リナ・インバース

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リナ・インバース - (2016/11/11 (金) 10:56:06) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/11/10(火) 21:08:28
更新日:2024/04/25 Thu 11:25:15
所要時間:約 6 分で読めます






黄昏よりも昏きもの


血の流れより紅きもの


時の流れに埋もれし偉大な汝の名において


我ここに闇に誓わん


我等が前に立ち塞がりしすべての愚かなるものに


我と汝が力もて


等しく滅びを与えんことを!


竜破斬(ドラグスレイブ)!!







スレイヤーズ」シリーズの主人公


長い茶髪を持つ、旅の魔道士。

出身はゼフィーリア首都、ゼフィール・シティ。
郷里の姉ちゃんに「世界を見てこい」と言われて当てのない流浪の旅に出る。

年齢は十代後半(作品の時系列で多少の変動あり)で、
同年代の女性に比べて背が低いことと胸が小さいことをけっこう気にしている。
初対面のガウリイいわく、
「ドングリ目のペチャパイのチビガキじゃあないか」
しかし、実はスレイヤーズ世界の女性に巨乳が多いだけで、リナの体格からすれば平均的なバストは持っていたりする。

魔道士としての腕前は若いながらも超一流で、簡単な呪文から高威力の攻撃呪文、さらには既存の呪文の独自アレンジなどバリエーションは幅広い。
しかし精霊魔術の最強呪文「崩霊裂」や高位の回復呪文「復活」は使うことができず、特に後者が使えないことは何度も嘆いたり悔やんだりしていた。

また剣士としてもそれなり以上の実力を持つが、腕力の低さとガウリイの存在のせいでいまいち白兵戦では活躍していない。

趣味は盗賊いぢめ。それでついた異名が「盗賊殺し」(ロバース・キラー)。
攻撃呪文を連射して野盗をしばき倒し、彼らの奪ったお宝からめぼしい物を頂戴していく。
旅の路銀はこれで稼いでおり、その手際は鮮やかの一言。

本編での様々な活躍から、後世では「魔を滅する者(デモン・スレイヤー)」と称される様になる(『恐るべき未来』超あとがきより)。
だが本人は本編最終巻での戦いの経緯から、エンディングでそう呼ばれた時嫌がり、その後もその名を聞くたび苦い顔になったという『ナーガの挑戦』スレイヤーズ せれくと版超あとがきより)。


◆重破斬(ギガ・スレイブ)
リナの使える最強の魔術。

金色の魔王の力を借りることで、ありとあらゆる物を飲み込む「虚無」を作り出す。
その威力は作中に登場する呪文でも最上級であり、上位魔族でもこれを食らえばひとたまりもない。

世界の果てに存在する混沌の中に金色の魔王がいると彼女は認識していたが、長編七巻で混沌そのものが金色の魔王であることを知り、術を完成させる。
所謂「未完成版」と「完成版」で詠唱が一部異なるのは、この力の源が何であるかをリナがちゃんと認識しているか否かの違いである。
なお、この術はは虚無の末端、金色の魔王の力そのものの一部をリナ達のいる世界に顕現させる術である為、制御に失敗すると最悪の場合世界が滅びる。

反面魔力の消費も大きく、一度使うと髪色が抜け落ちて白髪になる。
また制御も非常に困難であり、未完成版でさえ万全の状態でも精神を長時間集中させる必要がある。
さらに大量の生体エネルギーを消費するため、怪我をしたり大きなダメージを受けている時は使えない。

一回試し打ちをした時は砂浜を「死の入り江」に変えてしまい、しかも後に短編で詳細が書かれた時は「報酬なしの腹いせにプライベートビーチを粉砕」というあんまりな事になっていた。

リナは「制御に失敗すれば自分は死ぬだろう」ということは悟っていたが、旅の途中に知り合った巫女・シルフィールに「制御に失敗すれば世界が滅ぶ」と聞かされ、使用を躊躇うようになる。
しかし冥王フィブリゾとの戦いで絶体絶命の危機に立たされ、完全版の使用を余儀なくされる。
そして術の制御に失敗し、リナが意識を失ったその時、彼女の肉体を乗っ取って金色の魔王がこの世界に降臨したのだった。
そのことを知る由もないフィブリゾがリナを攻撃した事で肉体を乗っ取っていた金色の魔王が反撃、あっさりと冥王を消滅させてしまった。



◆神滅斬(ラグナ・ブレード)
謎の神官ゼロスから買った魔力増幅の呪符を使うことで発動できるようになった呪文。

生み出した虚無の力を両剣の形に収束する。
金色の魔王の力を借りた術だが、重破斬より威力が低くリーチも短い。
そのかわりに制御しやすく暴走の恐れも薄いため、重破斬の危険性を知ってからはこちらを多用するようになる。

また威力が低いとはいえ高位魔族でもやすやすと切り裂く破壊力を持つ。

原作長編の最終決戦では夢の二刀流を披露した。

◆竜破斬(ドラグ・スレイブ)
魔族の力を借りて発動する「黒魔術」の中で(存在自体が未知だった「金色の魔王」の力を除くと)最も強い魔術。
太古7分割されて人の輪廻の中に封印され、「降魔戦争」の時代に7分の一が復活するも氷漬けになって封印された「赤の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ」の力で発動し、
強大な朱い閃光によって巨竜をも粉砕する。

リナクラスの魔力容量、ないしは魔術に対する相性が無いと使いこなせない。
欠点は威力に比例して効果範囲も広く詠唱時間も長いため、乱戦や都市戦では迂闊に撃てない(または唱える隙を持てない)こと。
また高位魔族やそれに類する存在は「力技で振りほどく」・「解呪する」という対策をとるため決め手にはなりづらく、
そもそも第一巻の様に「シャブラニグドゥ」自身を相手にした場合、「自殺してくれ」なんて無茶な願いを本人に頼む感じになるため無意味化する。
このため長編では出番が少なく、4・7巻では光の剣に竜破斬を上乗せした「竜破斬剣」という応用版を使っていた。
…だが最終巻ではある事情から最後の決め手となった。




以下、長編での主な活躍

  • 一巻
野盗との小競り合いの最中ガウリイと出会い、助けられる。
野盗から盗んだ「ある物」のせいでゼルガディスとレゾの争いに巻き込まれ、戦いの中蘇った魔王・レゾ=シャブラニグドゥを重破斬と光の剣の合わせ技で撃破した。

  • 二巻
アトラスシティで仮面の魔族セイグラムと出会い、戦闘になる。
最終的に撃破には至らず、痛手を負わせるが逃げられてしまう。

  • 三巻
覚えのない指名手配を受け追われる身に。
事態を解決するために向かったサイラーグでレゾのクローンと出会い、付け狙われるが、仲間の協力を得てこれを撃破する。

  • 四巻
大都市セイルーンで王族のお家騒動に巻き込まれ、凄腕の暗殺者・ズーマや魔族カンヅェルの襲撃を受けるが、ガウリイとのコンビネーションで撃破する。

  • 五巻
大昔にサイラーグシティを滅ぼした魔獣、ザナッファーと対決。
神滅斬の初使用で魔力耐性を持つ敵の皮膚を貫き、撃破。

  • 六巻
かつて退けたセイグラム、ズーマに相次いで命を狙われる。
ついには融合した二人、さらにセイグラムの頼みで現れた魔族たちと戦い、撃破する。

  • 七巻
魔竜王ガーヴとその配下の魔族に命を狙われる。
竜破斬剣で魔族ラルタークを撃破し、神滅斬でガーヴと切り結ぶが、その最中に冥王フィブリゾの介入を受ける。

  • 八巻
フィブリゾにガウリイを誘拐され、彼を助けるためサイラーグに向かう。
フィブリゾとの戦闘で仲間たちを倒され、やむなく重破斬を使用。
制御に失敗して金色の魔王を降臨させてしまう。
しかしフィブリゾがうっかり金色の魔王を攻撃したせいでキレた魔王が逆襲を始め、フィブリゾを撃破する。

  • 九巻
フィブリゾとの戦いで失ったガウリィの『裂光の剣』のかわりとなる剣を求め、各地の伝説の剣を見てまわる。旅の途中で立ち寄ったベゼルドの町で覇王グラウシェラーの部下、覇将軍シェーラの武器にして魔族のドゥールゴーファと戦う。この戦いで、冥王に引き続き、覇王の動きを感じることになる。またここでルーク・ミリーナの「バカップル」(?)コンビと出会い、後にソラリア・ディルスで共闘することに。

  • 十巻
前回に引き続きガウリィの剣探し。
魔法アイテムを集めているという地方都市「ソラリア」の領主を探る。領主は以前リナが悪事を暴いた王国の王族で、性懲りもなく悪事を画策しリナによって露見する。領主との戦闘中、これ以降のガウリィのメインウェポンとなる『切れ味は並だが、耐久性は馬鹿みたいに高い魔法剣』を手に入れる。

  • 十一巻
魔導師教会に対して反乱を起こしたクリムゾンの教会を鎮圧する為にクリムゾンへと向かう。
最終的に、この反乱の裏で糸を引いていたのはシェーラで、クリムゾンの教会長の妻にドゥールゴーファを渡し、混乱を作りあげていた。

  • 十二巻
クリムゾンシティでの事件の報告書を魔道師協会に提出したリナ。しかし内容が内容だけに信用されずに、お偉いさんからそれならば最近起こっているデーモン大量発生事件の調査を依頼され手掛かりを求めてディルス王国方面に、向かったディルスには最近頭角を現してきたという傭兵上がりの女将軍「シェーラ」が……

  • 十三巻
ディルス帰りにまたデーモン大量発生事件に巻き込まれ、かつて知り合った黄金竜とその知り合いな偉そうなエルフと合流し3たびディルス・シティに。
そこで彼女たちが見たものは魔族の巣と化した王宮と、前巻の依頼人の変わり果てた姿だった。

  • 十四巻
旅の途中セレンティア・シティに立ち寄り、「大神官死亡後いがみ合いだした4人の神官達の調査」を魔道師協会から依頼されたリナとガウリィ。神官の依頼で動いていたルーク・ミリーナと共闘するも、
その途中で起こった「最悪の事件」によって、セレンティアに「復讐者」が誕生する…。

  • 十五巻
再び起こったデーモン大量発生事件と天候異常。黄金竜・エルフとの合流、ゼロスとの再会、サイラーグへの誘導、魔族の妨害…輻輳する思惑が一つになるとき、
最後の戦いの幕が開く。それはリナとガウリィにとって最もあってほしくなかった戦いにして、悲しき魔人の望んだ決着の舞台だった…。


  • スレイヤーズVSオーフェン
オーフェンとタッグを組み、史上最悪の敵キーガ(キース+ナーガ)をぶちのめす。「ぽいもの」の命名者。

桃缶にガッカリしていた。

  • グランブルーファンタジー
コラボイベント『スレイヤーズまぐな』にてガウリィ・ナーガと共に参加。古戦場で起きている怪現象について調べる内、主人公率いる騎空団に同行することになる。


ゲームでの活躍
参戦作品随一の知名度からかガウリィと共に一番最初に仲間になる。
このあたりスタッフわかっている。

能力は所謂魔法使いタイプで高火力紙装甲

必殺技はドラグスレイブとギガスレイブの2つでメニューで切り替え可能
ドラグスレイブはヒット数が多く使いやすい
ギガスレイブは威力は高いがヒット数は1でHPも消費してしまう諸刃の剣

期待されたオーフェンとの絡みは「何か前にどっかで会ったことある気がするんだけど…」と匂わす程度


  • グランブルーファンタジー
ナーガと共にプレイアブル参戦しており、火属性SRのバランス型。レアリティSRとしては初の4つのアビリティ持ち。
配布キャラとしては珍しく無属性アビリティ持ちであり、リカバリィはヒールにクリア効果が乗っているなど癖がなく使いやすい。
アビリティを使うほど奥義火力が増す特殊なキャラだが、如何せんリキャストが最低でも6と火力上昇目的でのアビリティの連発には向いていない。
因みにナーガと同時にチームに入れていると特殊な掛け合いが発生し、上限解放絵は1巻の表紙絵が元ネタである。




とっとと追記・修正しなさい。
wiki篭りに人権はないのよ。




追記・修正してくれないと
また、あばれちゃうぞ!



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