70年代風ロボットアニメ ゲッP-X

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70年代風ロボットアニメ ゲッP-X」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/04/10(土) 00:09:07
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&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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『70年代風ロボットアニメ ゲッP-X』は、1999年にアローマが開発したPS用シューティングゲームである。


◆概要
70年代ロボットアニメのお約束をふんだんに盛り込んだ作品。
魔王デービン率いる宇宙悪魔帝国の地球侵略に対抗すべく、地球科学の粋を集めて造られたスーパーロボット『ゲッP-X』が立ち向かうという内容。
パロディとしての完成度は異常に高く、海洋堂の造形による「超合金ゲッP-X」や「たのしいテレビ王」など架空の商品プロップを実際に作るなど、
半端じゃない力の入れ方が窺える。
そして、その無駄な懲り様はゲーム内容にも現れており、OP→デモ→シューティングAパート→&bold(){CM}→シューティングBパート→ED→次回予告と
TVアニメのフォーマットを完全再現。

声優陣、各BGMを歌う歌手もかなり豪華で、神谷明を始め、速水奨やたてかべ和也、
歌手陣はOP、EDにささきいさお、串田アキラ、ムッシュ吉崎、影山ヒロノブ、MIOなどロボットアニメに関わりが深い顔ぶれが集まった。
『ゲッターロボ』をベースに色々なロボットアニメ(及び特撮やギャグマンガ、TVゲームなど)のパロディも多分に含んでいるので、
元ネタを知る人はぜひ遊んで悶絶してもらいたい。
 
8000枚以上の動画数・ディスク4枚を使い、シューティングゲームとしては前代未聞の&bold(){4枚構成}となった。
第4話のラストでパイロットの戦死イベントが発生し、誰が戦死するかは大ボスをどの形態で倒したかで決まる。
戦死イベント後は新番組『ゲッP-XX』に移行、新パイロットが補充され主役メカも代替わりする。
元ネタである[[ゲッターロボ>>ゲッターロボ(機体)]]同様に3形態に分離・再合体(公式名:Xチェンジ、俗称:オープンゲット)でき、その間は無敵状態のため、緊急回避としても使える(ただし変形直後は硬直あり)。


◆登場人物
・百舌鳥恵一(ケイ/もず けいいち)
声・[[神谷明]]
エックス一号機、XXファイヤー号のパイロット。
真面目で優しい熱血青年。[[胸に7つの傷がある>ケンシロウ(北斗の拳)]]らしい。

・放出仁(ジン/はなて ひとし)
声・[[速水奨]]
エックス二号機、XXサンダー号のパイロット。
クールだが、女には手が早い。Aルートの彼の悲哀のストーリーは感動モノ。
ちなみにBルートが正史扱いであり、公式な戦死キャラは彼だが、幻の続編ではサイボーグ化して復活する予定だったとのこと。

・天王寺力(リキ/てんのうじ りき)
声・[[たてかべ和也]]
エックス三号機、XXトルネード号のパイロット。
カレーが好きなお調子者の関西人。三枚目の役割を果たしている。


【新パイロット】
・高槻今日子(キョウ/たかつき きょうこ)
声・岩井由希子
Aルートで死亡したケイの代わりを担う新パイロット。
非常に男勝りで、おてんばである。
しかし、Aルートのメインヒロインは仁に拾われた謎の女性・夕子のため影が薄い。

・千里鈴鹿(スズ/せんり すずか)
声・山川亜弥
Bルートでの死亡したジンの代わりの新パイロット。
おしとやかで清楚な女性。おっぱい、眼鏡、委員長と至れり尽くせり。ケイのクラスの学級委員長でケイに恋心を抱いている。
Bルートが正史とされるため、彼女が公式の新パイロットである。
ただし幻の続編では男性陣が「ゲッPゼロ」に乗り換えるため、女性陣三人でゲッP-XXを操る(つまり他の二人も存在する)予定だったとの事。

・堺宏美(ロミ/さかい ひろみ)
声・吉田古奈美
Cルートで死亡したリキの代わりの新パイロット。
現役アイドルで「楽しいテレビ王」には少女漫画「堺宏美物語」が連載されている。
基本的に天然なギャグメーカーだが、彼女のルートのラストではケイとジンが死亡、
ボロボロとは言え余力のある魔王デービンに対しロミの操るゲッP-XX(ファイヤー号)が捨て身の特攻をかけ、デービン諸共彼女も死亡するという鬱エンドで終わる。
 
・呉石博士(くれいし~)
声・永井一郎
宇宙ロボット研究所の市長で、ゲッP-Xの開発者。
名前を裏切らずかなりのマッドサイエンティスト。娘の澪を溺愛している。


【宇宙悪魔帝国】
・魔王デービン
声・納谷悟郎
宇宙悪魔帝国の王。地球侵略を企んでいる。周囲に強力なバリアを展開している。
劇場版を除く全モードにおけるラスボス。と言っても劇場版も[[メカデービン>フリーザ]]だが。

・ジャーグ将軍
声・[[池田秀一]]
宇宙悪魔帝国の幹部で、仮面を付けたキザ男。
キャストでわかるだろうが、あからさまに[[某ロボットアニメ>機動戦士ガンダム]]の[[ある人物>シャア・アズナブル]]を連想させる要素がてんこ盛り。

・ヒッサー将軍
声・吉田古奈美
宇宙悪魔帝国の[[女幹部>敵女]]。かなり露出度が高いハイレグバニー風のコスチュームを着ている。
一件キツそうな外見だが、スッピンは途轍もなく美人。おっぱいもでかい。
Aルートの終盤で、量産されている事が明らかになる。


◆ロボット紹介

●ゲッP-X
宇宙悪魔帝国の侵略を阻止すべく、呉石博士が開発した、3機の戦闘機から合体変形するスーパーロボット。
「超合金スーパーブーステッドアーマーX」と「ゲッP物理学理論」による高エネルギーにより、非現実的な合体変形機構と強力な武装を持つ。
3形態に変形でき、それぞれ状況に合わせた特性を発揮する。

・エックス一号機
ゲッP-Xの第1形態。ケイ、キョウが担当する。
射撃と格闘をバランスよく使いこなす空戦用汎用型機体。

主な必殺技はエックスブレード、エックスビーム、エックスフレア、シャイニングバードクラッシュ。

・エックス二号機
ゲッP-Xの第2形態。ジン、スズが担当する。
射撃戦を得意とし、軽量化した装甲を生かした海戦用高速戦闘型機体。

主な必殺技はエックスシーカー、エックスミサイル、エックスショック、エックスサンダー、サンダーアタック。

・エックス三号機
ゲッP-Xの第3形態。リキ、ロミが担当する。
機動力は低いが、頑丈な装甲とドリルを駆使した格闘戦に秀でた陸戦用強襲型機体。

主な必殺技はエックスタイフーン、エックスドリル、エックス大砲、特大エックスキャノン砲、六甲山落とし、六甲山おろし。


●ゲッP-XX
第5話のBパートから登場。第4話で大破したゲッP-Xのもう一つの試作品。
最初はゲッP-Xより性能を低くしたような状態だったが、各機体の赤ボタンを同時に押す事で真の姿を現す。
ゲッP-Xの10倍の出力を誇る。

・XXファイヤー号
ゲッP-XXの第1形態。ケイ、キョウが担当する。
全てにおいてパワーアップしたオールラウンダー型機体。

主な必殺技はファイヤービーム、ファイヤーソード、ファイヤーバード、ゴッドシャイニングクラッシュ。

最終話Bパートでは魔王デービンとの死闘でエネルギーを使い果たしたゲッP-XXの心臓とも言える炉心を引きずり出し、
縮退させてデービンに投げつける『シャイニングハートアタック』で最後を飾った。元ネタは漫画版ゲッターロボにおける[[巴武蔵]]の最期。
なお最終話Cルートのみは、この技ではデービンを倒しきれずにロミの捨て身の特攻で倒される。

・XXサンダー号
ゲッP-XXの第2形態。ジン、スズが担当する。
より格闘能力が強化されている。

主な必殺技はサンダーボンバー、ライトニングボム、サンダーイリュージョンスピアー。
サンダーボンバーは後に本家にも同じ名前の技を使うロボットが登場してしまった。

・XXトルネード号
ゲッP-XXの第3形態。リキ、ロミが担当する。
よりパワーと運動性が強化された。

主な必殺技は、ものすごい通天閣パンチ(ロミの場合はラブリーエンジェルパンチ)、超六甲山落とし、必殺地球投げ。後者二つはロミが使うとなんか違和感が…。

 
◆エクストラステージ
基本的には各面のAパートのボスに対し「絶対フィニッシュ(特定形態で撃破しての専用ムービー)」を決めるとBパートで隠れキャラが登場して解禁されるモード。隠しコマンドや時限(電源さえ入っていればプレイしていなくてもOK)でも登場する。
解禁状況はメモリーカードに記録されるので、一度条件を満たせば再度コマンド入力等をする必要はない。

・無限コンティニュー
エクストラステージではないが隠しコマンドなのでここに記載。なお通常モード一周クリアでも解禁される。

・劇場版ゲッP-X
いわゆるボスラッシュ。再生宇宙ビースト軍団とゲッPの死闘!
オープニングムービーはあるがストーリーパートは無し。

・合体ロボット アトランジャー
宇宙悪魔帝国が来襲しても、まだゲッPは完成していなかった。人類に最大の危機が迫る中、アトランティス大陸の守護神・アトランジャーが復活する!
青島文化教材社のオリジナルロボとしてマニア人気の高いアトランジャーを操って戦う。もちろん青島文化教材社の公認済み。
青島に配慮してか異常に強く、ベリーイージーモードと言える。

・B級ロボット大作戦 R-64
地球防衛軍青木ヶ原基地所属の御堂筋大尉(声・[[小西克幸]])と北花田二等兵が、国産ロボットの64式(本編だと1話に登場する単なる噛ませ犬)を操って戦う。
アニメ・特撮における地球防衛軍系組織の宿命か非常に貧弱だが、後半面では強力な74式ロボに乗り換える。
 
・The Star Geppys
アメリカ制作版ゲッP。
空手着に鉢巻でアメリカ人の間違った日本観を表したケイン・カラテ、実に怪しいジーン・ブルース、
メキシカンな男臭さを全開にするリッキー・ロドリゲスの三人がゲッPを操り戦う。

・荒野のワイルドジョン
どう見てもテキサスマックです、本当にありがとうございます。思わずそんな言葉が漏れる、ガンマンロボットのワイルドジョンを操って戦う。
しかし64式並みに弱いだけではなくストーリーパートも無いやっつけ仕事。

・マシンのエンジェル クイーンフェアリー
本編ではアイテムキャリアーとして登場するクイーンフェアリーを操って戦う。
ヒロインロボットの宿命かこちらも武器が貧弱で、難易度はかなりのもの。さらにストーリーパート無し。




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- 版権的問題で配信が絶望的らしい。  -- 名無しさん  (2014-09-07 07:32:43)
- 主人公たちよりも女将軍ヒッサーの方がイケメンに見える不思議w  -- 名無しさん  (2015-06-21 18:46:29)
- ロミルートとはヤマト特攻パロだよなぁ  -- 名無しさん  (2015-08-17 22:17:19)
- アトランジャーが強過ぎてゲッP要らないんじゃないかと思った  -- 名無しさん  (2015-08-17 23:01:01)
- アトランジャーは意外と攻撃力が低いのと、  -- 名無しさん  (2015-08-17 23:21:20)
- 終盤は一撃で100近いダメージ受ける攻撃も多いのと、ラスボス第2形態の安全地帯が使えなかったりと、終盤は結構きつかった気がする。  -- 名無しさん  (2015-08-17 23:21:44)
- >版権的問題で配信が絶望的らしい  -- 名無しさん  (2020-09-02 17:45:55)
- 操作間違えた、制作費掛けすぎた上に売り上げ爆死→開発元倒産、その上に配信絶望的とかとことん報われない作品だな  -- 名無しさん  (2020-09-02 17:48:44)
- ↑倒産した際にいろいろな所に権利を売ったみたいです。ゲームを配信するにもまず権利を買い集めないといけないし、それだけのリターンがあるとも考えずらい・・・。  -- 名無しさん  (2021-04-14 18:23:05)
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