INVOKE-インヴォーク-

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INVOKE-インヴォーク- - (2015/08/04 (火) 18:00:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/29(日) 21:28:56
更新日:2024/02/11 Sun 21:08:23
所要時間:約 4 分で読めます




速過ぎる刻の瞬きに晒されて
独りでは届かない
願いなんて消えそうなコトバじゃ
辿り着けない


「INVOKE-インヴォーク-」とは、T.M.Revolutionの楽曲。
機動戦士ガンダムSEED』の1期オープニングテーマである。
作詞は井上秋緒、作曲は浅倉大介。
るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマ「HEART OF SWORD~夜明け前~」以来のタイアップとなった。

曲名の意味は「祈り、祈る」という意味で、「ガンダム」という作品からを連想して戦争の悲惨さをテーマにしている。

しかし本来は、「起動」という意味がメイン。

兄貴自身がT.M.Revolutionをセルフプロデュースしていく事になった初めての曲であり、自身の活動起動する事を意味したタイトルである。

また、タイアップのガンダムSEEDにおいても平成新時代ガンダム、「新しい世代に向けた、新たなスタンダードとなりうるガンダムが起動する」という思いを込めたタイトルでもある。
穏やかなイントロから加速していくようなAメロに繋ぐ歌い出しはまさに起動をイメージしている。


[プロモーションビデオ]
男が目覚めるとそこは真っ白い壁と檻に囲まれた密室だった。
周りを見渡すと隣の檻には誰か寝ており、密室には懐中電灯やら、変なカプセルが出てくる。
そしてそんな男を監視するカメラ…

さらに見渡すと何やらコードが壁から延びている。
どこに繋がっているのか探っていくと、なんと自分の尻に繋がっているではないか。
男は最後にそんなはずは無いと「祈り」ながらコードのプラグを抜くと…


[アニメーション]
SEEDシリーズのOP定番の「ツーショットorスリーショットな止め絵」「キャラクター&機体の紹介」のカットもここから始まった。
まさに、21世紀ガンダムの幕開けを飾るのにふさわしいOPとなった。

また、ガンダムSEEDシリーズの主題歌の中では20万枚超えの売り上げを記録。
これ以降、T.M.Revolutionはシリーズのタイアップを任されることになる。

本編でも西川貴教がミゲル・アイマン役を演じている。
詳しくは該当項目を参照。
中には本編には登場しないガンダムアストレイ レッドフレームも一瞬だけ登場していた。

ヒロイン達のカットも可愛く、宇宙を見て涙するフレイの場面からは、まさに「ヒロイン」という雰囲気がする。
1クール目では1、2話しか登場しなかったカガリもちゃんとアピール。
そして何よりラクスが可愛い。

恒例の戦闘シーンにも力が入っており、カメラ視点から見たストライクvsシグーは圧巻。
スタッフも「21世紀のファーストガンダム」としてアピールする気満々だったのだろう。


さて、2012年1月から始まったHDリマスター版では上記のOP映像で幾つか変化がある。
作画が綺麗になっただけでなく、一部カットが新しくなったのだ。

例えば、サビの部分に入る場面では、オリジナル版では早送りで機体が多く登場したが、
リマスター版ではザフト組&機体のツーショットに変更。
特にニコルのポーズがかなり可愛らしいことになっている。

更に、何とあのミゲル&専用ジンも新規カットに登場した。

専用ジンだけでなく、ミゲルの作画もかなり良い。
レッドフレームェ…。
まぁ、サビの新規カットで撃墜されたけどね!

また、オリジナル版では巨乳な女性のシルエット(マリュー?)とキラのツーショットがあったが、リマスター版ではシルエットがフレイのものに変更された。
最終回の救命ポッド爆破を背景に、うっすらと映ったキラが目を閉じて涙しているのも印象的である。
……ある意味、最終回のネタバレになったとも言えるが。

カメラ視点の戦闘シーンもストライクvsクルーゼ隊に差し替えられており、新規作画のデュエルが異常にカッコよくなった。
まさにストライクのライバルといった感じである。


…あれ?本当のライバルは誰でしたっけ?
イージス「…」


他にもリマスター版では、新規カットの場面が数話ごとに増えるので色々と必見である。




【余談】
  • 初回特典では『ガンダムウォー』専用カードが付いてきた。

  • ある特番で高見盛がこの歌のサビの部分を歌ったことがある。

  • オリジナル版の乳揺れの女性は、ASTRAYシリーズに登場するプロフェッサーらしい。


  • VSシリーズではよく採用され、馴染み深い曲となっている。演出面でも印象に残る場面が多い。

  • 福田監督はこの曲が作られる際に「THUNDERBIRDっぽくしてとリクエストしたら、それらしき箇所はイントロだけだった」といった旨の証言を残している。もっとも、それで正解だと思っていたのか不満は無かった様子。

  • カップリング曲は「Pied Piper」(パイドパイパー)。ノリのいい曲調と歌い方のせいで分かり辛いかもしれないが、元ネタは1284年の6月下旬に現在のドイツに位置するハーメルンという都市(今も現存している)で起きた(と推定される)事件を題材にしたおとぎ話『ハーメルンの笛吹き男』(英語圏でのタイトルが『The Pied Piper of Hamelin』)。歌詞を見ればそれとなく分かるはずである。




追記・修正はオリジナル版とリマスター版を見比べながらお願いします。

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