AEUヘリオン/AEUイナクト

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&font(#6495ED){登録日}:2010/03/07(日) 23:55:42
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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『[[機動戦士ガンダム00]]』に登場する機体。



 

【AEUヘリオン】
 
型式番号:AEU-05/05
頭頂高:15.4m
本体重量:58.2t
動力機関:バッテリー
推進機関:水素プラズマジェットエンジン
所属:AEU・PMCトラスト・モラリア共和国etc→地球連邦軍・カタロンetc

武装:
リニアライフル
ソニックブレイド×2
ディフェンスロッド
20o機銃
脚部ミサイル

搭乗者
[[フォン・スパーク]]
オライフ
AEU一般兵
PMC一般兵
モラリア一般兵
地球連邦軍一般兵
カタロン一般兵
テロリスト
etc

AEUが開発した量産型MSで、正式名称AEUヘリオン ベルベトゥウム。

西暦2292年に正式採用されたイニティウムから2度の大改修を受けて、10年以上主力として使用され続けており、他国に大量に輸出されている。
イナクトの登場により世代交代が始まりつつあるが様々なバリエーションが造られ第一線で活躍した。


武装は形状は違えど[[リアルド>ユニオンリアルド/ユニオンフラッグ/ユニオンブラスト]]と共通する物が多く、飛行形態への変形には換装が必要。指揮官機にはツノが付く。
この機体は後発なこともあってリアルドのパクリと勘違いされがちだが、実際は機構や運用思想含めてまるで別物。
それどころか、[[イアン・ヴァスティ]]渾身の作であるこの機体は、上半身の肩部に大型スラスターを搭載する当作品お馴染みの機構を初めて採用しており、これ以降の後発の機体の多くがこの機構を継承した。
ある種パイオニアと言える節のある名機である。

リアルドはユニット毎にパーツがおおまかに分かれてそれを換装して局地対応させるが、このヘリオンは下半身に追加兵装やMA等を装着させ、
機能を強化する。
下半身を大型MAアグリッサとドッキングする事ができる。
地球連邦樹立後も正規軍やカタロンで幅広く使用された。
というかイナクトとの世代交代がスムーズに進められたため、民間に払い下げられたりテロリストの手に渡ったりした数が単純に多いのである。

SEでは、旧式量産機の中で見せ場が多く優遇されている。


《バリエーション》

・AEUヘリオン イニティウム
西暦2292年に完成し正式採用された最初期のヘリオン。太陽光紛争で主力として活躍し、戦争終結後にはPMCや第3国に数多く販売された。
主な武装は180ミリ滑空砲とカーボンスピア。

・AEUヘリオン メディウム 
イニティウムを2300年に改修。基本性能の底上げに加え、武装がリニアライフル、リニアロケットランチャー、ソニックブレイドに変更された。

・AEUヘリオン陸戦型
飛行機能を切り捨て、追加武装と増加装甲を施した陸戦仕様。
腹部両側面に105oリニアキャノン、脚部にロケットランチャーが増設されている。
SE1でのエクシア、デュナメスとの戦いぶりは必見。

・AEUヘリオン宇宙型
フライトユニットを宇宙用スラスターに換装した宇宙仕様。
テロリストが使用したタイプは頭部が変更され、グレネード付きリニアガンと小型シールドを装備していた。
SE3ではカタロン機が人命救助を行っていた。

・AEUヘリオン偵察型
偵察用のオプションを施した特殊仕様。
索敵、情報収集に特化しておりリニアライフルの代わりにガンセンサーを、機体上面にレドームを取り付けている。
武装は内蔵式の20o機銃のみ。

・AEUヘリオン爆撃型
対地攻撃用の装備に換装された仕様。
飛行形態での仕様を前提とし、両腕は60o機関砲とロケットランチャーに、機体後部に大型ウェポンコンテナを取り付けている。
 
・AEUヘリオン捕獲型
スラスターを大型化しリニアシールドを装備した特殊仕様。
複数機で周囲を囲んで目標の動きを封じる。




【AEUイナクト】

#center(){
&font(#48d1cc,b){テメエ、分かってねえだろ?!}

&font(#48d1cc,b){俺は!}

&font(#48d1cc,b){スペシャルで!}

&font(#48d1cc,b){2000回で……!}

&font(#48d1cc,b){模擬戦なんだよぉぉぉぉぉッ?!!!}





&font(#48d1cc,b){AEU ENACT}}

 
型式番号:AEU-09
頭頂高:17.9m
本体重量:66.8t
動力機関:バッテリー
推進機関:水素プラズマジェットエンジン
所属:AEU・PMCトラストetc→地球連邦軍・カタロンetc

武装:
リニアライフル
ソニックブレイド/プラズマソード×2
ディフェンスロッド
脚部ミサイル

搭乗者:
[[パトリック・コーラサワー]]
AEU一般兵
地球連邦軍一般兵
カタロン一般兵
etc

AEUが開発したヘリオンの後継量産機。
 
AEUのMSでは初の太陽光エネルギー対応型で、内蔵した電力受信アンテナにより軌道エレベーターから直接パワー供給を受けられる。
基本設計は極めて優秀な機体であるフラッグを参考にしたとされており、武装も大きな違いはない。換装無しで変形可能。

機能の類似性と[[フラッグ>ユニオンリアルド/ユニオンフラッグ/ユニオンブラスト]]の開発者の一人としての自負からか、[[ビリー・カタギリ]]には「&color(royalblue){うちのフラッグの猿真似だよ}」と評された。
が、フラッグにおいて弱点とも言える間接部の強化等、細部に改良を加えてあり、実質フラッグのバージョンアップと言っても過言でない性能で、パイロットの安全性と集音性は高い。
頭部の左右に伸びる太陽光受信アンテナが特徴的((当初はフラッグにはないイナクト独自の仕様とファンから認識されていたが、実はフラッグも同じ機能を持ってたりする))で、指揮官機には頭頂部にもう一本アンテナが付く。


運用思想もヘリオンと同様に、下半身にオプション兵装を追加して補強するタイプ。
ヘリオン同様アグリッサとのドッキングが可能。

この時点ではエース専用機だったフラッグと違い、量産体制を整えてからお披露目されたため、本編ではほぼすべての機体がイナクトに移り変わった。

AEUが威信を掛けて開発した最新鋭機だったが、直後に現れたガンダムによりなすすべもなく倒され、疑似太陽炉の登場によりその性能を知らしめる事なく第一線から退いていった不遇な機体。


【バリエーション】

・AEUイナクト(デモカラー)
 
AEU軍事演習場のデモンストレーションで使用された。カラー以外は通常の指揮官機と変わりはない。通称「デモクト」。
※本作の主人公機である。(嘘)

・[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム]]
[[サーシェス>アリー・アル・サーシェス]]用にカスタム化されたイナクト。
頭部と両肩の太陽光受信アンテナを大型化し装甲を犠牲にした軽量化により機動力が向上している。
武装はリニアライフルと大型カーボンブレイドを一体化させたブレイドライフルと、ライフルの銃身に装備可能なグレネード、大型ソニックブレイド。大型ソニックブレイドは腕部ウエポンベイに収まりきらない為、左肘の内側にマウントされている。
後にプラズマフィールドに対応するため塗装色が変更された。

・AEUイナクト宇宙型
フライトユニットをロケットモーターに換装した宇宙仕様。
カタロン機はリニアライフルにサブバッテリーと脚部にロケットランチャーが追加され、ディフェンスロッドの片方を短縮していた。

・AEUイナクト スイール王宮警護型
中東国家のスイール王国が独自に購入しカスタム化したイナクト。
ブレイドライフルを装備し、独特な形状のアンテナが特徴的。
画面に一瞬登場したが、メメントモリでスイール諸共消滅した。

・クラウス専用イナクト ランドストライカーパッケージ
クラウス・グラード専用機として砂漠用サンドバディクラフト、対太陽炉搭載機にレーザーキャノンを搭載した機体。


【アグリッサ タイプ7】

型式番号:AEU-MA0707  
頭頂高:不明
本体重量:不明
所属:AEU・カタロン

武装:
プラズマキャノン
プラズマフィールド発生器
カーボンクロー

搭乗者:
フォン・スパーク
カタロン一般兵


後に登場する[[タイプ13>サーシェス専用AEUイナクトカスタム]]の先行生産モデル。
2302年に、[[ガンダムラジエル>セファーラジエル]]の存在に勘付いた陣営によって埃を被っていたところを引っ張り出されて使用された。
作中ではガンダムラジエルと[[グラーベ>フェレシュテ]]を追い詰めるも、人間とは異なる[[イノベイド>イノベイター(機動戦士ガンダム00)]]の頑強さの前に敗れる。

この機体はプラズマフィールド発生器を取り除けばMS2機程度の荷物を格納し運搬出来る輸送機としても扱え、その用途で民間に
払い下げられた後、主にカタロンが利用することとなる。



【余談】
一見するとイナクトはフラッグや[[ティエレン]]に比べていまいち地味…というか活躍の場が無かったように見えるが、エクシアを翻弄し手玉に取り、第2ラウンドのアグリッサ対エクシアでも[[ネーナ>ネーナ・トリニティ]]が助けなければ終了寸前まで追い詰めた実績があり、何だかんだで見せ場が用意されている事を忘れがちではある。
……サーシェスが乗った時限定だけどね!
どちらの機体も設定画には目のスリットが描かれていてカッコいい。


以下、かなり長くなるが、この機体に関わることなので、敢えて追記しておく。
実はこの機体、ガンダム00の世界において、かなり重要な意味合いを持つ。

まず、作品内情勢について改めて解説するが、武力介入開始前の[[ソレスタルビーイング>私設武装組織 ソレスタルビーイング]]が最も危惧した事態の一つに
“ガンダムを任意の戦場に投入するなど中途半端に露出させて、その存在を秘匿して優位に立とうと画策する三大国家群によって、情報統制が行われる”
というケースが挙げられる。
こうなると、ガンダムで戦場に幾ら介入しようが活動が広まらず、一般市民には都市伝説扱いされ、本来の「戦争根絶を目的に活動する」というメッセージ性の薄れて注目もされない、という事態に陥る恐れがあるからである。

それ故、「公衆の面前に晒されつつ武力活動を行える、センセーショナルなイベントにガンダムを投入する」ことこそが、武力介入のスタートを切る上で必要条件だった。
そして、それに最も相応しいと判断されたのが、「人革連の軌道エレベータ・天柱の電力送信十周年記念」と「最新鋭兵器イナクトの公開演習」だった。
これらは同日に行われているだけでなく、各国のVIPや専門家、多数の大手のマスコミを招待していたため、
「AEUが条約違反を犯して軌道エレベータにMSを配備している事実を暴く情報収集・分析力」「当代最強かつ中立の武力」
これらを一遍に見せつける上で絶対見逃せない機会であり、イナクトというMSはいわば、ソレスタルビーイングが待ち望んだ絶好の当て馬だったのだ。

しかし、これらのイベントはガンダムの投入予定時期より遥かに早いタイミングで起こってしまった。
そのため、ソレスタルビーイングは多くの兵装や技術が未開発の段階で武力介入を開始せざるを得ず、結果としてイオリア計画第一段階の終焉は予定よりも極めて早く訪れた。

仮にイナクトの開発が遅れていたら、公開演習が催されなかったら、そもそも存在しなかったら、
ガンダムは三大国家群や国連軍の[[GN-X]]相手により長く持ち堪えて、統一政府誕生のタイミングは大きくずれ込み、
西暦2307年以降の歴史は大きく違っていた可能性も大いにある。
有体に言ってしまえば、イナクト開発及びガンダムの武力介入活動があと3ヶ月程遅れた場合、[[地球は滅亡していた>ELS(機動戦士ガンダム00)]]。

このイナクトは、歴史の分水嶺なったと言っても過言ではない。


#center(){
&font(#48d1cc){テメエ、分かってねえだろ?!}

&font(#48d1cc){俺は!}

&font(#48d1cc){Wiki篭りで!}

&font(#48d1cc){追記で……!}

&font(#48d1cc){修正なんだよぉぉぉぉぉッ?!!!}}

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- フォンが乗れば強いんじゃないか…まあ実際乗ったが  -- 名無しさん  (2013-07-22 13:10:39)
- スイールのロイヤルイナクトが結構好き  -- 名無しさん  (2013-07-22 21:32:29)
- フラッグのパクリとか言われるが俺は好き  -- 名無しさん  (2014-04-17 19:25:24)
- フラッグのパクリと言うけど用途が大分違う(エネルギーの供給方式から言って領土防衛に特化している)し変形機構を積極的に使わないしでそんなに似てる印象は無いな  -- 名無しさん  (2014-06-08 18:57:56)
- 飛べるけどジムより弱そうなのはやっぱ持ってる武器の性能のせいか  -- 名無しさん  (2014-06-08 19:16:31)
- で、プラモデルになってまっか?  -- 名無しさん  (2014-06-08 20:22:58)
- ↑なってる  -- 名無しさん  (2014-06-08 20:32:40)
- 公開演習の際、介入した刹那は後にELSとの対話を果たして人類の未来を紡ぎ、介入された炭酸は(世界的に見れば)生ける伝説となったことを考えるとかなり因果な二人である  -- 名無しさん  (2016-01-15 21:17:57)
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