『JINKI』シリーズ

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『JINKI』シリーズ - (2018/05/18 (金) 21:33:17) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/29(月) 15:08:04
更新日:2024/02/05 Mon 09:10:20
所要時間:約 7 分で読めます




ロボット(と強姦)をこよなく愛する漫画家、綱島志朗が描くロボット漫画シリーズ。

諸事情により度々掲載誌が変わっており、話の流れが複雑化している。

近年はやたらエロく、ファンの間でも賛否両論。
そのあまりのエロさからか、このたび一般漫画でありながら正式なエロゲ化が決定。一般漫画がエロゲになるというのは、前例がほとんどない珍しい事態だが、アニメ化したほどの作品という条件では前代未聞である。
この事はファンの間では色々騒ぎを巻き起こしており、賛否両論飛び交っている。

また、ドラマCDも発売した。




【JINKI -人機-】
『ガンガンWING』で連載されたシリーズ最初の作品。

この頃はおっさんキャラが多く、美少女だらけの続編よりこっちの方がいいと言うファンも多い。コミックスはガンガンWING版とコミックブレイド版があるが、前者は絶版となっている。

エニックスお家騒動により連載が中断され、グレー決着になってしまった。


《あらすじ》
ロボット大好きで、趣味がその手のプラモデルである少女、津崎青葉。
周りの女子と話が合わず、友達がいない彼女は、ある日突如現れた母を名乗る女装男に誘拐される。だが、誘拐された先では折り合いの悪い本物の母が待っていた。母を拒絶し飛び出した青葉は、そこで本物のロボットに出会う。
その名は、人機〈モリビト2号〉――。
南米ラ・グラン・サバナで津崎青葉の物語が始まる。


《単行本》
全4巻。
『ガンガンWING』版と『コミックブレイド』版、後述の時系列を再構成して纏めた完全版の三種。
最初の頃と今では絵がかなり違う。
ブレイド版とWING版で4巻巻末に収録されている読み切りが違う。




【JINKI:EXTEND】
エニックスお家騒動の後、『コミックブレイド』に移籍して始まったJINKIの続編。

3年後の話で、舞台は日本。
ヒロインが一気に増えて一部の読者からは不評。また、ヒロインの一人がレイプ(未遂?)された事で有名であり、“JINKI=レイプ漫画”と印象付けた。
シリーズエロ化の始まりである。

ブレイド編集者といざこざがあり、前作との空白の3年間を描く『ミッシングリンク編』の途中で打ち切られてしまう。


《あらすじ》
記憶喪失の少女、柊赤緒は強い“血族”反応を持ち、勘違いから両兵に攻撃される。
なんとか誤解は晴れるものの、直後に近くで人機による破壊活動〈ロスト・ライフ現象〉が発生した。
人機が入ったコンテナを発見した両兵は、赤緒に「人を助けたいならコレに乗れ」と促す。
そして、赤緒を乗せてコンテナから現れた人機は、かつての青葉と両兵の愛機〈モリビト2号〉だった。


《単行本》
全9巻。
1〜5巻までがEXTEND本編。6〜9巻は前作ラストの続きから始まるミッシングリンク編。
2011年6月より完全版が発売。
6巻収録の短編が未収録になった代わりに書下ろしの新エピソードが収録された。



【JINKI GALS COLLECTION】
EXTENDが打ち切りになり『電撃大王』での復活が決定した際、復活までの数ヵ月間『電撃萌王』に連続掲載されたイラストコーナー。

これらのイラストは、後に真説(後述)の単行本を全巻購入して応募できる画集《JINKI GALS“SECRET”COLLECTION》に、追加イラス

エロい。
どう見ても赤緒がS○Xしているようにしか見えないイラストが掲載され、ファンの間で物議になった。この赤緒のイラストはそのままで十分過激だが、画集の方にはそれよりさらに過激な物(過激すぎてボツになったらしい)が載っている。



【JINKI -真説-】
『電撃大王』で始まったシリーズ。

途切れた『ミッシングリンク編』の続きから始まるが、EXTENDには戻らずに『JINKI』『ミッシングリンク編』と合わせて初代主人公“津崎青葉の物語”として完結した。
ややこしい。

EXTENDの過去にあたる訳だがEXTENDの設定と矛盾が生じている。

青葉と両平が○EXしており、雑誌掲載時にはカット。単行本(大判のみ)に収録された。さすがにアソコは映らないが、モロにSE○シーンを描いている。

単行本は初代、ミッシングリンク、真説を全て合わせ、カラーページを完全再現し、ピンナップ(やはりエロい)まで付いた大判コミック『JINKI -真説- COMPLET EDITION』(全5巻)と、真説として連載された分のみ収録した通常サイズコミック『JINKI -真説- FINAL EPISODE』(全1巻)がある。
大判コミックを全巻購入すると、上記の《JINKI GALS“SECRET”COLLECTION》の応募者全員サービスに応募できた。


《単行本》
大判は全5巻。
1,2巻は『JINKI -人機-』4巻を収録。
3,4巻は『JINKI:EXTEND』6〜9巻収録(ただし、6巻冒頭にある過去編導入部はなし)。
5巻は真説としての連載分。
また、大判5巻から○EXシーンを省いた通常サイズコミックが全1巻。従来のコミックスを持っているなら、通常サイズだけ買えば問題ない(エロシーン見れないけど)。





JINKI:EXTEND 〜RELATION〜
電撃大王からドラゴンエイジに移動して始まった最新シリーズ。

EXTENDの途切れた部分(ミッシングリンクに入る直前)から始まるのではなく、かなり話が飛んでいる。またEXTEND時にはなかった真説からの新設定(EXTENDとの矛盾)が入っており、地続きの続編なのかパラレル的な続編なのかはっきりしない。
しかし作中後半で続編だということが明言された。

主人公機は従来のモリビト2号ではなく、新型〈モリビト天号〉。


《あらすじ》
女の子が大好きな柊蒼旗は、ある日地元で人機の戦闘に巻き込まれる。
その最中、人機の操主である青年が蒼旗を瓦礫の落下から助け、代わりに死んでしまう。しかしその青年――両兵は魂を切り離し、幽霊状態で生きて(?)いた。
両兵は蒼旗に自分の代わりに戦えと要求するが……。


《単行本》
現在5巻まで発売中。

《ドラマCD》
2010年冬発売予定。
キャストは後述のアニメ版から変更されている。




このように、ガンガンWING→コミックブレイド→電撃大王→ドラゴンエイジと、計4誌(移転2回)に渡りシリーズを展開している珍しい作品である。
ここまで迷走しながらも続けるのは、やはり作者が本当にこの作品を愛しているからだろう。


JINKI:EXTEND(アニメ版)
『JINKI -人機-』と『JINKI:EXTEND』を元にしたアニメ作品。キャッチフレーズは「ロボットアニメの最高峰」「全てのロボットアニメは道を譲れ!」

……偉そうな肩書きだが、はっきり言って黒歴史。
12話という短さに『JINKI -人機-』4巻と『JINKI:EXTEND』6巻分を詰め込んでおり(EXTENDはほぼオリジナルだが)、尺が足りずかなり駆け足展開。また過去(人機)と現代(EXTEND)の映像を切り替えながら話が進む『エクステンド方式』という演出を行うが、その説明がないため原作を知らない人は最悪最後まで時間の切り替えだという事に気付かない。
しかも切り替えの度に話が飛ぶので内容が繋がらない。

原作を知っていて何とか7〜8割ほど理解できるかどうか、というカオスな内容になっている。
おかげで「全てのロボットアニメは道を譲れ(笑)」とか「全てのロボットアニメは道を譲る(気の毒で)」とか散々な言われよう。



【JINKI EXTEND Re:VISION】
JINKI初のゲーム作品。

ゲーム化発表の際にジャンルなど様々な憶測が飛び交ったが、なんとファンの予想の斜め上(下)をいく18禁PCゲームだった。
シリーズのエロ化もついに来るところまで来たということか……。

制作は戯画で、ジャンルはAVG。原画は作者の綱島志朗本人が担当するので、エロ化肯定派ファンにとってはまさに至高の一品になるだろう(エロ肯定派は戯画マインにならないことを祈ろう)。
だが、エロ反対派にとっては最悪の展開である。
後に似たようなロボモノの原画を書いている。

ストーリーは『JINKI:EXTEND』をベースにしてゲームオリジナル主人公“氷野顕”で展開する。ゲーム主人公だからか、従来の主人公(青葉、赤緒、蒼旗)とは違い名前に色が入っていない。
また、新キャラクターが2人ヒロインに追加される。



……コートの人無理なくね?





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