The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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The Book jojo's bizarre adventure 4th another day - (2014/01/08 (水) 18:50:07) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/25(日) 04:04:23
更新日:2024/01/12 Fri 16:00:19
所要時間:約 3 分で読めます






もしも人類史上、究極の小説があったとしたら……


……その小説で、人を殺せるかもしれないな



The Bookとはジョジョの奇妙な冒険のノベライズ作品。著者は乙一。

ジョジョファンである乙一氏の熱意がこめられた作品で、製作年数は5年、没にした文章は原稿用紙2000枚以上にも及び、
その甲斐あって見事にジョジョと乙一の世界が融合した小説となっている。
単品の小説としても非常に読み応えのある作品。
文庫版も出ているため、未読の方は是非お読みになる事をおススメします…
舞台は吉良吉影を倒した後の西暦2000年の杜王町。
作中には、鉄塔で暮らす男、話しかけてくる本、うめき声をあげる岩など思わずニヤリとしてしまう小ネタや、メタ発言などもちりばめられている。



ここからはネタバレを含むため未読の方はバック推奨


























◆あらすじA
広瀬康一と岸辺露伴はある日見つけた血まみれの猫を調べていく内、室内にいながら車に跳ねられたような傷を負った奇妙な死体と出会う。
岸辺露伴は、自身の能力でそれがスタンド使いによっておきた殺人事件であることを知り捜査をはじめる。

◆あらすじB
事件から20年前、飛来明里は愛する人によりビルの隙間へ突き落とされた。しかし幸か不幸か生き残り…?

◆登場人物

▼原作キャラクター
広瀬康一
やや臆病だが勇敢な少年。原作同様に岸辺露伴に振り回され、殺人事件の犯人を探す。今作では彼を含めた3人の人物の視点で物語が展開する。
表紙裏の新規イラストが靴磨きの少年マルコにしか見えないのは触れてはいけない。

岸辺露伴
傲慢不遜な漫画家。自分の原稿を汚した猫を睡眠薬で眠らせ、保健所に引き渡そうとしたとき、血まみれの猫と出会った。

東方仗助
主人公だが出番は少なめ。しかしながら終盤のスタンドバトルは必見。

虹村億泰
やっぱり出番少なめなアホ。原作ではあんまり活躍出来なかったが、スタンドバトルでは善戦した。…負けたが…。

山岸由花子
康一君Loveなヤンデレ。出番は極僅か。

トニオ・トラサルディー
蓮見琢馬が双葉千帆に連れられて訪れたイタリアンレストランのオーナーシェフ。仗助達との絡みは無し。

東方朋子
出番は極僅か。しかも災難に遭う。

▼小説オリジナルキャラクター
●飛来明里(ひらい あかり)
20年前、交際していた同僚・大神照彦の建築詐欺を知り、ビルの隙間に突き落とされた女性。
ビルの隙間で数ヶ月間生き延び、大神との間に出来た男児を出産するも、力尽きて死亡。蓮見琢馬の母。

●双葉千帆
蓮見琢馬に憧れる少女。小説を書いている。物語の前半はほぼ彼女と蓮見琢馬の話。

●千帆の父
千帆と二人暮らしの父。妻とは離婚しており、娘をとても大切にしている。
名は照彦。旧姓は大神。詐欺の発覚を恐れ、飛来明里をビルの隙間に突き落とした張本人。
海外旅行中に偶然「矢」に接触。自身の指定した場所に他人を近づけないようにするスタンド「黒い琥珀の記憶(メモリー・オブ・ジェット)」を発現している。

●織笠花恵
「室内で車に跳ねられ死亡していた」女性。彼女の謎の死から今回の事件は始まる。
20年前の事件における大神照彦の共犯者。照彦とは高校の先輩後輩の間柄。

●蓮見琢馬(はすみ たくま)
一度見たり聞いたりしたことは決して忘れない、異常な記憶力を持った不思議な少年。
ふとした事で双葉千帆と知り合い、良くつるむようになる。
殺人事件の犯人。自分の母の復讐のために己の人生の全てをかける。
父からスタンド使いの才能を引継ぎ、自身の異常な記憶力から生まれたスタンド「The Book」を持つ。自身の記憶が全て記録されているほか、その記述を人(自身含む)に見せる事で「追体験」を引き起こす。
スタンド能力の他、読唇術とナイフの使い手でもある。






本の存在により、


wiki篭りは修正する



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  • 琢磨の最後に感動してしまった -- 名無しさん (2013-07-29 00:28:37)
  • 近親相姦end? -- 名無しさん (2013-12-01 17:10:48)
  • 作者がジョジョ好きすぎて、いわゆる『マニアならニヤリとできる』小ネタを仕込みすぎてるのがちょっとウザいのと、やけにひらがなが多くて却って読みづらいのとを除けば良作。ただ、『テュルプ博士の解剖学講義』もきちっと完結したのを読みたかった・・・ -- 名無しさん (2013-12-01 17:14:29)
  • 舞台が春から初夏で明るい感じだった本編と比較して、真冬の三学期が舞台で何処か暗く業の深い物悲しい話だった。読めば読むほど「血統」の業の深さを感じさせるよ。 -- 名無しさん (2013-12-17 10:07:52)
  • 千帆と琢磨の掛け合いに序盤は心温まるけれど、その分終盤の辛い展開が心に響いた。冬の夜に散る物語の幕切れは忘れられない -- 名無しさん (2013-12-17 11:44:24)
  • 億泰は親父の世話とかで勉強にまで手が回らないから、壊滅的な成績となり歴史上の不毛の大地になっちまったんだろうな… -- 名無しさん (2013-12-20 23:00:09)
  • 千帆と一緒に噴水の前にいた琢馬に対して仗助と億泰が探りいれてる場面って、リア充学生に対してDQN二人が絡んでいる絵面を想像して吹いてしまう。 -- 名無しさん (2013-12-22 23:52:46)
  • 今回の露伴は仗助と億泰を救助した救急隊員の記憶を改竄して2人を重要参考人にならないようにしたり、琢馬にやられた仗助の母ちゃんの記憶をなおしたりとか、康一が間に入ったのもあるだろうけど、かなり義理堅い部分を見せていたな。 -- 名無しさん (2013-12-29 21:55:51)
  • 照彦は「吐き気を催す邪悪」だけど、現実にいそうな系統の悪党だな。吉良とかと比較するとより人間臭くなってる。 -- 名無しさん (2014-01-02 23:40:41)
  • ↑自分の利益しか頭にない、って点では殺人性癖を除けば無欲で淡白な吉良よりも『家庭的なディアボロ』って感じ。 -- 名無しさん (2014-01-03 00:14:00)
  • 琢馬の人生や運命を考えると、「どんな出会いがあっても運命というのは最初から決まってしまっている」という後期ジョジョの運命感かな。施設の人たちや泣きむしぼうやとの出会いとか、決して悪くない出会いとかあったけど、受け継いでしまった記憶力の為に人生狂って復讐にしか生きる道が無くなったって感じ。 -- 名無しさん (2014-01-08 18:50:07)
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