M1アストレイ

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M1アストレイ - (2015/12/03 (木) 21:28:33) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/13(月) 00:45:40
更新日:2024/04/24 Wed 17:28:35
所要時間:約 6 分で読めます





機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場するオーブ軍の量産型MS。




型式番号:MBF-M1
全高:17.53m
重量:53.5t
装甲材質:発泡金属

武装:
  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
  • 71式ビームライフル
  • 70式ビームサーベル×2
  • 対ビームシールド
  • 対艦刀

パイロット:
アストレイ三人娘
ロンド・ギナ・サハク
オーブ軍パイロット 他


モルゲンレーテ社が開発したアストレイシリーズ(P0シリーズ)の制式量産機。
「M1」は「モデル1」の意。

P0シリーズと同様に発泡金属装甲を採用していて、本機も「敵の攻撃は防御ではなく回避で対処する」というコンセプトで造られているが、量産化するにあたってオプションの換装機能のオミットや装甲の追加などの再設計が行われており、P0シリーズより性能は落ちている。
その反面、構造が簡略化されたことで整備がしやすくなった。

背部にはエールストライカーを基にしたバックパックを装備。
これは短時間でオーブ領内を輸送機無しで移動するためで、本機に高い機動力を与えただけでなく単独飛行も行えるが、時間は短い。

OSはナチュラル用を搭載しているが当初は開発が難航。ロウのレッドフレームのものを参考にしてみたもののロウの影響で癖が強く、拳法家のような変なモーションを見せていた(しかも最適化出来ていないため動きが鈍い)。
後にキラ・ヤマトが基本システムを構築、更に叢雲劾が手直しすると共にパイロットの訓練プログラムも作成しやっと完成させた。

カラーリングは赤で、これは試作型のナチュラル用OSがレッドフレームに積まれていたことから来ている。以降、ナチュラル用の機体の色は赤になった。

ちなみにこの機体、顔はいわゆるガンダムフェイスだがOSは「GUNDAM」ではないため、ガンダムタイプには分類されない。



○武装
  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に2門内蔵。連合のGシリーズなどの物と同型。

  • 71式ビームライフル
メインウェポン。
軽くて取り回しが良い。性能は連合製と同程度。

  • 70式ビームサーベル
背部に2本装備。
ライフルより先に開発に成功し、アップデートを繰り返した結果、ビーム刃の長さを自在に変えられるようになった。

  • 対ビームシールド
耐ビームコーティングされた盾。
P0シリーズやGシリーズなどと同じ物。

  • 対艦刀
オプションの実体剣。
I.W.S.P.の試製9.1m対艦刀と同じ物で、腰にマウントされる。パックのテスト運用からの副産物みたいなもんらしい。
ちなみにバリー・ホーがこれを使った格闘戦術を考案している。



○劇中の活躍
オーブ兵や三人娘らが搭乗。
連合のオーブ解放作戦で初めて実戦に投入され、多数のストライクダガーを相手に戦果を挙げたが、こちらも物量に押されてかなりの数が撃破された。
その後、残存機はクサナギに搭載されて脱出。三隻同盟の戦力として戦い続けた。

ASTRAY』ではロウたちがオーブに立ち寄った際に登場。
内一機のギナが搭乗しレッドフレームと模擬戦を行うがガーベラストレートを白刃取りして奪い取り逆にレッドを斬り付けるという技を見せた。
しかし無理な体勢から攻撃を繰り出したため大きな負荷が掛かり直後に腕部が壊れてしまった。

C.E.73年時にも何機かが運用されている。




■派生機
◇M1アストレイ(シュライク装備)
型式番号:MBF-M1+EF-24R

スラスターとローター内蔵型の翼からなる装備「EF-24R シュライク」をバックパックに装着。長時間の単独飛行が可能になった。

C.E.73年時にムラサメの支援機として使われている。



◇ジャン専用M1アストレイ

煌めく凶星「J」ことジャン・キャリーの専用機。三隻同盟に所属して以降はこれに乗り続けている。
白一色に塗り替えられているが、性能は変化なし。



◇M1Aアストレイ
型式番号:MBF-M1A

主にアメノミハシラで製造されている宇宙用の機体。青く塗られてるので、ブルーフレームとよく間違われる。

機動性をさらに高めており、脚はAMBAC機能に特化した造りになっている。そのせいで地上だと歩くので精一杯な強度しかない。
宇宙での遠距離戦闘を念頭に71-44式改狙撃型ビームライフルを装備。サイズが大きく若干取り回しに難があるが高性能センサーの搭載により最適環境下での有効射程は400kmに及ぶ。

アメノミハシラに防衛戦力として配備されソキウスなどが搭乗している他、クサナギにも数機が積まれ、バリー・ホーらが乗り込んだ。



◇レイスタ
型式番号:MWF-JG71

M1アストレイのパーツを使って造られた作業用MS。ユン・セファンが設計した。

脚はクレーンに変形する機能を持ち、背部にはオプション装備を取り付けるハードポイントがある。
顔はダガーっぽくなっているが、趣味でガンダムフェイスに改造している機体も多い。

ジャンク屋組合が販売やレンタルを行っている。基本的に自衛を除く戦闘目的での使用は禁止されているが、戦力のないレジスタンスなどは戦闘用に転用している。
後継機にシビリアンアストレイがある。



◇ユン専用レイスタ

ユンが自分用として改造。一般機より性能は上昇。
各部に工具を入れるためのコンテナを取り付け、アンテナやソーラーパネルも追加している。

南米でエドを取材しているジェスの元を訪れ、アウトフレームのバックホームに風呂を追加した。
その帰り道、コートニーのザク量産試作型と遭遇するが、そこに現れたバリーの操縦で難を逃れている。



◇ジェス専用レイスタ

マティアスがジェスの取材用に用意した機体。
ガンカメラを装備し、センサーが改良されている。顔もガンダムフェイスに変更。

デブリに隠れてジェネシスαを撮影していたところ、後ろからブルーフレームセカンドに頭を破壊されている。その代わりの機体としてジェスはロウからアウトフレームを渡されることとなった。




■ガンプラ
割と人気の高い機体にも関わらず、本放送時は1/144コレクションシリーズ(肘と膝が曲がらないキット)しか発売されていなかった。
HGアストレイとは構造上の違う部分も多いため、改造も一筋縄ではいかない。
とはいえ、後期に発売されたキットのためプロポーションはそれなりによく、塗装をすれば素立ちでもわりと様になる。

この度、新たにHGで発売。00やAGEシリーズで培われた技術をふんだんに盛り込んだ、HG種シリーズ再開以降初の完全新規キットで、恐ろしい変態可動を誇る。また、ランナーに切り替えスイッチがあるためM1Aアストレイあたりがさらにキット化の可能性も……
追加設定の対艦刀が付属している。





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