ROCKIN'ON JAPAN

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ROCKIN'ON JAPAN」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/03/05(土) 10:41:07
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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ロッキング・オンから出版されている音楽雑誌の1つ
基本はロックバンドを中心にインタビューを掲載
約20組がフォトと記事合わせて最低4ページのロングインタビュー
約15組が2ページのショートインタビュー形式が基本
歌手の生い立ちや影響を受けた音楽を話す独特のインタビュー内容やCDレビューが特徴。そして、シーンでは有名なアーティストをピックアップしていること
例えば、音楽専門チャンネル以外のテレビにしか出演しなかったりLIVEパフォーマンスを重視するアーティストなど

そのため、オリコンランキング上位の曲が好きな人は蚊帳の外になることもしばしば
一方、アニソンが好きな人は読みやすい場合がある。理由は本誌が取り上げるアーティストがアニメのタイアップで使用されるため

雑誌の歴史

80年代後半
1986年創刊
初代編集長は現代表取締役の渋谷陽一本人
創刊当時ロックシーンが盛り上がっていなかった頃からバンドブーム初期までの時代
当時からJ-POPなんかも取り上げていた

当時の主な掲載アーティストは忌野清志郎
岡村靖幸
尾崎豊
サザンオールスターズ
THE BLUE HEARTS
ユニコーン
吉川晃司と布袋寅泰のユニットCOMPLEX
RED WARRIORS
米米クラブなど
創刊号の表紙は佐野元春である。
他には久保田利伸や泉谷しげるなどが表紙を飾ったこともあった。
90年代前半
バンドブーム絶頂期から始まった90年代
編集長山崎洋一郎、副編集長市川哲史の体制になったのがこの時期
山崎はフリッパーズ・ギター、電気グルーヴなど当時アンダーグラウンドだったアーティストをプッシュし
市川はX JAPAN、BUCK-TICK、LUNA SEAなど第1次ヴィジュアル系バンドをプッシュする形となっていた。

その結果、雑誌は当時の音楽雑誌ではかなりのマイナー路線であり金銭的にも苦しい状況となっていた。
93年には市川が退社したことで紙面は山崎の独裁体制となる。

途中バンドブームの終焉や尾崎豊の急死などが起きる中小沢健二、スチャダラパー、オリジナル・ラヴなどの渋谷系ブームが起きたことで雑誌の人気は上昇していった。

上記以外の当時の主なアーティストはZIGGY
BLANKEY JET CITY
CHARA
THE YELLOW MONKEY
レピッシュなど

90年代後半
渋谷系ブームで雑誌が上昇傾向に向かう中スピッツ、Mr.Children、JUDY AND MARY、THE YELLOW MONKEY、小沢健二、ウルフルズなどの大ブレイク及び表紙を飾るなどのプッシュにより誌面はさらに盛り上がりを見せる
その一方で、ロックシーンで絶大な人気を誇っていたthee michelle gun elephantとHi-STANDARDが表紙を飾るなど他の雑誌とは違うカラーも出していた。

世間が小室ブームや第2次ヴィジュアル系バンドブームに沸く中それらのブームを無視し、その代わりに多くの有望なアーティストをプッシュしたことで雑誌は注目を浴びるようになった。
特にその象徴がおきたのは&font(#ff0000){1997年}だろう
活動初期から支えたエレファントカシマシ、電気グルーヴ、CHARAがシングルランキングでロングヒットを記録
そして、&font(#ff0000){1997年組}の存在
この年にメジャーデビューしたアーティストはDragon Ashを筆頭にシーンにおいて重要なアーティストが多い
中村一義(現100s)
スーパーカー
Cocco
NUMBER GIRL
BRAHMAN
TRICERATOPS
GRAPEVINEなど1997年はシーンにおいて大きな年であったことがわかる
また、hideの急死の時には追悼企画を掲載するなどもあった。

上記以外の主な掲載アーティスト
山崎まさよし
HUSKING BEE
eastern youth
くるり
ピチカート・ファイヴ
UA
椎名林檎
the brilliant green
東京スカパラダイスオーケストラ
Spiral Life及びAIR
真心ブラザースなど

ちなみに、1995年には俳優武田真治が表紙を飾ったこともあった。
さらに、1999年には[[GLAY]]が表紙を飾ったが読者の間では物議を醸した。

00年代前半
2000年に鹿野淳、2004年には古河晋が編集長となり新たな動きを見せた時代
1つ目は誌面に関しては今までのJAPANらしさは残しつつも違うジャンルのアーティストのプッシュ
aiko、ゆず、RIP SLYME、KICK THE CAN CREW、鬼束ちひろ、m-flo、宇多田ヒカル、平井堅といったロックではないアーティストにインタビューを積極的に行い表紙に起用することもあった。
さらにはヴィジュアル系ブームを殆ど無視した中SOPHIAを取り上げたり[[L'Arc〜en〜Ciel]]及び[[hyde]]を表紙に起用する動きも見られた。

2つ目はロックフェスの開催
2000年にROCK IN JAPAN FES
2003年にCOUNT DOWN JAPAN FESをスタート
失敗を重ねた結果現在は日本を代表するフェスとなった。

3つ目は月2回発行([[黒歴史]])

新しいアーティストの発掘に関しては
メジャーデビュー間もないBUMP OF CHICKENやレミオロメンを表紙に起用
テレビ朝日の深夜番組で注目を浴びていたブレイク前のHYにすぐさまインタビュー
他にもACIDMAN、THE BACK HORN、GOING UNDER GROUND、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどのプッシュなどがある。

2000年〜2004年はシーンの重要アーティストが立て続けに解散、活動休止をしたために誌面も一つの交代期を迎える形となった。
上記以外の主な掲載アーティスト
10-FEET
POLYSICS
RIZE
GOING STEADY
175R
B-DASH
ART SCHOOL
スガシカオ
GO!GO!7188

この時代JAPANにおきた最大の事件は&font(#ff0000){浅井健一による編集長暴行事件}がある。この件は本家Wiki参照

そして、もう一つは恐らく最も物議を醸した&font(#ff0000){浜崎あゆみ表紙特集}である。


00年代後半
2006年に山崎洋一郎が編集長に復帰(現在は山崎と古河の2人体制)

山崎自らが主体となり新しいアーティストの発掘を行い、定期的な取材などの特集を行う傾向が増えた。
このパターンでは9mm Parabellum Bullet、チャットモンチー、[[RADWIMPS]]などがブレイクした一方monobrightのようにシーンでは評価された半面セールスが伸びなかった者やジン、上松秀美のようにある時を境に突然姿を消した者もいた。(monobrightはシングルがオリコンTOP10を記録したこともあったがこれは銀魂のタイアップが原因である。)
下北系とも呼ばれたギターロックのブームが落ち着き、新顔勢では00年代前半ほどのメガヒットを飛ばすアーティストは減ったがシーンで評価された結果安定したセールスを誇るバンドが多数登場した。
前者のケースではYUIを筆頭にSuperfly、ELLEGARDEN、木村カエラ、凛として時雨マキシマム・ザ・ホルモン、flumpool、ORANGE RANGE、Perfume等が該当。
後者のケースではグループ魂、DOES、藍坊主、Base Ball Bear、ストレイテナー、安藤裕子、フジファブリック、椿屋四重奏、サンボマスター等が該当。
余談だがORANGE RANGEは現在では常連の歌手となったが初登場時、全盛期ということもありアンチも多く誌面がかなり荒れた…
また、この頃からロキノン系と呼ばれるアーティストが立て続けにアニメソングとのタイアップが行われるようになり、アニメファンと読者及びロックファンの間で対立がおこることもしばしばあった。代表例ではコードギアスのOPを担当したジンが挙げられる。

00年代も終わりを迎えた頃にはUNICORNが復活という一大事が起きた一方で2009年にメタルとはいえヴィジュアル系だった[[Dir en grey]]をプッシュするようになるなど新たな分岐点を迎えたもだった。
他にはRO69 JACKなるコンテストを開催し言わば自社ブランドになるバンドを発掘。
関わりの深いSONYが主催する閃光ライオットにも注目し始めた。

2010年代~(現在)
アイドル・K-POP・純粋なアニソンがランキング上位を占めるという時代の中徐々にではあるがそれらに割って入るアーティストが台頭。
全体的にはMAN WITH A MISSION、FACT、ONE OK ROCK、Fear,and Loathing in Las Vegasといったメガヒットを記録するバンドを筆頭にBIG MAMA、TOTAL FAT、Coldrain、Pay money To my Pain、the telephonesといったパンク・ミクスチャーといったラウドロック勢のアーティストを取り上げる機会が増えた。
勿論、ロキノン系と称されるような音楽を作るバンドも新たに増え始めSEKAI NO OWARI、サカナクション、クリープハイプ、NICO Touches the Walls、UNISON SQUARE GARDEN、[Champagne]、andymori、The BAWDIES、毛皮のマリーズ(2011年解散)といったバンドが大ヒットを記録している。
ソロ歌手では星野源、miwa、家入レオ、lecca、阿部真央がブレイクした。

RO69 JACK・閃光ライオットと00年代後半に取り上げた若手の発掘に関しては前述のアーティストほどではないが芽が出ている。
しかし、両コンテストとも問題点もあり、RO69 JACKに関してはWHITE ASH、plentyのような安定したセールスを記録するバンドは少なく、東京カランコロンのようなシーンで評価される者も中に入るが日本マドンナ、溝渕文、宇宙まおといった本社の一方的なゴリ押しと見られがちなケースもある。特に宇宙まおに関しては本誌においてかつてのチャットモンチー級の扱いをされていたが…
閃光ライオットに関してはこちらもGalileo Galiley、ねごと、WEAVERなどヒットしたバンドからOKAMOTO'SやThe SALOVERSのようなシーンで評価されたバンドもいたが主催がSONYということもあり一部を除きアニソンタイアップを強いられる模様である。

そして、誌面において新たな問題となったのは広告費などの問題である。
ROCKIN'ONは十年程前から広告・取材などを本誌へ要求した場合に優先して取り上げる運営を行っている。最初は大した問題はなかったのだが動画サイトやSNSなど様々なネットワークが発達した現在ではこちらの方が効率がいいと考える関係者がいるため、ある頃を境に突如本誌から消えるアーティストが登場。その結果その枠に00年代までの本誌が取り上げないようなアーティストの出演が増え始める事態となってしまった。
主なパターンとしては
・ヴィジュアル系バンドの扱いが増えた…2009年のDir en greyを境にLUNA SEAやBUCK-TICKを十数年振りに掲載したり、雅-miyavi-、Plastic tree、the Gazetteにインタビューを行なったり、フェスにMERRY、MUCCの出演などかつてスルーしたヴィジュアル系バンドが急に取り上げれた。2013年には全く演奏しないゴールデンボンバーが本誌に出た。
・VOCALOIDプロデューサーの登場…2012年春にてマトリョシカを作ったハチのVOCALOIDを用いない音楽活動米津玄師に3号連続ロングインタビューを実行。その後年末のCOUNTDOWN JAPAN FESのDJブースにて同じくニコ動発のボカロPである八王子P。TeddyLoidとのコラボではあるが遂に初音ミクが出演した。翌年のROCK IN JAPAN FES2013ではDJブースの方針転換に伴い、ゆよゆっぺ、livetune、sasakure.UKとさらにボカロPの出演が増加。本誌の方は2013年7月にカゲロウプロジェクトが話題となっているじん(自然の敵P)にロングインタビューを慣行、翌月からは同じくボカロPの石風呂Pが並行して活動しているコンテンポラリーな生活に2号連続ロングインタビューを慣行とボカロPの快進撃が続いている。こちらに関してもニコ動発アーティストが台頭する一方で賛否両論ではある。

2013年だけでも日本語で歌ったとはいえアメリカを代表するロックバンドWEEZERのボーカル、リヴァースが本誌とフェスに出演。
Being所属、無名の新人歌手新山詩織を大プッシュしているがこれまで本誌においてBeing所属アーティストは全く取り上げられていなかった。
ロックバンドではあるがPATI PATI・WHAT'S IN・ARENA37といった音楽雑誌をメインとしていたため本誌とは無縁と思われていたUVERworldの表紙大特集。
DJ BOOTHの方針転換により、BiS・でんぱ組.inc・9nine・BABYMETAL・アップアップガールズ(仮)といったアイドルが夏フェスに一大集合。
音楽性は高く評価されている一方で人気声優としてアニメファンにはお馴染みの坂本真綾のROCK IN JAPAN FES出演。

などかつての読者からは考えられない光景が起こっている。
&font(#ff0000){しかし、雑誌でカルチャー(ファッション・映画・音楽等)が取り上げられる時はそれらの会社から広告費が出ている場合がほとんどである。ロッキング・オンが「世間一般の流行とは違う独自のシーンからピックアップ」するアーティストも例外では無い。ただしアーティストとしては世に出る上でやむを得ないことも認識した上で応援してみてはどうだろう}

追記・修正お願いします。



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- ベンジー事件の時の在り方は完全にロキノンに非があるわぁ、「和解したいからCD下さい」→「おい、このCD適当に外部のライターに丸投げしとけポイ」は誰だって怒るわ、だのにわざわざ1ページを同情買いと正当化に費やしやがって本当クソ雑誌  -- 名無しさん  (2013-08-11 01:17:26)
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