R-9A アロー・ヘッド

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R-9A アロー・ヘッド」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2014/05/10 (土) 12:53:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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R-9A アロー・ヘッドは横スクロールシューティングゲーム『[[R-TYPE]]』シリーズでプレイヤーが操作する異層次元戦闘機であり、全R戦闘機の母体とも呼ぶべき原初の実動機である。
なお、本項ではR-9Aの直系機についても記載する。

目次
#contents()


*異層次元戦闘機の誕生
元々は&ruby(宇宙空間機動計画){『RX-プロジェクト』}として開発・発展してきた&bold(){汎用作業機}だった。

超長距離探査から帰還した異層次元探査艇《フォアランナ》が採取した&bold(){&ruby(“バイドの切れ端”){超束積高エネルギー生命体}}の解析結果から、未知の外敵[[バイド]]に対する対応力や汎用性、発展性を考慮して方針変更されたのが異層次元戦闘機、通称『R戦闘機』の始まりである。

作中で縦横無尽にヌルヌル動けるのは『ザイオング慣性制御システム』の恩恵で、戦闘機を全力で逸脱した武装が施された理由は「最悪一機でも生き残ってバイド中枢をぶっ壊せればいいじゃん」という単騎突入を前提とする&s(){”凄まじく頭の悪い”}コンセプトによる。

ちなみに《フォアランナ》がどうやって“バイドの切れ端”を採取・帰還したのかは一切不明。
自身に触れたものを侵食せずに放置するバイドなんぞいないのだ。
[[フロム脳]]ではないが、色々想像や考察の余地がある。


*R-9A アロー・ヘッド

Rナンバーズ初の実用型戦闘機。
試験機状態で西暦2163年の第一次バイドミッションに一個大隊が投入され、地球初の異層次元戦闘を展開する。

**武装
○スタンダード波動砲
R戦闘機に&bold(){戦艦級の火力を持たせる}ために開発された力場開放型大出力エネルギー兵器の標準仕様。力場を砲身代わりにするので、デバイスが小型かつ外観上に砲身が存在しない。
前方に展開した力場で波動エネルギーを蓄積し、指向性を付与して開放することで万物を破壊する汎用作業機のオプションだった小惑星・デブリ破砕用『アステロイドバスター』が原形とされている。

[[第一次バイドミッション>R-TYPE]]時には未完成で1ループ、[[オペレーション・ラストダンス>R-TYPE FINAL]]時には最新型の2ループチャージを可能としている。

○超高速電磁レールキャノン
俗にバルカンとも呼ばれるR戦闘機用の標準装備、速射型&bold(){レールガン}。&s(){レールガンがバルカン扱いって、おま……}
この時点で何かもう頭がおかしいのだが、こんな重兵装も対バイド戦では雑魚散らし程度にしかお呼びじゃないのだ。

○追尾ミサイル
機体上下から発射される一対の対空ミサイル。連射性と追尾性に優れ、パイロットからの支持は高いらしい。
汎用性も悪くないので多くの機体のオプションとなっている。
ムービーではだいたい機体下部から発射しているので、サイロは多分そこ。
こいつも対バイド戦ではry

○爆雷
宇宙のことを星海とも言ったりするので爆雷なのだろうが、単なる爆弾。扱いが単純なためか、対象と近接時の連続投射性に長ける。


○スタンダード・フォース
“バイドの切れ端”から分離・純粋培養したバイド素子にコントロールロッドを打ち込み収束制御したフォースの初期標準仕様にして&big(){&bold(){人類初にして唯一の次元兵装}}、ラウンド・フォース、もしくはただ単にフォースとも。
開発思想からして『バイドを以てバイドを制す』というマジキチ一歩手前、開発中に研究施設をひとつ&bold(){完全消滅}させているいわくつきのシロモノ。
しかし、これがなければバイドに抗し得なかったのもまた事実。

R戦闘機側のフォースコンダクターで無線制御し、エネルギーをコンバーターで変換加工することで「&color(red){&ruby(対空レーザー){高密度収束光条体}}」「&color(blue){&ruby(反射レーザー){連続変化プリズム型光条体}}」「&color(gold){&ruby(対地レーザー){対物追従型連続光条体}}」として放出できる。
また、機体前方ないし後方に装着して強力なシールドとして、あるいは射出して強力な打撃兵装として扱う(フォースシュート)万能装備。敵弾までも貪っちゃう腹ペコさん。
フォースのコントロールロッドが外部衝撃で破損しないのは、中枢バイド体のエネルギーで&bold(){半バイド化}することにより保護されているから……らしい。


○ラウンド・ビット
機体上下に展開され、機体側面のビットコンダクターで制御される支援攻撃用オプション。
人工フォースを目的に開発されたが、不安定な状態で運用されたため、支援を行えるのは対空レーザー発射時のみ。むしろ耐久性の高さから上下方向のシールドとして扱われることが多かったとか。
構想そのものは後のシャドウ・フォースで結実する。


**放たれた《反撃の嚆矢》

第一次バイドミッションは、最終的にあるパイロット(※プレイヤー)の駆るただ1機のみがバイド中枢への到達と破壊に成功。
人類圏へ帰還を果たすが、除染されぬまま放置されていたことがきっかけで[[悪魔的狂詩曲>R-TYPE ⊿]]の引き金となってしまう。

本機の完成度と性能の高さが後のRシリーズへの性能要求を過大にしたと言えなくもないが、[[オペレーション・ラストダンス>R-TYPE FINAL]]でも第一線に立ち続けるRナンバーズ屈指の長寿機。本機なしでバイド相手に互角に立ち回れたかどうか……。


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*R-9A2 デルタ
R-9A直系にしてR-9Aシリーズの父。

大気圏内専用機として機体の小型軽量化が推し進められ、また、フォースの耐エネルギー性質を応用した『DOSEシステム』が搭載されているのも特徴。
本機のそれは《ニュークリア・カタストロフィー》の名の通り&big(){&bold(){核融合を励起させて範囲内の一切合財を熱核焼却する}}。

**武装
基本的には原型機と同一。

○拡散波動砲
特殊触媒を用いて波動エネルギーを増幅・拡散させる折りたたみ式の新型波動砲……の試験型デバイス。
試験型だけあって拡散レベルにやや難がある。


**英雄後継機、波乱の初陣
初陣は後に「サタニック・ラプソディー」と呼ばれる((後にバイド侵蝕されたR-9Aが引き金であることが判明))同時多発的電子機器暴走事件。
まだ試験段階だった本機は、手駒の不足からRX-10 アルバトロス、[[R-13A ケルベロス]]共々急遽実戦投入。
最終的にバイド化した英雄機とバイドコアの撃破に成功し、RX-10とともに帰還する。


*R-9A3 レディ・ラヴ
デルタ直系、通称「へきる号」。
いくつかのシリーズの母体となっているあたり、機体そのものの発展性は相応以上だったのだろうが、良くも悪くもスタンダードで[[特長がないのが特徴>ジム・カスタム/ジム・クゥエル]]。ペイントとカラーリングがあえて言うなら特徴的か?

**武装
基本的にはデルタと同様。

○誘爆ミサイル
着弾と同時に炸裂し、攻撃性エネルギー体を周囲にばら撒く前方投射型のカプセル型ミサイル。その性質上、起伏に富んだ地形で特に有効。カプセルなのにミサイルとはこれ如何に。

○スタンダード波動砲Ⅱ
スタンダード波動砲の出力やチャージ容量を強化した後継型。3ループ可能、加えて着弾時の衝撃波や飛散したエネルギーを敵に向けることでダメージを増幅できる。

○スタンダード・フォース改
レーザーはスタンダード・フォースの特徴そのままに威力や攻撃範囲がパワーアップしているが、斜め後ろに出るようになった対地レーザーだけは評価の分かれる。%%どのみちあんまり使わないとか言わない%%
無駄が多かったのか、それとも技術レベルの向上か、効率の徹底的な見直しでレーザー変換率を30%も向上させることに成功した。
何よりの特徴は&bold(){分離時の弾が6WAYになった}ことで、殲滅力は言わずもがな、敵にめり込ませた時の破壊力も凄まじいことになっている。特にFINAL2では最強クラス。

*R-9A4 ウェーヴ・マスター
レディ・ラヴの直系機であり、R-9A直系の完成形。
スタンダードな特性を高次元に強化した、癖がなく扱いやすい安定した機体。特長はないが全領域で高次元に安定した性能を持っている、ロボットアニメでいうところのエリートなライバルが乗ってそうな汎用機……のようなイメージ。
《極めしもの》だが[[瞬獄殺の人>豪鬼]]とは関係ないし音楽関連の某社とも関係ない。ないったらない。
FINAL2ではスタンダード・フォース改のおかげでかなりの強機体となっているが、他のスタンダード改持ちも軒並みパワーアップしたため最強候補にはやや届かずと言ったところ。

**武装
基本的にはレディ・ラヴと同一。

○スタンダード波動砲Ⅲ
スタンダード波動砲の(現状での)最終モデル。さらにチャージ容量が増強されて最大4ループとなり、威力とともに波動弾体のサイズも大型化した。
再集束機能も強化された上で引き続き搭載されている。


*R-9AF モーニング・グローリー
「フォースに波動砲を搭載したらどうだろう?」思いついたら作ってしまうのは[[腐れ開発チーム>TEAM R-TYPE]]の取り柄でもある。
しかし予算を割いてもらえなかったのか工作用機体を流用して建造されており、系譜上はR-9Aの系列機ながら関連性は薄いと思われる。
外見としてもラウンドキャノピー以外はほとんど共通点がなく、三本の作業用アームもそのまま。
何をするでもなしに、せわしなくアームを動かし続ける様は滑稽でもあり、どこか切なくもある。
この姿はR戦闘機の祖、汎用作業艇Rシリーズのひとつ「R-3」に酷似したものだが、単なる偶然とのこと。

TACTICSシリーズでは「Rr2o-3 工作機」として登場。別次元の機体となるが、改造元の工作機ではないかとも言われる。
燃料・弾薬の補給に応急修理、施設占領、資源回収、簡易拠点の建設まで、艦隊の兵站を支える縁の下の力持ちとして幾度となくお世話になるユニット。前線での修理は新米パイロットの熟練度稼ぎにもうってつけ。
特に艦船や大型ユニットなどの艦載不能ユニットが損傷した場合には工作機での修理に頼る他なく、その重要さ故か敵に見つかると最優先で狙われる。
欠点は移動力2という足の遅さ。地形によっては離着艦にさえ難儀することも。
後継機には「Rr2o-3-2 工作機2号機」が登場、資源貯蔵量・採掘速度が上昇している。
しかしサイズが2HEX占有(=艦載不能)になり、活躍の機会が大きく狭まってしまうという罠。これさえなければ…
バイド側には「BXRr2o 腐れ工作機」がいる。

**武装
○フォース波動砲(FINAL/FINAL2)
R戦闘機だけでなく、フォースにも波動砲を搭載、本体側の波動砲と連動して制御されている。最大2ループ。
遠隔操作できる波動砲の運用実験のために開発され、想定を上回る戦果を挙げたとされる…
のだが、それはつまり&font(#ff0000){ただの武装した工作機}を実戦投入したということだろうか?
作中ではフォース分離時と合体時で挙動が変化し、フォース合体時はスタンダード波動砲とほぼ同じで、フォース分離時は1ループ相当の波動砲を自機とフォースの両方から発射する。正直威力が物足りないが、[[究極互換機>R-99 ラスト・ダンサー]]を使って特殊フォースと組み合わせると「相手に喰らいついて波動砲を撃ちまくるフォース」とか面白いものができたりする。
似た波動砲に、[[B-3Bメタリック・ドーン>バイド系R戦闘機]]の「フォース波動砲LM」シリーズがある。

FINAL2では威力不足という弱点が改善された。というか&bold(){改善され過ぎた}。
具体的にはフォースと自機の両方から同ループのスタンダード波動砲相当の波動砲が出るようになった。つまり、&bold(){2ループでもスタンダード4ループと同等の破壊力}となる。
スタンダード・フォース改の強化もあって、この機体を最強候補の一角にまで押し上げた。
%%ここまで強くなるとわしゃわしゃ動かしているアームが余計に浮く。%%

○スタンダード・フォース改
フォース自体の説明は上記のRー9A3レディ・ラヴを参照。
他の機体と同じフォースであり、フォース波動砲の搭載以外は性能に違いは無い。
波動砲ってそんなに簡単に載せられるのだろうか…?


追記・修正はR-9Aでバイド中枢に突入・生還してからお願いします。

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- なんかR-TYPEが上がって来てて俺歓喜  -- 名無しさん  (2014-05-10 23:40:11)
- フォースのレーザーって「フォースは注入されたエネルギーを変化させる触媒になる」って設定があったような気がするんだけど・・・違ったかな?  -- 名無しさん  (2014-05-11 02:02:51)
- 悲劇だな  -- 名無しさん  (2014-05-12 23:45:04)
- フォースは開発時に研究施設を一つ消し飛ばしている。  -- 名無しさん  (2014-05-17 20:29:49)
- 普通はレールガン連射の時点で戦艦級な気がするんだけど  -- 名無しさん  (2014-05-30 11:47:38)
- やっぱR戦闘機といえばこの機体だな。  -- 名無しさん  (2014-06-25 19:55:00)
- ↑x2いかにバイドが強大であるかがわかるな。  -- 名無しさん  (2014-06-25 19:56:22)
- 同僚(?)のビックバイパーさんは通常ショットが核シェルター打ちぬけるレベルなんで大群を相手に一騎当千の活躍をさせるには妥当な線だったりするんかね  -- 名無しさん  (2014-06-25 20:22:20)
- コントロールロッド  -- 名無しさん  (2014-06-25 21:09:32)
- あの増えたりするコントロールロッドはどういう構造してんだ?  -- 名無しさん  (2014-06-25 21:10:24)
- ↑×3 R戦闘機にしろビックバイパーにしろ、そんなのが量産されていっぱい飛ぶんだぜ‥?  -- 名無しさん  (2014-06-25 21:13:36)
- 星間戦争レベルで見ればそのくらいの性能はあって然るべきと思わんでもない  -- 名無しさん  (2014-07-17 13:09:01)
- しかし、何処を如何すれば作業艇がとんでもない戦闘機になるのだろうか?  -- 名無しさん  (2014-08-08 17:55:56)
- ↑作業機の段階でかなり汎用性のある機体だからね。それを元に化物レベルの武装を施せば…という訳  -- 名無しさん  (2014-08-08 20:36:50)
- 最高速度は200km/s。慣性制御ですぐに到達するよ!前を向きながら右にも左にも後ろにもすぐにいける!  -- 名無しさん  (2014-09-10 13:37:55)
- 闇堕ちした機体。  -- 名無しさん  (2014-11-23 07:01:36)
- 闇堕ちならどの機体だってする可能性あるぞ  -- 名無しさん  (2015-02-07 21:44:17)
- パイロットで五体満足なんだっけ?戻ってきても普通に生活できるんだっけ。  -- 名無しさん  (2016-10-26 19:16:14)
- R-9A直系列で五体不満足なのはR-9Cだけかな。「四肢が有る」という意味ではR-9/0  -- 名無しさん  (2016-11-29 14:30:56)
- スマン、途中送信。続き→R-9/0は省かれるし。あとCも/0もFINALの登場機は「オリジン」じゃ無い偽装機体から五体満足でしょうな  -- 名無しさん  (2016-11-29 14:31:59)
- デルタの時のアローヘッドってまさかパイロットごと冷凍にされたのか?あとモリッツgだっけ。あんなかにいれられていたのか?  -- 名無しさん  (2017-01-25 09:09:39)
- デルタの時キャノビーが紫だったけど最初はあんな色じゃなかったような。浸食が原因なのかな  -- 名無しさん  (2017-02-13 19:05:01)
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