かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~

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&font(#6495ED){登録日}:2011/11/11(金) 19:08:34
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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かみさま
恋ってなんですか?
ドキドキする心?
一緒にいたいと思う気持ち…?
それとも
他の
もっと別の
何かなのでしょうか
}



『かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~』は月刊コミック電撃大王で2004年7月号から2007年5月号まで連載された漫画作品。
アニメ化、ゲーム化、小説化もされている。

原作・[[あかほりさとる]]
作画・桂遊生丸
キャラクター原案・犬上すくね
制服デザイン協力・コスパ


幼なじみの来栖とまりや親友の曹呂明日太の励ましで片思いの相手である神泉やす菜に告白したものの、拒絶されてしまった大佛はずむは近所の鹿縞山に行き傷心を癒そうとしていた。
が、巨大な宇宙船の墜落事故に巻き込まれた事で大怪我をし、組織再生時に女性となってしまう。
はずむが女の子に成ってから積極的にアプローチを掛けてくる初恋の相手・やす菜。
はずむとやす菜を見ていて、自分の気持ちに気付く幼なじみの・とまり。
三人の奇妙な三角関係の中で揺れ動く・はずむ。
果たして、彼女(彼)の選択は………。



●登場人物

○大佛(おさらぎ) はずむ
CV:[[植田佳奈]]
主人公。
植物をこよなく愛する女顔の少年で、若干優柔不断な性格。
初恋の相手・神泉やす菜に告白するも玉砕し、傷心を癒すために思い出の山・鹿縞山に登った際に宇宙船の事故に巻き込まれ、大怪我を負う。
惑星間保護法に基づいて治療を受けるが、組織再生時に性別が反転してしまい、身体が女性になってしまった。
が、性別が転換した事でやす菜との関係は進展。幼なじみのとまりも加わった奇妙な三角関係が始まる。
しかし、一度助かっても『近いうちに死亡する』運命は変わってはいなかった……

高校2年生の設定なのに18歳になったり、身長の変化は無い筈だが女の子になってから若干背が縮んでいたりと、設定と矛盾するところが見られる。


○来栖(くるす) とまり
CV:[[田村ゆかり]]
ツインテールが似合う、はずむの幼なじみの少女。
男勝りな性格だが、時折乙女チックな部分を見せる。しかし、同性からはその性格から王子様の様な扱いを受けており、かなりモテている。
幼なじみのはずむとは昔から兄弟の様に育ち、頼りない彼の世話を焼いていたために弟のようにしか思っていなかったが、やす菜と急接近していくはずむを見て、自分が本当は彼(彼女)をどう思っているのかに気付く。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){あかほり曰く、#34『繋がる心』でとまりとはずむの心が共鳴しなかった場合、はずむは勿論のこと一緒に落ちたとまりも死んでいたらしい。}}}


○神泉(かみいずみ) やす菜
CV:[[堀江由衣]]
成績優秀で物静かな少女。
はずむのクラスメイトにして初恋の相手。
序盤は少しキツめの性格だった(初期設定のお嬢様キャラの名残)が、徐々に天然ボケキャラに移行していった。
幼少期に突然男性の顔を朧気な輪郭でしか捉えられなくなり(父親含む)、久々に輪郭を認識出来たはずむに告白された際は嬉しかったのだが、『いつはずむの輪郭を認識できなくなるか解らない』ことに不安を感じて告白を断ってしまう。
しかしはずむが女の子になったことでその恐れがなくなったため、元々はずむに好意を抱いていたのもあって積極的にはずむにアプローチをかけるようになる。


○宇宙 仁(そら ひとし)
CV:[[藤原啓治]]
自らの故郷を滅亡から救う為、人間の感情を調査に来た地球外生命体。
彼の宇宙船が故障した事が原因ではずむを事故に巻き込んでしまい、治療するもはずむを女の子にしてしまう。
事故の後は、はずむの家に居候しながら人間の感情を観察している。
後にはずむ達の学校の教師(担当科目は生物)として働き始めた。


○ジャン・プウ
CV:[[新谷良子]]
はずむが衝突した宇宙船の生体端末。
地球での姿ははずむをモデルに作られている。
素直で豊かな感情を持ち、あらゆるモノに興味津々。
また、はずむの事をオネニーサマと呼び、自身のモデルということもあってか、はずむに懐いている。


○摩利(まり) あゆき
CV:浅野真澄
とまりの親友にして良き相談相手の、眼鏡が似合う大人っぽい優等生。
どんな時も冷静で常にみんなの後ろから様子を観察している。
あまり感情の変化を見せないが、周囲の人間に対する愛情は誰よりも強い。


○曹呂 明日太(そろ あすた)
CV:[[小野大輔]]
はずむの親友。
単純でガサツだが、友情に厚い愛すべきバカ。
しかし、はずむが女の子になってからはイケナイと思いながらも、はずむに恋をしてしまう。
また、極希に漢になる。


○月 並子(つき なみこ)
CV:水谷優子
彼氏いない歴35年、教育に全てを捧げてきたハイテンション過ぎる美人教師(担当科目は英語)。
はずむ達のクラス担任。
学生時代はもの凄く可愛くモテていたのだが、本人が全く気付かなかったためにモテ期が終わってしまい、寂しさを感じる毎日を過ごしている。


○大佛 徹(おさらぎ とおる)&かほる
CV:保村真(徹)
CV:永島由子(かほる)
はずむの事を溺愛するはずむの両親。
はずむが女の子になった事を悲しむどころかむしろ娘が出来たと喜び、女の子として可愛がるようになった。
因みに、徹はカメラマン。かほるは専業主婦である。



【あのね商法】

アニメ版において話題となった商法。
アニメ版の最終回では一応やす菜を選ぶ形で終わっているが、最終回のラストシーンでやす菜がはずむに「あのね…」と言い、続けてはずむがとまりに「あのね…」と言って、あたかもまだ続くかのような終わり方をしている。
案の定、半年後に真の最終回であるOVAが発売されているが、これは「あのね商法」と呼ばれて話題となった。

後年、[[某世界の破壊者>仮面ライダーディケイド]]がやった「最終回は映画で」な終わり方の走りとなったと言っても過言ではない。

ちなみに、アニメ版最終回はやす菜エンドだが、真の最終回は原作と同じくとまりエンドである。




#center(){
なにかが変わっても
変わらないものがある
これからも
きっとずっと――
そう
かしましく
}

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