Caw-Blade(MTG)

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Caw-Blade(MTG)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/03/27 (日) 22:47:02
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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Caw-Bladeとは、[[マジック:ザ・ギャザリング>Magic the Gathering]]のデッキ。プロツアーパリ2011で見事優勝を飾った。


>[[石鍛冶の神秘家>石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]] (1)(白)
>クリーチャー - コー・工匠
>石鍛冶の神秘家が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから装備品カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す」ことを選んでもよい。 
>(1)(白),(T):あなたは、あなたの手札にある装備品カード1枚を戦場に出してもよい。
>1/2

>[[戦隊の鷹>戦隊の鷹/Squadron Hawk(MTG)]] (1)(白)
>クリーチャー - 鳥 
>飛行
>戦隊の鷹が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから「戦隊の鷹」という名前のカードを最大3枚まで探してもよい。そうしたなら、それらを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。
>1/1
 
>[[饗宴と飢餓の剣>火と氷の剣(MtG)]] (3)
>アーティファクト - 装備品
>装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにプロテクション(黒)とプロテクション(緑)を持つ。 
>装備しているクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたはあなたがコントロールする土地をすべてアンタップする。 
>装備(2)



動きは単純。石鍛冶の神秘家を出す。状況に応じて装備品をサーチする。石鍛冶の能力で装備品を戦場に出す。戦隊の鷹に装備してビートダウン。

結果、相手は死ぬ。
 
なぜそれだけで死ぬのか。それはこの流れの中に、莫大なアドバンテージを稼ぐギミックが内蔵されているからである。

まず戦隊の鷹。出すだけで最大手札が3枚増え、デッキ圧縮にもなる。

石鍛冶の神秘家。出しただけで強力な装備品までサーチする事が出来る上に、その装備品をマナ・コストを踏み倒して戦場に出すことが出来る。

饗宴と飢餓の剣。アタックが通れば相手はハンド-1。更に自分の土地が全てアンタップ。

基本飛行持ちの鷹に装備するため非常によくアタックが通ってしまう。またプロテクション2色なため飛行がいても回避しやすい。

ちなみにこのデッキのカラーは青白である。&font(#0000ff){青}白である。大事なことなんで2回いった。

つまり、黒緑剣の能力によりコントロールデッキの理想である、&font(#ff0000){自分の場を整えつつも大量のマナと手札を残して、相手にターンを譲る}ということが出来てしまう。

[[稲妻>稲妻/Lightning Bolt(MtG)]]?はいはいマナリーク。まだあるの?んじゃスペルピアス。

更に、「レオニンの遺物囲い」などのメタ能力を持つクリーチャーの多い白。
かつての[[カウンターポスト>カウンターポスト(MtG)]]のようなアドバンテージの取り方。


……なにこの地獄絵図。
 
ちなみに当然のごとく、[[精神を刻む者、ジェイス>精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(MTG)]]も[[ギデオン・ジュラ>ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(MtG)]]もこのデッキには入ってる。石鍛冶の神秘家もなんだかんだいって現在一枚2500円近くする高価なカードである。まあ最終形にはギデオン入るか怪しいけど。

このジェイスがまた厄介で、±能力のアド稼ぎ&デッキ戻しが戦隊の鷹と噛み合いすぎている。

これにより&font(#ffffff,Black){鷹や石鍛冶のCIP能力によるアドバンテージ}、&font(#994c00){シルバーバレットされた各種剣の誘発能力}、&font(#0000ff){神ジェイスによりもたらされるアドバンテージ}という3段構えのアドバンテージ源が存在することに。
対戦相手は無視して殴り合うこともできず、かと言ってマトモに対処しようとしてもジリ貧になるばかりである。


ちなみに基本構築は

精神を刻む者ジェイス(約10000円)×4

ギデオン・ジュラ(約3000円)×3

石鍛冶の神秘家(約2500円)×4

太陽のタイタン(約1000円)×1〜2

饗宴と飢餓の剣(約2500円)×2

肉体と精神の剣(約2200円)×2

審判の日(約500円)×4

漸増爆弾(約1000円)×4

他にも一枚700〜800円ほどするレア土地を14〜16枚投入する。

ちなみに各剣の1枚づつと爆弾はサイドデッキに入る。つまりメインだけでなくサイドデッキまで高価な[[札束>札束(TCG)]]デッキなのである。
&font(#ff0000){マジふざけんな}

救いは戦隊の鷹がコモンであり、一枚50円〜であるということだろうか。
 
また当時のスタンはミラディンの傷跡ブロック。
どんどん新しい装備品が生まれることが予想されていた。

ミラディン包囲戦当時はまだ存在しないが、赤白剣が出た場合理論上全ての色に対するプロテクションを内蔵することになる。

そして「新たなファイレクシア」で赤白剣収録。

その名も「戦争と平和の剣」

さらに「[[殴打頭蓋>殴打頭蓋/Batterskull(MtG)]]」なるこのデッキの為にあるようなアーティファクトも登場。

どちらも2000円は超える。


唯一といっていい弱点は
「紅蓮地獄」「金屑の嵐」などの赤得意の軽量全体火力、もしくは[[ゴブナイト>ゴブナイト (MTG)]]等の超速攻型ビートダウン。

が、全体火力は1マナカウンターのスペルピアスで貫かれるし、たとえ焼けても手札には後続の鷹が控えている。ビートダウンもたとえクリーチャーを並べるのに成功したとしても審判の日やサイドからの漸増爆弾で全滅である。
そもそもマナリークのような軽量カウンターや乱動への突入といった軽量除去もガッツリ入ってるため並べることすら難しいが。
もたもたしていていれば3ターン目に殴打頭蓋が着地、絆魂でダメージレースすらさせてくれない。

万が一大型クリーチャーが着地しても、「転倒の磁石」で3ターンはお茶を濁せる。そのうち乱動への突入でバウンスされて打ち消されるのがオチであろう。新たなるファイレクシア後は四肢切断なんかも増えた。
 

苦労して剣などを破壊しても太陽のタイタンで回収されるなんてのもザラである。

まあ、伊達にプロツアーで優勝してませんよね……。

しかし遂に神ジェイスと石鍛冶の神秘家がスタンダードで約6年振りの禁止カードとなり、崩壊が決定的となった。


と思われたが鷹に剣を乗っけて殴りつつコントロールするという戦略は生きており、その後の国別選手権などで活躍した。


追記、修正はアドバンテージを得てからお願いします。


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- ホントこれはひどかった。Willと土地差し替えればレガシー級のデッキがスタンにあったって、頭悪すぎるよね…  -- 名無しさん  (2016-06-24 22:32:02)
- つーか、スタンのままでも当時の並みのレガシーデッキになら勝ててたしね  -- 名無しさん  (2016-09-13 21:44:34)
- なんかもう突っ込みどころしか無かったし、時間過ぎたんで表現変えるところも含めて編集  -- 名無しさん  (2017-09-11 14:16:02)
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