&font(#6495ED){登録日}：2012/04/15(日) 00:01:03 &font(#6495ED){更新日}：&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}：約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- タスケより2005年3月10日に発売されたGBAソフトの野球ゲーム。 高校の野球部員として甲子園を目指しチームを勝利に導いていく野球ゲーム。 さて、ゲーム開始は３年の引退とキャプテン交代から始まるのだが……どういうわけか&font(#ff0000){キャプテンに指名されるのは１年の主人公。} おまけにこれが&font(#ff0000){３年生の総意}というアレな話。 ２年生どんだけ信用されていないんだよ……。 『プレイボール』も同じパターンであるがあっちは采配の実力とか示していただけにこちらは味気ない……。 ……というかなり滅茶苦茶な出だしから始まる今作だが、見て取れる微妙なタイトルと話の通りクソゲー以上の他でもない。 まず野球ゲームとして、 ・打撃 打撃のタイミングがシビアで慣れないうちはバントのようなボテボテのヒットしか打てない。 そのくせCPUは結構バカスカ長打を打ってくる。 またCPUは数回に一度は振るように設定されている為３振が余裕。ヘタしたら&bold(){ボール球だけで勝てる。} ・走塁 足が速いのか何なのかせいぜいツーベースな当たりが余裕のランニングホームラン。ボテボテの当たりも簡単にセーフになる。 そしてCPUはバント攻撃に弱い。 ・守備 セカンドの守備は基本一二塁の間にいるものだが&font(#ff0000){何故か２塁に居座っている}。 ２塁に付いているセカンド……誘っているのか……？ 当然ながらこのままでは１、２塁間はがら空きでありここに打たれると死ねる。 因みに１、２塁間の打球は投手がさばくというヘンテコな守備。 セカンドが二塁上にいるのはルール上は間違ってはいないのだが、このゲームの場合意図したものではなく制作者の知識不足の結果としか思えない。 またフライボールに関してシビアであり、ボールの落下地点にぴったりいないとアウトにならない。 AIが馬鹿で野手の間にボールが来ると無駄にじたばたする。 AIが馬鹿と書いたがその真骨頂は送球で発揮され、兎に角先頭のランナーを刺してくる。 一塁がアウトにできる状況でも構わず刺してくる。 アウトカウント関係なく一番進んでるランナーを刺そうとする。 ・その他 操作性等を抜きにしても、ルールから破綻している為完全に擁護不可能。 ・バッターが塁に出さえすれば必ずヒット。つまり送りバントに失敗しても塁に出ればヒットになる。 ・ボールが最終的にファールゾーンにさえ出ればファール。 ・フライをキャッチしてもフェアになる事がある。 ・スライディング中は塁にいてもアウト。 ・打率の表記が一桁ズレている。１０打数３安打、打率は？ A.タスケ「.０３０」 ・二死打者四番で盗塁失敗した場合次の回の攻撃は五番から。 ・バッティング練習は校舎に向かって打つ。…学校に恨みでもあるのか? と非常に野球知ってるのか怪しいほどの荒い作りとなっている。 [[ダメジャー>メジャーWii パーフェクトクローザー]]並みのルールの理解度かそれ以下と思われる。 野球ゲームとして破綻してしまっているがゲームの基本的な部分も駄目であり……、 ・ファミコンレベルのグラフィック ・動きがぎこちない ・画面が切り替わる度にリセットされ最初から再生されるBGM ・おまけにBGMの質は粗悪 ・会話パート等ではBGM無し。動いているのはテキストだけなので非常に寂しい ・野球は一回から全員操作。スキップなんてもんはもちろん無い ・練習試合だろうがフルイニング操作なので非常にダレる。しかもやるのは野球のような何か ・時々ボタン操作を受け付けない ・目が死んでるキャラクター 等明らかにゲームとしてNGな要素をこれでもかというほど詰め込んでいる。 何が仕様で何がバグなんだかわからない有様。 甲子園の魔物と呼ぶにふさわしい出来でGBAを代表するクソゲーとして名を馳せた。 当時はクソゲーオブザイヤーの携帯板が存在しなかっただけに「存在してたら大賞は確実だった」と一部から惜しまれていた。 良点を挙げるのが難しいほどのクソゲーな為GBAmk2のレビューでは最低点を取った。 また皆が揃いも揃って「主人公名と高校名を変えられる点だけが良点」と述べている。 これはこのサイトでは必ず評価点を挙げなければならないため無理矢理出した結果がこれしかなかったためである。 クソゲーのお約束のBGMだけは良いということもなかったのだ。 追記・修正はこのゲームで甲子園をめざしてからでお願いします。 ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} 時は流れ3年後の2008年7月31日……。 &font(#ff0000){&bold(){DSに内容やバグもほぼそのまま移植された。}} タイトルを見て3年前のGBAの同名のゲームを思い出す住民もいたが、まさかの完全移植については住民も開いた口が塞がらなかった。 どう考えても移植してはいけない類のゲームなのに移植されたことや二画面になったこと以外ほぼ何も変わっていないという英断的行為に出た。 二画面になったとはいえスコアボード程度の追加要素な為改善も糞もない仕様。 発売日に公式サイトがなかったため公式のやる気も感じられない。 そのあまりの酷さと反省の無さからKOTYに目を付けられ梅沢囲碁や[[ダメジャーDS>メジャーDS ドリームベースボール]]、[[ウィンディ×ウィンダム>ウィンディ×ウィンダム]]等、他の有力作を抑え見事&font(#ff0000){&bold(){２００８年携帯KOTY大賞}}を獲得。 なお2008年据置部門の大賞は伝説のクソゲー『[[ダメジャー>メジャーWii パーフェクトクローザー]]』である。KOTY大賞を野球ゲームが総なめするという事態となった。 さらにダメジャーDSと本作、『ウィンディ×ウィンダム』は発売日が全く同じ。２００８年の野球ゲームは何かに呪われていたのかもしれない。 追記・修正はGBA、DSの両方で甲子園を制覇してからでお願いします。 #include(テンプレ２) #right(){この項目が面白かったなら……＼ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
