ABC殺人事件

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ABC殺人事件」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2016/03/03 (木) 18:38:43
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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#center(){&font(#ff0000){&bold(){Mr.エルキュール・ポアロ。君はうぬぼれているようだね。}}}
#center(){&font(#ff0000){&bold(){愚鈍なイギリス警察が手におえない事件でも自分なら解決できると。}}}
#center(){&font(#ff0000){&bold(){ではお利口なポアロ氏よ、君がどれほど利口か見せてもらおうか。}}}



「ABC殺人事件」はアガサ・クリスティの小説。

●目次
#contents

*概要
名探偵「エルキュール・ポアロ」シリーズの長編作品で、「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」と並ぶ同シリーズ代表作の一つ。
なお冒頭から、本作は1935年6月の出来事と判明している。


以降の項目内容にはネタバレ要素を含みます。



*あらすじ


ポアロのもとにABCとだけ署名をした奇妙な犯人から、殺人を予告する挑戦状が届く。
挑戦状が指定した6月21日、名称が&bold(){A}で始まる町でイニシャルが&bold(){A.A}の老女が殺害された。
さらに第2の手紙が届き、続いて名称が&bold(){B}で始まる町でイニシャルが&bold(){B.B}の若い女性が……。
死体の傍らには、いつも「ABC鉄道案内」が置いてある。
被害者に相互の関係は何一つなく、殺害の手口もバラバラ。犯人の正体と動機は皆目分からない。

果たしてポアロはこの難事件を解決できるのか?




*登場人物
**主要人物
&bold(){エルキュール・ポアロ}
フランス系ベルギー人の私立探偵。主人公。
時系列的には『アクロイド殺し』の後で、農村でのカボチャ創りを辞めロンドンの幾何学的なアパートに住んでいる。
第1作『スタイルズ荘の怪事件』から10年以上も経過しているため白髪染めをしているが、まだまだ付け髭はいらないそうな。
犯人からの匿名の挑戦状を受け取ったことで、否応なく事件に巻き込まれる。

&bold(){アーサー・ヘイスティングズ}
ポアロの協力者。いわゆるワトソン役で、元陸軍大尉の牧場主。
『ゴルフ場殺人事件』エンディングで結婚し南アメリカで牧場を営んでいるが、今回は30年代に世界を覆っていた不況の影響から仕事処理のため英国に一時帰国していた。


**事件の被害者
&bold(){アリス・アッシャー}(&bold(){A}lice &bold(){A}scher)
一人目の犠牲者。
アンドーヴァー(&bold(){A}ndover)という町で小さな商店を切り盛りしていた老女。
自身の経営していた店内で背後から撲殺される。
金や商品には一切手は付けられていなかった。

&bold(){ベティ・バーナード}(&bold(){B}etty &bold(){B}arnard)
二人目の犠牲者。
海辺の町ベクスヒル (&bold(){B}exhill) のカフェで働いていた若いウェイトレスの女性。
美人で働きものだったが、異性関係がだらしなく、婚約者がありながら他の男ともたびたび遊び歩いていた。
事件当日も何者かに深夜の海岸まで誘い出され、そこで絞殺されてしまったらしいことが分かっている。

&bold(){カーマイケル・クラーク}(&bold(){C}armichael &bold(){C}larke)
三人目の犠牲者。
チャーストン (&bold(){C}hurston) にある屋敷に住み、骨董品集めを趣味とする元医師の大富豪。
日課である散歩の最中に撲殺される。
3件目とあってポアロも警察もABCからの予告に即応できる準備をしていたが、宛先の誤記によって挑戦状の到着が遅れるという痛恨の事態が起きる。

&bold(){ジョージ・アールスフィールド}(George Earlsfield)
四人目の犠牲者。
理髪師の男性。
競馬に沸くドンカスター(&bold(){D}oncaster)の映画館にて映画の上映中に刺殺される。
イニシャルに&bold(){D}が含まれていないが、近くの席にいた学校教師のダウンズ(&bold(){D}owns)と間違われて殺害されたと思われる。

**事件の関係者
&bold(){フランツ・アッシャー}
最初の犠牲者であるアリス・アッシャーの夫。
大酒飲みで、乱暴者。妻とは別れて暮らしていた。
たびたび妻に金をせびっていたため、折り合いは最悪。
そのため事あるごとに「いつか女房を殺してやる」と口走っていた。
夫婦の間に子供はいなかった。

&bold(){メアリ・ドローワー}
アッシャー夫人の姪で、彼女の面倒を見ていた。
アンドーヴァー近郊の屋敷でメイドとして働いている。

&bold(){ドナルド・フレーザー}
二番目の犠牲者であるベティの婚約者。
生真面目でおとなしい性格の青年だが、ベティの男遊びに頭を痛めていた。
ここ最近はベティとのけんかや言い争いが絶えず、両者の関係は破たん寸前だった。

&bold(){ミーガン・バーナード}
ベティの姉。
妹ほど器量はよくないが、しっかりとした性格をしている。
ドナルドとベティの関係について両者からたびたび相談を受けていたが、次第にドナルドと仲良くなり始めていた。

&bold(){フランクリン・クラーク}
三番目の犠牲者であるカーマイケルの弟。
カーマイケルが医師として働いていた時代からその右腕となって働いていた。
カーマイケルの依頼により海外で骨董品の収集活動を行っていたが、最近帰国した。

&bold(){シャーロット・クラーク}
カーマイケルの妻。
末期の癌を患っていて余命いくばくもないばかりか、常にモルヒネ麻酔の注射が必要な状態。
夫のカーマイケルと秘書のソーラの関係を長年疑い続けており、夫が殺されてからは彼女を屋敷から追い出した。
夫婦の間に子供はいなかった。

&bold(){ソーラ・グレイ}
カーマイケルの秘書。屋敷に住み込みで働いていた。
カーマイケルに非常に信頼されており、妻の病を悩むカーマイケルの心の支えになっていた。
そのためシャーロットにカーマイケルとの関係を疑われていたが、カーマイケルには今の所そこまでの気はなかったようである。



&bold(){アレグザンダー・ボナパート・カスト}(&bold(){A}lexander &bold(){B}onaparte &bold(){C}ust) 
勤めている会社からの指示に従って各地でストッキングを売っていた、冴えない中年男性のセールスマン。
事件のあった四つの街全てで彼の姿が目撃されている。
しかし、会社側はカストが請けたというセールスの依頼について、そんな指示は出していないと否定している。
第一次世界大戦への従軍時に頭に重傷を負い、以来後遺症によるてんかんの発作や幻覚、記憶障害などの症状に悩まされている。
そのためしばしば記憶をなくすことがあったほか、最近では原因不明の頭痛にも悩まされている。

一連の事件のニュースを見て、後遺症によって無意識だった自分が一連の事件を引き起こしたのではないかと考え、警察に自首してくる。
さらに、カストの自宅からは「ABC鉄道案内」や挑戦状を打ったタイプライターなどの証拠品が出てきた。
これらの事から警察はカストが犯人とみるが、ポアロはその事実に納得できないものを感じており・・・・・・




&bold(){以下、事件の核心に迫るネタバレ注意!}


































私は考えました。
もしカストが一連の事件を起こしたのだとしたら、その動機はなんだったのか?
「狂人だから」では、理由として不十分です。何故なら、狂人にも必ず―己の狂気に基づいた―道理が存在するからです。
ABCをこのような犯行に駆り立てた狂気の内実、我々は今もってそれを全くうかがい知れていないのです!

それは、殺人への狂暴な衝動でしょうか?
ですが、そのような殺人鬼というものは出来るだけ多くの人間を殺すことに執着するものです。
わざわざ捕まりやすいルールを作って遵守するABCの姿勢は、そのような「殺せれば良かろう」な殺人鬼像には当てはまりません。

ならば、特定の条件を満たした人間を特定の順番にどうしても殺さねばならぬという偏執的な妄想がABCを支配しているのでしょうか?
しかし、選ばれた場所も被害者も頭文字がABC順である以外は何ら法則性がなく、同じ条件を満たした無数の場所や人物から特にこれらを選び出す理由が見当たりません。
私の印象の域を出ないことは否定しませんが、ABCの犯行手口は極めて計画的である一方、選別基準には偏執的と呼ぶにはほど遠い大雑把さを感じます。((特に「D」の殺人で本来の標的と目された男性のイニシャルはR.Dであり、前3人のように「D」で統一されてすらいない。))

溢れる自己顕示欲が、ABCにこのゲームのような殺人を思いつかせ、事前に挑戦状を出すという劇場型愉快犯の行動を取らせたのか?
これも理屈に合いません。自らの存在を誇示したいのなら、私ではなく警察やマスコミに挑戦状を送るはずです。私に何らかの含みがあるとしても、挑戦状を複数出してはいけない理由はありません。


疑問はまだあります。
そつなく犯行をこなすABCの人物像とカストの性格や能力があまりにかけ離れていることです。
果たして、女性と話すのが苦手な冴えない中年のカストにベティ・バーナードを海岸でのデートに誘い出すことなどできるでしょうか?
付け加えると、カストにはその「&bold(){B}」の殺人において万全とは言えないながらアリバイがあるのです。


なぜ、わざわざABC順に殺すのか? なぜ、わざわざ私宛てに挑戦状を出し続けたのか?
その事によって得られる効果は明白です。否が応でも一連の事件は世間の注目を集めました。
しかし、自己顕示欲が理由ではない。
では、なぜ一連の連続殺人に注目を集めようとしたのでしょうか?
私は、ABCは支離滅裂な狂人などではなく、頭の良い―自らの目的のために組織立った計画を立てられるという意味で―正気な人間が狂人を装っているのではないかと考えました。

針が一番目立たないのはどんな時でしょう? それは針山に刺してある時です。
ある一つの殺人に注意が向かないのはどんな時でしょう? それは一連の殺人の中の一つだった場合です。
私はこう考えました。
犯人には本命の殺人が一つあり、連続殺人にその殺人を混ぜてしまうことで、目的の殺人から目をそらそうとしたのではないか、と。


では、この推測を前提にした視点から一連の事件を見直してみましょう。


アンドーヴァーの事件。
一番怪しいのは被害者の夫であるフランツですが、飲んだくれの彼がそんな巧妙で大掛かりな殺人を犯すとは思えません。

ベクスヒルの事件。
ドナルド・フレーザーが考えられる。彼にはそれだけの頭脳もあれば行動力もある。
しかし、既に破たん寸前の関係にある恋人を殺すとなれば動機は嫉妬です。嫉妬が動機でここまでの計画殺人を行うでしょうか?
さらに、ドナルドには「&bold(){C}」の殺人においてアリバイがあります。

チャーストンの事件。
カーマイケル卿は大富豪でした。
その遺産は夫人のシャーロットが相続しましたが、彼女は末期癌に侵されていて余命幾ばくもありません。彼女が亡くなれば、財産は卿の実弟であるフランクリンが相続します。
大胆で冒険好きの性格、ごくわずかではありますが時々見られる外国人への偏見は、ABCの犯人像と一致します。
魅力のある容姿に開放的な性格。彼にとってはカフェで女の子をひっかけるくらい簡単です。

#center(){&bold(){あの手紙を書き、数々の殺人を行った犯人は、&font(#ff0000){&bold(){フランクリン・クラーク}}だったのです!}}







&font(#ff0000){&bold(){フランクリン・クラーク}}
事件の真犯人。
動機はずばり、&font(#ff0000){&bold(){金。}}

彼は自分の兄カーマイケルが事業に成功して大富豪となったことに嫉妬しており、何とかして彼の財産を奪えないかと昔から考え続けていた。
また、カーマイケルには今の所その気はなかったが、夫人が亡くなった後は慰めを求めてソーラ・グレイと再婚するかもわからない。
もしそうなって、兄とグレイとの間に子供ができてしまったら、自分に兄の財産の相続権は回ってこなくなってしまう。
一方で、もし今ここで兄が死ねば、後は夫人の死を待つだけで、夫妻の唯一の血縁者である自分が財産を全て手に入れることができる・・・。
このことに気が付いた瞬間から、フランクリンは自分の兄を殺害する方法を模索し続けていたのである。

当然、ただ兄を殺すだけでは、真っ先に疑いの目が向くのは自分である。
そこで、考えたのが兄への殺人を、明確な動機のない連続殺人事件の中に紛れこませる一連の計画であった。

一人で店にいるアッシャー夫人を殺すのも、男の誘いに容易く乗るベティを殺すのも彼にとっては簡単であった。
三番目の事件の時に、挑戦状が遅れて届いたのも、兄を確実に殺すために仕組んだこと。
警察ではなくポアロに挑戦状を送ったのもそのためで、警察署への誤配達はあり得ないが、個人宅宛てならば住所を誤記することで誤配達が起こせるからであった。

そして、裏でカストに偽の仕事依頼を送り、見事に操ってみせたのである。
真の目的を果たした後に起こした四番目の殺人は、警察にカストに注目させ、更に彼の精神状態を追い込むためのものだった。

全てはポアロの妄想に過ぎないと悪あがきをするフランクリン。
しかし、一度一人に嫌疑を絞り、捜査に乗り出せば、警察は非常に優秀であった。
数々の目撃証言、物証、もはや彼に言い逃れるすべはなかった。
彼は即座に銃を取り出し、自殺を図ったが、弾は発射されなかった。
ポアロは事前に銃から弾を抜き取っておいたのだ。

#center()&bold(){「だめですよ、Mr.クラーク。}&font(#ff0000){&bold(){あなたにはそんな楽な死に方はさせられない。}}&bold(){」}




&bold(){アリス・アッシャー}
&bold(){ベティ・バーナード}
&bold(){ジョージ・アールスフィールド}
ただ数合わせのためだけに殺された哀れな犠牲者たち。
もうお分かりだと思うが、&bold(){彼らは殺されなければならないようなことは一切していない。}

&bold(){カーマイケル・クラーク}
この事件の真の狙いだった人物。
しかし、&bold(){彼も殺されなければならないようなことは一切していない。}


&bold(){ドナルド・フレーザー}
&bold(){ミーガン・バーナード}
二人は自分たちもそれと気が付かぬうちに相思相愛の関係となっていた。
死んだベティには申し訳ないが、二人には幸せになってもらいたいものである。

&bold(){ソーラ・グレイ}
打算的な性格で、クラーク夫人の怪しんでいた通り、カーマイケル・クラークの後妻の座を狙っていた。
さらに、カーマイケルの死後は財産を相続する予定であったフランクリンの妻の座を狙い始めていた。
しかし、フランクリンの逮捕によってその目論見もむなしく崩れた。
打算的で狡猾であると同時に強い女性であるのも確かなので、ここは一つ自分の力で成り上がってほしいところである。

&bold(){アレグザンダー・ボナパート・カスト}
今回の事件で危うく殺人犯の濡れ衣を着せられそうになったが、無事無実が証明された。
今回の事件に関して新聞から100ポンドでインタビューをさせてくれというインタビューの依頼も来ているという。
そんな彼にポアロはこうアドバイスする。「500ポンドで受けましょうと言いなさい。それに一社に独占させる必要もない」と。
自分の無実を信じてくれた大家の娘が近く挙げる結婚式に、豪華な祝い品を贈ってやりたいと喜ぶカスト。
ポアロはさらに「ここ最近続いていたという頭痛はメガネの度が合っていないからではないか」というアドバイスも彼に送った。



*余談
その覚えやすい事件名やあらすじもあって、ミステリ作品の名を上げる際には非常に名が上がりやすく、色々な作品で名が出たりオマージュとなるようなミステリ作品が存在する。

『[[名探偵コナン]]』においては[[バーロー>江戸川コナン]]や[[せやかて工藤>服部平次]]曰く「クリスティの名前を知らなくてもこの作品を知っている人は多い」とまで言われている。
また、この事件をモチーフにした[[エピソード>炎の中に赤い馬(名探偵コナン)]]も存在する。


追記・修正はABCと続けて殺人を犯してない方がお願いします。


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- 本命の殺人予告をホワイトヘーヴンとホワイトホースを間違えた(フリをして)遅配させるテクはよく思い付いたなと唸らされた。もの凄くシンプル  -- 名無しさん  (2016-03-03 18:45:37)
- アガサ・クリスティの小説はホント面白い。コナンで興味持って読んだからコナンで取り上げてくれて良かった(まぁ、コナンでものすごいネタバレしてるけど)  -- 名無しさん  (2016-03-03 19:00:13)
- 小説もいいけど、ドラマも悪くない。日本語吹替えのキャストは絶妙ですよ。DVD化されてますんで、一見の価値あり。熊倉さんのご冥福をお祈りいたします。  -- 名無しさん  (2016-03-03 19:33:24)
- 今ビッグコミックオリジナルで舞台を日本にしたリメイク版やってるな。哲也描いてた人  -- 名無しさん  (2016-03-03 19:57:18)
- これを元にした題材の話って多いよねぇ。  -- 名無しさん  (2016-03-03 20:03:52)
- 特殊な薬品や毒物、おかしな伝承とか怪人物とか一切絡まない。純粋に「盲点」だけがトリックの名作。  -- 名無しさん  (2016-03-03 20:53:40)
- クリスティは型破りな推理小説をたくさん書いてるが、本作が良い例だ。  -- 名無しさん  (2016-03-03 21:01:38)
- 後の推理小説に大きな影響を与えた不朽の名作。  -- 名無しさん  (2016-03-03 21:54:42)
- 冒頭にあるコナンでこの作品を取り上げた回は「赤い馬」連続放火事件だったっけ。あと劇場版第二作も同様の手口を使ってる…ってことでいいよな?  -- 名無しさん  (2016-03-03 21:59:39)
- Xの時犯人はどこで誰を殺すんでしょうね? って台詞が一番印象に残ってる  -- 名無しさん  (2016-03-03 23:26:08)
- 序盤でもう犯人登場してて、しかも連続殺人で明らかに利益を得た奴が一人いるのに、それを見事ミスリードさせるカスト氏  -- 名無しさん  (2016-03-04 00:17:40)
- 最後の500ポンドに何か意味はあるの?  -- 名無しさん  (2016-03-04 09:25:59)
- ↑分からないけど当時の1ポンドが今でいうと2万円くらいの大金みたいだから、「これをチャンスに大金を稼ぎなさい」ぐらいの気持ちなのでは。  -- 名無しさん  (2016-03-04 19:08:48)
- ↑ カストさんはカストさんなりに犯人の思惑に翻弄された被害者の一人への救済措置と、動機が金だった事件だから、そこに取材で正当に稼ぐと言う一種のジョークも含んでいると思う  -- 名無しさん  (2016-03-04 19:17:27)
- 「犯人を推理で追い詰めて、みすみす自殺させちまう探偵は殺人者と変わらねーよ」っていうのも嫌いじゃないけど、今回のポワロの「お前を楽になんか死なせねーよ?」っていう態度も結構好き  -- 名無しさん  (2016-04-11 22:09:02)
- 動機を隠すって意味なら14番目の標的でもやってるが動機が軽い分本当にひどい  -- 名無しさん  (2016-05-11 02:47:53)
- あれは動機を隠すんじゃなくて犯人に狙われてる内の1人の振りをしただけでしょ  -- 名無しさん  (2017-02-01 22:19:14)
- 十四番目の標的はABC殺人事件のスケールを大きくした事件なのかな。本命と囮、スケープゴート、そして主人公が巻き込まれる。  -- 名無しさん  (2017-02-22 17:50:34)
- ↑4ネタバレになるが「アクロイド殺し」では暗に自殺を薦めているんだよなー(「今捕まって事実が公にならば身内が悲しむよね」的に)。「三幕の殺人」でも真相をばらされ逃走した真犯人(恐らくその後自殺)を止めなかったし、今回に関しては犯人にも動機にも周辺にも同情の余地が全くなかったから自殺阻止したのかもな。  -- 名無しさん  (2017-08-15 08:34:33)
- 現実でやろうとしたら目的のCは殺せずA,Bで捕まるリスクでかいよな  -- 名無しさん  (2017-08-16 19:09:39)
- ↑作中時の年代だとどうなのか分からんが科学技術や監視装置が当時より発達浸透してる現代では論外だろうなと思う  -- 名無しさん  (2017-11-13 01:40:43)
- 今のコナンとかとは違って昔の推理小説では犯人が自殺するのは当たり前の結末だったしな。この事件でポワロが珍しく自殺阻止したのは犯人が卑劣すぎたからだろうな。  -- 名無しさん  (2018-08-24 10:16:40)
- トンデモない犯人だけど、確かにこれだけの人数を殺すのに理由をつけられるとしたら金くらいしかないな  -- 名無しさん  (2018-08-24 23:28:38)
- コナン以外の推理マンガだと、QED証明終了の人形殺人があるな。これは殺人の代わりに人形を死体に見立てて発見させることで捜査を攪乱してるから、証拠もそこまで残らないし、手間も少ない方法にアレンジされてる。  -- 名無しさん  (2019-05-27 01:42:14)
- 新しいBBC版のドラマをNHKでやってるのを2話まで見たが、ジャップ警部が引退していて序盤で亡くなる、若い後任のクロム警部には胡散臭がられてなかなか信用されないという設定は  -- 名無しさん  (2019-07-21 01:37:07)
- ↑の続き ジャップ警部やヘイスティングス、ミス・レモンといった「いつもの仲間」とのドタバタが癒しになっていたスーシェ版との差別化を狙っていたのだろうか  -- 名無しさん  (2019-07-21 01:39:43)
- ↑8一応「経緯的にやむを得ない事情があったので、世間的には迷宮入り扱いにして差し上げますよ」と誘導した例もあったな  -- 名無しさん  (2019-07-21 08:03:17)
- ↑↑↑↑容疑者の名前がか行の市名順になってたのは元ネタを意識してたからだったのか  -- 名無しさん  (2019-08-03 11:11:25)
- まぁ、こんな外道で、しかもポワロを侮辱するようなクズには、そのまま自殺するよりも、牢屋の中でいつ来るかわからない死刑に怯える、恐怖の毎日を過ごさせるのが奴への罰にふさわしいと思うね。  -- 名無しさん  (2020-07-15 12:49:51)
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