こより(猫神やおよろず)

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&font(#6495ED){登録日}:2014/06/13(金) 17:29:54
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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『猫神やおよろず』の登場人物。

「どら猫ランアフター」で初登場。お使い中の繭と天音の前に現れた不思議な少女。
色の抜けた長髪で、白色のワンピースを着ている。
登場時には、蝉の抜け殻を片手にポストの上に座っていた。

繭にアイスを奢ってもらい食べていたが、
根津魅が現れたことで戦闘体制になった天音の所為で、尻餅をつきアイスを落としてしまう。
繭に食べかけのアイスを渡され、そのまま置いていかれた。


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#include(テンプレ3)











#center(){
「まったく大した拾いモノだよ お前は
まるで 一時 夜を呼び寄せたかのようだったぜ」
}



須佐之男が根の国を探索中に見つけ、漂わせる死の気配の濃さを気に入り地上に連れ出した。

当初は、記憶も何もなく外見同然の子供っぽさに振り回され後悔した須佐之男だったが、
夜を呼び寄せたかのように町を闇で包む霊障を引き起こしたことで気に入り、&font(#ff0000){呼夜罹}の名を与えた。






以下、更なるネタバレ











#center(){&font(#c0c0c0){「ねえ 後どれくらい記憶を集めれば こよりは人間になれると思う?」}}



◆根津魅
人間から零れ落ちた記憶の欠片を齧る、根の国の鼠。
太陽の光の下では生きられない低俗な魑魅。


こよりの正体は、人間の姿となり知性と感情を得た変り種の根津魅。
須佐之男は記憶を齧ることで力を付ける根津魅の性質に目を付け、
月の蔵に蓄えられた大量の記憶を喰わせ、神にも匹敵する程の力を付けさせ高天原を転覆させるようと企む。




本能のまま暗く冷たい記憶の欠片を齧る根津魅が、
一人暮らしの老女から零れた温かい記憶に惹かれ、彼女の家に留まり続けた結果、
彼女の記憶の中に居た少女の姿となった。


人間になることを望んでおり、
月の蔵の記憶を手に入れれば、人間になれると須佐之男に唆され彼に協力する。

元は根津魅の為、常識には疎い。
「人間は人間を殺してはいけない」と須佐之男に言い含められているため、人殺しは悪いことだと捉えているが、
言い含められていないことに関しては「猫は殺してもいい」と発言したり、誘拐を悪いことと思っていなかったりと物騒。


須佐之男と出会ってから四年に渡り、記憶を齧り続け力を蓄える。
彼女が力を得るのに合わせ根津魅たちも活性化し、日光の下でも活動が確認され始める。



公園で出会った子供たちに「6時には家に帰らないといけない」と教えられたことで、
帰る家を求めるようになり「まだ早い」と止める須佐之男を振り切り、数十万の根津魅の群れを率いて月の蔵を襲撃する。
複数の根津魅を融合させ巨大な根津魅を造り、番人の蔵菊理姫神を退け蓄えられた記憶を喰らい鬼神となる。

得た力で、月面に地上の街を再現し、
そこに柚子や、公園で知り合った子供たちを誘拐する。
柚子の記憶を操り二人だけの姉妹生活を続けていたが、
柚子を助ける為に繭が月に駆け付けたことで、柚子に記憶が戻る。

繭を見て柚子が嬉し涙を流したのを誤解し、
繭をお姉ちゃんをいじめる悪い奴と認識し、柚子を守る為に戦いを挑む。

巨大根津魅を生み出し、格闘戦では繭を圧倒するが、
日の光を束ねた槍に肩を撃たれ、本気を出し無数の巨大根津魅を呼び寄せたが瞬殺される。

「根の国の生物が太陽の下を歩ける訳がない」と言う繭の言葉に怒り、
「自分を嫌う太陽なんていらない」と空を闇で覆い、太陽光を遮断する。
しかし、空が雲に覆われた所で太陽が無くなる訳ではなく、その加護は変わらない。
日月神旗の力で呼び寄せられた天浄火に焼かれ自分の死を悟り、友達とお姉ちゃんを家に帰してあげて欲しいと言い遺した。




#center(){&font(#ff0000){「こより 人間になりたかったんだ}}
#center(){&font(#ff0000){だって世界は広くて眩しくて楽しそうで…}}
#center(){&font(#ff0000){でも、そんな世界なのにーー 何処にも私の家がない」}}


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