とあるおっさんのVRMMO活動記

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とあるおっさんのVRMMO活動記」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2016/06/02 (木曜日) 22:44:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます

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#center(){ワンモア・フリーライフ・オンラインへようこそ!}


**【あらすじ】
新作VRMMORPG、ワンモア・フリーライフ・オンライン。その正式オープンに伴い、一人のプレイヤーが世界に降り立った。
一見モブのような顔つきの青年、名前はアース。中身は今年38歳のおっさん会社員。
これは、「もう一つの世界」と称されるこの世界で、あえて不遇とされたスキルを取得したおっさんゲーマーの、マイペースな冒険の記録である。


**【概要】
『とあるおっさんのVRMMO活動記』はweb小説投稿サイト「[[小説家になろう]]」にて掲載されているweb小説。
作者は椎名ほわほわ。アルファポリス「第6回ファンタジー小説大賞」優秀賞受賞作。

[[リアルに人が死ぬ>ソードアート・オンライン]]わけでもなく、[[別の世界に>ログ・ホライズン]][[転移する>オーバーロード(小説)]]わけでもない、ただゲームを楽しむだけの、俗に言う「VRMMOもの」になる。

当初は不遇とされたスキルで、いかにゲームを攻略するかに比重が置かれているが、物語が進むにつれて、人と変わらない程の意思を持つNPCとの関わりが物語の大きなウェイトを占めるようになる。
脇道を突っ走ることで予想外の出会いやトラブルが主人公を襲う中、様々な技や人の縁などで切り抜けていくのが見所。

アルファポリスで書籍化並びにコミカライズ化。そしてPCプラウザでゲーム化も果たしている。
書籍版の装丁・本文イラストはやまーだ。漫画版の作画は六堂秀哉。

なお、2016年6月1日、「なろう」が9月1日時点でダイジェスト化した小説の掲載を禁止。
それに伴い『とあるおっさん』も9月1日時点で「なろう」に掲載されている分は消滅すると、作者の活動報告で明らかになった。
続きについてはアルファポリスのHP上で掲載するというが、今後どうなるか、気になる所である。


**【登場人物】

-アース
本編の主人公。
PCキャラは黒髪黒目で、顔は美形から少々外れた、いわゆるモブ顔。落ち着いた性格で良識をわきまえている。
ソロプレイ前提とするために、βテスト時に使えないといわれたスキルをあえて多数取得した。
当初はバカにされることもあったが、自身の活躍でスキルの再評価が進むにつれて、その名が知られるようになる。
が、今まで使われていなかったスキルを扱うプレイヤーとして注目が集まり、今度は注目を浴びすぎ、より積極的にソロプレイを行うように。

弓を主武器としているが、蹴り等も用途に合わせて使いこなす。様々な生産を行うなど、多種多様なスキルを扱う。
違う道を(意図せず)突き進んだ結果、数々の一品物の装備や、ハイリスクハイリターンな能力や技を多数取得している。

リアルは38歳になる会社員。両親はいるが一人暮らし中。


***【プレイヤー】
''ギルド『ブルーカラー』''

-ツヴァイ
『ブルーカラー』のリーダー。荒々しい赤髪が特徴。
戦士で両手剣を扱う。実力はあるらしいのだがお笑い好きで、行動にオチを求めるところがある。
アースとは最初期からの知り合いで、ソロ活動の多いアースとも度々PTを組んでいる。
話が進むにつれて女性にモテるようになり、久しぶりに再会したアースに「ハーレムか?」と言われるまでに女性に囲まれるようになった。
行く先々で困っていた女性プレイヤーを助けた結果らしいが、アースとはまた違った意味で「どうしてこうなった」と嘆いている様子。&color(red){爆発しろ。}
&color(whitesmoke){しかし初チューはVR上でオーガとだった。}

-ミリー
『ブルーカラー』メンバー。青いロングヘアーの女性PC。アースが初めてフレンド登録したプレイヤー。
複数属性を扱う魔法使い。間延びした口調をしたいつも笑顔の可愛らしいお姉さんのイメージだが、怒ると怖い。
ツヴァイにアタックをかけている女性の一人でもある。
&color(whitesmoke){明記はされていないがワンモアに大きく関わっている可能性が…?}

-ノーラ
『ブルーカラー』メンバー。栗毛のショートヘアの女性。勝ち気な性格。
体型は[[スレンダー>スレンダー(属性) ]]([[つるーんぺたーんすとーん>貧乳(賓乳) ]])で、指摘されるのを嫌う。ツヴァイは以前触れてえらい目にあったらしい。
ツヴァイがアタックをかけていたらしいが、アース曰く玉砕したらしい。ちなみにアースからハリセンを貰っている。
〈短剣〉や〈鞭〉による接近戦のほか、〈水魔術〉による回復もこなせる。

-レイジ
『ブルーカラー』メンバー。全身を重鎧にまとった男性PC。
相手の攻撃を誘い、盾と重鎧で受け止めるタンカーで、片手斧による攻撃も行う。
同じワンモアをプレイしているリアル彼女持ち(後にその彼女もブルーカラーに加入)。

-カザミネ
『ブルーカラー』メンバー。バスタードソード→大太刀使いのアタッカー。
武士然とした格好だが、身長が低い。女性に関してひどい思い出が多く、女性恐怖症の気すらある模様。

-ロナ
『ブルーカラー』メンバー。[[僕っ娘>ボクっ娘]]で[[ロリ巨乳]]。
格闘スキル全般を駆使して闘うアタッカー。

-エリザ
『ブルーカラー』メンバー。金髪ドリルロールのミニマムお嬢様。
高飛車な性格で他人をけなす発言が多いかなりの問題児。その言動でPTから外されたところ、ツヴァイに声をかけられた経緯を持つ。温厚なアースでさえ不快に思う程だったが、その後はノーラとミリー中心で調教を行い、徐々に改善される。
ミリー同様ツヴァイにアタックをかけている。賭け事が死ぬほど弱い。


''その他のプレイヤー''

-ウォード
大剣使いのPCで、思考が短絡的で口が悪い。アース曰く[[モヒカン>北斗の拳]]。
アースが弓使いと知るやPTと共にバカにしていった(これが〈弓〉スキルのさらなる悪評にもつながった)。
その後ポーション売り切れ騒動で奮闘しているアースの前に現れ、順番待ちのプレイヤーを無視してポーションを奪おうとする。それを拒絶されるやPVPを挑むが、スキル発動後の硬直を突かれ、敗北。
その後は生産者に喧嘩を吹っ掛けたことからすべての生産者プレイヤーに無視を決め込まれ、武器も直せず薬も買えず、PT諸共引退に追い込まれた。

-シルバー
最前線トッププレイヤーの一人。重鎧に両手斧で戦うアタッカー。
Webに掲載されている設定集によると、リアルの中身もおじいちゃん(68歳)との事。
かつてグラッドをPTから追放したことがあり、アースにグラッドのことを伝えに来た。

-グラッド
最前線トッププレイヤーの一人。片手剣に盾、重鎧のタンカータイプ。荒っぽい口調。
かつてはシルバーのPTに所属していたが自惚れから軋轢を起こしていた折に、イベントによる妖精契約に失敗。さらに荒れてしまってシルバーのPTから追放された。
イベント後半で闇の狐妖精を手に入れてからはシルバーへの復讐の一念でPVPを繰り返し、イベント終盤のトーナメントでシルバーへの雪辱を果たす。
しかし、狐妖精がフェアリークィーンになるとクィーンの方から離反。離反を阻むために戦うも、今までの戦い方を観察されていたために逐一行動を潰され、封殺された。
慢心がへし折れたようだったが、その後もプレイを続けており、少数精鋭のPTを結成。リーダーとしてPT内の意思疎通も欠かさないなど、確かな成長が見られるようになる。

-ネイザー
弓使いギルド「アポロンの弓」のサブリーダー。高慢な性格で、アースを上から目線で勧誘しようとするがバッサリ断られる。その後、サブリーダーから一般団員に格下げされた。

-アヤメ
弓使いギルド「アポロンの弓」のリーダー。見た目が男装の麗人で、振る舞いも相まって[[タカラ○カ>宝塚歌劇団]]みたいと称された。
陰ながら弓を扱っていたプレイヤーたちを誘って「アポロンの弓」を立ち上げる。
ネイザーの行動を把握しきれなかったことでアースに迷惑をかけた事を謝罪するために現れた。

-ヒーローズ
&color(red){レッド}、&color(blue){ブルー}、&color(yellow){イエロー}、&color(pink){ピンク}、&color(green){グリーン}、ブラックからなる、ワンモア内で[[ヒーロー>スーパー戦隊シリーズ]]を演じる6人組。
色違いの装備、フルフェイスの兜にスーツ、マントと無駄に凝っている。名乗りを挙げると何故か効果音が発生。
後述する『死者の挑戦状』に挑む際に、当時腹痛で不参加のブラックに代わってソロのアースを誘った。その後はアースとフレンド登録をしている。

-ミュン
女性プレイヤーで、確かな腕と可愛らしさで人気の防具職人。
最初期から革防具を作ってもらう形でお世話になり、「防具屋さん」「料理人さん」と呼びあう知り合いだが、名前が読者にわかるのは結構先。

***【NPC】
当初は画一的な受け答えくらいしかできていなかったが、アップデートが進むにつれて、現実の人たちと変わらない会話が行えるほどに意思を持つ。また、NPCは一度死ぬと二度と蘇らない。(プレイヤーはペナルティこそあるが復活可能)

''妖精国''

-フェアリークィーン
狐耳が特徴のドレスを着た美女。人前で話す時は威厳をもって丁寧に話すが、アースの前では「素」を見せる。元々クラッドの契約妖精であった闇の狐妖精だった。
各属性の魔術を詠唱なしで扱うほか、専用の強力な魔法も扱う。相手の攻撃のタイミングを学習・実施する知性を持つ。ほか、開発室サイドの会話からも、ただのNPCではない事が示唆されている。
妖精族のイベント終盤で今の姿に進化すると、クラッドを倒すが、アースの持つ未知の戦術により敗北。その後はアースに無理やり渡した指輪をテレポートポイントとして、何かと現れアプローチを繰り返すが、アースからはぞんざいに扱われる。


-ピカーシャ
妖精国でも希少な鳥型の妖精。
妖精国でアースが出会った1体が旅の同行者となっている(訳あって契約はしていない)。
飛行能力を持ち、地上でも高速移動が可能、戦闘力は高く、回復も可能と多芸。
&color(whitesmoke){アースに同行している個体の名前はアクア。}

-ゼタン
妖精国に住む熊の妖精で、戦う時になると体毛が逆立つことから「荒髪のゼタン」という異名を持つ。
アースとは知り合って以来良き友人関係となる。
後述するゲヘナクロスとの戦争で重傷を負い、現役を引退。現在は若手の妖精を鍛えるために学校の校長を行っている。


''龍の国''

-龍ちゃん(龍姫)
アースのもとに突如現れたNPCの少女。和装と角を持ち、古風な喋り方をするが、性格は子供っぽくわがまま。
種族設定が違うはずのフェアリークィーンをなぜか「姉」と呼ぶ(その割には呼び方が「バカ姉」と扱いはぞんざい)。
クィーンの反応からアースに興味を示し、顔を見せてからはアースのもとに偶に遊びに来る。「龍ちゃん」という呼び名はその頃についたが、他のプレイヤーには呼ばせていない。


-龍王
龍の国で一番偉い人…のはずだが、龍姫に首を絞められたり、ボコボコにされて土下座したりと、アースの前ではいまひとつ威厳がない。
番外編では真面目に政務に取り組んでいる姿が見られる。


-ゴロウ
一が武で蕎麦屋の主人をする龍人。
かつては龍の国きっての暴れ者であったが、調子に乗って挑んだ『龍の儀式』に惨敗。心が折れてからは細々と蕎麦屋をやっていたが、アースに発破をかけられたことで再び『龍の儀式』に挑む気概を取り戻す。
ちなみにweb掲載版と書籍版では口調が違っている。


-雨龍
『双龍の試練』の番人。人に変身した時は泣きぼくろが特徴的な美女になる。古風な喋り方。
ゴロウと共に『双龍の試練』を突破したアースに興味を持ち同行者に。ゲヘナクロス戦終盤でも意外な形で登場する。

-砂龍
『双龍の試練』の番人。人に変身した時は口ひげをはやした壮年の男性になる。淡々とした話し方が特徴。
『双龍の試練』を突破したゴロウの慢心を諌めるために、これでもかと厳しい修業を課して、むしろトラウマを植え付けた。


-龍神の欠片
『龍の儀』の受付。儀式を受けるまでに龍の国の人たちと如何に関わったかで、幼女、美女、老婆のいずれかの姿になる。
この3人はそれぞれ独立して意思を持つ。

-黄龍
筋骨隆々のおじいさんの姿で現れる。龍神の欠片曰く「寿命の概念がない化け物」とのこと。
変身能力を進める際にロマンを引き合いに出すなど、茶目っ気のある性格。あと話が長い。


''ドラゴン''

-レッドドラゴンの王
エメルと相討ちになったアースの前に現れて蘇生を行い、後日の話し合いでは侘びとして希少な装備を贈った。
その後もゲヘナクロスの戦争や王女の家出騒動で顔を合わせることになる。
人の姿に変身できる。その時は真紅の髪をもったイケメン。被り物をすると変身が解けてしまう。
アースの料理を気に入っており、自分たちの部下に料理を作らせられないかと無茶ぶりをする一面も。他のプレイヤーから料理を頼もうとした事もあったらしいが、そこに行き着くまでに人の姿がプレイヤーに変に注目されたことで、苦手意識を持っている模様。

-レッドドラゴンの王女
アースがドラゴンとかかわる切っ掛けとなったドラゴン。
人の姿に変身した時は、ドレスを着た真紅の髪の幼女に。アースの料理を求めて人の姿で街中にやってきたところ、多くの紳士から注目されていた。

-エメル
老齢のグリーンドラゴンで、グリーンドラゴンの長老。他の種族に対し、恫喝行為も行っていた。
アースの料理に目を付けて、フェアリークィーンを脅して指名手配にさせたが、完全に激怒したアースから拒絶され、勝負を挑まれる。種族による実力差から優位に進めるも、己の武器、そして命すら顧みないアースの捨て身の猛攻により死亡。
仮にアースが敗れても、レッドドラゴンの王による粛清が待っていた。

**【用語】 
-ワンモア・フリーライフ・オンライン
本作の舞台となるVRMMORPG。その名の通り「もう一つの人生を楽しむ」ことを謳い文句としている。
キャラクターの成長はスキルレベル制で、ステータスの数値は非公開。
キャラの設定においては性別の偽りが出来ず、体格の誤差もプレイヤー側からの混乱を招くので大幅な変更もできない。
ゲームの出来に比べて良心的な価格でプレイ可能との事。
&color(whitesmoke){開発者サイドによると、このゲームの本来の名前は「ONE WORLD」。海外の金持ちの道楽によって作成された世界で、日本で行われているのはテストプレイらしいが…?}

-スキルについて
一度に装備できるスキルの数は10個まで。
スキルの性質は物理攻撃系、魔法系、生産系、強化系の4タイプに分かれる。さらに、物理攻撃系、魔法系、生産系の3タイプをどう取得するかでスキルの成長上限が変わる。


**【イベント】
-ポーション売り切れ事件
正式サービス開始後しばらくして起こった、NPCからポーションが全く買えなくなった出来事。
ツヴァイがアースに見せた文から推測するが、おそらく最初のダンジョンの最深部に到達したことが切っ掛けとなったのではと推測される。
〈薬剤〉スキルが前情報でクズスキルとして認知されていて、NPCからの購入を宛てにしていたプレイヤーが大多数だったために混乱が発生。〈薬剤〉スキルを持っていたアースは事態の鎮静化に走り回ることになった。

・妖精たちの舞踏会
運営から発表された大型イベント。新しいサポートNPC「妖精」を仲間にできるようになる。
後半になると、妖精も交えての「武闘会」となり、上位成績者によるトーナメントも行われた。

・死者の挑戦状
期間限定で開かれた高難度ダンジョン。
ランダムダンジョン、デストラップの数々、時間制限ありと悪辣極まりなく、ワンモア運営陣は悪意に満ちていると言わしめた。特定人数で初クリアすると、新しい武器項目が解禁される。

・龍の儀
龍の国で行われている試練。クリアすると恒常的なパワーアップが可能。
試練に挑むまでに何をしてきたか、龍の国の人々とどう関わってきたかで難易度は大きく変わる。
幼女…ノーマル、人と関わり続けることが条件。「ある程度ダメージを与える」ことが条件。
美女…ハード、関わりと戦いが半々と判断された場合。「ある程度ダメージを与える」ことが条件。
老婆…ベリーハード、明らかに闘いだけだった場合。「龍神の欠片を倒す」ことだけが条件。
&color(whitesmoke){NPCの龍人と一緒に挑んだ場合…特殊難易度。「力を認めさせる」ことが条件。}

・ゲヘナクロス
NPCの人族集団。宗教を信仰しており、人族以外の他種族を下等とみなしている。
ドラゴン等の卵を盗むなど暗躍を繰り返しており、妖精国へ大規模侵攻を行う。
プレイヤーや他種族からの援軍もあり、多くの犠牲を払いながらも妖精国側が撃退に成功。
最終的にはドラゴン種族の一斉攻撃により、本拠地ごと壊滅した。



追記・修正お願いします。

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- とりあえず建ててみましたが、今後も少しずつ追記予定です。  -- 初期投稿者  (2016-06-02 22:44:53)
- 見事なまでになろうテンプレな作品だな  -- 名無しさん  (2016-06-03 00:16:58)
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