feng

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feng」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/10/18(月) 08:05:56
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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feng(株式会社ホワイトローズ)は千葉県市川市八幡に本社を置くアダルトゲームブランド。
fengは中国語で「風」を意味し、「フォン」と発音する。
2002年『[[knot~絆の魔法~]]』でデビューした。
業界では珍しくない、同人から法人化した会社の一つ。



***fengの波瀾万丈な歴史
前身となったサークルは「みぎやじるし」で、浪人中だった上様を中心に結成された。
上様は後にfengの代表となる人物である。
そのようななかで、テイジイエル企画のパートナーブランドとして声がかかり、2003年5月に法人化した。


まだ法人化もされていなかった2002年、『[[knot~絆の魔法~]]』を処女作にfengは産声を上げる。
しかし、&font(#ff0000){七ヶ月の延期}をした上にバグ満載。内容も手抜きで評価は得られなかった。
その地雷ぶりはあかね色で有名になってもワゴンセールの常連となっている程。
&font(#ff0000){※}大抵の場合、有名になったブランドのデビュー作は内容が微妙でも中古価格が値上げする事が多い。


2作目の『[[White Princess>White Princess~一途にイっても浮気してもOKなご都合主義学園恋愛アドベンチャー!!~]]』では発売前に「絶対に延期しませんし、バグを出しません!」と宣言をした。
処女作の反省もあったのだろう。
結果的には&font(#ff0000){二回延期でバグ満載}と、&font(#0000ff){ユーザーをあっさり裏切った。}
その上、製作中にスタッフの大半が離脱、パートナーブランドからも離脱することになり、
ブランド自体が空中分解しかけたという凄い逸話がある。
この作品でfengはユーザーの間からネタ・地雷会社と化した。

とはいえ、それなりに売れたのか、この作品の「続編」という扱いで、コンシューマ版が発売されている。
声優総変更、シナリオの大幅追加など、リメイクに近い作品。


何とか倒産を回避して製作した3作目が『魔法少女Twin☆kle』。
しかし、コチラはセールス的に大失敗し倒産寸前にまで追い詰められる。

その上、ユーザーからは既に地雷会社として認知されているので半ば見捨てられていると踏んだり蹴ったり。


そんなfengが起死回生に出した4作目があの『[[青空の見える丘]]』。
今までの作風とは打って変わって王道的(?)学園ラブコメと大量のパロネタ(主にニコ動と2ch関係)を用いる様になった。
セールス的には一万ちょいとまずまずだが、ユーザーからの評価は割と高く、[[2chベストエロゲー]]で17位という結果に。

&font(#ff0000){※}一見低そうだが、この年は大量の神ゲーが出た色々ヤバい年で相対的に注目されなかっただけで、別の年ならもっと上をいけたと言われる。
ベストエロゲーの項目を見ればそれが解る。
余談だが、[[D.C.II>D.C.II ~ダ・カーポII~]]と[[StarTRain]]と同票。


そして5作目の『[[あかね色に染まる坂]]』が年間売り上げTOP10入りを果たし、アニメ化する程の大ヒットでfengの名を世に知らしめた。
また、実質リメイクに近いぐらいの描写が追加されたコンシューマ版も発売されたが、
声優が総変更されたことによって、賛否両論の激論が飛び交う作品となってしまった。


6作目の『[[星空へ架かる橋]]』は、発売前から期待度が高かったものの、延期に次ぐ延期で再びネタとして消費されるようになる。
結局&font(#ff0000){2010年10月15日に発売}され、バグはあったものの、安定した評価を得る。
前作に引き続きテレビアニメ化された。
声優陣も全員続投(双子のみなさんが)し、声優変更におびえていたファンたちも安堵させた。

7作目の初FDの「星空へ架かる橋AA」も延期の末発売。

そして、「空」シリーズが完結後初の新作であり8作目となる『ちいさな彼女の小夜曲』も発売。
が、延期の割りに評価は微妙…
ただ、音楽の評価は高く、2chベストエロゲソングで見事1位に!


9作品目は初の低価格作品として『彼女のセイイキ』が発売された。
発売前から公式サイトでは「fengの本気」と謳われ、大々的に宣伝されていた。
定価わずか2000円足らずであるにもかかわらず、涼香氏の美麗なCGとなかひろ氏のシナリオ、そして2曲のボーカル曲がついた豪華な作品。
そのほか、fengでは久々となる無延期作品である上にバグも皆無で、ファンを驚かせた。

第10作品目は、シナリオになかひろ氏、原画にkarory氏を起用することが決まっていたが、情報公開がなかなかされず、
先に「セイイキ」シリーズの第2弾となる『妹のセイイキ』が発売された。
「feng史上『いちばんあまい。』」と宣伝され、妹役の声優変更などもあって発売延期もなされたものの、
内容自体は悪くなく、一定の評価を得ることに成功した。

その後、2015年発売作として『夢と色でできている』の制作を発表したが、開発が遅延。
「セイイキ」シリーズ第3弾でダブルヒロイン制の『学校のセイイキ』と、『ずっと前から女子でした』が先に発売され、
『夢と色でできている』は一時期の沈黙を経て、2019年2月に発売された。

それから3ヶ月後、2019年5月末で事業を停止。
需要の低迷などによって売上が低調となり、改善も見込めないことから決定されたという。
同年9月30日には、千葉地方裁判所から破産手続き開始の決定を受けている。



***移植作品について
作品による評価のぶれが非常に大きいブランドだが、『White Princess』『あかね色に染まる坂』がコンシューマ化されている。
どちらも成功したとは言えない結果となっている。

前者はKIDによる移植だが、もとの作品のクオリティが微妙だったこともあり、
原作の「続編」という形で、シナリオの大幅な書き換え、声優の総変更(しかもほとんどが人気声優)、追加ヒロインなどの要素を詰め込んだものの、評価は得られなかった。
蛙の子どもはやはり蛙だった……。

後者はGNソフトウェアからの移植で、同じような大がかりなアレンジをしての移植であったものの、
もとから人気の高かった声優を総変更したことで大きく炎上した。
いちおう移植版の声優も有名どころをこれでもかと言わんばかりに起用しているため、悪くはないのだが、
・こちらの原作は評価が高く、もとの声優への愛着が強い人が多かったこと
・当時アンチによるバッシングの強かった声優が、本作屈指の人気キャラを担当したこと
などによって、原作既プレイ者からの移植版の評価は軒並み低い。

しかし、変更されたシナリオや追加ヒロイン、未プレイ者による声優の演技自体への評価は悪くなく、原作のプレイの有無で評価が分かれる作品となった。



***アニメ化について
このブランドから発売された作品のうち、『あかね色に染まる坂』『星空に架かる橋』はテレビアニメ化されている。
どちらも無難な萌え路線での作風で一定の評価はあるが、どちらも終盤の展開は賛否両論。
特に前者は、「妹」へのトラウマのきっかけになったという人も。



***寝具販売について
作品の評価にはムラが大きいが、一方で抱き枕カバーやベッドシーツといった寝具は非常に高い評価を得られており、
一部では「寝具メーカー」とも揶揄されている。


***作品一覧

・[[knot~絆の魔法~]]
・[[White Princess~一途にイっても浮気してもOKなご都合主義学園恋愛アドベンチャー!!~]](「続編」としてPS2版あり)
・魔法少女Twin☆kle
・[[青空の見える丘]]
・[[あかね色に染まる坂]](リメイク作品としてPS2・PSP版あり)
・[[星空へ架かる橋]]
・星空へ架かる橋AA
・ちいさな彼女の小夜曲
・彼女のセイイキ
・妹のセイイキ
・学校のセイイキ
・夢と色でできている






***~余談~

何だかんだで&font(#ff0000){全ての作品に延期・バグ有りが標準装備。}





延期してもバグが出ても諦めない紳士の皆様、追記・修正よろしくお願いします。

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- いつの間にか解散してた。せつない  -- 名無しさん  (2019-12-12 18:12:05)
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