake)]]} CV:[[Lynn]] ジェスターによって呼び出された、黒ずくめの女アサシン。 ジェスターは『ハサン・サッバーハ』を指定して召喚したが、呼び出されたのは髑髏の面を持たない彼女であった。 召喚直後にジェスターを殺害し、単独行動を取り始める。 聖杯に望む事は無く、逆に聖杯を求める者を殺そうとする。 #region(真名) 真名は無い。かつて暗殺教団に在籍していた、無銘の女暗殺者。 実力は確かだがハサンの名を継げず、そのまま歴史に消えていった存在のはずが、何の手違いか彼女が『ハサン・サッバーハ』として召喚されてしまった。 宝具&b(){『&ruby(ザバーニーヤ){幻想血統}』}は生前の彼女が手にした技が宝具化した物で、 彼女が生きた時代より前に存在した十八人のハサンの&ruby(ザバーニーヤ){御業}の全てを使う事が出来る((ただしその効果は同一ではなく、オリジナルより劣化しているモノもあれば、逆にオリジナルより強力なモノもある))。 #endregion 詳細は個別項目にて。 ・&bold(){[[キャスター>キャスター(Fake)]]} CV:[[森久保祥太郎]] 息をするように大言壮語や嘘を撒き散らす、やたらテンション高い兄ちゃん。 大体の発言が軽口だが、その辺は腐っても英霊。時々極めて重要な情報をマスターに伝えることもある。 能力として、オリジナル以上の能力を持った贋作宝具を生み出す事が可能で、マスターの部下の装備として提供している。 しかし本人はマスターと殴り合って負けるレベルの身体能力しかなく、どこかのホテルの一室で潜伏(という名の豪遊を)している。 聖杯に望む願いは無く、周囲の人物が聖杯を求めることで生まれるドラマを楽しんでいる。 マスターのことを兄弟と呼び、あちらが堅物なこともあり最初は若干軽蔑されていたが、能力の高さを認められてからは特に問題のない関係を結んでいる。 #region(真名) 真名は''アレクサンドル・デュマ・ペール''((同じ名前を持つ息子は「アレクサンドル・デュマ・フィス」と呼ばれ、「椿姫」を執筆したことで有名))。フランスを代表する作家の一人である。 [[アンデルセン>キャスター(EXTRA CCC)]]とは生前からの友人関係、[[シェイクスピア>シェイクスピア(Apocrypha)]]とは彼のハムレットを観て劇作家を志したという間柄。 また『モンテ・クリスト伯』の著者でもあり、ある意味[[彼>巌窟王 エドモン・ダンテス(Fate)]]の生みの親でもある。 贋作宝具を生み出すのは&b(){『&ruby(グラン・ディクショネール・ド・キュイジーヌ){遥か終わらじの食遊綺譚}』}という宝具。 完成された逸話を持たないアイテムにそれらしい逸話を与えて疑似宝具へ改造し、使い込まれるほどその真価を発揮する。 既に完成された逸話を持つ高位のアイテムに対しては、逸話を与えることが出来ないので疑似宝具にはできない。 二つ目の宝具&b(){『&ruby(マスカレイド・マスケティアーズ){銃士達よ、風車に挑め}』}は他者を支援する宝具で、対象の能力を数倍、数十倍にも底上げする。 ただし、一回の発動で対象に出来るのは1人のみ、一度の現界につき回数制限付き、支援対象は『強大な敵に立ち向かう者』でなくてはならない、など制約が多い。 #endregion ・&bold(){[[ライダー>ライダー(Fake)]]} 恐らく過去最悪のサーヴァント。定型を持たず、黒くてのっぺりした姿で椿の前に姿を現す。 椿の純粋な願いに応え、現実世界に居る人や動物を彼女の夢の中へと連れ込む。 また、スノーフィールドから外に出ようとしても、ライダーによって街へと戻されてしまう。 #region(真名) 真名は&bold(){『&ruby(ペイルライダー){病}』}。「病気」という概念が形を持ったサーヴァント。 ある時は[[黒死病>ペスト]]、ある時はスペイン風邪とも呼ばれ、風に乗り、水に乗り、鳥に乗り、人に乗り、世界を制覇した『災厄』という名の騎手。 ヨハネ黙示録における病という災厄を擬人化した騎士『ペイルライダー』に由来する。 #endregion 詳細は個別項目にて。 ・&bold(){[[ランサー>ランサー(Fake)]] } CV:[[小林ゆう]] 生前のアーチャーにとって唯一無二であった親友。まるで人形のように中性的な雰囲気と美貌を持つ青年。 マスターである合成獣の「生きる」という雄叫びに呼応して参上した。 獣の言葉を理解し、高度の「気配察知」スキルで水源やサーヴァントの存在を判別する。実力も出鱈目で、アーチャーと対等に渡り合えるレベル。 あまりにも可愛かったため本家のエイプリルフールネタ『[[戦車男]]』にも出演。 #region(真名) 真名は''エルキドゥ''。生前の、そしてサーヴァントになってからもギルガメッシュが認めた唯一の友。 宝具以外のステータスを『変容』というスキルにより、ある程度自由に変化させることができる。 そのステータス水準も非常に高く、メアリースーギリギリの公式チートサーヴァントの1体。 一つ目の宝具は&b(){『&ruby(エヌマ・エリシュ){人よ、神を繋ぎ止めよう}』}。 自身を兵器と化す宝具で、ギルガメッシュの宝具と同じ名前を持つ宝具。 その威力も、ギルガメッシュの&b(){『&ruby(エヌマ・エリシュ){天地乖離す開闢の星}』}に勝るとも劣らないトンデモ宝具である。 二つ目の宝具は&b(){『&ruby(エイジ・オブ・バビロン){民の叡智}』} こちらもギルガメッシュが持つ『&b(){&ruby(ゲート・オブ・バビロン){王の財宝}}』と対になるような宝具であり、エルキドゥが普段から使っている、大地から武器を生み出す能力がそれである。 その本質は歴史の中で人間が生み出した、あらゆる武装をその場で大量生産するというもの。 人間の歴史が積み重なるほど生産できる武装の種類も増え、この時代に呼び出されたエルキドゥならおよそ半世紀前までの武装を生み出せる。 それらの武装にはエルキドゥの魔力が乗るため、下手な相手なら軽く消し飛ばしてしまう。 #endregion 詳細は個別項目にて。 ・&bold(){[[真アーチャー>真アーチャー(Fake)]]} 身長2メートル越えの細見の弓兵だが、体全体に柄付きの長布を覆いかぶせており、素顔はうかがえない。 弓一つでアーチャーと交戦して、雷撃の自動防御を突破し、王の財宝の数千丁の全力発射を防ぎ切った超技量の持ち主。 本来は高潔な大英雄なのだが、マスターであるコーデリオンの魔術と聖杯の泥、[[令呪]]三画の重ね掛けにより暗黒面が押し出されオルタ化し、半ばアヴェンジャー化している。 そのため敵対勢力とはいえ本来ならやらないような幼子(ティーネ)狙いの攻撃もしている。 #region(真名) 真名は''アルケイデス''。かの[[大英雄>バーサーカー(Fate)]]が幼い時に名乗っていた名前である。 当初は本来の姿、名前で呼び出されたが、オルタ化に伴い細身となり、名前もアルケイデスと改めている。 オルタ化の際に自身の持つ高い神性を削ぎ落しており、神というものを非常に嫌うようになった。 また、本来の自分の名を世界から抹消しようとしており、これは本来の名前が神の名に由来する事、一般的にその名前が神と同等に扱われているためである。 生前に成し遂げた十二の偉業が宝具と化した&b(){『&ruby(キングス・オーダー){十二の栄光}』}は、偉業の中で手にした物を使用できる宝具。 『''ネメアの獅子の皮''』はギルガメッシュの『王の財宝』による武器斉射を防ぎ、『''軍神の戦帯''』は真アーチャーの武具にその力を与えている。 他にも偉業由来の、様々なアイテムを持つ。 また、彼の持つ武術が宝具と化した第二宝具&b(){『&ruby(ナインライブス){射殺す百頭}』}、そして本来ならば使用できない第三宝具も存在する。 #endregion 詳細は個別項目にて。 ・&bold(){真ライダー} 黒い馬に騎乗している10代後半の少女。真アーチャーの持っている布と全く同じ宝具を所有している。 真アーチャーとは生前からの因縁があり、さらにオルタ化した真アーチャーの行いに義憤、かなわないと知りつつも戦いを挑む。 自ら真名を名乗るなど、まっすぐな性格――悪く言えば直情的な性格をしている。 #region(真名) 真名は''ヒッポリュテ''。ギリシャ神話における、アマゾネスの女王である。 生前は真アーチャーの試練に手を貸すも、女神ヘラの策略により 真アーチャーによって殺され、持っていた戦帯を奪われる。 宝具は真アーチャーも持っている&b(){『&ruby(ゴッデス・オブ・ウォー){戦神の軍帯}』}。 同じ宝具を持つサーヴァントが同時に限界する稀有な例である。 彼女と真アーチャーとでは軍帯の使い方に差があり、真アーチャーは武具に対して帯の力を与えているのに対し、 彼女の場合は自身の体に帯の力を纏わせてステータスを底上げしている。 なお、&font(#0000ff,u){&color(#ffffff){『Grand Order』に登場する『ペンテシレイア』とは姉妹である。}}(&color(#ff0000){『FGO』ネタバレにつき''注意''}) #endregion ・&bold(){[[真アサシン>真アサシン(Fake)]]} ファルデウスが召喚したサーヴァント。 召喚直後に行った「人を殺めるに足るだけの信念を持っているか」という問いにファルデウスが答えたことで彼に従う。 真名はハサン・サッバーハで、過去に存在した十九人のハサンの一人……のハズ。 気配遮断EXによって世界と一体化し、攻撃に転じても気配遮断A+というハサン界にあらわれたチート新星。 スキル&b(){『影灯篭』}は影から魔力を得ることで霊体なら魔力供給が不要となり、さらにマスターにすらステータスを隠蔽してしまう、隠密系スキルでも屈指のチートスキル。 ・&bold(){真キャスター} フランチェスカに呼び出された、彼女そっくりの少年の姿をしたサーヴァント。土地そのものを騙すほどの強力な幻術を使用する。 フランチェスカと共に聖杯戦争を観戦しており、直接戦いには参加しないが、幻術を使ってちょくちょく手を出している。 #region(真名) 真名は''フランソワ・プレラーティ''。『フランソワ』はフランス語における『フランチェスカ』の男性形であり、事実上の同一人物である。 フランチェスカ本人を触媒に、フランソワ本人が呼び出された。 「最初に死んだ時点」をベースに英霊化しており、現在のフランチェスカよりも知識がやや少ない。 一つ目の宝具は&b(){『&ruby(グランド・イリュージョン){螺湮城は存在せず、故に世の狂気に果ては無し}』}。 非常に強力な幻術で、規模やクオリティだけなら固有結界レベルだが、固有結界のように直接的な効果があるわけではない。 二つ目の宝具は&b(){『&ruby(プレラーティズ・スペルブック){螺湮城異本}』}。 ジルの持つそれであり、現在はプレラーティの手元にないので使用することが出来ない。 実際に使用できる場合はEXランクの対理宝具となるらしく、ジル使用時とは比べ物にならないであろうことは想像に難くない。 #endregion ・&bold(){真バーサーカー} ハルリに召喚された、機械人形やゴーレムの様な姿をした異形のサーヴァント。 背負った虹色の光輪で攻撃し、その咆哮はアーチャーにすら恐怖を感じさせる。 使われた触媒や獅子のような姿は[[とある英霊>トーマス・エジソン(Fate)]]を思わせるが、明らかにそれとはかけ離れた存在である。 #region(真名) 真名は&b(){フワワ}。 かつてギルガメッシュとエルキドゥがその首を刎ねた、レバノン杉の森の番人。獅子のような顔という特徴は彼女にも通ずる。 その身に纏う7つのメラム((人間の畏れ、人類の脅威となる災厄))は呼び出された当代のそれにアップデートされ、そのうちの一つにより電気をエネルギーとすることが出来る。 #endregion ・&bold(){番人}(ウォッチャー) シグマに召喚されたエクストラクラスのサーヴァント。本来は置き換わることのない(真)ランサーの枠と置き換わって召喚された。ただし、当人&b(){達}は召喚されたのではなく脱獄囚と語っている。 現れる度に片足の船長、絡繰り仕掛けの翼を持つ少年、蛇が絡んだ杖の使い手等が代わる代わる現れ、彼らはウォッチャーの「影法師」とされる。コミカライズ版では真の姿と思わしき姿が判明しており、刀剣を咥えた巨大な白いクジラの姿で表されている。 戦闘力を持たない代わりに聖杯戦争を「監視」する力を持ち、ここから得た情報でシグマは状況に応じた最適解を考えて行動している。 また6巻末で記された紹介では部分部分が黒塗りながら6つの所持スキル(内一つは完全に黒塗り)が判明している。 本来はゲートキーパーで召喚される英霊で、作者曰く、シールダーの予定だったとか。 真名は■■■・■■■■、あるいは■■■■■■■となっている。データや影法師の発言によるとマスターに「(達成が不可能に近い)試練」を与える存在らしいが…。 **【その他の人物】 ・[[ロード・エルメロイⅡ世>ウェイバー・ベルベット]] CV:[[浪川大輔]] 時計塔の講師で、フラットの師匠。「時計塔で抱かれたい男ナンバーワン」「グレートビッグベン☆ロンドンスター」等の異名を持つ。 彼の下に届いたとある小包が、フラットを聖杯戦争へ参加させるに至った((エルメロイⅡ世としては全くその気は無かったので半ば事故のようなものである))。 ちなみに、彼自身も過去に[[師>ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]からサーヴァント召喚の触媒を無断で拝借している事を考えると、因果は廻ると言った所か。 本作は何かと胃が痛むような事態に見舞われる(だいたいフラットのせい)。 『[[Zero>Fate/Zero]]』で相棒だった[[ライダー>ライダー(Zero)]]の影響で趣味となったTVゲームを未だに続けている。 『氷室の天地』に登場した、アカウント名『ロンドン☆スター』ではないかと言われていたが、本作では「勝手にアカウント名をそれに登録された」ことが明かされており、同一人物とされている。 ・ロッコ・ベルフェバン 他の作品でも名前が出ている時計塔の講師。典型的な現代技術に詳しくない魔術師。 一度はフラットを受け持ったが、結局はエルメロイⅡ世に押し付けてしまった。 降霊科のお偉いさん方が出払っているため、同科で代理のロードを務めているが代理なので肩身が狭く、同じく肩身の狭いエルメロイⅡ世に同情的。 ・ランガル CV:咲野俊介 魔術協会の人形師。常に姿を現さずに人形を介してコミュニケーションをとる。 普段は人形の動作をカムフラージュするために、老人型人形を用いて各種人形を使役している。 魔術協会の指示による偽の聖杯戦争の下調べ中に、弟子だと思っていたファルデウスに偵察用人形を破壊され、それ以降はスパイへの警戒を強め既存の人形を使わず、急ごしらえのカカシじみた人形で助手を従えて活動する。 ・繰丘夫妻 椿の両親。 典型的な魔術師であるため、椿のことも愛娘ではなく血をつなぐものとしてしか見ていない。 触媒を用意し聖杯戦争に参加する予定だったが、ライダーによって精神を夢の世界へ引きずり込まれ、 現実では人形のように家に閉じこもって過ごしている。 ・ヴェラ・レヴィット オーランド所長の秘書や補佐役を務めるクラン・カラティンの一人。 魔術師の家系に生まれ、素養が無い姉に変わって魔術の知識を受け継いでいる。 そんな姉はスノーフィールドの病院にて働いており、偶然にも椿の担当医だったため、警察組はライダー陣営の真相を知る事となる。 ・ジョン・ウィンガード クラン・カラティンの一人。 ジェスターによって宝具と右手を食べられてしまうが、キャスターにギミックの仕込まれた義手を与えられ戦線復帰する。 幼い頃に母を亡くした事件をきっかけに警察を志したが、そんな彼の過去にはある意外な人物が関わっていた。 ・ハンザ・セルバンテス [[聖堂教会>聖堂教会(TYPE-MOON)]]の代行者であり、この聖杯戦争の監督役として派遣された。 監督役としてどこの陣営にも肩入れしないことを誓っているが、マスターの一人である死徒ジェスターは滅ぼそうとしている。 型月作品ではよくある「山育ち」であり、その例に洩れず彼自身も凄まじい戦闘能力を有している。 山育ちで培われた身体能力に加え、武闘派のデルミオ神父に鍛えられた体術により高い格闘能力を持ち、さらに体の七割を聖別済み義体へ交換したサイボーグ神父でもあり、明らかに人間を止めた挙動やギミックが多数仕込まれている。 が、それでも埋葬機関には遠く及ばないとのこと。 一方でやや子供っぽい所があり、同じく子供っぽいフラットとは代行者と魔術師という立場を超えて意気投合していた。 [[代行者の例に漏れず>シエル(TYPE-MOON) ]][[辛い物好き>言峰綺礼 ]]であり、ジョロキア((指折りに辛い唐辛子))をパクパクとつまんでいる。 ・鮫 椿の夢の世界に現れた謎の存在。 繰丘夫妻が用意した触媒に宿っていた何者かであり、シグマに椿を託す。 ・フィリア/[[イシュタル>イシュタル(Fate)]] 「プレイヤー」アヤカをスノーフィールドへと差し向けた張本人である「白い女」。アインツベルンのホムンクルスだが、現在は家と決別してでも何かを成そうとしている。 しかし、スノーフィールドに入ってからイシュタルの残滓に憑依され、意識も体も乗っ取られてしまう。 イシュタルと化してからはハルリに大きな影響を与え続けながら好き放題やらかしており、聖杯戦争どころではない地球規模の危機を引き起こす。 ・ティア・エスカルドス マスターでもサーヴァントでも死徒でもない新たなる霊長。 本作のサーヴァントの中でも最上位に部類されるランサーとも互角に、あるいはそれ以上にやりあえてしまう超危険存在。 ・獅子劫界離 『Apocrypha』に登場したマスターの一人で、本作には名前のみの登場。オーランド・リーヴに依頼されある物を届ける。 「噂通りの仕事の速さ」「出来れば身内のマスターに引き入れたかった程」と賞賛されるあたり、こっちの世界でも優秀な魔術師のようだ。 かつてバズディロットを出し抜いたことがあるらしい。 ・[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]] CV:沢木郁也 [[死徒二十七祖]]第三位にして、5人の[[魔法使い>魔法(TYPE-MOON)]]のうちの一人。 此度の聖杯戦争にきな臭いものを感じ取り介入するが「表立った行動は馬鹿を喜ばせるだけ」ということで裏方役。 その馬鹿とはおそらくはプレラーティのことだろう。 ・[[コーバック・アルカトラス>ケータイさん]] CV:[[岸尾だいすけ]] 死徒二十七祖第二十七位のケータイさん。 二十七祖のお笑い担当と言われるが、今回はキシュア翁と共に真面目なお仕事タイム。 プレラーティが言及する大迷宮とは彼のものと思われる。 ・ヴァン=フェム 死徒二十七祖第十四位の財界の魔王。普通の死徒とは違い、人間社会に馴染んでいる。最近の趣味はエコ活動。 モナコが拠点なので同国が出身のフラットとは以前からの知り合いで、電話番号も交換している。 エスカルドス家の先祖とも知り合いで、その結実を感じ取っていた。 ・[[サン・ジェルマン伯爵>サンジェルマン伯爵]] 生前にセイバーが出会った不思議な人物。本人曰く「貴族で詐欺師」 スチームパンク風の衣装に身を包み、これまたスチームパンク風の車に乗ってセイバーの前に現れた。 セイバーが生きた時代から数百年後の人物であるプレラーティにも言及されており、またセイバーよりも前の時代の人物である[[アレキサンダー>ライダー(Zero)]]に会ったことがあるとも語っている。 *舞台:スノーフィールド アメリカ大陸西部の架空の都市。ラスベガスからやや北の位置に存在する。現在の人口は約80万人。 都市を中心に、北には広大な渓谷、西には森、東には湖沼地帯、南には砂漠地帯が広がり異様なバランスをとっている。 記録によれば20世紀初頭までは先住民族が住むだけの土地であったが、70年ほど前から急激な発展を遂げ、都市の姿をとった。 その影には政府やスクラディオファミリーによる介入があったとされている。 *余談 一部の設定は[[奈須きのこ]]が監修し、特にエルキドゥとアサシンについてはきのこが詳しい設定の説明をしたらしい。 文庫版のあとがきでは成田氏を武内崇氏と共に奈須氏が呼び出したところ、「怒られると思っていたのに続き書いていいんですね! ヤッター!」という喜びと共に、 「とりあえず5巻分くらいのプロットあるんですけど」と[[どこかのZero作家>虚淵玄]]のようにドサっとプロットを渡され、武内氏と共にドン引きしたというエピソードが明かされている。 ちなみにFateシリーズや型月作品のファンならニヤリとできる描写もあるので、興味がある人は本作を読んでみてほしい。 ……そして今作だが、Fateシリーズの中でも特に&bold(){戦闘力のインフレが凄まじい}作品となっている。 作品発表の時点からして、本家チートのギルガメッシュにそれと対等のエルキドゥ、過去最悪のライダーであるペイルライダー、ZEROアサシン以外の全てのアサシンの宝具を使えるハサン候補など、 ぶっ飛んだレベルの鯖が多かったのだが…… いざ蓋を開けてみると、実際にとんでもない様相だった。 まず1巻の時点で、ギルガメッシュとエルキドゥが本気で互角のタイマンを&b(){開幕初戦}((此度の聖杯戦争における、サーヴァント同士の第1戦目))で行い&b(){周囲の砂漠を半径云kmに渡りガラス化させる}という暴挙をやらかし、それだけでも読者の度肝が抜かれてしまったのだが…… 次いでの2巻では、(英霊ですらない)''変態死徒''vs&b(){YAMASODACHIで八極拳を使うサイボーグ代行者}という大激戦が勃発。 更には&b(){気配遮断EX}持ちの真アサシン、ギルガメッシュの王の財宝を無傷で凌ぎ切り「&b(){弱い。エアを出してこい、それで対等だ}」と信じられない挑発をぶちかました真アーチャー((上述したとおりギルガメッシュは今回の聖杯戦争に関しては相当乗り気であるため、エルキドゥ以外相手でも割と本気であるにもかかわらず))、&b(){その真アーチャーを軽々と殴り飛ばす}別サーヴァントが出現するという事態が起きてしてしまった。 この上でまだ姿を見せてなかったり宝具を見せてないサーヴァント達もいるので、なお勢いは加速しそうであるのが恐ろしいところ。 3巻では英霊以上の力を持つ『何か』がホムンクルスを器として召喚されるなどインフレが更に加速している。作者曰く「チートvsチート」。 一応成田本人もあんまりやりすぎると「ぼくのかんがえたさいきょうのサーヴァント(=メアリー・スー)」と揶揄されると思っていたようだが、 原作者である奈須きのこに「インフレだのはこっち(本編)がなんとかするから、そういうのにビビって縮こまったものを書くのは止めるんだボーイ!」等と発破をかけられたり、 エルキドゥなどのステータスを決める相談できのこ当人から「オールAで」などのインフレ気味な回答をされたりしたことで、現在のようなイレギュラーだらけの様相を呈しているらしい。 &bold(){インフレし過ぎてメアリー・スーから遠ざかるとはこれ如何に。} また、適当にインフレしているわけではなく、真アーチャーが最強のサーヴァントたるギルガメッシュとやりあえる理由などはきちんと考えられており、それを知れば読者も納得してもらえるんじゃないかなと語っている。((事実真アーチャーも「全力を出しても半日では決着は付けられない」とギルガメッシュの強さを認めている)) そして、そんな真アーチャーやペイルライダーにしても五次のあるサーヴァントと戦うと相性で全く歯が立たずに敗れる可能性があるらしく、帳尻もちゃんと考えているらしい。 (※ちなみに本作に限らず、FateシリーズひいてはTYPE-MOON作品全般には相性によって勝負が左右されるパターンが多々ある) なお、本作を執筆するにあたって作者の成田氏が一番恐れているのが『FGO』である。 関係者とはいえFGOに追加されるシナリオやサーヴァントについては知らされていない様で、ネタ被りしないかとビクビクしている。(流石にアスクレピオスに関しては連絡が行き届いていたようだが) そうは言いつつも、FGOとは連動している部分も少なからず存在する。執筆中にサーヴァントに関する歴史的発見があれば、小説に取り入れたり、作者が幕間の物語を執筆する際にstrangeFakeに対応する伏線を仕込んだりする事も。 追記、修正よろしく。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,67) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-12-06 22:26:32) - 成田が第七章プレイして設定一部練り直しするって言ってたが、その練り直し箇所はギル&エルキ周りだろうけど、もしかしたらハサン周りって事も有り得るんかねぇ……第七章で明らかになった部分もそこそこある訳だし。 -- 名無しさん (2016-12-12 09:06:15) - あるいは、ペイルライダーをビーストにする予定だったのかも? -- 名無しさん (2016-12-27 04:49:43) - ↑あるえそうだな、エルキがペイルと聖杯(もしくは泥)が合体したら星が危ないとか言ってたし。 -- 名無しさん (2017-01-12 19:07:38) - 真アチャは兄貴、ペイルはメデューサかな? ゲイボルグ喰らえば(当たるとは言ってない)さすがに -- 名無しさん (2017-01-21 22:19:11) - よし! 4月に4巻刊行予定だ!! -- 名無しさん (2017-02-08 22:56:07) - 大デュマの声小野坂昌也にやって欲しい -- 名無しさん (2017-02-21 11:34:41) - ひむてん世界線の延長線上ほぼ確定っぽいね。二世の知り合いとしての綾香が存在する世界線はひむてん系列のみっぽいから -- 名無しさん (2017-03-08 05:38:38) - 悲報:聖杯戦争でアメリカがやばい。 -- 名無しさん (2017-04-11 20:51:01) - マスターも英霊も底が見えない奴らばかり…… -- 名無しさん (2017-04-12 00:38:46) - ネタバレにならないように書くけどあの金星の女神の牛がfgoでいなくなったって聞いて何らかの理由でこの世界に来た。って感じかなぁ -- 名無しさん (2017-04-13 18:50:46) - 竹箒日記見るに、人類史を守る為の人理定礎、そして人理を否定する死徒、その双方が力を失わぬままごった煮になった世界線って事かな? ……ある意味厄介度はGOの世界線並だなオイ -- 名無しさん (2017-04-15 10:58:56) - ↑2 あの頃ならぎり権能使えるから何とかなるでしょって言ってるから女神の方がそれぞれの世界の存在で牛くんだけパチって来たんだよ -- 名無しさん (2017-04-15 11:18:57) - 今卷もFGOネタ(主にウルク)出てたな、ここまで来てまだ脱落者なしかどう落とし前つけるのだろうか?もはや聖杯戦争どころではなくなった、最もまともにやったケースが少ない気もするけど -- 名無しさん (2017-04-17 01:15:26) - どの陣営が最初に脱落するか分からないが、ファルデウスがそろそろ胃痛で死ぬのはよくわかった。署長以上に苦労人やな… -- 名無しさん (2017-04-17 23:03:31) - シドゥリさんらしき人についても触れてたね -- 名無しさん (2017-04-17 23:04:14) - 「全5巻といったな、あれは嘘だ」「知ってた」「むしろなぜ3巻時点で気づかなかった?」クソワロタwww -- 名無しさん (2017-04-18 09:43:38) - ↑13ゲイボルグはネメアで通じんだろう。ギルの蔵に同じよう効果の武器くらい幾つかあるだろうし -- 名無しさん (2017-04-18 21:58:35) - フラットって実は「根源」に接続してるのかな?何か四巻を読んでるとフラグメンツの沙条愛歌とどこか印象が被るんだが -- 名無しさん (2017-04-26 10:37:51) - ↑フラットくん「根元接続者」か、人間を「資源」みたいに言ってたからレフ教授みたいに魔神柱の化身かと思った。 -- 名無しさん (2017-04-26 13:07:49) - ↑すみません、根元じゃなく根源ですね。 -- 名無しさん (2017-04-26 13:09:28) - 以前のエイプリルでネタバレ?気味のことしてたけど、天恵の忌み子スキルや、異界接触、カレイドスコープとの接続などの単語から平行世界とかが見えると思われる。愛歌の根源接続も認識してたので大分近いものを持っているようだ -- 名無しさん (2017-04-27 00:26:23) - 真アーチャーが相性が悪いサーヴァントは五次バーサーカー……つまり「自分自身」と言う考察があるな。 -- 名無しさん (2017-05-19 10:22:20) - そもそも五次バーサーカーと相性の良いサーヴァント自体が限られるような -- 名無しさん (2017-05-20 02:04:01) - それはないわ。弓や斧や素手のナインライブズがあるしヒュドラ毒が致命的だし。その考察とやらは10割の人がヒュドラ毒のことを考慮してない人ばかりだよ -- 名無しさん (2017-05-20 03:19:31) - 4巻まで読んでふと思ったんだが、この作品のテーマって「自己の確立」なのかね?偽物だらけの聖杯戦争で主人公格のアヤカ、ティーネ、シグマを始めとして、登場人物の多くがそれぞれ違う理由で「自分が無い(無かった)」キャラだし -- 名無しさん (2017-06-12 15:38:27) - ギルとティーネ好きだから、偽アーチャー組応援してます。 -- 名無しさん (2017-06-12 18:23:00) - あとがきまで面白すぎる -- 名無しさん (2017-06-12 18:25:49) - (このwiki内で)staynight,zero,exのページだとサーヴァント紹介はクラス名表記だけどapoとこのページだと真名表記 この辺りの違いってなんなのかな?一応隠しておいた方が良い気がするんだが -- 名無しさん (2017-10-09 01:23:40) - 女体化プレラーティがなぜどん被りしているのか説明を求めたいワケダ(後発 -- 名無しさん (2017-10-19 16:44:05) - 4巻までで死人0、使用済み令呪もバスディロット3+ジェスター1+フラット1の僅か5画…これいつ終わるんすかねえ -- 名無しさん (2017-11-15 09:20:44) - ↑2 ApoとFakeは速攻で真明割れるからまぁ… -- 名無しさん (2017-12-13 22:23:57) - まあ他の作品でも令呪使い切れずに退場する人も多いし・・・ -- 名無しさん (2017-12-13 22:35:23) - タグのTRPGの意味はいかに? -- 名無しさん (2018-01-14 15:25:44) - 待てよ、『病という概念』がサーヴァントになれるなら、『ギャルゲー』もいっぱい広まれば、サーヴァントになる可能性も……!? -- 名無しさん (2018-05-02 15:06:56) - 5巻いつ?なんか電撃文庫CLUB終わるらしいけど。 -- 名無しさん (2018-07-11 15:11:30) - あっちもこっちもメアリースー級のふざけた戦闘力と設定だらけで逆にメアリーの定義からは外れまくってるという -- 名無しさん (2018-11-01 13:22:51) - 過ぎたインフレを過ぎたインフレでおあいこにするの良いよnやりすぎだバカ -- 名無しさん (2019-03-26 04:34:39) - どうせ終着点があの鋼の大地なんだからへーきへーき -- 名無しさん (2019-04-26 03:34:29) - ↑3そら全員イカれた強さなんだから格差は発生せんわな -- 名無しさん (2019-04-29 14:42:12) - 某金ピカや某若い車掌みたいなメアリースー級が群れをなしてドッタンバッタン大騒ぎする一方で警官隊やダラスのような脇役、小物が思っても見ない活躍をする、それが成田ワールド -- 名無しさん (2019-05-11 15:12:52) - ↑事前情報であらかじめチート級と判明してる奴は大抵1度はやり込められて、そのワンランク下の「普通の尺度から見てとても凄いやつ」が中心になって物語をかき回していく傾向があるように思う。なおシナリオ中で新たに判明した化け物は普通に暴れる模様。 -- 名無しさん (2019-07-09 09:53:01) - 金ぴかとガチで対等にヤれるアーチャーってどこの誰やねんと思ってたが、真名みておまえならしゃーないって思ったわ -- 名無しさん (2020-02-21 10:34:31) - ひどいレベルで吊り合ってる、最高にイカれた聖杯戦争 -- 名無しさん (2020-09-10 06:00:57) - 6巻も出てるのに脱落者いないとかこれいつ終わるの -- 名無しさん (2020-11-18 12:17:04) - 椿ちゃんのウイルスが南米で見つけたものを改造したらしいが、これってケツ姉さんのやつと同じだったりするのだろうか -- 名無しさん (2020-11-20 23:16:41) - 正直フラット組もアヤカもシグマもフランチェスカも警察組もファルデウスもジェスターも好きじゃないからせいぜい派手にくたばるなり生き延びるなりして楽しませてほしい -- 名無しさん (2021-03-13 20:55:11) - ↑君が死ねばいいじゃん♪ -- 名無しさん (2022-03-24 18:24:07) - フラットくんの正体、人知れず○○した?○○○○のマスター、規模がハリウッド映画の終盤みたいになってて7巻も堪能させてもらった。 肝が誰が勝ち残るかよりもどうやって事態に収拾をつけるかが気になる。 -- 名無しさん (2022-03-24 18:34:40) - もう1~2巻で終わりそうな感じだな。作者も復帰は出来たようだし来年くらいには終わるかな -- 名無しさん (2022-04-15 09:14:27) - 年末にアニメ化来たか -- 名無しさん (2022-09-24 16:21:09) - なんかバトル描写下手なんかな。あんま読んでてワクワクしないっていうか戦闘時の地の分で説明してる感じが強すぎていまいち乗り切れないわ。特に自作のキャラの時はともかく他のキャラの時に気を遣いすぎてその傾向が強かった。ギルガメッシュとアルケイデスのバトル時とか高速戦闘してるはずなのにすっげーもっさりしてたし -- 名無しさん (2023-02-22 12:10:06) - ↑×2 夏の放送で連続アニメ化告知もも来たし今から楽しみ! -- 名無しさん (2023-07-03 19:04:49) - ↑2 文章が合わないなと思ったら漫画版の方を読んでみるのも良いかも。自分はそうしているのだが、刊行が1~2年に一度なのが玉に瑕なのだ… -- 名無しさん (2023-08-27 10:15:42) #comment #areaedit(end) }

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