あつくもえる てき

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あつくもえる てき - (2022/05/25 (水) 13:48:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/05/23(水) 01:21:44
更新日:2024/02/25 Sun 05:45:02
所要時間:約 2 分で読めます





あつくもえる てきに
ゆくてを ふさがれた!



これはスーパーファミコンのゲームソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場するキャラクター。


HP:620
PP:0
オフェンス:131
ディフェンス:6
スピード:30
経験値:37618


ゲーム終盤に訪れる地底大陸パワースポット『ファイアスプリング』に出現する雑魚敵
だが雑魚敵と言ってもPKファイアーγ(相手全員に180~300のダメージ)と同効果の火を吹く攻撃とPKファイアーΩ(相手全員に240~400のダメージ)と同効果の辺りを火の海にする攻撃は脅威であり、同ダンジョン内の敵キャラの中でも最高クラスの火力を誇る。
装備品でこれらのダメージを抑える事は可能だが、対策なしでこいつに次ぐ火力を持つPKおとこ・かくうえと同時に現れたら一気に全滅する可能性は遥かに高くなる。

その反面ディフェンスはたったの6(オネットのシャーク団以下)。まさに『やられる前にやる』を地で行くモンスターである。PKファイアー系は効果がないがPKフリーズには滅法弱い。

倒すとたまに換金アイテムのメテオタイトを落とす事がある。





ここまで色々と語ったがこのキャラの最大の特徴及び魅力は何といってもド直球すぎるネーミングセンスである。
見た目はマグマそっくりだが表面には顔が浮かび上がっており何と表現すればよいかわからない容姿で、ただのマグマではないから最終的に決められた名前が『あつくもえる てき』

今までのRPGの敵キャラクターの名前にはっきりと『敵』と入っているのは間違いなくコイツだけである。
決して「完全に投げやりじゃねーか」とは言ってはいけない。
ちなみに海外での名前は「Soul Consuming Flame(魂を喰らう焔)」。唯一の可愛げだった名前が翻訳によって仰々しくなっているため、海外勢にとってはトラウマ必至である。

コイツと戦う時のBGMはなんと「おまえのばしょ」のボス戦BGMと同じ「Sanctuary Guardian」。
雑魚キャラでボス戦BGMが流れるのはこの『あつくもえる てき』だけである。と思いきや魔境の雑魚敵である「サカナにんげん・あに」、博物館に二体だけいる雑魚敵「ひびわれおとこ」も同BGMが流れたりする。

また弱点である防御力について、当時の攻略本*1には「ディフェンス262」と記載されており、「システム上のディフェンス最大値は255で、それを超えた262を実装しようとした結果、オーバーフローして6になった」という説が浮上している。ちなみに同攻略本でディフェンス255を超えるとされる敵は「じゅうそうびポーキー(ディフェンス274)」と「ギーグ(ディフェンス300)」のみであるが、いずれもゲーム中の数値は255である。ボスだけちゃっかりオーバーフローを回避しているあたり、修正漏れ説が現実味を帯びる。


正に『あつくもえる てき』は圧倒的な強さと専用BGMと最高のネーミングセンスを兼ね備えた素晴らしい敵キャラクターなのである。



あつくもえる てきは
ついき・しゅうせいしてきた!

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