PPSh-41

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PPSh-41」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/03/07(水) 11:29:07
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諸元
全長:828mm
重量:3.64kg
口径:7.62mm×25トカレフ
発射速度:900発/分
装弾数:71発(ドラム型弾倉)、35発(箱型弾倉)
発射形式:S/F
開発者:ゲオルグ・シュパーギン(ソ連)

PPSh-41とはゲオルグ・シュパーギン技師がPPD-1940を簡略化し開発した、第二次世界大戦時のソ連で制式採用された[[短機関銃]]である。
名称はPistolet-Pulemjot Shpagina (Пистолет-пулемёт Шпагина)1941:シュパギン式短機関銃1941年型からPPShと略され「ペーペーシャ」と呼ばれていた。
 



○開発前夜
独ソ不可侵条約を締結し、ポーランドを手中に収めたソ連はフィンランドと冬戦争に突入する。[[シモ・ヘイヘ]]にも苦しめられたが、フィンランド軍のゲリラ戦やスキー部隊による一撃離脱戦法には特に手を焼いた。
この戦いで小さく取り回しのきく短機関銃の重要性を再確認したソ連軍はPPD-34/38とその改良型であるPPD-1940の生産を再開するが、重く高コストな銃の為、大量生産可能な短機関銃を求める。
その依頼に応じたゲオルグ・シュパーギン技師の試作品が1940年12月に制式採用される。
 


○どんなやつ?
木製ストックでドラム式弾倉とPPD系と変わらなそうだが、確実に改良が加えられている。

機関部は上下に二分割構造でメンテナンス時には散弾銃のように中折れ状態にできるので整備がしやすい。さらに機関部上部と銃身放熱カバーは一体で板金折り曲げ加工かつリベット固定と簡易で生産性も高い。

銃身カバーを傾斜させ、発射時のガスをマズルブレーキ代わりに使うなど後のアバカンにまで続くアイデアを組み込んでいる。

銃身は軽量化され、低空飛行する敵機への対空攻撃も視野に入れていたために毎分900発という発射速度も高くなっている。
 


○欠点と改良
ソ連で採用されるだけありソ連らしい兵器であり、マイナス面にもソ連パワーがかかっている。
ドラム式弾倉はゼンマイを巻いてから弾薬を装填する形式ゆえ、途中でゼンマイの固定が外れ弾薬が飛び出す、指を切るなど事故が多発。元々構造が複雑なので簡易な箱型弾倉に切り替えるが、厚さ0.5mmの鉄板では弾倉が凹んでしまったので、厚さ1mmで作り直す。
照準器もタンジェントサイトからアイアンサイトに変更し、溶接で固定されるようになった。

そのほかにも生産性を第一にしたため、より単純な構造となり過酷な状況でもバリバリ動く信頼性を手に入れることとなった。
 


○使った時とその後
1941年には98,664挺、1942年には1,499,269挺も生産され終戦までに500万挺以上が製造された。このため、前線部隊は勿論、海軍歩兵部隊や偵察部隊や空挺部隊にも配備されることとなった。

しかし、後方部隊には大きく、重い短機関銃はかなり邪魔だったようで批判もあったそうな。
軍部も「あれ、作りすぎたんじゃね&font(#ff0000){※1}。材料の浪費じゃん」と気付き、よりコンパクトな短機関銃を依頼するも、大量の本銃のせいで生産は伸びなかった。

[[AK-47]]の採用後は東側諸国で主力兵器として活躍。中国では50式衝鋒槍、北朝鮮では49式衝鋒槍としてライセンス生産され、50式衝鋒槍の改良型K-50Mが北ベトナム軍で使用されている。

第二次世界大戦から朝鮮戦争やベトナム戦争までを戦い抜いたとてもタフな短機関銃である。
 


○登場作品
・COD、BF等の[[FPS]]
・Angel Beats! …死んだ世界戦線の藤巻が使用
・ヒトラー~最期の12日間~
・スターリングラード
 


○余談
&font(#ff0000){※1}ドラム型弾倉の製造は面倒なのに本体は比較的簡易な作りゆえ、「本体作ったのに弾倉が足りず配備できない」という痛々しい状況になってしまった。

ドイツ軍ではバラライカ、日本軍ではマンドリンと呼ばれていた。
【画像】
どこがどうバラライカでマンドリンなのだろうか…
 


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「ふう…項目立てるののも楽じゃない…休憩だ」








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- デス・レースの無印・2では4挺のMG34と共にビュイックに2挺搭載されて登場。かつて持ち主が殺し合ってた銃が仲良く並んでる光景は感慨深いものがある。  -- 名無しさん  (2013-11-11 21:22:01)
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