THE END OF THE CENTURY(聖飢魔IIの大教典)

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THE END OF THE CENTURY(聖飢魔IIの大教典)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/10/27(木) 05:45:20
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#center(){&font(#800080){遥かな地獄の炎が}}

#center(){&font(#800080){祈り続けた人を焼き尽す}}


#center(){&sizex(4){◆THE END OF THE CENTURY◆}}

『THE END OF THE CENTURY』は魔暦紀元前13年(1986年)4月2日に発布された[[聖飢魔II]]の第2大教典。


***【概要】
前作『[[悪魔が来たりてヘヴィメタる>悪魔が来たりてヘヴィメタる(聖飢魔IIの大教典)]]』同様、[[地球]]デビュー前に[[地獄>冥府/地獄]]へと帰還なされたダミアン浜田殿下の手によるブリティッシュ・ヨーロピアン系の悪魔系様式美によるHR/HM作品が全体を占める構成となっている。

聖飢魔IIをキャラクターで毛嫌いしないメタルファンからは「ジャパニーズメタルの最高傑作」とすら評されるほどの本格的なメタルアルバムであり((前作を酷評した『BURRN!』誌からは結局無視されたようだが))、聖飢魔IIのキャラクターが浸透し始めていた事と、本作からのシングルカットである初の小教典「蝋人形の館」のヒットによりこの大教典自体も前作以上の売り上げを記録。

HR/HMを基本としつつも幅広いジャンルをカバーしたコンセプトバンドに移行していった後の聖飢魔IIとは大きく作風が異なるが、本作の収録曲には聖飢魔IIの代表曲として現在まで演奏され続けている作品が多く、その意味でも曲調の変化を通して原点を知るのに最適なアルバムと云えるだろう。

ともかく、キャラクターのみに焦点が当てられていたと言っても良い前作とは違い、聖飢魔IIの音楽性に目を向けられた初の作品であり、以降の聖飢魔IIはTVで自身の知名度を売るのに平行して、ミサ(ライブ)と教典により熱心な信者を獲得していく事になる。
また、この大教典を最後にゾッド親方が脱退。聖飢魔IIの初期構成員による最終作品となった。

ちなみに、アナログ盤では「創世記」「JACK THE RIPPER」の2つの楽曲と閣下による曲始めのMCが未収録であったとの事。


***【収録曲】
①聖飢魔II ミサ曲第II番 「創世紀」(4:23)
作曲:ダミアン浜田
編曲:聖飢魔II
※数えきれないほどのミサでその開幕を飾ってきた、代表的なオープニング曲。
荘厳な世界観を感じさせるフレーズはダミアン殿下の作曲に共通した作風である。
「フハハハハハハハ……聖・飢・魔・II……!!」


②THE END OF THE CENTURY(4:08)
作詞/作曲:ダミアン浜田 
編曲:聖飢魔II
※その名も「聖飢魔II(世紀末)」を意味する、彼らを代表する高速曲。ミサだとさらに速いぞ!
邪悪に満ちた破壊の世界を高らかに歌い上げる悪魔の凱歌である。
また、「聖飢魔II」の由来もわかる。
「&font(#800080){聖}なるものに&font(#800080){飢}えている 悪&font(#800080){魔}が&font(#800080){II}(ふたた)び蘇る」


③DEMON'S NIGHT(5:26)
作詞:デーモン小暮/作曲:ジェイル大橋
編曲:聖飢魔II
※初期聖飢魔IIの芸風に沿った、メタル系の楽曲。
ミサでのパフォーマンスが楽しい曲。
現行バージョンは進化し過ぎて最早別物。
「今宵、貴女の枕元にお邪魔します!」


④悪魔の讃美歌(6:30)
作詞/作曲:ダミアン浜田
編曲:聖飢魔II
※ダミアン殿下作曲の、宗教曲を思わせるようなダークな楽曲。
これもテンプレ的な悪魔的世界観をテーマにした、初期聖飢魔IIの芸風に則った曲である。
「静か~に、して下さい……」


⑤JACK THE RIPPER(4:29)
作詞:ダミアン浜田、デーモン小暮/作曲:ダミアン浜田
編曲:聖飢魔II
※聖飢魔IIを代表する高速チューン。
元々は聖飢魔II以前に結成されていた別バンドの楽曲であったとの事だが、聖飢魔II結成と共に歌詞が変えられ、聖飢魔IIの歴史と共に進化を遂げていった。
ミサでの定番曲として圧巻のパフォーマンスが見られる楽曲でもあり、特に95年の「[[サタン・オール・スターズ>http://www.nicovideo.jp/watch/sm1698233]]」や99年の「[[サタンオールスターズ・デイ>http://www.nicovideo.jp/watch/sm19363839]]」での悪魔の集団パフォーマンスは必見。
「昨日、人を殺した……だから、後は何人殺しても一緒だ!!」


⑥蝋人形の館(5:42)
作詞/作曲:ダミアン浜田
編曲:聖飢魔II
※聖飢魔IIの名が世間に浸透するのに併せて大ヒットを記録したメタルチューン。
ヒット作である事や、ややキャラクターのイメージのみが先行している印象からか「大した曲ではないんじゃないの?」との意見もあるが、実は玄人のメタルファンすら唸らせる本格派ヘヴィメタルの楽曲である。
一方で、聖飢魔IIが出演する度にTVで披露された楽曲であるためか、イコールとして聖飢魔IIのイメージをこの曲に重ねる人間は多く、後々の構成員達は複雑な想いをこの曲に抱いていたとも云うが、現在まで捨てられる事なく進化を遂げ続けている。
特に解散後の期間限定再集結以降はマンネリ脱却を図るためか、イントロのMCが
「おまえも蝋人形に&font(#ff0000){してやらない}」
とか
「おまえも&font(#ff0000){骨付きカルビ}にしてやろうか!」
など、かなりギャグ路線化しつつある。


⑦怪奇植物(5:42)
作詞/作曲:ダミアン浜田 
編曲:聖飢魔II
※まるで怪奇映画さながらの世界観を歌ったパフォーマンス性溢れる楽曲。
怪奇物語をテーマとする本教典ではもっともらしい曲か。
「ダ~リ…ア~!!」


⑧FIRE AFTER FIRE(6:23)
作詞:デーモン小暮/作曲:ジェイル大橋
編曲:聖飢魔II
※尖鋭的なギターリフが光るメタルの名曲。
壮大な歌詞から、ミサの大トリを飾る事も多い聖飢魔IIの代表曲中の代表曲の一つである。
「悪魔がこの世を支配した証!」


***【参加構成員/教典データ】
◆[[デーモン小暮閣下]](Vocal, Voices)
◆[[エース清水長官]](Guitar, Chorus)
◆[[ジェイル大橋代官]](Guitar, Chorus)
◆ゾッド星島親方(Bass, Chorus)
◆ライデン湯沢殿下(Drums, Chorus)
※親方は今回で最後だぜ。

■収録時間 42分51秒
■レーベル FITZBEAT(CBSソニー)
■プロデュース 聖飢魔II



追記・修正したくなるのは我々&font(#800080){悪魔}の仕業だ!!

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- 見事なまでに再現したNWOBHMサウンドと日本らしいメロディーの良さが融合した最高のアルバムだわ  -- 名無しさん  (2014-03-03 05:34:56)
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