SDF-1 マクロス

「SDF-1 マクロス」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
SDF-1 マクロス」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/10/23(土) 02:58:58
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----


#center(){&font(#ff0000){&big(){&bold(){全艦、トランスフォーメーション!}}}}


主に[[超時空要塞マクロス]]、[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]で活躍した超時空要塞(&font(#ff0000){S}uper &font(#ff0000){D}imension &font(#ff0000){F}ortress)


*機体詳細
機体番号:SDF-1
通称:マクロス
搭載機:[[VF-1 バルキリー]]、[[QF-3000 ゴースト>ゴースト(マクロスシリーズ)]]、デストロイド各種、多数の航空機
攻撃システム:OTM艦首砲撃システム×1(主砲)、OT誘導収束ビーム砲システム×8(副砲)、OT超高速電磁レールキャノン×4、ロケット兵器、火砲多数
防御システム:ピンポイントバリア、全方位バリア
推進システム:OTMグラビティコントロールシステム、OTMフォールドシステム・クラスター
動力:OTMヒートパイルシステム・クラスター
重量:約1800万t
全長:1,210m(要塞艦) / 312m(強攻型)
全幅:465m(要塞艦) / 496m(強攻型)
全高:335m(要塞艦) / 1,210m(強攻型)
所属勢力:地球統合軍 ⇒ 新統合軍


*概要
1999年7月、突如として南アタリア諸島に落下したASS-1(Alien StarShip)と呼ばれる恒星間宇宙船を改修した機体。

当時の国連が調査した結果、元所有者は人類の約4〜5倍の巨体を持つ宇宙人と判明。
人類の知らない大宇宙を舞台とした大規模な戦争が行われていることが推定され、いずれ戦火が地球に及ぶことに備えて地球を一つの国家とする統合政府を樹立することになった。
 
元々の所有者は監察軍(劇場版ではメルトランディ軍)であり、ゼントラーディ軍との戦闘で打ち捨てられた後、自動フォールド航行で地球に出現した。
偶然落ちたのか、意図的に落とされたのかは不明。


本艦には当時の科学技術を遥かに凌駕するオーバー・テクノロジーが用いられており、人類の科学技術の発展に多大な貢献を果たすことになった。

一方、統合思想に反対する反統合同盟とこのOTM(Over Technology of Macross)を巡って大規模な戦争(統合戦争)が起こる原因ともなり、2009年に改修が完了した当初は世界状勢を混乱させた元凶として必ずしも万人に祝福された訳ではなかった。


そして2009年2月の進宙式当日、月軌道上にゼントラーディ軍が出現。
マクロス内部に仕掛けられていたブービートラップにより主砲が自動発射され、意図せずして先峰艦を撃沈してしまう。
この結果、人類は否応なく宇宙を舞台とする初めての戦争(第一次星間大戦)に突入する。
 
マクロスはブルーノ・J・グローバル艦長の判断でフォールド航行により月裏側に退避しようとするも、冥王星付近にまで飛ばされフォールド機関も消滅。
共に巻き込まれた南アタリア島民を艦内に収容し、通常エンジンで地球を目指すことになる。


改修が完了したとは言え人類にとって未知のテクノロジー満載の機体であったため、原理不明のまま使用している機能も多くトラブルも頻発した。
地球離脱時のフォールド機関消滅や、重力制御システムが宙に飛び出すといった事故はその最たるもので、後者に至っては主任オペレータの早瀬未沙に「拾ったものを使うからです」とまで言われてしまった。

強攻型へのトランスフォーメーションやピンポイントバリアといった戦闘における必須のシステムも殆どが偶然の産物であり、艦内外の様々のトラブルに見舞われながらも無事に地球に帰還したという事実は本艦の悪運の強さを象徴するものである。


紆余曲折を経て、最終的に[[リン・ミンメイ]]の歌の力で約480万隻のセントラーディ軍ボドル基幹隊を撃破し、勝利へと導いた。


*主な特徴、武装、システム等
-艦内市街地
フォールドに巻き込まれた南アタリア島の市街地を艦内に収容・復元した仮設都市。
病院、学校、商業施設、娯楽施設など日常生活に必要な全ての設備を再現している。
成り行き上で建設されたが、後の超長距離移民計画に応用されることになる。

-フォールドシステム
超時空空間転送装置。
簡単に言えばワープ装置で、空間を折り畳んで目的座標と現在座標の空間そのものを入れ替える。
当時はまだ未解明な部分が多く、上述のような誤作動を招いた上に消滅した。

-スカル隊
元々は空母プロメテウスに乗艦していた[[可変戦闘機>可変戦闘機(VF)]]部隊。
凄腕揃いの精鋭部隊であり、マクロス防衛の主戦力として活躍した。
有名なメンバーは統合戦争の英雄[[ロイ・フォッカー]]、元スタントパイロット[[一条輝]]、天才[[マクシミリアン・ジーナス]]、みんな大好き[[柿崎速雄]]。

-主砲(バスター・キャノン)
通称:マクロス・キャノン
地球から月軌道上のゼントラーディ艦隊を撃破できる程の射程と威力を持つ巨大ビーム兵器。
フォールドシステムの消滅に伴う故障により一時的に使えなくなるが、トランスフォーメーションにより解決。
 
-トランスフォーメーション
艦内のブロックを移動させることで主反応炉と主砲を直結させ、要塞艦から主砲射撃体勢(強攻型)に変形すること。
巨艦故に変形には3分かかり、市街地にも多大な影響を与えるため多用はできない。

-ピンポイントバリア (PPB)
フォールドシステム消失によって偶然発生したエネルギーを利用した直径10メートル程の局所バリア。
大きさ的に艦全体を覆えなかったため、初期の頃は攻撃を受ける度にバリアを移動させて文字通りピンポイントで防御していた。
後の時代ではバルキリーにも搭載されている。

-全方位バリア
後に開発された艦全体を覆う球状バリア。
ほぼ全ての攻撃を無効化できるが安定させにくく、暴走する危険性がある。
TV版における柿崎の死亡原因。

-ダイダロスアタック
劇場版では「アームド・アタック」。未沙が考案した必殺戦法。
右腕のダイダロスにPPBを集中させ、対象の装甲をブチ破った上でデストロイド部隊による一斉発射で対象を内部から破壊する。
この強化戦術として、主砲、ダイダロス、プロメテウスをブチ込んだ上に反応弾を全弾叩き込む「マクロスアタック」が存在する。
後の時代ではダイダロスアタックがマクロスアタックとして使用され続けている。


*TV版と劇場版の相違点
-両腕に接続されている艦艇
TV版は右腕:強襲揚陸艦ダイダロス、左腕:攻撃空母プロメテウス。
劇場版は右腕:アームド-01、左腕:アームド-02。

本来の計画における正式仕様はアームド級空母二隻接続なので、劇場版が本来の形。
TV版では接続前にデフォールドしたため、一緒に巻き込まれたダイダロスとプロメテウスを接続した。

なお、劇場版ではダイダロス、プロメテウス双方とも撃沈されている。

-艦内市街地
TV版ではあくまで偶発的に建設されたものだったが、劇場版では当初の計画から居住区スペースが確保されていた。
そのため劇場版の市街地は近未来的なデザインになっている。
[[超時空要塞マクロス Flash back 2012]]ではマクロスへの乗艦募集の広告が街中に貼られていたことが確認できる。

-艦橋のコールサイン
TV版ではガンサイト1、劇場版はデルタ1。


*終戦後
ボドル基幹隊の軌道爆撃によって形成されたクレーターへ不時着。
ゼントラーディとの和平が結ばれた後は艦内に新統合軍政府指令所が設置され、周囲には新統合政府の首都「マクロスシティ」が建設される。
クレーターには後に水が溜まり、「マクロスレイク」と呼ばれるようになった。

2012年に[[カムジン・クラヴシェラ]]率いるゼントラーディ一派の反乱で右舷が大破。
その後修復され、銀河系地球文明圏の守護像として長くその巨影を留めることになる。


*歴代作品における扱い
シリーズの象徴の一つとして後の作品でも本艦が度々登場する...が、何故か碌な目に遭っていない。
また、後継艦となる「マクロス級(バトル級)」の戦艦が必ず登場する。
こちらも悲惨な目に遭うことが多い。
**アニメ
-[[マクロスゼロ]]
改修前のASS-1が南アタリア島に落下した様子が冒頭で描かれる。

-[[マクロスプラス]]
初代マクロス本艦が登場。
[[シャロン・アップル]]により乗っ取られ、マクロスレイクより浮上。
[[イサム・アルヴァ・ダイソン]]による艦橋へのタッチダウンで撃沈する。

-[[マクロス7]]
バトル級の一隻バトル7が登場する。
船団からはぐれたり大破したり、やはり碌な目に遭っていない。

-[[マクロスF]]
1/4サイズのマクロス・クォーターが登場。
[[VF-25 メサイア]]と並ぶ主役機としてド派手な戦闘を繰り広げる。

第一世代型の後継艦SDFN-4 グローバルが登場。
惑星ガリア4にてバジュラに襲撃され、準女王級の巣として利用されていた。

バトル級のバトル・フロンティア(バトル25)、バトル・ギャラクシー(バトル27)が登場する。
最終決戦でバトル・ギャラクシーはバトル・フロンティアのマクロスアタックで撃沈された。

バジュラ戦役の最終局面で初代マクロス本艦がマクロス・ギャラクシー船団の操る[[バジュラ>バジュラ(マクロスF)]]の襲撃を受ける。
小説版ではこの事態に際し、初代オペレーター三人娘の一人であるキム・キャビロフ中将がバトル13を率いて防衛任務に当たった。

-[[劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~]][[劇場版マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~]]
バトル・ギャラクシーは画面に映らないままバジュラに撃沈される。
バトル・フロンティアはバジュラ・クィーンと融合させられラスボスと化した。
やはり碌な目に遭わない。

S.M.Sフロンティア支部のマクロス・クォーターの他、新統合軍・S.M.S連合艦隊の援軍機としてクォーター級が数隻参戦した。

-[[マクロスΔ]]
マクロス型戦艦マクロス・エリシオンが登場。
普段はケイオス・ラグナ支部として活用されている。
惑星ラグナ攻防戦において実戦投入され、ウィンダミア王国旗艦シグル=バレンスに一矢報いた。
なお、この際に『劇場版』の初代マクロスのオマージュとして両肩が破壊されている。

**ゲーム
-[[マクロスVF-X2]]
シャロン・アップル事件の結果、地球至上主義組織ラクテンスの手引きで修繕の際に艦橋にジャミングサウンドシステムを設置されてしまう。
このため主人公のエイジス・フォッカーにより艦橋を再度破壊された。

ラクテンスの最終兵器としてバトル13が地方分権主義組織ビンディランスとの抗争に投入される。

-[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]
第一世代型の後継艦SDFN-8 ブリタイが登場。
惑星ウロヴォロスの首都ブリタイシティになっている。

輝、未沙、ミンメイと共に初代マクロス本艦が登場。
伝説の戦艦であるにも関わらず、他の時代のキャラクターからは登場時に少し驚かれた程度でその後も特に触れられない。
未沙のサポート能力としてマクロスキャノンが使用できるが、見た目に反して当たり判定が異常に狭く使いものにならない…と性能面でも踏んだり蹴ったり。


*準同型艦・後継艦
**第一世代型
純地球製のマクロス。
超長距離移民船団の予定航路調査や安全確保を目的とし、全12隻が建造され地球を出港していった。
ペットネームには統合軍の英雄の名が付けられている。
-SDFN-1 ジェネラル・ハヤセ
1番艦。
由来はかつての地球統合軍最高司令官である早瀬隆司。

-SDFN-4 ジェネラル・ブルーノ・J・グローバル
4番艦。第117次大規模調査船団の旗艦。
艦長(団長)はマヤン島出身のDr.マオ・ノーム。
行方不明状態だったが、2059年に惑星ガリア4にて残骸として発見される。
由来は初代艦長にして新統合政府初代最高指導者ブルーノ・J・グローバル提督。

-SDFN-8 ジェネラル・ブリタイ・クリダニク
8番鑑。
惑星ウロボロスを発見、そのまま降下して首都ブリタイシティになっている。
由来は人類に味方したゼントラーディの代表的人物でブリタイ艦隊の司令ブリタイ・クリダニク。

**バトル級
いわゆる新マクロス級移民船団の防衛の要となる可変ステルス攻撃空母。
居住区をシティ艦に全て任せ、戦闘能力に特化させている。
平時はメインランド艦首にドッキングされ、船団の総合指揮管理を執り行う。
それぞれ指揮空母1隻(胴体)1、空母2隻(両腕)、突撃戦艦2隻(両脚)、重砲撃艦1隻(主砲)に分離でき各々でフォールドも可能。
-バトル7
マクロス7船団旗艦。
バロータ戦役の最終局面で大破するが、その後修繕される。
小説版の恋離飛翼ではマックスに率いられ最終決戦に参戦する。

-バトル13
忌み番のため、シティ艦が存在しない。
ラクテンスの最終兵器として使用された後、キャビロフの指揮下に置かれる。

-バトル・ギャラクシー(バトル21)
ギャラクシー船団旗艦。
バジュラ本星での決戦ではその巨体にランカが投影された。
クォーターとバトル・フロンティアの連携で撃破される。

-バトル・フロンティア(バトル25)
フロンティア船団旗艦。
劇場版ではバジュラ・クィーンと融合する。

**その他
-マクロス・クォーター
民間軍事会社S.M.S.フロンティア支社の最高戦力。
大火力武装はそのままに、クォーターの名の通り従来の4分の1のサイズに縮小することで機動性を大幅に上げた機体。
惑星ゾラ支社所属の8番艦エンライトメントや、イサムが乗艦したクレイジー・ホースといった同型艦もある。

-マクロス・エリシオン
星間複合企業ケイオスが保有するマクロス型戦艦。
艦形は初代マクロスよりマクロス・クォーターに近い。
サイズはマクロス級とクォーター級の中間の800mクラス。
通常はケイオス・ラグナ支部として利用されている。
右腕の宇宙空母ヘーメラーはマクロスキャノンに変形し、左腕の宇宙空母アイテールはワルキューレとΔ小隊の母艦となる。

**メガロード級
強攻型へのトランスフォーメーションをオミットし、移民船としての機能を増やした艦種。
全25隻だが、メガロード-24と25は建造中の事故で工場ごと爆沈している。
-SDF-2 メガロード-01
1番艦。
本来は二代目マクロスとして建造されていたが完成前に第一次星間大戦が終結。
移民船として銀河播種計画に再利用され、第一次超長距離移民船団として輝、ミンメイ、未沙らを乗せて銀河へ旅立った。
2016年7月7日に銀河系中心部で消息を絶つ。

-SDF-5 メガロード-04
4番艦。
2013年に地球人類初の移民惑星となるエデンを発見し入植。
その後新たな移民計画に再投入され、フォールド断層が絡む遭難事故の末2027年に惑星ウィンダミアに辿り着く。

-SDFN-14 メガロード-13
13番艦。
2025年にバロータ星系に辿り着き入植するが、封印されていたプロトデビルンを覚醒させてしまう。

**新マクロス級
メガロード級の後継として第31次超長距離移民船団から使用されている。
居住区としての機能に特化したシティ艦が存在し、防衛・および船団総指揮をセットで運用される上述のバトル級が担う。
-NMCV-004 マクロス4
2033年にララミス星系に辿り着き、惑星セフィーラをテラフォーミングして入植。
セフィーラは星間流通の要所として発展する一方、大規模なはぐれゼントラーディの襲撃を受けるといった戦火にも見舞われた。

-NMCV-005 マクロス5
ゼントラーディのみで構成された船団。
2045年に惑星ラクスに入植するが、バロータ軍の襲撃を受け壊滅。

-NMCV-007 マクロス7
第一次星間大戦の英雄であるジーナス夫妻がトップを務める船団。
2045年から2046年にかけてバロータ戦役を戦い抜く。
[[FIRE BOMBER]]の出身船団。

-NMCV-021 マクロス・ギャラクシー
ゼネラル・ギャラクシー社がスポンサーを務める船団。
バジュラ戦役で暗躍し、TV版では健在、劇場版では壊滅する。
銀河の妖精ことシェリル・ノームの出身船団。

-NMCV-025 マクロス・フロンティア
バジュラ戦役の中心となった船団。
最終的にバジュラから母星を譲られ入植する。
超時空シンデレラこと[[ランカ・リー]]の出身船団。


#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,7)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- YF-19、VF-19にとっては巨大な的。  -- 名無しさん  (2014-02-25 16:28:21)
- ↑中の人がキ○ガイだから…と言いたいんだが新星インダストリと新中州重工の飛行機馬鹿共のせいでもあるんだよな。エクスカリバーの高性能は  -- 名無しさん  (2014-02-25 20:34:13)
- 数多くのゼントラーディ艦隊を沈めて後に地球製VFの攻撃を喰らうのは皮肉。  -- 名無しさん  (2014-02-25 20:47:06)
- ジェネラル・ハヤセの由来は未沙の父親では?  -- 名無しさん  (2015-11-29 21:19:43)
#comment
#areaedit(end)
}

復元してよろしいですか?