World of Tanks

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World of Tanks」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2017/01/14 Sat 03:00:39 
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 61 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&font(b,blue){現在この項目は[[【提案所】肥大化項目記述独立・簡約化等議論所>http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17534/1486515419/]]において、&br()記述の独立・簡約化の議論対象となっています。本項目に詳しい方のアイディアを募っています。}

}
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&bold(){World of Tanks}(略称Wot)とは、海外のオンラインゲーム会社「ウォーゲーミング」社によって開発・運営されているオンライン戦車TPSゲームである。

2010年、ロシアでサービスが開始される。その後は人気に伴ってヨーロッパ、アメリカ、アジアなどにも展開していき、2012年からは公式で日本語にも対応している。基本となるWindows版他、現在では箱◎、箱1、PS4でも展開中。

基本プレイが無料であることもあり、プレイ人口は非常に多い。MMOとしては世界最大級の巨大サーバーを誇り、''サーバー同時接続数のギネス記録''まで持っているほど。


*「どんなゲーム?」

端的に言えば''「戦車だけの多人数対戦TPS」''でだいたいあってる。ルール(ゲーム形式)は色々あるが、主軸となるのはランダムにマッチングされる「ランダム戦」。

これは一定の法則でオートマッチングされた15人vs15人(最大)で対戦するゲーム形式で、敵を全滅させるか、あるいは目標陣地を占拠した方が勝利となる。

他にもあらかじめ組んだチーム同士で行うチーム戦(7vs7)、それより規模がでかい中隊戦(15vs15)、クラン同士で領地争奪戦を行うクランウォーズなどがある。

戦闘で勝つことで資金(クレジット)と経験値を得られ、得た経験値を投じて砲やエンジンなどのパーツを、そして後継機となる戦車を開発していくことができる。
例えば[[4号戦車>Ⅳ号戦車]]で経験値をためて7.5cm24口径砲から7.5cm43口径砲に改良したり、[[チハたん>97式中戦車]]で経験値をためることで1式チヘへ派生したりといった感じ。

*「どんな戦車が出てくるの?」

基本的には第二次大戦中に用いられた戦車がメインだが、開発を進めると最終的には冷戦半ばぐらいの第二世代MBTまで登場してくる。
現時点での時系列上の「最新」戦車は1970年代半ばに開発されていた中国のWZ-132。

戦車は各国ごとにツリー分けされており、例えば[[ティーガー>ティーガーI(戦車)]]に乗りたければドイツ戦車の振りだしであるライヒストラクトーア→2号戦車→[[3号E型>Ⅲ号戦車]]→4号A型→4号D型→4号H型→VK 36.01 (H)→ティーガーという具合に順次開発していくことになる。

またそれぞれの戦車には国籍とは別に、「Tier(ティアー)」「車種」というタイプの区分もある。

tierというのは単純に言えば戦車の「レベル」に相当するもので、1から10まである((一応、エイプリルフールの際に「暗に実装する気がないのを示す」という形でTier11表記がされたこともある。つってもM1エイブラムスとかT-90とかチャレンジャー2のような「明らかに活躍した時代がおかしい戦車」とかラーテのような「そもそも戦車に分類してしまっていいのか?な規格外車両」とかだが))。
これは例えばtier6の戦車の砲はtier5の戦車の装甲をぶち抜けるが、逆の砲撃は弾かれて全然ダメージが通らない、といった具合にかなり顕著な差となって表れる(無論、例外はある)。

車種というのは戦車の「職業」に相当するもので、軽戦車・中戦車・重戦車・駆逐戦車・自走砲の5種がある。
車種によって性能の傾向には大きな違いがあり、またチーム内で求められる役割もだいたい車種で決まってくる。(こちらにも例外はある)

*「戦闘はどんな感じ?」

基本はTPSだが、交戦距離は500m以下だし、耐久力はHP制…といった「ゲームらしさ」と、砲弾の貫通力が装甲厚を下回る場合は跳弾してダメージが通らないといった「戦車らしさ」とがせめぎ合っている。

まあこれに関しては正直ようつべなりニコニコなりで動画を見てもらった方が早いだろう。そう、そんなゲームです。

戦車の操作自体は一般的なWASD+マウス操作で、特に難しくはない。しかしこのゲームで重要なのは反射神経やエイミング技術などの所謂「ゲームのうまさ」よりは、むしろ「知識」の方である。

・&bold(){「目の前の戦車の正面装甲は80mm、側面は60mm、俺の戦車のAP弾がこの角度から抜けるのはキューポラ部かのぞき穴か足回りのみ」}
・&bold(){「敵の主砲の装填速度は11秒、1発撃たれたら飛び込んで側面に張り付ける」}
・&bold(){「敵戦車の視界は320m、このまま進んで来れば視界340mでカモフラージュネットを張ってる俺の方が先に発見できる」}
・&bold(){「敵はおそらくあのあたり、この岩陰から出れば発見できるがあの丘からも射線が通ってしまう」}

などといった知識がさっと出てくるかどうかが、そのまま勝敗に繋がってくる。勿論、操作技術もいらないわけでは決してない。FPSなどでエイミングに慣れてる人はそれだけで有利だろう。
&s(){まあぶっちゃけ一番大事なのはガッバガバなマッチングを制する運である}((「個人成績が全くマッチングに影響しない」「とても重戦車の代わりにはならない戦車がマッチング上重戦車として扱われるケースがやたら多い(これは後で少し触れる)」などの理由により格差マッチとなる事も珍しくない))

戦車の緒元は前述の通り(武装とか装甲厚とかエンジンの馬力とか)史実に忠実であったり、ゲームバランスの都合上(搭載できる装備とか砲の貫通力とか威力とか)そうでなかったり。

戦車は「カスタマイズする」というよりは基本的に一本道で「強化していく」感じになる。
ビルディングの余地もあるが、戦車のパーツではなくカニ眼鏡(「双眼鏡」。じっとしている時だけ視界が広くなり、敵戦車を見つけやすく・観測しやすくなる)やカモネット(「迷彩ネット」。じっとしている時だけ見つかりにくくなる)などの拡張パーツ、あるいは乗員の習熟度やスキルなどの方である。

*「本当に無料でいけるの?」

基本的にはいける。特に中tier帯までならなくても全然問題ない。

本ゲームの課金は直接金で買うもの、またゲーム内の特殊通貨(&bold(){&color(#bf9000){ゴールド}})を購入し、それを使って購入するものとがある。
#openclose(show=課金で買えるものは以下の通り。クリックで展開){

&color(#bf9000){「プレミアムアカウント」}
読んで字のごとく。プレミアム期間中はゲームでの報酬(クレジット、経験値)が1.5倍になる。
え?そんだけ?と思われるかもしれないが、無課金ではだいたいtier6の戦車あたりから「負けるとクレジット赤字」になり、tier10ともなると「勝っても赤字」になる。
プレミアムなら勝てば黒字になる・・・こともあるバランス(後述の課金弾の使用度によっては普通に赤字になる)。
その分低tierの戦車で戦ってクレジット赤字を補てんすればいいという話ではあるが、当然時間はその分余計にかかる。

&color(#bf9000){「プレミアム戦車」}
買い切り式の有料戦車で、通常の開発ツリーには属さず、買った瞬間から即使える。主砲やら履帯やらエンジンやらのモジュール強化の必要もない(逆に言えば選択肢もない)。
しかし一般的なソシャゲにおける「課金キャラ」と違い、このゲームの課金戦車は特に強いわけではない…というかぶっちゃけ弱い(しかし最近ではかなり強力な課金戦車も登場し始めている)。
''「課金にしては」''とかいう言い訳は必要なく、純粋に同tierの戦車に比べ明らかに弱い戦車が多い。防御力はそれなりだが、火力面、とりわけ貫通力で顕著にハンデがある戦車が多い。

じゃあ何のために買うんだよ!と思われるかもしれないが、課金戦車は修理費が安く、また同じ成績でも報酬と乗員経験値が多くなる補正がかかっており、つまり「弱いんだけどいろいろ稼げる戦車」になっているのである。
また一部の戦車にはマッチング優遇(ランダム戦のマッチングを常に自分が中~上位tierとして組んでもらえる効果。多くは「絶対にTier最下位となる部屋には入らない」という形式)がついていることも。

購入に制限はないため初心者でもいきなり高tierの戦車を購入することもできるが、できるならゲームに慣れてからの方がいいだろう。味方チームに負担がかかるし、何もわからずに撃破される自分も稼げない。
良い子の諸君はnoob((WoTにおいて「一種のお約束」レベルで多用される罵倒の言葉だが、この場合は単純に「新兵」つまり初心者の意))の内からLöweやT26E5を買ったりしちゃダメだかんな!

&color(#bf9000){「フリー経験値変換」}
前述の通り、戦車ツリーを開発していくためには経験値が必要なのだが、経験値は各戦車専用の固有経験値と、別の戦車にも流用できるフリー経験値の二種類がある。
このうちフリー経験値は普通にやっているとほとんど稼げない(入手量は固有経験値のわずか5%)のだが、ある条件下でゴールドを使うことで、固有経験値をフリー経験値に変換することができる。
これによって戦車の開発を著しく効率化し、また購入したばかりで固有経験値がない(=しょぼい初期装備しか持っていない)戦車にフリー経験値を投じていきなり実戦レベルに引き上げることもできる。
これについては時折一時的に倍率変更・・・つまり、お得になることがある。

&color(#bf9000){「課金弾」}
通称&bold(){&color(#bf9000){金玉}}。特殊な高性能砲弾を購入できる。高性能砲弾は通常の砲弾に比べて貫通力に優れ、通常弾では太刀打ちできない重装甲の相手に対して有効打を放つことができる。
低tierでは「あればいざというときに安心」程度のものだが、プレイヤースキルも上がり、戦車の性能も上がってくるtier9や10になってくると課金弾を使わなければならない場面も増えてくる。
ただしゴールドの400倍のクレジットを出すことで無課金でも購入可能なので、実際はクレジットで購入するのが一般的。

&color(#bf9000){「特製アイテム」}
消耗品だが効果が高いアイテムを購入できる。こちらも400倍のクレジットで購入可能。

&color(#bf9000){「車庫・もしくは兵舎の拡張」}
戦車を収納する車庫、乗員を収容する兵舎のスロット数を拡張できる。

&color(#bf9000){「乗員のプライマリスキルを100%にする訓練」}
このゲームにおいて、戦車の性能は車両の固有性能×乗員のプライマリスキル(熟練度)補正によって決まる。
新しく雇用する乗員は0%から(訓練なしでは出られないので実質的には50%から)のスタートで、育てた乗員も機種を乗り換えるとスキルが減少してしまう(同じカテゴリで別車両に乗り換えるなら-25%、軽戦車→中戦車などのようにカテゴリも移動すると-50%)。

これは訓練によって一定の値にまで引き上げることができるが、訓練のラインナップは「無料:50%」「有料(クレジット):75%」「有料(ゴールド):100%」となっている。

&color(#bf9000){「乗員の役職変更」}
乗員の役職を変更できる。車長→通信士にしたり、操縦手→装填手にしたり。

&color(#bf9000){「拡張パーツ変更ペナルティのキャンセル」}
戦車にはクレジットで買える拡張パーツを3つまで取り付け可能なのだが、一部のパーツは一度取り付けると外すことができない(売ることはできる)。これをゴールドを消費することで外すことができる。

&color(#bf9000){「塗装」}
迷彩塗装を施し、隠ぺい率(発見されにくさ)をちょびっとだけ上げることができる。こちらも高額なクレジットで代用可能だが、そちらは期間が有限になっている。ゴールドだと無期限。
もちろん、より「らしさ」を求めるために迷彩塗装を行うケースもある。一応非公式MODで似たような事は出来るが。

}

といった具合に多岐にわたる。

しかしこれらは総じて「稼ぎの効率を上げる」ものでしかなく、対戦を有利にするもので、かつ課金でしか買えないというものは存在しない。
しかもこれらの課金要素は、ゲーム内イベントなどで結構大盤振る舞いされる。

とはいえ「稼ぎの効率」には顕著な差が出てしまうのも事実であり、その効率は低tierでは大差ないが、高tierではそれこそ3倍~5倍にまでなる。
tier6ぐらいまでなら課金せずとも問題なくプレイできるが、それ以上の高tierになると、収支のいい課金戦車の一台ぐらい、
あるいはプレミアムカウントやフリー経験値変換あたりは必要に応じてやらないと、相当に時間(収支の良い低tier帯で稼ぐ時間)がかかることは覚悟せねばならない。


*「戦車の種類」

***・軽戦車
文字通りの軽量級。つまり一般的に足回りが軽く動きが素早く、そして装甲が薄く火力が弱い。つまり相手と撃ち合うことを任務とする戦車ではない。&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){やろうと思えば重戦車をぶっ殺して帰って来られる変な奴もいるにはいるが。}}}
通称LT(Light Tank)。

&bold(){ではその主任務は何なのかと言うと、「偵察」である。}
このゲームの戦車はそれぞれ自前の視界範囲を持っており、自身の視界内に捕捉した敵戦車だけを画面に表示する仕組みになっている。
しかしその範囲の外にいる見えない戦車も、チーム内の誰かが敵を発見することで、チームの全員の画面に表示することが可能なのである。
つまり自力では200mしか見えない重戦車でも、400m離れた敵戦車を先行した軽戦車が見ていれば、重戦車はその距離からでも敵戦車を見て砲弾を撃ち込むことができるというわけ。
この「敵を視界内に収めて他者に提供する」行動のことは&bold(){「スポット」}と呼ばれ、偵察行動の基本になる。

つまりチームの眼となって敵を見つけ、他の戦車に撃ってもらうというのが軽戦車の主なお仕事になる(自分で見てる相手にダメージが入ると、観測ボーナスという形で攻撃したのと同様のポイントが入手できる)。
ほとんどの軽戦車は、同tier内の他戦車と比べて視界範囲が広く、隠ぺい率も高くなっており、偵察にうってつけと言える。

また偵察以外にもその足を活かして後方をかく乱したり、敵陣形の穴を見つけて突破し後方の自走砲をたたいたり、視界の悪い重戦車に随伴して早期警戒役を務めたりと、多様なお仕事が要求される戦場の便利屋でもある。

性質上、プレイヤーのスキルや知識への依存度が非常に高く、初心者ではその性能を充分に活かしにくい。
だが逆に地形や戦車データを熟知した上級者が使うと文字通り「神の目」をチームに供給することができ、チームの勝利に決定的な役割を果たすこともできる。

著名な車両で言えばM24チャーフィー、レオパルト(西ドイツのアイツではなくWWⅡの方)など。

***・中戦車
軽戦車と重戦車の中間に位置するバランス型戦車。その装甲と火力は軽戦車ほど貧弱ではなく、機動性や隠ぺい性は重戦車程劣悪ではない。
通称MT(Middle Tank)。

総合的な性能バランスのよさから、必要に応じて軽戦車のような偵察や機動戦闘も、重戦車のような戦線維持も、駆逐戦車のような待ち伏せ狙撃も…といった具合に&bold(){多様な戦術に対応することが可能}。
またチームの中でもそういった臨機応変な立ち回りが要求される渋いポジション。

更には戦車自体にも軽戦車に近い機動性を持つもの、あるいは重戦車に近い装甲をもつもの、駆逐戦車のような火力をもつものなど個性豊かなラインナップを揃えている。
そのため、前述のように戦況に合わせた適切な行動はもちろんのこと、各々の戦車の特性によっても取るべき立ち回りは変わってくる。

そのバランスのとれた性能から、初心者でもそれなりに立ち回ることができ、プレイヤースキルに比例して顕著に出来ることが増えていくという奥深い戦車。
またその性質上、&bold(){「格下相手なら強気にオラついていけ」「格上相手なら泣きながら逃げて重戦車や駆逐にお任せしろ」}というゲームの基本を(嫌でも)学ぶことができる名教官でもある。

著名な戦車で言えばT-34、M4シャーマン、61式戦車など。

***・重戦車
読んで字のごとく「硬い!」「強い!」「遅い!」の3大ワードを網羅した動く要塞。
通称HT(Heavy Tank)。

基本的に「装甲は同tierの中・軽戦車のAP弾を弾く」「主砲は同tierのあらゆる戦車の装甲をぶち抜ける」という特徴を持っており、攻撃力と防御力の双方において同格tierのあらゆる戦車に優越する性能を持つ。
&bold(){その強大な火力と装甲を活かして部隊の中心になり、移動橋頭保、火力陣地として戦線を支えることが主任務となる。}

まさしく戦場の主役と呼ぶにふさわしい強力な戦車であるが、それ故に敵からのヘイトも高い。
重装甲とはいえ装甲が薄いウィークポイントも存在するし、駆逐戦車や自走砲などは同格以下でもこちらの主装甲部をぶち抜く火力を持っていることが多く、下手に突出すると敵の総攻撃を浴びてたちまちやられてしまうことも。

よって花形にして主役なのは事実だが、同時に脇役(視界を担う軽戦車や、迂回攻撃でヘイトを分散し中戦車、敵ににらみを利かせる駆逐戦車や自走砲)あってこその主役であることを決して忘れてはならない。
[[メイン盾は謙虚>ブロントさん]]たるべし。

中戦車や軽戦車に比べると役割が明確で、かつ死ににくいため初心者にもおすすめされる戦車だが、戦場の主力を担う以上、チーム全体から相応の働きを求められる。
うかつな行動をして開幕爆散したり戦線維持を怠ってひきこもったりすると、敵よりもむしろ味方のヘイトを集めてしまったりするので、気にしいな人は要注意。

著名なので言えばIS(スターリン戦車)、ティーガーなど。

***・駆逐戦車
火力に特化した戦車ハンター。&bold(){基本的に同格の戦車に比して1~2ランク上の強力な主砲をもち、格上の重戦車などに対しても手痛い一撃を浴びせることができる。}
反面、砲塔が回らないので接近戦や遮蔽物を使った撃ち合いに対応できなかったり、装甲が極端に薄かったり、機動性が劣悪だったり、視界が極端に狭かったりなど、火力の代わりに何らかの性能が犠牲になっている。
通称TD(Tank destroyer)。

一般的なFPSでいうとスナイパー的な存在で、必然的に芋・・・とは言わないが待ち伏せ戦術が基本になる。
非常に強大な決定力を持つが、前述の通り火力に全振りしてるが故の決定力なので、単体での戦闘性能は(状況にもよるが)あまり高くない。
味方との連携、とくに視界を取ってくれる軽・中戦車の働きがあってこそ輝ける戦車と言える。

基本的に不器用なのは否めないが、それ故に役割が明確かつ単純で、重戦車と並んで初心者にもおすすめされる戦車。ガンガンダメージを取っていけるしキルカウントも伸ばせるアタッカーなので、そういうのが好きな人も楽しめる。
ちなみに現実では「自走砲」のカテゴリーでもWoTでは駆逐戦車になってたり、逆に「対戦車戦闘車両」となっていてもWoTでは自走砲になっていたりすることもあり、このあたりは開発のさじ加減次第。

著名なので言えばSU-100、ヤークトパンターなど。

***・自走砲
水平射撃を基本とする他の戦車とちがって、&bold(){曲射(放物線を描いて飛ぶ砲撃)によって攻撃する間接攻撃専門の戦車}。
射撃モードになると専用の俯瞰視点になり、それを見ながら砲撃する形になる。直接戦闘力は殆どなく、撃破されないように最後方に位置取ることが多いので、基本的に視界は味方戦車がとってくれるそれに頼ることになる。
通称SPG(Self Propelled Gun)、arty(Artillery、砲兵の意)。

戦車の装甲が最も薄い部分である天板方向から高威力の榴弾を打ち込むので、ツボにはまればその攻撃力は非常に高い。
曲射弾道故に普通の戦車では攻撃できない建物の向こうなどから打ち込むことができるため、敵戦車、特に鈍重な重戦車や駆逐戦車へのプレッシャーも抜群。

しかし味方が適切に視界を取ってくれないと何もできないし、逆に味方があまりに強すぎると撃つ間もなく敵が撃破されてしまうし、敵軽戦車に肉薄されると何もできずなぶり殺しにされるし、
マップによっては射線が全く通らなかったりするし、命中精度が悪いので運次第でさっぱりあたらなかったりするしと、自分で使ってみるとなかなか戦果が安定しない戦車。
「敵にいるとキレそうになるが、自分で使ってもキレそうになる」というのは自走砲に乗ってみたWotプレイヤーが一律で抱く感想である。

他の戦車とは別ゲーレベルに操作感覚や戦術が異なるが、「いかに自走砲の砲撃を避けて動くか」「どういうところで自走砲の砲撃をくらうと嫌なのか」といった普通の戦車での経験は自走砲に乗り換えた時に活かせるし、またその逆もしかりである。

著名なので言えば……ううむ、セクストンⅡあたりだろうか?

*「代表的な登場戦車」

[[World of Tanksに登場する戦車]]を参照のこと。


*「MOD」

ゲームを改造・拡張する追加プログラムはMODと呼ばれて海外のPCゲームでは割と一般的な存在だが、当ゲームの場合は基本的に「一定のガイドラインを出してあとは自由」という方針。

そのガイドラインはこの手の対戦ゲームとしては「かなり緩め」レベルで、結構強力なMODも存在する((もちろんあまりに目に余るものは禁止対象になる。その対象を記した「こういう機能はつけないように」というリストは毎回更新されている。))。自走砲などは「MODを入れてからがスタートライン」と言われるほど。
このためMODを使用できないXBOXやPS4版ではそれぞれの専用サーバーが設けられており、公平性を維持している。

また公式もMODパックをいくつか出しており、その中には日本でコラボした「[[ガールズ&パンツァー]]」のボイスパックなども存在する。

公式のボイスパックはあんこうチームの6人+プラウダ高校の[[ノンナ>ノンナ(ガールズ&パンツァー)]](ロシア語多数)というラインナップ。そしてさすが日本というべきか、有志が作った非公式のガルパンボイスパックMODは充実の一言である。



*「初心者はどの国のツリーを選んだらいいの?」

&bold(){「初心者へのおすすめは?」}と言われると、やはり性能・ラインナップ共に充実しているソ連ツリーを押さざるを得ない。
タフで素早い車両が多いので、生存性が高いという意味でも初心者にはありがたい。
というのも、基本的に多くの多人数FPS同様、初心者はベテランから一方的に撃たれるはめになるので、耐久力がない戦車だと一瞬で撃破され、ゲームに慣れるのすら時間がかかってしまうのである。

この点ではアメリカツリーも決して負けていないが、通常戦車ルートにデンと居座る&bold(){リー先生}がどうしても足を引っ張るのが痛い。
無論リー先生の授業を免れられる軽戦車や駆逐戦車ルートがお望みならアメリカツリー((ただし軽戦車についてはM5 stuartという「加速ダメ貫通ダメの偵察オンリーな癖が強い戦車」がいるのがネックではある))もまったく問題ない。

自走砲については、低Tier戦場では「足を止めてゆっくり待ち伏せする」という事が少ない事、操作性が他の4車種とまったく異なること、乗員や装備の敷居の高さから初心者には比較的不向き。
とはいえ、それでも&bold(){「興味があるなら乗っておいて損はしない」}レベルであるし、一度撃つ側に回ってみると「自走砲に撃たれない動き」の勉強にはなるだろう。
オススメは単発威力こそ残念ながら速射性が高いため「撃ち直し」が効きやすいイギリス、一本道ではないが軽戦車や中戦車とパーツの互換性が高い((軽戦車・中戦車のシャーシを流用した車両が多いため。本ゲームではⅡ号戦車、Ⅳ号戦車、M24チャーフィー、M41ブルドッグなどの車体が自走砲になっている))分強化の容易なドイツorアメリカか。

とはいえ、基本的には&bold(){「好きな戦車をめざす!」「ごひいきの国のツリーを!」}といった情熱に素直に従うのが一番である。モチベーション的にも。


追記:修正をパンツァー・フォー!

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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 次はウォーシップのほうを期待しています  -- 名無しさん  (2017-01-14 09:34:29)
- プレイヤーの民度はお世辞にも良いとは言えない...  -- 名無しさん  (2017-01-14 11:09:15)
- ティーガーが弱いとか書いた奴エアプか使ったことないだろ? 同格重戦全てにタイマン有利なのに何が弱いんだか 装甲ないなら無いなりの立ち回りをすればいいだけ、それに虎が弱いならポルノティーガーはどうなる  -- 名無しさん  (2017-01-14 13:14:25)
- ほっとけばくる  -- 名無しさん  (2017-01-14 13:33:40)
- ↑2 8.8までは本物のポンコツでネタ的に美味しかったから、そっちの記述をメインにしたのだね!ちゃんと後半は8.9以降の(火力の)強さにも触れているつもりだが・・・  -- 名無しさん  (2017-01-14 13:40:39)
- Tog2の説明wまぁ分かりやすいけどw、toooooooog!  -- 名無しさん  (2017-01-14 17:36:40)
- 罵詈雑言が酷くてやめた  -- 名無しさん  (2017-01-14 19:27:05)
- 日本軽戦車はそんなに弱くないと思うんだがなぁ…あとチヌもTier5中戦車では平均的だと思う・・  -- 名無しさん  (2017-01-16 21:36:34)
- 地味に日本MTツリーは全部実車で埋まってるんだよな。LTツリーまで含めるとケホが実車不明だけど。  -- 名無しさん  (2017-01-16 22:32:49)
- ここって戦車の情報追加してってもいいんですか? 妙に数が少ないような  -- 名無しさん  (2017-01-17 23:05:00)
- (建て主)文量を考えて代表的なのをいくつかに留めましたが、勿論追記修正はパンツァーフォーですよ。ってかwiki方針的にも遠慮する理由はないよね!文量制限とかあるのかな?  -- 名無しさん  (2017-01-18 00:23:17)
- ウォーシップしかやっていないけど、タンクの方も中々面白そうだな。ウォーシップの記事が出来るのも楽しみだ  -- 名無しさん  (2017-01-18 01:20:21)
- 海と陸はこんだけ人気なのに空ときたら  -- 名無しさん  (2017-01-18 03:15:24)
- 日本軽戦車は強いんだが、慣れが必要でな そしてTier4以降は中戦車になってしまう  -- 名無しさん  (2017-01-23 09:26:03)
- 怪獣は出ないけど怪獣みたいな超重戦車は沢山いるから安心して欲しい。  -- 名無しさん  (2017-01-26 04:29:01)
- ↑5容量オーバーでトラブルが生じた項目もあるから無節操に追加するのは普通に迷惑行為でしょう  -- 名無しさん  (2017-01-26 23:21:22)
- 地味に広告がうざかった印象、今はマシだけど昔は動画広告だったから場合によっては重いの何の  -- 名無しさん  (2017-01-26 23:58:43)
- (建て主)むむ、長すぎたのかごめんなさい。「いろんな国のいろんな戦車があるよ!」から先の部分を、「Wotに登場する戦車」みたいな感じで独立項目にしたらいいでしょうかね?そこに追記:修正が多いようだし。  -- 名無しさん  (2017-02-09 22:08:26)
- ↑ざっと文字数を計ったら項目全体で約35000字(所要70分)、「いろんな国の(略)」以下の部分だけで約29000字(所要58分)のようです。分離すればこの項目は問題なくなりますが、「WoTに登場する戦車」のほうがまだ多いって話になりますね…各国毎に項目を作ると内容が薄くなりそうですかね?薄くならないなら国別にした方がいいかも?  -- 名無しさん  (2017-02-09 23:43:33)
- あと、注釈の分をカウントに入れてないので、実際の文字数はもっと多いはずです。  -- ↑1  (2017-02-09 23:48:20)
- ↑3 ついでに一応ツッコミいれておくが、コメントに一々(建て主)ってつけると、「建てたのは私ですアピール」みたいで自己主張激しくてウザいヤツだと思われる原因になるから止したほうがいい。[[消されるコメント例]]にもあるから。  -- 名無しさん  (2017-02-10 00:31:48)
- むむむ、ではそのあたりを参考にしつつ、文量を調整しながら「Wotに登場する戦車」と分割という方向性でもよさそうでしょうかね。「隠れてない部分(各国の大雑把な戦車の特徴)」あたりは元記事に残したり、戦車の説明部分でも注釈や用語の説明などはなるべく元記事に残したりとかで節減可能かも。  -- 名無しさん  (2017-02-10 00:40:18)
- ソ連:2900字(6分弱)、アメリカ:3300字(6分強)、イギリス:3000字(6分)、ドイツ:5800字(12分弱)、フランス:2900字(6分弱)、日本:4000字(8分)、中国:2400字(5分弱)、チェコ:1500字(3分)、スウェーデン:2600字(5分強)…  -- 名無しさん  (2017-02-10 23:47:58)
- 戦車個別は国家ごとの分割で問題ない気がするなあ。  -- 名無しさん  (2017-02-24 10:17:43)
- とりあえず「登場戦車」の項目を独立させて、あとはそこから文章量が多い国(現記事で言えばドイツやイギリス)から独立する形でいいかな?  -- 名無しさん  (2017-03-18 12:52:36)
- 特に反対意見もなさそうなので↑の形で独立記事を作ります。  -- 名無しさん  (2017-03-27 20:10:22)
#comment
#areaedit(end)
}

復元してよろしいですか?