どこでもドア

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どこでもドア - (2020/03/05 (木) 08:45:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/08/27(金) 12:09:08
更新日:2023/08/28 Mon 10:47:34
所要時間:約 4 分で読めます




ドラえもん」に登場する最も有名なひみつ道具の1つにして、危険なひみつ道具の1つ(しかもこの道具はその手の描写も実際に幾つか描かれている)。
使用者の思念・言葉を聞き、使用者の行きたい場所へと繋がる扉となる。

ワープ理論の応用であり、出発点から到達点への距離を「ドア一枚ぶん」の距離へと短縮するものである。

ただし当然のことながら原理は説明されていないため、
解説本では前述のように0距離にしているとされる他に、
通過した物質のみ(原子)コピーして入れ替えている(向こう側で物質作成&移動元を削除*1)など理屈にブレが生じている。

ちなみに前者でも色々と課題・疑問点は多いのだが、
後者の場合は既に向こう側にも入出力装置が設置されているような作品とは異なり、
『突然別空間を繋げて何らかの方法で向こうにもドア本体を出現させている』ことにはどちらでも変わりないので、その延長でドアの中も繋がっているでいいのでは?感がして少しパッとしない。
更に腕などの一部のみを向こう側に通過させつつ自由に動かすなどの挙動は多くの話で描写されているため、後者でも夢のある道具であることは間違いないが、こちらの理屈で考えるとかなり気持ち悪くなる。



一度繋がればドアが仕舞われるまで繋がっており、出発点からドアが閉められただけでは帰れなくなることはない。
閉じただけで空間接続が解かれる描写もある。


「どこでもいいから広い場所へ!」等の曖昧な台詞でも広い場所に繋がるが、
場所はランダムでそこにいる「なにか」に酷い目に遭わされるというのが常である。

例:
マタドーラ「行くぜ! 『銀行の大金庫室』!!」
→金庫の中にダイレクトにワープしてしまい一歩も動けなくなる


またのび太が家出した時にもドラえもんがこの道具を使い迎えにいくが、のび太がスネて帰らないというのもお約束。

のび太がしずかちゃんの家に行こうとした際には、よくしずかちゃん家のお風呂に繋がる。
のび太のイメージではしずかちゃん=お風呂、と言うことなのだろう。


一応ワープ距離には10光年という制限があるらしいが……。
ちなみに原作初期の頃は宇宙の果てまで行けた。
また、地図のない場所(未開拓惑星等)にも行くことはできない。
ただし、学習機能があり、一度訪れた場所ならそれ以降も使える。
ほぼルーラ(もしくはコズミックステイツ)である。

時間移動がある程度可能になる付属品もある。



  • 構造
●扉上部:空間探査機
●柱:四次元電流変換機
●扉下部:定着装置

4次元フィールド装置:内蔵型。3次元空間を4次元的に折りたたんで2か所を近づける為の装置。


例によってドラえもんがもっているピンク色のタイプは旧式であり、ドアよりも大きいものは通過できない。
(ドラミが持っているものはこれが可能。伸縮する)


未来においてはこれの登場により「銀河鉄道」が廃止になっている。

一度だけドアノブに時間を超える機能が付いた事がある。
そのせいで災難が……。


◆長編での活躍


序盤にこれを使ってワープ→なんらかのアクシデントが起こり故障→帰れない。
ということが度々発生する。

壊されたり、ワニに食われたり、燃える等ロクな目に遭わない。


映画版で最も頼りにならなくなる道具のひとつ。

ぶっちゃけ現実にこれがあったらうまく使えば生活に困ることはなくなるだろう。
皆のトラウマは、なんと言っても「雲の王国」のノア計画のシーンであろう。


余談

  • わさドラではこれと同等の機能を持つ「どこへでもドア」をハツメイカーで作ろうとするエピソードがあるが、その材料として木材や砂糖小さじ1杯、塩少々等を使っていた。

  • コロコロコミックに連載された『まんが版 ドラえもん百科』(西田真基/藤子プロ)では、ドラえもんがこの道具の修理がてらのび太を連れて行った工場見学にてキテレツくんの子孫が発明したことが明かされた。
    • ついでに、回転ドア型や高級などこでもドアやタケコプターの様々な上位機種がある中、ドラえもんが使っているお馴染みの道具は 一番安物 であることも暴露。
    • また、グレードアップパーツがあることも判明。安物がバレてのび太に笑われたドラえもんが説明を聞かずにどこでもドアにつけたところ、時間も移動できるようになり、ママから逃げようとどこでもドアに駆け込んだのび太が恐竜時代に行ってしまった。


追記・修正は時差に気を付けてお願いします。

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