21世紀を手に入れろ(クレヨンしんちゃん)

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21世紀を手に入れろ(クレヨンしんちゃん)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/09/29(土) 09:05:14
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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#center(){{{
「戻る気はないか?」


&font(#0000ff){「ない! 俺は家族と一緒に未来を生きる!!」}


&font(#ffb74c){「止まらないで! 早く行って!」}


&font(#ffdc00){「たぃっ!」}


&font(#808080){「ワワンッ!」}


&font(#ff0000){「くっそおおおおおおお……!!」}
}}}



『21世紀を手に入れろ』とは映画『[[クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲]]』で流れるBGMである。


◆概要

『[[ひろしの回想>ひろしの回想(クレヨンしんちゃん)]]』と共にこの映画を象徴する曲である。

前半は「ひろしの回想」のアレンジとなっており、20世紀=過去への郷愁を、後半は21世紀=未来への希望を感じさせる曲調になっており、
徐々に曲調と音程、BGMの大きさが高く大きくなって行くのが特徴。

前半の比較的穏やかな曲調の時に[[ひろし>野原ひろし]]、みさえ、ひまわり、シロが足止めの為追っ手に立ち向かい、
一人残った[[しんのすけ>野原しんのすけ]]がタワーを登る場面から後半の激しい曲調に変わって行き、場面も疾走感あるものになる。

余談だが一瞬写る20世紀博の場面は密かに人気がある。
 

◆場面と曲の流れ

過去からひろしとみさえを連れ戻し、再び集った野原一家は栄光の時代・20世紀を取り戻そうとするケンから


「お前達が本当に21世紀を生きたいと思うなら」


「行動しろ」


「未来を手に入れてみせろ」

と言われ、「懐かしいにおい」を消し去るべく21世紀博を自らの足一つで登り続ける。

敵の追っ手を退けながら登り続ける野原一家の前に再びケンは問う。

それに対しひろしは家族と共に未来を生きる意思を示し、しんのすけ達を先に行かせて一人足止めをする。
それでもまだ続く追っ手をみさえ、ひまわり、シロが次々に自らを楯に食い止める。

家族の決死の行動を見たしんのすけは叫びを上げながら鉄の階段を登り続ける。

転んで、服が破れ、鼻血が出ても決して止まらずに走り続ける。

このときのカメラワークは通常とは逆で画面がしんのすけに対応して移動するのではなく、
画面がしんのすけを置き去りにしようと動くのを自分で走って追いかける
という演出になっている。
さらにしんのすけの身体の線をわざと粗く描くことで疾走感を増す効果に一役買っている。






ケンとチャコが装置の近くまで来た時、しんのすけは満身創痍だった。それでもケンの足にしがみついて止めようとする。
構わず振り払うケンだがしんのすけの必死さに僅かな抵抗が生まれた。
なお装置に歩み寄るが、ケンはそこで諦めを悟る。



「懐かしいにおい」の強さと影響力を現す装置はレベルが0まで落ちていた。
ケンは野原一家の行動を見て自分達の街の住人が21世紀を生きたくなった事を知ったのだ。

チャコはそれが信じられず、しんのすけに問いかける。
 



「どうして……! ねぇ、どうして!?
 現実の未来なんて、醜いだけなのに……!!」





この問いに満身創痍のしんのすけが息も絶え絶えに答える。





「オラ、とうちゃんとかぁちゃんと
 ひまわりとシロと、
 もっと一緒にいたいから……」



「怒っても、頭にくることがあっても、
 みんなと一緒がいいから……」



「あと……」



「オラ、オトナになりたいから!!」



「オトナになって、
 おねいさんみたいなキレイなおねいさんと
 いっぱいおつきあいしたいからっ!!!」
 


このしんのすけの言葉により、ついに二人は負けを認める。



「終わりね。私たちも……」



「ああ……20世紀は終わった」



「ボウズ……お前の未来、返すぞ」
 

その後、ケンとチャコは自殺を図ろうとタワーから身を投げようとする。
ひろし、みさえが引き止めようとするが、間に合わない。
その時――



「ズルいゾ!!」


しんのすけの言葉と共に、鳩が二人の前を飛び、自殺を防いだ。



「……死にたくない……!」


チャコは本音をもらす。



「ずるいゾ、二人だけでバンバンジージャンプしようだなんてぇ」


「……いや、もうやめた」


「どうして? おまた、ヒュー……ってなったの?」


「……ああ」
 

そして、ケンはチャコを抱き締める。この時、「21世紀を手に入れろ」がBGMとして流れ、終わっている。
それは、二人が背負っていた絶望から解放された事を示すかのようだった。


野原一家が大人達と共に帰る最中、二人も車でどこかへ向かう。
その行方は、誰も知らない。
 


私は今日まで生きてみました


そして今 私は思っています


明日からもこうして生きていくだろうと




追記・修正は21世紀を取り戻してからお願いします。

#include(テンプレ2)












そして2014年...[[ヴァイスシュヴァルツ]]に新たなテーマとしてクレヨンしんちゃんが参戦することになった。そして、このシーンもカード化された。
&autolink()
>CS/S28-052
>カード名:未来のために しんのすけ
>カテゴリ:キャラクター
>色:赤
>レベル:3 コスト:2 トリガー:1
>パワー:10000 ソウル:1
>特徴:《家族》・《幼稚園》
>ジャンケンマーク:チョキ
>
>【永】他のあなたの、《家族》か《幼稚園》のキャラが3枚以上なら、このカードのパワーを+1000。
>【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードが《家族》か《幼稚園》のキャラなら、あなたは相手に1ダメージを与えてよい。&color(gray){(ダメージキャンセルは発生する。公開したカードは元に戻す)}
>【自】このカードがアタックした時、クライマックス置場に「未来はオラが守る」があるなら、あなたは相手の控え室のカードを1枚まで選び、山札の上に置き、 あなたのキャラすべてに、そのターン中、パワーを+2000。 
>
>ケンカしたり、頭に来たりしても一緒がいいから……
>
>レアリティ:RR
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条件付きだがクライマックスコンボによるパワー14000と言った制圧力単独でもパワー11000とまさに切り札にふさわしい能力を持つ。これを召喚した時に脳内にはこの曲が流れてくるだろう。

追記修正は令和になった今も受け継がれる未来を守る思いを持ってからお願いします。

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#vote3(time=600,23)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- バンバンジージャンプで感動が笑いに変わってしまったのはクレしんらしい  -- 名無しさん  (2013-10-04 08:54:38)
- カッコよすぎる…!  -- 名無しさん  (2014-01-23 21:50:51)
- 最後の線が崩れながら走るしんのすけをよく覚えてる  -- 名無しさん  (2014-01-23 22:28:33)
- しんちゃんがボロボロになりながら走るシーンを見て、「生きるってこういう事なんだな」と、ふと思った瞬間に涙腺かぶっ壊れた。  -- 名無しさん  (2014-02-09 16:53:37)
- 現実の21世紀はある意味で醜いのが何とも皮肉  -- 名無しさん  (2014-02-09 18:06:23)
- 自殺を止めた鳩も二人の足下の巣(家族)を守るために飛び出たんだよな。ケンの「また、家族に邪魔された」の台詞と表情が心にささる。  -- 名無しさん  (2014-02-23 20:17:52)
- 駆け上がりは途中転んだり、へばったりしたシーンがあることで大変さとそれに負けない必死さが伝わってきたんだよね。  -- 名無しさん  (2014-02-23 20:21:36)
- 三輪車のシーンも好きよ。「ちょっと21世紀まで!」「懐かしくて頭おかしくなりそうなんだよ!」とか  -- 名無しさん  (2014-09-08 17:18:27)
- 棒々鶏ジャンプ  -- 名無しさん  (2014-11-28 01:16:31)
- この作品て未来に何が待っていようが決して進むことをやめない人間の強さを感じると思うから俺的にまさに人間賛歌がテーマだと思う  -- 名無しさん  (2015-01-20 22:40:02)
- まあしんちゃんは21世紀になろうが大人になれないんだけどね…  -- 名無しさん  (2015-04-07 07:36:44)
- この野郎、チャコさまのパンツ見やがって! 何色だった!?  -- 名無しさん  (2015-07-15 15:47:27)
- ↑白だよ白っ!  -- ひろし  (2015-07-15 16:02:05)
- なんかこの曲、ダイノゾーンのPVだかCMだかで聞いた覚えがあるんだが、気のせいか?  -- 名無しさん  (2015-07-16 16:49:49)
- 戦国自動車カローラ2000 の記事もあればなぁ...。  -- 名無しさん  (2015-07-16 17:33:08)
- 10年前の俺はしんちゃんがボロボロになるシーンが怖くて見ていられなかったでも、20過ぎて改めて真剣に映画を見直したら何とも言えない感情がこみ上げてきた……大人になるってこういうことか……?  -- 名無しさん  (2015-08-06 17:42:33)
- 今クレしんで同じような映画を作ろうとしても無理だな。あの時は2001年でひろしが35歳設定だけど、2015年で35歳じゃひろしは1980年代に生まれた計算になっちゃうし…  -- 名無しさん  (2015-09-04 00:41:47)
- 大人は泣くシーンだよな  -- 名無しさん  (2015-12-20 13:07:58)
- 頑張れ!!頑張れ!!ってしんのすけを応援してたの覚えてるわ  -- 名無しさん  (2016-03-01 23:55:49)
- 「追いついて見せろ」と言わんばかりのカメラワーク好き  -- 名無しさん  (2016-04-12 21:45:29)
- クッソオオオオオオッ!!  -- 名無しさん  (2016-04-13 13:00:28)
- 物語の前半で、ひろしやみさえからとんでもなく冷たくされたという経験があるから、タワーを駆け上るしんちゃんの「あんな父ちゃんや母ちゃんは本物じゃない」と信じる気持ちが痛いほど伝わってくるんだよな  -- 名無しさん  (2016-12-02 16:07:47)
- 五歳児に自殺の概念なんて分からないよなあ……  -- 名無しさん  (2018-09-10 19:28:51)
- 五歳児には未来しかないからな。  -- 名無しさん  (2018-11-29 10:29:36)
- ↑そのコメントに惚れた  -- 名無しさん  (2019-03-31 23:13:10)
- 現実は醜いと言うが、醜いと思い込もうとしている大人が多いんだよな。そうすれば世の中が悪いからと言い訳ができるから  -- 名無しさん  (2019-03-31 23:35:30)
- 20世紀だって世界大戦に始まり50年過ぎ位まで  -- 名無しさん  (2020-09-20 17:39:37)
- 戦後で疲弊してたんだから昔はよかったなんてことはないのよね。ただ辛い今から逃げてるだけでしかない  -- 名無しさん  (2020-09-20 17:41:41)
#comment
#areaedit(end)
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