Ζガンダムのバリエーション

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Ζガンダムのバリエーション - (2019/05/15 (水) 06:49:46) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/06/13(水) 02:14:33
更新日:2023/05/21 Sun 11:38:41
所要時間:約 6 分で読めます




本項では、「Ζガンダム」のバリエーション機について記述する。
以下の機体は各項目を参照。
Ζガンダム3号機
ΖⅡ
Ζプラス
リ・ガズィ
リゼル



■プロトΖガンダム
型式番号:MSZ-006-X1/X2/X3

アナハイム・エレクトロニクス社(AE)が「Ζプロジェクト」にて開発したΖのプロトタイプ。
ガンダムMk-Ⅱの強奪前に造られたのでムーバブルフレームは採用されていないが、各部をブロック化して分割し、生産性や整備性を高めている。非可変機なのでウェイブライダーへの変形はできないが、このままでも性能は十分高いという。

1〜3号機まで造られ、それぞれ百式リック・ディアスネモ型の頭部が取り付けられている。
Ζが驚異的な短期間で完成したのも、1号機を流用して造ったためである。



■量産型Ζガンダム
型式番号:MSZ-007

その名の通り、Ζの量産型。
可変機構をオミットして生産性を上げている。このことからΖというよりもプロトΖの量産型といった方が正確かもしれない。
名称こそ「ガンダム」だが、頭はネモみたいなバイザー型である。

量産型百式改と次期主力機の座を争ったが、採用はされなかった。

Gジェネにもやたらと登場するが武装も性能もシンプルすぎるので量産機縛りでも主力に据えるほどの性能ではない。
一応メガビームライフルの威力が高いので一般的なサーベルとライフルしかない機体よりは使える。


■Ζガンダム(ウェイブシューター型)
通常とは別のフライングアーマーを装備したタイプ。
大気圏内での低空飛行能力のアップと航続距離の延伸を図っており翼部は大型の可変後退翼になっている。
AMBACユニットとしても機能するが、単独での大気圏突入は出来ない。
また変形時にサイドスカートを挟んで変形する事も有ってビームサーベル格納部が塞がるので実は変形時に武装が減る。

運用テストはされており結果も良好だったが、結局採用されなかった。しかし、Ζプラスの開発(特に大気圏内仕様)にフィードバックされたらしい。
なお、フライングアーマーは他にも何種類か存在しているという。

ガンプラの旧HGでΖを発売する際、設定通りの変形が当時の1/144HGスケールでは技術的に不可能だったため新たに創作設定された物。



■Ζザク
イーノ・アッバーブがハンマ・ハンマの攻撃で頭をやられたΖを応急修理した姿。
ジュドー達が拾ってきたザクⅡから頭を外し、それを乗っけている。
第一世代機のザクの頭が全天周モニターに対応できる訳もなく、視界は死角だらけ。当然変形もできない。しかも顔が顔なので、敵機と誤認されやすい(実際、ジュドーが間違えて攻撃している)。
イーノ自身が乗り込み、ジュドーを援護すべくグレミーのガザDと戦った。

Gジェネでは初期の作品で登場。
性能的には変形できなくなったZガンダムといった感じで見た目はイロモノだが普通に戦える。
最近ではザク系の機体に乗った時に強化されるアビリティがあるので復活が望まれる所である。



■Ζガンダム2号機
型式番号:MSZ-006-2

電子戦仕様のテストに使われた機体。3番目に製造された。
シールドにレドームが追加されている。



■ストライク・ゼータ
ホワイト・ゼータの改装型。
腰にビームカノンが追加されるなど、細部が変わっている。
最も違うのはシールドで、大型化してハイパーメガランチャーやミサイルなどを仕込んでいる。



■フルアーマーΖガンダム
型式番号:FA-006ZG

全身に追加装甲を取り付けたΖ。可変機構の採用による構造的な脆弱性を補うために用意された。当然、変形はできない。
防御力のみならず、武装を追加して接近戦での戦闘力も高めている。
この装備の運用は拠点や母艦などの防衛戦といった可変機構が不要な戦闘のみに限定されていて、背中はフライングアーマーから通常のバックパックに換装されている。

AEのパンフレットで本機が紹介されているが、マニアのフェイクではないかとも言われている。

ちなみに漫画「超戦士ガンダム野郎」ではパージした追加装甲を組み合わせることでSFSとしても運用できた。



■ハーフゼータ
機動戦士ゼータガンダム1/2』に登場した機体。
AEが造った可変機の失敗作をカラバが貰って改装したもの。
見た目がΖっぽくなっている。

デカくて分厚いシールドを持っていて、かなりの防御力を誇る。
また、これにスラスターや武装が集約され、可変機構が簡略化された。この辺はリ・ガズィのBWSと少し似ている。
しかし、その弊害でシールドに被弾しすぎるとイカレて飛べなくなってしまう。ダメじゃん…。

機体バランスはかなり悪く、総合的な性能はネモに劣るらしい。

ティターンズからカラバに転向したエドガー・エドモンド・スミスが乗り、アムロ・レイの影武者を救出したり、エゥーゴを自称する連中に襲われていたウモン達を守ったりしていた。
グリプス戦役末期には宇宙でアモン・ドッグと交戦。仲間達を失いながらも性能を限界まで引き出して勝利した。

なお、「ハーフゼータ」はエドガーが付けた愛称で、本来の名称は不明。



■ΖレイピアⅠ
型式番号:MSZ-007

Ζプロジェクトで開発された機体。コードネームは「η(エータ)ガンダム」。
本来の名称は「レイピア」。
リック・ディアスの開発チームによって造られた可変機で、Ζプラスをかなり意識しているという。

名称の「Ⅰ」は兵装のことを指し、第一種兵装では背中にかなりデカいフライングアーマーを装着している。
兵装はⅤまで存在し、任務に応じて換装される。

量産型Ζと同じ型式番号だが、理由は不明。



■ゼータ
型式番号:A/FMSZ-007II

「ジオンの再興」に登場する機体。「近藤版量産型Ζガンダム」といったところか。
可変機構はそのままに、パーツを地球連邦軍の規格品に換えて装甲を減らすことでコストを低減させている。そのせいで防御力が低いが、主にピンポイント攻撃で運用されていることもあって特に問題とはされていない。

ウェイブライダーでの運用に主眼が置かれ、フライングアーマーは大気圏内用と宇宙用に換装が可能。



■Ζグスタフ
型式番号:TMS-007X

「サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ」に登場する機体。
エゥーゴが造った可変機で、早い話が「ジオン版Ζガンダム」。なんで「ジオン版」かと言うと、この作品のエゥーゴはジオン残党が結成した組織だから

一年戦争ア・バオア・クー攻防戦でジオン側がガンダムの戦闘データを入手し、フラナガン機関のこれまでの研究成果を全て注ぎ込んで完成させた。
見た目はΖとあまり違いはないが、デコにはモノアイが備わっている。



■ΖガンダムMk-Ⅱ
型式番号:MSU-010

「機動戦士Oガンダム 光のニュータイプ」に登場する機体。
Ζの後継機として造られていて、量産を考慮して可変機構を省略している。
しかし信頼性や安定性はΖより高く、総合的な戦闘力はほとんど同じかそれ以上とされる。

実はこの作品、「Ζガンダム」放映終了後に発表された嘘企画である。なので当然、こんなMSは存在しない。




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