IT(作品)

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IT(作品) - (2017/12/02 (土) 01:32:25) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/02/28(日) 20:39:23
更新日:2024/02/06 Tue 21:00:36
所要時間:約 3 分で読めます



“それ” は27年ごとに戻ってくる。


IT(イット)

1986年に発表されたスティーヴン・キングのホラー小説。
また、それを原作とする1990年のTVドラマシリーズおよび2017年の映画。



人間の弱さに付け込む不気味なピエロ、ペニーワイズに翻弄される人々を描くホラー作品。

前半は少年達とペニーワイズとの戦いを。後半は大人になった主人公達が再びペニーワイズと戦う構成になっている。
ただし原作では二つの時間軸は交互に描かれている。

キングお得意の陰鬱だがほのかな希望がある人間社会と青春の描写も特徴。

あとやっぱり最終的には観念的なぶつかり合いになる。

しかし分量もとんでもなく長い。
ハードカバー上下巻文庫全四巻で1000ページ以上
TVM版は約3時間
映画版は少年編現在編別々でおそらく計4時間以上。
前述の構成と内容もあってすごく疲れる。





「IT」とは鬼という意味で、三十年毎に復活するピエロの姿をした怪物である。

子供や、ペニーワイズと関わったことがある、といった一部の人間にしか見えず、普通は太刀打ちできる存在ではない。

ピエロの恰好でおどけて見せたりするが、子供を襲い殺す危険な存在である。

弱点は銀で、子供時代に深手を負わせ撃退できたが、完全に倒せたわけではなく三十年後に復活した。

ペニーワイズが復活したことは、死んだ弟の写真から血が流れたことで発覚した。

連続殺人鬼ジョン・ゲイシーを基に書かれたといわれている。

ペニーワイズはその容姿からドナルドのMADに使われたりもしている。

この映画は非常に多くの者にトラウマを植え付けたことで有名である。
実際にピエロ恐怖症(道化師恐怖症)というものもあるので、気になる人は調べてみるのも一興。


また、キングの『ダーク・タワー』シリーズとは関連性があり、並行世界と亀の関係性にそれが窺えるほか、『ダーク・タワー』シリーズにはペニーワイズがゲスト出演している。


「はみだしクラブ(The Losers' Club)」 

ペニーワイズに立ち向かう7人の少し不幸な子供たち。

27年後に中年になっても、約束のためにもう一度故郷に集結する。

ビル・デンブロウ
吃音。リーダー格。
弟をペニーワイズに殺害された。
大人時代は作家。嫁が女優。

ベン・ハンスコム
デブのいじめられっ子。
大人時代は建築家。しかも痩せた。

ベバリー・マーシュ
今でいうとオタサーの姫。
父親にDVされている。
大人時代はファッションデザイナー。今度は夫にDVされている。

スタンリー・ユリス
ユダヤ人。
大人時代は会計士。物語初っ端で恐怖を思い出した結果自殺する。

マイク・ハンロン
黒人。
大人時代は図書館司書。唯一故郷に残っていた。

リッチー・トージア
おしゃべりクソ眼鏡。
大人時代はDJ。眼鏡でもなくなった。

エディ・カスプブラク
喘息のチビ。
毒ママ持ち。
大人時代はリムジン配車会社社長。でも心気症。

「デリー」
物語の主舞台。
アメリカ合衆国メイン州の都市。
『骨の袋』『ドリームキャッチャー』『不眠症』などの舞台にもなった。

なんだ、また三十年後によぼよぼの爺さんになって追記・修正するのか? 冗談じゃない。俺達の代でこの項目の追記・修正を終わらせるんだ!

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