.hack/SIGN

「.hack/SIGN」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
.hack/SIGN」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/01/27(金) 16:56:08
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
Project.hackの一環として制作されたテレビアニメ。
2002年4月から9月にかけてテレビ東京系列各局にて放送された。
系列局のはずがなぜかテレビ北海道では放送されなかった。
全28話だがテレビ未放送の番外編、総集編を合わせてなのでややこしい。

様々なメディアミックスが展開されている.hackシリーズ最初のアニメ。
PS2ゲームシリーズの.hackに繋がる重要なストーリーとされている。

【ストーリー】
物語は近未来の2010年――――。
Cyber Connect社の開発した仮想現実を体験出来るオンラインゲーム「The World」は、世界中でプレイヤー数が2000万人を越える程の人気を博していた。
その大勢のプレイヤーの中の1人、司。
とある事情から現実世界を嫌い絶望していた司は「The World」でも人との関わりを避けるように自分の殻に閉じこもっていたが、
とあるダンジョンの最深部でミミルと出会ったことをきっかけに閉ざされていた司の心に変化が現れる…。

物語の大半がオンラインゲーム内の話であり、そこに現実世界の話を挟むといった手法が取られている。
SIGNでは「The World」に起きた異変、アウラ覚醒の経緯、キーオブザトワイライトの探求などが描かれていく。

【登場人物】

●司
声:斎賀みつき
本作の主人公、呪紋使い。
あることをきっかけに「The World」内に閉じ込められてしまったプレイヤー。
可愛らしい中性的な外見だが、リアルでの非常にツラい体験が原因で性格が非常に暗い。
その暗さはあの[[碇シンジ]]と双璧を成す。
元々は現実逃避の為にオンラインゲームを始めたのだが、ある時を境に「The World」からログアウトすることが出来なくなる。
しかし、「あのクソみたいな世界に戻らなくてすむ」とログアウト出来ないことを受け入れ、モルガナの術中にはまっていく。

#region(ネタバレを含む「司」のリアル)

本名は荘司杏。年齢不詳だが、後に寮制の学校に通っている為、当時十代の可能性が高い。
「司」が現実世界の事を「&bold(){クソみたいな世界}」と唾棄し続ける厭世的な佇まいの背景には司の家庭環境が深く関わっている。
母は幼い頃に病死し、父子家庭で育ったが&bold(){長年父親から虐待を受け続けており}、「彼女」にとって現実世界はまさに「クソみたいな世界」でしかなかった。
現実逃避を目的に「The World」をプレイしており、現実世界の自分を否定するために男性PC「司」を演じている。
上述のように、ログアウトできなくても「あのクソみたいな世界に戻らなくて済む」とポジティブに受け止めてしまい、更にモルガナが亡き母親を演じていたため余計に帰還の意思が希薄になっていた。

また、ログアウト不能に陥ったこととリンクして、現実世界では後の「未帰還者」達と同じように意識不明の昏睡状態に陥り入院していたが、
あろうことか&bold(){&font(#ff0000){実父が病室に侵入して(恐らくは殺意を持って)杏の生命維持装置を止める}}という親として最低を通り越した暴挙に出るものの奇跡的に大事には至らなかった。
この殺人未遂に等しい事件が決定的となったらしく実父は逮捕され、併せて親権も剥奪されたらしく『ZERO』やOVAではベアのプレイヤーである佐久間が後見人として面倒を見ている。

#endregion

尚、ゲーム版にはエルクという同エディットキャラがいる。
ぶっちゃけ、ミアがエルクに懐いてた理由は…。

●ミミル
声:豊口めぐみ
多分本作のヒロインの重剣士。明るく前向きな性格で、少々おせっかいな面がある。
同じエディットタイプのPCを使っている上に若干キャラが被っているブラックローズをライバル視している。
「なんですとー!」が口癖。

●ベア
声:中田和宏
初心者の指導なども担当する古参プレイヤーの剣士、冷静で行動力がある頼りになる男。
ミミルにはよくおじさんと呼ばれ、自分自身でもおじさんと言ったりするお茶目なおじさん。
ゲーム好きという一面があり、リアルの職業は小説家でペンネームは「佐久間亮」。著名な小説家であるとされ、クリムと銀漢も著書を愛読していた。
私生活の絡みで実子と色々あって司のことを気にかけるようになり、司のリアルに関してとある役割を果たそうとする。

●BT
声:平松晶子
金髪の美人でかなりの策士という呪紋使い。
少々高慢な態度を取ることがあり、言葉の節々にトゲがあったりする。
だがそれはBTが言うには“BTを演じているから”らしい。リアルとゲーム内の自分に線を引く様子から、ある意味クリムとは似た者同士なのかもしれない。
疲れていたりする時はBTを演じていない素の彼女が垣間見れる。
結局はミミル達と共に司を助けてくれる辺り、本当は優しいお姉さんなのだ。

そんなBTのプレイヤーは派遣会社に勤務する20代後半の女性。学生時代に何か思うことがあるのか、同窓会への招待状を破り捨てていた。
モデルの経験があるらしく、リアルでも美人のご様子。ベアのプレイヤーとは現実世界でも知り合いらしい。
BLTサンドが好きだけどレタスは嫌い。PCの名前もBLTサンドからレタスを抜いたもので、曰く「レタスの存在意義がわからない(要約)」と言い切る位にはレタスが嫌いらしい。

●昴
声:名塚佳織
「紅衣の騎士団」の創設者で団長、昴様。
重斧使い。何事にも偏見を持たない純粋な性格だが内心は結構暗めな人。
司のことを気にかけ、司の方も彼女の穏やかな人格に触れ好意を抱いていく。
リアルでの彼女は車椅子で生活している模様。

●銀漢
声:千葉一伸
角のついた髑髏をかぶった剣士の男性PCで昴の部下。
正義感が強くクソ真面目な性格であり、当初はやや独善的で傲慢とも言える態度だったが
今作での経験を経てその正義感を正しく活かせる人物になった。が、そのせいで4年後に理不尽な目に合う苦労人。
リアルではレンタルビデオ屋のアルバイトをしており、『ZERO』では居酒屋のアルバイトに転職して店長代理も務めているらしい。

●クリム
声:三木眞一郎
紅い稲妻、重槍使い。
正義感の塊みたいな熱い男であり、「The World」を初期の頃からプレイする古参プレイヤー。
昴と共に紅衣の騎士団を結成したメンバーであるが、現在は訳あって騎士団を脱退している。
しかし、騎士団を抜けた今でも昴とは友人であり、昴の良き相談相手として協力関係にあるようだ。
古参プレイヤーというだけあってかなりの高レベルらしく、楚良とまともに戦える数少ないキャラクター。

リアルとゲームに一線を引いている大人。
リアルでは海外出張が続いており、帰国のたびにPC保守目的でログインしている事が多い模様。

●楚良
声:家中宏
神出鬼没の&ruby(プレイヤーキラー){PK}。戦闘能力がかなり高くSIGN組の最強候補の一人で、戦闘を楽しむタイプ。本名は&bold(){三崎亮}。
つまり『.hack//G.U.』の主人公[[ハセヲ]]と同じプレイヤーで、司を逃がすため手を組んでいたモルガナに反目し、第一相スケィスに最初にデータドレインされ「未帰還者」となる。当時、小学生。
スケィスのケルト十字架に意識を封印されていたがカイト達の活躍により解放((Vol.3『侵食汚染』にてBBSに投稿されている「Λにじり寄る 裏切りの 虚無」のダンジョン地下3階に向かうとイベントが発生し、カイトに感謝の言葉を投げ掛け自身の双剣を託す))され、後に意識も回復したがデータドレインされた影響でリアルでは当時の記憶を失い、以降「The World」が一新されるまでログインすることはなかった。
「楚良」というキャラデータそのものは当人の人格を持った放浪AIとしてゲーム内をブラブラしているが、4部作までに誰かが保守目的でログインしていない限りはプレイデータは抹消されているものと思われる。

●バルムンク
声:檜山修之
「The World」内でも屈指の実力を持つ有名プレイヤー。
一回だけ登場した宝塚みたいな格好した奴。ゲームではレギュラーに昇格。
有名プレイヤー同士故か、昴とは面識があった。

●ヘルバ
声:冬馬由美
ええ乳した人。
今作でも相変わらず最強のサポーター。

●アウラ
声:坂本真綾
『.hack』シリーズの全てにおいて重要な人物。
今作ではまだ完全な形で生まれておらず、モルガナの目論みで司と心が繋げられ、司のネガティブな精神の影響を受けさせられていたが…。
生まれたばかりであるせいか、ゲームより幼い見た目。

●マハ
声:高山みなみ
後のミア。この時点では幼い姿をしており、話す事も出来ない。
モルガナの手先だったが、司にプレゼントされたエノコロ草を大切にするなど自我を構築。
しかしそれがもとでデータドレインされ、記憶を消された上でゲーム版における『ミア』として再構築される。
その後、28話にて司と再会し…?

●カイト
声:相田さやか
最後にちらっとだけ登場するゲーム本編の主人公。
設定のおかげもあってか、SIGNでの影の薄さは言うまでもない。
ゲーム版後のお話である28話(OVA)では活躍するけどね。


【ゲーム版との繋がり】
『.hack// 絶対包囲』をクリアすると、司、楚良、昴のメンバーアドレスを貰えて使えるようになる。
司は「黄昏の守護者」がいないので、当然弱い。
楚良はバルムンク並に使えたりする。
また、この時の楚良は設定的に放浪AIの可能性が高い。
また後日談のOVAではネットスラムでSIGNメンバーとゲームメンバーが大勢の人間とパーティーを催している。
因みにこれがSIGNの本当の最終回である。

【主題歌】
オープニングが「Obsession」、エンディングが「優しい夜明け」
で歌は共にSee-Sawが歌う。どちらも名曲・神曲として名高い主題歌である。オープニングの最初と最後に謎の女性が登場するが、誰かまではわからない。
 


次にログアウトできなくなるのは――――君だ。



追記・修正はログアウトできなくなってからお願いします。

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- OPの女の人ってヘルバじゃないの?GIFTでヘルバになっていたし…。  -- 名無しさん  (2013-10-01 00:57:37)
- 好きキャラは現実世界では残念なことに…って描写が多くて萎えたなあ。  -- 名無しさん  (2014-08-14 15:12:10)
- ↑それがネットだからね。  -- 名無しさん  (2014-08-14 15:17:30)
- その点、ミミルの安定感は異常。  -- 名無しさん  (2014-08-14 15:19:21)
- 会話が面白いんだよなこの作品。ロールとかゲームと現実の話題の入りまじりとか、見てて飽きなかったわ  -- 名無しさん  (2015-12-09 22:14:15)
- こういう路線で続けて欲しかった  -- 名無しさん  (2015-12-09 22:47:56)
- ミミルとは友情、昴とはガチって辺り百合ものとしてすごい名作なのかもしれないw ↑↑ この間見直す機会があって全話見たけど、すごく楽しめて見れたわ。作画とかやっぱ古いんだけど、そういう機微がしっかりしてるから世界観に引き込まれちゃうのよね  -- 名無しさん  (2017-02-09 02:34:22)
- 「出会いは神の御業 別れは人の仕業」ってセリフ、萩尾望都ファンだけど見たことないし、彼女が書くようなセリフじゃないと思うんだけどなぁ。この言葉自体はいいセリフだけどw  -- 名無しさん  (2017-05-22 22:24:03)
- 根暗っつっても司は現在進行形で親に虐待されてる子供だからなあ。しかもリアルで実は…というのがわかったら非難がサーっと引いたのはちょっと笑ったw  -- 名無しさん  (2019-10-11 20:18:24)
- 懐かしい…メディアミックスの最初のアニメなのにめっちゃ暗くて、でもつかみどころのない雰囲気が好きだった。今.hackってどうなってるの…?  -- 名無しさん  (2019-11-22 03:00:01)
- ↑去年GUのリメイク+新作追加のラストリコードが出たぞ  -- 名無しさん  (2019-11-22 03:50:08)
- 真夜中にあの真下耕一監督アニメ十八番のキレッキレオサレOP見たら変なテンションになれる  -- 名無しさん  (2019-11-22 04:00:04)
- これ以降司と同型PCはなんかやらかす 漫画版 腕伝だとチートでアイテム作るやつがいた  -- 名無しさん  (2021-08-27 19:54:04)
- 尻切れトンボな部分はゲーム本編と後日談OVAでしっかり終わらせてるんだが、後者はゲーム無印全巻買った人へのプレゼントだったので今だと入手困難。  -- 名無しさん  (2022-07-11 13:43:23)
- 因みにOVAっつかOVDを見るとわかるがSIGN組とゲーム無印組は一部除いてあんまり仲良くないという妙な生々しさ。仲が悪いわけでもなくなんて言うか「目的を達成する過程で共通の秘密の一部に触れた同士」というだけで一緒に行動してたわけでもないんですっごく他人行儀だったり張り合ってたりという関係。  -- 名無しさん  (2022-07-11 13:51:55)
#comment
#areaedit(end)
}

復元してよろしいですか?