はかいこうせん

「はかいこうせん」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

はかいこうせん - (2017/08/26 (土) 09:05:33) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/02/17(水) 22:07:54
更新日:2024/04/21 Sun 18:32:18
所要時間:約 8 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から登場する技。

威力:150
命中:90
PP:5
タイプ:ノーマル
技マシン15

使用した次のターンは反動で動けない。


名前の通り相手を破壊し尽くす光線を発射する。

初代から一貫して技マシン15で覚える事が出来る技。わざマシンの中身が初代から変わらない技は意外と少ない。
初代ではスロットの景品であった。
基本的に最終進化形と後付けで進化したポケモンのみが使用できるが、ごく一部に例外もいる。

威力は150と高いが使用すると反動で次のターンに動けなくなるというハイリスクハイリターンな技。
一割で外す上に反動中はポケモンの交換も出来ない。
反動ターンを考慮した実質的な威力は150÷2=75で微妙…

しかし赤・緑・青・ピカチュウ版・ポケモンスタジアムではこの技でトドメを指すと相手のポケモン交替(死に出し)をターン消費とカウントする。
下手な使い方をしなければ事実上の無反動技として機能する。
相手を一撃で倒す事が出来れば反動を受けないまま無双する事も可能。
特に初代の悪魔ケンタロスの放つ「はかいこうせん」はその素早さと相まって悪夢そのもので同じく壊れ技だった「ふぶき」と共に猛威を振るった。

他にもギャラドスカイリュー等は自力で取得する事が出来る。
彼らはタイプ一致では使えないがトップクラスの攻撃力を持つので十分に脅威である。

使用エフェクトはとてもカッコイイ。
ジャーン(エネルギーを溜めるような演出)ドギャギャギャギャ!(画面が白黒にチカチカしながら光線発射)ドギャン!(ヒット音)
まぁ文字では分かりにくいだろうが兎に角カッコイイのだ。

また最強の象徴的技でもあるのかチャンピオンの使用ポケモンもかなりの確率で使用する。
特に我らが改造厨ワタルは使用ポケモンのほぼ全てに覚えさせるぐらい「はかいこうせん」が大好き。
ギャラドス、プテラ、ハクリュー、カイリューは、ワタルに使わせることを前提に最後のレベル技をはかいこうせんにしたという説さえあるほど。
初代ではNPCが使うポケモンの技はそのレベルにおける最後に習得する技4つに限られており、ライバルの弱さがネタにされたのもそのためである。

ポケモンスタジアム2から(本編は金銀から)はトドメ時の反動無効が無くなりかなり使い勝手が悪くなりロマン技化…

金銀及びリメイク作のHGSSではワタルが生身のロケット団員に向かって使った(見た感じは光線でなく体当たりだが)
因みにアニメでもダイゴが人に向かってぶっぱなしている。

エフェクトと効果音は世代によって結構違うので新作をやる度にその変化に驚くかも。

初代ではスロット景品だった技マシンも、3世代からはなんとデパートで7500円で購入可能になり、入手がしやすくなった。
初代でもスロットコインは金出せば買えるが、必要な金額の差を考えると大幅に手間が短縮されたと言える。

この世代の対戦においてはデメリットを多少無視出来、威力も高いケッキングが使用した。他にも一部ポケモンに使われている。
ただしオーバーキルになりがちなので使いにくいと言われる事も。

アニメではムサシコジロウアーボックマタドガスと別れてしまうきっかけになった。詳細はこちら

DPからは物理技から特殊技に変更され代わりに物理版「はかいこうせん」の「ギガインパクト」が追加。
これにより、使用ポケモンが大幅に変更された。

やはり依然としてロマン技だが、新たに登場したポリゴン2の進化系ポリゴンZの場合はただロマン技と言って侮れない。
なんとタイプ一致と特性のおかげでその威力はなんと特性適応力だと300、ダウンロードだと337.5にも達する。
更にポリゴンZ自体の特攻も135と非常に高く、その破壊力は伝説のポケモンを含めてもトップクラスである。
だが反動ターンなどのリスクが非常に大きいのは変わらず、「トライアタック」のほうが安定感はある。

また、XYからはスキン系の特性を持つポケモンの切り札としても使われるようになった。
ノーマルタイプの技を特定のタイプの技として扱い、スキン補正1.3×タイプ一致補正1.5と言う効果があるため、凄まじい威力が出せる。
一例としてアマルルガのフリーズスキンはかいこうせんには、
アイテム補正、性格補正なしでHD252振り+性格補正のマルチスケイルカイリューを確定一発で落とせるほどの威力になる。

現在ではスキン系を含むタイプ一致以外で使われることは殆どなくなった。
ただ、ドレディアなど技のレパートリーが貧弱なポケモンに対して少しでも範囲を広げることを目的に覚えさせるケースがある。

第六世代以降では効果音が初代の特徴的な電子音に変更されている。一見の価値あり。

ちなみにポケモンのメインターゲットである小学生、かつて小学生だった大人たちに大人気の技でもある。
公式で最強の技のような扱いをされること、最終進化で覚えることが出来る正に「切り札」ともいえる技であるためだろう
対戦では使いにくくても、ストーリー攻略においては支障が出にくいので、ロマンを求めて覚えさせている人は多い。

余談だがこの「はかいこうせん」の亜種的存在な技もいくらか存在する。
上記の「ギガインパクト」に加え、RSでは御三家専用技だった技「ハードプラント技「ブラストバーン技「ハイドロカノン」。
ドサイドンイワパレス系列専用の技「がんせきほう」。
禁止級の専用技としてはディアルガ専用のドラゴン技「ときのほうこう」、ネクロズマ専用のエスパー技「プリズムレーザー」がある。
ちなみに「プリズムレーザー」のみ威力が160とやや優遇されている。

やはり基本的にどれもロマン技。
ただし死に際の最後っ屁的に扱われる場合もある。
御三家の場合、「しんりょく」「げきりゅう」「もうか」の特性による補正が加わる場合も。実質威力225の一撃は、なかなかの脅威。

SMでは「Zワザ」として使うと反動がなくなる上に威力がさらに上昇するため、実用性が大きく上昇した。
もっとも、同じく恩恵を受けた溜め技爆発技と比べると有力な使い手は少ないのが現状。
ただドサイドンがZ「がんせきほう」、ギギギアルカミツルギがZ「ギガインパクト」を使う等のケースもある。

ちなみに第七世代は他の世代に比べて「はかいこうせん」を覚えるポケモンがやたら少ない。
一見Zワザを踏まえてのバランス調整にも思えるが、その割に種族値が攻撃>特攻で「ギガインパクト」を覚えるポケモンは多かったりする。
それでは単にポケモン毎のイメージ的な問題なのかと思いきや、キュワワーが「はかいこうせん」を覚えたりとやはり色々と謎が多い。

余談だが「反動技」という言い方をする場合、これらの技と「すてみタックル」など反動ダメージを受ける技のどちらを指すのか若干紛らわしい。


ワタル「カイリュー 追記修正!」

カイリューは
反動で 動けない!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/