Emily Wants To Play

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Emily Wants To Play」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2016/02/23(火) 13:29:50
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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『&font(b){Emily Wants To Play}』はSteamで配信されている海外発のゲーム。
価格は約500円。
スマートフォン版も存在する。


**概要
最近海外で盛んなホラーゲームの中では、いわゆる「&font(b){だるまさんが転んだ}」ジャンルに属する。
プレイヤーはとある家にピザをお届けに来た配達員となり、敵の人形達が仕掛ける恐怖の遊びに巻き込まれつつ、朝の6時まで持ち堪えるのが目的となる。


だるまさんが転んだ系、襲い来る人形、夜を耐え抜く、そして&font(b){ピザ屋の店員}という要素で
一部の人は別作者の有名ホラーゲーム『[[Five Nights at Freddy's]]』シリーズを思い浮かべるかもしれない。
何故海外のホラーゲームはピザ屋の人間を酷い目に遭わせたがるんだ。
だが、そちらと違い本作は家の中を能動的に動き回る探索要素が中心で、人形ごとに異なるルールのもと対処する必要が迫られる。
時間が経過するごとに人形の種類が増えていき、難易度も厳しさを増す。
特に後半は「ある敵」の登場により、それまでと勝手が大きく異なるようになるため(後述)、プレイヤーの咄嗟の判断・察知能力が問われる。


あちらこちらの部屋には妙なメモが残されている。
メモの幾つかはゲームのヒントが記されているため、見つけたらまずは手に取って読もう。
その他にもメモやテープレコーダー等を調べていくと、この家にまつわる過去が少しずつ明らかとなる。
…が、本作は現状日本語版には未対応なので、英語が上手い人でないとすぐには分かり辛いかも。


1時間ごとにステージが区切られており、ゲームオーバー後のコンティニューはその時間帯からやり直しになる。


**あらすじ
嵐の夜、とあるお宅にピザをお届けに訪れた配達員の主人公。
ところが、中に入ると誰の気配も感じられず、玄関が閉ざされてしまい外に出ることが出来なくなる。


一瞬だけ見えた謎の少女の姿。
主人公はやがて、この家に潜むモノ達が仕掛ける恐怖の「遊び」に巻き込まれていく…



**屋内の説明
探索中はドアが勝手に開閉したり、電気が消えたりする。
特に電気が消えるのは困り者なので、消灯していたら随時点け直したい。
だが、後々訪れる特殊な状況下では点灯自体が不可能になる。その前に懐中電灯を手に入れ備えておくこと。

また補足として、ここでの方角基準はスタート時の背中側の玄関を南とする。

※屋内のより詳しい解説できる方の追記修正求む


***リビング
隣接:キッチン、倉庫、廊下

スタート地点の南側の部屋。
この部屋に限らないが所々に段ボールが詰まれているようで、一見すると家主は引越しの最中だったのだろうか?と思える。
家の中では最も広く、東西で2部屋分つながっているので人形が現れた時に対応が取りやすい。
玄関側の部屋には壁時計が飾られており、現在の時間(ステージ)が確認できる。


***キッチン
隣接:リビング、倉庫、謎の部屋

西側の台所。
壁のホワイトボードにはプレイヤーへ宛てた何者かのメッセージが書き込まれている。
大抵はその時間帯で行うゲームの内容が示されており、現れる敵の対処法のヒントにもなる。
机には意味ありげそうなノートパソコンが置かれているが、これは特に関係ないのでプレイ中は忘れていい。


***倉庫
隣接:リビング、キッチン

リビング同様、所々に積まれた段ボールが散開している北側の倉庫。
他に家具が殆ど無いのでやや寂しい印象を受ける。
結構な広さがあるものの、他の部屋と比べて照明があってもやや薄暗い。


***廊下
隣接:リビング、寝室、バスルーム、

そのまんま。リビングから東側に位置する。
屋内の空間では地下と同じぐらいの狭さであり、床の段ボール等が邪魔で微妙に動き辛い。
人形に追われているような時はさっさと別の部屋に逃げてしまいたい所。


***バスルーム
隣接:廊下

何故か洗面台の鏡が割れている、東側の不気味な部屋。
廊下以外に行き場がない部屋の一つなので、チェスター(後述)から逃げる時に入ってしまうとほぼ詰む。


***寝室(北側)
隣接:廊下、地下

2つある寝室の一つで、北東に位置する。
特に何の変哲もないような部屋に見えるが、よく見ると一つだけ照明が壊れているのが分かる。
部屋の中にあるテレビは突然電源が点くことがあり、何かのニュースらしき音声が流れてくる。
(映像はノイズが走っているのか見られない)

&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){メモでも示唆されているが、壊れた照明を調べる事で地下への隠し階段が開かれる。}}
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){後はゲームを再開しても開通済みの状態。}}
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){そして隠し階段の開通をもって、後述の謎の部屋から地下に落ちた時の死亡フラグも自動的に消滅する。}}


***寝室(南側)
隣接:廊下

部屋の隅にある、PCのブルースクリーンがどことなく不気味な南東の部屋。
テープレコーダーの一つが分かりやすく置いてある。
バスルーム同様に逃げ場が無い部屋なので立ち回りに注意。
ここと謎の部屋のどちらかにランダムで懐中電灯が置かれている。


***謎の部屋
隣接:キッチン、地下

ソファー等の家具が無造作に倒れ、見るからにボロボロな北西の部屋。
実際、部屋の一番奥にはなぜか地下に通じる穴が開いている。
しかし「あること」をするまで穴に落ちてはいけない。&font(b,#ff0000){絶対に落ちてはいけない。}
ここと寝室(南)のどちらかにランダムで懐中電灯が置かれる。


***地下
隣接:寝室(北)、謎の部屋

「あること」を行うと寝室(北)から行ける薄暗い地下室。
奥には誰かが住んでいた形跡を感じる。
が、その雰囲気は「住んでいた」と言うより、まるで「監禁されていた」かのような…



**現れる敵

***キキ
喪服のような真っ黒の格好をした、黒髪の少女の人形。
0時から出現。

彼女とのゲームではプレイヤーが鬼役。
笑い声を上げた瞬間にプレイヤーの後ろから現れ、視界に入っていない間に音もなく忍び寄ってくる。
キキに対して完全に背を向けた状態で接触されると襲われ、ゲームオーバーになってしまう。

対処法はとにかくキキを視界に入れ続けること。一定時間見続ければ急に消滅する。
ただ、時間が進むとその場に留まっている訳にもいかない状況が発生するため、部屋を移動してドアを閉じて撒く方法もあり。


***ピエロ
オーソドックスなピエロ人形。でも顔は怖い。
1時から出現。

彼とのゲームはピエロが鬼役になる。
低い笑い声と共にいきなり出現し、一定時間経つとプレイヤーに「イナイイナイ…」と振り向いて暫くしてから消滅する。
この、振り向いた瞬間から何らかの動きを取ってしまうとその時点でアウト。瞬時に襲われてしまう。

対処法は非常に簡単で、振り向き始めた時から消えるまで一切動かなければいい。
動かなければいいのだが、そんな時に限ってキキやチェスターが現れると高確率で詰む。
特にチェスターとの合わせ技は完全に&font(b,#ff0000){デスコンボ}である。


***チェスター
黒いスーツを着た男の人形。
2時から出現。

他の人形と違い「鬼ごっこ」のゲームになっており、チェスターが鬼役になる。
笑い声と共に出現後、「ァァァァァァァアアア↑」と叫びながらプレイヤーを追いかけて捕まえようとしてくる。
当然、チェスターに捕まってしまうとゲームオーバー。

対処法はひたすら逃げること。一定距離を逃げればチェスターは消滅する。
その性質上、行き止まりの空間に追い込まれると打つ手が無くなるので最も注意が必要。
ピエロと同時に現れた時は非常に厄介で、こっちは動けないのに容赦なく捕まえに来るのだからやってられない。
扉が近ければピエロが振り向く前にさっさと逃げ込みたい所。遠ければ残念ながら…



これら3体の人形の複合でも十分厄介だが、4時を皮切りに更なる恐怖がプレイヤーを待ち受けている…



#openclose(show=i just want to PLAY!){

***エミリー
本作のラスボス的存在。


白いボロボロの服を着た少女だが、彼女は少なくとも生きた人間ではない。後&font(b){とってもお顔が怖い。}
通常は4時から出現するが、地下へのルートを見つけずに前述の穴から落ちた場合は&font(b,#ff0000){問答無用に襲いかかってくる}。
襲われた時には甲高い絶叫が響き渡るので心臓に悪い。


4時になると、程無くして&font(b){家中が真っ暗に停電}。
エミリーと入れ替わりに人形達が一切登場しなくなり、今までと打って変わって「かくれんぼ」で遊ぶことになる。
停電後は屋内各所のいずれかでエミリーが背を向けて立っており、彼女にタッチして触れると消滅。
今度は違う場所に出てくる(同じ場所に続けて出る事もある)ので、また探してタッチする…の流れを1時間繰り返していく。

だが普通のかくれんぼではなく、停電と同時に&font(b){75秒の制限時間が始まり、これが0になる前に見つける必要がある}。
制限時間はタッチする度に元に戻る。
よほど迷わなければ発見は容易であるが、エミリーが地下室にも現れるのが問題。
前述したように、地下は正規ルート未開通だとかくれんぼ関係無しに襲われてしまうため、照明が点けられなくなる停電の前に必ず開通すること。

また、停電中は電気のスイッチを絶対に点けてはならない。
&font(b){スイッチに触れた時点でエミリーがキレて襲いかかってくる。彼女は非常に足が速いので&color(red){逃げても無意味。}}




5時まで持ち堪えれば電気が戻り、無事終了………する訳がなく、&font(b){再び停電して第2ラウンド開始}。


今度は1回のカウントが90秒まで延びる代わりに&font(b){キキ~チェスターら3体の人形達も乱入するようになり、難しさが段違いにアップする}。
特に厄介なのがチェスター。何しろ5時台ではそれまで以上に走行距離が伸びており、少し逃げただけでは振り切れないのだ。
出現部屋が袋小路だとチェスターに追い込まれてどうしようもなくなる…というケースがガチで起こり得る。
そのため、4時台よりも迅速にエミリーを見つけては逃げつつ探すことが要求される。

}



ビックリ系ホラーとしては雰囲気やゲーム性の相乗効果もあり、ハッキリ言って怖い。
その上終盤へ進むほどゲームとしての難しさも増していき、かなり歯ごたえのある難易度に化ける。
(&color(grey){外に逃げられない})室内で(&color(grey){たっぷり恐怖を味わいながら})子供の頃の(&color(grey){怖すぎる})遊びに興じたい人には是非オススメしたいゲームである。



**余談
無事に敵から逃げ切り6時を迎えると、ようやく玄関が開き「Get out…Now!」のメッセージが表示される。
これで後はこの家ともオサラバ出来る訳なのだが、間違ってもそのまま家の中に残り続けてはいけない。
&font(b){大人しく忠告の通りに従うこと。}

プレイヤーはあくまでも「遊びに付き合った」だけで、&font(u){根本的な解決は何も出来ていないのだから}。

ありがたい忠告を破った結果がどうなるのかは想像がつくだろう…


//#openclose(show=更に余談・エミリーの真実){
//各所のメモやテープレコーダーの内容を読み解くと、エミリーの正体とこの家がこうなった経緯が明らかとなる。
//内容をまとめると以下の通り。
//
//
//
//エミリーは少なくとも普通の女の子だった。
//好きだった前の家から引っ越すまでは。
//
//引っ越してからエミリーは不安定になったのか、3年生のある日、彼女は学校でクラスメイトの女の子に暴力を振るった。
//以降、家に軟禁状態となる。
//両親はエミリーの何か助けになればと子犬を飼うことにしたが、あまり好かない様子だった。
//やがて両親もエミリーの行動が理解できなくなり、恐怖から彼女を地下へ閉じ込める事にした。
//
//地下に監禁してから、そこにあった人形をエミリーは本当の友達のように扱っていた。
//一方、家ではエミリーがいた1階の部屋に大穴が開くなど奇妙な現象が起き始める。
//そして最悪な事に、ある日食事を運びに行くとエミリーは死んでいた。
//
//外傷は無い、だが心臓は止まっている。
//両親はとても警察にこの事を言えなかった。言える訳がなかった。
//
//奇妙な現象は更に続き、家の周りに人形達が現れ両親は精神的に追い詰められていく。
//一刻も早く引っ越そうとした矢先、何らかの原因で両親は死んだ。
//警察の捜査は入ったものの、あの現象の手がかりになるものは一つも見つかる事は無かった。
//それから1ヵ月後、この家からピザ屋に注文が行き、配達員の主人公が訪問…悪夢の一夜が始まる事となった。
//
//
//ゲームクリア後、主人公の証言によって捜査官が再び例の家を訪れた。
//だが、家の様子は先月の時と変わっていなかったという。
//ホワイトボードも、割れた鏡も、部屋の大穴も、何もかも存在しなかった。当然、エミリーの死体も……
//
//ただ見つかったのは、あの3体の人形だけだった。
//
//}



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}
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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- おさらばしなかったらどうなるんだ・・・  -- 名無しさん  (2016-02-23 15:46:22)
- 現実のピザ屋のアルバイトがブラックでそれを風刺したジョークとかかな  -- あ  (2016-02-23 15:52:06)
- ↑2 人形達からの総攻撃を受ける  -- 名無しさん  (2016-02-24 10:51:18)
#comment
#areaedit(end)
}

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